153 unblest blood
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少
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全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
グロリアが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、シーシャ、サイラス、フィリップ、マドカ、クラリッサ、サミュエル、ジリヤの7名。
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― グロリアの部屋 ―
…………
[鎌が淑女の首を刎ねた瞬間、彼女の身体は灰へと変わる。
変わらない。母さん以外のこいつらを殺した時と変わらない。 でも、ようやく分かった気がする。……気付くのが遅すぎた。
あまりにも面倒で、どうかこの可能性であってくれるなと願ったばかりに。
多分――必要だったのは絆や縁だ]
(0) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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……でも、うん
それなら問題ないよ
[呟いて。 リビングでの歓談を思い出す。あそこにいる面々は、皆がいい奴だった。少なくとも、フィリップの目にはそう映った。
自分はまだ彼らを好きになれる。 もっと彼らを知らなくては。 もっと彼らを愛さなくては。
唯一無二の親友と思える程に。 共に歩みたいと願う程に。
彼らを愛して愛して――殺さなくては]
(1) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―リビング―
――そ?
[>>1:183別に、というサミュエルにゆるりと首を傾げ。 彼の事はまだよく知らない。 サミュエルは宴会が始まる前にグロリアの部屋に行ってしまっていたから。 グロリアの元に赴いたのは彼女の事を心配してのものだろうが、素直に信じられない自分がいて。 ダンピールの噂話が胸にしこりのように残っていたから、内に隠した昔の気性が僅かに首を擡げたか。]
なぁに?
[サミュエルの足が此方に向かって動く。 暫く彼が動いていなかった事など、女は知らず。]
(2) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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[しかし、それはメインディッシュの話。
今はせっかく用意した前菜を味わうとしよう。 グロリアに縁のある者たちは、彼女の遺灰を見てどんな反応をするだろう。
嘆くのか、怒るのか、逃避するのか。 好意を抱いたあの顔が負の感情に染まる瞬間を想像して、壁にうなだれる。
そんな彼らを見れば、また彼らを好きになれる]
(もっともっと、俺は皆を好きになりたい)
(それはとても面倒な事だけど)
(シーシャも言っていたじゃないか)
(面倒だから――退屈しない)
[溢れそうな笑い声を押し殺して、そのまま廊下に座り込んだ**]
(3) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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えー? ちょっと、大丈夫かい?
[>>1:185瞳を伏せたサミュエルが身を屈めるのを見れば、女は慌ててグラスをワゴンに置くと彼を支えようと手を伸べようとし。 声色は面倒くさそうでも、いざ目の前に酔った者がいれば―相手が悪酔いしていないようであれば、だが―女は世話を焼こうとしてしまう。
けれど顔が寄せられ、息が触れる程の距離感に女の動きが止まる。 硬直した、というのが正しい。
恐らくは彼がするままだっただろう。再び動き出すまでは。]
(4) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―リビング―
[掲げた瓶に「頂く」との応え>>1:143があれば、ニィと笑って。]
勿論。まぁ、 ……作法とかはわからんので、勘弁な。
普段も飲む方なのか?
[差し出されたグラスに向けて、 そんな質問をしながらゆっくりと瓶を傾けた。
グロリアの様子をサミュエルから聞いたなら>>1:144、 またすっと眉間に皺を寄せて。
噂話とは言え死活問題であるから、 グロリアが動揺するのも無理もない。
直ぐに「今は酒だ」>>1:144と空気を転じたサミュエルを余所に、 ワイングラスを弄びながら、少し思考に意識を落とした。]
(5) 2013/12/05(Thu) 00時半頃
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[不意に名を呼ばれ>>1:147、顔をあげる。]
お、やっぱパーティーに余興は付き物だよな。 勿論、拝聴させていただくよ。
[扉の前へと移動したサミュエルに、笑みを向けて。
彼がギターを構え始めると、 一番近くにあった椅子を引き寄せて腰を下ろした。]
(6) 2013/12/05(Thu) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 00時半頃
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―リビング―
[ジュース一気に飲み干したフィリップが水を欲すれば>>1:162、 「言わんこっちゃない」と笑った。
茶器を傾けて紅茶を飲み、 グロリアの部屋へ行くと言って手を振ったフィリップには>>1:171]
休んでるとこ、あんま無理させるなよー?
[分かってはいるだろうが、そんな声を投げる。]
(7) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[サミュエルの演奏があったならその後。
あのペラペラと喋る人生の旅人の姿が無いのが気に掛かり、 ふらりとリビングから出てみる。
玄関からリビングまでしか知らない男は、 なんとなく気の向いた方へと足を向けた。
邸は男の自宅とは違って広い。 目的の人物へとたどり着けるかは怪しいが、それはそれで。
立派な邸をあちこち見て回れば退屈はしないだろう。]
(8) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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―1階廊下―
荷物…リビングに置きっぱなしだったわね…。 さっきの部屋で雨止むまで休ませてもらおうかしら……、……?
[ボトル片手にしっかりとした足取りで歩く女。 キッチンに飲み干したボトルが2、3本転がっているが、この邸宅の主人からの侘びの品として受け取ったことにしてしまえば問題ないだろうと判断した。 その先に座り込む影(>>3)が見えて足を止める。]
…………。 気分でも悪いならそんなとこいたら邪魔ですよ、邪魔。 ………聞こえてますー?
[座り込むのは少年のように見える形。 少し困ったように廊下で立つ尽くす形となった。]
(9) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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―リビング―
[サイラスの口振り>>1:188から彼が妹という存在とマドカが うまく結びつかぬように思えた。]
見た目以外は気の持ちようと思うけど?
[見た目と実際に過ごした年月はまた別と承知していたから 軽く首を傾けて、マドカを見詰めるサイラスを愉しそうに見遣る。 紹介から、の言葉>>1:189には肯定の頷きを見せ]
ん、確かに。 ただの貿易商に振る舞われる酒にしては上等過ぎるもんなぁ。
[口当たりの良い酒を含み、ふっと表情を和らげる。]
(10) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[サミュエルからの礼>>1:179はきょととする。 空いた間がかかる事象を見失わせたのは一瞬。]
……ん。
[受け取るような一音を漏らして微笑を浮かべた。
シーシャはグロリアの見舞いにはいけない。 貿易商に対して必要以上に親しくある彼女に対して 距離をはかりかねていたから。 寂しさを紛らわせたいというならそれなりの対応が出来るが 彼女がそんな風に己を誘うことはなかった。 現状を維持するために、心寄せきらぬように。 気まぐれな猫のごとく、ふらり現れては消える。 そんな在り方を彼女の前では続けていた。]
(11) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[グロリアの所へ行くとフィリップが席を立つ>>1:171のを 男は軽く頷いて]
ああ。
[見送るようにひらと空いた手を掲げて揺らし返す。 フィリップもまたサミュエルのように見舞いにゆくのだろう。 これから起こる事など想像もできぬまま その時は安易にそう考えていた。
甘いアイスワインをグラスに一杯きり。 味を楽しむだけならこれで十分。 いくら飲んでも酔えぬ事はわかっているから 酒も嗜む程度にしか口にしないまま、グラスをワゴンに置いた。]
(12) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[ボトル片手に立ち尽くす女に、座り込む少年。 答えが返ってきたかもしれないが、女の耳にはどうやら届いていない。]
……………。
[アルコールを摂取しすぎたのだろうか。 人の心配をする性分では決してないが――――。
その姿は――――過去を思い出せる。]
………風邪ひきますよ。聞こえてますか?
