56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[ソフィアは作戦を教えてくれただろうか。 どちらにせよ、戦になれば知ることになるが、予め知っておきたいと思っていた。 暫く話していれば、中に入ってくる男の姿。>>202
その姿を見て、小さく呻く。]
俺は作戦の確認とか聞きに来ただけだ。 ……副団長こそ、どうしたんだ。
[彼が参謀と話をする為、来ることはおかしくない。 にも関わらず、間の抜けた返事をしてしまったのは、先程ミーティングに遅れたから。]
探す手間って、わざわざ注意しに来た、とか?
[説教されそうなら、休眠命令を理由に早々に部屋を抜け出す心算でそう聞いた。]
(213) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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そーいや、野外とかで戦になったら、やっぱ戦場に駆り出されるものなのかねえ。まーここの防備とかになれば常時戦場とかになるだろーしそりゃ仕方なかろうが。
やっぱ想像つかないねー。戦場ってのは。 こちとら出征と凱旋の姿くらいしか見てねーし。 ここ来たってあんま変わんなかったし…。
[ぼんやりぶつぶつと話していたせいで>>210呼びかけに反応が遅れた。ぺこりと一礼は半ば癖になっている。]
…ゎぁ、あ、これは神父殿。 いやはやすいませんね考え事してたもので。 趣味に没頭してたらすきっ腹になったでちょっと何か食べるもの探しに行こうと思ったんですよ。
(214) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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ミシェちゃんはかっこいいよ? まだまだ上はいるけど、追いつこうと頑張っているし。
[偽りのない、素直な気持ちなのだが、本人はまだまだ実力不足だと感じているのだろう。けれど、向上心があり、努力を重ねる彼女は、眩しく見えるのだ>>205]
おいしい薬は作れないけど、立派な騎士なら顔色一つ変えずに飲むべきだと思いますー。怪我する方が悪いんだもの。
[ミッシェルのからかいに、褒めてくれているのがわかったから、こちらも軽口を叩いて返した。>>207]
(215) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[ベネットから声をかけられれば 眉間に皺をこれでもかと寄せた顔でそちらを向く。 説明を受ければ、あーあーと相槌なのか奇声なのか 分からないような声を上げて]
分かった、分かった、つまり こっちはどーんと構えてるから、 こいつらがざーーっと行けば問題ないって事だな。
[人差し指でどんどん、と紙をつつきながら ベネットの言葉を一つずつ理解していく。]
くっそ、簡潔に一枚にまとめてくれよな…
[今彼にとって倒すべきは、 敵国じゃなく、この山積みの書類なのだった。]
(*35) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[ペラジーとミッシェルの言葉に軽く頷いて見せて。]
まぁ、急な事だからしょうがない。 じっくり考えている暇なんて、向こうさんは与えてくれないからな。
[珍しい、とミッシェルが声をあげれば、そちらに目を配らせる。]
これからちょっと、偵察にな。 フィリップ、お前が言っていた伝書鳩が落とされていた場所付近まで行ってみようかと思ってな。
(216) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[オスカーが出ていく際に、何故自分への声援は無かったのか>>*34 疑問に思っていたが、彼がその意味を理解することはなかっただろう。
それからしばらくすれば、唸り声が執務室に響き渡っていた。]
(*36) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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…――― 俺にも後でその書類見せろ。
[風にのって届いてくる主の声を聞き、暫く沈黙…、いや、唖然として。 戦場においても、オスカーはイアンの傍につき従い伝令や偵察、場合によっては戦闘もこなさなくてはならない。
彼だけに任せておくのはあまりにも不安だった。]
(*37) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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植物の生命力はすごいからねー。 ……そうだね。なるべく早く、終わったらいいね。
[気の早い少年の言葉に、同意を示す。>>209]
偵察?オスカーも、戻ってきたばかりなのにいつも大変だね。 近くなの?ご飯、おいしいところ取って置いてあげるよ。
[オスカーが出かけると聞き、少しだけ心配そうに。>>216 緑騎士団に休眠命令が出され、厨房が既に戦場状態になっている事はまだ知る所ではなかった。]
(217) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[友人と少年の言葉はありがたかった>>206>>209]
ありがとう。そういって貰えると嬉しいよ。 これから大変になるが…頑張ろうな。
[口元は緩んでいるが表情は真剣そのものだった。]
(218) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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こんばんは。
[ぺこり、一礼返し。>>214]
ご趣味……ああ、また絵を描いておいでだったのですね。 食堂がまだ開いているんじゃないかと思いますよ。
[バーナードが礼拝堂にやって来て、 隅の席で画材を広げていた事があったように思う。 得心して頷いた]
……考え事というのは、絵のことでしょうか?
