254 東京村U
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人
狼
墓
少
霊
全
ジリヤに1人が投票した。
リーに5人が投票した。
みょんこに1人が投票した。
リーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ドリベルが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ジリヤ、みょんこ、キルロイ、イルマ、デメテルの5名。
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[入間が西口に出たのは、あたりが薄暗くなったころだった。 交差点にトラックが突っ込み、死傷者が出た。 まだ警察だか交通整理の人だかがいるようで、入間のいる通りにも、野次馬が少し。 彼らがカラスがどうのと話しているのが聞こえていた。
ここで死傷者が複数出たらしい。 どんな事故だったのか、道すがら調べようと思ったが、調べるまでもなく、あちこちに情報が出回っていた。]
(0) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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[『トラックを運転していたのはカラスだった』とある。
なんなんだ、昨日から―― 足が小刻みに震えている。 普段なら、ただの大きな事故として、他人事として無関心にいただろう。 辺りが暗いのが、だんだん恐ろしくなってきた。 このまま此処にいたらまた何かよくない目にあうような、根拠なんてないのだが、嫌なことが起きそうな気がして、探偵事務所を目指し、足早にその場を離れた。]
(1) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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─ 新宿不動産 ─
[席に戻ってきた李沢が、開いた冊子のうちの一部屋を指で示す。ああ。と鈴里は頷いてみせた。]
そちらでしたら、空き室がありますから ご案内できるかと思いますが、 駅からは少し、歩くかもしれませんね
引っ越されるご予定で?
[周囲の相場に比べれば安上がりではある。ただ、賃貸として借りるなら高校生に見える彼が支払っていくには、という値段だ。それに、赤坂方面には近くもある。]
(2) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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[ちら、と男の顔を見たのは、ちょうど話題に出されたアイドルに 関連するマンションだったからだ。]
空き室はありますし、内見もできます。 今日すぐ、というお話でしたら、 ここは確かに、手近ではあるかなと思いますが
[どうでしょう。と、示したのは、 四ツ谷のマンション。 藤田サクラコの自殺現場だった**]
(3) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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[それから、探偵事務所に到着後、挨拶の後、でどういう事をしてくれるのか、お金はどうなるのかなど、長々と説明をきいたり、料金に驚いたり、身の回りの説明をしたりしているうちに、とっぷり暮れてしまっていた。 小さな事務所で、一人の男の人が話をきいてくれた。
入間祥子、入間祐輔、東蓮寺琉衣の、いなくなってしまった経緯など説明して、三人の捜索を依頼し、前金を多少払わされ、事務所をあとにした。]
(4) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 01時頃
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/*
李沢くんと笹本くんふたりともお疲れさまでした。 笹本くんには頭があがらないわ……
李沢くんは退場路線固まったら霊界通信するので言ってね。 新宿不動産はべつにやくざと共闘はしてない (あれはジリヤちゃんのもちものだと思ってる)ので、 うちから売春組織に売ったりはちょっとできないけれども。 ネタふり蹴ってしまってごめんなさいね。 職場は東蓮寺くんにも絡んじゃうから白にしておきたかったの。
(*0) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 01時頃
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[東蓮寺のおばさんには心配をかけたくない。そう思うのだが、連絡がつかなくて心配なことになっていると言わないでいるのもそれはそれでいけない事のような気がする。
しかし入間家のことに関わらせてしまった結果、従兄が居なくなってしまった――と、すくなくとも入間は思っているので、電話をかけるのはどうにも躊躇われたままだ。]
(5) 2016/10/05(Wed) 01時頃
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─ 夜:タカシマヤタイムズスクエア ─
お前マジか。(>>4:306)
[思わず素が出る。 なんで噂話を元にここで動けるんだ? なんで危ないところにわざわざ自分から飛び込むんだ?こいつマジか。]
……まあ、ついてくけど。
[色々な事が立て続けに起こり、気持ちの整理が追いつかない。 ごめん、ちょっと離席、と一言置いて、化粧室へと席を立った。]
(6) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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― 夜:新宿駅 ―
[探偵事務所の用事を済ませた後、駅に向かいながら、入間は電話をキルロイ先生にかけた。]
(7) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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― 『手繰り寄せた』いつかの記憶 ―
『くらあい隙間だ。そこが出口だったんだ。 街中だったかもしれねえし、家屋だったかもしれねえ。 だから、よおく気をつけな。 狭い物置とか、壁に空いた穴とか。 ……ベッドの下の、隙間とか。』
[ウケッ、と、男が笑った。 昼の新宿駅前なのに、人の通りが妙にゆっくりと感じる。 ぼやける周囲の中、その男だけはくっきりと。 その声は、妙に鮮明に頭に響いていた……。]
(8) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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― 夜:タカシマヤタイムズスクエア・13F化粧室 ―
……っ。
[似ている。木露のテキストにあった『出られない迷い路の噂(>>3:271)』に。 そして木露の先輩が迷い込んだ『地獄(>>4:274)』に。 どこか見えない世界が、異世界へとつながっているという考え方。
仔細は異なるものの『東京村』にも似た記述があった。 『リーク』――本来、存在し得ない『何処か』への入口。 会えないものや失くしたものが潜むとされる世界。
出目に付き纏う人間が、そういった抜け道を用いて、木露の家まで『手繰り』着く。 そんな妄想は、あまりにも馬鹿げているのだろうけれど。]
(9) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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[室内に響く流水の音に紛れて、小さな声で鞄が震える。 奥底のスマートフォンを拾い上げて、通知を見た。 Twitterにレスが来ているようだ。 そういえば、先ほども放置したままだったことをふと思い出した。 画面をスワイプして、そのレスを開く。]
(10) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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デメテル @demeter_17yearsold 1日 いつのまにか、自宅に妖精が住み着いている(笑)
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あ @WithA_UnderTheB 1日 @demeter_17yearsold pic.twitter.com/3DmtosGunr
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あ @WithA_UnderTheB 1日 @demeter_17yearsold pic.twitter.com/aNbKgst6Ts
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…
[6つほどに連なる画像つきリプライのようだ。 出目は少し迷ってから、最初の画像を開いた。]
(11) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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デメテルは、ヒッと小さな悲鳴をあげて、携帯電話を取り落とした。
2016/10/05(Wed) 01時半頃
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[出目の最後のツイートにリプライする形で貼り付けられていた画像は、出目の家の外観だった。 続いて出た画像は代々木203号、木露宅前。 そして渋谷ホテル前と続き、再び木露宅。 新宿アルタ横の喫茶室。 すべて、出目が移動した場所を忠実になぞっている。 そして6枚目の画像は……タカシマヤタイムズスクエア13F、蕎麦屋前。 リプライを送った何者かは、このビル内、同じフロアに、今も息を潜めているのだ。 店の前で監視していたとしたら、出目が化粧室へと立ったことに気付かない筈もない。 ――さあっと、血の気が引く。]
(12) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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いやあっ……!!!
[震える手で携帯電話を拾い上げ、個室を飛び出し、一目散に元いた席へ。 息を切らしながら座席へと戻るが、腰を下ろすことはない。 落ち着かない様子で周囲を見回す。]
はっ、はっ、はっ…………。 ど、どうしよう……どうしよう……。 やばい、やばい、やばいかも…………。
[そう言って、画面が表示されたままの携帯電話を手渡した。]
(13) 2016/10/05(Wed) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 01時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 01時半頃
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─ 夜:タカシマヤタイムズスクエア ─
[問いかけてきた木露>>(>>4:304)の勢いに押されて、 思わず仰け反ってしまった。]
わっわっ……え、あ、はいっ、 みよ子さんのアンケート、ですよね? 希望する未来がなんとかっていう…… ちょっと宗教チックな。
あたしもかきましたけど、それがなにか?
[状況が呑み込めず、きょとんと呆けた口調で答えた]
(14) 2016/10/05(Wed) 02時頃
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新宿不動産、行きましたよ。けっこう前に。 まぁ、追い返されちゃいましたけど。 お金なくって、親もいないから……
あ、そういえば、怖い家借りようとして止められたんだった。 お礼いっとくの忘れてた……
先生、知ってます?上野の上野中下アパート。 カラスが多いから、カラスマンションって呼ばれてるみたいで、 人が何人も死んじゃってるみたいですよ。
(15) 2016/10/05(Wed) 02時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 02時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 02時頃
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[息を切らして戻ってきた出目の様子(>>13)に不安を覚えた。 辺りをうかがう様子はなにかに怯えているようだ。
先のおかしな着信(>>4:282)といい、 新宿不動産の話(>>4:304)といい、 なにかしら妙なことが続いている。
出目が携帯を木露に手渡したので、失礼とおもいながら、 後ろにまわって、木露の肩越しに携帯画面を見た**]
(16) 2016/10/05(Wed) 02時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 10時頃
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ん?今、お前って……。
[聞き間違いかと首を傾げつつ、席を立つ照子を見送った]
こんな噂があるんだ。
[ジリヤに対して、先ほどとは別のリプライ(>>4:292)を読み上げる。 希望調査アンケートに関する噂話]
澪音さんはこのアンケートに『喧嘩しない親がいる未来がいい』と回答したそうだ。 キミはどんな未来を希望して、それは叶ったかい?
(17) 2016/10/05(Wed) 12時頃
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カラスマンション……埼玉にそう呼ばれている心霊スポットがあるのは知ってるけど、上野か。 カラス、カラスね……。
[暫し、思考を巡らせるように中空を睨んだ]
今日新宿で起きた事故知ってる? 出目さんとこ、黒い鳥に面接受けに来る予定だった人も巻き込まれて足を折ったたらしいんだけど。 『トラックを運転していたのはカラスだった』なんて噂が流れている。
[スマートフォンでウェブブラウザを立ち上げ、すでに開かれていたまとめサイトをジリヤへと見せる]
(18) 2016/10/05(Wed) 12時頃
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[ジリヤは一緒に来ただろうか、それとも図書館へと調べ物に向かっただろうか。 蕎麦屋を立ち去った後、ATMに立ち寄って下ろせるだけのお金を下ろす。 その後、一箇所に長居しないようにしつつテナントで地味めの服、帽子、メガネを購入して照子に着替えさせた。 移動中に、秋葉へと連絡し昨日とは別のホテル探しを依頼する。 ここまで執拗に追跡されていると効果はあまり期待できなかったが]
(19) 2016/10/05(Wed) 12時頃
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― 夜:新宿駅新南改札 ―
はい、木露です。
[大きく息を一つ吐く。 そうしてから、澪音よりの電話(>>7)を*受け取った*]
(20) 2016/10/05(Wed) 12時頃
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デメテルは、横から「敷布団の同室で」と注文を添えた。(>>19)
2016/10/05(Wed) 12時半頃
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[さっきの事故現場近くを通りがかったら、また怖くなってしまい、早く出て〜、と頭のなかで急かしていた。]
キルロイ先生? 用事おわりました。ので、かけてみたんですけど……
……えと、アタシは探偵いってきたとこです。
あの……ホテル、場所きいていいですか? ひとりでどこか泊まるのちょっと心細くて…… 同室じゃなくてもいいんで、 せめて同じ建物でって思ったんですけど。 あ!宿泊費たかろうとかじゃなくて! 自分で払うから!
