265 無病息災を願う村
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[今度は意味不明にはなっていない…はず。 メールを終えればスマホを置いて布団をかぶる]
おやすみなさい
[胃が満たされ程よく身体も暖まったからだろう。 わたしの瞼はすぐに*重くなって*]
(9) polpo 2017/04/02(Sun) 13時半頃
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[眠い、と思って寝た結果か、あれだけ寝たり起きたりを繰り返してたのに、目が覚めたのは夜だった。 ああ、貴重な土曜日が。窓の外から光が漏れないことにがっくり大きく息をつく。 現状はといえば、変わったような、変わらないような。 薬が効いていた頃と頭の重さが変わらない、と捉えれば、少しは熱も落ち着いたのかもしれない。]
……さくらプリン、れーぞーこ、いれてないや
[床に置き去りのままのビニール袋をベッドから見下ろす。 暖房つけっぱなしのこの部屋で、さぞや泣いていたことだろう。]
(10) mmsk 2017/04/03(Mon) 14時頃
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――けほ ッ、
[小さく空咳が飛び出した。 鼻が詰まって口呼吸で、エアコンついた部屋で寝る。 今思えば喉が枯れて当たり前だけど、さっきはそれを考える頭なんて働かなかった。 けんけん軽く咳き込みつつ、スポーツドリンクのキャップを開ける。]
(11) mmsk 2017/04/03(Mon) 14時頃
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……はなのくすりも、きく、かなあ
[このまま喉に回って悪化するのは避けたい。避けなければ。 とりあえずとばかりにジュレのとろけたプリンを口にして、スポーツドリンクで薬を飲む。 残りは袋ごと冷蔵庫に突っ込んで(入れるべきものか否かの判断なんて、あとあと)エアコンを消す。
今ならいくらでも眠れそう、とぼんやりした頭で思う。 その神のお告げ通りに、今日という日を終わらせてしまうことにした。]
(12) mmsk 2017/04/03(Mon) 14時頃
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[あくる朝。 一日遅れの返信メール>>8に「良くなったならよかった。わたしは大丈夫」なんて返事をしたくせ、スマホを置けば真っ赤になった鼻をかむ日曜日*]
(13) mmsk 2017/04/03(Mon) 14時半頃
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―自宅・日曜の朝―
[だいぶ下がったわね、と母が笑う]
けほ、うん。 咳もだいぶ……出なくなった。
[それでもまだ必要な冷えピッタンは貼り替えられて、枕元には新しいスポドリのボトル]
(14) roku 2017/04/03(Mon) 20時半頃
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あ、うん、食べたい。
[パジャマの上からカーディガンを羽織って、居間へ顔を出す。 朝食は鶏肉と長ネギをのせた中華粥。 食事中にときどき鼻をすすってしまって行儀悪いけれど、今は仕方ない]
明日は塾、行けそうかな。 ……寝てるの飽きた。
[今日くらいはまだ家でおとなしくしてなさいよ、と母に釘を刺され、 昨日のあれ録画してるから観よう、と父に勧誘される。 そんな四月の日曜日*]
(15) roku 2017/04/03(Mon) 20時半頃
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― 土曜 夜・電車 ―
[帰宅等で人の多い時間帯だ。 座ることはできず、下道はつり革につかまっている。]
(……頭いてぇ……)
[ずきずき痛む寝不足の頭は重たく、一日中普段より高かった体温は、夜になってなお上がっているらしく寒気が止まらない。
足に力がはいらず、立っているのがつらい。 つり革を持つ腕にも、今日は自分の体重がずしりと重い。 恥も外聞も関係なくなることが出来れば、マナーポスターに描かれた学生よろしく座り込んでいるところだが、今のところ理性が勝っている。大人なので。そして家まで理性を勝たせるつもりでいる。大人なので。
つり革につかまった腕に、重たい頭を寄りかからせるようにして俯いた。大して楽な姿勢ではないが、単に真っすぐ立っていられないのだ。
視線の先には椅子に座って口を開けて眠っている男子学生。 羨まし気に彼を見て、下道は静かに草臥れた溜息をついた。]
(16) gekonra 2017/04/03(Mon) 20時半頃
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[マスクで覆った自分のぜいぜいする呼吸も、電車の音もどこか遠い。寝不足の充血した目は、眠たげに長い瞬きを繰り返している。]
(はやくつかねえかな……)
[切実に。 顔を俯かせていると、洟がたれてくる。 鼻をぐずぐずいわせて、咽るように弱弱しく2、3咳をした。]
(17) gekonra 2017/04/03(Mon) 21時頃
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[目的地の駅を恋しがりながら暫し。 やっと電車のアナウンスが、到着を告げている。]
……。
[降り口は左。銀色の扉が左右に開いて、ひとが幾人か降りていく。 下道は立ち尽くす屍のようになって、ぼーっとしたままつり革につかまっている。]
………、……
[のろのろ顔をあげる。]
……? …………!
