68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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―少し前・もう1つの、悲しいすれ違い―
[ところで黒猫と女吸血鬼の戦いを目の前にしていたら、おじちゃんはどう思ったでしょう。 どちらかの勘違いに乗って、戦ったでしょうか。それともお医者さんのように見守ったでしょうか。 死んでしまったサイラスさんのように、やめてくださいって叫んだでしょうか。
どれも出来ません。だっておじちゃんは知らないですから。 知らなくて、いいの。 棒を振り上げるおじちゃんに、あたしは手を伸ばします。嘘です。それは出来ません。あたしには手はありません。 女の子が手を伸ばしました。冷たい頬に、冷たいままの掌が触れました。おじちゃんは、戦っていました。
この世界に来てからほんのわずかな間に、複数の人が命を落としたことを、おじちゃんは知りません。 これから落とす命があることを、おじちゃんは知りません。 遠くで歌われたお歌>>5:92。もしきちんと聴き取ることが出来たなら、おじちゃんはどう思ったでしょう。おじちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんの祖国の、有名なコラール。 おじちゃんはお歌には詳しくないから、わからないかもしれないですけど。]
(23) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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[ おじちゃん、泣かないで。 コリーンさん、泣かないで。 モニカさん>>2、泣かないで。 お医者さんは…泣くかな、どうかな。
「すべての悲しみから守ってくださる」
それは、コリーンさんが込めた想いとは少し違うかもしれませんけど。
だから、泣かないで。 ]
(24) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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/*
この3人称ト書き、初めて使ったけど超便利ね。
(-59) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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/* あれ、位置関係ずれてるかも。 もちょっと読み込むか。
(-61) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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―現在・広場―
[たぶん、その裏通りは、おじちゃんの現在位置から遠く離れていなかったのでしょう。 最初おじちゃんとマーゴさんは、>>5:110最初は比較的近くにいた筈ですから。
狼のようなお化けを蹴り飛ばした瞬間、何かが砕ける音>>25が聴こえました。おじちゃんははっとしてそちらを振り返ります。 まさか…いやな予感が脳裏をよぎりました。何かガラス製品が割れるような音。陶器。それから連想されるのは、広場に来る前に出会ったビスクドール。]
ざっ…けんな!!!!!
[おじちゃんは悔しそうに地面を蹴って、音のしたほうに走り出します。走りすぎないでね? もしかしてその向こうには、もっと悲しい死体があるかもしれないから>>5:55>>5:125>>0。]
(29) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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―裏通り―
[迷路のような一角に、その遺体はありました。 ビスクドールじゃありません。きちんとした、人間です。 日傘をくるくる回していた大人しそうな女の人。近くに、お人形は転がってましたでしょうか。それとももう、消えてしまった?]
『へくちゃ、へくちゃ』
[しゅんとして、女の子が声を発します。それも小さなものでした。おじちゃんは女の子を宥めるようにその首に手をやって、指の腹でごろごろと撫でます。でも表情は険しいままです。]
こーんな美人さんだったのな。名前、覚えてなくて悪かった。
[ためらうことはせずに、おじちゃんはマーゴさんを撫でます。傍にお菓子は落ちていません。誰かが持っていってしまったのでしょう。おそらくはマーゴさんをこんな風にした誰かが。そこに骸骨はいましたか?もう、立ち去った後でしたでしょうか。 いいえ、おじちゃんは見てしまったかもしれません。むさぼるようにお菓子を食らう、骸骨>>25を。]
(30) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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/*
公園ってどこ!!!
