5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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さて、騙されているのは誰だろうね。 おまえさんかぼくか、それとも、ヨアヒムか。
(42) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、そのまま、ぼんやりと元村長宅の居間でぼんやりとしているだろうか**
2010/03/27(Sat) 23時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 23時半頃
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――守り役だからな。 まあ、必要なら同室も許す。
[犬、という響きにぴくりと片眉跳ねさせて、 さげすみの混ざる言葉が気に入らないのは確かだった]
なるほど、翡翠もとんだとばっちりだ、が。
翡翠には悪かった、って。 ――他の連中はどうなんだよ。
[縮まる距離にも、臆することなく、退きもせず]
……、……―ー、
[>>42には怪訝そうな顔をしたか]
(43) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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>>37
[行くと斥候に出会う。]
ああ、殿下の姿が見当たらなくてな。 というか、…大丈夫か?
[蝙蝠の娘を見て、厳しい顔が少し困った顔になった。]
ここは、雰囲気も、あまりよくはない。
(44) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 23時半頃
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>>38
[道化が何か言って笑い消えた。]
おい、今、なんと?
[しかし、その姿はすぐにまた視界から消える。]
――……なんなんだ、あの道化は、わけがわからん。
[王子を見失っていることからの焦燥も混じって、かなり不機嫌そうな声に聞こえただろう。 そしてザックを見直すと…]
その娘はもう動かなさいほうがいいだろう。
[お前はどうするかと言った顔]
(45) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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仲のよろしいことで。
[殿下の傍まで近づいて、立ち止まった。]
呪いが解ければみんな元の姿に戻る。 謝る理由はあっても、もう、直接謝ることはできはしないし。
[オルガンの蓋を開け、鍵盤をひとつ押した。
低い音が鳴る。音楽が無くても音楽にはなり得ないひとつの音が。]
ぼくの願いなんか、疾うの昔に亡くした家族の元に行くことと
王様の役に立つことだけ。
(46) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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殿下が、ですかい?
[猫の道化から王子は聖堂に向かったと、話が出れば頷いて]
爺さんも一緒だから、何かあれば知らせてくれるだろうと思いますが……。
確かに嫌な感じがしますさぁ。 早めにここを出た方が良いかもしれやせんねぇ。
[蝙蝠の娘を心配そうに見る若君に] とりあえず、俺っちはアイリスを休ませてきまさぁ。
[そう告げて、大きな家へと向かった]
(47) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 00時頃
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余計なお世話だ。
[揶揄にはぽそり呟いて]
――もう出来ないって、どういう意味だ。 謝意があるなら、直接謝罪するのが筋というも……
[空気を伝う 柔らかな鍵盤の 音。
それはただの音でしかなかったけれど、 古い物のまとう郷愁をどこか纏っていて。
失くした家族の元へ、言葉を聞けば、眉間に皺を寄った]
――…親父、の? まて、それはつまり… お前が言いたいことは、
[ずきり、と 鈍く痛むようなこめかみ、騙されているのは誰だろう]
(48) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 00時頃
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意外と察しが悪いね。
役に、立ちたかったけど。 ぼくは、ここまでのようだよ。
[頭を押さえ、鍵盤の上に倒れる。 いくつもの音が不協和音を奏でる。 顔を伏せていたから、苦しげな表情は見えなかっただろう。]
(49) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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だ、って 対決だのなんだの言っといて、 いきなりんなこと言われりゃ、戸惑うにきま――
[途切れるのは、終わりを示す言葉を聞いたから]
おい、何縁起悪そうなこと言って、 ――…ッ、おい! 大丈夫か、そか、これあいつの――!
[鍵盤の上に倒れ伏す、老鶯。 夢を渡った鈍い痛みが自分にも伝わってきて]
しっかりしろ…!