[頭を軽く叩きながら声をかける。 座り込んで声をかけたのでさすがに聞こえるだろうと。 ボトルから手は離さずいるので、これでは酒飲みが少年に絡んでいるような構図であった。]
(13) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 01時頃
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―リビング/少し前、サイラスと>>5―
ああ、まあ、俺もそんな詳しくないから……気にしなくていいさ。
[作法のこととなれば、そんな風に苦笑いもしてみせた。 実際、グラスの足をもう片手で支えずに差し出した様は、無作法と言われても致し方なかっただろう。 その後の問いには、少しだけ間を置いて]
呑むといえば、呑む方、かな――…。 付き合いで誘われることもあるし、それなりに。
[そんな風に曖昧に答えながら、瓶から注がれる酒の香りに目を細めたものだった。**]
(14) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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―リビング/クラリッサと>>2>>4―
[未だ長く宴の時間を共にさえしていないのに、簡単に信用は得られまい――。 彼女の雰囲気の変化の訳にはそれもあったかも、とは、この時サミュエルは考えてはいなかった。 見定めるのを急いてしまった形で、酔った「フリ」をした男はその行動に出ていた。]
………大丈夫じゃ、ねぇ、
[偽りの酔っ払いは、差し伸べられようとした手の動きに やがて、さらに近づいて――。 動きの止まった女の、左目の上、額の辺りに、触れるだけのキスをした。
人間らしい味覚を失くしたこの吸血鬼は、それ故に、「キスの味」をはっきりと知ることができた。]
(15) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[悠久の流れを持つ穏やかな闇。]
[その悠久ゆえに、止まってさえ見える、闇。]
[一度終わりを迎えたものの、冷たいつめたい苦い味。]
(16) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[伏せていた目は、ほんの少しの間だけ閉じられる。 暫くしてから再び目を開き、クラリッサの額からくちびるをそっと離した。]
……悪ふざけした。 ちと、頭冷やしてくる。
[レディに対する「悪ふざけ」自体は全く否定できないが故に、そんなことをもぽつりと零し。 クラリッサから離れ、扉の近くに寄せた椅子の元へ。 その扉からフィリップが出て行ったことには、この一連の「悪ふざけ」をしていた所為で、気付かないままでいた。]
(17) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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―リビング/サイラスと>>6―
[この場で余興を迎えてくれるというサイラスに、今一度口角を上げてみせながら。 扉の側の椅子に着き、ギターを構え。その弦の音を確かめ、調えていく。]
じゃあ、この穏やかな夜に、一曲捧げさせて頂きます。
――――…『忘れられぬ貴女へ』。
[タイトルを述べた後、緩やかに弦を奏ではじめ、そこに低い声での歌を載せていく。 響くのは、嵐とはまるで対照的な穏やかなリズムと、甘く、けれどほんの少しだけ感傷の載ったメロディ。]
(18) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[座り込む少年から返答はあったろうか。 聞こえていないことはないだろうが。]
私に気遣われても気分悪いでしょうしね……。
[立ち上がってボトルの酒を呷る。]
…………。 誰か……来ないかしら…。 あっちまで呼びにいくべき……?
[誰か来たら後は任せてしまうつもりであり。 腕を組みその場に佇んだ。]
(19) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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―…。
[>>15自分以外の熱が触れていったのを知覚した。 彼が離れた後、自分の額に触れたのが何だったのかを把握して。 硬直していた女は胸を上下させ、息を吸いこむと、]
ちょ、ちょっとおおおお! 酔ったからって、こういうのは良くないと思うんだけど…!
[びしっと責めるように指差す。 彼が其処から何を読み取ったのかは女には分からないので、その意図も分からない。 僅かに朱に染まった顔には動揺や混乱が見て取れ、先程見せた微笑みの片鱗もないだろう。 頬や手の甲ならばここまでの動揺は見せなかっただろうが。]
(20) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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[酔ったように見えるみえるサミュエルに近づいたクラリッサに 彼が彼女の額の辺りに口付ける>>15のが見える。]
――ふぅん。 見せつけてくれる。
[クツと喉を鳴らし揶揄を口にし目を細める。 祝福、友情、そして憧憬。 浮かぶ言葉が重なるかは知らぬまま、 羨ましいという思いは言葉にこそせず。 クラリッサの反応>>20を見れば片眉を上げた。]
(21) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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[暫くして頭が冷えると、女は自分の失態に気付く。 それにサミュエルの様子は自分をわざと動揺させる意図で仕掛けてきたようには見えなかったから。]
…水でも飲んだ方が良いんじゃないかな。 はい、どーぞ!
[責めたのを詫びる意図も込めて、扉近くの椅子に腰を下ろしたサミュエルに空いたグラスに水を入れて差し出し。 受け取らなくても彼の目に付く場所に置いて早々に離れる。]
……マドカぁー。
[そして助けを求めるように、皿を持って彼女の元へと向かったか。 サミュエル同様に、フィリップが部屋を抜け出したのには気付かない。*]
(22) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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―リビング/サミュエルの演奏>>18―
[笑うサミュエルを注視し、 先ず調弦の音を鼓膜が捉える。
曲のタイトルを告げると、 サミュエルの指がギターの弦を弾き始めた。
楽器など触れたこともない男は、 「よくもあぁ指が動くものだ」と、視線は彼の手へと移っていた。
その視線を再び上へと動かしたのは、低い響きの声。]
(23) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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………。
[呼吸を忘れ、 呆けたような顔でその曲を聴いた。
甘い時間。喪失。
胸が詰まりそうになるのは、つまり……そういうことだ。]
(24) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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―サミュエルの演奏後/邸内廊下―
――ん? よぉ、旅人………じゃなくてジリヤ、だっけか。 つか、アンタね……ラッパ飲みかよ。
[薄暗い廊下でしゃがみ込んでいた影が立ち上がるのを見た>>19。 その影が瓶から直に酒を飲んだものだから呆れて。
ジリヤの足元に座り込んでいるフィリップ>>3を見つけたなら、]
なんだ?寝てんのか? ジュースだと思ったが、もしかしてあの瓶も酒だったのか?
おい、立てるかー?
[肩をポンポンと叩き、声を掛けた。]
(25) 2013/12/05(Thu) 02時頃
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[曲のタイトルが告げられ奏でられるギターの旋律>>18。 ほんの少しの感傷の載ったそれに引き摺られる。
――昔、吸血鬼である知己が床に伏せた。 知らせを聞き彼女を見舞った折り、 人間との間に子を身籠ったと彼女から聞かされた。 思い悩む彼女にシーシャは何も言えなかった。
慰める事さえろくに出来なかったのは 自分の子を宿したという人間の女を殺した過去があるから。 禍根となるものを見過ごせなかった。
けれど同胞であり知己である存在に 善処するよう言う事も出来ず否定も肯定も出来ぬまま 「自愛を」とそんな言葉だけ掛けて別れた。 以降連絡は途絶え、彼女がどうなったかは知れない。**]
(26) 2013/12/05(Thu) 02時頃
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[マドカとは何か話しただろうか。 女はおつまみを摘まみながら、水とワインをがぶ飲みする。 どうせ酔ったりしないのだ。自棄呑みをしたところで仕方ないのだけれど。]
―…。
[>>18サミュエルの演奏が聞こえてくれば、目を閉じてその旋律に身を委ねる。 背を向けて座っていたから、彼がどんな表情で演奏をしているかは分からない。 けれど、聞いていて何故だか胸が切なくなった。**]
(27) 2013/12/05(Thu) 02時頃
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―1F廊下―
あー、いいところに当主さん。 私のワルイドな飲みっぷりに惚れてはいけませんよ……嘘です、ジョーダンです。 というか……子供にお酒飲ませたんですか……責任とって介抱してあげてください、任せました、ありがとうございます。
[呆れたように呟き後は任せてしまおうかと1歩引く。]
……子供、子供言うのもかわいそうかもしませんが。
[少年、に見えてもある程度の年数は生きているのだろうからこれもある種失礼なのかもしれない。]
(28) 2013/12/05(Thu) 02時頃
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―1F廊下―
アンタ…… (てきとーなことばっか言いやがって。)
[「当主」だの「ジョーダン」だの>>28。 「常に反射神経的に言葉が出てくるのか、この女は」 とため息を吐く。
だとしたら文句を言っても無駄だろう、虚しくなるだけだ。 わしわし、と頭を掻いた。]
まぁいいや。あ?酒なんか飲ませてねぇよ。 飲んだとしたら、コイツが勝手に飲んだんだ。
あ?おい……任せたって……
(29) 2013/12/05(Thu) 02時頃
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〜〜〜〜〜〜〜〜ッ いい!!
