人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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【人】 花売り メアリー

―それからまた後の、昼下がり―

[微睡の中で、また微かに髪に触れられるのを感じた。今はもう、それに不愉快を表したりすることもなく、素直に快さに浸ることができる。]

 うん、フェルゼ……

[「目を覚まして」>>350の声に、この時はさして特別変わった何かを感じてはいなかった。
 閉じ掛けた瞼が未だ開かないうちに、唇に触れるやわらかさ――]

(380) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

   ……え?

[こんな形での目覚めは初めてだったから、驚きでぱちりと瞼が開いた。
 反射的に握りしめた左手には、何か固い感触まであって――おまけに胸に何かを託されて。]

 おは、よう。

[きょとりと、こんな間抜けな挨拶を思わず返してしまった>>351。]

(381) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[数秒ののち、自分の身体を見下ろして、漸くすべてに気づいた。
 胸に抱かれているのは、いつかの花>>のようなピンク色のリボンを結んだ薔薇。握った左手の薬指には、包みこむような金属の煌めき。]

 ば、ばかじゃ、ないの?
 わざわざ寝てる間にこんな、こと、して。

[思わず、素直になれていなかった頃と似たような調子で、怒り顔をしてしまった。
 怒りながらも、けれども、怒りとは別の熱が顔を赤く染めていって]

 こんな、本気で、プロポーズみたいなこと。……。

[はにかみから俯いて、それからまた顔をあげて、屈んだその人の瞳を確りと見た。]

(382) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー


 ばか。
 僕の愛してる人。

[熱くなった胸が、涙を滲ませてしまう。
 けれどこれが悲しみからの涙じゃないことは、涙と共にある笑みが、ちゃんと示してくれるはずだ。**]

(383) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

―それから更に、暫くしてからの夜明け―

[窓から微かに射す光は、あかるい茜を帯びた青紫。
 洗面所の鏡には、マークの裸の上体と長い髪が映っていた。

 失った「女の子」としての「僕」を引きずっていた証の長い髪。その髪を保ったままのポートレイトで、マークは「今の僕」を誇ろうとしていた。
 結局そこに描かれた美しいすがたかたちは、ピスティオにわざわざ美しく描かせてしまっただけのものだったと、今はもう察していた。「髪でも切ってこい」>>3:204なんて軽口の方が、ずっと素直に響いて聞こえたのだから。]

 やっぱり、今の僕には
 似合いやしないな。

[何処かで薄々思い抱いていたことを、はっきりと口にする。]

(384) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[断ち切った心算で結局引きずるくらいには、女の子のすがたが自己そのものになっていた。
 その「自己」がたとえば、美しいものや美味しいもの、或いは、正しくあれという在り方と同じ形のものと言えたかは、判らなかったけれど。

 素直にお姫さまだと持て囃した同輩たち。不良だ倒錯だと叱った教師たち。そして、神への冒涜とまで言い切って責めた父。
 そんな目線にも何一つ己を曲げることなく、マークは咲き誇り続けた。
 花の「色」に頼るほどの浅い眠りと引き換えに、心を傷つけずにいた。]

(385) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[だから「女の子」をやめると決意した時は、鏡の前で一人で泣いた。
 独りきりの美学、独りきりの誇り、独りきりの苦悩。
 そんな思いはきっと誰にも知られることなどないのだと、その時のマークは思い込んでいた。

 実際には、そんな移ろいを見詰め続けてきた瞳があった。
 花のもとに在り続け、花を教えてくれた人。
 眩しいものへの思いを秘めてきていた人。
 そして、「眠り姫」の目覚めの瞳に映り続けた人。
 もしかしたら彼らだけでなく、もっともっと多くの人が見守っていたり、決意に思いを巡らせていたりしていた>>1:148のかもしれない。]

(386) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[今の「僕」はひとりではない。
 花が示す愛情も、薬指の煌めき。
 たとえそうした形がなかったとしても、信じられる想い。

 だから、枯れて散ることを怖れない。
 誰かと一緒なら種が残るかもねと、そう伝えてくれたひとがいる>>4:80

 だから、引きずり続けた「枯れた花」に、鋏を入れた。]

 あなたはとても、綺麗だったよ。

  ありがとう、女の子だった、僕。

(387) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[長い髪がばさりと落ち、はらりと落ちる。
 洗面台にはきちんと襤褸切れを広げて敷いたから、水道を詰まらせる心配もない。

 指で髪を梳かれる感触は、きっと以前とはまた異なってくるだろう。
 花を挿せるくらいの丈はあるけれど、以前とはまた違った華やぎになるだろう。
 名残惜しさよりも、これからの楽しみと幸せに胸が弾む。]

 うん、よく似合ってるよ、僕。

[今度こそは、心からそう思える。]

(388) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー


 どんな姿をしても、僕は僕だ。
 

(389) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 嘘だ>>364
 だが、これはきっと本当>>365
 だから押し倒された衝撃>>366はこんなにも、
 痛かったのだろうと思う。
 目を見開いて眉を寄せそうになるのを
 留めて代わりに口角を上げた。

 痛々しい程の叫び>>367
 穏やかな朝の下、似ても似つかない程に
 狂おしい程の情熱を感じた。 ]

(390) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 逆上せたような顔>>368
 もう何者でもない、置いてけぼりにされた
 迷子の子どものような姿がそこにあった。
 途切れて掠れた言葉と、はらはらと
 花びらのように落ちる雫>>369
 
