人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


始末屋 ズリエル に 1人が投票した。
本屋 ベネット に 7人が投票した。

本屋 ベネット は村人の手により処刑された。


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

懐刀 朧! 今日がお前の命日だ!

2010/08/09(Mon) 01時半頃

時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
懐刀 朧 が無残な姿で発見された。


現在の生存者は、ランタン職人 ヴェスパタイン、記者 イアン、奏者 セシル、始末屋 ズリエル、さすらい人 ヤニク、小僧 カルヴィンの6名。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[小夜更けて、深き眠りを破るのは、絹裂くような誰かの悲鳴。

 奥座敷の褥は赤き血に染まり、中で眠るは鏡写しの二人。



 否、片方の躯は、無惨に喰い荒らされて居る。]

(0) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


【人】 記者 イアン

 え?あ……うん。
 そういえば、そうだった……

[心がほつれた故の現実感の希薄さで
 今まで、身体や包帯に付着した返り血を
 気にしていなかったが、言われて思い出して笑う]

 ……表座敷、でいい?

[誘われるままに頷いて。
 邦夜は目覚めているだろうか?
 目覚めていたら、約束、守れなかったなと
 申し訳なく思いながら指差した]

(1) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[騒然とする屋敷の中を、身を起こしつつゆるりと睨んで。
 帰らねばならぬ。

 …約束を、したのだから。

 またも何処かで上がる悲鳴。
 灯火を誰かが倒したか、屋敷の何処かから火の手が上がる。]

(2) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


【人】 奏者 セシル

 後で洗った方がいーぜ?
 あんまし良い見栄えっちゃねーし。

[現実味帯びぬは目の前の...も同じ
 血みどろの姿を見ても
 驚くどころか微笑んで居る]

 連れてって。
 ちょっと、躯が重いんだ。

[手を差し出したなら
 表座敷まで連れ立ってくれたろうか
 腹の種は口にしない
 刷衛にそうするなと謂われていたから]

(3) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

【見】 落胤 明之進

[天満月が感謝の言葉に笑む、
主はその後、彼とどのような言葉を交わしただろうか。
その血塗れた上衣を気にしたまま、傍らに付き従って]

 ところで、少し聞こえてしまったのですけれど……

  天満月様も、――何かその……
 狙われるようなお力をお持ちなのでしたら、
 お一人であるのは、危ないのでは?

[小さく意見を添える、
彼がある種イアンの保護下にあるということは知らず。
知っていたとて、今の彼の姿をただ不安に思うのみ]

(@0) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[亡骸から形見をもらう必要など無い。
 形見は既に、はらの中に収めた。
 衣の帯を締め直し、枕元に置いていた懐剣を手に取る。

 悲鳴に駆けつけた下男たちを斬り捨て突破しようとするも、その剣筋は態と急所を外したもの。

 彼岸への道筋の、邪魔はさせぬと言いたげに。]

(4) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

え、悲鳴?……何?

[聞こえた誰かの悲鳴と僅かに感じる焦げ臭さ。まさか火事などだとは思わず座ったままきょとんとしている。もとい、そんなに素早く動けるはずもなく]

(5) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 記者 イアン

 わかってる、わかってる。
 それに、着心地も悪いし。
 なんかゴワゴワしてさ。

[血の香り満ちる廊下、血まみれの青年
 それに微笑む月瀬。それは、不可思議な光景]

 ん?体調でも崩したのか……?
 あ……腰、庇ったほうがいいか?

[差し出されるままに手を取って
 ロビンと床を共にしたことは聞いていたから
 まだ、その名残が残ってるのか?と
 もう数日前のことなのに、
 そんなことを口にしながら
 表座敷につけば、蛻の布団を見て溜息一つ]

(6) 2010/08/09(Mon) 02時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 02時頃


記者 イアンは、屋敷が騒がしい気がして、少し首を傾げた。

2010/08/09(Mon) 02時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[赤い月が照らす鳥籠の中で。
 鳥は月と同じ赤い眸を閉じて、静かに待っている。

 必ず”迎え”に来ると約を下さった月の佳人に、
 鳥が返した言葉は……彼の人の心の裡だけに]

(7) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…かりょう……!

[呼ぶはただ、己を待つ愛しい雛の花たる名。
 密かに胸の中で送る名は、義父から受けた家紋の名。]

(8) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

え、ううん……危ない、か。

……帰ったらまた、こういう場に放りこまれるか、閉じ込められるか。どっちかなんだろうな……
それならいっそ。喰われてしまったほうが楽かもしれないけど。
もう……こんな思いはごめんだよ。
[苦笑いを浮かべ]

(9) 2010/08/09(Mon) 02時頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 02時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[屋敷を走る、悲鳴。怒号。
 獣が出たと。高嶺の当主が喰われたと。]

(10) 2010/08/09(Mon) 02時頃

落胤 明之進は、天満月の悲鳴という呟きに、ふわり そちらをみて

2010/08/09(Mon) 02時頃


【人】 小僧 カルヴィン


 ……なよたけの、君?

[ふと名を呼ばれたような気がして、眸を開く。
 紅石榴が捉えるは、何処から出たのか。
 轟々と燃え盛る赫。

 けれど鳥は動かずに。
 ただ、主をじっと待ち続けて]

(11) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[屋敷を染めるは赤き月。
 焔の赤に、血飛沫の赤。

 白装束を真っ赤に染めて、駆ける素足を阻むは何か。]

(12) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【見】 落胤 明之進

[天満月の言葉、
喰われた方が楽だ、というそれには、
少しばかりきっと見据えて]

 ……もう一度言ったら怒りますよ。
 夜光の分と、私の分と、2人分です。

[既にぷんすかむくれていたが、

そんな悠長なことをしている内に、
明らかに変わり行く空気、主が袖を掴む]

(@1) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 奏者 セシル

 俺も、なんか着心地慣れない。
 和服ってすぐ着崩れすんの。
 よくこんなで舞えるよな。

[着心地悪そうにする様を見
 慣れぬ所為で崩れる白い浴衣を直し
 まるで二人が
 異空間にでもあるかのよう]

 ま、そんなとこ。
 早く歩いたりしてくれなければ
 たぶん、大丈夫。

[布団には首を傾げ
 連れられるまま座り込む
 ロビンとの事を知られるとは思いもせずに
 座ってまた煙管に口をつけたか]

(13) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[火が放たれたとは知らず
 伝えにくる使用人もおらず
 まだ表座敷は静かであるか
 それとも己の耳にだけ
 声が届いておらぬのか]

 なー、イアン。

 ロビン殺したの
 アンタ?

[ぽつりと一片
 問う桜]

(14) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 記者 イアン

 俺は洋服で舞えって言われるほうが困るけどなぁ
 肩とか窮屈で溜まらんよ、あれは

[遠く、悲鳴が響く。慌しい廊下。
 何故か、そんなものだろうと、動じない]

 了解、了解………布団、使って楽にしててよ

[布団を折りたたみ、座布団替わりにし
 身体に負担化からないように使いなよと
 煙草を飲む風の月瀬に示してから、
 彼の話しに首を傾げて]

 ……いや、ロビンは……誰に殺されたかは
 詳しくはわからない。
 法泉殿と二人、応接室で発見された時は……
 霞が言うには法泉の家系は、
 獣を退治する力があるみたいだから、
 そのせいかなって予測はしてる、けど

(15) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

……ん。……ごめん。

[館内がどんどん騒がしくなるのに流石に何事かと眉をよせ。壁に手をついて立ち上がる]

(16) 2010/08/09(Mon) 02時頃

【人】 小僧 カルヴィン


 早くいらして……。
 僕の……僕だけの―――

[満ち足る月の化身のような、月下美人]

 なよたけの輝夜姫……。

(17) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[鳥の唇が囀るは、宴の始まりし日に捧げた歌。

 雲間の月に恋い焦がれ、
 再び月が昇るを待つ、道標の詩――]

(18) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【見】 落胤 明之進

[彼に手渡した黒い笛が、光り瞬く。
か細い光は、彼の身を取り巻いて――、
その幻の蛍は、一瞬ならば天満月の目にも見えるだろうか]

 夜光はあなたを護りたい、と……
 だから、きちんと。

[生きてください、とみなまでは言わず。
立ち上がる彼には、けれどその透ける手を貸せない。

――館内は騒がしいけれど、
いまだ炎の気配には気づかず]

(@2) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…くっ!
[切り裂かれる薄衣の袖。鮮やかな赤が散る。

 遠く聞こえるは、恋歌う鳥の声。]

(19) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【見】 落胤 明之進

[幼子のか細い声が、
狭間より聞こえる。

    『…隠れて、…隠れて、』

誰に向けた言葉か、
誰の耳に届いたか、

あるいは混乱の中で掻き消えたか、
小さな小さな こえ]

(@3) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

 ターンもステップも、洋服のが楽だぜ?
 ダンスにゃいーけど
 舞にはむかねーのかもな。

[笑いながら
 用意された座布団がわりに身を預け]

 そっか。
 まぁ、誰だっていーんだけどさ。

[煙を吐き出して
 どこか果敢無く
 笑う]

(20) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[手をとって、隠れなければ。
 ふと、脳裏をよぎるのは…無理やり引き剥がされた小さな手。

 そっと片手は、己の腹を優しく撫で…前へと、向き直る。

 あの時とは違う。今度は、手をとって引く方にならなくては。]