さぁ行った、行った!!
[お構いなしに話を進め、 既に一歩引いている女に向けて手をヒラヒラと。]
かわいそうなもんか、こんなトコで寝ちまうガキだろ。
[座り込むフィリップの前に座り込み、頭をコツンと小突いた。]
(30) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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―リビング―
[クラリッサ>>20の動揺や混乱、そして非難するような言葉は、どれも道理に思えた。 だから何を言い返すこともできなかったのだが――。 席に着いた時、その彼女から急に水を差し出され>>22。 彼女の考えの変化までは読めなかったものだから、思わずきょとりと瞬いてしまった。]
え?……あ、ああ。 悪い。
[一先ずグラスは受け取り、小さく口を付けた。 何の味もしない冷えた水は、それでも落ち着きを取り戻すには丁度良く。 そのお蔭で、その後の演奏の間も、邪念に妨げられずに弾き通すことができたのだろう。]
(31) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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[その時のシーシャ>>21の言葉は確りと耳に届いていたが、敢えて否定はしなかった。 そう思われるならそれで良い、と。 とはいえ、胸の奥で何か居たたまれぬものが燻っていたのもまた事実で――。]
あいつこそ、憧れられそうだってのに。
[先程受けた微笑>>11で感じた心の緩みも今は忘れる程に。 シーシャの本心も知らぬまま、ただ一言だけ零したものだった。]
(32) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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何やってんだよ、こんなトコでよぉ。
[頭を小突くついでに、ボソリと。]
(*0) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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[それからの弾き語り。 歌を歌い、弦をつまびいている間、オーディエンスの反応を確りとは見ていない。 せつなさも、胸を詰まらせようとするものも、過去へ馳せる思いも。 何一つ明確には意識しないまま、ただメロディを奏で続けていた。
そんな奏者自身の黒い瞳にも、喉の震えにも。 やはり、 そういったものの存在を示すいろは、滲み出ていた。 演奏を終えてからしばらくの間は、ただじっと両目を閉じて。 言葉も無く、俯いたものだった。]
(33) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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[幾分か落ち着いた頃に、緩やかに目を開けた。 そこで漸く、部屋から居なくなっている者の存在に気付いたのだけれど――。 一先ずは、膝の上のギターを壁へ立て掛けてから、クラリッサから受け取った水の残りを飲み下すのだった。**]
(34) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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[頭を小突いている様子をさらに1歩離れたところで見た。 退散する準備は万端である。]
さすが当主さん、懐も心もおでこなんかもとても広くて素晴らしい限りです、……あ、これ素直な本音ですから。
[笑みを浮かべつつ、残っていたワインを飲み干した。]
………子供、子供言いつつも。 彼が一番ご長命という可能性もありますからね。 私たちは………いえ、やめておきましょうか。 それでは、後はお任せしますわ、ごきげんよう。
[空になったボトル。 もう1本新しいものをとキッチンへと足を向ける。**]
(35) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 02時半頃
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―リビング/サミュエルの演奏>>33―
[最後の一音が空気に溶け消えるまで、 身じろぎ一つせずに、 まるで蛇女に石に変えられてしまったかのように。]
……っ、 ふぅ……。
[音が完全に溶けきってしまえば、 思い出したかのように空気を肺に取り込んで立ち上がり、パチパチと拍手を贈った。
手を叩きながらサミュエルの元へと近付き、]
……いい演奏だった。 声もいいんだな。
[そう言って手を差し出し、握手を求めた。]
(36) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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―1F廊下―
うるせぇな、広いデコは親父譲りだ!放っておけ!!! 素直な本音とか、言うなよ。傷つくだろ!
[踏んだり蹴ったりとはまさにこのことだろう。
この女を気にして、愉しいパーティーの場を離れようとした、 少し前の自身を殴ってでも止めてやりたい。]
長生きだからって関係ねぇよ、 いくつになったって迷惑かけるヤツは、かけるもんだ。
へいへい。ごきげんよー。
[そう言って、女が去って行くのを見送った>>35。]
(37) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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[女が去った後、どうしたものかと考え込む。
どこか休めるところは無いだろうか。
今日この邸に初めて訪れた男は、 最寄りの部屋が主の自室だとは思いもしない。
きょろりと見渡して、一番先に見つけた。 それだけの話。
立ち上がり、念の為ノックをする。
返事が無かったのでドアノブに手を掛け、 ギィィ……と扉を開いた。
そっと覗き込んだが、誰かいる気配もない。
それが、 部屋の主が既に灰になってしまっていることに因るなどとは、
――思いもしなかった。]
(38) 2013/12/05(Thu) 03時頃
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|
[部屋の無人を確認した。
どうやら寝具もあるようであるし、丁度いいと判断して、 フィリップを振り返り、背を向けてしゃがみ込む。
彼の腕を取り、自身の首の前で交差させたなら立ち上がり、]
……重てぇ。
[ズルズルと引きずって、目の前の部屋に足を踏み入れた。
寝台の近くまでフィリップを運び、乱暴に投げ出そうとして――]
……ッ!? おっと。
[放し掛けたフィリップの腕を掴み直し、こちらへと引き寄せた。]
(39) 2013/12/05(Thu) 03時半頃
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[赤いチョーカーが視界の端に入ったのだ。 よく見れば、黒のワンピースも。]
これ、は……グロリア嬢の……? ――マズいな、こりゃ……。
[邸の女主人の部屋に勝手に入り込んでしまった。
そう思ったところで、
はた、と不自然に寝台の上に広げられたワンピース、 それに疑問を持ち、手を触れた。]
(40) 2013/12/05(Thu) 03時半頃
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|
[――サラリ。
指に嫌な手触りを感じた。 それは、以前も触れたことがある。
かつて、吸血鬼であった者の成れの果て――。]
(あぁ、……アンタぁもう、いねぇんだな。)
[大声は出なかった。
ただ、そこにある事実を―― 指をこすり合わせ、グロリアだった物を確認するかのように。、
フィリップを壁際に座らせると、 男は部屋を出てリビングへと向かった。]
(41) 2013/12/05(Thu) 03時半頃
|
|
黙っててもいいんだけど、よ。
何れ見つかっちまうだろう? アンタぁ、屍人の癖に人を惹きつけやがるからさ……。
――罪な女。
そうやってソイツの興味も惹いちまったんだな。
[部屋を出ようとして束の間足を止め、 振り返りざま、寝台の上のワンピースを睨み付けた。]
(*1) 2013/12/05(Thu) 03時半頃
|
|
―リビング―
聞いてくれ。
[リビングに戻るなり、声を張る。 伝えなければならない。
グロリアが恐れていた事が現実になった、と。
先程までのリビングの雰囲気のような、 穏やかで愉しい夜ではなく、
邸の外を取り巻く、
暗闇と、嵐のような――]
(42) 2013/12/05(Thu) 03時半頃
|
|
ダンピールが、 ――この島にいる。**
(43) 2013/12/05(Thu) 03時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 04時頃
|
[説明を求められたなら、見たままを告げるだろう。
彼女の自室と思われる部屋で、 灰と化したグロリアを発見した、と。
発見に至った経緯も、事実のままに。**]
(44) 2013/12/05(Thu) 04時頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 04時頃
|
俺にも、忌々しい血が流れてるからなのか……?