(21) 2016/10/05(Wed) 13時頃
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[足早に駅に入って、後ろは振り返らない。 母のスマホで通話中、自分のスマホに着信があるが、知らない番号からなので、今度は出ないことに決める。]
あと、ちょっと、相談したいことができて…… 顔みながらのがいいかなって思ったんですけど、 ……時間て、ありそうですか?
(22) 2016/10/05(Wed) 13時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 13時半頃
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[木露が読み上げ内容を理解するのに、数秒かかった。 あれは、ただの趣味、そのはずでは?(>>1:205)]
······書いたことが、ほんとになる。 そういうこと······ですか!? 澪音さんもそのせいで······!?
·····だ、誰からですか、そのリプライ?
あ、あたしは、確か······えっと、 ぜんぜん思い浮かばなかったから、 『この質問に答えられるようになる』 ······確か、そう書いたはず(>>1:142)
(23) 2016/10/05(Wed) 15時半頃
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事故?え、今日ですか?
[そういえば、どこかでサイレンが鳴っていた気がした。 木露が見せたウェブサイトのハイライトには、 確かに『カラス』『運転』『事故』の文字が。]
そんな、カラスが運転なんて······
[するはずない。そう言いかけて、言葉を飲んだ。 山岸の言葉が脳裏をよぎり、また*青くなった*。 (>>1:130)(>>3:145)]
(24) 2016/10/05(Wed) 15時半頃
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◆ き ぼ お ち よ うさ あん けぇ と
(25) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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エ頁 目 1.
あ な た は、
ど ん な みらいを のぞみ ますか ?
(26) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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─ 新宿区四ツ谷マンション 友硯社支部 ─
[テーブルの前に座ったまま、こつこつと指でスマホの画面をタップする。画面にあるのは、ごく解像度の低い、赤い空らしき画像だった>>4:268。 発信元は空白で、返信もどうやらできない状態だった。]
……
[悪戯にしても手のこんだ、おかしな現象。]
(27) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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……笹本くん?
(28) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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[思い当たる名前を口にする。そのメールに気づいたのは、銀縁眼鏡の男を送り出し新宿不動産を退社したあとのことだった。 また、山岸から電話が来ていたのを確認したのもそのときだ。折り返しで連絡はとっていないが、どうやら携帯の方は生きている。]
……
[赤い空、のようにも見える添付画像に、 もう一度視線を落としてから、次のメールを表示する。]
(29) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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――――――――――――――― Fromm:MAILER-DAEMON title:みょんこです
笹本くんへ
あのあと大丈夫だった? 何かあったの?
―――――――――――――――
(30) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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[名刺を見て送ったメールは狭間の郵便屋に返送されてきてしまった。いくどか見なおして四通試したがどれも結果は同じだった。]
…… つれてっちゃったのかしら
[彼女は、彼がお気に入りだったから。それなら、或いは案外今ごろ一緒にいるのかもしれない。だってあのとき電話口で聞こえたのは>>4:68>>4:69、 たしかに、 鈴里みよ子の声だった。]
(31) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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それなら、
もう、あっちでもさみしくないかしら
[この世には、もういない、もうひとりの "みょんこちゃん"の声だった。]
(32) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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[彼女の声を、自分の口以外から聞いたのは何年ぶりだったか。女は、懐かしさに微笑みながらファイルを手に取る。希望調査アンケート。bd4159832東蓮寺が書いたものの上に>>1:203、広がり続ける音楽を、そう書かれた別のもう一枚を重ねた>>1:164。きっと、これもじきに叶えられるのだろう。]
あの事故から、
十年ぶりくらいかしらねぇ
["みょんこちゃん"なら、きっとそのぐらいはできる。 できないといけない。できないようでは、彼女とはいえない。]
(33) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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[あの事故さえ、あるいは彼女が身を犠牲にしてまでもたらしてくれた天恵だったのだ。だから、私は希望した未来を ──鈴里みよ子を引き継がなければいけない。完璧に。
だって、私は書いたのだ。 希望調査アンケートに。目標を。 憧れていた目指すべき場所を。
あの子になりたい、と。]
(34) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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[新しく一枚分の紙の厚さを増したファイルをぱらぱらとめくっていく。時間経過を遡るごとに、神の色がうっすらと黄ばみを増していく。
──広がり続ける 音楽を 田舎に帰らずに済む── ──ケンカしないマトモでやさしい親 ──この質問にちゃんと答えられる あのこをみつめていたい── ── ひとりぼっちはいや
ふられた数字が遡っていき、やがて最後の一枚の前で 0000000になった。]
(35) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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[その最後の、最初の一枚だけは、 他と様相が違っていた。
わら半紙に書かれた拙い手書き文字は、 大きさがそろっておらず、 まるで子どもが書いたように見えた。
鉛筆書きのそれはところどころ文字がかすれて、 読みづらくなってしまっている。]
(36) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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(回答欄)
わたし は
みよちゃんに なりたい です
(37) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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* * *
(38) 2016/10/05(Wed) 17時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 21時頃
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[木露の質問、アンケートの結果に対して(>>17)(>>23)、 すこし考えてから、静かに首を横に振った]
……まだ、ですね。 未来に、何も……期待してないから。
[その後、蕎麦屋を立ち去り、木露たちの後について宿泊先のホテルに向かった。図書館を利用するには時間が遅く、 本郷の傍にいる自分の影法師(>>3:323)(>>3:324)(>>3:328)を見てしまったがために、赤坂のマンションや麻布のシェアハウスに戻る気になれない。
これ以上、木露たちの気を遣わせるわけにもいかず、別室をとって、そこで休むことにした。]
(39) 2016/10/05(Wed) 21時頃
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[電話の向こうからの問いかけ(>>21)に、いつもより若干大きめの声で返答する]
ああ、もちろん。 もとよりそのつもりであったし。 お金に関しては……まあ、後で話そうか。
[知り合いの娘さんを放り出して、呑気に眠れる神経の持ち主ではなかった。 こんな、奇妙な状況ならばなおさらだ。 照子にも同室で、と言われた。 片やストーカーに追い掛け回され、片や身内が三人も失踪しているのだ。不安になるのも仕方ない。 だが、女性だけで同室というのもどうだろうか。 もし斧男が現れたりしたらと考えると――考えたくもないが――心許ない。 今日はドアにもたれ掛かりながら寝る覚悟を決めた。 部屋の前の廊下で寝るのだけは勘弁して欲しい、とも思った]
(40) 2016/10/05(Wed) 22時頃
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|
ああ、今日の残った予定はちょっとネットで調べ物をするぐらいだし、話を聞かせてもらうよ。 それじゃあ、今日のホテルは品川だから。 駅で合流でいいかな?
[そこまで話して、通話を終了した]
(41) 2016/10/05(Wed) 22時頃
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[その直後、入間祥子のスマートフォンにショートメッセージが入る]
――――――――――――――― 出目さんがストーカーに追われてる。 今日のホテルは上野。 駅か、ホテルで合流しよう。 ―――――――――――――――
[続いて、URLが送られた。 上野にある森鴎外ゆかりのホテルへの地図だ]
(42) 2016/10/05(Wed) 22時頃
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|
[煩いところにいる、というわけでもなさそうなのに、キルロイ先生の声はやや大きく聞こえた。]
?
品川ですね。わかりました。 それじゃまたあとで。 駅に着いたら連絡します。
[と、電話を切った。]
(43) 2016/10/05(Wed) 22時頃
|
|
[山手線を品川で降りる。 そのままホテルに向かう素振りをした後、タイミングを見計らって上野東京ラインに滑り込んだ]
これで、撒ければ良いんですけどね。
[ここまでやれば、普通の人間だったら撒けたはずだ。 相手が、普通の人間だったならば]
(44) 2016/10/05(Wed) 22時頃
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[直後、母のスマホにメールが届く。]
げ……
[内容に、思わずそう声をあげていた。 なんなのだ、本当に。 ただキルロイ先生の編集と、母の知り合いとだけ思っていたが、出目にも何か起こっているらしい。]
(なんでこう……なんでもかんでも同時に起こるかなあ!?)
[入間は誰ともなく、ほとんど神様に八つ当たりするような気持ちで、キルロイ先生に、「わかりました!大変なところ、ゴメンなさい!」と返事をした。]
(45) 2016/10/05(Wed) 22時半頃
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デメテル @demeter_17yearsold 1日 いつのまにか、自宅に妖精が住み着いている(笑)
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あ @WithA_UnderTheB 1日 @demeter_17yearsold pic.twitter.com/3DmtosGunr
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あ @WithA_UnderTheB 1日 @demeter_17yearsold pic.twitter.com/aNbKgst6Ts
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…
(46) 2016/10/05(Wed) 22時半頃
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― 夜:山手線電車内 ―
[入間は山手線で新宿から上野へ向かう。 今朝はろくに眠っていないため、座って電車の到着を待っているだけだと、体が眠りを求めすぎていて、気づいたら眠ってしまいそうだった。 田橋を通り過ぎたころ、一度メールを入れておいた。
『そういうことならホテルまでいきます。 場所、メールしておいてくれますか?』
と送って、電車に揺られながら、返事を待った。]
(47) 2016/10/05(Wed) 22時半頃
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[PC画面には、Twitterが表示されている。 @demeter_17yearsold宛に連続していた。 一日前から順繰りに、投稿時間が短くなっている。]
あ @WithA_UnderTheB 4時間 @demeter_17yearsold pic.twitter.com/deG82eaVyt
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あ @WithA_UnderTheB 1分 @demeter_17yearsold pic.twitter.com/m4jDac7xw
[六つだった画像が七つに増えている。]
(48) 2016/10/05(Wed) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 22時半頃
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――――――――――――――― 鴎外荘って所だから。 道わからなくなったら、 言ってくれれば迎えに行くから。 https://www.google.co.jp...…… ―――――――――――――――
[澪音にそんな返信をして、上野駅で降りる。 照子とジリヤを連れて、宿へと向かって移動した]
(49) 2016/10/05(Wed) 23時頃
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|
― 夜:上野 ―
[メールを受け取る。鴎外荘、というところが今夜の宿らしい。 それから電車に揺られてさらに数分。 眠りそうになりながら上野についた。 地図のURLを開き、指定されていた位置を確認する。]
えーと……
[わかりそうな建物のいくつかを確認し、ホテルに向かって歩き出した。 道中また知らない番号から着信があり、そのたびびくびくしながら、入間はキルロイ先生たちより暫し遅れてホテルに到着することになった。]
(50) 2016/10/05(Wed) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 23時頃
|
― 夜:上野・ホテル客室前 ―
……ごめんね、キルロイちゃん。 やっぱり、私が巻き込んじゃったんだ。
[木露の家の斧男の事を言っているのだろう。]
雪野瀬さんも、ごめん……危ない目に。 一緒の宿に泊まるなら、部屋も一緒の方が……一応、ちょっとだけ安全だと思うけど。 ……本当に別々がいい?