(219) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[ばつの悪そうな様子>>213を感じ取り、眉根を寄せた]
注意……ああ、それもあったな。 ヴァロキエ。お前、これで今月何度目の遅刻だ。 上官には敬礼を欠かすな、敬語を使えと何度言えばいい。
[逃げ出される前に淀みなく注意を叩きつけた。 この男を自分の後釜――ひいては将来の騎士団長になどと、やはり血迷ったか、と今更自分の判断に疑いを持つ。 それでも適任は彼以外にいないように思えて]
赤騎士団の新団長にイアン・レッドフィールドが任命された。 副団長はベネット・ファーレンハイトだ。
[だがやはり躊躇いは捨てられず、世間話でひとまず茶を濁す。]
(220) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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あ…いや…なんだ… ありがとう。
[友人の言葉は真っ直ぐに正直で女は頬を赤らめて照れた。普段言われることがないからどうして良いかわからなかった。>>215] ははっ。確かにペラジーの言うとおりだ。 でもな、我々も怪我をしたくてしているわけじゃないからそこは勘弁してくれな。
[尤もな意見に声を出して笑った。 だが同時に思う。この楽しい空間がいつまでも続けば良いと…]
(221) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[―― トントン、と顔を指を書類に突き入れる様に次第に僕も説明しだす]
……イアン! ここ三千六百って書いてる! あぁもうまだ半分以上あるんだよ!?
[…何故僕だけに声援を送られたのか>>*34 イアンの唸り声を音楽に、その意味は嫌と言う程理解した。
―この戦が終わった後、どうなるんだろう、と]
(*38) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[>>211オスカーからも礼を言われ、やはり慌てて手と首を振った]
いやだな、オスカーさんまで。 皆改まってお礼だなんて、止めてくださいよ、縁起でもない。
[戦が始まれば、無事でいられる保証はない。 そんな予感を払拭するように、少年は笑った]
確かに、赤騎士団の方の方が血の気が多い気がします。 頼もしいことですね。
[>>216 伝書鳥が落とされた場所まで、と聞けば表情を曇らせ]
それなんですが… 先程、見張り台の上から見たとき、時折人影が見えました。 十分に、気をつけてください。
[恐らく敵の斥候だろうことは想像に難くない。]
(222) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/07/01(Fri) 00時頃
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…そうか。 気をつけるよ、感謝する。
[フィリップの注意勧告には素直に礼を述べて。]
美味しいご飯、いいね。 一体何が食べられるのか、楽しみにしてるよ。
[ペラジーの言葉に緩く笑って。 そうやって言葉を交わしながら、馬を引いて厩舎の外へと出ていくだろうか。]
(223) 2011/07/01(Fri) 00時頃
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[オスカーの話もわかる。>>216 この状況下では今、決めなければならないことは頭では理解していたが、心の何処かでやはり認めたくはなかった。]
まぁな。そんなもたもたしてられないのもわかるが…
[伝書鳩の話をされれば驚きの表情へと変わる。]
鳩…?あの噂は本当だったのか。 今から行くのか?
(224) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/07/01(Fri) 00時半頃
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>>219そうですね、食堂に行くのがやっぱ筋ですーわ。 はは、別につまみ食いとかしないっし。
[入手ルートは多く、リスクを犯して摘む必要は無かった。]
悩みですか…。絵のことも多少はありますよ。 描きたいものを、描くってのはどうも難しいものです。
(225) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[>>218 これから頑張ろう、というミッシェルに、頷く]
うん、頑張ろう。 …生きて、帰りましょうね。
[ぽつりと呟く。 ベネットに伴われ、見張り台から見た敵の数。 それは少年に楽観視を許さなかった >>217ペラジーの同意に頷き。]
終わったらさ、ご馳走つくって皆でパーティしよう!
[殊更明るく、そう言った]
(226) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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―― 参謀室 ――
[団長と副団長が休眠命令を発して後――少しの間、何名かを対応する事になっていた >>119 >>120]
あー…団長それだけしか、言わなかったかやー…。 まあ、仕方ないでありんす。 おおむねぬしらの想像通りじゃ。故に、休め。 隊の編成は基本的に訓練時と同様じゃ。錬度の問題があるからの。
[そんな対応を続けているうちに、ヤニクもまたやってくる>>189]
(227) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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フィリップは、オスカーを気を付けて、と見送った
2011/07/01(Fri) 00時半頃
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えーっと、3回くらいか?
