313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。
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人
狼
墓
少
霊
全
ヘリンヘイモに1人が投票した。
ロゴスに11人が投票した。
ロゴスは乗客の手により投棄された。
時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!正常さを取り戻したインフラは目覚しいスピードで復興計画を進めていく。やがて救助の通信が響き、皆が歓喜に沸くだろう。
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─温泉、ぎるてぃ蒸しパンを食す─
[並べられた料理の中から、ふかふかの蒸しパン>>5:6を目ざとく見つける。
ふわふわと焼かれた素朴な味は好ましいものだけれど、はちみつの鮮烈な甘さを知っている身としては、やはり物足りなく感じるものだ。
むにむには、大変に罪深い生き物なので。
パンを半分に切ってもらい、そこにたっぷりの甘味をのせる。 はちみつとザラメ。バターはまた別だ。なぜなら。
トースター?何を!ここには鉄板があるじゃあないか!
バターを引いた鉄板に、パンを逆さまにして、じゅわり。 やがて星屑のザラメは融け焦げて柔らかい黄色の蒸しパンを彩り、それでも星屑の余韻を残して所々が煌めいている。
渡されるのを待ちきれずに鉄板からひとつ摘み取った]
(@0) akayume 2022/08/17(Wed) 16時半頃
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[多少熱いが、軟体がダメージを受けるほどではない。
鉄板から取るときに、掬い上げ纏わりつかせるようにしたキャラメルがとろりと滴った。 熱く溶けた星屑の煌めきは、水色に散ることはなく淡く消える。
たっぷりと感じられて広がるのは、少し焦げの交じる良い匂いと、強烈な甘さ。 しかし散って消える星屑のように、鮮烈な味はすぐに終える。
そうして最後に残るのは、バターを吸い込んでより引き立つ、柔らかくほのかなはちみつとミルキーウェイの優しい甘さだ。
瞬く間に消えた蒸しパンは、1つでは足りず。
やっぱり、そのままよりも、何か作ってもらう方が良い。 イナリに感謝しつつ、罪深い蒸しパンをまたひとつと味わうのだった*]
(@1) akayume 2022/08/17(Wed) 16時半頃
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─ RESULT ─
ごちそうさまでした!
[この宇宙キョンシーが、山と積まれたタワーを攻略する時間はわずか0.57ミリ秒に…、いや6分にしか過ぎない。ではこのプロセスをもう一度説明しよう。]
これをもうワンセット、おかわr…
[べしべしと、お札がツェンの額をたたく。]
なんだ、痛いじゃないか。
『お前はここの食材を全部食い尽くす気か…!』
そうか…、それは悪いことをしたな…。
[食料はいくらでも補充できるとは思うが、 このままいくと際限がなくなることなので注意を促しておこう。]
(@2) 龍全 2022/08/17(Wed) 17時頃
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羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。
kumiwacake 2022/08/17(Wed) 17時頃
空挺帆走 ティムは、メモを貼った。
rokoa 2022/08/17(Wed) 20時半頃
日輪代理 ロゴスは、メモを貼った。
Antler 2022/08/18(Thu) 12時頃
日輪代理 ロゴスは、メモを貼った。
Antler 2022/08/18(Thu) 15時半頃
ツェンは、性別:宇宙キョンシーでいいだろう。
龍全 2022/08/18(Thu) 18時半頃
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─ では、もう一度食事シーンを見てみよう ─
[最初に、手を付けたのはクリオネの刺身>>@10 なにもつけずにまずはぱくっと一口、]
ん、うまい!
(これは…、何も味はしない…味はしないが…。 うーん、何といえばいいか、食感が楽しい。 口に吸いつく感覚が気持ちいい。
ちゃんと処理した宇宙クリオネは泥くさくもなく。 たとえるなら、宇宙コンニャクに近いといえば近いか…。
ならば、これはどうだ?)
[スタッフに宇宙ソイソースと宇宙おろししょうがを頼むだろう。]
(@3) 龍全 2022/08/18(Thu) 19時頃
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ん、うまい!
(ほらやっぱり、この刺身はこれが正解だろう!)
『あ、あかん、どっからどう突っ込んでいいんかわからん!…。』
(@4) 龍全 2022/08/18(Thu) 19時頃
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─回想・その生き物は意思を持つ>>0:@3─
[店員に拾われた水色の不定形生物は、そのうち、掃き掃除をする傍らで自分の身体にゴミを集めてはひとまとめに吐き出したり、落ちそうになった食器を受け止めて差し出したりと、店員の仕事を手伝うようになった。
見た目よりもたいぶ賢そうなその生き物は、お手伝いの直後には近くによって何かしらの食物をねだる仕草を見せた。
あげられる物の大半は、店では出せないと店員の口に入ったり、時には廃棄されたりするような部分なので特に問題とはされなかったが。 施される食物の味を覚え、だんだんとおねだりの頻度が増えていくのは誰からもわかったことだろう]
(@5) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃
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「お?なんだ水色、また来たのか?」
[すっかりキッチンの隅に居座るようになった水色の塊は、自分のことを呼ばれた事に気が付いたのか、声をかけた店員の方に寄っていく。
むにむにと這いずって、声をかけた相手に寄っていく様はどこか微笑ましく見えるだろうか。
留まる水色の上にぱらぱらと落とされたのは、ナッツの欠片。 ちゃんと食べられるものではあるが、砕けて箱の隅に溜まっていた、お客様には出せないものだ。 更に砕いてアイスなどのトッピングにしたりはできるが、店員達のつまみになる事も多い。
餌を貰って蠢く軟体生物に、様子を見たのか通りがかった他の店員も声をかけてきた]
(@6) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃
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[そうやって一日バックヤードを動いていれば、様々なものが水色に溶けるのを見られたはずだ。
うっかり崩れたスプラッシュピーチの実を半分。 皿に残されたチーズ片を1つ。 フライパンに余った黒星パスタソースをひと掬い。
それから、お客様から頂いた差し入れの菓子を一粒。
それが落とされた時に、不意にその動きが固まったことに気がついたのは、どれほどいたか]
(@7) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃
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[ゆっくりと、うごうご蠢いて。
じゅわり。
小さな菓子は、水色の身体に拡散することなく小さく直ぐに融け消えた]
「もう食べたのか。お客様からの頂き物だし、俺の分もいるか?」
[完全な善意から落とされた、追加の菓子。 それはいつものようにぽとりと水色に落ちていくと思われた]
むにょり
[凹んで、そのあとひょいと出っ張る。 落とされたそれは、落とした店員の元に逆戻り。 予想外の反応をされた店員は、わたわたとどうにか菓子をキャッチした]
(@8) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃
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……美味しくなかった。要らない。
[拗ねるようにむぎゅりと床に広がる姿は、列車で初めて披露したものだった。
どうやら美味しいものだけが貰えるわけではない。 けれど、このままペット風に振る舞ってたら、選り好みはできない。
そんな事を察した軟体が本性?を表し、意図的に店員とコミュニケーションを取るようになったのは、それから直ぐの話*]
(@9) akayume 2022/08/19(Fri) 01時頃
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ジェルマンは、ヘリンヘイモ明日は早めに来るから、今日は寝たまえ。(ぽふぽふ)**
fukafuka 2022/08/19(Fri) 01時頃
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[おや、バーテンダーさんです。>>5:95 料理を作りに行ったと思っていましたが 戻ってきたようですね、どうしたんでしょう?
いや、今どうしたと思われているのは毛玉の方ですね。 ツノはどうしたのかを聞かれているようです。]
ぷぅ
[ぷかぷか、湯面に浮いたまま もぞもぞと毛の中から保管していたツノを取り出し バーテンダーさんへと見えるように そしてうっかり落とさないように、抱えます。
あ、落としてもツノは沈みませんよ? ただ毛玉が泳げないので、回収が手間なのがね?]
(0) ツナ 2022/08/19(Fri) 13時半頃
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[まぁ、それはそれとして バーテンダーさんはこのツノが気になるようです。]
ぷっ!
[あげる!とでも言いたげな具合に 毛玉は躊躇なくツノを掲げてバーテンダーさんへ。 元々誰かしらに受け取ってもらうつもりでしたからね それをぷぅぷぅと列車を指(足)差しつつ鳴いてアピール ……これ伝わるんでしょうかね。
なんにせよ 毛玉のツノ効果で皆さん元気になると何よりです。]
(1) ツナ 2022/08/19(Fri) 13時半頃
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[さて、呑気にしている毛玉 毛玉のぷかぷか人生は続いております。 湿気もありすっかり濡れ毛玉となっていますが 先にも言ったように溺れる心配はありません。 しかし毛玉もそのうちのぼせてしまうので ずっとこのままというわけにもいきません。]
ぷっぷっ
[どうやら陸地を発見したようです。 ……いや、陸地ではないですね 浮いてる仲間のアーマーさん(素体)です。 近くにバーテンダーさんやお客さんの姿も見えます。
まぁ毛玉から見ればある種では陸地ですし 辿り着ければぷかぷか人生も終われるかもしれません。]
(2) ツナ 2022/08/19(Fri) 13時半頃
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[辿り着ければよじ登れもするかもしれない その考えもあり、ぷかぷかと流されながら 前足を目一杯(毛玉比)伸ばし、掴めるよう構えます。]
ぷぅ!
[もちろん存在アピールも忘れません。 何せ人が温泉内で少し動くことで生まれた軽い波でも 毛玉はそれに流されてしまいますからね。 念のためです、念のため。]
(3) ツナ 2022/08/19(Fri) 13時半頃
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[え? アーマーさんのぽんぽんをぽんぽんしたいだけ?
いやいやそんな、そんなことけっして 毛玉はアーマーさんへの仲間意識は芽生えています 芽生えていますが、流石にねぇ?]**
(4) ツナ 2022/08/19(Fri) 13時半頃
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日輪代理 ロゴスは、メモを貼った。
Antler 2022/08/19(Fri) 14時半頃
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― タワーを攻略後 ―
ふむ、今日はこれくらいにしておこう…。 腹八分目くらいがちょうどいいと聞いた。
『しかし、ずいぶんと食ったもんやで…。』
[おなかがぽんとたたく。 十分お腹を満たすくらいにはなったか。
お腹に食べ物が入ると、今度は眠くなってきた。]
ふあーあ…。ねむ…。
[大きなあくびを一つして、うつらうつらとなるだろう。]
『おい、ツェン!ここで寝たら風邪ひいてまうd…。』
[と、札が額にべちべちしようとした瞬間――。]
(@10) 龍全 2022/08/19(Fri) 18時頃
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[どおおおっと、轟音が響き渡る。]
(@11) 龍全 2022/08/19(Fri) 18時頃
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『なんや、なんや?何の音や?』
リン!あっちのほうだ!
[轟音がした方向へ向くと、勢いよく水柱のようなものがあがっているのが見える。20メートルいや30メートルくらいの高さか…。]
あれは…?
『ああ、ありゃあ、間欠泉ゆうてな、決まった時間に温泉が勢いよう、ぶわーと出るもんやで。びっくりさせんなや。』
(@12) 龍全 2022/08/19(Fri) 18時頃
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きれいだ…。とてもきれいだ…。
[夜明け前とはいえ、水蒸気はから放たれた水滴は星の輝きに反射してきらきらと輝いて見えるだろう。]
なあ、リン。 温泉に入ると生き返るとか言っていたが、あれを浴びれば生き返るのだろうか?
『そんなわけあるかいな!…といいたいけれどなあ。 ツェンの言うこと案外当たってるかのしれんなあ。』
[間欠泉が噴き出すさまは、まるで星の息吹のよう。]
(@13) 龍全 2022/08/19(Fri) 18時頃
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なあ、リン。 一つ思い出したことがあった。
同じ景色をどこかで見た気がする。 星の海を漂っているときに…一度…。
(@14) 龍全 2022/08/19(Fri) 18時頃
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『奇遇やなあ。たぶんツェンと同じこと思うてた…*』
(@15) 龍全 2022/08/19(Fri) 18時半頃
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―― 温泉 ――
[寝たら死ぬぞーと言いながら掴んだのはソルフリッツィの腕であった。 落ちる前に掴むことができたのは僥倖と言っていい]
…………。
[直前のやりとりに彼が何を思っていたのかは分かるはずもないが、 分かったとて、己の性格の悪さを否定することはなかっただろう。 それだって「貴方がそう思うのならそうなのだろう」案件だ]
(5) Akatsuki-sm 2022/08/19(Fri) 20時頃
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貴方が温泉に沈んだまま上がってこれなくなったら、 悲しむやつはいる……だろう。 あるいはどこかで貴方のことを待っている者が。 Barのマスターや店員とて思うところはあるだろう。
つまり……、寝るなら他の場所にしろ。
[我ながら真面目に説教しすぎでは? と思うのだが、 考えてしまったからにはしかたがない。 待っている者がいるのかどうか何一つ知らない癖に]
(6) Akatsuki-sm 2022/08/19(Fri) 20時頃
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……しっかし、眠いと言うからには相当頑張ったのだろう? 現地生物相手に。
[己よりも早く外に出てたみたいだし。 そうなんだろう、というざっくりとした判断]
戦うことで何かは為せたか? 収穫は得たか? あとぶっちゃけ、貴方とヤツデという客だとどっちが強いんだ?
[話を深刻でない方に変えようと色々問いをぶつけてみる。 最後の質問が一番興味本意だ*]
(7) Akatsuki-sm 2022/08/19(Fri) 20時頃
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──温泉>>5:155>>5>>6>>7──
[腕を掴んだヴェルヌイユを見やる。 「眠い」と口にした後、ソルフリッツィは、ヴェルヌイユの腕へと、兎とも人とも言えない手を置いた。 あまりにも眠くて沈んでしまいそうな程。 微睡むように目が瞑られる。】
……
[手にもった猪口は、それから湯船の上に浮いたか盆に置かれていたか定かでは無い。]
(8) kkr 2022/08/19(Fri) 22時頃
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[存分にうとうとしてから、しかしヴェルヌイユが話して>>6から、そう時間が経たず、薄目を開けた。]
真面目だな。 ……気持ちいいと言ったろ。
[のんびりだろうか。 温泉に浸かるのが気持ちいい。]
(9) kkr 2022/08/19(Fri) 22時頃
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[また目を閉じる。]
あんなのは 片手間で……どうとでも…… ……
[薄目を開ける。]
……用心棒としては少し不甲斐ない。
[無言で大きく欠伸をした。 収穫、と言えば──報酬の話だろうか。 あの後、ジェルマンから報酬>>1:255>>4:190を渡されたのは何時のタイミングだったか。 店が試運転していた時だったかもしれないが。 ヴェルヌイユの言う「為した」「収穫」は、ヴェルヌイユの望むような答えとしては返って来なかったかもしれない。]
何だ急に。 手合わせの途中だ。
……
(10) kkr 2022/08/19(Fri) 22時半頃
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だがそうだな。 傭兵風に言うなら「雇うなら俺にしておけ」。
[赤い目がヴェルヌイユを見上げた。*]
(11) kkr 2022/08/19(Fri) 22時半頃
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― 小温泉 ―
[ヘリンヘイモに触れた男の指は、頬から唇を辿り、その後を追うように、柔らかな熱が、そっと触れて離れる。>>163]
俺も少し浮かれているかもしれないな。
[それは少年のようなところも見せている、と、いう言葉への>>162回答だったか、或いは、ちょっとした照れ隠しのようなものだったろうか。 ただ、色を変えるヘリンヘイモの瞳を見つめる男の顔に浮かぶのは、穏やかな笑みだった。]
(12) fukafuka 2022/08/19(Fri) 23時半頃
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[そうして、二人で幾らかの時間を過ごした後、のぼせる前には湯からあがり、料理や飲み物の用意された場所に戻ることになったろう。]
ここは、冷たいものかな。
[ふと、思いついた顔で、男は白ワインのグラスを二つ店員に頼んで受け取り、どこからかまた小さな袋を取り出した。]
これは雪星蛍の卵...という名の琥珀糖なんだが、こう、ワインに沈めると...