[この少女からもちょっと危険な香りがする、というのはさておき。 この場に居ない入間澪音にも、心の奥で詫びる。この歳になってから、初対面の相手、しかも年下の女の子に、ここまで迷惑をかける事になろうとは思わなかった。]
っ!!!
[鞄の中の振動に、身体が飛び跳ねる。 響き続ける心臓を押さえつけ、手帳型のケースの隙間から、おそるおそる、通知を見た。]
(51) 2016/10/05(Wed) 23時頃
|
|
[ホーム画面の通知からは、文字列しか伺うことはできないが…… 最悪だ、画像のアドレスだ。(>>48)
やはりホテルの写真だろうか。 出目には、一人でこの画像を開く勇気がなかった。 頭を抱えながら、木露とジリヤにその画面を見せながら、一緒に通知を開く。
……その画像は、予想とは異なるものだった。
それは、俯瞰の視点。人間には撮りえない角度から、移動する電車を撮った写真だ。 写真の背景がぶれている。電車はくっきりと写っていた。 まるで、空を飛ぶ鳥が、電車と並走しながら撮っているかのような――]
う、
うえっ……。
[口に手を当て、こみあげる吐き気を堪える。 ひどく、気分が悪かった。]
(52) 2016/10/05(Wed) 23時頃
|
|
― 夜:上野・ホテル ―
気にしないでください、出目さん。 勝手にやってることだし。
[そう言って、澪音からの到着連絡を受けロビーへと向かう。 同室にするか別室にするか確認してから澪音を連れてきたところで、照子の異変に気づいて近寄る]
どうしました?出目さん。
[また、画像が届いていたようだ。 一緒に確認した写真は、人の手ではありえないもので――]
出目さん!? とりあえず、部屋へ!
[支えるようにして、客室の中へと入った]
(53) 2016/10/05(Wed) 23時頃
|
|
― 夜:上野 鴎外荘 ―
[恐縮している出目に対して、ジリヤも頭を下げた。]
いえ、そんな…… こっちこそ、大変な時にご迷惑じゃないかと。
……あの、ごめんなさい、 本当は、あたし……一緒がいいです。
正直、1人は、ちょっと……無理かも。
[まず間違いなくトイレにはいけない]
(54) 2016/10/05(Wed) 23時頃
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……っ
[共に確認した画像(>>52)に目を見張り、 声も出せず、出目に縋り付いた。 思わず頭上を見上げたが、見えるのは館内の天井ばかり。]
(55) 2016/10/05(Wed) 23時半頃
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|
― 夜:上野 鴎外荘 ―
[ホテルに到着後、入間はキルロイ先生に「着きました」とメールを送り、柄のつきいたピンク色の絨毯をで待つ。すぐにキルロイ先生がきて、同室・別室の確認をとられた。 迷惑でないかどうかなどを聞き、可能そうなら同室でと希望した。 キルロイ先生に連れられて、客室前までたどり着くと―― 出目が顔を青くしていた。]
(56) 2016/10/05(Wed) 23時半頃
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[ジリヤもその場にいた。入間は彼女に軽く会釈をする。 出目は、よほど不気味なものをみたのだろうか?嘔吐いている。 「とりあえず部屋へ」とキルロイ先生が言うのに、やや慌てた様子で、部屋の扉を開いて押さえ、出目とキルロイ先生とジリヤが中へ入るのを待った。最後に入室し、部屋の鍵を閉める。]
(57) 2016/10/05(Wed) 23時半頃
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[布団を敷いて、照子を寝かせる。 二人の入室と、鍵がしまったことを確認して]
今晩は俺がドアの前で寝るから。 安心してとは言い切れないけど、何かあった時に逃げるぐらいの時間は稼げると思う。
[不安そうにしている二人に、そう声を掛けた]
(58) 2016/10/05(Wed) 23時半頃
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[木露の後に続いたやって来た澪音を見て、ドキッと緊張するも、 向こうから会釈をしてくれたので、慌てて頭を下げて一礼した。 同室だと嫌がるのでは、という心配をよそに、 木露に促されるまま部屋にはいる。
背後で鍵をかける音がして、とりあえずはホッとする]
(59) 2016/10/05(Wed) 23時半頃
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[寝間着に着替え、用意されていた布団の上に身を投げた。 昨日から今日にかけての疲れが、一気に噴き出す。]
あの……テレビ、いいですか? 確かめたいことが……
[ぐったりしながらも、テレビの電源をいれ、 夜の報道番組にチャンネルを合せる。
『――……会会長の戸田圭助氏が、 東京都渋谷区の自宅で死亡しているのを……』
ジリヤを買った男が、また1人死んでいた。 いつまでつづくのだろう?
不気味だとは思う。 けれど、男たちに対して、悲しみも同情も沸かなかった。 それは、いつも頭の中で思い描いていた光景なのだから。]
(60) 2016/10/05(Wed) 23時半頃
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[本郷とは、まだ連絡がとれない。
たまたま知り合い、連絡先を交換したスタッフにも 電話をかけたが、やはり繋がらない。(>>4:231)(>>4:232)(>>4:233)
あの影法師は、もう消えたのか、それとも、 まだ本郷たちと共にいるのか]
(……なりすまし、か。)
(61) 2016/10/06(Thu) 00時頃
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ジリヤは、イルマの横顔をちらりと見た。
2016/10/06(Thu) 00時頃
ジリヤは、デメテルの気が和らぐよう、テレビのチャンネルを変えた。
2016/10/06(Thu) 00時頃
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え、え〜と…… そんなにヤバいやつなんですか?
[部屋の扉を背に問いかける。 布団を敷く手伝いくらいならばすぐにでも手伝えるが、ストーカー対策でおもいつくことなど特にはないし、自分が思いつくことなど実践済みだろうと思った。]
(62) 2016/10/06(Thu) 00時頃
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……ヤバいっていうか…… もうダメかも……
[横たわり、テレビをみながら、ぽつり、ぽつりと、これまでの経緯を話した。 木露と共に行動していた理由と、彼女が体験した怪異を。 携帯電話をしばらく見ていないが、ホテルの外観が写っていてももう何も驚かない。 むしろ今までの流れからして、この場所を掴んでないと考える方が不自然に思えた。
被っていた灰色のニットキャップと黒縁のウェリントンを、木露に乗せる。 布団の隙間からは、趣味らしからぬ白いロゴTが覗いた。]
ほんとにみんな、あたしなんかと一緒でいいの……?
(63) 2016/10/06(Thu) 00時頃
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……ベッドの下に斧を持って潜んでいたり、電車と同じ速度で空から監視してくるぐらいにはヤバイかな。
[そう、澪音に返答してから照子の様子を確認する。 少しは落ち着いただろうか]
(64) 2016/10/06(Thu) 00時頃
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[経緯を聞いていくうちに、 出目が焦燥している理由がよくわかった。]
……そ、それって、もう…ストーカーなんかじゃなくて……
[続く言葉を言い出せずに、ごくりと喉を鳴らした]
な、なにか、心当たりは? いつごろから、ですか?
(65) 2016/10/06(Thu) 00時頃
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[出目が語る経緯と、キルロイ先生がベッドの下、などと言い出したことで、今朝出目がベッドの下をのぞき込んでる意味がわかった。そして、居たらどうなってしまっていたのかと、今更ながらに寒気がしてくる。]
だからベッドの下覗いてたんだ…… そ、それで今日は和室なんですね。
同室じゃなくてもどうせ怖いんで…… 人がいっぱいいたら、 ストーカーなら出てこないかもしれないじゃないですか?
[詳しい知識もなく、安易な慰めを口にした。]
(66) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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……だいぶ前から、尾けられてたんだけど…… 決め手は、一週間前かな。うちに入られて荒らされて。
そこからはずっと外泊だったから、よく知らないんだけど……。 昨日には、木露家まで斧を持って移動して…… 今日には、カラスみたいに空を飛び回って。
どんどん、人間から離れていってる気がするんだ。
[色々な不合理に目を瞑れば、空撮もベッド下も、人間にできないトリックとも言い切れない。 しかし、正確に追尾してくるリプライと、回を増すにつれてじわじわと近づいてくる被写体への距離は、ある種のメリーさんの電話じみた恐怖を伴って、現実離れした体感を出目へと刷り込んでいた。]
(67) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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何かあったときは俺がなんとか時間を稼ぎますから、出目さんはいざという時に動けるように身体を休めて置いて下さい。
[弱気なことを言う、照子。 その頭に、軽く手を乗せて言った]
(68) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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……一週間前。 ヤヘイが、いなくなった頃、か……。
[出目の話を聞いていくうちに、背筋がまたぞくぞくとしてきた。ポーチから、例の『東京村』を取り出し、中身を開いて確認する。ラクガキだらけのページも残すところ、ごく僅か。
例え、ジリヤの影法師を追い返す効果が本当にあるとしても、出目が体験している怪異に効くかどうか、わからない。]
(69) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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(……木露先生、やさしい)
(70) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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[ふと、夕食時に木露が話していた希望調査アンケートの話を思い出した。たしか澪音もジリヤも、そのアンケートに答え、それぞれ怪異を体験している。]
……あの、さっきのアンケートの話 出目さんは、なにか書いたんですか?