[「人」に興味を惹かれたことなど無い。
心惹かれるのはいつも――]
どいつもこいつも―― 迷惑なヤツらだ。
[一頻り愚痴を吐き出してから、リビングへと向かった。]
(*2) 2013/12/05(Thu) 05時頃
|
|
[>>22助けを求める様にクラリッサが自分を呼び、こちらへやって来る。 何が起きたかは、ワゴンの周りにいた者達を眺めていたから理解はしていた。
ただ、クラリッサの額にキスという行為は、どうにもサミュエルから送るには不似合いな気がした]
よしよし、怖いお兄さんだねー。
[宥める為にわざとらしく、あやす口調でクラリッサの額を撫でた**]
(45) 2013/12/05(Thu) 08時半頃
|
|
―少し前―
[>>31サミュエルに水を差し出すと、黒い瞳が瞬く。 先程怒ったばかりなので驚くのも無理はないだろう。]
…いーえ、どう致しまして。
[けれどグラスは受け取られ、口を付けられる。 騒いでごめん、は言えなかったが、怒っていない事は伝わるだろうか。 それだけ視界に収めれば、女はくるりと踵を返してワゴンに戻り。 二人分のおつまみを持ってマドカの座っている場所へと戻った。>>22*]
(46) 2013/12/05(Thu) 09時頃
|
|
[>>33サミュエルが演奏が終われば、感謝と賛辞の籠った拍手をした。
いつもなら奏者に聞かせて貰ったお礼を言いに行っただろうが、女はそこまで動揺からは立ち直っておらず。 ちらと視線を向ければ、水の残りを飲み干していて。
―もう少し落ち着いたら声を掛けに言こうか。 そんな場合ではなくなるなんて、その時は思っていなくて。]
(47) 2013/12/05(Thu) 09時頃
|
|
[サイラスが出て行くのを見送れば、女はフィリップの不在に漸く気付き。
部屋の探検か、それともグロリアの部屋に行くのだろうか。 多分、グロリアはまだ回復していないだろうけど、自分に止める権利などはない。 自分はグロリアの友人だが、それ以上ではないから。 彼女は自分にとって特別な友人だけど、きっと彼女にとっては何人もいる友人の一人で。
―けれどもし彼女が回復していたなら、後でお邪魔しようか。 そんな事を考えながら、女はグラスを傾けて水を口に含む。*]
(48) 2013/12/05(Thu) 09時頃
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―現在―
[>>42サイラスが戻ってきた。 女はおかえり、と言おうとして、彼が敢えて声を張った事に違和を感じる。]
―…?
[>>43やがて告げられたダンピール、という言葉に肌が粟立つのを感じた。]
―どういう事だい?
[>>44問えば、詳しい経緯を彼に聞けただろうか。 けれどそれらを聞かされれば、女の顔からは表情は抜け落ちて。]
…ウソ、だ。
…っ…。
[ふらりと立ち上がって、それだけ零し。 女はグロリアの寝室を目指して駆けていく。]
(49) 2013/12/05(Thu) 09時頃
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―グロリアの寝室―
グロリアさん…!
[扉は開いていただろうか。それらを気にしている余裕もなく。 フィリップが部屋の隅にいる事にも気付かないまま、女は中へと進んでいった。
サイラスの言ったように、寝台には灰が落ちていた。見慣れたチョーカーやワンピースも。 それが元は何だったのかを、女は理解したくなくて。]
うそ、だぁ。
悪い冗談はやめてよ、グロリアさん。 貴女にはこんなの似合わない…。
(50) 2013/12/05(Thu) 09時頃
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[そんな声は室内に空しく響いたか。 それが嗚咽に変わり、泣き声になるまでにそう時間はかからなかった。
そう、グロリアはこんな事をしない。 だったらこの、寝台の灰は。]
や、だ。 やだよぉぉぉッ!
うああああぁぁぁ…っ。
[灰に取り縋って泣き声をあげる姿は、まるで親兄弟を亡くした子供のよう。 大切な人をまた喪失した事を、女は理解した。**]
(51) 2013/12/05(Thu) 09時頃
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[妄想が与える悦楽の中、呼びかける声>>9が聞こえる。 悦びを引きずる身体には、はっきり邪魔と言われた事さえおかしくてしょうがない。
胡乱に視線を上げる。彼女は、確か]
……誰だっけ
[礼を欠いたその言葉はジリヤに届かなかったのか。 なお呼びかけは続き、頭を叩かれる。 片手にはしっかりボトルが握られていたが、リビングに彼女の姿はなかったような。
彼女が呷るそれの匂いに、フィリップは顔を顰めた。 ようやく余韻から抜けられた気がする]
(52) 2013/12/05(Thu) 12時半頃
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[続く肩を叩かれる感覚>>25 それにはしっかり言葉を返す。本当の酔っ払いのように呂律の回っていない口調で、だが]
……起きてるよ
[どいつもこいつも子供子供と>>28 一度死んで蘇った彼らにとって、まだ21年しか生きていない自分は確かに子供のようなものなのかもしれないが。 顔を伏せると小突かれた>>30 この野郎。抱え上げられた際>>39には仕返しと言わんばかりに体重をかけてくれた]
(53) 2013/12/05(Thu) 13時頃
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[小突かれついでに囁かれた言葉に顔を上げて]
……ちょっと疲れただけだよ
ちょうどいいや、どっか運んでよ はしゃぎすぎてバテた「ガキ」の面倒見んのは年上の仕事だろ?オニーサン
[そう促して。彼がさっぱり疲れてなどいなかった事はその後の行動>>53で知れただろう]
(*3) 2013/12/05(Thu) 13時頃
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― グロリアの部屋 ―
[改めてぐたりと壁にもたれかかる。 此処にくるとどうにも思い出してしまう。
胡乱な両目でサイラスの行動を、言葉を頭でなぞり]
……ぷっ あはっ
あはははっ
[今度こそ笑い声が漏れた。 その声は、クラリッサがやってくるまでにはおさまっていただろう**]
(54) 2013/12/05(Thu) 13時頃
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[クラリッサが持って来てくれた皿を受け取り、自分で用意したつまみを口にする。 素材の良さは折り紙付き。口に入れれば、素直に美味しいと思える味が広がる。
サミュエルが手にしていた楽器に合わせ、己の喉を奏でる>>33 それにはただ黙って、耳を傾けていた]
いい声。
[終わった頃、空になったグラスを揺らし独り言をこぼした]
(55) 2013/12/05(Thu) 13時頃
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[それから暫く、何となくリビングを見回し誰がいたか、いないかをぼんやりと脳裏に刻む。 クラリッサや、あるいはシーシャ、サミュエルとは何か話したかもしれない。
そうしてリビングを一度出たサイラスから、ダンピールがいると聞かされる>>43 詳しい経緯をクラリッサが彼に問えば、その答えを私も懸命に聞いた事だろう]
クラリッサ!