[赤い眼で駅名を確認して、大慌てで電車から降りた。 どうにか扉が閉まる前に電車から飛び出したが、危うく寝てもいないのに乗り過ごすところだった。]
(18) gekonra 2017/04/03(Mon) 21時頃
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[少しどきどきする胸をおさえて、大きなため息をつきながら、どっかりとホームのベンチに座り込んだ。]
…………
[膝に肘を乗せて、ふとい血管のういた手を組んで、アスファルトをじっと眺めた。]
……。
[立ちたくない……帰らなければ……でもぜんぜん立ちたくない……寒いから帰ろうぜ……でもぜったい立ちたくない……けど早く寝たいから帰ろうぜ……でも立ちたくないっていうかもう立てないこんなの……]
(19) gekonra 2017/04/03(Mon) 21時頃
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[カバンから取り出した飲み物をちびちびやりながら、たっぷり五分は葛藤してしまった。 一回座ったら立てなくなるパターンだった。
五分の休憩を終えて、渋々立ち上がって、情けないが顔をしかめて息切れさせながら、ホームの階段を上りきる。 改札をぬけて、駅前に出る。
雨である。
なんなんだこの天気は。いつまで降るつもりなんだ。お前は桜をどうしたいんだ。余りのしんどさに天気相手に苛つきながら、家から今朝持ってきていた傘を開く。 家まであと少し。よくやったぞ、頑張っていこうと自分を鼓舞した。
飯を食べて薬を飲んだほうがいいだろうから、食事のことも一瞬考えるも、コンビニ寄り道する元気もなかった。 どうせ家に帰ったらすぐ眠ってしまうだろう。真っすぐ帰宅することにする。]
(20) gekonra 2017/04/03(Mon) 21時半頃
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[足がもつれて歩くのが遅い。家が今日はやけに遠く感じる。 信号で立ち止まるたび、痛むこめかみを揉む。 水たまりを避けそびれて、ズボンの裾が濡れている。 寒いし煩わしいし気持ち悪いししんどい。]
(めっちゃタバコすいたい)
[眉間にしわをつくりながらそう思った。 そこからの歩く速度は、少し上がったように思われた。 濡れた道路を走る車の音を聞きながら、やっと家に到着した。]
(21) gekonra 2017/04/03(Mon) 21時半頃
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[暗い部屋に電気をつける。 傘をいい加減に立てかけると、すぐに傘の先に小さな水たまりができた。 濡れて脱ぎにくい靴をもたもたと脱ぐ。 脱げた拍子に靴が散らかったし靴下が脱げた。靴下だけ回収して、玄関すぐに置かれている洗濯機に突っ込んだが、靴はもうきちんと揃えて置く気もおきない。
邪魔なマスクを引っ張るように剥がしてティッシュでふかふかしているゴミ箱に捨てる。 カバンをめんどくさそうに床に放り出し、ベッドに座った。 ベッドに座って真横に倒れた。服が濡れているが構うものか。]
あ゛ー…… けふっ……けふっ
[動きたくなさがすごい。ベッドの近くにおちていたティッシュ箱に、だらしなく寝っ転がったまま腕を伸ばして拾い上げて、なんべんか鼻をかんだ。]