(21) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 記者 イアン

 ダンス……ああ、西洋の舞か。
 そりゃ、西洋のものには西洋の服だろ

[ひらひらっと手を振る。
 存在自体はチャールズから聞きかじってはいたが]

 誰でも、いいのかな……
 俺は、チャールズ殺した奴知りたいなー
 殺したいもん。

[月瀬の笑い声を聞きながら
 畳に胡坐をかいて、ぼんやりと天井を見る。]
[何処かでは剣戟、何処かでは火の手が
 屋敷の中を騒然と
 染め上げるのにはいまだ気付かぬまま]

(22) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【見】 落胤 明之進

[こえを聞く、増えたこえ、
 ――聞き慣れぬ幼子のこえ]


         『…隠れて、…隠れて、』


[こえの聞こえたものが、
ふ、とその姿を探せば、一度だけ視えようか。

燃えるべべ着たかむろの童
両手に抱く花、あかとしろ]

(@4) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

 勝手な憶測だけどさ
 ロビンは幸せだったと思うんだ。

 法泉、だっけ?
 ずっと花になるの怖がってた。
 でもあの坊さんの花になって
 愛したり、愛されたり
 きっと、そーゆーの知ったんだ。

[己はあげられなかったけど、と…]

 月の瀬に、幸せを
 得られてたなら
 相手が俺でなくても、いいんだ。

[ぽつり、ぽつり
 桜の花は散るを望み
 けれど散らずに咲き誇る]

(23) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[自分は此処だと伝える様に、囀り続けながら。
 鳥は過去を想う。

 人の手の入った試験管からではなく、
 人の胎から生れ育った過去を]

(24) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[ふわり、か細い光が一瞬見えた気がした]

……夜光。

[ため息をつき、わかったよ、と笛を撫で呟く]

……ごめん。逃げてただけだ。
同じ目に合うのが嫌なら家に帰らなければいい。
薬が切れたらそれまでかもしれないけど。
世の中に「獣」がそんなに居ると思えないし。
だめだったらそのときはそのときだ。

[何も聞かされていなかったが、もしかしたら兄も同じ理由で家を出たのかもしれない。]

(25) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 記者 イアン

 ロビンの幸せ、かー
 月瀬が、そう思うんだったら
 いいんじゃないかな……

[獣であるとわかってから、ロビンに
 あの童花に何か憐憫を持って振り返りはしなかった。
 ……情を動かしかけて、疑惑が深くもあり
 深く、深く沈めてしまったから。]

 ……月瀬自身の幸せは?

[零す言葉に、零れ方に、ふと尋ねた
 散る花なれど、狂い咲いたか萎れたか
 その境界に立つ花は
 じっと、紅でその表情を見詰ながら]

(26) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 アンタの花主さま?

 殺したいんだ、そっか。
 いーんじゃね?
 見つかるといいな?

[気でも狂って居るのだろうか
 けれど、そう念うは本心]

 殺して、気が済んだら
 教えてよ。

 どんな気分だったか。

 描きたいから。
 俺ならきっと、殺さないから。

[閉鎖空間かなにかだろうか
 此処は静かで血の臭いもせず
 桜の花の香さえ仄か漂う、穏やかな]

(27) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[花と成れと、
 最下層の暮らしをしながら、父さまが謂う。

 花に成り、花祭にて番った我らの様に。
 子を宿し、命脈を繋ぐ番を見つけよと。
 
 鳥の子の魂の理は、番と共に在り、血を繋ぐが定め]

 嗚呼……でも。

[あの方が真に望むのは、己の子ではなく。
 分かたれ、再び一つになった対の月]

(28) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 記者 イアン

 うん、俺の花主……

[肯定されれば、こちらもほつれた心で、
 朗らかに笑って]

 いいよ、まだ、まだ、見つからないんだけど
 沢山沢山獣は殺したのに
 まだ、まだ、見つからないんだ……

[けれど、果たして殺せるのか。]

 殺さないんだね、でもそっか、
 誰が、殺してもいっか、だもんな

[ぽてん、と
 座布団には使わなかった敷布に
 青年は寝転んで、微か桜の匂い
 ああ、嗅げるなら蓮の方がいいなと思った]

(29) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[笛を撫でるその手には、やはり笑んで――
きっとあの控えめな友も微笑んだであろうから。

主は何か告げたであろうか。
彼の特異な能力は、もしかしたら
自由を許されないかもしれないと思う。

そう、身柄を管理されるという月瀬のように、けれど]

 はい……、
 私の友が、常にあなたの傍らにあること。
 どうか、お忘れなきよう。

[次いで立ち上がれば、
わずかに揺らぐ、眩暈のように]

(@5) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[現世と常世が近くなる、
 狭間のこえのつよくなる。
 引き込まれ、薄れてゆく。

 ゆらぐ存在が、
 繋ぎとめられたは偶然であったから。

 この世にいまだ生きてあり、
 狂気の淵に捕らわれた主が妄執と、
 散った花の亡骸の上の日陰の椿。

 けれど今、繋ぎとめる偶然は、もう一つ]

(@6) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 俺の幸せ?

 なんだろ、な。
 ロビンの傍に居ることが、ずっと幸せだと念ってた。
 だから、ロビンが生きろって謂うなら
 生きることが、俺の幸せ。

[うっすらと笑う
 けれど]

 でもな。
 傍におかしな奴が居んの。
 俺に構ったってなんの得もないのに。
 優しくすんの。
 やめろって謂っても。

[それは研師のことでもあり
 消えゆく筈の椿でもあり]

(30) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 よっぽど好きだったんだな?

 でも、イアンがたくさん殺すなら
 イアンを恨む奴も多いんだろうな。
 花主さまを殺した奴を憎む
 アンタとお揃い。

 めぐりめぐって



 殺したのは、アンタかもね?



[寂しそうなヘーゼルが
 紅い眼の彼を見る]

(31) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 記者 イアン

[敷布に寝転んだまま桜を仰ぎ見て。
 薄く笑うのを見上げた。
 ロビンに一途にそう思う姿は桜を綺麗に見せたから
 青年は暫く見惚れて。]
[ただ、続いた言葉には、くすくす、っとわらう]

 やめろ、なんていうなよ。
 折角、助けて、くれてるんだからさ。
 素直に、手を取ればいいのに。

[少し眩しげに目を細めて。羨ましいなとも思った。
 ……青年の根源的願いがそこにはあったから]

(32) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[己が血が絶えるは、理に背く道。
 だけど――――…]

 それでも僕はあの方と在り続けたい。

 あの方の望みが月の都へと行く事なら……。
 こんな命など、いらない――
 

(33) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 記者 イアン

 ………ああ、いいな。それ


 いっそ、俺が本当に殺したんだったら、いいのに。
 それだったら、いいのに
 俺が食べたんだったら……

[見詰返す瞳に、ぼんやりと、陶酔したように
 けれど、紅からは一滴、おちる]



 どれだけ殺したら、そうなるかな……

(34) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 記者 イアン

[本当はわかっている。
 どれだけ、殺しても、そうならないことは
 ただ、ただ、沈んでいってしまうことは。

 それでも、すこし、そんなことを夢に見た]

(35) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[透ける指は、縋る。
打ち捨てられた仔犬を、拾って撫でたその腕に]

 ――……主様、
 私、思い出したことが一つ。

[見上げれば、一つ過ぎることがあった。]

 一番、最初にお会いした時も、
 震えていた私を撫でて下さいました。

[最初の、最初の記憶]

 牟田殿は、よく優しく笑う方でしたから、
 きっと主様は良き主なのだ、とそう思ったのです。

[言葉を寄せて一度微笑めば、
屋敷の喧騒に眉根を寄せる]

(@7) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 なぁ。

 生きるのは 辛いな。
 大切なものを亡くしてまで
 生きていくのは辛いな、イアン。

 でも、そんな時ほど
 甘えていいんだってさ。

 それがむつかしいって判ってるけど。
 ま、うけうりだけどな。

[刷衛の言葉を借りて謂う
 紅い眼から落ちる滴に
 伸ばした指先は触れるに叶うか]

 やめろ、なんていうなよ。
 折角、助けて、くれてるんだからさ。
 素直に、手を取ればいい。

(36) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[きこえるはずのない声に、
ふいに辺りを見回す―――

――――白い桜花が
あの人騒がせな猫が、ふと気になった。

その頃であろうか。
セシルの中の微かな気配が囁いたのは

『傍に居るよ、セシル
 ……ずっと此処に……』

と**]

(@8) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 アンタ、俺にそっくりだ。

[笑んで、告げる
 叶うのならその頭
 己が膝に乗せようとするか
 叶うのならその躯
 慈しむように撫ぜるか]

 大変だけどさ。
 辛いけどさ。
 千切れそうだけどさ。

 生きよう?