[>>49聞いてグロリアの部屋に向かう彼女の様子に、人だった時のお節介さが顔を出しその後を追う。
けれどもグロリアの部屋には入らず、クラリッサの嗚咽を耳にするだけで留めた。
クラリッサ以外が部屋から出てくれば、その存在に疑惑の目を向けるだろう]
(56) 2013/12/05(Thu) 13時頃
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−過去のはなし−
…悪いね。 ボクはまだ死ぬわけにはいかないんだよ。
[復讐の途上の女は切り付けられた肩を押さえながら、地面に臥した相手に言った。女の着ているワンピースは血や土などで汚れていた。
薄紅色の髪を持ち、フードを目深にかぶった若者は出会い頭の自分の命を狙ってきた。女は動揺しつつも、動きやすい場所に誘導して若者と対峙した。
吸血鬼を狩り、殺す、という意思が本能に刻み込まれているモノは、戦い方は未熟でも恐ろしく強く。 互いに多少なりと怪我を負った末に、女は若者の心臓を破壊し、殺害した。
死んだダンピールの身体は灰となり、女はダンピールも灰になるのか、などと無感動にそれを眺めていた。 その灰に、立ち上がろうとした女の血が一滴落ちて。]
(57) 2013/12/05(Thu) 13時半頃
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…っ、く…!
[ダンピールの灰の中から小さな紅い蛇が生まれ、牙を剥いて女に襲い掛かろうとした。 それをいなし、咄嗟に持っていたナイフで両断すると、蛇は動かなくなってやがて灰と同化した。]
…は…。
[息を整えながら、女は灰に混じる紅砂を見つめていた。
以前、同族から聞いた事があった。 吸血鬼の中には、特殊な血を持つ者もいるのだと。]
(58) 2013/12/05(Thu) 14時頃
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…あは。 これって、そういう事なのかなぁ?
[女は手首の傷口をぺろりと舐めて笑った。
吸血鬼の灰に自分の血を混ぜる事で、吸血鬼とダンピールとを判じる術を、女は授かっていた。
――それは、友人であるグロリアにも話していなかった秘密。 その事について女は、少し変わった血を持った、という認識しかなかったけれど。**]
(59) 2013/12/05(Thu) 14時頃
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―1F廊下/少し前―
……………。 貴方のほうがどう考えても素直よね……。
[時計屋の様子に少しだけばつの悪い顔をした。 女の呟きは少年を介抱する男の耳には届いていないようだった。 彼の内心を知りようもないが女は作為的に振舞っており、その意図が成功しているような様には内心安堵を覚えていた。]
関わり合いをもたなければ…迷惑もかけないけどね…。 ふふ、飲みすぎかしらねぇ…私。
[追い払われる様子に笑みを浮かべそのままキッチンへと戻っていく。]
(60) 2013/12/05(Thu) 16時頃
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―キッチン/現在―
………。
[時計屋と別れた後。 何本目からのボトルを開け、渇きを潤すかのように飲み進めていく。 胸元を少し押さえてから、テーブルの上を見ると空になったボトルが散乱している様子が見えた。]
………………?
[女の声だけが響いている空間に、小さく声が聞こえた。 廊下の先から聞こえるようだが、これは――――。]
泣き声…かしらね…。誰か泣かせて…全く…。
[興味本位でその声の方まで向かうことにした。]
(61) 2013/12/05(Thu) 16時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 17時頃
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―グロリアの部屋前―
………何事?
[部屋の外にいるマドカへとそう問いかける。 ボトルを携えながら部屋を覗き込むが、それだけでは状況を理解するには及ばなかった。]
……………。
[話しを聞いていたが。 それが終われば静かに目を開いた。]
………ダンピール、ね。
[部屋の中で泣く姿。 それを見据えたままワインを呷った。**]
(62) 2013/12/05(Thu) 20時頃
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[サミュエルの声>>32を聞いてもふと目を細めるのみで その時は何も言葉にはしなかった。
弾き語りの終わる頃>>33。 まるで思い出したように深い呼吸をひとつした。 一拍、二拍と置いた後、手を大きく打ち鳴らし送る称賛。]
好いものを聴かせて貰った。
[演奏とその歌声に引き込まれるのはそのものの上手もあれど こもる情感がそれをより際立たせているように思えた。 聴けば虜となり憧れるものも少なくはないだろう、とも。]
(63) 2013/12/05(Thu) 20時頃
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[暫くしてサイラスが戻ってくる。 張られた声>>42に些か驚いたように目を瞠り彼を見遣る。 聞こえてきたのは、ダンピール>>43の事。]
――…、っ。
[息をのむ音が漏れた。 眉をきつく寄せて険しい表情。]
何があった。 そう言い切れる理由を、聞かせてくれ。
[説明を求めればグロリアの事>>44が聞けて]
グロリア嬢が、灰、に……? そんな、……っ。
[まさかという思いで漏れる声。 サイラスが冗談を言っているようには思えない。 けれど、それが冗談であれば、と思ってしまう。]
(64) 2013/12/05(Thu) 20時頃
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[グロリアは優しい娘だったと記憶している。 一介の商人に対しても親身になってくれた彼女。 不穏な噂が流れる中、宴の誘いに応じる程度には情を抱く相手。 グロリアと親密である者の受けた衝撃は如何ばかりか。 知らず視線の向いた先にあったのは表情なくしたクラリッサの貌>>49]
クラリッサ嬢――。
[掛けた声も今の彼女には届かぬか。 ふらりと立ち上がり駆けてゆく彼女とそれを追うマドカ>>56。 男は二人から少し遅れてリビングを出る。]
(65) 2013/12/05(Thu) 20時頃
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[グロリアの部屋近くにはマドカとジリヤの姿がある。 ワイン呷るジリア>>62の傍までゆくと 中から女の泣き声>>51が聞こえた。]
――…。
[それだけでもサイラスの語った事が本当だと知れるが 扉をくぐり部屋の中に入ると寝台へと歩みよる。 寝台の上に残る灰とグロリアを示す赤薔薇のチョーカー、 それに黒のワンピース。]
くっ、誰が、こんな事を。
[哀しみに混じる奪われた悔しさ。 誰がという自分の発した言葉にはたとする。]
(66) 2013/12/05(Thu) 20時半頃
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[嵐が来て船は往来できぬだろう。 小島の屋敷に居るのはグロリアと招待客だった。 他の気配は感じられない。
ならば、集った者の中にダンピールが居る。 そう導きだすのにさして時間は掛からない。]
誰が、ダンピールで。 誰が、グロリアに二度目の死を――…、
[つぶやく男の表情は厳しい。]
(67) 2013/12/05(Thu) 20時半頃
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[サイラスがリビングに向かってからクラリッサが此処へやって来るまで、片時も動かず壁際で彼女の遺灰を見ていた。
誰かの気配を感じれば>>50、そちらに視線を投げる。 こちらには目もくれず、彼女は真っ直ぐにグロリアだったものへ]
……ああ、サイラスさんか
[彼が事態を知らせて回ったのだろう。 一人納得すれば、ゆっくり立ち上がり。
彼女の泣き叫ぶ声を、特等席で聞いていた。 やがてやってきたシーシャ>>66の苦い呟きも。
この島にやってきた時から行動を共にする二人の負の感情は、背筋に甘い痺れを走らせた]
(68) 2013/12/05(Thu) 21時頃
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−少し前−