(22) gekonra 2017/04/03(Mon) 22時頃
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[それから5分くらい眠っていたらしい。 疲れすぎていて眠りが浅いのか、目がさめた。
だらだらと起き上がって、眼鏡をはずして目をこする。 起き上がって「しんどい」以外の感想がない。ただつらい。
本格的に寝るために着替えることにした。 職業柄スーツでなくてもよい職場であるため、羽織っていたパーカーを脱ぎながら洗濯機の前に向かう。 それにしても濡れた服を脱ぐというのはどうしてこんなに不快なのだろう。 脱ぎにくい。濡れてつめたい箇所と、人間の体温に微妙にあたたまってぬるいところと両方あるところがまたきもちわるい。えいやと洗濯機に濡れた服を突っ込んだ。
本当なら服脱ぎついでに風呂に入るのがベターだろうが、なにもかも面倒臭い心地なのでやめた。起きてからにしよう。
服も着ずに猫背になって部屋にもどり、引き出しから出したスエットを履いて、Tシャツをかぶった。]
(23) gekonra 2017/04/03(Mon) 22時頃
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―電車・昼―
[一日寝ていたおかげか熱も37度ほどまで下がってくれていて、昼過ぎからの部活に出ることにした。 マスクにフードまで被ったパーカー姿という、いかにも不審さバリバリの格好。我ながらため息が出るほどに近寄りがたい。 外を歩いている間はさほどでもなかったが、空気が篭っていて温度も湿度も高い電車内は具合の悪さが倍化するような心地だった。 いたくもない場にいると時間の流れは遅く感じるものだ。調子が悪ければなおさらのこと。 早く着いてくれと願っている間も、おでこが暖かく感じられたり、周囲の視線が気になったりで、不必要なまでにストレスが溜まっていく。 この電車内、誰が他人のことを気にするでもないことはわかっているのだが]
(24) kemoko 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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―グラウンド―
うーす。……いやいや、好きでこんな格好してんじゃねえって。
[電車を降りてからはただただ外気を吸える喜びだけが広がっていた。通学で降りる駅がこんなにも解放感のある場所になるとは思いもよらなかった。 学校の裏口側からまっすぐに部室棟へ。挨拶一番、部活の仲間に不審者みたいだとマスク姿をからかわれる。 睨みつけるような目つきが悪目立ちしているのは重々承知だ。体が冷えないようにフードまで被ってきたのだからなおさらである。 棚の自分のスペースに荷物を置いてマスクを外す。普段よりも部室の砂っぽさやすえた臭いが気になる。小さく咳をひとつ。 いつもよりも小ぶりに作っておいてもらったおにぎりをひとつポッカリで胃に流し込むと、腹の中には少しばかり重い感覚]
(25) kemoko 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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んー? ああ、7度まで下がってたから大丈夫っす。動いてりゃ治りますよ。俺そんなひどい顔してます?