[我が子を愛するように
 己自身にそうするように
 イアンにするさまは
 まるで母親のようだろう]

(37) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 03時半頃


【人】 記者 イアン

[触れる指先が温かかった。
 だから、一度目を伏せて。
 けれど、もう一度あけた時、首を緩くふった]

 …………無理、俺は殺しちゃったんだ。
 一人、叶えてくれようとしてくれた人
 獣だから、俺、殺しちゃったんだ

[そう言って笑う。
 「だから、あるなら、その手を大事にして」
 と零しながら
 ……結局一度も口にしなかった”助けて”の言葉
 口にしなければ願いはかなわない。
 だから、これで、いい]

[けれど、暖かい膝の上に頭を乗せられ
 優しく撫でられれば堪えきれず…また俯いて

 かけられた言葉には小さく頷いたまま
 静かに嗚咽を零した。]

(38) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 03時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[死から生へと向き直ることを決めたものが居る。
 いまだ死を願うものは、何を選んでいくのだろう。

 己は死するため懸命に生きる。阻む焔を、超えねばいけぬと睨みつけた。**]

(39) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[研師の
 椿の
 冬の
 小鳥の
 あの扇の
 全ての優しさ織り交ぜた
 まさに 春の笑みで]

 生きよう、イアン。

 泣けるなら
 大丈夫、手だってとれる。

 直ぐには無理でも
 いつかはとれる。

 冬は春に、なるんだよ。

[撫で、撫でて
 その手に指をそっと絡めた]

(40) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[鳥は歌う。
 きっとこれが最期となるだろうと判っていて、尚高らかに。

 この歌が、この声が。
 あの方を此処へ導く灯火になればいいと*願いながら*]

(41) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

【人】 記者 イアン

 ……生きるよ……約束を、したんだ
 だから…………
 でも、そんなこと、どうやって信じればいい?
 次のても、俺は殺めてしまうかもしれないのに…

[暖かな感触。
 けれど、本当にそんな日は来るのだろうか?
 本当に春は来るのだろうか?
 春、来る前に雪に埋もれてしまわないだろうか?

 どうやって、信じたらいいかわからないまま
 包帯越し、絡まる指の感触に
 月瀬の顔を涙を零すまま見上げた]

(42) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

 アンタが慕う人だって
 優しかったんだろ?
 殺しちゃった人だって
 優しかったんだろ?

 なら、見えない手も。
 とらなきゃ。
 離しちゃダメだ。

 “傍にいるよ、イアン”
 “ずっと此処に”

[絡めた指は優しく
 けれども離さない]

 俺も手をとらなくちゃ、な。
 刷衛と、明と、カルヴィンと。
 それから、ロビンの。

(43) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 03時半頃


【人】 記者 イアン

 ――……見えない手
 本当に、本当にいてくれるかな
 だって、俺、沢山、沢山獣も、人も殺したんだ
 今日だって、殺したんだ。

[絡む指が口にした言葉で離れてしまうのではと
 その瞬間を恐れながら]

 たくさん、たくさん殺して
 それでも、この手でいいのかな……?

[それでも、自分から指を離したくなくて
 離せないまま]

(44) 2010/08/09(Mon) 04時頃

さすらい人 ヤニクは、明之進に頷き、大切そうに笛を抱きしめ**

2010/08/09(Mon) 04時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 04時頃


【人】 奏者 セシル

 花主さまにも
 慕った人にもなれないし
 及ばない、ちっぽけな花だけど
 イアンが雪に埋もれたら
 俺に触れて、俺を呼べばいい。

 “月の瀬に幸せを得る”


 ―――セシルって。


[涙に濡れたその頬へ
 優しく唇を寄せて
 落ちる滴を吸い上げる
 離されない指は
 話す内に離れる事はない]

(45) 2010/08/09(Mon) 04時頃

【人】 奏者 セシル

 うん。 うん。
 居るよ、傍に。
 イアンに優しくしてくれた手も
 繋いでる、俺の手も。

 たくさん、たくさん、殺しても
 イアンの傍に居るよ。
 俺は見えない者が視えるから。

[繋いだ手を離すなんてわけがなく
 寧ろ一層、優しくつつんで]

 大丈夫。
 もう、大丈夫だから。

 “たすけて”って 謂っていーんだよ。

(46) 2010/08/09(Mon) 04時頃

【人】 記者 イアン

[絡んだ指はけれど離れる時はなくて
 頬に柔らかな感触を感じると
 驚いて軽く肩を竦めたけれど]

 …………セシル……
 …………っ

[嗚咽が止まらなくて。
 一度名を呼んだ後は言葉にならなかった。
 何度も、肯定される言葉に
 そのまま、強く指を絡めたまま泣き続けて
 ずっとずっと泣き続けて。

 今は、苛む幻聴も聴こえない。
 ただ、ただ、指に絡む感触が、*暖かかった*]

(47) 2010/08/09(Mon) 04時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 04時頃


【人】 奏者 セシル

[イアンに与える言葉も優しさも
 きっと一番己が欲しかったもの
 だからこそ指は離さない]

[冬は傍でどうしていたろう
 椿は狭間でどうしていたろう
 小鳥と月の行く末知らぬまま
 研師の優しさを念い出し
 紅い眼の彼の指を絡めて
 もう片方で腹を少し撫ぜた]

[散るを望んだはずの桜は
 果てるを知らぬように
 その花開いて咲き誇る
 彼の涙をただ、ただ吸って
 “生きる”に向かって咲き誇る]

(48) 2010/08/09(Mon) 04時頃

【人】 奏者 セシル

       [“月の瀬に、幸せを得る”]





[名を知る者は
 その名を口にしたものは
 幸福を得ることが出来たろうか]

[小鳥と椿と
 冬と紅と
 そして研師には]

[咲き誇る桜の一片が
 やがて幸福を運んだろうか]

(49) 2010/08/09(Mon) 04時半頃

【人】 奏者 セシル

[そう在ってほしい、と微笑み
 今は強く指先握られたまま
 泣く子をただ撫で、指絡め
 うんうんと、紡ぐ嗚咽を聞いて
 優しく、優しく抱きしめた]

[彼が落ち着くまでずっと
 泣き声響かせ喧騒の中
 異様に静かな表座敷
 ずっと傍にと桜は動かず**]

(50) 2010/08/09(Mon) 04時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 04時半頃


始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 06時頃


【人】 始末屋 ズリエル

― 本邸・廊下 ―

[邦夜の獣の一部を飲み込むと発作が起きるという話>>5:144
 それはイアンからも既にきいてはいたが、
 いま、発作状態なのだろうか。

 その身体、辛そうならば支えようとし。]

 やりたくない…ああ、
 その発作もつらいし、

 そうか、夜光を……か。
 それはわからぬ。だが、邦夜さんの傍だろうが、そうでなかろうが、
 危険でない場所など、この屋敷にはない。

 狼がいる限り。

[そう話していたとき、明が現れた。]

(51) 2010/08/09(Mon) 06時半頃

【人】 始末屋 ズリエル




[それからは、己よりも明に邦夜との話も任せる。
 夜光を知り、夜光を大事に思う者同士、黒い笛の音はどこかで聞いただろうか。]

 夜光も幸せだろう。
 死して、こんなに大事に思われる。何よりだ。

 死したことは、悔やまれど……。

[その時、悲鳴とともに騒がしくなる館内に、何事かと顔を向ける。]

(52) 2010/08/09(Mon) 06時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

>>@0

[だが、まだ、その火の手はこちらに流れてきているわけではなく、己に寄り添ってくる明に視線は移した。]

 ああ、邦夜さんの能力も、センターが知れば、管理対象となる。
 実際、もうイアンには話したろう?

[ちらと邦夜を見、明には>>@5]

 とにかくは、彼の命も護らねばならない。

[そう告げた。と同時にその姿が微か揺らぐのを感じ、また手を伸ばす。
 明はこちらを見上げて、>>@7ふと、牟田の話を零した。]

 良き主か。
 どうだろうな。ただ、一緒に暮らした。花としては扱っていない。
 でも楽しかった。いや、でも、牟田はどうだったかは知らん。

[それは、夜の伽などはしていないという意味。もしかすると、そのこと、不満に思ってたかもしれない。いや、結局は牟田には事情は話した記憶はある。
 すると、もう二度と、そのことは言わなかった気もする。]

(53) 2010/08/09(Mon) 06時半頃

始末屋 ズリエルは、焦げた匂いがするような・・・。

2010/08/09(Mon) 06時半頃


【人】 始末屋 ズリエル


 何か、焦げ臭い?

[眉を寄せ、様子を見てくる、と二人の傍から一旦離れた。
 そして、匂いのほうに駆け、火の手があがっていること、感じれば、踵を返して、]

 火事だ、逃げろッ。

[二人にまず告げてから…。使用人を呼び]

 火災により、封鎖解除する。
 とにかく逃げろと伝えんか!!

[そう叫んだ。]

(54) 2010/08/09(Mon) 07時頃

始末屋 ズリエルは、通信機も手にとり・・・

2010/08/09(Mon) 07時頃


【人】 始末屋 ズリエル

 あと、高嶺が狼に食われていた。

[それは通信機に向かっていった言葉だが、
 明や邦夜にも聴こえたかもしれない。]

 狼はまだ、いる。
 俺はそいつを探す。

[そして、明と邦夜を見…]

 とにかく逃げろ。
 あと、明………セシルは別棟にいると思うが、一応、確かめてくれ。

[そう頼み、足は、高嶺の遺体が発見されたという奥座敷の方面へと…。**]

(55) 2010/08/09(Mon) 07時頃

始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 07時半頃


【人】 記者 イアン

[そうして、どれほどの時間を泣きついてすごしたか?]