 こんなに苦しめたのは紛れもなく自分の存在なのだろう。
 だが、気づかねば彼はいつまでも此処に
 縛り付けられてしまうような気がした。
 自覚が彼にとって望まぬものであったとしても、
 それでも自分を偽り傷つけ続ける姿を
 他でもない俺自身が見たくなかったのだと思う。 ]

(391) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  …………ごめんね、オスカー。
  君は俺を何度も救ってくれたのに、
  俺は君を傷つけてばかりだ。

[ 伸ばした腕は子どものような髪を撫でたがる。
 慰めでもなんでもなく本能に突き動かされた行為は、
 また彼の心を傷つけてしまうかもしれない。
 それでも構わないと切り出した。 

(392) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[さて、出来上がった「今の僕」は、少々毛先の不恰好なボブカット。床屋に任せず自ら切ったのは、これまでの「僕」への決着を自分の手でつけたかったから。
 そして、一番最初にこの姿を見て貰いたい人がいるから。

 明けない夜はなく、また今日も草木を育てる陽の光が降りそそぐ。
 その今日の朝のはじまりに、短い髪のマークは真っ先に、かの人の元へと駆け出した。**]

 見て、フェルゼ。

(393) sakanoka 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 終止符を打つために。 ]

(394) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ これもまた怒られるようなことなのかもしれない。
 でもきっと気づいてしまったからあの頃には戻れない。
 枯れた花が再び咲くことのないように。

 二人だけの秘密の場所。
 ノートの切れ端。赤いペン。
 合言葉は、互いの秘密。

 かけがえのない日々だった。
 それに間違いは無い。
 だがやがて訪れる五月に君が笑えるように
 髪を梳いた手で抱き寄せ、瞼に触れる口づけを。 ]

(395) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  なかったことにはしないで。
  君の心なんだから。

[ 終わらせるために覚えていろだなんて、
 薄情だとは思う。
 それでもいずれ彼の中で色褪せるその時まで
 笑みを浮かべる姿は性悪に見えているといい。

 こんなやり方しか知らなかった。
 そんな言い訳も隠して。 ]

(396) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ― MY,DEAR ―


[ やがて花の時は終わる。
 季節が巡り、やがて。 ]

(397) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  俺を許さないでいてね、オスカー。

[ 時計の針すら届かない場所で、
 せめて葉巻が燃え尽きる僅かな時間だけ、
 君の傍に在れるといい。 ]**

(398) 24kisouth 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 やー、そうね卒業しちゃうもんね。
 なんかあんまり実感わかねーや。

[ この寄宿舎から出る日がやって来る。
 行く宛などない、身寄りもない。
 薔薇に呪われてから、遠くへさえ行くことも出来なかった。
 そんな話は過ぎ行く中で、愛しい人と話せたはずだ。

 嬉しくて、こわい(>>334>>335)。 

 そう身を震わせていたあの日から。
 何度もこわくないよと、口付け。
 何度も俺もこわいけどと、彼を求め。

 過去も、今も、俺で塗りつぶしてきた。 ]

(399) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 いっちゃん。

 いっちゃんさえよければさ。
 ちょっと、東の方に行ってみない?

 《Honeymoon》――…じゃなくて。

 改めての『Please marry me.』なんだけど。
 
 

(400) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 春に咲くんだけど。
 見せたい花があるんだ。


[ だから、未来もと求める――願う――。 ]

(401) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ もう薔薇の木の下に、悪魔はいない。
 小夜啼鳥も、ロジェも。
 中庭で花を咲かせる魔術師も。
 その横で雑草を抜く男も。

 愛しく呼ばれるその名に(>>362)目を細め。
 交わす口付けは清らかな、誓い。

 そして季節は巡り、やがて。 ]

(402) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ――――イアン。


[ 桜の花が咲く場所へ、キミと二人。 ]*
 

(403) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 相手からの返事はどんなものであっただろう。
  それがどんなものであったにしろ
  此処を立ち去る相手に、最後のお願いを口にするだろう。]

  僕が眠るまで、手を繋いで

[  膝を抱えて、迷子の子供のように。]

  此処にいて。

[ 「そうして僕が寝たら
   そっと部屋から出ていって欲しい」

  君が去る時、顔を見られたくないから。
  そんな事言えなかったけれど。]

(404) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃

【赤】 渡し船 ユージン

[ 中庭にただひっそりと咲いた涙色の薔薇。

 それは確かに咲き、香り。
 やがて枯れ。
 そして散った。

 その先に愛(たね)を手にした。

 その花に宿る言の葉は《奇跡》―――― ]**

(*32) anbito 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 目を瞑って、寝息を立てる。
  手を繋いでいたのはどの位の時間だろう。
  とても とても長く感じた。
  離れるときは一瞬。

  眠ったふりの瞼を上げる。
  泡沫に消えた人の影と、未だ覚えている体温を思い出して顔が歪んだ。

  耐えきれなかった嗚咽に答える声は、
  もう無い。]

(405) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 此処に居るのは " 僕 "一人。]

(406) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 照りつける朝日が呪いのように暑かった。
  春は終わる。
  薔薇は散る。

  もうすぐ、目に見える物全てが色鮮やかな夏が来る。**]

(407) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃

【人】 記者 イアン


[何もかもが口づけと求め合いで塗りつぶされた。

断る理由など、あるわけも無かった。]


 綺麗だね、悠仁。

[薄い紅の花の前で、穢れは泣き笑う
まるで清らかな顔をして]*

(408) clade 2018/05/28(Mon) 00時頃

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