[>>45マドカの元に行った先では額を撫でられた。 口ぶりからどうやら目撃されていたらしい事が分かり、羞恥で僅かに頬が染まったか。 子供をあやすような口調に女は眉を下げる。]
…ちょっと驚いただけで、怒ってはないんだよっ。
[先刻の失態を取り繕うような言葉は声量を絞ったもの。*]
(69) 2013/12/05(Thu) 21時頃
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[まだグロリアの部屋に1人でいた頃。 灰になった彼女を眺めながら、同族の言葉>>*1>>*2を思い出す。
彼女だった物を睨みつけながら吐く言葉にどんな想いが詰まっていたのか。窺い知る事は出来ないが]
……迷惑、ね。それ、俺も入ってんのかな
[ひとりごちたところで、この場に彼はいないのだが]
(*4) 2013/12/05(Thu) 21時頃
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[クラリッサの嘆きの深さを泣き声から感じる。 だからこそありきたりな慰めを口にするのは憚られた。]
――…クラリッサ。
[彼女の名を紡ぐ。 薄桃のワンピースの肩へと手を伸ばし 浮かばぬ言葉の代わりに、触れようとする。]
(70) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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─グロリアの部屋の前─
[扉の向こうから聞こえるクラリッサの泣き声。それをどうにかしてやれる気がしなくて、ただ部屋の前に立ち尽くす。 子供のあやし方、慰め方は知っていても、友人を失くした者の慰め方は知らなかった]
歳食ってるクセに。
[自己嫌悪に似た呟きを吐いて間もなく、ジリヤがこちらへとやって来る>>62 問われれば、サイラスから聞かされたダンピールがいるという事実、そしてグロリアがその手によって屠られた事を伝えただろう]
(71) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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―リビング/演奏後―
[弦の音が静まった頃、幾つもの拍手を耳に受ける。 その演奏がサイラスを固まらせていたと気付かぬまま、 差し出された手>>36を握り返し、緩く笑んだ。]
――――… ありがとう。
[シーシャ>>63からの賞賛にも、やはり同じように感謝が零れた。 マドカ>>55の呟きはぼんやりと聞こえた気がした程度だったが、それでも「怖いお兄さん」なんて語を聞き拾った時>>45のような些か優れない面持ちはもう浮かべてはいなかった。 声を評した言葉の存在に、笑みには少しだけくすぐったさも混じっていた。]
(72) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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[クラリッサから礼の言葉を直接聞くことは無かったが>>47。 先程の様子>>46から、もう今は怒っていないらしいことは察していた。 その理由は未だ判らず、不思議さも感じてはいたが――。
グロリアの知己たる彼女がダンピールでないと判ったことによる安堵は、確かに感じていた。]
(73) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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[フィリップの不在に漸く気づいた時、具合悪そうに見えた先程の彼の姿を思い出した。 そんな彼が何処に向かったのかは見当もつかず、ただ微かに案じられただけ。 それも今すぐに追い掛ける程の気持ちとはならなかった。
ダンピールが存在する可能性を思い、けれど結局可能性としか思っていなかったこの青年は。 この時、グロリアの身に何が起こるのか、何も考えてはいなかった。**]
(74) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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[今此処で表情を崩してしまえば、疑いを呼ぶだろう。 ただ必死に、顔を崩さぬように唇をかみしめた。
あの日の感覚に遠く及ばないが、今身体を走る痺れは間違いなくあの日と同種のもの。 ああ、やっぱり、『これ』だったんだな。
まだ死ねない。あの日をもう一度思い出すまでは。
差し当たって必要なのは自分が此処にいた理由の言い訳だろうか。 サイラスがグロリアを発見した経緯>>44の中にフィリップの名も含まれていたかもしれないが、当然その場にいなかったフィリップが彼の話した内容なそ知る由もなく。
静かに頭を回らせた]
(75) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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―リビング→―
[一度リビングを出ていたサイラスが、戻ってくるなり告げたこと>>42>>43に、先ず大きく瞬いた。 断定するような言い回しに、此方から詰める前に、他の者たちから問いの声があがり。 こうして、事の仔細>>44を聞くこととなった。]
………
………んな、馬鹿、な、
[最後に見たグロリアの顔は、ほんの少しだけ血色がよくなったように見えた。そのことを、思い出した。 血の気が引いて、思考が止まって――。 椅子を蹴る勢いで立ち上がり、リビングを駆け出したのは、他の面々が既に出て行ってからになっていた。]
(76) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
|
|
[天上を見上げる。吹き抜けになっていて、外の嵐で舞う雪煙が黒く見える。その様は、ダンピールの手によって灰にさせられてしまったこの邸の主を思わせた]
おやすみなさい、グロリア。貴女はもう、飢えのままに人の生き血を啜り、捕食者を殺さなくて済むんだね。
それは少し羨ましいけど。けど──……
(77) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
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|
私は死ねない、死ぬなんて出来ない。
[傍にいるだろうジリヤに聞かれるのにも構わず、独り言を続ける。 続けながら、垂れた髪を掻き分ける様に右のうなじに触れる。 この咬み痕がある限り、私は自分の身体を生かさなければならない。 この痕跡だけが、短い間の連れ合いが生きていた事を証明するものだから。
だから──……]
取り合えず、ダンピール殺さなきゃ。
[今までの頭の緩そうな少女然とした声はどこにもなく、無機質とも思える冷えた声で落とした。 そうして間もなく、シーシャが現れた>>66 他にも姿を現した者はいるだろうか。彼、あるいは彼らが部屋に入るのを、私は静かに見守った]
(78) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
|
|
[>>70名前が紡がれれば、女はぴくりと肩を揺らす。 僅かに視線を向けるとシーシャの足が目に入り。 涙を拭う事もせずに女は表情の抜け落ちた顔を向けて。]
…どこに、
[掠れた声色は酷く冷えていたが、女はそれを気にもせずに。]
何処にいるんだい、ダンピールは。
――殺してやる。
[瞳だけが焼き殺さんばかりの強い殺意を宿していた。]
(79) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
|
|
─回想/サイラスとの会話>>1:186─
[ツレとかいたのかとサイラスに問われれば、口許に力のない笑みが浮かんだのが自分でも判った]
いたよ。もっとも、人間だった時よりも一緒にいた時間は短かったけど。 一人になった時間のが長いからなー……。 だからそう見えないんだろうね。
[力なく笑い、首筋にあるその人のいた痕跡を僅かに指先で掻いた]
なんか少し、アンタに似てたよ。朴訥っていうの? そういうトコとか、淡々とお節介やいてくれるとことか。
[そういう所が好きだったなと、そんな事を思い出して。忘れる為に緩く首を横に振った*]
(80) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
|
|
ボクが殺してやるんだ…!!