[白い雪を小さく固めたような卵型の琥珀糖は、ワイングラスの中でしゅわりと弾けて、きらきらと蛍が飛び回るような光の渦になる。口にすれば、ワインの香りと共に、涼やかな雪の冷たさが喉を潤すだろう。*]
(13) fukafuka 2022/08/19(Fri) 23時半頃
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日輪代理 ロゴスは、メモを貼った。
Antler 2022/08/20(Sat) 00時頃
ジェルマンは、ソルフリッツィちゃんと、おやすむのだーノシ
fukafuka 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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―― 温泉 ―
[なるほど、兎人の手というものは、やはり、人の手の感触とは違うらしい。>>6 と、腕へと置かれた手について感想を抱く。
お猪口はどうなった? などと気を配ることはない。 たぶんその辺に流れたままになっている。なら、流れるままにするだけだ。 しかし今こうして沈みそうな者に手を伸ばしてしまったことについて、 一通り言葉にして、一応の納得を得たつもりであったが]
(14) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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…………。
[不明瞭な響きの音を聞いたかのように首を傾げた。>>7 実感してる己の性格と真面目という言葉が結びつかなかったため]
……、そうか。
[ただ、「気持ちいいと言った」ことについては、 確かにこの耳で聞いている。ゆえに、そういうことなんだろうな]
そういうことは、 静かに浮かんでいる間にだけ言うものだろうが……。
[虚空には言語になり損ねたツッコミも浮かんでいた気がするが、 結局すべてを取り出すのはやめた。つまり話を変えたのだ]
(15) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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……店を守れたんだ。十全じゃあないのか? 用心棒としては。
[“用心棒としては”客の力を借りるのはまったくもって不適当なのかも。>>10 その他にも言い回しとしては気になる部分はあるが、 一番の興味本位での問いの答え>>11に、すぐ食いつくかたちになってしまった]
……雇うならかあ。 悪いが、これでも自ら降りかかる火の粉を払えるくらいの戦力は有している気ではいる。 その力が、果たして何処まで届くのか。 確かめたくなることもあるのだよ、退屈しのぎとして。
(16) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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[どこか空の遠くを見るように上を見た]
私は愚か者に見えるだろうか? あるいは……、 いや、これ以上は私が語ることではあるまいよ。
[見上げる眼差しとはかち合うことはないが、ともかく下界に再び視線をやる頃には。 静かに笑っていた**]
(17) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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── 朝焼けカクテル ──
[やがて、朝日がまあるく浮かぶ。 機関車は、時が来ればあの場所へ。]
(18) kumiwacake 2022/08/20(Sat) 13時頃
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[かろん、と、グラスの底で音が鳴る。]
どうぞ。この星に。
[離陸と共に、狐は一杯を差し出した。]
(19) kumiwacake 2022/08/20(Sat) 13時頃
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[カクテルグラスを満たすのは、宇宙。 星々の小さな光と、光を映す暗闇と。 注意深く見つめれば、暗い底に何かが見える。 まぁるく浮かんだ、一つの星が。 その星の夜が、グラスの中で明けて、 たなびく雲から、徐々に白く色が抜ける。 雲の隙間から覗く星は緑地が広がっていた。 雲の隙間から覗く星は赤土が広がっていた。 雲の隙間から覗く星は青水が広がっていた。 やがて星は再び夕陽に染まり、闇の中へ。 闇から薄紫色に変じて、昼へ。 一時も留まることなく幾度も色を変じながら 星はただそこに在った。]
(20) kumiwacake 2022/08/20(Sat) 13時頃
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[狐は目を伏せたまま囁いた。]
飲み頃を過ぎますと、光に飲まれて 星が溶けますのでご注意ください。
[光に溶けぬようにもできた。 だが狐はそうしなかった。 機関車が降り立った地もまた、 やがては恒星に呑まれるから。 広い宇宙、長い時の中で、星の命は一瞬のこと。 時の隙間を縫うようにして、この星に降り立ったのだ。]*
(21) kumiwacake 2022/08/20(Sat) 13時頃
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|
──温泉──
[真面目と口にしたのは滔々と語る言葉>>6から。 首を傾げる様子>>15には、ソルフリッツィの方こそ何を首傾げているのだと、少々変な空気が流れたかもしれず。 ともあれ、ヴェルヌイユの内面は伺いしれずだろう。]
そうだな。
[ヴェルヌイユ>>16が「客の力を借りるのはまったくもって不適当なのかも」と考えているのだとすれば、それこそ不適当だろう。 あれらは、ジェルマンによるバイトだとか、そもそも断りもしていなかった>>1:331>>2:29>>2:30のだ。 ヤツデは客だがソルフリッツィから見ると同業の様にも見えている相手だが。]
[あの一端>>2:225>>3:32と風逆巻く一時(いっとき)>>4:92を思い出し──]
[──ソルフリッツィは口吻近くまで温泉に沈めた。]
(22) kkr 2022/08/20(Sat) 15時頃
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|
……。
[どうやらヴェルヌイユ>>16にはあまり意味が伝わらなかった様子。 用心棒風の言い回し>>11では、問いかけていた強さの強弱について>>7の言外のニュアンスは伝わらなかったようだ。 尤も、ソルフリッツィも真面目に答えた訳では無かったが。 実際、雇ってくれという意味では無かったが、それを訂正したり直すには眠すぎ、そして特に言葉を差し挟む必要も無いかとゆると判じる。 眠くない普段ならば、暫し考えた後に「強さについての話をしたつもりだ」くらいは言ったろうか。 ヴェルヌイユが普段言う「貴方様がそう思うのならそうなのでしょう」的に会話は流しでもいいと思ったのかもしれない。]
(23) kkr 2022/08/20(Sat) 15時頃
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さあ。 退屈凌ぎと言って戦うのも、火の粉を払う為に武器を手に取るのも見てきたからな。 お前がどういうものかは言えない。
[視界の端を漂ってゆく猪口>>14を、ヴェルヌイユの腕に手をかけた侭、脚先だけで弾くと、猪口はひょいとお盆の上に戻ったか。]
(24) kkr 2022/08/20(Sat) 15時頃
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[一瞬視線は逸れたかもしれないが、またヴェルヌイユを見上げる。 静かに笑っている>>17侭なら、ヴェルヌイユの腕辺りを今度は枕のようにして、目を閉じようとでもするだろう。*]
(25) kkr 2022/08/20(Sat) 15時頃
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おいおい、そっちはボクじゃないぞ。 こっちだよ、こっち。
[ちょっと怒って不満を述べれば。 逃げ遅れたのんびり屋の白ネズミがチチチと這い出ていった。
白ネズミと出会う度。自分はあっちにいたかも知れない、なんて時々思う。 博士と出会って。見た目だけそのままに中身は変わった。ボクはもう野生下では暮らせない。それは正しいことじゃないのかも知れないけれど。]
でも、ボクはこっちのほうがいいや。
(26) きたきつね 2022/08/20(Sat) 18時半頃
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素晴らしい……実に素晴らしい!
[アシモフを通して見える光景に大興奮の博士。 アシモフは博士の自信作。とある星の探索中に、うろついていた白ネズミを適当に捕まえて。なんということでしょう、それを知的生命体に大改造。 試しに、適当な理由をつけてアシモフを元いた星へ帰してみたけれど。ちゃんとこちらへと戻ってきてくれました。]
(27) きたきつね 2022/08/20(Sat) 18時半頃
|
|
さてと、後は。 アシモフが初めてのおつかいをこなしてくれるのを、見届けるだけ。
[アシモフはただの実験動物にあらず。博士の趣味が9割です。]*
(28) きたきつね 2022/08/20(Sat) 18時半頃
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―― 2度目の朝焼け ――
[これは間欠泉>>@12を撮影した写真がどのくらいバズっているのかをチェックし、 ご満悦のストリーマー]
くっくっく、間欠泉をバックに自撮りこそできなかったものの、 我ながら良い出来だからなーこれは。
[端末から手を離す。するとそれは自律的に浮遊して、 すぐ近くの調理工程を撮影し始めた。こっちは動画だ。
夜は終わり、機関部の修理も終わったBarは、 また宇宙を彷徨う状態に戻る。 おつかれさまだぞ]
(29) Akatsukisun 2022/08/20(Sat) 19時半頃
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|
[名残惜しいが飛び立たなければならない。 自由に羽ばたく翼をもつ肉体であろうと、なかろうと……]
この星の新しい夜明けと、 ウチらの新しい旅立ち《飛翔》に乾杯するぞ〜!
[そう告げて振舞い始めたのは、 南十字星産の甘口ワインを、渦巻銀河のガス(安全なやつ)を詰めた炭酸水と、 ミキサーでつぶしたレインボーベリーのソースで割ったものだ]
(30) Akatsukisun 2022/08/20(Sat) 20時頃
|
|
[水面はちょっとばかり明るく、底にかけてレインボーベリーの黒色が沈む。 しかしこれをマドラーで底の方からゆっくりかき回すと、 レインボーベリーの色が変化するのだ。 グラスの中の宇宙を覆っていた夜は明け、 何層ものグラデーションが出来上がるだろう。 しかもグラスによって色合いは違う。レインボーベリーが何色もの色を内包するから。
あと、ふと思ったんだけどこれ、 マスターの銀星チョコ>>1:110とも合うんじゃないかなあ?**]
(31) Akatsukisun 2022/08/20(Sat) 20時頃
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|
[トキリ──。 乙女の様な仄かな暖かさは、心臓に新鮮な息吹を吹き込む。それは束の間の一時であろうとも]
その貌の方が好きだわ。
[男>>12が穏やかな表情で見る先。 瞳と眸に映るヘリンヘイモは、長い睫毛を一度、二度。 瞬かせ、同じ様に微笑ませる]
(32) kkr_2ID 2022/08/20(Sat) 20時半頃
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[湯けむりと共に秘められたひととき。 その濃度と同じように隠す程のものは無いけれども、全てが露わにはなっていない、ひととき]
(33) kkr_2ID 2022/08/20(Sat) 20時半頃
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|
[湯からあがればしっとり。 普段とは違い、緩やかに纏め上げていたろう。 少し後には元通りの髪型に戻ろうとも]
ふふっ。
[ジェルマン>>13は、何でも出てくるポケットを持っているようだ]
雪星蛍の卵──初めて聞くような響き。 貴方がいつも居る場所は、遠い場所なの?
[宇宙では、距離などあって無いようなもの。 近いとも遠いとも、それは曖昧なものだ。 永劫のボイドすら、それは同じこと。 渡るもの、臨むものに、時という恐怖を与えようとも、それすら関係無いとするのも、また宇宙に在る者達だ]
(34) kkr_2ID 2022/08/20(Sat) 20時半頃
|
|
[表面は細かくは無い。雪程の粒子を固めた不思議な質感だったろう。 それが白ワインに落とされれば、ワイングラスが霜付くように結露し冷えてゆくのが分かったろう]
[ジェルマンと共に、雪の冷たさ纏うグラスを、打ち合わせ鳴らした]
ふぅ──とても、冷たいわ。 湯上がりにぴったりね。
[かろやかに笑う。 白ワインの香りが鼻腔に抜け、涼やかな雪の冷たさも感じる。 これはこれでジェルマンの商品のひとつなのだろうか]
(35) kkr_2ID 2022/08/20(Sat) 20時半頃
|
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もう少しで陽が昇り始めるわ。 そのひとときのお喋りはどうしましょうか?
[店が離陸するまでの間に、様々な料理に舌鼓を打つのか、お酒のみで楽しむかは、流れ次第だろうか。 ヘリンヘイモは何処での段階か、レアチーズケーキ>>4:36>>4:40>>4:42なりチョコミントンアイス>>2:133なりは口にしたかもしれず*]
(36) kkr_2ID 2022/08/20(Sat) 20時半頃
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― ???・宇宙列車に会う前 ―
[その時、自分の身体に暖かい何かを感じて目を覚ます。 宇宙空間は温度も感じない、時の止まった死の空間であるはずなのに…、動かなくなったはずの瞼が動く。]
…。
[目に入ったのは、無数の星々、そして自分の身体を包みこむ、七色の何か…、それに包まれると、なんだか力が湧いてくるような気がする。久しく忘れていた温かい感覚が包み込む。
ああ、なんて気持ちがいいのだろう、と思った瞬間。]
(@16) 龍全 2022/08/20(Sat) 21時頃
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[ぶおおおおおおおん、と何かの鳴き声が聞こえる。]
(@17) 龍全 2022/08/20(Sat) 21時頃
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日輪代理 ロゴスは、メモを貼った。
Antler 2022/08/20(Sat) 21時頃
日輪代理 ロゴスは、メモを貼った。
Antler 2022/08/20(Sat) 21時頃
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[巨大な影が、轟音をあげて、七色の粒子を間欠泉のように宇宙空間に振りまいているようだった。 まるで生命を宇宙の星々に分け与えるがごとく…。]
あの影は何だろう。巨大な船か…もしくは…。
と考えているといつの間に瞼が重くなっていく。
あの時見た景色は夢だったのか…。]
(@18) 龍全 2022/08/20(Sat) 21時頃
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― そして再びBARへ ―
[あれは、夢か幻か、と呆けていると列車が動き出すらしいということでBARのカウンター席に戻り、何か飲み物を注文しようとペラペラとメニューをめくる。写真と説明付きのものだ。]
ああ、これを注文したいが…。
[畏まりましたと、包帯をぐるぐる巻きにした店員に頼むだろう、あれじゃまるでミイラ男じゃないか。
まあ、このBARにはいろんな種族の店員がいる。 さして、気にすることもない。]
(@19) 龍全 2022/08/20(Sat) 21時半頃
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― 朝焼けのじかん ―
[Barが再びの夜明けを迎え、皆が乾杯を始めた時。 モイの目の前には炎があった。 無論、それはグラスの中に閉じ込められた、カクテルだ]
[宇宙の中心から急速に遠ざけることで熟成されるというレッドシフト・ベリー酒を底に沈め、上から注ぐのは暗黒物質から抽出された珈琲。 横には燃素(フロギストン)の角砂糖が添えられている。 ひとつ、ふたつと角砂糖を落とせば、それは底に沈んだ酒精と反応し、青白い炎でグラスを内側から照らした]
(37) suzukake 2022/08/20(Sat) 22時頃
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眠ることなく迎えた旅立ちに、かんぱいなの。
[モイにとって、宇宙の旅とは休眠の時間。 そして旅の果てにいずれ訪れるのも、また永遠の眠りの時間だ。 けれど今日この時は、モイはそのどちらでもなく夜明けを迎えている]
[角砂糖の炎が消えた後、口にしたカクテルは、目覚めの苦い味がした*]
(38) suzukake 2022/08/20(Sat) 22時頃
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[このカクテルについては 深いグラスの底に変光星ミラの星のかけらを砂のように敷き詰め、 りゅう座の涙から作った蒸留酒と炭酸水を加える。
そこにマドラーで砂をかき混ぜるようにくるくると回すと、 きらきらと砂が舞い上がるように見える。
その名も、変光星ミラの位置する星座から――。]
(@20) 龍全 2022/08/20(Sat) 22時頃
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[『宇宙クジラの夢』]
(@21) 龍全 2022/08/20(Sat) 22時頃
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──閑話>>1:@39>>1:@40>>1:@41──
[ソランジュからはどう認識されていたかは分からない。 ピアノのある先頭車両、壁に背を傾ける事も出来るカウンターの片隅を定位置の様なもの>>1:11とし、ソランジュが通りがかれば時折にひとつ、気付けばもうひとつ>>2:32、と余っていれば落とすくらいはしていたろうが。 知能も意志も感情も無い「不定形の生命体たる化け物」の討伐>>2:83に、見た事も無いようなものと相対してきて>>2:101尚、ソランジュが皆(みな)に構われる事については、ソルフリッツィから店側に何事か言う事は特に無かったかもしれない。 口はそこまで硬くは無いが、問われなければ、ソルフリッツィも過去の出来事は自らそう口にしていないだろう。]
(39) kkr 2022/08/20(Sat) 22時半頃
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[引っ張られる侭>>1:@40に引かれれば、転がるようにマットレスへと落ちた。 ソランジュのすぐ傍、ソルフリッツィが丸まり眠りに落ちるすぐ傍らで、ソランジュが包んで寄り添うのには、緩く赤い目を向けたろう。 ひんやりとした感触があったからだ。 クッションや柔らかな毛布があろうと無かろうと、クッションの下の固さを気にした素振りは無かったか。 恐らくそれは、クッションやマットレスの上に転がらなくても、固さを感じてもそのまま丸まった筈だ。 固いマットレスにせよ、クッションや毛布にせよ、それがあるだけでもと言わんばかりとも見えたかもしれない。]
…… …
[そのまま、目を閉じる。 部屋の酒やつまみを、訪れた時に望む事は無く、何時もすぐに眠りに就いていただろう。]
(40) kkr 2022/08/20(Sat) 22時半頃
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[そうして初めての来訪の時か、何度目かの目覚めの時か。 目覚めた後に、ソランジュに声を掛けた。]
ここは居心地がいいな。
[主語は店。 このBarだ。 けれどもソランジュに明瞭に伝わったかは不明。]
……
[マットレスに腹ばいになり、右手で頬杖を突きながら話す。 両脚は緩く持ち上げてぶらぶらとクロスしていたろう。 店に居る時よりも無防備な姿で、赤い目にはソランジュの姿が映っている。]
通信機はずっと使わない侭か?