(71) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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う、うーん……キモすぎる。
[リプライタイミングや、送られてくる写真のはなし。 口元へ手をやって、ほとんどは黙ってきいていたが、素直にそう感想をこぼした。]
一週間前、何があったかとかもわからないんですよね……?
[と、出目にきいていると、ジリヤがぽつりと「ヤヘイがいなくなった頃」と言った。]
居なくなった?誰が?
[身内が三人も失踪しているせいで、こういったことを聞き流すことは難しく、ジリヤに聞き返した。 『知らない街ニキ』の名前までは、入間にはわからず、そう説明を求めた。説明を誰かしらからしてもらえれば、またうーんと唸って困った顔をしていたろう。]
こういう事件て、こんなに普段から あちこちで起こってることなんですかね? アタシたちがしらなかっただけで……
なんか……こう……続きすぎっていうか、 重なりすぎっていうか……繋がりすぎっていうか。
(72) 2016/10/06(Thu) 00時半頃
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あ、澪音さん、しらない? あの新宿駅で騒いでた、変な人。 天井をつたって、『知らない街』に来ちゃった話。 『知らない街ニキ』だっけ?
[何度目かになる、綱を両手で手繰る仕草をしてみせる。 彼の姿が見られなくなったのも、1週間前らしいと説明した。]
(73) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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ヤヘイて名前だったの?あのひと。
[この人だよね?と自分の携帯から、ヤヘイを撮った動画をみせる。網を両手で手繰るような仕草が映っている。]
(74) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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全くない、とはもう言えないけど……。 流石に、短い間で……あっ。
[澪音の言葉に対して返答途中に、引っかかるものがあった。 もしかしたら、『東京村』は……]
過去にも似たような事があったのかもしれない。
(75) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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[数秒考え込んだ後、一度立ち上がりポットに水を汲んでお湯を沸かし始める]
お茶飲む? そういえば、話したい事があるって言ってたよね。
[人数分のお茶を注ぎながら、澪音へと話を振った]
(76) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 01時頃
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トーキョー村?都じゃなくて?
[本を読まない入間は、キルロイ先生の言葉に首を傾げる。]
(77) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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そう、ヤヘイ。名字は自分でも知らないって。 すっごい変だったけど、 悪いヤツじゃ……なかったよ。
[澪音の携帯に映るヤヘイの動画(>>74)をしんみりと見つめた。]
あの、これ、あとで携帯に送ってもらっていい……ですか?
(78) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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あっ……えと、大丈夫ですか? なんか、出目さんは出目さんで緊急かなって思って……
[おずおずとお茶を受け取りながら、入間は畳の上で正座をしながら、姿勢を正して頷いた。]
あの。 従兄と連絡がつかなくなってる話、しましたよね? やっぱり今日の日中もダメで……。
やっぱ、おばさん……えと、従兄のお母さんに、 電話してみようかと思ったんですけど。 従兄が……その、アタシの家を見てくれた後、 連絡つかなくなってるから……どうしたらいいか、迷ってて。
(79) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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あたしなんかのために無理すんな、馬鹿。 編集の代わりはいくらでもいるけど、お前の代わりなんて、あたしは認めねーぞ。
[ぺちり、と木露の頬を軽く叩く。]
(80) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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あたしは……
[ジリヤの問い(>>71)に、少し詰まる。]
そのアンケート、やってないんだ。 だから関係ないと思う。
けど……もし、あたしがその時、アンケートを見てたら……
……『次回作を凄いものにしたい』って答えてたかも。
[言わずもがな、木露に預けた『東京村』の事だ。 そしてそれは、予想とは別の形で叶ってしまっている。]
ヤヘイさんが……居なくなった頃か。
[思えば、副編集長に飲みに誘われ、彼の口から『東京村』の企画の言葉が出た(>>1:38)のもその時期であった。]
あたしも、あの人に会ってみたいんだよね……。
(81) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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デメテルは、イルマに『お気になさらず』と続きを促す。
2016/10/06(Thu) 01時頃
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346:名無しさん ID:XXXXXX 東京村って知ってる? あれ本当にあった話ってマジ?
347:名無しさん ID:XXXXXX のせられ乙w ありがちな売り方なだけでそ
348:名無しさん ID:XXXXXX でも考察スレまだ動いてるし息長いよなぁ
349:名無しさん ID:XXXXXX ほん怖とかもまとめられて本になったりしてるし みんな好きだからなそういうの
(82) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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解放治療カルテ シーシャ 3分 どこいったんだよ
解放治療カルテ シーシャ 7分 連絡つかない
解放治療カルテ シーシャ 8分 うそだろ
解放治療カルテ シーシャ 8分 おいおい
解放治療カルテ シーシャ 3時間 ミュートすんなよ!
・
解放治療カルテ シーシャ 17時間 ジリヤちゃん ちょーかわいかった 実物やばすぎん?
(83) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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やっぱり、危ないですかね……? でも、連絡しないで黙ってるのは悪いことしてるみたいで。 アタシ従兄の職場のこともよく知らないし。 キルロイ先生、「なりすまし」の電話の時アドバイスくれたし 一人で考えるより、きいてみようかなって思ったんです。
[そこまで話すと、ため息をついて、苦笑いと困り笑いともつかぬ表情で、キルロイ先生に、言葉をとめられない様子で言った。]
従兄の名前、「るい」って言うんです。 東蓮寺琉衣くん。アタシ、るいくんって呼んでて――
[自嘲するように、「だから頼っちゃうってわけでも、ないんですけど」と続けた。]
(84) 2016/10/06(Thu) 01時頃
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次回作……っ。木露先生のですか? わぁ、すごい……っ。 絶対、買うようにしてるんです、先生の本!
[木露は澪音と大事な話がありそうなので、ジリヤは木露のいれたお茶を出目に手渡しながら、話しかけた。少しでも気が紛れて、2人ともよく眠れるように。]
出目さんも? そういえば、木露先生もヤヘイのこと、探してましたね。 なにかの取材……だったり、します?
(85) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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ああ、数か月前に話題になった本なんだけどね。
[リュックの中から、『東京村』取り出して澪音の前へ置いた]
丸一日以上、連絡が取れてないと考えると電話してみても良いような気はする。 その従兄に何かあって、実家の方にまで避難したという可能性もあるからね。 ただ、問題なのは……状況をどこまで説明するかと、どっち側か。 君の家にいる人達を、両親とは別人と見てくれる側なのかそれとも……。
(86) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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ひわ @white_plain 新宿のトラック事故あとやばい。直撃してたら無事じゃすまないあんなの
仮面男 @Jackman @white_plain カラス事故だとかなんだとか騒いでる奴らなんなん
アッキー @Autumn1000 RT>新カラスマンションってアパートじゃん
我惨状@チョコバー大王 @gamogamo_online なんかカラス絡みの話、急に増えた感じある
(87) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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[お茶を持って照子の傍へ寄ると、頬を叩かれる]
出目さんには感謝してるんですって。 俺を拾い上げてくれて。 小説家としての木露流衣があるのは、出目さんあってこそなんだから。
[布団の隣に、湯呑みを置いた]
(88) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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[噂は]
(89) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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[街をひそやかに伝播していく]
(90) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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うーん、もしものことを考えると危険かもしれないな。
[その後に出てきた名前に、お茶を啜ろうとした動きが止まる]
東蓮寺……? 東蓮寺琉衣って……ひょっとして、職場は新宿不動産?
[聞き覚えのある名前だった。 自分と同じ名前の、引越し先の相談相手。 その名前が今出てくるとは思ってもいなかった]
(91) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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ああ、次回作のネタ探しだったんだけどね。 詳細は、企画の都合上言えないけど……。
[後半歯切れが悪くなる。 流石に、東京村の続編を書いてますとは言えなかった]
(92) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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へー……? アタシぜんぜん本読まないから。知らなかった。
[東京村を手にとって、本をひっくりかえして表紙を見た。]
これ作者名書いてないんですね?
[よくわからず中身を見るが、活字がいっぱいでいかにも面倒くさそうだった。]
(93) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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[従兄の相談をキルロイ先生にうけてもらって、入間は正座したままこくりと頷いた。]
そう。 実家のほうに戻ってるならそれで少し安心できるんですけど。 でもやっぱり、それでも実家に戻ったんなら、 アタシに一言も連絡くれないような人じゃないと思ってて……
[更に、キルロイ先生が問題視している内容を聞き、目を丸くした。入間は、親類が「なりすましをなりすましとして、父母とは別人扱いしてくれる」ことを全く疑っていなかった。]
え……えと…… そんなことってありますか!?
[無いと言い切れるだろうか。わからなくなって、俯き、震える手自分の手を、ぎゅっと握った。]
(94) 2016/10/06(Thu) 01時半頃
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アタシ、心配したらおばさんが従兄のこと探すだろうからとか そういう心配ばっかりしてて……そんな……
[そこまで疑わなければいけないのだろうか。 あまりにも途方もない。何だか喉がひどくかわいている。 注いでもらったお茶を飲もうかと、湯のみに手をかけた。]
……え?
[キルロイ先生の動きがとまっていた。]
……いや、あの、はっきり職場の名前はわかんなくて…… でも、新宿で仕事してて、たぶん西口のほうで…… 母から不動産関係、て、聞いたことあったかも……
[何故従兄の職場のことをキルロイ先生が知っているのだろうと、入間はうろたえて、しどろもどろになりながら答えた。]
(95) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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―芸能界の闇!? 消えたアイドルの行方―
『自殺未遂ののちに雲隠れしてしまった元IKBアイドルS、その背景には自殺した親友の影が見え隠れしている。
親友が歌うはずだった歌を披露した彼女の映像にはタスケテと声が入っており──』
(96) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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[映像が、音声ファイルが、文字列が、
幾人もが口にする不確実な噂が、
次第に積み重なっていく。]
(97) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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>>2:74
『うそじゃないんだよ。こういうの。 全部ぜんぶ本当のことなんだぜ』
(98) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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中身は、都市伝説……まあ、世間で流れた噂話について書かれた本なんだけどね。 その本に書かれてることが、もし実際にあったものなら……って。 まあ、それも噂話なんだけどね。
[『東京村』について、そんな風に簡単な説明をした]
無いと言いたいところだけど……正直、言い切れない。 これだけ、奇妙なことが続いているとなると……。
[また不安にさせてしまっただろうか。 だけれど、真剣に相談されているのだから適当な事を言うわけにはいかなかった]
(99) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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[行方知れず。 迷子。 失踪。]
(100) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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……また、繋がったか。
[この因果の糸はどこまでこの身体に巻き付いているのだろうか。 まとわりついて、手も足もすべて絡め取られてしまうのではないか、そんな気分になってくる]
会ったことがあるんだ。 引っ越しを考えていて、新宿不動産で。 同じ名前って事で、お互いの共通点について話が盛り上がったりして……出身は四国だって言ってたかな。
[ジリヤの方を見てから、言葉を続ける]
雪野瀬さんが言うには、そこで働いてる女の人から希望調査のアンケートを受けたそうだ。
(101) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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[無責任で不確実な噂話。そのひとかけら。
けれども、都市の影の中で、
それらはだんだんと形を成していく]
(102) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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[─── 都市伝説 ]
(103) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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は……?し、知り合いだったの!?