[煮え滾るような殺意が女の胸の中で暴れ回る。
復讐を終えて、自分の手に何も残らなかったとしても構わない。 だって光をくれた人がいなくなってしまったのだ。 光が無くなれば、女はまた闇の側へ戻るだけ。
ずっと内に押し込めてきた昔の女が顔を出し、再び復讐をしろと叫ぶ。 ――自分の意思では止まれない。 止める気もない。]
(81) 2013/12/05(Thu) 21時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 22時頃
|
[視界に入ったクラリッサの顔>>79に表情らしきものは見えない。 震えた肩に触れる前に手は止まる。 胸ポケットからハンカチを取り出しクラリッサへと差し出した。]
――…。
[何処に、の声と殺意の篭る眸が鮮烈に映り込む。]
この屋敷に、居るのだろう。 少なくとも、この嵐じゃ島からは出られないはず。
[強い意志を感じるクラリッサの声>>81は これまでの彼女とは重ならず違和感を覚えはするが]
少し、落ち着け。 気持ちは分かるがダンピールの力は侮れない。 あの彼女でさえ、やられてしまったのだから……。
それに、キミに何かあったら グロリアは、きっと、哀しむ。
(82) 2013/12/05(Thu) 22時頃
|
|
─現在─
[グロリアの部屋には何人の客人が訪れただろう。 ただ黙ってそれを眺めながら、私はゆっくりと考える。そうして思いついたのは、どうしようもない力技。
でも、そうでもしなきゃこの吸血鬼しかいない筈だった邸に紛れた、私にとっての異物は排除出来ないだろう]
グロリアが部屋に篭って、発見されるまでの間にこの部屋に訪れる事が出来そうだった者を取り合えず殺していけばいいじゃない。
ま、そこに自分が入る可能性もないわけじゃないけど。でも、何もしないよりはマシ。
[言いながら、羽織ったままでいるジャージのポケットに片手を突っ込んだ。 中にあるのは 生ハムをスライスした、ワインのコルクを抜いた
そうして人だった私の背中を滅多刺しにした、バタフライナイフ。]
(83) 2013/12/05(Thu) 22時頃
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|
―グロリアの部屋前―
[その部屋の中の凶事の証を直に目に映さずとも。 その部屋の中から伝い聞こえてきた泣き声>>51が、凶事が事実であると突きつけてきた。]
グロリア、
[血の気の引いた顔を、けれど努めて感情滲まないものに保った。 内側に沸き立つものを抑えて、部屋の前に居たジリヤやマドカの後ろに立ち止まった。]
………
[ダンピールが確実に居る中で、吸血鬼として為すべきは――。 けれど殺意を示す言葉が口々に聞こえてくれば>>78>>81、己の方からは口を閉ざす。 シーシャのように、上手く宥める言葉を発することもできずに]
(84) 2013/12/05(Thu) 22時頃
|
サミュエルは、クラリッサに話の続きを促した。
2013/12/05(Thu) 22時頃
|
[>>82差し出されたハンカチは一瞥した後に受け取ったが、涙を拭う手つきは荒い。 この別荘の中に、という言葉に女は薄く笑う。]
―そう、それじゃあ嵐の間は逃げられないね?
[逃げられないのはどちらか。結末はまだ誰にも分からない。 落ち着けと言われれば、冷めた視線を向けて。]
呪詛だろう。知ってるよ。 でも殺せなくはないんだ。 ボク、やった事あるもの。
[グロリアの事を出されれば僅かに瞳が揺れるが、すぐに揺らぎは押さえ込まれる。]
だとしても仕方ないよ。 ボクには仇を討つくらいしか出来ないもの。
(85) 2013/12/05(Thu) 22時頃
|
クラリッサは、サミュエルに話の続きを促した。
2013/12/05(Thu) 22時頃
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[考える。グロリアの部屋を訪れる事が出来る可能性のある者を。 和やかに、そうして嵐の中の割に穏やかに過ぎた時間を。
手癖でポケットの中のバタフライナイフを一度出し、そうしてまた仕舞う]
サミュエルは入らなくていいの?
[>>84グロリアの名前を呟くその人を見つけ、首を傾げてから思い出す。
彼もまた、可能性に当てはまる者だと]
(86) 2013/12/05(Thu) 22時頃
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|
ねぇ、サミュエル。私考えたんだけど。 グロリアの部屋に行った可能性のある人を適当に殺していけば、ダンピールに当たるんじゃないかなって。
[そこには君も入っているんだと言外に滲ませ、そうして疑惑と憎悪の篭った眼差しでサミュエルを見上げた]
(87) 2013/12/05(Thu) 22時半頃
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|
[涙拭うクラリッサの薄い笑みと声>>85に緩く頷く。]
逃げられないはずだ。
[それは島に残る者全てに言える。 脅威となる存在から逃げられぬから、戦うしかない、と思う。]
彼女の使用人が操る船は対岸に戻ったはず。 それに船があったとしてもこの嵐じゃ海にのまれるだろう。
[呪詛の話と彼女の経験を聞くと意外そうな表情が浮かんだ。 微かな揺らぎに、また、言葉がのまれる。]
――…。 仇討ちなら力を貸す。 一人で背負い込むな。
[浅く伏せた柘榴の双眸に静かに闘志を湛え低く囁いた。]
(88) 2013/12/05(Thu) 22時半頃
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―グロリアの部屋前―
………取りあえずって、簡単に言うが。
[マドカ>>83の言葉に小さく零し、その先を口に出す前に、彼女>>86の方から訊ねられた。 きらりと光る鋼の色も一瞬目には映り瞬いたものの、その時確かに抱いた緊張は言葉にはしなかった。]
今は、いい。 クラリッサさんが落ち着くまでは。
[この時は、ただ無表情にそれだけを述べた。]
(89) 2013/12/05(Thu) 22時半頃
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[マドカ>>87の考えには、少しだけ眉を寄せてみせた。 それは先ほどの彼女の言葉>>83からも思ったことだが――。]
あのな。 ダンピールってのは、俺らや人間たちと違って 殺す相手に近づかずとも、殺しに掛かれる呪詛がある。 まあ、呪詛って言っても色んなのがあるらしいが――…、
だから、部屋に行ったやつがあのひとを、 殺しにいけた、とは限らないんじゃないか。
[最初に見舞いに行ったが己であるが故に、この指摘に保身が混ざっていることは自覚していた。 そしてその保身故に、自らに「見定める」力があることも、この場では打ち明けられずにいた。]
(90) 2013/12/05(Thu) 22時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 22時半頃
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[>>88現状を語るシーシャの声に憎しみに染まった瞳は少しだけ落ち着きを見せたか。 けれど殺意が溶けて消えたわけではなく。]
そうだね。
……。 ―淑女じゃなくて幻滅したかな?
[意外そうな表情が浮かべば、肩を竦めてみせ。 呑まれた言葉が何だったのか女には分からない。―関係ないとさえ思う。表に出ない言葉など、今の女にとっては意味がない。]
……それならボクの事を信用させてよ。 貴方は誰が怪しいと思う?
[助力する、という囁きに薄く笑うと、するりとシーシャの方に手を伸べる。 真意を見定めようとするように褐色を真っ直ぐに向けて。
ダンピールと吸血鬼を見定める手段を女は持っているが、それは殺さなければ分からない。 ―グロリアがいなくなってしまった今、誰かを無条件に信用する事は出来ず。]
(91) 2013/12/05(Thu) 22時半頃
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呪詛、ね。
[サミュエルの言葉>>90に、確かにそんなものもあったと思い出す]
気に入らないやり口。
[一緒に歩いていた。ごく普通の日常だった筈なのに、視線を感じて目を逸らした次の瞬間には、隣にいたその人は灰と化したんだ。 そうした者は、姿は表さず……]
限らないとは言っても、じゃあ君はどうやってダンピールを探すの。排除出来る可能性は、潰していった方がいいんじゃないかしら。
[まっすぐに男を見上げた]
(92) 2013/12/05(Thu) 22時半頃
|
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―グロリアの部屋の前―
…………。 死ねない……死ぬことはできない…。 普通はそうなんでしょうね…。
[マドカの強い決意。 それを耳にして小さく呟く。 死を求めて生きるという矛盾を抱えた己より彼女は強いのかもしれない。]
………仇討ちですか…。
[部屋の中の様子を冷静に観察する。 あまり争った様子に見えないのは来訪者が部屋に訪れなかったからか。 邸宅の主人の様子から察するにある程度の警戒は抱いていたようではあったから見知らぬ者を簡単に部屋に招き入れるようなことはないと思うが。]
呪詛……の可能性が高いですね…やはり。
[顔見知りでない者となると――――。 当然疑われるは己であるが。]
(93) 2013/12/05(Thu) 23時頃
|
|
[>>93ジリヤの呟きを拾えば、不思議そうにその白い顔を眺めた]
普通、とは違うと思う。ただ、私がそうしたいだけだから。 家族や友達と一緒に過ごせる時間から切り離されて、あまつさえ人の血を啜らなきゃ生きてけない化物になったんだ。 生きていこうなんて割り切るのって、私は存外難しいと思ってるよ。
で、アンタはどうだったの。グロリアの部屋、行ったりした?