[ちらちらと扉を見ながら逃げ出すタイミングを計るが、淀みなく注意され>>220その隙がない。 頭を掻きながら聞いているが、その態度は反省しているようには見えないだろう。
しかし、赤騎士団の団長と副団長が決まったと聞けば、興味深そうににやりと笑った。]
へぇ、あの二人か。 漸く決まったか。 あっちの士気にも関わると思っていたが、これで纏まるんじゃないか?
(228) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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― 平原 ―
[薄暗い月明かりを頼りに、オスカーは馬を走らせる。 フィリップの言っていた場所の近くまで辿り着けば、馬を降りてゆっくりと周囲を見て回った。]
…――――
[人の姿は、見えない。 けれど―――…]
(229) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[間違いを指摘されると、その顔を一層歪ませて]
…げっ。
無理無理無理、これ朝までとか死ぬ。 何だ、参謀室長殿は俺を決戦の前に殺す気なのか?
[へらへらと皮肉を言ってみるが、 そんなもので現実は変わらない。 しばらくは睨みあいをしていたが、痺れを切らせば]
…ちっと外、出てくる。 ベネット副団長、少しの間よろしくな!
[わざとらしく副団長なんて呼んでみたりして。 半ばベネットに押しつけるように、書類を渡すと きっと彼の制止の声も聞かず、執務室を飛び出した。]
(*39) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[照れて笑う友人に、くすりと笑う。>>221 こんな所が可愛い、と思っているのは秘密だ。
それから、改めてオスカーの方を向くと]
うん、ちゃんと用意しておくから。 だから充分、気をつけてね?
[馬を引いていくオスカーに手を振り、見送った>>223]
……じゃ、私も晩御飯の支度のお手伝いに行かなきゃ。
(230) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[少年の声は明るく、無意識に心が軽くなった。>>226]
あぁ。皆、生きて帰ろう。 パーティーも良いな。その時は私が料理に腕を振るおう。 結構得意なんだ。
[誰にも言ったことはない料理の特技。振る舞える時が来れば良いなと心から願った。]
(231) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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…――― 居る、な。
[スゥ、と血の様な緋の眼を細めて。 自然と、口角が上がったのは、其の身体に流れる狼の血の所為か。]
(*40) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[忙しいだろうけど、と前置きする姿には苦笑して>>189]
これが仕事じゃ。苦にはなりんせん。
赤の参謀と話した際には、基本は防衛戦と見ておったからな。 緑の騎士団は、方陣を敷いて、弓による中長距離攻撃を用いた、守勢の陣を敷く事になろう。 隊組は前回同様、と思ってよいじゃろう。…まあ、そこは団長と副団長の差配の部分ではあるから――む、ちょうどよい。ヴェスパタイン副団長に聞くがよかろうの。
[そうしていると、副団長もやってきた頃か>>202]
(232) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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後は。戦になったときが、正直怖いものです。 こちとら元は一介の商人見習いです、その世界は見ては居ないんで、見たときには多分絶望の淵に立っていたりするもんなんと思ってます。
いやまあ、こういうときが来る事くらい、わかっちゃいるんですけどねえ。
[小さくため息を吐いた。]
(233) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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ご馳走…と、お菓子。 クッキーやパウンドケーキも焼こうかな? リクエストあったら聞くよー。
[なかなか作る機会のないお菓子。けれど、戦が終わったらそのくらいは許されるだろうか。]
え、ミシェちゃん、お料理得意だったんだ? じゃ、一緒に作ろうねー。
[にこりと笑う]
(234) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[赤の騎士団の組閣の話を聞けば、ほう、と笑みを浮かべる>>220]
む、思いのほか早かったの。思い切った、か、必要に迫られたか。 どちらにせよ、現況で布陣が固まるのは悪いことではないな。
しかし、イアン・レッドフィールドを団長に据えたとなれば…赤は、やはり攻め手を使いたいのやもしれぬの。
[ふむ、と考える]
(235) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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[オスカーが馬を連れて出て行けば女はしばらく考えて愛馬の手綱を持った]
すまない。私も行ってくる。
[二人に告げるとオスカーを追いかけるように足早に厩舎を後にした。]
(236) 2011/07/01(Fri) 00時半頃
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