[それも何時ぞやの事。 ソランジュに通信機が渡されたのを見ていたからだろう。 部屋にあったのか、それとも持って来たのか、掌に簡単に収まる小さな通信機をコツンと指の関節で叩く。]
(41) kkr 2022/08/20(Sat) 22時半頃
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《聞こえるか。 こうやって使うものだ》
[そのまま見ていたが、ソランジュの反応はどうだったか。 反応が有っても無くても、通信はオフにはしたろう。 店員通信>>1:47──小型機の其れは、ソランジュが持つ>>1:@15に至ったが、受信ばかりが主だったようにも思える。 ソランジュが内部に取り込んでいてもマイク部分への刺激や、或いは思念波を出力する通信機も種類によってはあるが、さて。]
(42) kkr 2022/08/20(Sat) 22時半頃
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では、私たちの未来、そして宇宙クジラに乾杯だ…。
[二つに並べたグラス、一つは自分の分、もう一つは相棒の分 走り去る星を見送りながら、グラスを重ねるだろう。
星は列車を見送るように、再び間欠泉を噴き出している。
『宇宙クジラ』に与えられた命は所詮は仮初のもの、 いつかはその命も再び朽ちてしまうことだろう。
だから、今は精一杯生を謳歌しようと杯を空けるだろう。]
(@22) 龍全 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[そして、煌めく星々の中に『虹』を見た。 まるで、列車を見送るように――。]
(@23) 龍全 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[男は商人であり、探索者であり、逃亡者であり......もしかしたら王であり、怪物だった。自認する属性も他者が定義する属性も、男に隙も抜け目も無い在り方を強いている。 無論、そう在る事も、己の選択の内だったから、それを嘆くつもりは、微塵も無いが。]
それは、光栄だな。
[ヘリンヘイモが好きだと言った貌が>>32どんな色をしているのかを男は知らない。けれど、返された笑みを見れば、理解できることもある。 それは多分、ヘリンヘイモが、男にとって、属性以外の何かを見せたいと思う相手だから、なのだろう。どこまでを見せるのかは、相手次第でもあるけれど。]
(43) fukafuka 2022/08/20(Sat) 23時頃
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俺の居る場所はきっと、君とそうは変わらない。結局のところ、宇宙のどこか、だ。
[遠い場所なのかと問うヘリンヘイモに>>34返したのは、そんな曖昧な、だからこそ嘘では無い言葉。]
雪星蛍は、実を言えば実在が確認されていない存在だ。ただ、幾つかの、それもある程度離れた惑星で同じような伝承が残されている。
(44) fukafuka 2022/08/20(Sat) 23時頃
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雪と星が共に空から降る夜に、雪星蛍は生まれ、地上で彷徨う魂を連れて、宇宙へと還る…
(45) fukafuka 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[この客が己の振舞いにどれほど自覚的かはさておき、 滔々と語る口調も、言外の意味をすくい上げずになんだか真四角気味に応えるさまも、>>22>>23 普段の振舞いからは離れていると言っていい。
もしも温泉の中ではなく、いつものBarの片隅で話していたのなら。 Barを訪れるときそうであるように、心地よい音楽を傍らに置けていたのなら。 あるいはソルフリッツィの言葉にも、別の受け取り方をしていたかもしれなかった。 そうして強さを見たいのだと、直接的に伝えることもできていたかも。
あくまでもしもの話]
(46) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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これは、その伝承を再現してみたんだ。
[続けて語ったのは、白い卵の商品説明としては、少しばかり感傷的な由来だった。]
(47) fukafuka 2022/08/20(Sat) 23時頃
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……ふふ。 言えないと来たか、ははは。 貴方の方こそだいぶ真面目ではないか? ソルフリッツィよ。
[彼の答え>>24を聞いて。今度は愉快そうに笑う。 いつもの調子を取り戻したかのような]
私は――退屈しのぎもすればかかる火の粉を振り払うこともする。 それらはすべて私自身の為だ。 世に光をもたらそうなどという気はないし、 世に光が満ちるところをこの目で見ることができないのが、時折酷く恨めしくもある、 ……む?
[話の途中で一呼吸置く。 何かがお盆の上に乗ったような音を聞いたからだった。 そっと片方の手を伸ばせば、ぬるめの温度の器を撫でた感触がある。 お猪口じゃないかこれ]
(48) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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ああ、そうだな。今度は君の飲みたいものを頼もうか。 それから、ひとつ、この夜が明ける前に確かめさせてくれ。
[やがて夜明け前におしゃべりに、男が選んだのは>>36]
ヘリンヘイモ………君は、俺と旅をする気はあるか?
[問いの形を採りながら、男は、手袋を外したままの手を、ヘリンヘイモの、まだ湿り気を帯びた髪に伸ばし、一房を掬い取って、唇を押し当てた。*]
(49) fukafuka 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[急にネジが切れたような静寂をこの客は取り戻す]
…………。 なんだ、飲みなおすのか?
[問いの答えはどうだったか。>>25
やがて腕に頭が当たるような感触があるなら、 こうすればなんかいい感じか? と言ったことを思案しながら、腕を動かしもする。
どうしてあのようなこと――恨めしい、などと。 もしやあの鏡の向こうに映ったのは、とっくに昔にしまい去ったはずの感情だったのか。 あるいは、しまい去ったと思っていたのは己だけで……ううむ]
(50) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[それでも、なお、世にはびこる闇の中の光を視たいと思うのも、 また、“私”であるのだが*]
(51) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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ジェルマンは、ティムお疲れ様すぎる[ぽふぽふぽふぽふ]
fukafuka 2022/08/20(Sat) 23時半頃
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[女>>43は──何者でも無いだろう──恐らくは。 定義づけられ観測されるのならまた別だろうけれども。 少なくともこの店では、店に顔を見せる事もあれば見せない時もある、お酒を楽しみながら飲み、気が向けば話をよくする客──だ。 気儘な性格の客と思われているだろう──何かの自己紹介の様に──]
(52) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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そう、奇遇ね。 宇宙のどこかなのは、同じ。
[自らの一人称を口にしない女は、微笑む。 ジェルマン>>44の語る話は、とても興味深い。 それこそまるで御伽噺のような伝承]
まるで御伽噺のよう。
[霜付くものを好む男を。 何処か星泳ぐ空に似る>>2:110>>2:218とされた女が言葉>>45を受け止める]
(53) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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夢(おとぎばなし)を現実(ほんとう)にしたということね。
[感傷的な由来を聞き終えた。 それは、男の在りようであったのかそれとも]
(54) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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飲みたいものは美味しいお酒。 彗星醸造のブランデーでも好いし、腑を灼く様なサソリの心臓産の蒸留酒をそのまま(ストレート)でも好いわ。
[本気か冗談か。響きはどうだったろう]
或いは、雪星蛍の舞う幽霊の様に蜃気楼漂うお酒を一杯。
[そうして問い>>49が向けられる]
(55) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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貴方が望むなら。 共にゆきましょう。
貴方のゆきさきを見てみたい。 そう思ったから。
[緩やかに纏め上げられた髪がほどける。 少しだけ湿る冷たさがジェルマンの唇に感じられた事だろう]
(56) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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貴方こそ、受け止める覚悟はある?
(57) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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[顔の横にほどけた髪の毛が垂れて揺れる。 ヘリンヘイモはジェルマンを見遣り問いかけた*]
(58) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 00時頃
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──温泉──
[そのいっときの言葉だけ>>24は、確かに眠たげでは無くヴェルヌイユ>>46>>48に応えただろう。]
お前流に言うなら「そう思うのならそうなのでしょう」だ。
[またヴェルヌイユ>>50の流暢な喋りが始まるが、ふいに静寂が取り戻される。 腕はいい感じに頭と首裏辺りに来ただろう。]
少し眠ろうかと。 お前の腕を枕にして。
[目を瞑った>>25まま答え、]
(59) kkr 2022/08/21(Sun) 00時頃
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ティム。
[食に夢中になっている同僚を見つけ、そちらへと寄る]
お主のだろう。 船の甲板に落ちていた。
[懐から取り出した鏡を一度見遣ってからティムへと差し出した。 今はもう己を映すだけの鏡。 何故ティムの手から離れていたかは知らぬが、持ち主と認識している彼へと返そうと]
(60) rokoan 2022/08/21(Sun) 00時頃
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鏡? 何で甲板に?
[ヴェルヌイユへと渡した鏡がどういう経緯を経て船の甲板へとやって来たのだろう。 疑問を口にしながら、食べるのを一旦止めて、差し出された鏡に手を伸ばした]
(61) rokoa 2022/08/21(Sun) 00時頃
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[鏡に指先が触れた途端、手から逃げるように鏡が宙へと浮く]
へっ?
[ティムの目線の高さで止まったそれは、小刻みに震えると哄笑するような空気の振動を生み出して周囲へと響かせた。 次いで、空気の振動が止まり、キンッと甲高い音が短く鳴る。 鏡面から染み出す漆黒の靄。 それが鏡そのものを包み込み、徐々に形を崩して。 終には鏡はその場から姿を消してしまった]
(62) rokoa 2022/08/21(Sun) 00時頃
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……どゆこと?
[ヤツデを見ながら言う]
(63) rokoa 2022/08/21(Sun) 00時頃
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……それがしが知るはずがなかろう。
[ティムの疑問に頭を緩く横に振った]
(64) rokoan 2022/08/21(Sun) 00時頃
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…何やら不思議な鏡だった故、鏡の理か何かがあったのだろう。
例の白虹の生成装置に使えそうな光源を寄こしよったぞ。
[少し考えるような間を空けてから、ことの顛末をティムに伝えた。 以前の光源はティムが気に入り我が物としている。 使えぬ光源ならば、団長も自由に使って良いと言うだろう。 故にその咎めはせず]
あれで作れるとなれば、少々五月蝿いことになりそうだ。
[主に団長が、とは言わずとも伝わる話だろう]
(65) rokoan 2022/08/21(Sun) 00時頃
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まーじーでー。 装置の量産とか言い出さないよね? 誰が管理するのさ。
[ヤツデの話が容易に想像出来て、ぺそっ、と耳を伏せてしまった。 尻尾もうなだれている]
…”教授”も黙ってなさそうだよねぇ。
[商会に属する開発関係に強い団員の名を出して、分かりやすく溜息。 関わろうとしてくるのは目に見えていたが、今回の魔境にまで絡んでいるということはまだ知らぬまま**]
(66) rokoa 2022/08/21(Sun) 00時頃
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それにしてもさっきから何だ。 何時もと違うな。
何かの未練でもあるのか。 強さがどうこうと。
[ふぅと溜息の様な吐息]
(67) kkr 2022/08/21(Sun) 00時半頃
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…… それとも 俺と戦いたい口か?
ヤツデと同じように。
[再びヴェルヌイユが下を見れば、その形や色は分からないまでも、赤い赤い目が開かれていただろう。 ソルフリッツィの獲物は温泉傍の地面に突き刺している。*]
(68) kkr 2022/08/21(Sun) 00時半頃
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―― 温泉 ――
そうか。
[少し眠るつもりらしい。>>65 ソルフリッツィへと、なんかいい感じのところに腕を貸しつつ、 ふー、と息を吐きながら上を見る。 このまま目を閉じて、この客自身も眠ってしまうつもりは、 もちろんない。ないはずなのだが。 黒布の向こうで瞼が半分ほど閉じかける。 だがそれもソルフリッツィの声>>67が聞こえるまでのこと]
(69) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 01時頃
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……ん? いつもと、違うって?