[出身は四国。そう聞いて、入間はこくこくと頷いた。 四国のお寺。しかもそんなに聞く苗字ではない。]
……え? アンケート?
[降って沸いたような単語に、目は丸くなったままだ。 そういえばジリヤも先ほど、出目にアンケートがどうのと質問していた。]
て……アタシが答えたのと、おんなじやつ……?
[なにがなんだか分からないという様子で、キルロイ先生、ジリヤ、出目を順番に見た。]
アンケート……アンケートをしてるひとも 新宿不動産で働いてたってことですか……?
(104) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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[あやふやで真偽不明の噂話は、恐怖を得て形を定めていく。 口を伝ううちに少しづつ姿を変えながら
やがて、まるでそれが *真実であるかのように*]
(105) 2016/10/06(Thu) 02時頃
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頭おかしくなりそう……
[うーんと唸って、頭を抱える。]
つまりアタシとるいくんがイトコ同士で るいくんとキルロイ先生が知り合いで るいくんの同僚が雪野瀬さんにアンケートを……
[途方もない。出目じゃないが吐きそうだ。 そして、こんな偶然の例も――噂が本当ならば、あるらしい。 『東京村』という、本のなかに。]
(106) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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[明日は新宿不動産に連絡をいれてみなければ、と入間は思う。 流石に今の時間は閉まっているだろうから。]
ちょ、ちょっと待って。 一回考えさせて……あ、その間に動画おくっちゃうね。 雪野瀬さん、これに送り先いれて。
[キルロイ先生の返事をききながら、入間はジリヤに自分のスマホを手渡し、動画の送る先を直に入力してもらい、*ヤヘイの動画を送信した。*]
友達だったの?まさか彼氏とかじゃないよね?
(107) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 02時半頃
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同じ人物かはともかくとして、ね。
[うろたえる澪音に、小さく頷いた]
鈴里みよ子……やっぱり、会ってみるべきだよなぁ。
[糸を手繰ったその先には、何が*待っているのだろうか*]
(108) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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……あ、ありがとう。
[噛みしめるように感謝の言葉を伝えると、手早く澪音の携帯に送信先を入力する。]
うん、友達……のつもり。 向こうが、どう思ってるかは、知らないけど……。
[歯切れ悪く答えた]
(109) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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[たまたま流していた音楽番組に、キャンディ・ノヴァが登場した。 シュガーキャットを歌い終えた4人は、司会者の芸人と談笑をはじめる。空色のステージ衣装を着た、薄い金髪の少女が、媚びた笑顔を浮かべて言った。
『ファンのみなさまの理想目指して、 ジリヤ、これからもがんばります♪』
ジリヤは食い入るように、テレビ画面を見つめていた。 眉根を寄せる。この番組は、生放送のはず。 なら、今映っているこの女は、誰だ?]
(……変わってるんだ……"影の形"が) (あたしが、見抜いたから(>>4:255)……?)
[他の3人に余計な不安を与えないよう、 口に手を添えて、心の中で呟いた]
(110) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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[ふと思った。 このまま東京から逃げてしまえば? 全てのしがらみを影法師に任せ、 1人、遠いどこかで人生をやり直せば……]
(……バッカみたい。 北海道から逃げて、どうなった? どこに逃げたって、結局……なにも変わらない。)
[あの"人を殺すジリヤ"も、TVに映る"人に媚びるジリヤ"も、 足元から伸びた影のひとつにすぎない。
全ての元凶である"なにか"は、常にジリヤの内にあって、 それを解決しない限り、 あの空っぽな笑顔(>>2:159)は、顔に張り付いたままだ。
なにより、赤坂とまったく関係のない、木露と澪音にも手をかけようとした影法師が許せなかった。これからも、ジリヤの大切な誰かを傷つけるかもしれない。
もしかしたら、ヤヘイだって――。]
(111) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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(……しっかりしろ、ジリヤ。 あんたがケリをつけるしかないんだ。)
[TVに映っている"アイドルのジリヤ"を睨みつけて、 チャンネルを変えてやった。]
(112) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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そういえば――
[ジリヤと向き合って、言おうとしていたことを思い出す。]
関係ないかもしれないんだけど。 なんか引っかかって、考えてたんだけどさ。
アタシ前に北海道に旅行いったときに、 『ラクル』ってスープカレーのお店、いったことあるよ。
[意味は結局わかんないけど、と入間は言う。 手早く検索をかけて、店舗のHPにたどりつく。 海産分たっぷりのスープカレーの写真の下に、店の名前の由来がアイヌ語であり、海霧がどうのと書いてあった。**]
(113) 2016/10/06(Thu) 02時半頃
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……カ、カレー?
[澪音に見せてもらったHPは、確かにラクルという店だ。 ラクルとは、アイヌ語で[霧]を意味するらしい。 北海道では、たしかに夏場は海霧が発生しやすい。]
……アイヌ語。 たしか、母さん、大学でアイヌの研究してたって。 関係……あるのかな?
(114) 2016/10/06(Thu) 03時頃
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― 朝:永田町 国立国会図書館 ―
[千代田区にある国立国会図書館は、日本で唯一の国立図書館だ。明治23年(1890年)に開設された貴族院図書館と帝国図書館、ふたつの蔵書を引き継ぎ、日本で刊行されたすべての書籍・雑誌・新聞を収納すると言われている。
9時30分。木露たちと別れ、上野から永田町へ向かったジリヤは、開館とほぼ同時に中へ滑り込んだ。立地は赤坂から遠くない。誰かに見られやしないかと、冷や汗をかいた。
利用者登録には年齢制限があるが、偽造身分証明書をとりだして、しれっと18歳に成りすます。売春摘発に備えて渡されていたものが、はじめて役に立った。]
(115) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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[木露と澪音のアドバイス通り、まず"呪文"はアイヌ語であると決め打ちし、その意味と関連情報を集めることにした。 アイヌ語事典とアイヌにまつわる民話関係の本をテーブルの上に積み上げて、作業を開始する。 まず"呪文"に含まれる単語の意味を単純に和訳した。]
シク:[目/多くの] アイ:[矢] クンネ:[黒] フレ:[赤] ラクル:[霧]
……やっばり、全部アイヌ語っぽい。
(116) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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[続いて、各単語に関連する情報を調べるため、アイヌ民話の本を開いた。根拠はまったくないが、いま、身の回りに起きている異変は、なんらかのかたちで噂や伝承に関連している。なにかしら、ヒントになるのではないか?
本のページをめくり、積み上げること、約40分。 それは、[霧]にまつわる民話を調べた時に発見した。]
(117) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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『沢山の神々が生まれた中で、 ペケレチュプ(日の神)、クンネチュプ(月の神)という 二柱の光り輝く美しい神々は、 この国(タンシリ)の霧(ウララ)の深く暗い所を照らそうと、 ペケレチュプはマツネシリ(雌岳)から、 クンネチュプはピンネシリ(雄岳)から、 クンネニシ(黒雲)に乗って天に昇られたのである。 アイヌ民族 天地開闢『日の神と月の神』』
(118) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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……ウララ、これも[霧]か。 クンネチュピ……[黒い][太陽]で、月の神……。
(119) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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[民話を調べ始めてから、3時間。早くも壁に行き当たった。 どれだけ調べても、肝心な呪文の意味がわからない。]
なにか、違うのかなぁ……?
[開いたページに頬をのせて、ぼんやりと宙をにらむ。] ふと、木露の言葉が浮かんだ(>>4:267)]
……並べ替え、置き換え……アナグラム。 これって、実は……日本語だったり?