        [より、騒がしくなる屋敷]
        [火の手はまわる、まわる]

[そしてまた、青年の幻聴が語りかける
 ―――――――…………火事だ、逃げろと]

(56) 2010/08/09(Mon) 08時頃

【人】 記者 イアン

― 表座敷 ―
[抱きしめられていた腕の中で顔を上げる
 近くで一度、その瞳をまじまじと見てから
 じゃれるように軽く頬ずり一つ。
 けれどすぐに、耳を研ぎ澄まして]

 ……ほんとだ……騒ぎ、聴こえる
 セシル…!火事だって……火事が起きてる!

 …………逃げなきゃ……

(57) 2010/08/09(Mon) 08時頃

【人】 記者 イアン

[先程セシルは体が重いと言っていた。
 だから、青年は1〜2度着物の袖で
 己の顔を拭った後、セシルをその腕に抱え上げて

 忘れ物、どうしても必要なもの
 ある?と、尋ねてから走り出す。

 セシルが取りに行きたい物があるといわれれば
 彼の案内を受けながら、屋敷の中を走った]

(58) 2010/08/09(Mon) 08時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 09時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[月が巡る……欠けて満ちた、月が。


 皆一つの想いを叶えるために、
 幾つもの花が散った。ばらばらに、その身を紅く染めて。


 それでもなお、戀するを選ぶが――花]


 ―――――……


[散って逝った想いを乗せて、狂い咲くように鳥が歌う。

 いとしいとしというこころを、天上の囀りに変えて]

(59) 2010/08/09(Mon) 09時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

     

       [それは、魂が奏でる*旋律*]

 

(60) 2010/08/09(Mon) 09時半頃

小僧 カルヴィンは、記者 イアンに話の続きを促した。

2010/08/09(Mon) 09時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 10時頃


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―
[駆けながら屋敷のものに聞いたのは
 奥座敷の炎上、そこでの惨劇
 喰われた者の名…喰ったとおもしき者の名……]

 ………か、すみが……
 いや、それはない!!だって……!!

[見たのです、見たのです。]
[奥座敷、高峰 朧 は、無残な姿で発見された。]
[どういうことだ?どういうことなんだ?
 それに、邦夜や虎鉄、アケノシンや
 …確実に獣ではない者たちはどうなった?
 それに、霞の花の迦陵が霞が獣なら
 真っ先に喰われなければおかしいではないか?

 二つ分かたれた月の想い知ることない青年は
 火の手がない方へ、ない方へ
 セシルを抱えながら、幾人者名を呼び走った]

(61) 2010/08/09(Mon) 12時頃

【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―
[火が熱い。空気が熱い。
 青年は懐の荷をセシルに預け
 着物を脱いで食堂で水に浸してセシルにかぶせる。
 反対されたかもしれないが、体調不良を理由に
 半ば無理やり納得させて]

[そういえば、腕のセシルは獣、なのだろうか?
 ロビンの種を持っているのだろうか?
 霞が獣で迦陵が喰われていないのは同属だからだろうか?]

[わからない、わからない、わからない。]
[第一、霞は獣であるはずがない。
 あれは旧知で、それに不思議な力を持っていて…

 では、人が人を喰らったと言うのだろうか?
 それとも、高嶺が獣で、霞の不思議な力が
 なんらかの事態を起こしたのだろうか?]
[何一つわからないまま、青年は駆けて行った。]

(62) 2010/08/09(Mon) 12時半頃

記者 イアンは、燃え盛る屋敷で人を呼ぶ声は*どこまで届くのか*

2010/08/09(Mon) 12時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 12時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[先に己を見つけしは、刷衛かそれとも旧知の仲か。
 白い肌映えるは焔と返り血。
 もはや言い逃れの出来ぬ姿で、獣は淡く笑みを浮かべる。

 耳に届くは鳥の戀歌。それのみが己を導く標。]

(63) 2010/08/09(Mon) 12時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

管理……?たしかに、話したけど……

[良く分からず考え込んでいれば、火事だと告げる刷衛の声]

え、火事!?

[言われて初めてどことなく焦げ臭いのが火事なのだと気がつく]

(64) 2010/08/09(Mon) 12時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 12時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…そう、
如何にも獣はわたくしぞ。

人の生を喰らいて死出へ導き、新たな生を産み落とすものよ。

[口許を彩る鮮やかな血朱を、指で拭ってチロリと舐める。]

死にたくなければ、そこを開けぃ!

(65) 2010/08/09(Mon) 13時頃

記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの姿を見かけ呆然とする

2010/08/09(Mon) 13時頃


【人】 記者 イアン

 ……だ、だれ、誰かを……庇っているのか?

[返り血ならば青年自身も覆う包帯に散っている。
 だから、だから、まだ違うと信じたくて
 けれど、紅のごとく、口元彩るあれは何ぞ?

 笑みを浮かべし旧知の姿に
 獣と名乗る姿に、呆然と歩み寄る]

(66) 2010/08/09(Mon) 13時頃

【人】 奏者 セシル

―炎上する屋敷、イアンの腕―

[見上げてくる泣いた眼には
 優しい眼差しを向けて
 じゃれつくような頬擦りには
 くすぐったそうに笑った
 まさか抱えられるとは思わずに]

 火、事…?

 絵……
 と…、明…刷衛…

[どうしてもと謂われて口にするのは
 取りにも行けなさそうなものばかり
 だから声は小さく
 イアンには聞き取れなかっただろう
 不安げにイアンに抱かれたまま
 炎の踊る屋敷を駆けるか]

(67) 2010/08/09(Mon) 13時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 13時頃


さすらい人 ヤニクは、炎から逃げようと。しかし速度は出ない。**

2010/08/09(Mon) 13時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 13時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[逃げようとする天満月の背をちらりと見、
 夜光を喰ろうたは己と言えば、彼はどうするだろうかと思う。

 されども、守られることに慣れすぎた彼は、仇を取りになど来れもせぬか。
 
 旧知の仲の愕然とした顔と、視線があってニヤリと笑った。]

誰も庇うてなどおらぬ。
我が片割れも、健気なる笛の子も、わたしが喰らってこの腹の中よ。

そなたと初めて出会った頃から、既に己は獣であった。
齢拾弐の祭の夜に、この奥座敷にて輪姦され…子を……

(68) 2010/08/09(Mon) 13時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 13時頃


【人】 奏者 セシル

[渡された荷は大事に抱えよう
 濡れた着物も抗わず
 なすがままに
 優しさうけよう
 腹に宿る、冬の為にも]

 ……月の…カルヴィンの、花主さまか。

[血塗れの獣の姿を見
 イアンを見上げ
 そっと手に触れる]

 話して、おいで。
 イアンはきっと“殺さない”。
 もしその手がまた濡れても
 俺が信じた通り、濡れなくても
 優しい手はずっと傍にあるから、ね?

[だから俺を降ろしてもいいと
 優しく告げる]

(69) 2010/08/09(Mon) 13時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…そこを退け。
旧き建物ならば火の手も早い。

そなたらは…ここより逃げて生き延びよ。
わたしは迎えにゆく約束が…。

[イアンに抱えられた桜色が、やんちゃな猫の顔から柔和な雰囲気へと変わっていたのに気づき、思い至る。
 種を孕み、胎にて育むことで、躯も心も母へと変わっていくものだから。]

 …大事に、しておくれ。
[その言葉だけは酷く感慨深く。
 胎を貸すことで成り上がってきた己は、産んだ子を抱き育てることも許されなかったからか。]

(70) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 記者 イアン

[微か聞こえる声。エ……と、アケ ト ズリエル……
 アケノシンとその主だろうか?
 ただ、”絵”は”えっと”と
 混ざってしまい判別つかなくて
 だから”名を呼ぼう”としか言えず、
 各々の名を呼び続けた……霞との遭遇は、その最中だった]

 ………けど、霞は隠れ花だって
 
[告げてくる事実。庇う嘘でも言う理由が見えない
 だから、彼の言った”隠れ花”を口にしながらも
 それは、意味のない言葉……なのだろうと]

 …………知らなかった……知らなかった!
 …すまん……でも、けど、じゃあ、その子は

[学び舎にいたころ、ただ、無邪気に楽に耽っていた
 その後ろで何があったかなんて知ることはなかった。
 知ろうともしなかった。ただ、友として強敵(とも)としょて]

(71) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…そう、隠れ花。
祭りに饗し、子を成すための、隠れ花。

幾人も十月十日育んだけれど…一人としてわたくしの顔を知らぬだろう。
…それでも、彼らがちゃんと生きて育っていればそれで良いと。

(72) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 奏者 セシル

 うん。
 大切な人との約束だから。
 アンタとも、約束だね。

 大事に、するよ。

[にこり
 笑む姿は柔らかく
 琵琶の彼に告げる]

 鳥を伴に連れていくんだろ?
 大事な、大事な友なんだ。
 俺とも約束して。

 誰より一番に、大事にするって。

[囀り聞けなくなるは悲しい
 けれど止めない
 友の為に]

(73) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

さすらい人 ヤニクは、奏者 セシルに話の続きを促した。

2010/08/09(Mon) 13時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 13時半頃


【人】 記者 イアン

[セシルのおろしてもいい、にはゆるりと首を振る。
 旧知は迎えにいく、といった。
 考えるまでもなく、それは鳥、のことだろう。
 燃え盛る屋敷、すべてを助け出すことはできない
 何かは置き去りにしなければ……燃えるは己
 だから、長く会話をすることはできない]

 …………  ……

[聞かされる話。
 それは、獣をちりじりに増やしている、ということ。
 けれど、何も言えなかった。
 ”その子は罪を持っていると思うか?”
 どこかで聞いた声が響く
 そして、一方的に植えつけられた霞は
 一方的に植えつけたのは、
 人か?獣か?獣より獣たる人か?
 ――――…………獣とはなんだ?]
[思考の中セシルが穏やかに旧友と約束するのを聞いた。
 ……それを聞いて思ったのは、自分にいえるのは]

(74) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 記者 イアン



 …………霞……先日の楽、楽しかった。
 また、どこぞで楽をあわせようぞ?