[それこそ「貴方様がそう思うならそうなのでしょう」案件ではないのか――と間延びした思考で思う。
だが、さっき放たれた言葉をそのまま返すことをしなかった。 沈黙だけを返す。 やがてそこに視線も加わる。 目の色や形は分からない。ただ兎人のシルエット>>68だけを視る]
……強いんだろう? 貴方は。 ヤツデとどっちが強いか訊いた時のあれは……傭兵としてそちらが優れているという力の誇示みたいなもの、 と、今となっては思うわけだ。
(70) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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確かめさせてくれるというのかな? 私自身のためにある力が、果たしてどこまで届くのか。
[言葉を紡ぐ。 高めの青年の声にも落ち着いた女性の声にも聞こえて性別は判断しづらいが、 テンションは遠出する前の日のそれに近い。
思いを馳せる武器は、小型艇の中にしまってあるが、 取りに行くのに時間はかかるまい*]
(71) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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──温泉>>69>>70──
当たり前だ。
[「強いのか?」の問いに返事>>70はシンプル。]
さっきのは「よくある言い方」だ。
[「雇うなら俺にしておけ」>>11というのは。 相手の強さが分からずとも、仕事が欲しいならば言う傭兵だっているだろう。 ただ、さっきの場では会話を交わす中での面白みとして口にした側面がある。 所謂、にやりと出来るような言葉としてのものだ。]
(72) kkr 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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ヤツデと同じ口か。
…… 借りるぞ。
[ヴェルヌイユの答えを聞くと、ぐ、と腕……では無くヴェルヌイユによじ登り、肩近くの背を借りて跳躍しようとした。 断られ叶わぬなら、「そうか」と一言口にして温泉の岸まで泳いだ後、ト、と獲物の柄へと両脚をやや広げて体重を掛けるように降り立ち、その衝撃で獲物を地面から弾く様に抜いて、宙で手に取る。]
(73) kkr 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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来い。 ヴェルヌイユ。
[闇の中。 店の灯りやランタン達に写し身>>5:16等だろうか──が温泉や辺りを緩やかに照らし出している。 それでも、周囲には闇がある。 ソルフリッツィが辺りの暗さから薄ら白として浮かび上がるだろう。*]
(74) kkr 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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[小型艇に取りに行くまでの間、少し時間が掛かるようならば、ソルフリッツィはぷるぷると体を振る。 時間が開くようなら、多少水気を切ったり、タオルを扱っていたかもしれず。 相対すれば、或いは、直ぐにや不意打ち気味にヴェルヌイユから一打を放たれようとそれに応じるだろう。*]
(75) kkr 2022/08/21(Sun) 02時頃
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─浮かび発つ時、再びの朝焼けの時間に─
[闇夜が薄れ始めた頃。 温泉や食事、ゆったりとした時間を皆が十分に楽しんだのを見計らってか、列車は再び宇宙へと発つ。
宇宙に近付くにつれて水平から弧を描くようになる穹に、この星を照らす恒星の光が再び射し込むのが見えたことか。
降り立って見た時とは異なるが、再びの朝焼けもまた美しい。 珍しい星での1日の後だからか、来てすぐの朝焼けの時間の慌ただしい忙しさ>>1:@33よりも、Barはこころなしか少しだけ静かに感じたかもしれない。
それでも勿論完全な静寂などではない車内を、ときに皿やグラスを載せて水色が這いずる]
(@24) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃
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[皿を下げて来たところで、カウンター越しに声をかけられる。 3番テーブルのお客様に運ぶように伝えられ、トレーに載せられた数杯のカクテルは同じもの。外の穹の色だ。
上から注がれた宇宙の帳。 真ん中に浮く恒星の橙の光。 底はまだ光が届かない暗い大地。
……違う。底が暗く見えるのはグラス自体の色だ。 上手く覗き込めば、薄い緑色の中には、赤と金と白。
少し不思議がるような動きをとらえたのか。 お前に言ってもお客様に説明はできないか、と笑いつつも丁寧に教えてくれる]
(@25) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃
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[光を呑むコスモキュラソーを上から注ぐことで、明星の光をグラスの中に閉じ込めた。 光が綺麗に浮かんで見えるように、新鮮な大気で割った薄いウォッカ。
混ぜたり上部を飲み切ると光が逃げて、グラスから出たらすぐに消えてしまう。 一息で光を飲む人も多いけれど、宇宙を破って光がグラスの外に溢れるのも美しい。 淡い光を好きな楽しみ方で飲めるように。
底に沈められたのは、比重の重いブラックホールの湧き水で抽出したミントン水に、赤い花のシロップと、蜂蜜。それと、半透明の小さなゼリー。
……………。]
(@26) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃
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「それは貝じゃなくて発酵果汁だからな」
[貝じゃないらしい。
濃くも丸く尖らないキュラソーと、 底に沈められた様々な味はミントン水で甘くなりすぎないように纏められて、さっぱりとした後味になるだろう。
度数はそう高くないだろう一杯は、一日楽しく飲んだ客への、酔いを労る優しさもあったかもしれない。
大地があるから朝焼けが見られる。 それならこれも朝焼けの穹に相応しい。
穹の下は楽しかったか?という問いかけに、水色の塊はむにりと弾んで返した。
悪くないカクテルを、車内の他の客にも見せるように宣伝しながら、注文者の元へ届けただろう*]
(@27) akayume 2022/08/21(Sun) 11時半頃
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[ヘリンヘイモの言葉に>>54男はそっと首を振る。]
俺の作るものは、御伽噺の写しでしかないさ。 だが......例えば、写しの中に別の扉が開くことはあるかもしれないな。 鏡の向こうに続く道も、やはり、数多の星に伝わる異界伝承だ。
[まるで、それを期待しているかのように、男は瞳を細めて口の端を上げた。 現実は御伽噺ではないと知りながら、けれど、存在しないはずの道を探している。死者を蘇らせる術を探し続けた男の在りように、それは確かに重なっているかもしれない。]
(76) fukafuka 2022/08/21(Sun) 12時半頃
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美味い酒は、そうだな、無限にある。 だが、サソリの心臓産のウィスキーは勧めない。
[ヘリンヘイモの挙げた酒の名に>>55男が見せたのは悪戯な子供を宥めるかのような苦笑。]
あれは味の良さより刺激を得るための酒だ。君の好きなチョコレートにも、あまり合いそうじゃないしな。
[本気でも冗談でも、男は同じ事を言うだろう。本気ならば、美味く無い酒は避けるだろうし、冗談であれば]
刺激が欲しいなら、他にいくらでも。
[返す言葉は、本気らしい瞳の色で。グラスに残る雪星蛍の煌めきが、ちらちらと赤紫色の中に映り込み反射した。]
(77) fukafuka 2022/08/21(Sun) 12時半頃
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[やがて、望むなら共に、と返された言葉に>>56男は微笑みを深くする。その答えを知っていたけれど、待ち望んでもいたのだと、ヘリンヘイモの頬に伸ばされた掌の熱が伝えるだろう。]
君の毒を飲み干し、君の薬をこの身で試そう、俺のゆくさきを、君の瞳が刻んでくれるなら。 それが俺の望み、俺の覚悟だ。
[解けて揺れる髪を>>58頬を撫でる指に絡め、男は謳う。]
こんな話を知っているか?王に望まれた魔女も、怪物に攫われた王女も、御伽噺の果てには、皆、ハッピーエンドを迎えるものだ。
[吐息が触れるほどに唇を耳に寄せ、囁く声]
(78) fukafuka 2022/08/21(Sun) 12時半頃
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そうだろう、ヘリンヘイモ。
(79) fukafuka 2022/08/21(Sun) 12時半頃
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[緩やかに夜明けに近づく小さな星では、止まらぬ風も静かに巡るのだろうか。*]
(80) fukafuka 2022/08/21(Sun) 12時半頃
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重ね合わされた猫の中、或いはツクリモノを媒体にホンモノを喚びいだす。
(81) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 18時半頃
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[女はその話をジェルマンに行う事は無いだろう恐らくは。 御伽噺を異界伝承を触れる感傷的な動機。 それならば、それで好い]
[──全ては御伽噺であり寓意だ]
(82) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 18時半頃
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あら。 貴方の好みでも無いというの? それに、美味しいものなら、甘い物じゃなくても好いのよ。 マスターの銀星チョコは確かに最高だけれども。
[軽やかにヘリンヘイモは微笑ってみせる。 どうやら、サソリの心臓産の蒸留酒はお預けのようだ。 しかし、ジェルマンから美味しいお勧めを紹介されるのは悪くない]
なら、刺激的で美味しいもの(きになるもの)をお願いしようかしら。
(83) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 19時頃
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彼方、滅びの種から造られ金枝の樽で寝かせた、……昏く甘く辛い、全てを閉じ込めた「落日のカクテル」を。
[──話に孕む色>>1:40が、穏やかさだけではないのが、彼女の性質を語っている]
……新しい朝焼けの前に、滅びゆく色(いちにち)の一杯を。
冬来たり春が来る。 新しい刻(とき)の前には終わりが来る。 種からまた、新しい芽は伸びゆく。
それは、摂理よね。 季節と時が巡る星のよう──全ては移ろいゆく。
[彼女が見る眼差しは遠く、樗色の様な目は濃度を変える]
(84) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 19時頃
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貴方にとっては、美味しくないカクテルかもしれないわ。
(85) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 19時頃
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……。 こんな話はご存知かしら──?
ハッピーエンドを望んでいながら、自らは傍観者と見つめる者のお話を。 其れはまだ、これまで綴られてはいない物語。 未完の物語なの。
(86) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 19時頃
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[囁き声が耳から響き終わった後>>78>>79、ヘリンヘイモはそう>>86問うた]
(87) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 19時頃
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ジェルマン。 ──貴方は綴り手になれるかしら?
綴れるならば、瞳に刻まれるの。其れも。
[深い黄昏を宿し、ヘリンヘイモは静かにジェルマンに語りかけた。謳う男へと**]
(88) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 19時半頃
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──時間軸暈し中・正式に本編になるのか?──
[さて。 ヴェルヌイユとの色々はさておき。 その後あったかもしれない出来事をお伝えしよう。]
[かぽーん]
[再び温泉に戻るか一息ついたソルフリッツィ。 またぽやぽやと過ごしていると、イナリ>>5:100がやってきた。 「腹に溜まるものは食べたい」>>5:88その言葉通りに、何か>>5:98>>5:99を持っている。]
(89) kkr 2022/08/21(Sun) 21時頃
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「大変お待たせいたしました。 「肉を使わず腹に溜まるもの」 私なりに考えてみたのですが、 おひとついかがですか。」
[料理名については「ちまき」と返ってきたろうか。 青い香り、爽やかな香りが立ち昇っている。 ソルフリッツィは、ちまきを受け取ると、皮を食んでみた。]
少し筋っぽいな。
[もぐもぐ、としてみるがすぐにこう言う。]
冗談だ。
[そうして、皮を剥いて中身をじっと見てみる。 何やら、色々が挟まれているようだ。]
(90) kkr 2022/08/21(Sun) 21時頃
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……
[もちもちしている。 渋く深い緑色の具は美味しそうな色に見えるが、茸らしきものや油揚げ>>5:91>>5:92も見え隠れてしていた。 ちら、とイナリを見る。 何となく期待の眼差しをしているようにも思えた。 また視線をちまきに戻す。 少し考えた後、ソルフリッツィは器とお茶か野菜ベースの出汁を求めた。]
[とぽとぽとぽ・・・]
[器に入れたちまきに熱いそれを注ぐと、少しだけ油っぽそうなものが、拡散してゆく。 ふぅ、と吹いて、スプーンで口に運んだ。 強飯(こわめし)から──滋味というものだろうか?>>5:97──そのようなものが感じられるように思える。 ソルフリッツィ自身は、野草みのあるものや、素材そのものの味のものを好むが、少し芯が残るが、リゾットの様なものだと思えば良いだろう。]
(91) kkr 2022/08/21(Sun) 21時半頃
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[無言で食べている。 そうして、黙々と食べ終わった後。]
お腹には溜まるが、菜や根菜の方がいいな。
[とはいえ、彗星キャベツや宇宙トマトの地獄蒸し>>5:8>>5:9では、彗星キャベツは溜まるだろうが、欲求としてはいまいちだ。 その為、後はちぎって手頃な大きさにした蒸しパン>>5:4>>5:5に黄金りんご>>5:11を一欠片乗っけて、口にしただろう。 黄金りんごの熱された果汁が、熱いスープの様に蒸しパンに染み込んでいた。*]
(92) kkr 2022/08/21(Sun) 21時半頃
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──時間軸暈し中・正式に本編になるのか?〜2〜──
[さて、そんなこんなで過ごしていた頃だろうか。 また温泉でゆったりとし始めた頃、ギロチン>>2>>3>>4が流れ着いて来る。 その頃には、またぷかぷかしていたかもしれない。 頭は浮いていたか、温泉の縁にかけていたか、誰かの腕の上だったかもしれないが。 流石に、温泉に入ったり動いたりしている為に、ふわふわの毛並みかどうかはさておき。 仰向きならば、程よい陸地としてソルフリッツィのお腹は魅力的に映っただろう。]
「ぷぅ!」
[眠たげな目だろうか。 最初に耳が音を捉え、その後で赤い目がギロチンへと向いた。 ふわふわの毛玉は今は濡れてはいるものの、ぷかぷかとこちらへ向かって来ている。 丁度、体の近くまで来た辺りで、片腕を湾の様に浮かせて、ギロチンに波立たせないようにしただろう。]
(93) kkr 2022/08/21(Sun) 22時頃
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[腹部に上がれたならば、眠たげだがこう言葉をかけた。]
流されるなよ。 お前はギロチンと言うのだろう?
[イナリかティム辺りにか聞いた名前を口にし、温泉で濡れた指先を向けた。 名乗るのではなく、勝手に呼ばれているだけかもしれないが。 指の腹辺りで、ギロチンの頭か体かを撫でようとした。]
お前を養うのも悪くないな。
[それはヤツデとの先程の会話>>1:330>>1:331>>2:29>>2:112。*]
(94) kkr 2022/08/21(Sun) 22時頃
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── どこかの時間で・光の輪 ──
[どれほどの時間だったか。 機関車に戻った狐は、コンロに火を灯した。 カチカチ、という音が鳴る。]
色々あったので、 、、 あれは、しばらくの間作れないと思っていたのですが……
[独り言は、キッチンに静かに落ちた。]
(95) kumiwacake 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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[使うのは、夜空から汲み上げたキュラソー。 それに、>>5:20キャンディが好きな 南十字星座の生まれたての星で作ったワイン。 それから、提供してもらったモイの花のうち とびきり美しいものの選別に取り掛かった。
誰かが戻ってきたのは、おそらくは狐が 光の輪を調理し終えた後のこと。 もしも誰かに、光の輪の行き先を尋ねられたなら 冷蔵庫に手をかけたまま、 「もうしばらくお待ちください」と答えただろう。]
(96) kumiwacake 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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[それから、数刻の後か。 狐は冷蔵庫からリング型を取り出すと 皿にひっくり返し、注意深く数度叩いた。 以前、スタッフからこう聞いていた。 『光の輪は、丁寧に扱わなければ 途中で光を失ってしまう』と。 だから、最後まで気を抜けない。
皿の上にそれを盛り付ければ、 繊細な光が、失われぬまま手を照らし、 狐は安堵の溜息をついた。 飾り付けの星屑をきらきらと振りかけて ようやく客人の元へと届ける。]
(97) kumiwacake 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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ソルフリッツィ様、お待たせいたしました。 エンゼルリングゼリー、とでも呼びましょうか。
[そこには、夜空と、命と、天使とが在った。
まず目に見えるのは、宙から引いてきた夜空。 青い銀河の中に、命の色のモイの花が咲いている。 そして底では天使に見立てた光の輪。 白く雲がかかったような淡い光が、 夜空の星のきらめきと、夜露に濡れるモイの花とを 柔らかく照らしていた。]
同僚とも、依然話していたんです。 光の輪の透き通る爽快感は、生が一番味わい深いと。 彼はカクテルにしていましたが……
[さて、ソルフリッツィは 以前そのカクテルを飲んでいただろうか。]*
(98) kumiwacake 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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―― 温泉 ――
いいね、実にシンプルだ。
[この客は大仰な言い回しを好むが、>>72 かといってシンプルな言い回しに理解がないわけではない]
「よくある言い方」……、要はアレか、 仕事が欲しい傭兵の決まり文句みたいなやつか。 いやしかし……。
[何かが面白かったとでもいうのか、口の端を意味ありげに吊り上げる]
(99) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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[借りるぞ、という言葉に否は唱えなかった。>>73 己よりもよほど軽そうな身体が跳躍する軌道を追うように温泉から上がる。 地面に立つ兎人のシルエットを視るや否や片手をあげて]
少し待て。 まず服がない。そして武器もない。 言っておくが丸裸の私は宇宙一弱いぞ。
[そうして敵前逃亡……ではなく準備に勤しんだわけだが、 髪はとりあえず拭いただけのうえ編んでもいない点を除けば、普段通りのいでたちに、 しまい込んだ長弓を背負わずにしっかりと片手に持っている]
(100) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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[もはや宇宙一弱い存在ではないし、 不意打ち気味の一手も打てる。
ランタンの光すらも届かない闇の中、>>74 生命の息吹を持つものは各々の輝きをもってしてどこにいるかは把握できる。 この客の一族が飛びぬけて持っている、いわゆる霊を知覚する力のたまものである。
かつてはその力で母星の外との交信を希求した。 今はさらなる先を目指し気長に励んでいる同種はどこかに勿論いるが、 はぐれもののこの客には関係のない話]
……、さて、行くか。
[相手の武器の形を視る。長い柄を持つ形。 間合いは広そうだが、そのさらに外側より杭型弾体を放つ。 仕掛けらしい仕掛けはない。ただ「流星のようによく飛ぶ」という意味の字だけが刻まれている*]
(101) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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─ 穹より出で、穹へと還る ─
[星での滞在は短く。 宇宙列車は再び宇宙《そら》を征く]
……む。
[ふと、車窓を見れば、朝焼けに染まる星の中に一つの影を見た。 先の朝焼けでも見た、麒麟の姿。 じっと見上げるようにこちら ─── 宇宙列車を見つめているよう。 更に四方から影が寄り、麒麟の下方にて四つの影が留まった。 彼らはしばしこちらを見ていたが、踵を返し朝焼けの光の中へと消えていく]
(102) rokoan 2022/08/21(Sun) 23時頃
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ふむ……あれらも旅の途中か、それとも。
[麒麟らが旅立ったのか、この星の留まったのかは分からない。 だがもし、この星を発ったというのならば、またどこかで巡り逢うやもしれぬ]
いつか、店に来るやもしれぬな。
[この店ならば、斯様な守護獣であっても受け入れるだろう。 そんな度量がこの店には、ここのマスターにはある]
(103) rokoan 2022/08/21(Sun) 23時頃
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[手元には朝焼けをテーマにしたカクテル達。 その一つを手に取り、車窓の外へと献杯する]
そなたらの征く先に幸いあらんことを。
[口へと運んだカクテルの中で、気泡がパチリと弾け飛んだ**]
(104) rokoan 2022/08/21(Sun) 23時頃
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[「むかしむかし」御伽噺はいつも、そこから始まる。 一匹の竜が、人と交わり、或いは、人と争い、財をもたらし、破壊を尽くす。 例えば、その果てに、生まれた世界と訣別した竜が、異界への扉を開いて別の空へと旅立ったなら、それはハッピーエンドと呼んでいいのだろうか?]