[調子悪かったら隅でトレーニングでもいいぞと部長から声をかけられ、ポッカリを飲みながら答える。ひどい顔、で二人して笑った。 練習着へと着替えながら、昨日何があっただのどいつがバカをやっただので同期の奴らと盛り上がる。カラオケでの変な歌い方ネタは当ラグビー部の鉄板である。 病み上がりの身分でジャージ姿はさすがに若干の寒気を感じる。ウィンドブレーカーの存在にただただ感謝するばかり]
(26) kemoko 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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[ボールが若干手につかない、視野がどうしても狭いなど、やはり本調子からは遠いものの、体を動かして動かせないことはない。 むしろ丸一日寝ていたおかげで筋肉を動かすことに関してはやりやすいくらいだ。脳の処理が鈍っていてそう感じるだけかもしれないが。 動けないよりは動けたほうがよほどいい。明日もまた楕円球を追いかけて転がす生活を送りたいものだ**]
(27) kemoko 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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―日曜夕方・チャーミィマート駅前店―
[咳もたいして出ないのだけど、無理矢理にマスクをつけさせられた状態でのご来店]
あ、うん、ちょっと風邪ひいちゃって。 もうほとんど大丈夫。 ずっと寝てるのもうやだ。
[春らしい飾り付けの店内を少しぶらぶらしてから、レジに出すのは少年漫画の単行本と、100%オレンジジュース]
風邪にはビタミンCって、親が言うから。
[ドリンク剤にはまだ手を出さない新6年生。 すん、と小さく鼻をすすって]
……健康って、いいね……。
[わかったようなことを呟くのだった**]
(28) roku 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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[タバコを吸い始めたのはそのあと。 ベッドを背もたれに、床に座り込んでいる。 床に灰皿と缶ビール。
片手で額を触る。体温の想像はつかずに首をかしげる。 膝をついて体をのばし、引き出しに手をかけて、ずいぶんぶりに体温計などをだしてみた。 タバコを口にくわえて手を自由にしてから脇にはさんだ。]
ふー………
[煙をはいて、ビールをひとくちのんだ。 冷蔵庫にあったときは美味しそうに見えたのに、いざ飲んでみると冷たいし風味もわからないし漠然と甘いだけだし炭酸が喉に痛いし、あまり美味しく飲めなそうだ。 冷蔵庫をあけて目に入ったら飲みたくなっちゃったので仕方ない。]
(29) gekonra 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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[灰を灰皿におとして、またタバコを口にくわえた。]
……、……んぐふっ、んぐっ!? ごほっ、ごふっ、ごっほ、ごぉっふ、げっ……げっほ、 げえーっほ、げええっほ、げっほ……っ
[煙を吸い込んだ拍子、盛大に咳が出た。 俯きながら咳をやり過ごそうとするのだが、喉や肺が震えて痛むくらい大きな咳は、唾液が喉のへんなところに入って咽たようになって、なかなか止まってくれない。]
げほっ、げほっ、げんっ、げんっ
[へんな音の咳が出てきて息が出来ない。涙は出るわ、こめかみ辺りがぎゅうっと押し込まれるように痛むわで顔をしかめる。呼吸困難であちこち変な力が入って血管が浮く。]
げんっげんっ……はっ、げんっ、けんっ! はっ……げほっ、はぁ、げほ……げほ……はあ……
[暫く咳き込み続けてようやく落ち着いたころには、頭に若干血がのぼり、息も絶え絶え。 頭痛は孫悟空の頭の輪っかのように頭をぎりぎり締め付けていて、涙が出た拍子に鼻水まででていた。 タバコの続きを吸うのもひとやすみ。火はたばこを無為にじりじりと燃やし続けている。]
(30) gekonra 2017/04/03(Mon) 22時半頃
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[そうこうしているうち、体温計が電子音を鳴らした。 洟をかんだティッシュをゴミ箱に放り投げて、Tシャツの襟のところから腕を突っ込み、脇から体温計をぬく。]
……
[眼鏡の向こうで目をほそめるようにして体温計の数字をみた。 38.5℃とある。 咳き込んだりなんだりで脇から微妙にずれたり体温計をしっかり挟んでもらえなかったせいもあって、実際きちんとはかった場合は38.8℃くらいになったのかもしれないが、残念ながら下道はそこまで正確な温度を気にしなかった。