[支えようと上体をかがめれば、 懐から音の砂時計がころり、零れ落ちた。不協和音に儚い音色が重なる]
(50) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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――元村長宅――
あんな森の中を抜けてきた挙句に着いたのが、こんな寂しいところじゃあ、がっかりして疲れも出るよなぁ。
[蝙蝠の娘を客室らしい部屋に連れて行き、ベッドに休ませる]
……お前さん、良く頑張ったよなぁ。 ここまで来れば、音楽を取り戻すまでもうちょっとの辛抱さぁ。
だから、休んで早く元気になってくれなぁ。
[語りかけるうちに、蝙蝠の娘は眠ってしまったかもしれない]
(51) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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奏者 セシルは、助けを求めるように、無人の聖堂を見渡した
2010/03/28(Sun) 00時頃
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[金糸の若君は聖堂に向かっただろう。 暗闇の中その後姿を見送ったが、何やら胸騒ぎがする。
この黒い風の吹く村で、寂しがりの蝙蝠の娘を独りにしておきたくはないが、烏の男は顔を上げて]
……すぐに戻ってくるからさぁ。 寂しくても我慢してくれなぁ。 [蒼く光る指輪を外し、蝙蝠の娘の手に握らせる。
そうして、居間でぼんやりとした様子の猫の道化に、 ちょっくら、出てくるさぁ――と告げ、聖堂へと向かった]
(52) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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[声を掛けられれば、若草色の瞳を向けて、烏を見送る。 そして再び、あの捻れた塔に視線をやる。]
……。
[左指先で遊んでいた鈴がチリンと鳴った。]
(53) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[殿下に支えられ、砂時計の音が流れ、少し痛みが引いた。]
ああ、思い出したよ、君が奏でていたメロディーを。
[表情が和らぐ。]
このまま君の傍へ行けたら、どれほど幸せだろう。
(54) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[そのまま、がっくりとうなだれ*寝息をたてた*]
(55) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[音の砂時計は、きらきらと、その透明な旋律を奏でる。 水晶そのもののように、聴く者によって色を変える
老鶯が聴いた音色はなんだったのだろう。
苦痛の滲んだ表情は、懐かしいものに触れたように和らいで。 ただ、その言葉からそれは既に、失われた音楽なのだと知る]
――生きた証を残すのだろう? そなたの、いや、その失われた者の。
しばし休め。あとは任せろ。 そなたは謝罪をせねばならぬこと、きつく肝に銘じておれ。
[言葉は届いただろうか。 うなだれる様にはびくりとしたけれど、寝息としれれば安堵の息を吐いた]
(56) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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>>47
そうか、爺さんが一緒か。
[アイリスを連れていく様子には、またそうかとつぶやいて…。]
ああ、北に塔によればよるほど、なのかな。
[空は、どんよりと…。]
(57) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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――聖堂――
殿下、若君……。爺さん?
[呼びかけながら、聖堂の大きな扉を開く。
烏の男が着いた頃には全てが終わっているだろう。 その場にいる者たちの顔を見回し、倒れ伏す老鶯に気がつけば]
何があったんで……?
[心配そうに尋ねた]
(58) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[そして、老鶯を支えながら]
――…く、 あれか、やっぱ少しは体力ってのも必要か…
[とりあえず椅子に寝かせて、 誰かを呼びに行こうかと思ったけれど]
――ま、用がある時には呼ばれずとも傍に来るのが優秀な……
[砂時計を手に取ろうとすれば、ぐらり、ふらついた]
(59) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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釣り師 ヌマタロウは、奏者 セシルに話の続きを促した。
2010/03/28(Sun) 01時頃
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[>>58 宝番の姿には、ふらり、手を振って]
――なに、老体が少し旅に疲れたらしい。 この村においていくのは、心配ではあるが。 まあ、少し休ませてやるとしよう。
ああ、それと。 どうやらもう裏切り者は、おらぬようだぞ。
心おきなく魔法使いをぶちのめしにいけるな。
[にやり、猫科の顔で笑った]
(60) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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[そして、アイリスの面倒をみるザックに、用心しろと言い残して、王子のいるという聖堂を探しに出て、]
[しばらく迷っていた。]
(61) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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会計士 ディーンは、ようやく聖堂にたどり着いたのはザックより少し前だったか。
2010/03/28(Sun) 01時頃
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爺さん?