(105) fukafuka 2022/08/21(Sun) 23時頃
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言っただろう?刺激を楽しむための酒だ。 そういうものは、味は、今ひとつであっても、俺の好みではあるが、美味しいものが好きな君には勧められないな。
[あくまでも、味の問題なのだと主張した男は、ヘリンヘイモが別のリクエストを口にすると>>84明らかにホッとした表情になった。]
そうかな?味わってみなければ分からないだろう?
[男にとって美味しくないカクテルかも>>85と、言われれば、肩をすくめてみせたが、実際には、気に入ったのかどうか。 それは、再び、このバーに男が訪れる事があったなら、その時初めて明らかになるのかもしれない。]
(106) fukafuka 2022/08/21(Sun) 23時頃
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傍観者、か。
[囁きに返された言葉に>>86男は低く笑い声をあげる。]
人は皆、自分以外の人生には傍観者でいるしかない、たとえ、同じ舞台に上がるとしても、その役柄が違うからだ。 ...とは言え、君の語るそれは、意味が違うのかもしれないな。
(107) fukafuka 2022/08/21(Sun) 23時頃
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俺が、何かを綴れるかどうかも、旅立ってみないと分からないが。
[ぱきり、と、男は自分の手から、赤い鉱石の鱗をひとつ、折り採った。]
ドラゴンというのは、ある世界では平和の守り手と呼ばれ、別の世界では破滅の獣と呼ばれる、そんな生き物の末裔と信じる一族の歴史の結晶の一つが、ここにある。
[ヘリンヘイモの手に赤く煌めく鱗を乗せて、男が語り始めるのは「むかしむかし」の話。 その物語に、既に意味は無くとも、旅立つまでの暇つぶしには相応しいだろう。]
(108) fukafuka 2022/08/21(Sun) 23時頃
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[「少し待て」>>100という間は勿論大人しく待っているだろう。 盲目のヴェルヌイユから周囲がどの様に見えているのか。 それは『心の目で見ている』>>5:127として、今のソルフリッツィには然程、意味を持っていなかった。]
(109) kkr 2022/08/21(Sun) 23時頃
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──温泉──
[火は付いていたのだろう。 持て余し気味>>1:210と言えばそんな日々。 久々に「動いた」のだ。 足りないと思える闘争の火。 最初は星火の様でも焼き尽くす燎原の炎。 ならず>>3:28、剥き出し>>4:32>>4:46>>4:52に一度されたものは。]
ふぅ──
[目を閉じた。 頭の中が熱い。 直ぐに眠りに落ちる何らかのものを起こして。 先程のクリームサンドで霧の効果は消えているが。]
(熱い)
[カチ、と黒い爪が獲物の柄に当たり音を立てた。]
(110) kkr 2022/08/21(Sun) 23時頃
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[ぎゅん]
[そんな響きが聞こえそうな程か。 ヴェルヌイユの最初の一射、杭型弾体>>101。 彗星飛翔──杭を中心軸(核)としてイオンテイルが如き、光の尾を伸ばし、外側から襲い来る。 綺麗な尾だ。]
[ガキィン!]
[杭型弾体が飛来してくる方向、そちらへと、迎え撃つよう身を一回転しながら、地面へとめり込ませる様に、獲物で杭を上から叩き落とさんとする!*]
(111) kkr 2022/08/21(Sun) 23時半頃
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ヴェルヌイユ。 もっとやれるのだろう?
[赤い目が、闇の中で問うた*]
(112) kkr 2022/08/21(Sun) 23時半頃
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貴方が「落日のカクテル」を。 冬(終焉)の味を美味しく感じるかどうか問うのは、野暮だったわね。
[これまでも男>>106は冬を干して来たのだ]
(113) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 23時半頃
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叶うなら、移ろいゆく時を感じさせて。 貴方の手で。
[低く笑う声>>107には、ねだるような響きが含まれる]
(114) kkr_2ID 2022/08/21(Sun) 23時半頃
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[鼻に抜けるような軽い笑いがこぼれた後]
知っているわ。 竜は光と呼ばれ闇と呼ばれ、そして魔王とも神とも呼ばれ、災厄と呼ばれ星と呼ばれた。 これも、御伽噺。
[竜とは言え、これはジェルマン>>108の知る竜の話では無いだろうけれども。 それでも、「むかしむかし」から伝わる話は似通うものなのだろう]
(115) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 00時頃
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― 湯上り ―
[体を拭いて元の服を着直したモイだったが、まだ湯から戻って来ない者もいるようだ。 車両内でゆっくり過ごす選択肢もあったのだろうが、一度湯の方へ戻ろうと思ったのは、何か異質な雰囲気を感じたからか]
モイ……!?
[そして目にしたのは、光の尾を引いて飛ぶ杭>>111。 ソルフリッツィに向けて飛ぶそれが、客人の一人>>101が放ったものと気付いたのは、少し間を置いてからだった]
喧嘩……じゃないの?
[先はなかった武器を持ち出しているし、精神を乱された状態でもないようだ。 ひとまず二人の邪魔にならない位置で、様子を見守る*]
(116) suzukake 2022/08/22(Mon) 00時頃
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[赤い鉱石の鱗がひとつ、掌に乗せられる。 煌めく色を見ながら、ヘリンヘイモはとある一族の歴史に耳傾ける]
(117) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 00時頃
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[「落日のカクテル」をヘリンヘイモは口にした。 終わりの味であり生まれることへの序曲]
連れていって。ジェルマン。
[長い睫毛が一度伏せられ、ジェルマンに淡く微笑んだ*]
(118) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 00時頃
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― 朝焼けの時刻 ―
[やがて、小さな星の地平が朝焼けの緋色に染まる頃、重力から解き放たれようとする列車の中、カウンターに置かれたのは、宇宙を満たしたカクテルグラス。>>20]
宙(そら)の闇に沈む光、光に飲まれる闇...時と共に色を変える朝焼けか...悪くない。
[それはまるで、宇宙に遍く伝承の姿のようでもあり、ただ普遍的な、どこにでもある星の一生の写しでもあるようだった。]
乾杯しよう、ヘリンヘイモ。
[他にもグラスを手にする者はいただろうけれど、男が呼ぶ名は、ひとつだけ。]
(119) fukafuka 2022/08/22(Mon) 01時頃
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俺と君の旅立ちと、朝焼けの穹に...
(120) fukafuka 2022/08/22(Mon) 01時頃
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[グラスを合わせる音が、今はもう、バーの中にしか無い空気を揺らす。**]
(121) fukafuka 2022/08/22(Mon) 01時頃
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…………。
[慣れ親しんだ闇の中に音を聞く。>>110 ガキィン! という音は明らかに着弾した時のものではない。 上から叩き落されたのか明後日の方向に跳ね上げられたのか、それは至極どうでもいいことではあったが、 斬り払われた時の音とは明らかに違うな、という感想は湧き出てくる]
届かなかったか。ふむ。
[つまり駄目だったのでこれにて解散……とするつもりはこの客にはない]
(122) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時頃
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……。
[声を聞く。それ>>112が、ただの感想などではなく、 いささか熱を帯びているように思えたのは気のせいだろうか。
もしも。 ソルフリッツィの中に何かが燻ぶっているのなら、>>110 それを知りたいと思うのは、己にとって何の不思議でもないこと。 ただ――話を聞くばかりのいつもとは、やり方を大きく変えることになるが。 弓引く方の手がわずかに弦を弾けば、弦楽器のような音が小さく響く。 それは少しだけ己の中にある感情を高まらせる]
やれるとも。 ただのよく飛ぶ代物だけ持ってきたわけじゃあないからなあ。
(123) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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[第二の杭型弾体、それは先程のものより長さは2倍ほどあり、 刻まれた紋様じみたものは複雑さを帯びている。 それを弓につがえ、先端を兎人へと向ける]
しかし……もっと、と来たか。 情熱的なお誘いと受け取るべきか、あるいは戦に狂う一歩手前か。 私はそれを知りたいと思ったから、こいつを“弾きこなす”ことで、 それを示してみるがいいさ。
[ついつい音楽的なたとえが出てしまうのはご愛敬というやつである]
(124) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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捧げよう、決して胸の内で消えることのない炎を。 《FINALLY BLAZE》、展開――
(125) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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[己の声と言葉でもって、特別な名前をつけられた弾体は起動する。 直後、二発目である]
(126) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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[弓から放たれたばかりの杭型弾体の内から炎が噴き上がり、 杭の大きさが膨れ上がったようにも見えただろう。 やがて炎の芯となる杭は、相手に着弾するより前に、爆ぜる。 様々な色――赤から橙、黄色、緑、青、などなど――を周囲にまき散らしながら。 たとえるなら目の前ででっかい花火が爆発したような状態に近いか。
光の拡散よりわずかに遅れてドーン! と、音が鳴る。 うるさいと思うかどうかは距離次第だ。 戦いの観戦者や、温泉とかBBQを満喫している面々にとっては普通よりちょっと大きい、と思う程度か。
そんな中、ひとつだけ光が真上に打ちあがり天空に華を咲かせた。 それはもう、記憶の中にある、闇の中の光とよく似て*]
(127) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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──温泉──
[鋭くも鈍い金属音と共に>>122>>111、その棒とも言える杭型弾体は地面にめり込んだ。 ヴェルヌイユの掌くらいの長さは最低でもありそうな長さだ。 誘(さそ)うように誘(いざな)うように>>123。 揺れる耳は白い。 その耳が、弦楽器のような音を捉えた。 空気を震わせる、ピアノでは無いにせよ、情感を宿すような響き。]
それはいい。
[赤い赤い目が、ヴェルヌイユを見ている。]
(128) kkr 2022/08/22(Mon) 02時半頃
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[ステップを踏む様に、小さく左右に跳躍。 音はまだするだろう。]
[杭型弾体が、まっすぐにソルフリッツィを狙っている。 射手と獲物にも見える構図。 杭の側面には、紋様じみたものが複雑に刻まれている。 その意味を読み取ろうとはしない。]
…… 確かめたいのだろう? 自分の中の力を。 何処まで届くのかを。
[其れは問いかけ>>124の答えではない。 ゆらゆら揺れる耳が、何処か楽しげでもあり、炎の上で舞うアテられた何かのようだ。 そのステップは、「示してみるがいい」と口にされたものへ、ただ応じるというかのよう。]
(129) kkr 2022/08/22(Mon) 02時半頃
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[ゴッ]
「捧げよう、決して胸の内で消えることのない炎を。 《FINALLY BLAZE》、展開――」
[放たれた直後の展開。 番えた杭型弾体は先程の2倍の長さ。 内側から爆発するかの様に膨れ上がったかと思えば、爆ぜ周囲に燃え盛る火花が放たれた。 火花というのは相応しくは無い。 まるで光学弾幕の様に、前方、つまりはソルフリッツィの方へと放射状に、数十では効かない、数百以上には弾け分裂する炎の弾を作り出した。 時に火の花を散らし、時には二重螺旋を描き迫り、時には飛翔跡にリング状の炎を撒いて、飛来して来る。]
……。
[生身では焼け焦げそうだと過ぎるも、其れよりも先に体は動いていた。*]
(130) kkr 2022/08/22(Mon) 03時頃
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─閑話・小さな空き部屋で─
[また来たの?と、幾度の来訪にも特に嫌そうな様子はなく、ひょっこりお出迎えして。
来訪者が構わずに寝ようとする>>40なら、そこは寝るとこじゃないよ、とマットレスやクッションの上に押し上げようとするか。
元より、軟体が生きる上で休眠はそこまで必要ないのだ。 最初こそ丁度意識を落としかけたところで、うまく覚醒していなかったけれど。 意識のシャットダウン自体は本来十数分だけで済むものだ。
戯れに自分の意識も共に落としてみたり、小さな寝息を聞いたりしながらも、傍らに眠る傭兵が自分の動きで目を覚まさないように。 身動ぐことはなかっただろう。
相手が軟体生物のそんな生態を知っていたかどうかは分からないが。 その来訪によって軟体が眠る時間は明らかに増えていた]
(@28) akayume 2022/08/22(Mon) 03時頃
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[幾度目かの目覚めどき、共にいた相手が覚醒したのに合わせて水色も動き出す]
「ここは居心地がいいな。」
[むにむに動いて身体を解していたところにかけられた言葉>>41。
むにむにの側がって事か!と、どやった後。 ふと、そういうことじゃあなさそうだと気がついた。
水色の塊は、時に宇宙嵐に飛ばされたり、宇宙船に(気付かれないように)相乗りしたりと、美味しいものを求めて宇宙を放浪していた。
そうやって偶然の末にたどり着いたこのBar。 居る時間で言えば生まれた場所以外だと、ここにいる時間が一番長いかもしれない。故に。
美味しいものだけを求めて、ふらふらと移動して生きてきた生物。 それでも『居心地の良さ』というものを、ほんの少しだけ分かったような気がするのだ。
少しだけ考えて、小さく縦に弾んださまは、人が頷くのと同じに見えただろうか]
(@29) akayume 2022/08/22(Mon) 03時頃
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[赤い目は、水色の身体につやりと反射して瞳の主を見返すか。
身体の中に沈めたままの通信機から、身体の外に音が漏れることはない。 しかし、その声>>42はしっかりと聞こえている。
思念波を読み取るような装置は、軟体が拒否した。 拒否の意だけを伝えて放り出した事は、一部の店員ならば知ることだろう。
代わりに受け取ったのは、いくつかの小さなボタンが付いた古めかしい仕組みのものだ>>1:@11>>1:@57
設定された相手の波長にしっかりと合わせて、ぽちりと緑色─返事や了解を示すボタン─を押した。 通信先には、小さくその意を表す音がなることだろう。
通信を受けて返事はするものの、自分から何かを発しはしない。 不定形の生き物が傭兵に何かを送ったのは、これが初めてだったかもしれない]
(@30) akayume 2022/08/22(Mon) 03時頃
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──それは何時かの──
[何時かは、ソルフリッツィが半ば無意識にか眠る時に潜り込みに来るというのも無くなるだろう。 それはある日、ぷっつりと。 甘やかさも何も無く、眠りに陥る事も無く。 その日が来たとしても、特に店を回す事に支障などは出ないだろうけれども。 その「何時か」が来た後で、潜り込みに行った相手達とそれぞれお互いにどのような行動を取ったのかは、ここでは恐らくは全ては書き切れないだろう。]
(131) kkr 2022/08/22(Mon) 03時半頃
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[それでもひとつ。 その日が来ようと来まいと行われた事はある。 それはイナリとの約束だ。 巨きな樹に抱かれた小さな小さな星。 その*神社*に共に行く事は。]
(132) kkr 2022/08/22(Mon) 03時半頃
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[緊急手段のためとしてか、一定のボタンを押しながら念じれば声に変換される、という機能も一応は搭載された。
それを説明されて受け取りながらも、水色の塊は何を思うか、何かしらの言語を自分から伝えることをしようとしない。 店で言葉として唯一伝えたのは、自分を示す名前だけだ。
通信の声は聞こえている。 なので、聞こえた、の返事をした。
そのあとに、少しだけ間をおいて。 赤色─取り込み中や拒否を示すボタン─を短く押す。 どう受けられるかは相手次第*]
