180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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我が"主"にもそろそろご機嫌伺いをしなければ。
《悪意》を御せる器の持ち主であれば良いが。 世界の為にも、な――。
[悪意の小鳥がこの祝祭《FES》にて仕えるべき主。 それすらも、全ては創造主《カミ》の思し召しのまま。]
(=0) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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――――…… く くくっ
くくくくっ ………!!
[堪えきれない嘲笑は、緋-あか-く、緋-あか-く、さざ鳴る]
(*0) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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さあ今ぞ見よ天陽が齎す刻の針
宿命の流れには逆らえない。何人も。 運命の果実は青きままではいること適わず やがて果実は熟し、地に堕つ物と心得よ。
世界に赦された選択肢はいつもふたつ。
地に堕ちて潰れゆく果実の死を唯見送るか
己が手でかの果実の甘き雫を享受するか だ。
(*1) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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――――… 血閃-フェイタル-は 今ぞ始まる ッッ!!
[緋き魔皇の声が、闇を思わせる魔紫-マゼンタ-の中でゆらめいていた]
(*2) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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――セカイ全てを救ってやろうじゃないか。
この俺、悪夢率いる異天の魔皇《ナイトメア・ゼノ・インペリアル》が。
(*3) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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[闇の中、声が聞こえた。 自分同様に魔皇を名乗る声が。
これはどのような仕組みなのか不明だが――]
(*4) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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― 食堂 ―
(……思ったより少ないわね。 もっと居る方がむしろ引っ掻き回しやすいのだけれど。)
[この先どう立ち回るか――《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》は思考を巡らせる。]
(*5) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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[巡らされゆく視線が一点で止まる。 惹かれるように、じ。と、 胸赤鳥《ロビン》の上に視線は暫し留められた]
…───お前、
[声はコエ。越えていくもの。 音は常の響きによらずに響き行く]
(=1) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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お前も”招かれた”者か。
[面白い、と思った。それは直感にして必然だ。 この場にあって、間違いなく最も近しく”使える”者。 そうセシルは判断した。 その判断がどこから来たのか──或いはセシル自身にも答えられなかったかも知れない。この時は、まだ]
僕はセシルだ。
[名のみを告げる。今は姓は不要だと思った。 誇り高く頭を掲げ、見知らぬ胸赤鳥に目を向ける。 ゆるやかに浮かべられたのは、笑みの気配。 確信をもって問いを向けた]
(=2) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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───お前の名は?
[共に終焉へと赴くために。 供たる者の名を、真っ直ぐに*問う*]
(=3) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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くくっ、どうやら世界を混沌に導く者は… 俺ひとりでは無いみたいだね。
ひとり、ふたり、さんにんとんで。四人くらい? 俺を合わせて五人。そのくらいかな?俺の知覚できる範囲ではね。
[届く声に、原理など求めてはいけない。 そう、世界をF.E.S《終焉》に導く意志と、それだけの力。 この二つを兼ね備えているだけで、資格は既にその掌に存在するのだ]
(*6) 2014/06/07(Sat) 02時頃
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あのおっさん、面白い言い回しをしてくれるね。
極上の、心躍るエンディング …… か。 《Fabulous Ending of Supremacy》
それを赦さぬ俺達の存在は、そう。 さしずめ、運命と云う川を流れし導船-アーク-を滅亡の渦-ストリーム-へと追いやる者。
終焉へ導きし五柱の天敵 《Five`s Enemy of Stream》
…そんな所かな?