(120) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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[ものは試しと、和訳した単語を並べ替え、 館内の検索サービスをつかって関連情報を集めることにした。]
まずは、順番通りに……
[『目 矢 黒 赤 霧』――めぼしいものは見つからない。]
じゃあ、並び替えて……
[『目黒 矢霧 赤』『赤目 黒霧 矢』『赤黒 目――…… **]
(121) 2016/10/06(Thu) 04時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 05時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 05時頃
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― 深夜:上野 鴎外荘 ―
[ドアによりかかりながら、バックライトに照らされる。 ノートPCにて『新宿不動産』について検索を行うも、物件の情報以外、さしたる噂話等は見つからなかった]
[次は矛先を変えて、『硯友社』について検索を行う。 HPは無いものの、特に隠して活動をしているというわけでもないようで、本部や各支部の連絡先や住所等も調べれば見つけることが出来た。 活動内容は、清掃等のボランティア活動に冊子配布……そして、最近はアンケート活動]
(122) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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[オカルト系記事を乗せているサイトの『硯友社』について書かれた記事(>>3:81)を見つけ、目を走らせる]
鳥取から来たのか。 結構遠くから来たもんだな。
[記事に出てくる『大石見神社』は大穴牟遅神が二度目の復活を果たした地であると言われている。 『硯友社』は神道をルーツとする団体のようだ。 噂話の中ではカルト団体や怪しげな新興宗教のように扱われているが、大きな勧誘活動は行われていないと書かれているため秘密結社のような趣が強いのかもしれない]
(123) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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[東京23区の地図に、赤い点と青い点が打たれている。 プロファイリングについて書かれた本を思い出しながら作った地図だ。 赤い点は23区全体に、幅広く点在している。 『硯友社』のアンケートについて検索し、目撃情報があった所へ打たれた点だ。噂になっているだけあって、思ったより目撃情報が見つかった。 今度は青い点に着目してみる。 噂が流れ始めた、初期の目撃情報をまとめたものだ]
[その青い点も23区内に散らばっていたが、一部に偏りが見られた。 その偏りが中心として示したのは、新宿。 そして、先程調べた『硯友社』支部の住所と見比べる。 中心に一番近かったのは四ツ谷の支部だった]
(124) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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[気がつけば、空が白み始めている。 秋葉へとメールを打った後、ノートPCを閉じて少しだけ休むことにした]
(125) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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― 朝:上野駅 ―
[営業開始後を見計らって、新宿不動産へと掛けた電話は空振りだった。 鈴里みよ子は休みで、東蓮寺琉衣も出社していないという。 昨日当たりをつけた四ツ谷から始めて、『硯友社』巡りをする覚悟が必要そうだ]
(126) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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[待ち合わせをしていた秋葉と顔を合わせる。 挨拶代わりに肩を強く叩かれた。朝から元気な男である 頼んでいた紙袋を受け取った後、笹本樹の安否を確認したが首を横に振るだけだった]
[二人の間に重い沈黙が流れる。 それを打ち破ったのはやはり、秋葉で。 横浜鹿島神社の御守りを手渡された。 気は利くが、安産祈願の御守りだった辺り相変わらずのベタな男のようだ。 ありがたく、リュックにぶら下げる事にする]
[別れる前に、ツイッターでの情報収集に協力してくれた事の礼を言った。 だけれど、秋葉から返ってきたのは意外な言葉で――]
(127) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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『いや、まだ誰にも連絡してないぞ。 樹先輩の事もあったし』
[秋葉の言葉により喚起された感情を、胸の内で抑え込む。 どうした?と、顔を覗き込んでくる秋葉に対して平静を装いながらその場を離れる事にした]
(128) 2016/10/06(Thu) 12時頃
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[電車に揺られながら考える。 都市伝説は伝播されるうちに、尾びれ背びれがついて変質したり、派生が生まれたりするという特徴をもつ。 その一種に、『対抗神話』というものがある。 都市伝説の元には無かった、その脅威を回避する方法やその都市伝説を否定するために流れる噂がそれだ。 この噂話にはどんな『対抗神話』が出来るだろうか。 幾つか思いついたものがあったが、どれもキレイにまとまりすぎて創作臭が鼻に付いた。 どうやら、噂を流布する才能は持ち合わせていないようだ]
(129) 2016/10/06(Thu) 15時頃
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― 新宿区四ツ谷マンション 硯友社支部 ―
[それはごく普通のマンションのドアだった。 『硯友社四ツ谷支部』の看板が飾ってある以外は。 右手に下げた紙袋をしっかりと持ち直す。 名刺はちゃんと持ち歩いているし、菓子折りの準備も万端だ。 小さく息を吐いてから、呼び鈴を鳴らした]
(130) 2016/10/06(Thu) 15時頃
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[ピン ポーン]
(131) 2016/10/06(Thu) 16時頃
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[ごく普通の、当たり前の、どこにでもある、 誰もが聞きなれた呼び鈴が鳴った。]
はあい
[足音がして、硯友社四ツ谷支部と書かれたドアの奥から、 女の声がする。ドアノブががちゃりと回った。]
どなた、……あら?
[身長160pほどの眼鏡の女が顔を見せる。 きょとん。と目を見開いてから、首を傾げた。]
(132) 2016/10/06(Thu) 16時頃
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[淡い色の服を着た女は、緩やかにドアの前に立っている男──木露の顔を見て、ふわりとした笑顔を浮かべた。]
─── "木露先生″?
[木露自身が名乗るより前に、 曲線を描いた口元から名前が零れる。]
(133) 2016/10/06(Thu) 16時頃
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[眼鏡の奥にある目は、笑うように細められている。少し下がり気味の眉はほんの上皮だけ気弱そうな雰囲気を女の顔に張り付けていた。]
お客様かしら。
[ギイ、と蝶番がなった。扉は閉じられずに開かれる。リビングに続く、なんの変哲もないマンションの廊下が見えた。]
(134) 2016/10/06(Thu) 16時半頃
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みょんこは、キルロイに話の続きを促した。
2016/10/06(Thu) 16時半頃
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ー国立国会図書館ー
[試行錯誤しながら、しばらくがたった。 [黒]を [月]に置き換えてみる。 (>>119) 詮索結果には、雑多な電子ジャーナルのタイトル群。]
……そうだ、海霧。(>>113)
[[霧]を[海霧]に置き換えて、検索。 新しくヒットした電子ジャーナルの記事の中で、 ある一つのタイトルがジリヤの目に留まった]
……闇事件ファイル…近代犯罪史の怪事件。
[閲覧アイコンをクリックした]
(135) 2016/10/06(Thu) 17時半頃
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* * ――······なかでもとりわけ後味の悪い幕引きとなったのが、"月神事件(つきがみじけん)"だろう。
"月神事件"とは、****年10月7日に東京西池袋線沿いの路上で誘拐された当時8歳の少女が、3年後の12月5日に東京都の加害者宅で発見されたことにより発覚した誘拐監禁事件である。
異臭がするとの通報を受けて加害者宅に踏み込んだ警官が、現場で衰弱していた少女を発見。加害者である月守 赫矢(ツキモリ セキヤ)は、同室内の床に倒れ、死亡しているのが確認された。少女は3年前から行方がわからなくなっていた、青山 海霧谷(らくる)ちゃんだった。
(136) 2016/10/06(Thu) 17時半頃
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月守少女誘拐監禁事件、俗にいう『月神事件』には不可解な点が数多く、報道直後からさまざまな憶測が飛び交った。
容疑者の死因が伏せられたこと、少女が自ら逃げ出さなかったこと、さらに容疑者と少女が並んで外出していたという目撃談から、首謀者である少女が月守を殺害したという"少女犯人説"がネットを中心に広まった。
(137) 2016/10/06(Thu) 17時半頃
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憶測は被害者家族にもおよび、家族ぐるみの売春行為だったのではとの誹謗中傷を浴びつづけた家族は、少女発見から半年後に、東京都から逃げるように住まいを移してしまう。
また月守容疑者が重度のオカルティストであり、統合失調症や自己像幻視を患っていたことから、なにかしらの宗教的儀式を行っていたのではないかと、オカルト界隈からも注目を浴び――……** * *
(138) 2016/10/06(Thu) 17時半頃
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― 朝:上野 鴎外荘 ―
[前日殆ど徹夜だったせいで、昨夜は気づいたら布団の上で寝落ちており、起きると四時間ほど経っていた。 早起きしてしまったので、身支度を整える時間は十分にあった。が、着替えが取りに戻れないのが困ったものである。出目にこれをぼやいてみたが、そういえば彼女も同じような境遇であった。
昨日ですでに同じシャツを着るのは限界だったため、入間は昨日道中急いで買った適当なシャツにカーディガンを羽織っている。下着も新品を購入して日替わりで取り替える、を選ぶことにしていた。着替えを取りに行けないことは非常にストレスで、こんなところでも「なりすまし」への怒りが募ろうとは……と考える。]
(139) 2016/10/06(Thu) 18時半頃
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― 朝:上野 ―
アタシも行きます。
[朝、秋葉という人との待ち合わせを終えたあと、入間は肩から下げた学生鞄のひもをぎゅっとにぎって、キルロイ先生、出目、二人の顔をじっと見る。 探偵の人からの連絡はまだない。まだ探偵がアテになるとも分からない。 両親が見つかっていない以上、探さなければ家に帰れないし、きくところによれば、もしかすると従兄と同じ職場の人が居るかもしれないのだ。着いていかないわけにはいかない。]
(140) 2016/10/06(Thu) 18時半頃
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― 朝:電車内 ―
[電車に揺られながらキルロイ先生は考え事をしているようだった。邪魔をするのではないかと躊躇ったが、一応言っておかねばならない事な気がして、入間は「あの」とすまなそうに声をかけた。]
あたしにアンケート配ってくれた人。 たぶん……記憶違いだったらごめんなさいですけど、
「みょんこ」て名札つけてたと思います。
[入間からアンケートを受け取ったのは、眼鏡の女だった。 (>>22)(>>58)]
(141) 2016/10/06(Thu) 18時半頃
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― 新宿区四ツ谷マンション 硯友社支部 ―
(うっさんくさ……)
[掲げられいる看板を、いかにも不審だという顔で入間は見ていた。 こんな団体がやっているアンケートとはしらず、八つ当たりで家庭の事情を漏らしてしまったとおもうと、急激に悪いことをしたという気持ちと、やってしまったという後悔とが押し寄せる。
暫し待つと、開かれた扉からでてきたのは、眼鏡の女だった。 あの朝、アンケートを押し付けた女だ。 アンケートをとっていた団体に会いに来たんだから分かっていたはずなのに、こんなにもあっけなく再会したことが、人の縁のあまりの狭さが、どうにも不気味で腕いっぱいに鳥肌がたっていた。]
(142) 2016/10/06(Thu) 19時頃
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[名前を呼ばれて、ドキリとした。 新宿不動産からメールを寄越しているのだから、名前を知っていてもおかしくない。 新宿不動産で引越し先の相談をしたのだから、顔を覚えられていれもおかしくない。 大丈夫だ、何も問題はない]
あー、その様子だと僕の名刺は必要無いですかね。 どこかで、お会いしたでしょうか?
[取り出しかけた名刺を戻し、頭を掻いた。 この眼鏡の女性が、鈴里みよ子……そして、澪音が電車で言っていた『みょんこ』なのだろうか]
ああ、そうか。 新宿不動産にいませんでした?