(-66) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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/* またすれ違ったwwwwwwwwwwww まぁ、ぼかしてるから、いいけどwwwwwwww
(-67) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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…ん。
[ふと視線を落とすと、そこには点々と血の跡がありました。 一つは、奥のほうへ。こちらは少し、乾いてきています。 もう一つはまだ新しいようです。
おじちゃんは迷いました。奥のほうには、まだ誰か亡くなった人がいるかもしれません。 きちんと見届けるべきでしょうか。いいえ、でもまず先に、あの骸骨をやっつけてしまわなければ。
マーゴさんの目がもし見開かれたままなら、そっとその瞳を閉じて。暗い路地の脇、建物に横たわらせました。]
こんなところで悪いな。
[そう言って、ふぅと一息。おじちゃんは今度は、新しい血の跡を辿ります。]
→公園へ
(32) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―公園―
[遊歩道に、その骸骨はいました。 赤いジャンパに黒いパンツ。ハットまで被っています。お洒落な上に、なんだか佇む姿が優雅に見えます。骸骨なので表情までは読み取れませんが。]
こんな状況に、なんつーか。余裕だなくそったれ。
[忌々しそうに吐き出して、おじちゃんは先程仲間にした狼の頭を撫でます。黙ったまま棒の先を骸骨に向けます。 低く発する声は、戦いの合図。]
『纏え。』
[狼は他のお化けよりも、素早かったかもしれません。それからおじちゃんは宙でくるりと棒を回し、他のお化けたちを呼び寄せます。 骸骨からはその姿はどう映るでしょうか。杖を振りかぶりお化けを操る老人の、その顔は?]
(34) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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へクターは、モニカさんが何か言っています>>39が、気にしませんでした。
2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[何か後ろがざわざわしています>>37。たぶん、枯れ木のお医者様でしょう。 無視です。無視無視。おじちゃんは倒したばかりのハーピィと広場に倒れていたお化けありったけを集めます。そいつらを携えて、おじちゃんは前方に棒を構えました。骸骨と会うのは初めてですから、この人の戦い方なんてしりません。それなら身を持って――知れ!!]
おうりゃ!
[リーチの長い棒が届くすれすれで、おじちゃんは腕を思い切り横に振ります。]
(42) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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/* ところで、棒ってRPGとかでは小回り利くけど、致命傷に至るような傷って付けられるんですか?
→A:心の目がry
ほら、鉄パイプでぼっこぼこみたいな、ね! ちなみに如意棒ではない。
(-68) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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/*
ちみっこ召喚のタイミングをどーしようかねぇ。
(-69) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[やっぱり。踏み込みが浅い攻撃は、簡単に弾かれてしまいました>>45。 同時におじちゃんの前方を守っていた化けたちが引き裂かれます。後方も、きっと駄目です。斧が放られていますから。 おじちゃんはすっと目を側めます。骸骨の操るのは、刃物の武器が2つ。自由に放られた斧、斧から姿を変えた大鎌。]
鎌、ねぇ。
[ちらりと肩の女の子を見ます。女の子はふるふると首を横に振ります。まだ、もうちょっと。もうちょっとだけ我慢です。 大鎌の軌道を変えられても対応できるよう、振り払われた棒を胸の前に戻しました。今度は、上からのお化けを数体。]
『降りろ!!!!!』
[また、簡単に切り裂かれてしまうでしょうか。おじちゃんは、諦めません。]
(46) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[骸骨は、刃物の扱いに慣れているようです。 それに、動きも軽い。 おじちゃんも動きの軽さには自信がありますが、今はちょっと、完全に俺っちのが速えーし!とは言えません。 痛み止めが効いているのはいいですが、副作用があるのか、なんだか身体の動きが鈍く感じるのです。]
(眩暈がないだけ、ましかねぇ...)
[時々、アクションのお仕事中にもありました。視界が霞んだまま崖を飛び降りたり。 まぁそんな感じで傷を負うことへの恐怖心は薄いのですが、ただちょっと、身軽な骸骨とスピード勝負が出来るかはわかりません。 せめて、どこか隙がないか。急所となる場所はないか。 おじちゃんは意識をなんとか集中させて、骸骨の一挙一動を見据えました。 その分防御が甘くなっていることにまでは、気付いていません。]
(48) 2011/10/28(Fri) 03時頃
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/* 割とザックはのんびりINなのか。 俺っちも食器洗い。
(-70) 2011/10/28(Fri) 03時頃
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/* この部屋、さぶい。 わんこもふもふ。
(-71) 2011/10/28(Fri) 03時半頃
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/*
ざっくー(ノ´△`)ノ
ヽ(´△`ヽ) ざっくどこー?
