56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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― 遺体安置所 ―
[公女の返事を聞けば女は一礼をして遺体安置所へと足を運んだ。余計な音が一切入らない部屋。 自身が探していたムパムスピを含め、大切な友人を含めれば見知った顔が数体あった。]
こんなはずでは…
[冷たく横たわる神父。厩務員の少年。自軍の上官。物資補給管理者。参謀者。父の面影を照らしていた上官。そして友人――― 物言わぬ彼らを見つめ、同時に頬を伝わる自身の涙。] ヴェスパタイン副団長はなんで私をおいて行くのですか?! 剣術の指導をしてくれるとおっしゃってくれたではないですか…?! 私はまだ教わっておりません。 それに…私はあなたにまだきちんと謝って…いな…ぃ。
ペラジー…痛かったよね。首だもんね… ごめんね。守ってあげられなくて…ごめんね。
[涙の跡が見られる友人の頬に触り、自身のハンカチで優しく拭った。人がいようと関係ない。女は抑えていたものが溢れ膝から崩れて、次第に声は嗚咽へと変わった。 全員の死因を聞けば女の声は枯れるまで泣いた。]
(31) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[―――それからしばらくして。 動ける赤狼達が集められ、戦場へと送りだされる。 その途中、緑騎士団とも合流するだろうか。
平原は、以前と変わらず深緑に染まっていた。 それは、バーナードが描いた絵を彷彿とさせて、 手にした剣に思わず、ぎり、と力が入った。]
かっこワリー歴史なんざ、残さねーぞ。
[>>4:90思い出したのは、彼の言葉。 騎士としての本当の戦いを、この時に刻むために。]
―――我が手に、勝利を。
[そう、低く咆えれば、馬が嘶く。 それを合図に、敵軍へと向かうように駆け出したのだった。]
(32) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[女は二通の手紙を書いた。
さらさらと迷いはなく進む筆。 その後、筆を置くと次は髪の毛に鋏を入れた。美しく腰まで伸びた髪の毛は肩の長さになった。 それはある決意の固さ。 女は手紙を握りしめ、部屋を出た。他の者に手紙を託し、女は向かう。
自身が一番大切な人の元へ…]
(33) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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― 砦前 ―
見つけた。 ヤニク。話がある。
[女は捜した。必死で幼馴染みを捜して回った。 緊張した面持ち…見れば忙しいのはわかるけれども―― 髪の毛が短くなった自身を見れば幼馴染は何を思うだろうか。 彼が振り向けば無言で近づき、人目も憚らず自身の唇を彼の唇へと重ねる。 怒られそうだがせずにはいられなかった。感情のままに起こす行動。一人の女をしての行動。]
…ん。ごめん。 好きだった。幼い頃からずっと好きだった。 今も大好き。私はヤニクがいなくなるのが怖かった。だからこの騎士団へ来た。
[初めて語る入団理由。一つ一つ言葉を綴る。上手く伝えることは出来ないがそれでも表情は真剣に。 女の瞳に映るは女が何年も愛した幼馴染の顔だった。一方通行でも良い。伝えたかった自身の気持ち。]
(34) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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――砦前――
[ミッシェルの言葉は>>30、もはや聞いていない 冷静な判断力も失われ、その心はただ、会いたい、その一心だけで
赤緑騎士団が進軍する>>29>>32のを、影から見ていた 馬舎に行けば、自分をここまで運んできた馬が居る 毛並みも血統も素晴らしい良馬だと言うが、そんな事は知らず]
(あら……編まれている?来た時より、綺麗になっている気が……?)