[偶然なのか、この祭りで出会い、楽をあわせられたのは。
 次、があるとは……けれどそう、口にした]

(75) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

― 鳥籠 ―

[火の勢いは止まらない。
 燃え盛る赫は焔となって、鳥が待つ鳥籠へと。
 その赤い舌をちろちろと伸ばし始める]

 ……っ、け、ほ…っ

[黒煙が立ち上る中囀り続けた喉が熱を持ったように熱い]

 うたわな、きゃ……。
 あの方が迷わずに迎えに来れる様に……。

  

(76) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[背の方向から聞こえた「健気なる笛の子」という言葉。思わず振り返れば真っ先に目に入ったのは霞の月とその口元の赤]

[彼は獣か 夜光は獣に食われて死んだ 頭がまっしろになりかけて呆然と3人の方を見る]

(77) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

無論。
あの子は…こんなわたしには勿体無いほどによく出来た子…

[桜を切りそろえた子へと微笑んで。
 思い起こすは幾度も重ねた十月十日。
 生きて丈夫な子に育てと、窓の月見上げながらさすった腹を。]

えぇ、いつか…蓮咲く庭にて。
[その庭は、現にあるか、彼岸の先か。
 それでも約束には頷き、燃え上がる離れへと向かおうと。

 その先、見えたは…天満月の。]

(78) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[交わりて子を成すは畜生が性。人を喰らい糧とするは畜生が性。
 
 されどそれ以外、人と獣になんの違いがあろうか。]

(79) 2010/08/09(Mon) 14時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、小僧 カルヴィンの名を呼びながら、血濡れの袖で焔を避ける。それでもそこは、酷く熱い…

2010/08/09(Mon) 14時頃


【人】 奏者 セシル

 …―――ほら。

[獣と識り
 けれどもう殺めるとしないイアンに]

 サンキュ。

[置かず振られた首にか
 殺めず抱かれた手にか
 触れて嬉しげに
 彼が月と話す間は静かに見守って居ただろう
 頷き、笑顔を向けるのみ
 視線に気付きそちらに向くも
 ただ穏やかな微笑みのみ]

[やがてその場を後にするなら
 明と
 刷衛と
 懸命に喚んで
 燃える屋敷を駆けていく**]

(80) 2010/08/09(Mon) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

天満月。わたしが憎いか?
そなたを守ろうとした者を、無惨に殺したわたしが憎いか?

憎まれようと、恨まれようと、わたしはわたしの道を行くのみ。

(81) 2010/08/09(Mon) 14時頃

【人】 記者 イアン

[受け取られた約束。約束は守るためにある。
 だから、受け取ってくれた以上は、何も言わない。

 常の朗らかな笑みを霞に向けうなづいた。
 人か、獣か、獣より獣たる人か?]

[元来人の交わりも子を成していたと言う、
 なれば、交わり子を成すのも、命を糧とするのも
 それさえも、如何程の違いがあるか?]

[そこにあるのは、欲望か?
 それとも………]

(82) 2010/08/09(Mon) 14時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


【人】 記者 イアン

 邦夜殿……?すまぬ、約束を守らず……
 火が上がってる、おぬしも逃げよ!

[霞が約束を受け取るのを見ると
 青年はセシルにうなづき
 こぼれる異国の御礼は懐かしい響き。
 小さくはにかんで答えて振り返る。
 そこには邦夜の姿

 二つの足、歩けるようなのを見れば
 青年の手はふさがっていたから
 そう声をかけて、まだ見ぬ他の者の名を呼び
 ぎりぎりまで駆けて行った**]

(83) 2010/08/09(Mon) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

常ならば、殺し喰らった報いとして討たれることも構わぬが…
今は、私を待つものが居る。

そこを退け、天満月。
それとも…そなたもあの夜光の元へと逝きたいか?

[血濡れの懐剣を逆手に構え、乱れ髪の下から獣の目は見据える。
 退かぬならば、斬り捨てると。]

(84) 2010/08/09(Mon) 14時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[煙る鳥籠の中で、鳥は懸命に喉を振り絞る。

 天上の囀りと呼ばれたその声は、掠れはて。
 とても痛々しいものだったけれど。

 逢いたい、愛たいと。

 御霊削るかのような戀歌の旋律―しらべ―は、
 月下にいる全ての人の心に届いただろうか]

(85) 2010/08/09(Mon) 14時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[蓮咲くは、地獄の底の血の池かもしれぬが、
 それもまた血塗られ罪に穢れた我らには相応しいかと。]

…かりょう!!
[絶え絶えに切なげに届く戀歌のしらべ。
 愛しくて、いとしくて、焔の向こうへと叫ぶ。]

(86) 2010/08/09(Mon) 14時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

――!
[殺したと言い放った霞の月を睨みつけ]

……憎いさ。憎いけど。生きるって約束したから。
今は残って夜光の形見を燃やすわけにはいかないから。

……何時か、仇は討ちにゆく。

[イアンとセシルの後を追って逃げ出そうと歩き出す**]

(87) 2010/08/09(Mon) 14時頃

【人】 小僧 カルヴィン


 ……聞こえたっ。

[確りと、焔の壁の向こうから。
 己の名を呼ぶ月の声が――]

 なよたけの君……っ!!

[窓辺へと寄り、炎と同じ色の紅石榴を凝らす。
 身を赤く染める、一つに満ちる月の輝夜姫の姿を探して]

(88) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[天満月を突き飛ばすようにして脇を抜ける。
 その一瞬後、彼が立っていた位置へ燃え落ちた梁が崩れ落ちるか。]

ならば生きよ!いつか我許へ仇を討ちに来る為に!!

[身を焦がす焔の中を素足で走る。
 熱気に喉が焼け、咳き込みながらも。
 かかる焔に肌が焼けようとも。

 燃え上がる鳥籠まではあと少し…!]

(89) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【人】 小僧 カルヴィン


 僕は此処です。
 此処にいます、なよたけの君……っ!!

[掠れる声で、彼の人の名前を呼ぶ。

 己の名前を呼んで、燃える炎の中迎えに来て下さったのが嬉しくて。
 自然と頬を涙が伝う]

(90) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[火の手の勢いは止むことがなく。
 煙を吸った為かクラクラと痛む頭。]

…かりょ…う……
[見えた金糸の髪。こちらを見つめる紅石榴の瞳。
 血塗られた手を、彼へとそっと差し伸べる。]

約束通り、迎えに……

(91) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【見】 落胤 明之進

―刷衛の部屋―
[炎よりも回りの早い、
煙の充満に視界の遮られる。
熱気はあれど、感じぬこの身は、
ただそれに揺らぐのみ]

 月瀬殿……?

[続きの間を開けど、
気配も存在も既にそこには感じられず。
案ずれど、おらぬにはひとつの安堵。
この身では、彼の道を切り開くは難しい]

 ……どうぞ、ご無事で。

[小さく瞑目してから、面を上げる。
そこにいまだある、描かれた夏の宵の夢]

(@9) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【見】 落胤 明之進


 ――……、

[それに触れられるかはわからない。
抱いた太刀は腰に佩き。

伸ばす指先は彷徨う、
描かれた絵画と、もう一つ描く為の道具]

 ……生きてさえいれば、

[生きる、妬ましく美しい言葉。
案ずることはあれど――それは捨てぬ、と信じている。
描くのは好きだ、と肯定したそれを思い出し、
願うように手を伸ばす]

 また、描けるでしょう。 
 ――己が為にも。

(@10) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[差し伸べられる手を確りと受け止め、
 紅く染まったその指先へと口接ける]

 はい……。お待ちしておりました。

[濡れた眸の侭、儚く微笑みをうかべて]

 何処へなりとも、連れて行って下さい。
 あなたが望む場所へ。この鳥も、一緒に。
 

(92) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[崩れ落ちる廊下の梁。もはや逃げ場はほとんど無いか。

 手を取る愛しい子を、腕の中へ強く抱き寄せて。]

…我侭な主で済まぬ。
行く道が地獄の底であろうと、共に付いてきてくれるか?

