14 Digital Devil Spin-Off
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/*
此れで理持ちが6人、か? あんまり理無しを落とすと それはそれでしんどい気がするんだ。 あとラストウルフがんばれ超がんばれ。
(-6) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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―アザブ― [キリシマが、最期――此方を見たとき 何もかもを諦めたようなあの表情が 少しだけ、薄らいでいた気がした。 少年の表情は前髪に隠れて、見えない。 ただ唇は結んだまま。]
――…… …
[神剣を、引き抜く。 剣には血糊はつかねども はたり――はたり、と緋色は落ちて (10)の雫を、散らした。]
(1) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 01時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 01時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 01時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 01時半頃
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/* レティーシャすまない。 コトワリが生まれたのにな…!
ドナルドと迷ったとか酷い。 参った。
(-13) 2010/06/09(Wed) 01時半頃
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―アザブ―
[キリシマの顔を見下ろしながら、 暫し、その場に佇んだ。]
――……はい。
[はたり、と、毒の混じる血がまた落ちた。 7度、咽喉を撫ぜる毒の主。 死の器を満たすもの。 陽炎《カゲロウ》とは彼女の願いし世界。 分からなかった。あの問答の答えに、なっていたのか。]
――レティ、
[《理》のことを、尋ねようとした矢先 その彼女が崩れ落ちたのは――。]
(11) 2010/06/09(Wed) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 02時頃
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―アザブ―
レティーシャ――
[――多分。
彼女は弱りすぎていたのだ。 反射的に伸ばしかけた手が触れそうになるのを 《ヒルコ》が、――制した。 僅かな飛沫、毒の欠片。 灼けるような痛みがある。 破魔の加護があればこそ、無事で居られるか。]
無茶を するから ―― …ッ
[陽炎《カゲロウ》は、揺らいで さながら彼女の笑みのように、 ほどけていった。]
(15) 2010/06/09(Wed) 02時頃
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―アザブ―
…――…――
[ベネットが言葉を投げかけ、戻る準備をしている間、 もう届かない相手へ向けて]
その、世界が あったとして。 陽炎のようにうつろう世界で。 …君の隣に、いる人は
……見つかったんだろうか。 僕には、…分からなかった。
[静かに呟く。加護があっても消しきれぬ、 毒の血のごく僅かを受けた手の甲が痛む。]
(16) 2010/06/09(Wed) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 02時半頃
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ところで僕は どのへんで死んだら お話的に美味しいだろうか。
(-40) 2010/06/09(Wed) 09時頃
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[りぃん、と静かに鈴が鳴る。 あの、彼方の空間から呼び掛ける音。 もう、はっきりとした響きとして少年の裡に、在る。
―――満ちたのだ。
荒川が朔月と例えた頃とは もはや比べ物にならぬ。
空を掻く爪の音に顔を上げた。 泳ぐ青龍。 見知ったものたち。 降り立つのを待つ。]
(29) 2010/06/09(Wed) 09時頃
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キリシマさんは、そこに。 …―――
僕が、殺しました。
[静かに謂いながら、 収めた剣を握る手は微かに強張り、握りしめられる。
レティーシャについても 求められれば答えよう。 触れてはならないと、 そう謂いもした。 共工を知る吾妻やたまこは 彼女について詳しく告げるであろう。
―――じくりと小さな痛み。 メギドの炎が掠めたか、左の二の腕のあたりが焼け、焦げた皮膚が覗いていた。]
(30) 2010/06/09(Wed) 09時半頃
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――…荼毘に付す。 ……きっと、それが…いい。
[静かに謂う。 あの、地下街で交わした問答の最後、 彼女はなんと言っていたのだったか。 それでもやはり、笑っていたか。 ――冗談めかして。]
(33) 2010/06/09(Wed) 10時半頃
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――……僕は、決めましたから。
[己が側面が、未だ軋みはする。 落ちていれば死んでいたはずの者を 助けて、そして殺し。 きつくきつく、剣を握り締めた。]
《理》を継ぎ、貫くものとして ――在ります。
[握り締めていた手が白くなろうとも、 声は静かに。]
(36) 2010/06/09(Wed) 11時頃
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ひとりになっても。 そうおもう。 ひとりになっても ひとりでは、ない。
そう願う。
――意味のないことなどないのだと。
(-41) 2010/06/09(Wed) 11時頃
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…悪魔も
…人間も
そうでない者も
…各々が各々であり、 互いに影響しあい、支え合う
それを忘れない世界。
…――、僕は。 ……願います。
(37) 2010/06/09(Wed) 11時半頃
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――僕は。
[――剣は、きつく握ったまま。]
…説きます。
この、各々個があるがゆえ支え合うことも、 互いを知ることの喜びも悲しみも。 全てが「縁」で繋がっている世界のことを。
もとより「幸せ」だったひとも 更なる大きな「縁」を感じられるように。 例えば、眠りの縁でしか訪れられず殆どの人が忘れていたあの深いアラヤの世界を想えるようになるように。
…僕は出逢ったことを忘れたくはない。 刻んだ痛みも忘れたくはない。 ――忘れずに、新たな高みへ歩むことだって出来るはずだ。 忘れていたメッセージを、思い出せるなら。
[それは願いでも あった。]
(39) 2010/06/09(Wed) 12時頃
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/* ドナさんどんまいすぎた。
(-42) 2010/06/09(Wed) 12時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 13時半頃