[フィリップにより入念に手入れされた馬は、しかし戦闘用に訓練された物ではない そんな知識も、無い]
(行くしか、無いのですわ。会いに行くしか、無いのですわ……)
[乗馬だけは、教養として身に付けている 灰色のフードを被り直し、危なげ無く、馬舎から飛び出した
ローズマリーに気付いた者が居ても、もう、止められないだろう]
(35) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(36) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(37) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(38) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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――――……
[駆ける、駆ける 風がフードをはためかせ、尚更にローズマリーの気分を高揚させる
緑の草原は、赤い血を吸って それでもまだ、雄大な自然を感じさせる
歓声を上げ、唸る狼 鋭く空気を引き絞る、鋭利な弓
敵から向かってくる塊を、押し返す そして、小さな命が一つ一つ消えてゆく]
(39) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[馬が駆ける かつて何度も越えた道 ここを抜ければ、この先には、あの目印となる岩場が有り そして、その向こうには、壮大な山脈が見え始めて そして、そして
その先には、きっと、愛しい――
愚かな姫は、何も知らない 目立つ馬、灰色のフード、遅い足取り 格好のターゲットにしかならない、それを
愚かな姫は、何も知らない 心の臓を貫いた鋭利な矢も その反動で自身が落馬した事も
幸せな夢の中で、幸せのまま、鼓動が、止まった**]
(40) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[弓兵が矢の雨を降らせる中、剣兵が敵を薙ぎ払う。 殺すだけが勝ちではない。 戦意を失わせる程度の傷を負わせれば、その分敵の戦力は落ちる。]
進め! 我等狩人!その矢は祖国に仇なす敵を討つ! 敵をすべて射ち落とせ!!
[味方を鼓舞し、前線を押し上げる。]
(41) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[と、その視線の先。 見間違えようがない印を掲げた姿が見える。]
クリストファー……。
[先の戦いでは姿を見せなかったと聞いたが、副団長を討ったその勢いで出てきたのだろう。]
調子に乗らせるかよ! 第一隊は前線を維持!第二隊は俺について来い!!
[そう叫び、クリストファーのいる場所へと駆ける。]
(42) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/05(Tue) 00時頃
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[敵もこちらに気付いたか、直ぐに陣形を変え弓での攻撃は難しい距離となる。]
ギリギリまで弓を射続けろ! 援軍を足止めするんだ!
[叫び、敵が目の前まで迫れば、弓を左手に持ったまま、右手で剣を取った。
バックラーで相手を視界を奪い、その隙に相手の足を砕く。 苦手だとは言っていられない。 少しでも、戦力を削りたい。
勝利の為に。]
(43) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[何故自分がこんなことをしてしまったのかはわからない。 幼馴染みの言葉を借りれば言わない方が「未練」だと感じたからだった。]
大丈夫。伝えたかっただけだから。ありがとう。 私ね、これからちょっと行くとこがあるんだ。もしかしたらもう逢えないかもしれない…
ねぇ。来世で逢ったらさ…また幼馴染でいさせてね。
[眉は八の字になっていたかもしれないが、精一杯の笑顔で笑って見せた。 そして彼を見送り自身は愛馬に乗って目的地へと目指す。]
(44) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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(私はどうなっても良いから… ヤニク…あなたはどうか無事でいて。)
(45) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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― 隣国 ―
[一人で向かう、敵陣営。姿を見れば、何も言われず通されるだろう。そう――敵将であるガイル・カロッサの所へ。]
何故襲って来た。私はお前らのいうとおりに行っていただろう。 それの答えがこれか!?
[女は騎士団に入団した後に父親が生きてることを知った。 しかしそれは隣国であるこの国に囚われていた。父親の出身はこの国だった。つまり…亡命。許されぬこと。 病院へ運ばれ、医師から死を告げられたがそれも嘘だった。父親は国へと連れ戻されたのだ。 父親の国へ行ってみれば脅迫される。「親を殺して欲しくなかったら協力しろ。」と。]
私はこの戦いなど望んではいなかった。協力をすれば戦争にはならないと言われた…だから!!
[女が協力していたこと。それは物資をほんの僅かだがこの国に手渡していたことだった。ばれたことは一度もなかった。]
(46) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[後方から飛んできた矢がクリストファーの馬に当たり、落ちる。 その隙を逃さず、駆け出す。 傍まで行けば、相手も剣を持ち立ち上がっていた。
そしてそのまま打ち合いになる。]
くっそ、もっと真面目に訓練参加しとけば良かったか!
[敵の攻撃が腹を刺し、膝をついた。 そこに伸し掛かる、蛇のようだと称された男。]
(47) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[男の目は、赤く染まる。]
(*5) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[敵軍との衝突の瞬間になれば、馬の上を転がるようにして 身をかわしながらも、剣を払う。 崩れ落ちた敵兵を押しのけて、そこに自分の道を作るように。]
――――…っ !!!