[微笑浮かべるその唇にくちづけを。]

願い叶うならば、次の生にはそなたと番の鳥に。
共に愛しき卵を育み、巣立ちの日まで見守れる鳥に…

(93) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【見】 落胤 明之進

[左の袖が熱風に煽られ、翻る。
その下に、現世の者に視える腕はすでにない。

炎の舌になぞられて
白き衣は緋色に染まり、
黒い瞳も紅を濃くして、
邸内を行くは主を追って――、

ふと――紅の月下に響く戀歌が途切れた]

(@11) 2010/08/09(Mon) 15時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[己を抱くその腕の強さに、愛しさが募る。
 付いて来てくれるかと尋ねられれば、
 答えの代わりにその背に腕を。ぎゅっと回して]

 僕の道は、あなたと共に。

 仮令そこが地獄の其処であろうとも、
 あなたが隣にいるのなら迦陵頻伽の鳴く天上と変わりません。

[落とされる口接けに、眸を閉じる]

 僕の番はあなただけ。
 かすみ……。愛しています。

[初めて口にする主の名。
 もう一度唇を重ねれば、炎に揺らめく影はいつしか一つへ]

(94) 2010/08/09(Mon) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ、愛しているよ…かりょう。

[その声が呼ぶ己の名。
 愛惜しくその背を抱き、その唇を重ねて。

 いくら愛したとて、わたしは獣。
 今生で結ばれることの許されぬ仲ならば。

 その小さな手に握らせるのは、月に叢雲紋の懐剣。
 それは護身の為ではなく、気高く生きるそのために、自害のために持ち歩くもの。]

(95) 2010/08/09(Mon) 15時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[ずしりと重い、その懐剣を確りと握る]

 今生で果たせぬ夢ならば、次の生で。
 僕はもう一度、あなたに戀に堕ちる。

[鞘から刀を抜き、炎を照り返すその刀身に微笑んで]

 旅立つあなたを見届けて、すぐに僕も参ります。
 待っていて、下さいますか……?
 

(96) 2010/08/09(Mon) 15時頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[抜かれる刀身。その華奢な手には重いかもしれぬが。

 いつかまた巡り逢うことを夢見て、少年の前へとひざまづき、
 祈るようにその目を閉じた。]

(97) 2010/08/09(Mon) 15時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[ひざをつく美しき獣へと。
 翳した刀身は吸い込まれていく。

 飛び散る血潮は鳥の華奢な身体を赤く染めて。
 旅立つ愛しき人へと、
 少年はその花のかんばせを綻ばせた]

(98) 2010/08/09(Mon) 16時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、記者 イアンはきちんと前を向いて生きてくれると信じて、

2010/08/09(Mon) 16時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、小僧 カルヴィンの名を小さく呼んで、こと切れた。*

2010/08/09(Mon) 16時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[貫いたその身体から刀を引き抜き、
 血に濡れる叢雲の懐剣を逆手に構えて]

 ――――……ッ

[愛する人の血を吸った刀を己が胸へと突き立てる。

 口端を伝う朱を指で拭い、紅の代わりに主の唇へなぞって]

 やっぱり……あなたには紅が良く似合う。

[うっとりと呟き、折り重なる様に崩れる身体]

 愛してる……。

[紅引く唇に口接けを捧げて。

 漸く手に入れた愛しき人を腕に抱き、
 少年はゆっくりと、瞼を*閉じた*]

(99) 2010/08/09(Mon) 16時頃

小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインに寄り添うように。旅立つ魂は、とこしえに共に……。**

2010/08/09(Mon) 16時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 16時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 16時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 16時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 16時半頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 16時半頃


【見】 落胤 明之進

[――――ふわり、と、
燃え盛る焔の中に白拍子。
紅蓮を映す、瞳は静か――血に塗れた獣を見つめる。
紅に染まる霞月、それはまさしく己を喰らうたその姿]


  喰らうて、
  喰らうて、

  ――小鳥が翼も
  血に染めて、連れて逝くのですか。

  どこまでも、業の深い。

[これは友を喰らい、己を喰らったもの。
たとえ、獣の憐れを知ったとて、
虚ろの消えることはなく]

(@12) 2010/08/09(Mon) 16時半頃

【見】 落胤 明之進

[歌の途切れた小鳥を見やれば、
紅染まる唇を、月に寄せて微笑むよう。

 地獄が池に咲く蓮は、
 血飛沫染まる赤芙蓉

獣に憐れは抱かずとても、
うたわぬ小鳥の、あわれなる。]


  ―――……、


[業火のかいなに抱かれて、
鳥籠はただ燃え上がる]

(@13) 2010/08/09(Mon) 17時頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 18時半頃


【見】 落胤 明之進

[狭間のこえのする、
現世のこえもまた――己呼ぶ声、主呼ぶ声]

[この燃え盛る業の火の消えれば、
 夢とうつつのまじわりも 夏の宵の幻
ゆくべき道の別たれる。 

 ひとはひと
 けものはけもの

現世にあらざる者もまた常世へ、と]

 天の火とても、
 私の逝く道は焼けませぬゆえ

 ―――未練が増えるのは、困ります。

[呼ぶ声を見やれば、
 熱風に煽られて、黒髪は乱れ、爆ぜる火の粉は瞳に映る]

(@14) 2010/08/09(Mon) 19時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 19時頃


始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 19時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 20時頃


【人】 始末屋 ズリエル

― 奥座敷 ―

[そこにあったのは血染めの遺体。
 人であった容にただ、黙祷し、

 わが子同様の刀「織姫」を掴み、元道を帰る。

 火の手はすぐにその部屋も包む。]

 ――…これは、いかん

[狼を探すにも、火の回りが早い。
 仕方なく、火のない方面に駆けるが、気になるのは、他の者たちの安否…。]

(100) 2010/08/09(Mon) 20時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 20時頃


落胤 明之進は、ふと、そこにある存在に気づく

2010/08/09(Mon) 20時頃


【見】 落胤 明之進

[憂うまま、重なる二つを見守るその姿、
――何を想うのだろう、言葉も無く見つめる。]

(@15) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 20時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[走ることができずに歩いて逃げる。ゆっくりとだがどうしようもない。先ほどのことを思い出してぎり、と唇をかむ
助けられた。夜光を殺した、獣に。]

……今は忘れよう。逃げるのが先……

(101) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 20時半頃


【人】 始末屋 ズリエル

 とりあえず、みんな逃げてくれればよいが…。

[狼の子であるためなのか、元々の体質なのか、強靭な身体を持つ男は、そのまま、煙や火の中も多少のものであれば掻い潜っていく。

 火に囲まれたものがいないか、確認しながら屋外を目指す。]

(102) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 20時半頃


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―
[後ろに邦夜の足音を聞きながら駆けた。
 火に包まれ崩れる柱、落ちる天井、懸命に避けて。
 息を吸うたびに、喉が熱い。何も纏わぬ肩が熱い]

 虎鉄!アケノシン!!刷衛!

[最後の名はアケノシンの主でセシルも上げていた名だが、
 青年にはそれが誰かわらず。
 屋敷の者とすれ違うたび、セシルに確認をとる]

(103) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

記者 イアンは、時折邦夜を振り返りはぐれていないかを確認する。

2010/08/09(Mon) 20時半頃


【見】 落胤 明之進

[重なる二つを見守る姿に、
双花のその人を呼ぶ声に憂いに微笑みが混ざるを見れば、
ひとつ頭をさげて――]

  ……花のうてなにて、
     お会い致しましょう。

[恨み言の一つでも
言うべき相手は既に彼岸の身
燃える鳥籠を――花と月を一度振り返れば、

業火の中に歩み去る]

(@16) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

【見】 落胤 明之進

[逃げいく人々の影が見える、
軋む家屋、燃え爆ぜる音――いずこかでまた梁の落ちる。

 焔の中で、煤にも穢れず、
 白き衣をたなびかせ、

逃げる人々を見送るように、佇む。
その薄れゆく姿を目に留める者はあろうか]

(@17) 2010/08/09(Mon) 21時頃

【人】 始末屋 ズリエル

 明はどこだ?虎鉄という少年は?
 明!

[ふと入った通信で明がいないことを知り、明を探しはじめる。



 いや、でも、探しながら、どこか、
 明はもう、この世のものではないこと、感じていることも確か。]

(104) 2010/08/09(Mon) 21時頃

【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―

 くそー!!幻聴!!
 虎鉄とアケノシンと刷衛を
 探してこい!!

[邦夜が走れないことに気付くが
 二人は抱えられなくて。
 まさか、アケノシンと虎鉄が
 既にこの世のモノではないことを知らない青年は
 もう一人、増えたらせめて邦夜の手が引けるのにと]

(105) 2010/08/09(Mon) 21時頃

始末屋 ズリエルは、焼け落ちる柱を刃でなぎ払う。

2010/08/09(Mon) 21時頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 21時頃


【見】 落胤 明之進

[―――想う場所、
ああ、その場所で彼の人は逝けたのであろう、と。
うつつに聞いた、悲鳴の出来事、
片割れを語るその姿を思い出す。
 
 ――想う場所、描けども、
        描けども]

  それもまた、未練にしかなりませぬゆえ……
  そうですね、せめて散るなら、

  花らしく。

[振り仰ぐは本邸、燃え盛る大広間]

(@18) 2010/08/09(Mon) 21時頃

【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―

 邦夜…セシル、一回外に行こう……
 もう、もたない……

[二人は…特にセシルはそれを飲んだだろうか。
 ただ、崩れる壁に、時折崩壊する音
 屋敷自体が限界に近いから
 暴れても引きずるつもりで]

(106) 2010/08/09(Mon) 21時頃

【見】 落胤 明之進

[何処なりや、知らねども。
おそらく声は届くであろう]


 ―――こてつ、
     共にひとさし、如何です?

[彷徨う花に呼びかける]

(@19) 2010/08/09(Mon) 21時頃

【人】 始末屋 ズリエル

[段々とさすがにやばい感じになってきたか。
 ただ、イアンからの通信で、セシルや邦夜は無事なことを知る。]

 明!虎鉄!
 さすがに声も焦りが混じってきたか。

 どこにいるか言え!