(-72) 2011/10/28(Fri) 03時半頃
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/*
せめてもう1ロールくらいしないと、相手も回しづらいだろうしなぁ。
(-73) 2011/10/28(Fri) 03時半頃
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[何度かの攻防を、続けたでしょうか。 おじちゃんはだいぶ疲弊していました。もう、お化けを呼ぶ力がないくらいに。 戦いの中で、見つけたのは2つ。 骸骨の顔が焼け爛れていたこと。右腕の動きが鈍いこと。 おそらく先の戦いで負った傷でしょう。狙うならここかもしれません。]
(本当は、俺っちがかっこよく倒せたらいいんだけど、さ)
[周囲を見渡しました。まだ、お医者さんもモニカさんもいます。 だから大丈夫でしょう。もし、万が一おじちゃんが倒れてしまっても。]
(49) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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ちみっこよぉ。 ちーと、がんばってくれないか。
[おじちゃんは、女の子の黒髪を優しく撫でて。 その小さな口元に、自分の血を与えました。]
『へくちゃ、』
[小さく、おじちゃんを呼ぶ声は…]
(50) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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『ぱぱ。』
[と。
たしかにおじちゃんには聴こえていて。 おじちゃんは嬉しそうに、微笑みました。]
(51) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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[ぐったりとしたおじちゃんの前に現れたのは、黒い髪の女の子。 優しい瞳でおじちゃんを見つめると、その髪をやっぱり優しく撫でました。 以前喚び出した時より少しだけ大人びて、少しだけ娘さんを追い越してしまっていることに、おじちゃんは気付いているでしょうか? くるり、女の子は踵を返して、大きな鎌を掲げました。 燃えるように赤い瞳が捉えるのは、骸骨の姿。 その、敵に向かって、
悪魔は ふわり 踏み出します。**]
(52) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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[散ったお化けの身体が、はらはらと辺りに舞い落ちます。 その肉片の幾つかは、悪魔の口元に落ちたでしょうか。 彼女の口元には、赤い雫がひとつ。 きっとおじちゃんに付けられた傷>>53を、吸い上げた名残でしょう。
悪魔は悠然と微笑んで、駆け出した骸骨>>54の方向にゆっくり手を差し伸べます。 まるで、自分の下に誘うように。
さぁ、本物の化け物は、彼女と骸骨どっち?]
(55) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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[おじちゃんは、お腹を片手で押さえながらそれを見守っていました。 ずるずると足を這わすようにして、2つの影から遠ざかります。 幸い致命傷には至りませんでしたが、避けられず付けられた傷>>53は相当なもの。 服は裂け、割れた腹筋がぱくり口を開けているのがわかりました。]
…リ、
[荒い息の中で、おじちゃんが吐き出した言葉はどういう意味でしょう? 棒を持ったままの方の手をやっと持ち上げ、悪魔の少女に向けます。]
…べ、
[ 『とべ』、と。 その言葉を受け取り、悪魔は微笑みました。 返事は『Ja.』。骸骨が刃物を向ければ、ふわり跳びあがろうと。]
(56) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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/*
邪気じゃないよ!邪気じゃないよ! へくちゃん、邪気わかんないよ!
ちゅうにでもないよ!あっでもへくちゃんの中身はちゅーにかもしれないよ!←
(-84) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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/*
べよねった きいてるなう。
あれ、友人の家で一回やらせてもらいましたが。すごいよね。えろいよね!!!!!
(-86) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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/* しまった!!! 最初から、ケイトかタバサでべよねったみたいにたたかえばよかった!!!!!←
(-87) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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[おじちゃんは夢を見ていました。 長い、長い夢。 大好きな、娘さんと2人。暮らす夢。
毎日綺麗に部屋を掃除し、 毎日娘さんと2人分のご飯を作り、 行ってきますと、虚空にキスをする。
ふらふらと、独り歩く間も、おじちゃんは夢を見ていました。
娘さんと手を繋いで、 娘さんに大好きなおもちゃをねだられて、 仕方ないな、って、財布からなけなしのお金でそれを買う。 ねぇ、でも気付いてないでしょう?
おじちゃんが 風船を置いてきたのは 現実ではなくて この世界。]
(-88) 2011/10/28(Fri) 14時半頃
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