[赤い鎧を纏って駆ける姿は、まさに『狼』 赤騎士団団長の名に恥じぬように。 死んでいった者達への追悼となるように。]
(48) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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――ゆめのなか――
バーナバスが描いたような、あまりにも明るい新緑の草原の中 響き渡る、愉快な笛の音色 心を沸き立たせるそれは あまりにも軽やかで あまりにも伸びやかで 身体が勝手に、動いてしまう
ああ、手を繋ごう
弓の得意な、それ故に練習を欠かさない、真面目な緑騎士団員 馬舎で働く、どこまでもまっすぐで誠実な少年 優しく言葉を掛けてくれた、皆の支えの従軍神父 独特の服と物言いが真新しかった、緑騎士団の参謀 軽い言動の中に、しかし実力に裏打ちされた心を持つ新騎士団長
そして、ずっと反りが合わなかった、衛生兵と、手と繋いで
皆と手を取って、幸せの中で、踊ろうではないか――……**
(49) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[突如、ぽかりと空いた空間に現れた敵。 纏う雰囲気は、団長クラスのそれ。 黒い影は躊躇う事無く、真っ直ぐにこちらへと突撃して来る。]
…ぐッ!!!
[金属音が鳴り響き、お互いの剣が交差する。 真正面からぶつかろうとも、相手はオスカーのように引こうとはしなかった。 それは純粋な力比べ。剣を離しては、またぶつかり。 繰り返す度に、内なる熱が一気に外へと溢れ出るのが分かった。]
だ、ああぁぁあッ
[咆哮は止まない。 相手の一瞬のスキを突いて、懐へと滑り込むように]
(50) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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―――― …ベネット
(*6) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ベネット・ファーレンハイト… [突然話し出す亡くなった人の名。静寂なこの部屋で異様な空気が二人の間を流れた。]
あんたの剣術レベルは下だ。力任せでねじ伏せようとする。剣術レベルでは私以下だ。 イアン・レッドフィールドやセドリック・ヴェスパタインには敵わないのは自分で良くわかっているだろう? だから初日に弓兵部隊がイアン・レッドフィールドを狙ったがそれに気が付いたベネット・ファーレンハイトが気が付き替わりに息絶えた。 計算違えだったが副団長と言う身分の彼を殺害出来たことは結果的に成功した。
(51) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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くそがぁぁぁ!!!
[クリストファーが止めを刺そうと、剣を振りかざす。
反撃の為、辛うじて掴むことの出来た矢をその胸に突き刺した。
渾身の力で突き刺した鋭い鏃が、メイルの隙間に突き刺さり致命傷を負わせす。]
ざまあねぇな。
[血を噴き、倒れるクリストファーの体。 肩で息をしながら、立ち上がる。 刺された腹からは血が流れているが、何とか立っていられた。]
(52) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[はっと息を吐いたその瞬間。]
――ドスッ。
[その背後から、胸へ向けて剣が刺さった。 崩れ落ちながらもゆっくりと振り返えれば、今殺した男の兄――ガイル・カロッサ。]
ち……。 ……戦場ではいつでも気を抜くなって……おっさんが言ってたっけな。
[敵を討ったことに気が抜けていたと、苦笑が漏れる。]
(53) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ああ、ミッシェル。 すまん、な。
[口から漏れたのは、赤い血と。 幼馴染への最後の言葉。**]
(54) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ムパムピス・ドルナー、フィリップ・マーシャル。 彼らは前日に捕虜となった偵察者・テオドールに殺害された。奴が鍵開けが得意なことをもっと早くに気が付いていれば良かった… だがもうその彼もいないことはわかっているだろう。彼は既に殺害された。
セドリック・ヴェスパタイン。 剣術が敵わないお前は弟のクリストファー・カロッサに頼んで矢を射った。奴は名手のようだな。案の定、胸を貫き殺害することに成功した。
(55) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ッあぁぁあああ!!!!
[鋭く光る、矢尻。 それは彼の――ベネットの赤い意志が混じったもの>>21
懐に入った瞬間に、体を捻らせれば 相手の喉元に深く、深くそれを突き立てた。 飛び散る赤は、まるで **]
(56) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ペラジー・コロン。 私の友人。彼女はセドリック・ヴェスパタインを殺害するために射った矢の流れ矢に当たって亡くなった。 お前は知っているか?彼女がどんな思いで亡くなったか…お前なんかにわかるわけないよな。
バーナード=バース。 彼の死は私には理解出来ないが…物資補給管理者だった彼がいなくなれば物資が滞るでも思ったか? 殺害方法はなんだ…?
(57) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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待ってろよ、馬鹿野郎が ―――――… **
(*7) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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