[そして、爺さんと王子の様子をザックと同じく尋ねただろう。 >>59 ふらつく様子にはやはり駆け寄って、 眉のしわは深く深くなる。]
>>60 もう裏切りものはいない? そうか。
なんだかんだで、やはり君は……。
[そのあとは、しばしの沈黙のあと、]
やはり君は王子だな。
[いまさらなことを言った。]
(62) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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もう、ってことは爺さんが三人目だったんですかい。
[やぁれ、やれと天を仰ぎ溜息を吐いた。 猫の王子と老鶯の間に何があったかは知らない。
問いたくはあるが、王子が話してくれるのを待つことにした]
……爺さん、軽いなぁ。
[猫の王子には金糸の若君がつくだろうから、 そう呟いて、小さな身体を背負った]
(63) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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――遅い。 おまえ、優秀な守り役にはなれそうもないな。
[駆け寄るディーンには憎まれ口一つ]
ああ、裏切り者はもういない。 鶯が語っていただろう、おとぎ話で言ったところの、 耳のいい人 というのは、どうやらこのご老体だったらしい。
夜毎手下の囁き声が聞こえて、うるさかったそうだが。 どうやらもう声は聞こえなくなったらしい。
まあこのとおりの安眠状態だ。 ゆっくり寝かせてやるといい。
[ザックに老鶯を預ければ、ねむたげにあくびを一つ]
(64) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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お前、俺を誰だと思ってるんだ――? まあいい、肩貸せ。疲れた。
[>>62 やっぱりあくびをしながら、体重をかけるのでした]
(65) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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>>64
フン…… 僕は何の能力ももたないただの存在だ。
勝手にいなくなったのに、遅いと呼ばれる筋合いはない。
[憎まれ口には、憎まれ口で返す。]
(66) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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>>65
誰だと?
決まっている、 このわがまま王子め。
[結局、自分は何もしてないな、とも心で考えつつ、 あくびをする王子の体重は受け止めるのだった。]
(67) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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会計士 ディーンは、そして北の塔を見た。**
2010/03/28(Sun) 01時半頃
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……あぁ、そっちでしたかぁ。
[御伽噺の耳のいい人が一行の中に存在しているとは思わず、つい老鶯もかどわかされたものだと思ってしまった]
爺さん、変なことを言ってすまなかったねぇ。 もっと早くに教えてくれりゃあ、爺さん一人で抱え込まずに済んだのになぁ。
本当におつかれさまだぁね。……今はゆっくり休むといいさぁ。
[背中で眠る老鶯に労るように声を掛け、王子と若君に続いて聖堂を出た]
(68) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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はあ?そんなんアレだ――
筋合いなくても、勝手にいなくなっても、 どこにいたとしても、必要な時は呼ぶ前に駆けつけろ。
[と、わがまま全開発言したところで]
――…って、また言いやがったな、お前。
[>>67 とっても睨みながら、視線の先を追って眠たげな目をこすった]
(69) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 01時半頃
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ま、まあ、そう簡単にはいえないよな。 手下の声が聞こえるとか、なんだそれ?って感じだし。 そもそもそんなん向こうに、バレたら危ないことこのうえないしな。
[>>68 労わる言葉には、ほんのりやっちまったか、な顔をしました、が。ある意味間違っちゃいないからな、と呟いて。]
――まー反論があるなら、 起きた時に自分で言えばいい。
[ちらり、老鶯を振り返った]
(70) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 02時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 02時頃
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――…俺の音楽も、誰かの中で生きてるのかな
[呟きは傍らの友にも届いただろうか]
(71) 2010/03/28(Sun) 02時頃
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