(107) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[イアンが名を呼んだ3人が見つからない。外へ、の言葉に不安そうな顔で振り返る。また何処かで崩れた音がした]

……うん。先に、外へ逃げているかもしれない。

[頷いて]

(108) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【見】 落胤 明之進

 ―本邸・廊下―
[本邸は火の回り、いまだ多少の余裕はあろうか。
色硝子の廊下はもゆる炎に照らされて、
夕焼けよりもさらに赤く華やかに]

 ―――……、

[月瀬と天満月を連れた、イアンの姿。
そこに狂気は伺えず、ふと眼差しを和らげる。

屋敷の外に彼らが出れば、
門の傍ら、青く茂る桜の木陰、
絵描き道具と共に、紅の一厘――黄泉銀花]

(@20) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【見】 落胤 明之進

[逃れた、と思ってくれるだろうか。]

(@21) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―

 ……そ、うだよな。これだけ、もう、
 結構時間たってるし。

 ……いこう、限界だ……

[邦夜の言葉にに頷いて。
 先に立ち、危険が即刻起こらないであろう道を
 選びたどりながら、邦夜を振り返り、振り返り
 照らす光だけは、炎があるから事足りて

 向かうは門の外。木々の中に逃げ込もうと]

(109) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[明はそれまでは呼べば必ず来てくれた。
 なので、呼んでもこないことに焦りが入る。

 そして、なんとかたどり着くは椿の間]

 ――…明、おらぬか?

[ガラリ、火に染まりかけた障子を開く。]

(110) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【見】 落胤 明之進

[現世の声の、遠くなる。
     遠くなれども]


 ――……主様、

[その呼ぶ声だけは、
 黄泉よりの声よりもまだ強く響く、

 一つ呼ばれるたびに、強く]

(@22) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[その部屋で、自由になれと明に言ったこと。
 そして、明が打ち震え、

 白き椿がぐしゃりと潰れたことを思い出す。

 床の間の紅き椿は熱で捩れているが……。まだその首は落ちてはいなかった。]

(111) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

始末屋 ズリエルは、もう一度、明を大声で呼んだ。

2010/08/09(Mon) 21時半頃


若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 21時半頃


落胤 明之進は、炎の先を仰ぎ見れば、ひとつ足を踏み出して

2010/08/09(Mon) 22時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 22時頃


【見】 落胤 明之進

―椿の間―
[翻る白装束に緋色を燈し、
それはその部屋の入り口に静かに佇む]

 主様、
 どうぞ、早くお逃げ下さい。

[心揺らがぬように俯いたまま]

 ……お別れにございます。

 未練となりますれば、
 ご挨拶するつもりも、なかったのですけれど。

[薄れた姿は、両手で太刀を差し出せど、
その片手は既に現世の者にはうつらない]

(@23) 2010/08/09(Mon) 22時頃

【人】 始末屋 ズリエル

[火の手はどんどん増す。
 さすがに、天井崩れれば、いくら丈夫でも持ちまいと思うが、
 それよりも、探さねばならない気持ちがまだ勝り…。]

 ――……わかってるのにな。

[透けて見える感じ、
 最初であってからの混乱、
 明の主がいないこと、

 そのほかも、ふと現れたり消えたり…。]

 わかってるのにな。

[もうそれは現の存在ではないこと…。]

(112) 2010/08/09(Mon) 22時頃

【人】 始末屋 ズリエル

[だけど…]

>>@23
[やっと現れた姿にほっと息をつく。]

 明、やっと来たか。
 逃げるぞ。

[その言葉を聴こうとはしていない。]

(113) 2010/08/09(Mon) 22時頃

【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―
[総てが崩れ落ちる前に
 灯のない方へ、ない方へと選びながら
 門外への道を進んで。

 暗い中、屋敷から照らす炎を受ける
 葉桜の植わる門外へ。
 そこには荷が…セシルが見れば
 己の画材道具とはっきりするそれと]

 ……赤い、椿……?

[それは黄泉銀花][それをぼんやりと手に拾って。
 ともかく、火の手が届かぬところまで来たのもあり
 セシルを降ろし草原に座り込んだ]

(114) 2010/08/09(Mon) 22時頃

始末屋 ズリエルは、明の腕が既にみえないこと、眉を寄せるが・・・。

2010/08/09(Mon) 22時頃


【見】 落胤 明之進

[かけられた言葉に、ただ
ふるふると首を振る]

 ――主様、私は……、
   行けないのです。

 もう、ご存知でいらしたでしょう。
 私は――、私が、

[見上げれば、黒紅に緋色。
 躊躇う口唇は、小さく震えて]

 黄泉の花であること、を。

(@24) 2010/08/09(Mon) 22時頃

さすらい人 ヤニクは、やっとのことで門の外へでるとべしょりと座り込む

2010/08/09(Mon) 22時頃


【見】 若者 テッド

― 本邸・廊下 ―

[赤く、紅く染まりゆく屋敷。
激しく哀しく、業火は天高く燃え上がる。]

―――…。

[その中、火の粉を巻き上げて風が立つ。
屋敷の中を彷徨っていた虎鉄は、声に呼応するように、とん、と廊下に降り立った。
しかし其処に声の主はもう居らず。
次いで耳に届くは、黄泉花の別れの言葉。

焔舞い狂う中、虎鉄は庭を眺めて狭間の声を静かに聞いた。]

(@25) 2010/08/09(Mon) 22時頃

【人】 始末屋 ズリエル

>>@24

 ――……明…そんなことはない。
 一緒に逃げるんだ。

[知っていること、知っているけど、それは言わず、
 明に近づいてその身体を掴もうとする。]

 舞をちゃんと見せてくれ。
 ちゃんと見なかったと怒っているのだろ?

 お前のことは俺が買う。
 俺がお前の主だ。

(115) 2010/08/09(Mon) 22時頃

記者 イアンは、ともかく、3人まず無事に抜け出せたこともあり、今は待つ

2010/08/09(Mon) 22時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 22時半頃


【見】 落胤 明之進

>>115
 ……いけません。
 生ける者と死す者は交わらぬがさだめ、

 我が身もまた、
 夏の宵のひと時の幻に過ぎませぬ。
 夢とうつつの交わる、今この時が過ぎ去れば

 ただ、消え行く……

[掴もうとするその腕は、
既にその躯を掠めるのみであろう。
 一度、見開いた瞳は、哀しげに伏せられて]

 ……もう、怒ってなどいませんから。
 主様――   だから、早く。

(@26) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

>>@26

 駄目だ。
 お前も来るのだ。

 これは主の命令だ。背くな。

[それでも、あきらめぬとまた掴もうとし、
 できぬとわかっても、なおも、置いていくことは拒絶する。

 その間も火は増し、壁を舐めあげていく。

 その背に大きな炎が上がった時、肌が焼けたのがわかった。さすがにぐぅ、と膝をつく。]

 お前はなんのために出てきた。
 俺はお前をここから連れ出すぞ?

(116) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 こんな屋敷にはおいておけん。
 このようなところで消えるな。

 俺が許さん。

[そして、またカッと眼を見開き、手を出す。]

 早くこんか、ばか者。
 俺が余所見せぬ舞を見せてみろ。

(117) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

【見】 落胤 明之進

 主様は、まだ主様ではありません……!
 ですから、

 従うことは――

[首を振って、己を掴もうとする。
 その腕を拒絶する、のだけれど――燃え盛る炎の迫るに]

  ―――…ッ、主様

[膝をつく傍らに添えば、腕を差し出す。
 言葉に過ぎるは危惧のみで]

 お別れを告げるためです。
 主様を、危険にさらすためでは在りません…!
 はやく、庭に……

[ふわり、立ち上がれば満ちる煙の先へと導こうと]

(@27) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―

 邦夜殿も、セシルも身体は大丈夫か?

[そう語りかけながら、炎上する屋敷を見詰る。
 肩にかけただけの着物が、生ぬるい風にはためく
 青年は預けていた荷を手元に戻し、
 そのうちの一つ、扇を一度鳴らして。]
[旧友と鳥はどうなったであろうか?]
[……大丈夫、約束をしたのだから。]
[そう思いながら、もう一度扇を鳴らす。
 ぼんやりと、主の棟があったあたりを見詰ながら]

(118) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

【見】 落胤 明之進

[狭間の声にふるり、と震える。
あやまちは幾度とあれど――]

 ――…主様、

[行かずば、主の命の危うい。
けれど手を重ねようと、それはきっと重なるだけ。
――己が身があれるは、この邸内のみであるのに]

 舞は、――舞は……
 主様が、月瀬殿とのお話に夢中になってただけではないですか…!