(@31) akayume 2022/08/22(Mon) 03時半頃
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[流石>>@28に、望んで床の上に丸まりはしなかった。 眠りかけの其れであっても、適当な力加減で引っ張られ誘導されたのなら、ちゃんとマットレスやクッションの上に最初から丸まったろう。 軟体生物であるソランジュの眠りの間隔は、ソルフリッツィ自身も眠っている間の事なので分からない。 けれども、眠っている間は動いていなさそうだという事は理解していたろう。]
(133) kkr 2022/08/22(Mon) 03時半頃
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──閑話>>42──
[目を閉じる。
宇宙の暗黒を背景に山の如きその巨体。 どんなに身を装備で覆おうと、その身ごと覆われれば、悪くて隙間より溶かされ、良くて窒息。 衝撃を加えて後退させようと、効果的な武器は物理的な物には在らず。 尤も、それよりも遥か強い衝撃を加えれば別だったかもしれないが──
知性も意志も感情もあるこの生き物は、似て非なるものだろう。 もしも、それが仇為す存在に変わるのであれば、それはかつてのように討伐対象となるのだろうが、それよりも先ず先に、マスターがそれは許さないだろう。 一度は店員となったのならば、先ず、改める事が出来ないかを試みるだろう。 討伐は最終手段だ。 ここは、戦場では無い。 一杯を求めて足を運ぶ場なのだ──という事は、ソルフリッツィもこのBarに身を寄せてから、思う事。 こういう店に足を運ぶ事はあったが、逆の店側の立場になって分かるものもある。]
(134) kkr 2022/08/22(Mon) 03時半頃
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[マスターであるロゴスが何をもって店主をしているのか、その心の内までは分からずとも、それでも分かる事はある。 ここは、居心地がいい。 それだけは。*]
(135) kkr 2022/08/22(Mon) 03時半頃
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──閑話>>@29>>@30──
[つややかな水色の軟体にソルフリッツィ自身の姿が映っている。 小さく縦に弾んだ様子>>@29に、耳が心地よさげに、ぴ、と動いた。 その後の緑色のボタンで反応する様子も見ていたが、反応がありソランジュ自身の発信があるならば、それ以上何かを言う事は無かった。 その後>>@31で、赤色のボタンを押されれば、判断は付かずといった所。 強いて言えば、話すのは嫌だ、くらいだろうか? 元々、反応があっても無くても通信はオフにするつもりだったが、その頃にはオフにしていたろう。]
(136) kkr 2022/08/22(Mon) 04時頃
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[普段、ソルフリッツィは通信機を使う機会は無いだろう。 よって、ソランジュと通信機でのやり取りをしたのはこれが初めてで、場合によっては最後になる可能性もあった。]
ソランジュ。 俺の意識がはっきりしていたら、そのうち花でも一緒に食べるか。
[寝る前に>>1:@40だが、流石にそれは無いだろうか。 そうして、ゆらゆらと揺らしていた後脚>>41をマットレスに戻して立ち上がると、ぐっと背伸びをする。 ちょいちょい、とソランジュを撫でるように素手で触った。]
じゃあな。
[何もない「普通の日」。 「特別なことのない一日」の始まりでも、それは居心地のいい1日なのだ。**]
(137) kkr 2022/08/22(Mon) 04時頃
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─車両内キッチン、クリオネ調理時─
[いつの間にか隣にいた同僚>>5:102に、意外と悪くなかったよ!と弾む。 ぱたぱたとコンロや調味料、時には似た食材を指して感想>>5:@10を伝えていった。
軟体と疎通がうまい店員が作り上げたスタミナ炒め。 興味深げに覗き込み>>5:103、口に入れる>>5:104。 その様子を、水色の塊も傍らからちらちらと見守り。
そうして、何かしら呟いて別の料理を口にする>>5:105のを見てから、自分も作られたばかりの料理を少し取り分けてもらう。
むにむになりに、イナリが食材を避ける様は気になっていたらしい。
その手でつくられたものに、今のところハズレはない。 後にも大量に余るだろうクリオネの身が、近い未来にBarで提供されるのを、その試作品を貰えることを楽しみに思い描いて*]
(@32) akayume 2022/08/22(Mon) 05時頃
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─温泉地、湯の傍らで─
[温泉で巻き起こるちょっとした戦闘?の前か後か。 意気揚々と食べ物をもらっていた軟体は、声をかけられて>>5:111ひょこりとそちらを見た。
クリオネだけではなく、焼けた肉や野菜、珍しいところだと菓子なんかが刺された串も確保している。 ご丁寧に皿にのせられて、焼きたてほやほやだ。
………、………。
特に欲しがる様子を見せられたわけではないけれど、少しだけむにむにうごうご。 そうやって迷う素振りを見せて。それから。
よく焼けたクリオネ串と、虹マシュマロ串のふたつを取り、赤い花のお客様へと渡そうとしただろう*]
(@33) akayume 2022/08/22(Mon) 05時頃
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── お見送り ──
[ヤツデの声>>102と同時に、 狐は手を止めた。 そのまま窓に向き直ると丁寧に合掌した。 神獣たちは朝日の中で影を落としながら じっと機関車を見つめている。]
……お邪魔いたしました。
[この星が彼らのものなのかは分からない。 が、一時同じ星に在った者に 狐は別れを告げた。 威圧されるような圧迫感は もはや、彼らからは感じなかった。]*
(138) kumiwacake 2022/08/22(Mon) 06時半頃
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ソルフリッツィは、>>131 ×甘やかさも何も無く、眠りに陥る事も無く。→ ◯甘え眠りに陥る感じに潜り込んで来るのが無くなるかもしれない。
kkr 2022/08/22(Mon) 07時半頃
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なあ、リン、話があるんだ。
『どうした急に? 折角、空気を読んでしばらく黙っとったのに。』
実際、これからどうしよう。
『そやな、このまま広い宇宙を旅しようか、と思うとったが?』
そうじゃない、ここで飲むのも食べるのも、お金が必要らしい…、差し当たって、今まで食べた分のお代が支払えないかも…。
『せっかく、いい話だなあ、って締めようと思ったのに、現実に引き戻さんといてえな…。』
リンは現実主義だと思っていたが、案外ロマンチストだな。
『お前だけには言われとうないわ。もうええわ!』
≪ありがとうございました!≫
(@34) 龍全 2022/08/22(Mon) 17時頃
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──温泉──
[音を置き去りにして。 眩く、劈(つんざ)く空間に飛び込んだ。 赤い目に映るのは、様々な色。 赤から橙、黄色、緑、青──へと色相はグラーデション>>127。 華やかに夜を彩るとも見えれば、そのひとつひとつが、相手への中・遠距離攻撃と見えるかは、見るもの次第。 勿論、今のソルフリッツィは後者寄りだ。 筋引く炎弾は、低い姿勢をし勢い侭に躍り込むソルフリッツィの足元後方に着弾。 着弾は無数に。]
[チッ]
[槍状の切っ先が火球を切り裂くように滑る。 感触は無し。 破裂し火球内部に金属片を含んでは居ない。 更に前へ向かい、再度、脚が地面に触れる。]
(139) kkr 2022/08/22(Mon) 17時半頃
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[低い姿勢から、ヴェルヌイユの元へと一挙に跳ぶ軌道。]
[ひゅ]
[振るうのは一閃。 目の前の炎弾を鋭い回転と衝撃で強引に掻き消し押し通る。 追尾し炎弾があるならば、それは、見事に鋭角で折り曲がり追尾したろう。 ソルフリッツィの軌道が鈍角であろうとほぼ水平であろうとも、迫る炎弾は急な移動に鋭角になるは必然。 後ろに迫る炎弾への対処ではなく、目の前のヴェルヌイユのみを捉え、武器の切っ先を、首元近くに定めた。]
(140) kkr 2022/08/22(Mon) 18時頃
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[ヴェルヌイユからすればどうだろう? 音もなく距離が詰められる。 視認が困難な程の速度で。 それでも『心の目』や『視ている』のなら、その進行、その狙いめいたものを知覚されていたかもしれない。]
(141) kkr 2022/08/22(Mon) 18時頃
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[少しだけドキリとする赤い目が間近。 武器の切っ先を真っ直ぐに、ヴェルヌイユの鎖骨の辺りへ突く軌道。 それを防がれたなら、体は勢い侭に武器の柄を滑るよう前方へと動き、振るうのは爪。 首を薙ぐ軌道に見えたろう。*]
(142) kkr 2022/08/22(Mon) 18時頃
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[やがて夜の帳は明けゆき。 客達をはじめ店員達も店へと戻り、離陸の時は来た。 ヘリンヘイモとジェルマンもまた店>>119へと戻る。 車窓の外の景色はもう空中だったろう。 高度は徐々に徐々にあがってゆく。 朝焼けと同時に宇宙の色も近づいて来るようだ]
(143) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 18時半頃
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星の一生。 移りゆく時を満たしているわね。
[カクテル>>20>>21にはそう一言。 どの様にイナリがこのカクテルを作ったかは分からない。 まるで錬金の技と言われてもおかしく無い。 魔法の様なカクテルだ]
ええ。
[乾杯をと口にするジェルマンに莞爾と微笑む]
(144) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 18時半頃
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旅立ちと朝焼けの穹に。 そして、貴方と結ばれたこの導きに。
[それは絆とも言えるものだろう。 男が探し掴んだもの、竜がいだく宝の様なものであるのか違う何かだと思うのかは、男次第だろうけれども]
(145) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 19時頃
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[最初の時>>1:58のように。けれども違う響きで*乾杯*の音は鳴らされた]
(146) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 19時頃
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[何度も見たはずの朝焼け。それももはや記憶の彼方。無理もない、記憶を重ねて過ごすような生き物ではなかったから。 アシモフ自身、この星には初めて来たと思っている。
あの日、白ネズミはアシモフになった。ボクはあの日からボクになった。]
(147) きたきつね 2022/08/22(Mon) 21時頃
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[だからお使いが終わったら帰ろう。博士が待っている"ボクの星"に。
ようやく離陸した列車に揺られ、本来の停車予定の星で待たせている依頼人にわくわくする。]
じゃあね! みんな!
[声の届かないこの星の生物へ向けて、景気づけの咆哮>>2:49を放つのだった。]*
(148) きたきつね 2022/08/22(Mon) 21時頃
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― 温泉周辺 ―
[身体を温泉で洗って貰い、やや酔いも醒めてすっきりとした状態になったその時、どおおんとどこからか轟音が響く。]
むむっ
[そちらを振り向くと、泉から少し離れた場所、恐らく岩と岩の隙間のようなところから、煙と一緒に大量の水…いやお湯が吹きあがっているのが見えた>>@12]
(@35) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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[噴出は辺りの木の高さの倍も優に越え、今いる辺りまで霧のような軽いしぶきが降り注いで居る。
そして、そこで噴出した湯は四方八方に流れ落ち、さすがにあまりに現場に近い所は岩場だらけだが、周辺の木々へのスプリンクラー的な役割も同時に果たしているようだ。 恐らくここの泉や温泉も、あの間欠泉を元としているのだろう。
きっと、昼の時間に吹き上がったら綺麗な虹が見えるに違いない。 けれども今は、ただその水滴が、列車の灯りや明るい星灯りで、細かい砂のようにきらきらと輝いていた。]
(@36) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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[綺麗だ。 じっとその輝きを眺めていると、その水滴が、一瞬様々な色を映した。 赤や橙、黄色に緑… 列車の灯りの色が変わったのだろうか。 列車の方を振り返ったその時、今度はまたさっきとは別の音が辺りに鳴り響いた。>>127
これは…花火だ。 何やらかちんかちんと武器を交えているような音もしないこともないが、皆がBBQで食べて飲んで、空に花火が上がって…そして夜が明けようとしている。
遥か遠き故郷の、夏の季節のお祭りの日の、夜の終わりのときのようだ。]
(@37) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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[ぼんやりと、さっき花火が上がったと思しき方向をじっと見て居た。 もう一度、上がらないだろうか。 まだあと少しだけ、夜明けまでにも猶予はある。 わたしは、この夜が、この列車の旅が終わってしまうのを惜しんでいた。]
(@38) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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― 出発のとき ―
[そして空が白み始めた頃には、大体皆が列車に戻っていただろう。 自分も大気圏を自力で出るのは面倒なため列車の中に戻っていた。
体の色は元に戻り、今はミントンの葉が添えられた煌く天の川の水に浸かっている。 温泉の後の水分補給だ。 実はアルコールばかり取っていても毒素が皮下で分解されるため特段の影響はないのだが、やはり気分というものがある。
みんな思い思いの飲み物を飲みながら、この星の夜明けや、向かう夜空の輝きを見て居る。 眼下の景色が小さくなってきた時、どごおおんと一発、最後にどこから鳴ったのかよくわからない大きな音が鳴った。>>148]
(@39) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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[さて、やはりではあるがこの列車は『あっち』には向かっていない。 そろそろ、出発の時だ。
宇宙に出た後、誰かが小型艇などで出ようとするタイミングで、自分もbarの開いた扉の隙間からふわりと宇宙空間に出て行く。 この身体は宇宙空間にも適応することができるのだ。 まあそうでなければ最初にこの姿になった時点で終わっている。
ぱたぱたと、羽を動かして、列車からどんどん離れていく。 そして、列車の姿が豆粒くらいになったあたりで"気合"を抜く。
どんどんと、身体が大きくなる。 あの列車の車両よりも、下手な巨大輸送艇や宇宙母艦よりもずっとだ。]
(@40) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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[そしてばさりと大きく羽を羽ばたかせる。 目指すのは、『あっち』だ。
『あっち』に何があるのかわからない。 けれどもそこに、この身体の目指すものがある。 ゆっくりと、しかし確実に、全てのものを過去にして、わたしはこれからもただひたすらに『あっち』を目指し続けるのだ。]**
(@41) wallander 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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― 温泉付近 ―
[ソルフリッツィの戦法は、それが全てでないにしろ一度は間近に見ている。 対する、黒布で目を覆った客人の武器は>>127]
わっ、光ってる! ……はなび、なの?
[遠目に見るのは美しいが、あの炎の中に飛び込もうとは思わない。 モイならば、形態によっては耐火性も身に付くが。 毛皮のソルフリッツィは、それを如何に捌くのだろう?>>130]
(149) suzukake 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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― afterwards ―
[宇宙列車の軌道から遥かに離れて、氷河彗星が軌道を巡る辺境の星系に、その惑星は巡っている。熱を与える恒星からは遠く、現地生物も存在しないその惑星に、僅かながら定住者が居るのは、そこでしか栽培出来ない雪葡萄の畑と、その葡萄から作るワインの地下醸造所が存在するからだ。]
(150) fukafuka 2022/08/22(Mon) 21時半頃
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[地中深く掘られた醸造所の一番底、人気の無いワイン蔵までをエレベーターで降りて、古風なワイン樽の並ぶ部屋の更に奥、男が手にしたステッキでコツコツと床を叩くと、その床の一部が消えて下方へ続く階段が現れる。男はヘリンヘイモをエスコートするように腕を差し出した。]
足元に気をつけろ。ヘリンヘイモ。それと、鱗は手放すなよ?