(*7) 2014/06/07(Sat) 02時頃
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…くくっ。 さあ 俺を傷つける事敵う者、何人も無して。
この俺を。この世で最も神にもふさわしき男を ……倒せる者がいるものか。
[すぐにでも始めるかな?終焉の名を冠すに相応しき冥宴-うたげ-を]
(*8) 2014/06/07(Sat) 02時頃
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さあ―― 舞踏会-ラグナレック-の時間だぜ
[緋色の魔皇が闇の中で、唇を釣り上げた]
(*9) 2014/06/07(Sat) 03時頃
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―食堂―
……………。
[混沌に導く者――――――。]
……………。
[正確には少し違うがおおよその目的は同じか――。 男はそんな風に判断する。]
(……っかよく喋るな…アイツ……うっせぇ…。)
[届く声にそんな風に舌打ちをした。**]
(*10) 2014/06/07(Sat) 08時半頃
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[周囲見渡す視線が留まるのは同時>>=1。 響く"コエ"に群体は狂喜に震え。]
ク、……ハハ……。
[無数の意思《ナノマシン》が同時に哂うよう。 響き返すコエは重なり、混じる。]
(=4) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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……その通り、私は命じられ招かれた。 返り血の胸赤鳥《ロビン》。
[ライトニングに答えたのと同じ名を繰り返す、血玉《ヘリオトロープ》は瞬きすらしない。 だが湛えた悪意は変わらずとも狂気の色は薄い。]
停滞し腐れ堕ちる苗木《セカイ》に火種を撒き。 燃え上がれば更に煽り燃やし尽くす。
世界を蝕む忌まわしき凶鳥。 創造主により世界に投じられし玩具《ポーン》。
[本来それは『世界を救う』存在(もの)などではない。 創造主の定めた混沌《秩序》そのもの。]
(=5) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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――我は創造主《カミ》の悪意なり。
[胸赤鳥は真紅の翼を広げ。 忠誠を誓うが如く胸元へと折り畳む。]
(=6) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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セシル様、我が主よ。
創造主《カミ》より預かりし我が《悪意》は。
――世界を誰かを救うのであれ。 ――世界を誰かを滅ぼすのであれ。
この卑小なる翼の果てる彼方まで。 貴方様の《悪意》へと従いましょう。
(=7) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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[響き来る声に含まれるのは、まごうことなき歓喜>>=4 セシルはそれに同調する風はなく、 ただ否定する素振りも見せないままに胸赤鳥へと視線を返す。
不吉なまでの血の色の赤。 最高級の紅玉が、力を帯びて煌いている。 広げられた翼も鮮やかなる真紅。 セシルはそれを愛でるという風ではなく、測るように見つめた]
(=8) 2014/06/07(Sat) 15時頃
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───いいだろう。
[やがて返すのは是]
悪趣味な玩具《ポーン》だか何か知らないが、
[唇に浮かぶのは笑み。瞳に浮かぶのは不敵な光]
僕がお前の悪意《正義》の標となってやる。
[彼が己を主と呼ぶならば、導くまでだ。 それは今更確認するまでもない程の自明の理。即ち必然である。 この身に備わった、高貴なる宿命の下に]
(=9) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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その翼の持つ力。
しかとこの目に見せてみろ。
[誇り高い瞳で半ば傲然と宣して、一対の紅玉を捉えた。 凝る闇のような赤に対するのは、透き通るような銀の輝きだ。 自信に溢れた瞳が愉しげな光を揺らして宝石のように煌いた。 ───若い、未完成であるがゆえの輝きをも伴って]
(=10) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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――…ちッ、
[緋き魔皇の声が先程から耳に触る。 原理は解らないが、自身にも"資格">>*6があるという事なのだろう。 非常に気に入らないが、文句を言ってどうこうなる物でもない。]
先に言っておく。言っておくわ。 貴方たちが何処の世界を如何してくれようが、私には関係無い。好きにすればいい。
けれど――、
(*11) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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《私の世界-セイカノセカイ-》に手を出したなら。
如何なる手段を使おうと。 如何なる犠牲を払おうと。
《必殺-カナラズコロス-》。
[勇者の殺気――かつて彼女自身が《勇気》と称したそれは、言葉と共に伝播するだろう。]
(*12) 2014/06/07(Sat) 16時頃
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[主より、是が返る。]
悪意《正義》の標に。
[胸赤鳥の口元が描く弧はより深く。 瞳の血の色は仄暗く濁るように輝く。]
(=11) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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[誇り高き銀色。 自信と自負に溢れた曇りなき瞳。
《悪意》には覚えがあるもの。
それは、血と屍と栄光と繁栄の上に座する帝王。 それは、100万の死を得て世界を変革(か)える者。]
(=12) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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悪意すら統べ。 狂気に浸されることなく。
立ち枯れる世界に変革を齎す者こそ我が主に相応しい。
(=13) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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――全ては我が主の望むがままに。
[《悪意》は満足げに唄(わら)う。]
(=14) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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…ふんっ。おもしろい。 かならず、ころす、つまり必殺か。
[返された声から伝播してきた気配は……≪勇気≫>>*11。 だが、清廉な、恐れなき純粋なブレイヴ、とは程遠いな]
手段を選ばず 犠牲も厭わず なるほど。 とんだ聖勇者-ブレイバー-がいたものだ。
(*13) 2014/06/07(Sat) 19時半頃
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良いだろう。不戦条約はお互い様だ。
[我が身に敵う者為して。恐らく彼女の力で俺は殺せまい。 だが、彼女が文字通り、手段を選ばぬなら話は別だろう]
……さて。俺はひとあし先に派手に暴れさせてもらうが。 『アレ』の捜索にも気を回す必要はありそうだな。
……嗚呼、勿論俺が考えているのは『アレ』の事だ。 わざわざ、俺が教えずとも本能的に『アレ』を理解しているはずだ
(*14) 2014/06/07(Sat) 19時半頃
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