[それどころではないのに、
反論の言葉を返して、怒ったふりで哀し心を誤魔化して]

(@28) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【人】 始末屋 ズリエル

 俺は主だ。
 言うことをお前はきけばよい。

 別れ?何を言ってる。
 行くぞ。

[そして、手が重なれば、そのまま椿の間の障子を蹴り倒し、一度中庭に出たが、行く道、真っ黒な黒煙が広がっている。]

 ああ、セシルと話していたな。
 そういうこともある。
 今度はお眼の舞をちゃんと見よう。

[そして、出口方面の廊下にまた上がりこむ。途端、一度床が抜けたのであとずさった。]

 ちゃんと来い。
 はぐれたら、許さん。

 一生覚えていてやる。

[それから、炎の薄いところに突っ込んでいく。]

(119) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【見】 若者 テッド

―――…ばぁか。
ホントお前は辛気くせえな。

[琥珀は宙を見て、狭間へ声を届ける。
その刹那、満ちる煙が少しばかり風に巻かれ、明之進と刷衛の前に細い道が姿を現すか。]

…行けよ、明之進。
主と共に。

[宙を見た琥珀を伏せて。]

(@29) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

……俺は大丈夫……疲れただけだから。

[炎の中、燃えぬ様服の中にしまい込んでいた黒の笛を取り出して。傷が無いのを確認すればほっとする]

……明と、虎鉄と、刷衛さんは……

[燃え上がる屋敷を振り返り]

(120) 2010/08/09(Mon) 23時頃

始末屋 ズリエルは、現れた細い道と、何か少年の声にきょろきょろした

2010/08/09(Mon) 23時頃


【見】 落胤 明之進

[蓮花の気配に、面を上げる]

 ――…本郷様、……ッ

[鉄色と交わった、刹那。
触れるはずもなかろう手を引かれた]

(@30) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―

 そっか、なら良かった……

[ぱちん、と、もう一度扇の音をさせて。
 扇舞の時に触れはするが、
 さして扇舞はやらなかったなと、
 戻れたらこの扇で舞おうかと思った。
 ……まさか、今、屋敷に
 本人が現れているとも知らず]

 ……わからない……でも、誰なんだろう
 セシルの…あ、セシルって月瀬のことな?
 荷物、誰が持ってきてくれたんだろう…

[その人物が3人うち誰かなら
 どうして、此処に姿がないのだろう…]

(121) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【見】 落胤 明之進

[―――歪めて、見上げる。引かれる手の先]

 わ、私は……、
 私は、大丈夫ですから……

 迷わず逝けますから、だから。
 もう、――主様、

[炎を過ぎる。
視界が滲むは、熱気のせいではない。
そんなものはとうに感じない、のだから] 

 はい、一生……、
 覚えていて下さい。

[微笑ば、琥珀の声のする]

(@31) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【人】 始末屋 ズリエル

>>@31

 ああ、ごちゃごちゃもう。

[手の感触をつかめれば、今度は身体を引き寄せて、そのまま抱きしめる。

 いや、そんな感じがしただけかもしれない。



 そして、その細い道を駆ける。]

(122) 2010/08/09(Mon) 23時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 23時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 23時半頃


【見】 落胤 明之進


 辛気臭い……

[宙に琥珀を探してみれば、
揺らぐ存在の引き寄せられた。
収まるその幻は――望むからに他ならず]

 ―――……、でも、
   でも、私は……

[――今、この時だけ、としがみつき、
その人を切なく見上げれど。

それでも、躯は薄れゆく。
燃え落ちてゆく、屋敷と運命を共にするように。]

(@32) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

小僧 カルヴィンは、記者 イアンに話の続きを促した。

2010/08/09(Mon) 23時半頃


【見】 若者 テッド

さて、俺はどうしようかね。

[明之進とは違い、未だ現世に姿を濃く残す虎鉄。
それは未練の強さか、行き先を失い縫い止められた迷い子か。
パチパチと散る火の粉に混じり、琥珀を伏せて独りごちた言葉に狭間より囁きが降る。
屋敷なくしては、保てぬ、と。]

…大事なのは其処に在るかどうかじゃなくて。
繋いだ手を離さず、ずっと見失わない事だ。

[言ってから、自嘲気味に微かに笑って。]

それに、どうせ屋敷と共に朽ちる身だってんなら。
死にてえ場所で死んだって、罰はあたりゃしねえだろ。

(@33) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[ わかっている。
 わかっていた。

 だけど、それでも、連れていきたかった。]

 もう離れるな。

[切なく見上げてくるその顔を見て、頭をぎゅっと撫でながら…また顔をあげ、炎の中を駆けていく。]

 大丈夫だ。
 お前は俺の傍にいれば大丈夫だ。

[それでも、きっと出口に近づくにつれ、その存在が薄く儚くなっていくのを感じながらも…。]

 お前の好きな舞を毎日見せろ。
 そして、一緒に飯を食うのだ。

(123) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[その豪火が一層大きく鳴り響く。
 家はどんどん壊れていく。

 燃え落ちていく……。]





 ドォン……。

(124) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

さすらい人 ヤニクは、始末屋 ズリエルに話の続きを促した。

2010/08/09(Mon) 23時半頃


【人】 始末屋 ズリエル



[外からみれば、もうその中には炎しか見えない。]



[彼らはどうなったのか、外からはわからないだろう。*]

(125) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

【見】 落胤 明之進

[苦笑交じりの声に、小さく返す。
狭間へ向けるその声は、主は耳にはもう届くかどうか]

 ――…ありがとうございます、
      弁えております から。

[冬の言もその通り

 いけるものはいける道、
 しせるものはしせる道]

(@34) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 23時半頃


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―

 ――――…………っ

[見ていた。][ずっと見ていた。]
[屋敷を舐める炎が何処までも育つのを。
 明るい火の中、いくつか見えた建造物は
 少しづつ、飲み込まれていく。

 遠く、轟音が響く。
 あれは、何の音か。
 あれは、何の声か。
 

 時折屋敷の者が、何人か現れ
 駆け去っていっても、動けなかった。
 幾度待てども、その中に名を知るほど
 見知った姿はおらず
 青年はただ、扇を握り締めた]

(126) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

稲荷のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【見】 若者 テッド

[朱い虚空に降るのは、兄弟子の言葉。
お前はどうしたいと問われ、立ち尽くしたままの琥珀は一度瞬く。]

俺は…、…還りたい。
主の下へ。王璃さまの傍へ。

…でも、還り道がわからねえんだ。

言いつけを破ってしまったから。
あの方の手を離してしまったから。

俺は―――…、還れない。

[ゆる、と頭を振るとその場にゆっくりと屈み込んだ。]

(@35) 2010/08/10(Tue) 00時頃

【見】 落胤 明之進

[無骨な手が髪を撫でる、
その感触に眉根を寄せて目を細める。
――滲むのは、炎のせいではなく]

 ……はい、
      はい、主様。

[己の存在は薄れてゆくのに、
声と温もりだけは、薄れない]

 ―――…毎日、
 余所見をしないのであれば。

 セシルと話してて、
 きちんと見てくださらなかったら、また 怒ります。

[描いて聞かされた
 夢物語にふ――と微笑って]

(@36) 2010/08/10(Tue) 00時頃

【見】 落胤 明之進

 ……ああ、主様。
 約束、わたしのせいで守れなかったこと、

 ごめんなさい、とセシルに伝えて……

[現世に繋ぎとめられる、存在の薄れてゆく。
裏庭の椿もまた、燃えたのだろう。

ただ、目蓋を閉じるようにして、じっと。
縋るように慈しむ護るように、

透き通る腕を背に回して、
いま少しだけ――]

(@37) 2010/08/10(Tue) 00時頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―
[そうして、いつまで見ていただろうか?
 どのくらい、見ていただろうか?

 けれど、生者の目で見えるものは少なくて。
 とてもとても、少なくて。

 狂い咲く火の花からの風に
 何が浚われたのかも判らぬまま
 ずっと、立ち尽くしていた*]

(127) 2010/08/10(Tue) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【人】 始末屋 ズリエル

[そして、明を抱きしめたまま、
 男は屋敷の外に駆け抜けた






            ような気がしたが、
            寸前で崩壊に巻き込まれる。]

 チィ………

(128) 2010/08/10(Tue) 00時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【見】 落胤 明之進

[主が傍らに座りあれど、
繋ぎとめるべき宵の夢が崩壊すれば、
その身はもう常世のもの――]

 主様――…ッ

[声も姿も、もう届きはしない だろう]

(@38) 2010/08/10(Tue) 00時頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【人】 始末屋 ズリエル

[何かいろいろ崩れる音が聴こえる。

 ああ、明はどうなったのだろう。
 ああ、セシルも怪我などしていないだろうか。
 ああ、イアンは、正気に戻ってくれるだろうか。



 さまざまなことがぐるぐると回る。
 そして、ぐるぐる回ると同時に身体中が熱くて仕方がない。]

(俺は、死ぬ気はな  い)

[必死に何かを動かそうとする。
 そして、動かそうとしながらも……
 男の意識はさすがに薄れていった……………。**]

(129) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時半頃


始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時半頃


【見】 落胤 明之進


 いけるものはいける道
 しせるものはしせる道

 同じ道をいくのであれば、
 ……生ける者は死なねばならない。

[道行き滅ぼす天の火が、
たとえ今この手にあろうとも、願うことは一つ]

 ……主様、どうか 
  私を、あなたの道妨げる者にしないで下さい。

[――生きてください、と冷たいその手を頬へと寄せた*]

(@39) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

【見】 若者 テッド

[屈み込んだ迷い子の前に差し出されるのは、狭間に咲く双花の優しい手。]

もう、赦して下さるだろうか…。

[ぽつ、と呟いて見上げた顔は不安に満ちた顔。
けれど、双花の顔をじっと見詰めればもう一度俯いて。]

…でも、華月と鵠が一緒なら。
見つかる気がする。

……有難う。

[照れくさそうに礼を言って見上げた顔には、少しばかり幼い笑顔があった。
そして、そっと優しい手を取る。

手と手が触れたとき。
ふと、思い出したのは。

主の綺麗な―――優しい鉄色の、瞳。**]

(@40) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

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