体温計をケースにしまって、適当に机の上にのせる。]
………
[だいぶ調子が悪いと思ってはいたが、すごく調子が悪かったことを自覚した。 月曜日の快気がやや心配になってきた。]
(31) gekonra 2017/04/03(Mon) 23時頃
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[タバコを吸い終える。 ビールはまだ残っているが、横になりたくなってきた。 起きて蹴ってこぼさないようビールの缶を机に乗せて、背もたれにしていたベッドによじのぼる。
ビールは眠くさせるというよりは、ただ体の力をさらにぬいて、体の重みを増させただけだ。 ぐったりとベッドに横たわり、毛布をすっぽりかぶって縮こまった。
足先が冷えるので、手の指先で暫しあたためる。 枕にふれた息が熱をもつのを気にしながら目をとじているうちによ、意識はすこんと眠りへ落ちていた。]
(32) gekonra 2017/04/03(Mon) 23時半頃
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― 日曜 ―
[鼻が詰まっているのが気になって起きること3回。 トイレに行ったのが2回。 2,3時間のぶつ切りの睡眠が延々続いている。
体はずしりと重く、目がひりひりしている。 枕に触れた息は昨夜と変わらず熱く湿って、そのたび乾燥した鼻の下が熱い息に触れて痛む。
日曜は疲れて寝て過ごしていることが多いので、熱や咳は多少の物珍しさもあって諦めやすかったが、この鼻づまりだけは本当に煩わしい。
何度も寝返りを打っては溜息をついたり、唸ったり。 布団や枕にからだをこするようにして、もぞもぞしては、疲れたように息ついて目をとじて、気づいたら寝ている。
眠りが浅いせいか、夢をいくつか見た気がするが、内容は殆ど忘れた。電気料金と水道料金未払いで電気も水も使えない夢を見て一回焦ったのを覚えているくらいだ。]
(33) gekonra 2017/04/03(Mon) 23時半頃
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[半身おこす。頭がくらくらと揺れて、膝をたててそこへ突っ伏す。]
ふー……… ぇふっ、ごフ、ごほ……ぜー……ごぉほ…… ぜっ、ごぉほ……ひぅ、ひぅ……ごっほ……
[昨夜咳き込みまくったせいか、咳がひどくなった。 濃い痰が絡んでいる。 頭痛の鋭さが増して、つきんと痛む瞬間につい顔をしかめる。]
(34) gekonra 2017/04/03(Mon) 23時半頃
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[これは今日は眠って過ごすしかなかろうなと観念する。 下痢もしてるし消化のいいものを食べて、出来るだけ汗などかくため水分をとり、薬をのんで……などなど今日やるべきことを考える。 明日は月曜。直さないと……と思うに、なんだかこれも納期みたいに思えてきた。]
……はあ……
[よせばいいのに馬鹿馬鹿しい想像をしてしまった。 落ち込んだような疲れたような溜息をつく。 眼鏡をかけた。昨晩食べてないし、何か胃にいれて薬を飲むところからはじめよう。]
(35) gekonra 2017/04/04(Tue) 00時頃
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―自宅―
ぃ っ…ふ、ぇ う、…ぐず
[……息が苦しくて目が覚めた。 うう、鼻が詰まってる。店長に差し入れでもらったちょっと柔らかめのティッシュがお役立ちだ、たすかる。]
は、ぐ、……ぅー……
[布団があたたかくて気持ちいいんだけど、熱い、もう脱ぎたいけど、それ悪化の一途だよな、分かる、ぞ。 冷えるジェルに伸ばして力尽きていた手で今度こそ掴む。]
……んーぅ……つめたぁ
(36) azuma 2017/04/04(Tue) 00時頃
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………ねたら゛……ふっか つ……
……へふ、 ―― ……
[再び力尽きる感覚。あー、おちてく、って感じが、した。*]
(37) azuma 2017/04/04(Tue) 00時頃
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[翌日月曜。
下道なりにではあるが、体を頑張ってやすめた結果、結局熱は一応朝はかったところ七度後半におさまり、無事(?)仕事に出ることと相成った。
治りきってはいないけれど無理をすることで ぶりかえすなんて展開があったかどうかは……]
……ぅ…… えっ……くし!
[また別のおはなし。**]
(38) gekonra 2017/04/04(Tue) 00時頃
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