[男の渡した赤い鉱石の鱗は、この場所に降りる通行証の役目も兼ねている、と、伝えたのは、この星に降りる前のこと。希望があれば、男の手で指輪かペンダントに仕立てていたかもしれない。]
(151) fukafuka 2022/08/22(Mon) 22時頃
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[やがて、階段の先に現れたのは、地下にしては明るく広い、淡い真珠色の光に満たされた部屋だった。中央に、半透明の真珠色の繭が置かれ、その中には一人の壮年の男性が眠るように安置されている。その額には、僅かな範囲だが、黒光りのする鱗があるのが見えただろう。]
50年ぶりだな…借りを返しに来たぞ。
[男が口にした年数と、見た目の年齢の齟齬については、宇宙を旅する者なら珍しくもないと言えるだろうか。ともあれ、そこで、止まっていた時がひとつ動き出すのは確かなこと。]
(152) fukafuka 2022/08/22(Mon) 22時頃
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今年の雪葡萄は、なかなか出来が良いらしい。後で新酒を試してみるか?ヘリンヘイモ。 この冬の星にも、もうすぐ、50年ぶりの夜明けが来るんだ。
[共に旅してきた女に、些かの重さも無く、男は、そう誘いかける。]
(153) fukafuka 2022/08/22(Mon) 22時頃
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[彼を王と呼ぶという、古き竜の魔術師が目覚めた後、鱗を捧げた相手と聞かされて、もう一度心臓を止めかけるのは、また別の物語だ。**]
(154) fukafuka 2022/08/22(Mon) 22時頃
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── それはいつかの未来>>131 ──
[それはいつのことか。 幾度もあった来訪は、突然途切れた。 夜ごと、ただ一つの呼吸ばかりが繰り返される。 狐は寝台で半身を起こしたまま、 光の亡骸の中でじっと手元を見つめていた。 やがて衣擦れの音を残して扉の前に立つと 薄い一枚の扉を撫でて、額を寄せる。 知らず落ちた、愁いを帯びた息。 その孤独な反響が、狐に気づきを与えた。 一つの夢が終わったのだと。]*
(155) kumiwacake 2022/08/22(Mon) 22時頃
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[列車が小さな星を離れた頃、男の耳に宇宙キョンシーの声が届いた。>>@34 男は、レインボーベリーのカクテルを>>31一つ注文すると、そちらへと歩み寄る。]
君にはまだ、バイト代を渡していなかったな。これが、報酬、クリオネが出た分色をつけてる。 それと、こっちは約束の奢りだ。
[渡した小さな袋には、ここでの飲食分を二倍にした程の価値の鉱石と、いくつかの菓子の包み。そして、レインボーベリーのカクテルのグラスを置いて、男はすっと頭を下げた。]
ありがとう。助かった。*
(156) fukafuka 2022/08/22(Mon) 22時頃
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ここはイナリにでも頼んで皿洗いとか…。
『お前皿洗いなんてできんのか?お皿割ったら、弁償代どうするんや…。』
む…、それなら、食料を調たt…。 あ、思い出した。そういえば、仕事の報酬もらうの忘れてたな…。ついでに奢ってもらえる約束をしていたんだった…。ジェルマンが…言ってた。>>1:329
『そんな大切なこと、忘れとったんかいな…。 じゃあ、早速報酬をもらいに…。いや、来とったんかい! 丁度よかった、ここで会ったが百年目やで。』
それでは、ジェルマンがまるで悪人みたいじゃないか…。
『すまん、言葉の綾や…。』
[鉱石の袋を開けてみるだろう。]
(@42) 龍全 2022/08/22(Mon) 22時半頃
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[小さな星での時間は直ぐに過ぎていく。 間欠泉が噴き出したり、急に始まった手合わせで花火が轟音を響かせたり。 普段のバーでは経験出来ないことを存分に楽しんで、ティムは宇宙列車に乗り込んだ。 カウンターでは朝焼けをテーマにしたカクテルが供されている。 例外なく、ティムも相伴に与った]
作る人によって違ってて良いよねぇ〜。
[しばらく並べて眺めて、折角だからと写真に収めておく。 『映え』を気にしない記録的な撮り方だったが、ティムとしては満足だ]
恵みをくれた小さな星と、朝焼けの穹に、かんぱーい!
[グラスを掲げて、それぞれのカクテルを飲み比べ。 合間につまみやチェイサーを口にして、カクテルのクリアな味を何度か楽しんだ。 次第に飲みすぎて酔いつぶれてしまうのもまた、予定調和**]
(157) rokoa 2022/08/22(Mon) 22時半頃
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『おお、こんなにたくさん、ええんか…。ええんか…。 おおきに、おおきに、まさか、こんなに奢ってもらえるなんて…、これからあなた様の事を≪神様、仏様、ジェルマン様≫と呼ばせてください!!この借りはきっとお返しいたしますから!
ほら、ツェンも…』
ありがとう、ジェントル。 助かった…。こんなにたくさんもらっていいのか…。
[虹色のカクテルとさらにお菓子がもらえて満足そうに]
(@43) 龍全 2022/08/22(Mon) 23時頃
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― たびだち ―
[朝焼けを見下ろしながら、Barは小さな星を飛び立っていく。 宇宙航行できる者は、それぞれの艇へと戻っていく頃だろうか]
[モイはそうした艇の持ち主のひとり――ヒト一人乗れるスペースがあるのが望ましい――に交渉をしていた]
モイをあなたの艇に乗せていってほしいの。 できるだけすぺーすはとらないようにするし、必要ならしょくじも抑えるの。
(158) suzukake 2022/08/22(Mon) 23時頃
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[声を掛けられた相手は疑問に思うかもしれない。 航行手段がないならどうやってここへ辿り着いたのかと。 あるいは、モイが星へ降り立つ場面を目撃していただろうか?]
モイ……確かに果実のかたちなら、宇宙に放り出されても平気なの。 でも、あのかたちはきょくげんまで植物の形に近づくから……次にめざめた時には、色んなことを忘れてしまっているの。
[例えば第三宇宙速度で撃ち出されるとか、過酷すぎる状況を脱する時など、その姿が都合がいい場合もある。 しかしモイにとって現在は、そうではなかった]
(159) suzukake 2022/08/22(Mon) 23時頃
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いまの思い出を持ったモイのまま……もう少しだけ、旅を続けてみたいの。 だから、お願いできますか?
[まだ根を下ろすことのない鳳凰の実は、花ひらくような笑みを浮かべた**]
(160) suzukake 2022/08/22(Mon) 23時頃
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―― 温泉 ――
[この客は狙撃手ではないし、兎に限らず何かを狩るという真似をしたことはない。 霊覚探査の情報に加えステップ音のする方へと長弓の向ける先を変更していく行為は、 相手の動きに反応するだけで、 先読みという行為も何もあったものではない。 そもそもいくら『心の目で見た』ところで、未来を見通すことはできない]
……。
[先程弓を鳴らしたことによる、己の中にある感情を高まらせる効果。 それは確かに闘争心とも呼べるものを励起し余計な感情を内から遠ざける。
問いかけへの返事とは違うと言える台詞>>129に応じるように目を細めたのだ]
(161) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時頃
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[闇の中に浮かぶ、白っぽいシルエットは極彩色の光に飲まれて消えたか。 否、そうではない。 自ら飛び込んでいったかのように視えた。>>140 鎧を着こんだ音もさせずに佇み、仕掛けがあるかも定かでない長物の武器を振り回すならば、 成程――逃げ回るよりはぶつかっていった方が分の悪い賭けにはなるまい。
光が消えていく。 「なっ――」と驚きに満ちた声がわずかに聞こえるのと、 武器の旋回音じみたものがおおよそ後からついて行くと感じることができたのは、 どちらが先だったか。
花火のように爆ぜた光の内、標的を狙うよう定められているのは1割ばかり。 たとえすべてが着弾しようとも相手の進行を止めるには至らない]
(162) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時頃
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[音を置き去りにして移動する魂を、>>141 知覚する方法はあるのか。ある。
答えは簡単だ。全身全霊で霊覚探査する。 だが、それをやってしまうともはやまともに動くことはできない。 普通にBarに立ち寄ることもできるくらいに普段は情報量を下げた状態で過ごしている]
(163) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[本来の意味での第六感、つまり、 天性の勘とも言えるものが、ヴェルヌイユの行動を選ばせた。
首への一撃――致命傷となりうるもの>>142を避けるように身をかがめながら、 何かを己とソルフリッツィの間に投げつけようとする。 完全に回避することはあまりにも間に合わず、どこかを傷つけることは十分できただろう]
(164) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[ヒュッ、と音を立てて投げつけたもの――それは、 懐に最初っから入っていたインクの瓶であった。 蓋を開けた状態で推定顔面のあるあたり目掛けてぶちまけようとしている。 顔面に当たれば良し、ソルフリッツィの武器がそれを砕いたなら、 目くらましくらいにはなる……だろうか。
このインク>>2:147はかつて廃駅に流れ着いた客からの報酬としていただいたものなので、 未練は多少ある。同じものに出会える保証は常にないからだ]
(165) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[せめて兎人が真っ黒に装色される姿を想像しよう、という試みは、 事態が事態ゆえ、あんまりうまくはいかなかった*]
(166) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[They lived happily ever after.]
[御伽噺の終わりの言葉は「めでたしめでたし」で終わるもの。 では、現実ではどうなのか。 それは綴られゆくそのゆくさきまで辿り着かなければ分からない。 ゆきて漸く分かるものなのだ]
(167) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[ジェルマンがヘリンヘイモと共に旅立ったのは、辺境の星系。氷河彗星が軌道を巡る星系の、とある惑星>>150。 エスコート>>151の為に差し出された腕に、手を添え指を絡ませる。 赤い鉱石の鱗は仕立てられていたが、折角ならば、ジェルマンと揃いの装飾品に仕立て上げられたか、男が思う女を引き立てる形として象られたろう]
分かったわ。 貴方が仕立てあげてくれたものだもの。
[心配性とも臆病とも揶揄する事も出来たけれども、ここはジェルマンに準じるだろう]
(168) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[そこで秘する出来事は何だったか。 詳細な描写は無くとも、起こった出来事だけ分かれば好い]
(169) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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んふっ。 勿論よ。楽しみだわ。ジェルマン。
一仕事の後に、雪葡萄のワインを戴きましょう。 貴方のお勧めのアペリティフを添えて。
[一仕事という程でも無いかもしれないけれども]
(170) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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この星にも夜明けは巡るのね。 50年ぶりの朝焼けにも乾杯しましょう。
(171) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[とにかくも、『乗客』たちはそれぞれの行き先へ向かって、 出発することだろう。 『乗客』たちが向かう行き先で再び交えることもあるかもしれない。
一度は終点を迎えたはずのこの命も再び動き出す。 ここはもうすでに終点ではなく、出発点なのだ。
願わくはそれぞれの旅がよいものであるますよう。]
この朝焼けの穹に、乾杯**
(@44) 龍全 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[ゆきてかえりし物語]
[そうなるかはこの先次第だろう]
[綴られゆく物語はまだ白紙]
(172) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[それでも言える言葉はあるだろう。 どんな物語にも切欠は必要だ。 それは次の様な言葉で言えるかもしれない]
(173) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[*求めよさらば与えられん*]
(174) kkr_2ID 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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|
──温泉──
[空を突く。 赤い目が下>>164を見る。 そのまま滑り動く様に、爪で薙ごうとしていたが、ヴェルヌイユの体勢的に腕を振るうには少々位置が悪い。 尚、耳は揺れる。 客観的には、耳が揺れているのは移動が所以(ゆえん)だろうが、突きが避けられたのを楽しそうに、だろうか。]
[ぱしゃ]
[掛けられたのは流星群の星屑が泳ぐインク>>2:147。]
[ト]
[空中で半回転し、地面に脚が着く音。 つまりは、ヴェルヌイユを通り越し着地をしたが、体の向きはヴェルヌイユへ向いている。 片脚を後方へ大きく上げて、ヴェルヌイユに宙へと浮かせるような軌道で勢いよく蹴りを放つ。*]
(175) kkr 2022/08/23(Tue) 00時頃
|
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[冬の星に、50年ぶりの夜明けが訪れる。白い雪原の地平を恒星の赫が染め、青く凍りつく山脈を輝かせた。
グラスに揺れるのは、生まれたばかりの真珠色の葡萄酒。]
乾杯。
[何度目かに合わせたグラスの響き。それは、新しい約束の始まりだったかもしれない。**]
(176) fukafuka 2022/08/23(Tue) 01時頃
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―― 温泉>>175 ――
[相手の得物が何もないところに振るわれる――のを、 ただ音の響きだけで感じる。 投げつけたインク瓶の向かう方へと、視線は通っているように見える。 液体の飛び散る小気味よい音は、どうやら望みの結果をもたらしたらしい。
ソルフリッツィに接近を許した時点で詰みまで秒読みと言っていい。 すべての攻撃をかわしてめちゃくちゃやりながら逃げれば戦いを続けられる可能性はあるが、 果たしてそこまでやることに意味はあるのか。 ――少なくとも、己の目的は果たされたと、そう思うからして]
(よもや……ああいう対処の仕方があろうとは……)
(177) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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[搦め手の尽きたトリックスターは、 手品のタネの割れた奇術師のごとく潔く退場するべきだろうが、 まだその域ではない――と思っていた。この時は。
長弓を掲げはした。だが、兎人のシルエットは、 空中でさらに軌道を変える。 地面へと着地する際のわずかな足音が聞こえるとほぼ同時に、 振り向きつつ両腕を構える。それは急所に当たる前に上でブロックしようという、刹那的判断の上での動き]
(178) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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[そのガードは功を奏したのだろう。 みしり、ともぎしり、ともつかない感触を両腕に伴いながら斜め上方向へ身体が浮き上がる。 浮き上がればやがて落ちる。 数回ごろごろと転がった後、
ばっしゃーーん
という盛大な飛沫があがることになった]
(179) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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…………
――――のわッ!