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―アザブ― [>>46濁川の眼を見る。笑っていた。]
…――、はい。
[続く、言葉には一度眼を見開いて]
――…ありがとう、…ございます。
[深く、頭を下げた。 本当に、深く。
――エンジンの音が届く。 霧の向こうから、ライトさえも照らして。 顔を上げ、そちらを見た。]
(53) 2010/06/09(Wed) 13時半頃
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…浅見。
[太陽が如く、明るく笑う記憶の少年が、 今はうまく笑えていなかった。 ラルフと共に戦いの場に立っていた彼は、今――]
ああ。…また、逢えたな。
[静かに、そう謂った。 東雲は、こちらを見あげた。 彼女もまた、《理》を持つものであり――。]
(55) 2010/06/09(Wed) 13時半頃
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[――震える音。 濁川の視線の先、 横たわるレティーシャの姿がある。 誰かからの、連絡]
――…、隣に、 ……いてくれる人は――…いたんだろうかな。
[それが、藤島からの連絡であることも知らず。 携帯電話を拾い上げることもできず。 彼女らの間で交わされた言葉も、知らないが。
少しの間、眼を閉じた。]
(56) 2010/06/09(Wed) 13時半頃
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―アザブ― [携帯電話の着信音は、切り替わる。]
…――誰か ……焔の力を貸してくれないか。
[と、あの鮮やかな焔の鳥を思い出しながら。]
僕の力には、 焔は宿っていないから。 ――彼女を送ってほしい…。
[そう、願う。 聞き届けられただろうか。 それから、キリシマを見て]
…彼は。 できうるなら。不忍池のあの墓標へ。
(58) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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―回想― [此処へ来るまでの間、かわした言葉の数々を、ふと思う。
武御――彼もまた《理》の持ち主。 ハコニワ――まさに、その名の通り。 たった一つ、新宿に聳える理想郷。
それは「彼」にとっての楽園。
だがシンジュクは有限だ。 無限に人を飲み込めるはずもない。 外の者たちはシンジュクに在る者を 羨み、妬むかもしれぬ。
それでも彼は、突き通すと、謂う。
ならば、いつか。ぶつかるのは必至だろう。 ――荒川の最期と 彼の《理》を継いだと聞けば、武御はどのような顔をしただろうか――] ――回想・了
(60) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 14時頃
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―アザブ―
――…
キリシマさんの傷は …治癒魔法でも塞がらなかった。
[どうして。こどもの真っ直ぐな問いは ただ刺さるであろう。それでも。]
…そして…そんな状態でも 彼は彼の《理》を、最期まで貫き通そうとした。 毒に侵されても。 なら …それに応えることが 僕の、――流儀。
[だから。と そう、謂った。]
(61) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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…――苦しんでいた… 彼は…もう助からないと。 それなら――もうこれ以上苦しむ前に。
そう思ったのも ひとつ
[少年の姿に同じ顔のペルソナが不意に重なる。 ――《ヒルコ》が僅かに眼を伏せる。 その表情は《明之進》のものに、 よく――似ていた。]
――彼が事切れた すこし、あと。 ……《理》が途切れたと思ったのも、ひとつ。
僕は、…どちらの僕も、否定しない。
(64) 2010/06/09(Wed) 14時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 14時半頃
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―アザブ―
…――、どちらも僕だからな そう伝えたのだ。
……僕は、…彼を、一度助けておいて ――そのくせ、命を絶った。
[聞けば矛盾するように聞こえる二つ。 腕を組み、焔の掠めた二の腕をきつく掴む。 それは自分を抱くに似る]
そのどちらも…… 《理》のためでは なかった――矛盾している。 思うは、彼を。
否……僕の我儘だ。
(66) 2010/06/09(Wed) 15時半頃
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僕は 彼と出逢って、 そうしたいと 思ったから。
…――《理》を継いだのと同じように。
[いつかのような 湿った、風が吹く。]
(67) 2010/06/09(Wed) 15時半頃
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…そうだな。
[――一度眼を閉じる。]
途切れたときは。 傷つくものが居るのは ――… 痛かった。……今も、
でもこれを忘れてはいけないとも、思う。
[――静かに謂った。]
此処に僕を、…僕らを放り込んだ者が 何を考えているのかは わからないが… 選ぶのは、…残されたもの《僕ら》だから。
(69) 2010/06/09(Wed) 17時頃
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――…、――
[僅かに、眼を見開いた。 少女の真っ直ぐな眼が見える。
――そのまま、暫し 少しだけ唇を噛む。]
(71) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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…それは、…できない。
僕は、――この《理》を聞き …叶えたいと、願い、選んだ。
…――荒川さんの《理》であり 僕の《理》でもある、縁《エニシ》を。
だから。
(72) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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命、尽きるまで。
(-52) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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でも きっとそれは 死んで欲しくないという 少女の願いであり
(-53) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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――触ってはいけない
[浅見がレティーシャの、 血まみれの手に触れようとしたのを見、制止をかけた。]
…その血は、…毒だ。 死ぬぞ。
(75) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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