230 【R18えろぐろ】妖虫戯曲
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[下ろした手は獲物を捕らえる為に使う。 喰らい強くなれば主に必要とされるだろう。 分かっていながら動けぬのは喰われる可能性もまた 強く見ているからに他ならない。 息を潜め隙をつければ勝機もあるやもしれないが その隙を見出せるかは神のみぞ知る。 昏い眸には些か物憂げな色がのり僅かに伏せられ]
…………。
[吐いた息にもそんな感情が漏れてしまう。 ふと視線>>0:30を感じた。 気配辿るように徐に目を向ければおもんの姿が留まる。 何か、と問うように首を傾げるも声を掛ける前に、 またひとつ、近くに気配を感じ、くちびるを結ぶ。]
(6) 2015/07/07(Tue) 01時半頃
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[女の脚を抱え戻ってきた置壱>>0:28からの声に 物憂げなままの眸が向いて]
あ、ああ、そうだね。
[一瞬の揺らぎの後、落ち着いた常の表情を繕い笑みをのせた。 重そうに見える脚――。 欠片なりとも喰らえば少しは足しになろうか。 そんな事を思いながら、置壱に]
折角だから頂くよ。
[頷きとともに返事をすれば 投げようとするさまが見えて、慌てて受け取る構えを見せた。*]
(7) 2015/07/07(Tue) 01時半頃
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[問いかける置壱>>0:34に首を横に振るう。]
私は知らない。
[短い応えを向けながら 置壱が脚の持ち主に興味があったのだと認識した。 どのような式神であったか、脚だけではすぐに繋がらない。 おもんもまた知らぬ様子>>0:37。 誰も心当たりはないかと思った矢先、 別の反応が余四朗>>0:43よりあり]
……。
[喰う事を考えた一平太の喉骨が僅か上下する。 けれど、喰う気にならぬとの置壱の声>>0:47があり 少しだけ考える風に、硬いと称された脚を眺める。]
(8) 2015/07/07(Tue) 02時頃
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[平らな腹を着物の上より撫でれば 喰い足りぬとばかりの空腹感を思い出す。
脚だけではつまらない。 感じる欲は食欲だけではなく。、 けれど戯れに付き合わせるほどの相手はもう喰らってしまった。]
最後の一匹――… 主様の望まれる強き式神、か。 お喜び下さるだろうか。
[目を閉じ瞼に思い描く、一時。 誰が残ろうと齎される結果は同じ、とそんな考えが過ぎり そっと持ち上がる睫が微かに震える。 喜ぶその姿、眸に映せるも最後に残る一匹のみ。 壷の中から主を思い、真上を仰いだ。**]
(9) 2015/07/07(Tue) 03時頃
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[仰いだ先に主の姿は見えない。 昏い眸を眇めて、小さく息を吐き出す。 おもんの声>>10が聞こえればそちらを向き]
強くなれば、主様も喜び褒めて下さろう。
[ゆると頷き同意を示す。 置壱の言葉>>13にも彼を見遣り頷いて]
――…この中の一匹だけがその栄誉を預かる。
[そうなりたいと望むは己だけでないだろう。]
(19) 2015/07/07(Tue) 22時半頃
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[置壱とおもんを交互に見遣り、 元蜥蜴の式神である一平太は、す、と下がる。 戯れだけならば混ざるも一興だが 流れで喰われるのを警戒し息を潜める心算で。**]
(20) 2015/07/07(Tue) 22時半頃
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[おもんと置壱が対峙するものと思っていたが 少し離れた位置で見守る一平太の予想は外れ 余四朗と話していた置壱の跳躍が見える。
驚いた風に目を瞠り、無意識に半歩下がれば ぱきんと足元で乾いた音が鳴る。 視線落とせば、細い白が折れ、砕けていた。 どの式神の名残かは知れない。 悼む気持ちもないが、 一歩間違えば同じになっていただろう。 否、これからそうなるかもしれない。 己の中の弱気を打ち払おうとふるり頭を振れば 高い位置で結ぶ髪が大きく揺れた。]
(43) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[向けられる視線はひとつ、ふたつ。 沙耶とおもん、見目麗しくある式神たちの眼差しに ピクと肩を揺らすものの、へらと笑い]
そう見られては照れてしまいますよ。
[そんな言葉を向けて]
何が御用で――…、なんて。
[思い浮かぶ用件など絞れるものだが 荒事を好まぬふうの蜥蜴の式神は ゆるく首を傾げてみせた。]
(45) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[沙耶の意識が今どちらに向くか知れぬまま 一平太は笑み浮かべるおもん>>47の言葉に 髪に隠れぬ右目を瞬かせた。]
麗しい方を前にすれば男とて緊張するというもの。
[可愛らしいという言葉からも おもんの余裕が感じ取れるようで]
ああ……、 あなたのような方のお誘いとあらば 断るのも無粋というもの。
[少しずつ詰められる距離。 力の差を感じればこそ、逃げられぬという思いもあり 引くことはせず、その場でゆると、おもんに掌を差し出す。]
(48) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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