[これは束の間飛んでいた意識を取り戻したと思ったら、 お湯が口に入り込んできて慌てて顔をあげたヴェルヌイユ。
その後辺りを見回して、ソルフリッツィを見つけたのなら]
貴方ももう一回入り直せばいいのに……。
[と呟くことになったのだった*]
(180) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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──温泉>>177>>178──
[ぽた] [ぽたっ]
[蹴りを放った後、暫しその侭の姿勢で居たソルフリッツィは、脚を戻した。 顔から垂れているのは、先程投げつけられたインクだ。 インク特有の香りが辺りには満ちていた。 目を瞑り、目元を拭う。 ひとまずは垂れるインクは目には掛からないくらいにはなったろう。]
[ぽた]
[ぽた]
[ぽた]
[それでも顔の下辺りからインクは垂れているだろう。 胸元の毛にもインクは掛かっているようだ。]
(181) kkr 2022/08/23(Tue) 02時頃
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[全力の蹴りでは無いにせよ、勢いよくヴェルヌイユの体は宙へと浮いた。 上へと放たれた其れを一度見上げ>>127、ソルフリッツィはヴェルヌイユの元>>179>>180へと歩いて来た。]
……
[小さく溜息の様な吐息がこぼれた。 「貴方ももう一回入り直せばいいのに」それに何事か言おうとし、結局、温泉の湯でだろうか、誰かが準備していた湯桶に温泉を汲むと、顔を洗い始める。 インクが少しずつ流れてゆくが、インクの香りは辺りに漂っていただろう。]
(182) kkr 2022/08/23(Tue) 02時頃
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ふぅ。 腕は動くか、ヴェルヌイユ。
[赤い目を向けて問う。 そうして一言か二言か交わしたかもしれないが、温泉へと脚を浸ける。 前後はするが、歩いて来た辺り>>182で、獲物はまた先程>>68のように地面に突き刺している。 インクをぶっ掛けられたからだろうか、否、インクの強い香りでか、少しばかり冷静になったのかもしれない。*]
(183) kkr 2022/08/23(Tue) 02時頃
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―― 温泉の戦いあふたー ――
[水の音がする。 あちらこちらから]
……。
[温泉の縁にざばっと座り込んでいる。 自分からはタオルを要求することはなく、顎先やら束ねていない髪やら、 あちこちから温泉を滴らせている。 水も滴るなんとやらである。 ちなみに長弓の方は回収されることなく温泉に浮いている]
(184) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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[ぽたり]
[…ぽたり]
[己のこぼす音とソルフリッツィのこぼす音、 それが混じり合っている時間が確かにあった。>>182 液体の粘度の違いだろうか、微妙に違う音階を奏でている。 片方――インクの垂れる音はやがて消えるが、インクの痕跡は別の形で残る。 まき散らされた星屑は、温泉と混じり合って、 やがて―――どうなるんだろうな]
(185) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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……。 動くな。問題なく。
[手心は加えられたようで、>>183 骨がやられたみたいなことに放っていない感触――が、腕を振ってみればある]
これがどういうことか分かるか? つまり、ピアノを問題なく弾けるということだよ。
Barに戻ったら、 “湧き上がる温泉と闘争の嵐! ところによりBBQ風味”と言った風情の曲を貴方の為に捧げてやろうか……
[とりとめのない言葉を並べつつ、ただ手を伸ばす]
(186) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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……なんてな。これは冗談だよ。
(187) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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[言いつつ、伸ばした手がソルフリッツィの腕の辺りにでも届いたなら、 ぐいっと引っ張ってしまおう。 つまりこれはただ温泉に浸かるなどさせるものかと言わんばかりに、 不意打ちでソルフリッツィを温泉に落としてしまおうと目論んでいるヴェルヌイユだ。
結果がどうなろうと、 Barで最初に提供された『いつもの』よりインスピレーションを得て一曲作ったこと、 それをいい感じのタイミングでお披露目しようということを話した。 他に演りたい曲があるので、先のセリフは冗談にせざるを得ないというわけだ]
(188) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 03時頃
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私はこういうことを言うのは性に合わないので普段は言わないのだがなあ。 貴重な舞台だ。どうか楽しんで聴いてくれよ、 貴方に聴く気があるのなら。
[この誘いを相手を楽しませるための戦いの一環と考えると、 うむ、まったくもって性に合わないな**]
(189) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 03時頃
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──温泉──
ならいい。
[蹴りを放った際のソルフリッツィの状態はさておき。 闘争の火で熱かろうと、相手をどうこうしようとまではならなかったようだ。]
面白いことを言う。 それはまた──
[ヴェルヌイユの手>>186が伸びて、悪戯げにも聞こえそうな声>>187が響いた。]
(190) kkr 2022/08/23(Tue) 03時半頃
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[ぽちゃん]
(191) kkr 2022/08/23(Tue) 03時半頃
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[ぷかー]
何時も聞いているだろう。 お前の曲を。
[それはピアノのある部屋が定位置のようなものではあるからだが。]
…… 分かった。 聴こう。
[それでも重ねて、普段はこのような事を言わないとヴェルヌイユ>>189が言うのであれば、耳傾けることを伝えた。]
こうやって会話を交わすのも悪くないものだな。
[インクは洗い流していても星屑は微かに白い毛に残ってもいたのだろう。 数年前に流れたという流星群の話>>2:147は聞いてはいないものの、温泉と湯煙に、星屑の燦きが仄か淡く混じ入る。]
(192) kkr 2022/08/23(Tue) 03時半頃
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次はお前の戦場だな。
[燐く星屑の残るソルフリッツィは、ヴェルヌイユにはどう見えていたのだろう。 ヴェルヌイユの腕を枕にしながら、ソルフリッツィは、闘争の火を眠らせるように目を細め、見上げながらそう言った。**]
(193) kkr 2022/08/23(Tue) 03時半頃
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──それは何時かの>>155──
[部屋の暗闇の中、溜息の様な吐息がこぼれる。 その期は終わった、と言えるのだろうか。 期の間、寝床に潜り込んで直ぐに眠りに陥るのには、何となく原因が浮かんでいた。 それは甘えたいのもあるが、深い深い眠りは、理性が薄れている故に眠りに陥るのだろう。]
[それでも。 星光の様な灯りをともす。 あたたかい温もり、かそけき儚げな面影。]
[寝台の上で目を閉じる。 あたたかい、その身を思う。]
(194) kkr 2022/08/23(Tue) 04時頃
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「そろそろ終わりそうだ」
[眠りが薄くなって来た頃に、一度ソルフリッツィはイナリに伝えていた。]
「お前は、一度も拒まなかったな」
[赤い目を細める。 その自身の眼差しが、目覚めの時であっても熱帯びるものであるのには、気付いていた。 甘く熱に灼かれるように。]
(195) kkr 2022/08/23(Tue) 04時頃
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[このまま、時を過ごしていたいという欲求。 期を越えても、身を寄せていたいと思う、気持ち。 それを言葉にすれば、恐らくは頷いたのかもしれない。 けれども、ソルフリッツィはこう言葉にする。]
(196) kkr 2022/08/23(Tue) 04時頃
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「期が終わった後。 俺が来なくなってから、教えてくれないか。」
[それはお前の気持ちをとも、来てもいいか、とも口にはしないもの。 曖昧な名付けられない関係は悪くはない。 其れをもしもイナリが望むなら、それもいい。 それでも、否、様々なものを含みながら、そう言葉を置いた。 期が終わった後、イナリの答えが出るまで、ソルフリッツィは、店ではその話題には触れないだろう。*]
(197) kkr 2022/08/23(Tue) 04時頃
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─人知れず花は開く─
[ひとつ、またひとつと宇宙をゆく乗り物が、生き物が、店を離れた。 その様子を近くで見送ったり、遠目にとらえたり。
またの来訪があるお客様も、もしかするともう来訪のないお客様もいるのかも。
宇宙から遠ざかった非日常を後にして、その時間を共有した者達をまたにして、Barは再び宇宙を漂う常へ戻る。
変わり続けるが変わらない宇宙空間で、流れるのは心地良くどこか緩やかな日々。 ちょっとしたアクシデントやトラブルなんかも挟みながらも、それは概ね問題とはならないはずだ。
美味を求めて客や店員と接して、水色の塊はまた新たな味を知る。 チップやおこぼれを貰って喜びに揺れ、居心地の良い日々を飽きることなく過ごすのだろう]
(@45) akayume 2022/08/23(Tue) 08時頃
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[水色の塊が寝床にした空き部屋。 貰った食べ物やお酒は増減に絶え間ない。 食こそが全ての生態なので、それは当たり前の事だろう。
そんな一山から少し離れた隅に置かれる小さな器の中。 活けられた蕾は、少しの時を経て鮮やかに開いていた。
それに対して軟体が何を思ったのかは、自身だけにしか分からない。 それはもしかすると、何時ものお取り置きの延長なのかもしれない。
置かれた器の中に既に水はなく。 花は水分を失って乾いている。
しかしそれはただそこに放られた結果ではなく、手を加えて意図的に形を保たせたようだ。
不思議と褪せない赤い色合いは、彩りのない部屋の中にほんのりと甘い香りをただよわせている。**]
(@46) akayume 2022/08/23(Tue) 08時頃
|
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── 回想・『いつか』の少し前 ──
[やがて来る終わりを告げられて>>195 狐は合わせていた視線を落とした。 その口の端は下がることも無く、 上がることも無く。 全ての事象は、始まった瞬間から 終わりに向けて収束していく。 これもまたその一つ。]
(198) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 08時頃
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── はい。
[狐は一瞬返答に迷った。 確かに一度も拒まなかったが、 それはあくまでも今までの話。 この身の温もりだけを差し出しているうちは良かった。 時を重ねるにつれて、夜を迎える前には その姿が現れるまで、まんじりともしない 胸のざわめきを覚えるようになった。 疑念と妄想に囚われた時間は、 決して快いものではなく。 かと思えば、来訪者が訪れれば 終わりの日は今日ではなかったのだと 酷く安堵する心がある。
そのような関係性の有り様が、 これから先もずっと続けられるとは 狐には到底思えなかった。 ただ、今までは『今日ではなかった』だけで。]
(199) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 08時頃
|
|
[狐は俯いたまま沈黙していたが、 問いかけ>>197に、頬に影を落とす睫毛が ゆっくりと上向いた。 二人の視線が交錯する。
狐は黄玉の瞳を揺らめかせ、 相対する赤を映し込む。 彼の真意を覗き込むように。 あるいは、自らの心を見つめ直すように。 随分と長いことそうしていたが、 やがて瞬きで頷いた。]*
(200) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 08時頃
|
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[ぼふっ]
──朝焼けの穹:Bar──
[温泉から少し先の時間のお話。 「終わったら貰おう」>>2:31との言葉通りに、口にした。 珍しく、カウンター席で貫頭衣を着て飲んでいる。 白虹カクテル>>1:236>>1:237の虹の味を、指で掬い先に舐めて。 それから紅色の稲妻鳴るカクテル>>0:50>>0:51を飲んだ。 乾いた白い毛は、ふっくらと膨らむ。 やはりと言いたげだった。 彗星キャベツと似たような狙い。 或いは、イナリの少しの悪戯心を知ってのことか。]
(201) kkr 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[しゃく。 その後は、マスターの料理を口にする。 さっぱりとした柑橘をほんの少しだけ効かせ、塩をぱらっと振り掛けただけの、菜を一番外側の器として、内側にはぎゅっとした野草の蕾が茹でられて置かれている。 そちらは根菜にも似ていなくは無いが、ほくほくと口に出来る一品。 あの手から、こんなに素朴な料理が出てくるのかと思えば、逆に豪快そのもののざっくり飯が出て来たりもする。 それでも、不思議と旨いのだから面白いものだ。]
いい店を作ったな。
[ゴブレットの水を傾ける。 オリオンの近くの天の川産>>0:22というものだろうか。 産地はさておき、ソルフリッツィは食事時には水入りゴブレットを大体傾けている。*]
(202) kkr 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[忙しなく過ごしていなくとも 時間というものは流れて行きます。
それはこの列車も例に漏れません。 一時着陸していた星を離れ再び宇宙に漂い始めました。 それを機に引き上げた客も はたまたその直前に降りた客もいたでしょう。
毛玉ですか?そりゃあもちろんお別れしました。]
(203) ツナ 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[……と、言いたかったのですが]
ぷぅ
[バーテンダーさんが作ってくれた綺麗なカクテル>>20 それが注がれたグラスのすぐ横 Barのカウンターをぺちぺち叩き 何やらおねだりする毛玉の姿がありました。
そうです、まだこの列車にいました。]
(204) ツナ 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[毛玉達は、特定の生息地を持ちません。 その星に居着く個体もいれば 宇宙を渡る物へと張り付き、星々を回る個体もいます。
水分や養分さえしっかり蓄えていれば 宇宙空間でも生きていられる種なのです。
Barにいるこの個体も、後者の部類でした。]
(205) ツナ 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[それがなぜこの場所に居着こうとするのか?
毛玉がこの場所を気に入ってしまったが1つ そして、"養う"という言葉を本気にしたのがもう1つ
養うのも悪くない アーマーさんがそう言っていました。>>94 毛玉仲間やむにむに仲間のいるあの場所で 一緒に居られたら嬉しいな あの時の毛玉はそんな気持ちだったはずです。
撫でられながらぷぅぷぅと喜び鳴いて アーマーさんのお腹の上でぺしょっとして ぺちぺちむにむにとお腹ぽんぽんを堪能していた なんて話があったのですが、それはまぁ思い出話に。]
(206) ツナ 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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|
[ともかく、そんなアーマーさんだったり バーテンダーさんだったりがいるこの場所 叶う事ならここで住んで生きたい そんな心持ちとなった毛玉でした。 それだけこの場所は暖かく居心地が良かったのです。
交渉の対価は……もう持っていませんが 手伝える仕事があれば手伝いをする気もあるようです。]
ぷぅ! ぷぅ…
[体をぽよんぽよんしてみたり マスターさんや店員さんへ前足をぴんと伸ばしてみたり 毛玉なりのここに居させてアピールを披露。]
(207) ツナ 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[伝わるにしろ、伝わらずにしろ そして居座れるにしろ、だめにしろ 既に列車は宇宙へと漂い始めた後です。
毛玉の宇宙生活はまだ続いて行きそうですね。]**
(208) ツナ 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[ゴブレットの水を傾ける。 オリオンの近くの天の川産>>0:22というものだろうか。 産地はさておき、ソルフリッツィは食事時には水入りゴブレットを大体傾けている。 淡い明星の光>>@26が覗いた。 後味のさっぱりとした余韻を感じながら、カウンターの奥>>95>>96を見遣る。]
カクテルは飲んではいないな。 俺は何時も、水を飲むくらいだから。
だから、こういうのは珍しい。
[底に、光の輪が宿っている。 青い銀河の中、花咲くモイが美しい。 星々の中に咲いた命は、まるで何かの画のようだ。 見ているだけで濡れるモイの馥郁たる香りが漂って来そうなほど。 何かに見立て、つくりあげるのはイナリの得意とすること。]
(209) kkr 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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[──そうして。 終わりの時>>155はやってきた。 扉に額を当てたまま、狐は呼びかける。]
おいで。
[するとどこからともなく蛇が現れた。 抜け殻は手にするりと巻きつき、甘えてくる。 その頭を一つ撫でて、狐は囁いた。]
行きましょう。 けじめをつけなければ。
(210) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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|
[──それは、赤い目玉の蠍の近く。 星屑の光がとぐろを巻いていた。 とぐろは頭をもたげると、 シュゥと舌を出しながら二人を見つめた。]
「狐か」
はい。
「それも連れてきたのか」
はい。
[狐の影から、抜け殻が恐々と現れた。 その光と比べると、相対する蛇は はっきりと色濃い。 狐は、からみつく抜け殻を撫でた。]
(211) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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|
見事なお召し物です。 私のいる所でも、よく働いてくれています。
[抜け殻の主は、特に愛着も示さず視線を外す。]
「捨てたものだ。 お前の好きにするがいいさ」
[その言い様を、狐は嗜めた。]
もとはあなたでした。
「そして、今は俺ではない」
[にべもなく言い返されて、黙り込んだ。]
(212) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 08時半頃
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|
[やがて蛇は鬱陶しそうに頭を振る。]
「遠路はるばる、俺を咎めに来たのか」
……いいえ。
「ならば何をしに来た」
教えを乞いに。
「答える義理が俺にあるか」
いいえ。ですが、お教えください。 あなたのお心の内を。
[しばらくの間、蛇はじっと狐を見た。]
(213) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 09時頃
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|
「そいつの話か」
はい。あなたにとっては。
「今は俺ではない。だがかつては俺だった。 良き肌であり、良く俺を守った。 それでも少しずつ俺たちは離れ、 やがて存在が毒になった。 ならば、離れるのが道理だろうて。 そして一度離れたなら、元には戻らない。 そういうものだ。 さて── 好ましい者との別れは辛い。 心の傷が、明確な体の痛みとなるほどに。 その傷は、心を近づけるほどに深くなる。 忠告しよう、博愛の狐よ。今のうちだと」
(214) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 09時頃
|
|
[狐は沈黙した。抜け殻の蛇は、 おろおろと狐と蛇とを見つめている。 長い時間の思慮深い沈黙の後に、丁寧に合掌した。]*
(215) kumiwacake 2022/08/23(Tue) 09時頃
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|
[傍らにいるギロチンのグラス>>204。 そのグラスにソルフリッツィは、自身のグラスを響き合わせていたことだろう。 乾杯をする為に。 見る眼差しからは感情は読み取りづらくても、耳は緩やかにリラックスしているように見えるだろう。 この先、ギロチンがどうするかは、ぷぅぷぅと喜び鳴いていたその様子>>206が物語っていただろう。]
(216) kkr 2022/08/23(Tue) 09時頃
|
|
お前に頼んで良かった。
[一度目の朝焼けの穹と同じ言葉>>1:153を。 この一時のみは客>>97として舌鼓を打つ。 *やわく、透き通る味*を口にした。]
(217) kkr 2022/08/23(Tue) 09時頃
|
|
―― 別れの時間 ――
[カクテルグラスの中という小さな世界には、 時に雲が黙々とわき出したり、 キャンディの描いたのとはまた別の虹>>1:236>>1:237>>1:238が出ることもある。
薄い薄いヴェールを重ねたかのような口当たりに感じるそれを飲んでいると、 ふいにピンク髪がびりびりっと逆立った]
わあっ、静電気!?
[これは静電気が苦手なストリーマー。 ……だが、ややあってから、なんだか早く走れそうな感じはしてきた。 雷の降る星で生まれ育ち、それはもう雷鳴系の加護が常時備わってるみたいな感じの仲間のことを思い浮かべていると、 端末に連絡が入った。 「もうすぐお迎えの時間ですよ〜」というメッセージの後に、デフォルメされた可愛い猫耳人間のスタンプがついてきている]
(218) Akatsukisun 2022/08/23(Tue) 09時頃
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……名残惜しいがそろそろお別れだぞ。 マスターや狐さん、軟体さんは、短い間だったけどとってもお世話になりましたっ! 楽しかったぞ!
……まあどうせまた客としてやって来る気はしてる〜。 今度は愉快な仲間たちも一緒だぞ!
[まだ仲間たちには話を通していないが、キャンディの中ではすでに決定事項である]
(219) Akatsukisun 2022/08/23(Tue) 09時頃
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[息抜きの時間の終わりは新たな飛翔のはじまりである。
去り行く迎えの船の中で、 遠ざかる車体が見えなくなるまでずっと手を振り続けた。 *朝焼けの穹が眩しく、綺麗だった*]
(220) Akatsukisun 2022/08/23(Tue) 09時頃
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[寡黙なマスターはひとつのカクテルを造る。 下に陽の様な実をひとつ沈め。 静かに縁まで湛えるカクテルを。 底から明けゆく暁のカクテルをひとつ。 供するのは、さて誰へか**]
(221) Antler 2022/08/23(Tue) 09時頃
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