[暫し考える素振りを見せた後、思い出したかのように言った]
(143) 2016/10/06(Thu) 19時頃
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こっちが、ホラー文庫『黒い鳥』の編集者で出目照子。 そして、その後ろが僕の……まあ、助手みたいなものですかね。
[背中から顔をだす照子と更にその後ろの澪音を紹介する]
次回作のために、硯友社さんの取材をさせていただきたと思ってお邪魔しました。 あー、ええと、しまったな。電話でアポイントを取ってから来たほうが良かったですかね? 急に押しかけてしまって、すみません。
[そう言って、紙袋の中から取り出した菓子折りを差し出す]
これ、もしよかったら皆さんで食べてください。
[包装には『湘南クリエイティブガトー 葦』と印刷されている。 中身はチーズパイと焼き菓子の詰め合わせだ]
(144) 2016/10/06(Thu) 19時頃
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[顔を出した女は、連れと思しき女子高生のほうにも一度視線を流した>>142。うっすらと赤みを持った目が上下に開いて、"見覚えている"という反応を示した。]
あら。もしいただけるなら欲しいですけれど。 木露先生のファンなんですよ、私。
[>>143おっとりと木露へ答えを返す女の胸元には、アンケートに立っているときと同じに、>>0:22 青いマジックで書かれた「みょんこ」という名札が下がっている。服装も整っており、これから出るところだった可能性を窺わせた。どこかで。そう尋ねられて、ふふ。と笑う吐息が吐き出された。]
"いいえ"。こうして直接お顔を拝見するのは、 はじめてだと思いますよ。 一方的に、お写真で拝見したことはありますけれど。
(145) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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[以前にあなたを見たことがある。と、そう添えてから、ふと木露が口に出した会社の名前に、あら? と不思議気な表情を浮かべた。]
……ええ確かに、 新宿不動産に勤めてはおりますけれど……
[頬に手を添える。視線が思案するようにさまよった。出された職場の名前に、ふと違和感と疑問を覚えたように首が傾げられた。菓子折りを受け取り、要件と連れ二人の素性を聞いてから>>144、首を傾げた。]
それってどこから、
・・・・ ・・・・・・・ ─── お知りに なられたんです?
職場のほうでも、まさか社員の住所までは、 教えなかったでしょう?>>126
(146) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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― 国立国会図書館 ―
……赫矢。(>>136) シク、フレ……[多い][赤]で、赫?
["――「天之加久矢」は「天之赫矢」にして 天日の威烈を象徴せる義なり。"
頭の片隅から、知らないはずのフレーズが響いた。 そう[赤][矢]ではダメだったのだ。 あの男には、こだわりがあった。]
……誰!? この、"らくる"って……誰なの!?
[疼き始めた右脚をひきずり、駆け足で資料室へ向かう]
(147) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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[少女失踪の捜査状況を報じる 4年前の報道記事にそれはあった。
青山 海霧谷(らくる)、失踪前の写真。 黒いキャップ帽を被り、照れ臭そうにそっぽを向いている。
その髪は色素の薄い金髪で]
……うそだ…(>>2:164)
[翠色の瞳。]
……だって、あれは事故だって…(>>1:105)
[Tシャツから覗く首もとのホクロ。]
……ちがう、あたしじゃない!!(>>2:163)
(148) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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[海霧の読みは (うみぎり)、またの名は(カイム)、 そしてもうひとつ。夏の季語としても使わる――(じり)
海霧 谷
じり や
* *
(149) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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[新宿でアンケートを配っている女がいること。それが「みょんこ」という名札を下げていること。それが硯友社という団体の活動であること──それらは別段に知れ渡っていたとしてもおかしくはない。 けれど、]
東蓮寺くんから聞かれたんですか?
そういう話を自分から広める子じゃあ ないと思っていたけれど……
[街頭に立っている間に「鈴里みよ子」と名乗ったことはない。アンケート女が、新宿不動産に勤めている、鈴里みよ子だという情報を得られる人間は、ある程度限られてくる。]
(150) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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『クンネ様と呼べといっただろ!!』
(151) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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ゴキッ
(152) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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[首を傾げたままに向けられた無表情な黒目がいくらか長く、木露の上で留まる。観察するような数秒の無言。]
───…、いえ、 ここの支部に電話はおいていませんから。 少ししたら出るところでしたので、 すれ違いになっちゃわなくて、よかったわ
[一瞬の凝視から、一転。 また、にこやかな笑みが戻りくる。]
お菓子まで……申し訳ないわ。 よかったら、あがっていらしてくださいな
取材って、ことはまた新しく、 何か。お書きになられるんでしょう?
[よければお話しさせていただきますわ。と、女はドアを大きく開けた。電気のつかない暗い廊下の奥に、明るいリビングと薄緑のカーテンが見えている。]
(153) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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― 国立国会図書館 ―
[一瞬のフラッシュバック。
ジリヤは、膝を抱えてうずくまった。 ズキズキと疼きだした右脚を押さえる。
あの男に砕かれた脚を。]
······ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメ
(154) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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[視界がぐるりと回転した。 いや、回転したのは周りの世界だった。 辺りの景色が溶けだしたかのようだった。
図書館にいたはずのジリヤは、気がつくと、街中にいた。 十字路が交差する中央で、脚を抱えてうずくまっていた。
――"知らない街"だった。]
(155) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 20時頃
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[どうぞ。と玄関の扉を大きく開く。 中へ。と招き入れるように。]
いまは、わたししかいないのですけど、 そのぶん時間の融通は利きますから、 聞きたいことがあればお話ししますね。
最初は、何から?
[にっこりと「みょんこ」は三人を奥へと誘いながら、微笑んだ。]
(156) 2016/10/06(Thu) 20時頃
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ジリヤは、みょんこに話の続きを促した。
2016/10/06(Thu) 20時頃
ジリヤは、キルロイに話の続きを促した。
2016/10/06(Thu) 20時頃
ジリヤは、イルマに話の続きを促した。
2016/10/06(Thu) 20時頃
キルロイは、ジリヤに話の続きを促した。
2016/10/06(Thu) 20時半頃
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おや、読んでいただけているとは。 それでは、ワタクシはこういうものです。 名刺を渡す時はこんな感じで良いんでしたっけ?
[改めて、名刺を差し出した。 こういうことはあまりなれていないもので、との言葉を添えて]
(157) 2016/10/06(Thu) 20時半頃
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いえ、東蓮寺さんとは連絡が取れていなくて。 今日も新宿不動産の方へ電話したんですが、出社してないと。 何かあったんでしょうか?
[東連寺の名前が出てきたため、そう問い返す。 彼の行方について何か知っているだろうか。 知っていたとして教えてくれるのだろうか]
ここに来る前から、アンケートについて調べていまして。 新宿不動産のみよ子さんからアンケートを受けた、という話を聞いたんですよ。 確か、名前は……雪野瀬さん?だったかな。 それで……。
[そこまで言って、『みょんこ』と書かれたネームプレートに目配せをした]
(158) 2016/10/06(Thu) 20時半頃
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ええ、次回作の準備中でして。 東京村、という本の続編を書くことになりました。
[リュックの中から一冊の本を取り出す。 『東京村』と書かれた表紙を見せた]
それでは、お言葉に甘えまして……お邪魔します。 そうですね、アンケートの目的についてお聞かせ願えますか?
[招きに応じて、部屋の中へと踏み入れた。 中の様子を窺いながら]
(159) 2016/10/06(Thu) 20時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 21時頃
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あら。ご丁寧にありがとうございます 今は持ち合わせていなくて、ごめんなさい
[伸ばした背筋を折り一礼したあと、木露の名刺を 両手で受け取る。仕事をしている人間の動作だった>>157。]
(160) 2016/10/06(Thu) 21時半頃
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[お連れの方もどうぞ、と女は三人へと部屋の中を示した。]
東蓮寺くんは、迷子になってしまったらしくて。 いちど電話をもらったんですけどね。 新宿駅で、迷っちゃったらしいですよ。
信じられます?
[菓子折りをもってあるく女は先導する間後ろを振り向かない。表情が見えないまま首から下げた名札がふらりと揺れた。]
ああ。雪野瀬ちゃんからでしたか。 今は、アイドル……をしてるんですよね?
そちらとも、取材で?
[世間話のように訪ねながらも、納得をしているようだった。廊下の先にある開きっぱなしのドアを抜けると、広いリビングに出た。今は止まっているコピー機が一台。それとノート型のパソコンが乗った机がひとつと壁際に青いファイルの並んだ本棚。ベランダに出られる大窓を半分隠している緑のカーテンが揺れる。 コピー機だけが異質な、それ以外はごく普通のマンションの一室だった。]
(161) 2016/10/06(Thu) 21時半頃
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[菓子折りがテーブルの上に置かれる。一度奥の部屋に消えてから、人数分の小さい座布団を床に敷いた。]
東京村……
[見えた本の表紙に、ぽつ。と言葉が繰り返される。 飴玉を口の中でなめ転がすような間があった。]
(162) 2016/10/06(Thu) 21時半頃
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── あら。あら、あらあら。
[座った女の口元に四つ指が触れる。]
それは、とっても素敵ですね。
東京村。 そうですか。 それで。
木露先生がお書きになられるんですか? 続編を?
(163) 2016/10/06(Thu) 21時半頃
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[まあまあ。と、手が打たれる。明らかに──あからさまに過ぎるほどに、女の機嫌がよくなっていた。]
そう、それじゃあまた たくさんたくさん、 新しいおはなしが読めるんですね?
ほんとうの、おはなしが
読めるんですねえ
(164) 2016/10/06(Thu) 21時半頃
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すてき。
(*1) 2016/10/06(Thu) 22時頃
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迷子、ですか。 ははは、そう言えば僕も新宿駅で迷子になったっばかりでして。
[笑いながら、心の奥で考える。 見慣れたはずの街で迷ってしまった男の話を、最近読みはしなかったかと]
ええ、奇妙なきっかけで知り合いまして。 変わった話を聞かせてもらいましたよ。
[部屋の中を見渡す。 視線が一度、コピー機で止まる。 あのコピー機が動けば、あのアンケートが吐き出されるのだろうか。 そんな事を考えながら、敷かれた座布団の上へと座った]
(165) 2016/10/06(Thu) 22時頃
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[『みょんこ』の様子に若干気圧されそうになる。 それでも、笑顔を見せて言葉を続けた]
え、ええ、まだ企画段階ですが。 ほんとうの、おはなし……。
[そう目の前の女は言った。 まるで、その本の中身が本当に起きたことだと確信しているかのように]
ほんとうのお話ですか。 そう、ですね……確かに、これを執筆すると決めてから奇妙な出来事が続いていますね。 当事者としてではなく、その出来事が本という形の物語として僕らの前に現れてくれたなら、素直な気持ちで楽しめてきっと夜を徹して読んだでんしょうけどね。
[『ねっ、出目さん』と、照子へと話を振った]
(166) 2016/10/06(Thu) 22時頃
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[アンケートの女の、充血した目が、こちらを向く。(>>145) 訳の分からない団体の、知らない女。 ただの他人なだけで、乱暴をしてきそうなわけでもないのに、「知られている」と感じるそれだけで、ぎくりとしてしまった。
キルロイ先生に助手だと紹介されたから、とりあえずはそういう事にして、軽く会釈をする。]
(167) 2016/10/06(Thu) 22時半頃
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[まるで女が訝しむように、キルロイ先生に質問を返すあいだ、ひやひやした。 キルロイ先生と、アンケート女が交わす会話を、黙って、黙って聞き続けていたが――]
(168) 2016/10/06(Thu) 22時半頃
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[――東蓮寺くんは、迷子になってしまったらしくて。]
……!? ま、迷子!?新宿で?今は?
電話、貰ってるってことですか?
(169) 2016/10/06(Thu) 22時半頃
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……そうですね。 まず、順序が逆になってしまい大変申し訳ございませんが 木露の新作の件。こちらは情報解禁までは口外無用でお願いします。
[挨拶を済ませて以来一言も喋らず、存在感を消していた編集者を名乗った女が顔を上げる。]
いくつかの都市伝説を調べた結果、私どもも似たような体験や経験談に触れることとなりまして。 たとえばカラスの乗った車が事故を起こしたですとか、 斧を持った男がベッドの下に潜んでいるですとか、 ドッペルゲンガーを見た、ですとか、 天井を抜ければ知らない街だったですとか。
[アンケートに答えたら、父母が成り代わられたですとか。]
その一環で調査しているのが……すでにご存知かもしれませんが、アンケートにまつわる噂話として、いわゆる『書いた願いが叶う』といった、ご利益の話ですね。 そういった噂話に関してのご見解や……そもそものアンケートの意図などを、生の声でいただければと。 もちろん、掲載したくない情報や固有名詞などは伏せさせていただきますので。
[ポジティブな言い方に置き換えてはみるものの、無表情の張り付いた顔つきや抑揚のない早口からは警戒心が見える。]
(170) 2016/10/06(Thu) 23時頃
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[くすくすと機嫌よさげに笑う女は、木露の答えに目を眇めた>>165。]
ねえ、木露先生。
わたし、気づくとか考えるとか自覚するって、 とっても大事だと思うんです
自分が目指したいものがわからないって まるで出口もわからない迷路に 迷いこんでしまったみたいでしょう?
[>>159 アンケートの目的について、答えそのままではない言葉が並べられる。迂遠な遠回りの返答。]
(171) 2016/10/06(Thu) 23時頃
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企画が無事に、通ることを 微力ながらお祈りしていますわ
っふふ、
わたしも おはなしをつくっていたんですけど、 木露先生が書かれるなら、きっと 広く、みんなが怖がってくださいますね。
とっても、 あら。
[素敵。と、言葉が最後まで続く前に、横手からの声が挟まった。首が傾げられる。]
(172) 2016/10/06(Thu) 23時頃
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[東蓮寺の行方に食いついた女子高生に、 ゆるゆると瞬きをする。]
新宿駅、だったはずだけれど、 どこだかわからないって言ってたわねえ
知ってるはずのところにいたのに 知らないところに出たって。
ああ、そうそう
(173) 2016/10/06(Thu) 23時頃
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従妹の澪音ちゃんのこと。 とっても心配してたわ。
いっしょにいたのに、はぐれちゃった、って。
(174) 2016/10/06(Thu) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/06(Thu) 23時半頃
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[知ってたはずのところにいたのに、知らないところに出た――新宿西口での出来事を思い出す。 こんな通りあったっけ、なんて、確かに思った。 新宿ダンジョンなんて呼ばれるけれど、一日、二日たっても出られないなんて絶対におかしい。どう考えてもあり得ないのに、どうしてこの女は悠々としているのだろうか。 入間は首を左右にゆるゆると振っていた。無意識だった。
それに――それに。また知らない人が自分の名を呼んでいる。 アンケート用紙には、入間は名前も住所も書いていない。 従兄が名前をこぼしたのかもしれない。 はたまた――あの「なりすまし」の偽親達同様、いつの間にかに名前を知っているのかも。そう思うと怖気がする。]
……どうして? 電話、受け取ってたのに、探しにいってあげないの?
ば、場所は?新宿駅? どうしてあなたにだけ、電話がつながるの?
(175) 2016/10/06(Thu) 23時半頃
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[目的について尋ねた質問。 それに対して、答えになっていないような答えが返ってきた。 一拍、考えた後]
その、アンケートに答える事で目指したい物を自覚させるということでしょうか? それとも、その願いを叶えてみせることで……いや、なんでもないです。
(176) 2016/10/06(Thu) 23時半頃
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ありがとうございます。 ただ、そうだとしても……きっとそれは、僕の功績ではないと思いますね。
[暫し、間を開けて思いついたように口を開く]
ああ、そうだ。 アンケート用紙を見せて貰っても良いでしょうか?
(177) 2016/10/06(Thu) 23時半頃
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― ??? ―
[踏切、交差点、郵便局、商店街、 雑貨店、踏切、交差点、郵便局、 郵便局、商店街、踏切、交差点――]
……ここ、どこ!?
[行けども行けども、おなじような景色が、何度も繰り返し現れては消えてゆく。交差点のどこを曲がろうと、結局はおなじ交差点へたどり着いてしまう。道行く人影は皆無。昼間だったはずなのに、もうすっかり空が暗い。
そのとき、脇の線路に電車が通った。その車両には見覚えがある]
西武……池袋線?
[ ――ぞくりっ。背筋が凍った。 6年前、海霧谷が誘拐されたのも、西武池袋線沿いの街中ではなかったか?]
(178) 2016/10/07(Fri) 00時頃
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[それは何度目かの踏切に差し掛かった時だった]
カンカンッ カンカンッ カンカンッ
[降りた遮断機の向こうに、 車のハイビームのような強い光が灯った]
カンカンッ カンカンッ カンカンッ
[電車が目の前の踏切を通過する。 走り去る車両と車両の間から、わずかに向こう側が見える]
(179) 2016/10/07(Fri) 00時頃
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……いるっ
[電車が通過した後、踏切の向こうに現れた人影。 強い光を背にした特徴的なシルエット。
きらびやかな空色のステージドレス。 ミニのスカートからすらりと伸びた白いタイツ。 マイクを手に歌うのは、代表曲、シュガーキャット。 甘く鼻についた蠱惑的な声に、執拗に腰をふる扇情的な振り付け。
その姿は、前に見たときよりも一段と煌びやかで、 そして一段と――禍々しい。
顔面いっぱいに張り付いた、無機質で空っぽな、笑顔の仮面]
(180) 2016/10/07(Fri) 00時頃
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ああ、勿論。 東京村は、作者匿名のお話しでしたよね? 踏襲するなら名前は出さないんでしょう?
[編集者としての釘差しに、従順に過ぎるほどに頷いてかえす。並べられる不可思議な体験を、にこにこと──嬉しそうに女は聞いていた>>170。]
うちのアンケートに回答なさった方の ご希望がかなった。という噂は、 もちろん、存じあげていますよ。
私の希望も、──ほんの少しの瑕疵をのぞいては 叶っているといえますしね
(181) 2016/10/07(Fri) 00時頃
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[そう編集者の女性にこたえてから、追及の言葉に緩やかに目を瞬かせた。責められていることを自覚しているのか、名前を口にした少女の勢いに、小首をかしげた>>175。]
探しにいこうにも、わたしにも、 どこにいるのかわからないのだもの
駅ではあるみたいだったけれど、 すっかり新宿駅じゃあ、 なくなっちゃってたみたいだったから……
[どうして。と尋ねられると、少しだけ間があった。自身でも、把握をしかねているように、少しだけ視線が本棚──青いファイルのほうへとずれる。]
さあ。…… どうしてなのかしらね。
(182) 2016/10/07(Fri) 00時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/07(Fri) 00時頃
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[くすりと、青いファイルのほうへと目を眇めた女は、また木露のほうへと顔を戻した。途中でやめた言葉の先を無理に追うことはせずに、床に指をつく。]
木露先生は謙虚ですねえ わたし、先生にはとっても才能があるって そう思ってるんですけれど
[と、願いだてに、本棚へと歩く。 コピー機ではなく青が並ぶ本棚へ。]
(183) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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[ファイリングされたものから、一枚紙をとって本棚の上へと横に青いプラスチックファイルを寝かせた。木露のそばへと歩んで、両手でそのアンケートを差し出す。]
どうぞ
(184) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/07(Fri) 00時半頃
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◆希望調査アンケート
記入者氏名 : 日付: /
項目1 どんな未来をご希望になりますか?
E4444444
※ アンケートへのご協力 ありがとうございます。 よりよい社会のために、ご意見を反映させてまいります。
***
(185) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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ありがとうございます。
[受け取ったアンケート用紙を見つめる。 空欄に手早く文字を書き込んだ]
これがもし、噂通り希望を叶えてくれるのならこんな願いも叶えてくれるんでしょうかね?
[『何者の干渉もない、本来あるべき未来を』 そう書かれたアンケートを軽く振って見せながら、『みょんこ』へと笑いかけた]
もう一つお聞きしてもよろしいでしょうか。 貴女は望んでいた未来に満足してますか?
[そんな問いかけをした後は、二人の会話に口を挟むこと無く観察していた]
(186) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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[ふわりと宙を浮くように、一足跳びで、"ソレ"はジリヤの前に降り立った。走り出そうとしたジリヤは、しかし身体が動かなかった。 冷え切った手足はブルブルと震え、右脚がズキズキと痛む。 たっているのがやっとだった。
目の前の"ソレ"は、小首をかしげ、下から見上げるようにして口を開いた。]
『ねぇ、ジリヤ。ひとつに戻りましょう? それで、あたしたち、完全なジリヤになるの』
(187) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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[その瞬間、バチンッ と弾ける音が響いた。 らくがきだらけの『東京村』の背表紙がほつれ、 ボロボロとページが零れ落ちる。 身体が ――動いだ。]
……ちがう。あんたは……あたしなんかじゃない。 あたしの影でもない……
(188) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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["ソレ"は、男たちの欲望が、女たちの羨望が、 ジリヤにお仕着せたイメージ。 『月神事件』での悪評と伝説が形となった暴力。その根底にある、ひとつの悪意]
"ソレ"は……"あんたが欲しかったラクル"でしょ? ……月守 赫矢。
(189) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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……じゃないて
……月守 赫矢の影法師(ドッペルゲンガー)
(190) 2016/10/07(Fri) 00時半頃
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