[やはり、疑いの眼差しでそう問いかけた]
(94) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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[女は考えを巡らせる。
どうしてグロリアだったのだろう。一人でいたからか。 恨みを買い、殺される理由ならば、絶対に自分の方が多いのに。
ダンピールの若者を殺し、敵の男を嬲り殺しにした。 ―他にも大小の罪で沢山手を汚している。
淑女だなんてとんでもない。 ―むしろ真逆に位置する事を、女は自覚していた。]
(95) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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うさぎさんは私が予想する以上に達観されてるようですね。 割り切って、生きて……ですか。
[マドカの口から紡がれる言葉(>>94)に暫し黙る。 けれど、続いた質問には事実を答えた。]
邸宅内をウロウロしていましたが入ってないですよ。 前は通りましたが用事もないですし。 入ってないっていう証人はいませんけど。 一応、殺しときます?私のこと。
[ただただ淡々とそう答える。]
(96) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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[人間の子を宿したらしい知己の女吸血鬼はどうなったか。 最善の選択を、と彼女に言わなかった過去をずっと後悔していた。 ふとした折りにグロリアにその話をした事がある。 過去を肯定も否定もせずにただ手を握り傍に居た彼女の優しさ。 灰となった彼女を見て、そんな記憶を過ぎらせた。
先ほどよりも落ち着きが感じられるクラリッサ>>91に 仄かな安堵の表情を浮かべ]
――淑女だから好意を抱いたわけじゃない。 情の深さも激しさも、意志の強さも、 知らなかったキミの一面が知れて、嬉しい。
[軽い言葉を静かに紡ぐ。]
いきなり難題だな。 怪しいとするなら――…、直接の招待を受けずに来た者か。
[伸べられた彼女の手を掬うように下から重ねる動きをして 向けられた褐色を見詰め答えるが、術無き男に思いつくのはそんな事くらい。]
(97) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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うさぎじゃない、マドカ。まぁ、反応出来る自分も大概だけど。
[ジリヤの達観している>>96の言葉には何も答えずに告げる。少しだけイラついた様な語気になったのは、なす術なしという気持ちからだろう]
信じるかどうかは別とするわ。他人を信じるって、どういう事か忘れかけてるし。
んじゃ、質問を変える。他に誰か、この部屋周辺で見たりした?
[なす術のない焦りを感じながらも、使える情報はないかと言葉を紡いでいく**]
(98) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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[そんな女の過去を知っているのはグロリアだけ。
復讐の事を告白した時、彼女は痛ましげに蒼い目を伏せて女を抱きしめてくれた。 そしてこれからは自分も幸せを求めていいのだと、優しく説いてくれた。
女は吸血鬼になって初めて泣いた。]
(99) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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[「気に入らないやり口」とマドカ>>92が語るのに、溜息にも似た息を吐き。 それから彼女が真っ直ぐに見上げて問うたことに、暫しの間の後、口を開いた。 「どうやって」探すのか。そのことを思い、間が空いてしまった。]
……それは、なりふり見て考えていくしかないさ。 嘘ついてりゃ、どこかで綻びが出る。そういうものだろ。
(100) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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(ごめんね、グロリアさん。 もしかしたら貴女の言うようになれるかも、なんて思っていたけど。
――ボクにはやっぱり無理みたいだよ。)
[あんなに優しいグロリアが恨みを買って死んだとは思えない。 それでは、何故彼女は手折られなければならなかったのか。
女は表情を変えずに、まだ見えぬダンピールにふつふつと殺意を煮えさせる。*]
(101) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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それで、なんだが。 少なくとも、クラリッサさんは違う……と、俺は考えてる。
あれだけグロリアさんの為に、本気で泣いて、本気でキレて―― あれが殺したやつの演技だとは、ちと考えられない。
[本当の根拠はそこでは無かったのだが、それは口にしなかった。 そしてこの言葉は、同じ場に居合わせたジリヤにも向けたもの。
ただこの時、「親しいものだから」違う、とは言わず。 ジリヤが招待客でないらしいことは訊いていたものの、それでもこの時、はっきりとジリヤを疑う素振りは見せなかった。]
(102) 2013/12/05(Thu) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 23時頃
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[>>97シーシャが過去に後悔を抱えている事は女は知らない。そしてグロリアとの過去を思い出している事も。]
――そ?
[軽い言葉には薄く笑って首を傾げてみせるだけ。 擬態は剥がれてしまったから、前のように無邪気には振る舞えない。 伸べた手が掬うように下から重ねられても女は目を細めるのみだ。]
ふぅん…招待を受けていない人、ね。
[招かれざる客という事か。 女の頭には咄嗟にジリヤとフィリップの姿が浮かんだ。―どちらもリビングから一度離れている。 最初に疑いをかけるのには、矛盾はないようにも思える。 取り敢えず、裏はなさそうだ、と判じる。]
(103) 2013/12/05(Thu) 23時半頃
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………部屋の周辺。
[ここに来たときのことを思い出す。 彼が座り込んでいたのはここだったろうか。]
………さぁ、どうでしたでしょうか…。 会ったといえば会ったかもですね。 参考になるかどうかは分かりませんが、残念ながら私は名前を覚えることが苦手ですので答えるのが難しいですね、うさぎさん。
[マドカの質問にはぐらかすかのように答えるは。 焦る彼女を落ち着かせるためだったのか、逆に煽るためだったのか。]
(104) 2013/12/05(Thu) 23時半頃
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――…どっちかなぁ?
[フィリップがグロリアの部屋の前にいた事はサイラスから聞いたのだったか。 思い出せない事に内心舌打ちをして。
――あぁ、でもどちらにせよ、今は武器を持っていない。 女はリビングにある自分の持ってきたトランクに意識を向ける。 護身の為、というには物騒な代物を其処に隠していた。]
(105) 2013/12/05(Thu) 23時半頃
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そうですね。 殺したなら泣いたり怒ったりしないでしょうね。
"殺してしまった"のなら知りませんけど。 仰ることは一理あるかと思います、いい推理だと思いますよ。
[考えられない――――と。 そう告げた男(>>102)の言葉に賛同と軽い異論を唱える。]
皆さんが私を疑うのは道理だと思いますよ。 伝えておきますが、私はいつ殺されたって構わない。 特に抵抗しませんから、ご不安なようなら一思いにどうぞ。 あー…ちょっとだけ離れます、すぐ戻りますから。
[話半分にその場から離れた。]
(106) 2013/12/05(Thu) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 23時半頃
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[探す力など無いから情報から手探りで探すしかないと思っている。 極端な話、敵意が見えれば戦うのが関の山だろうとも。]
ああ。
[短い音と共に首を傾げるクラリッサに頷く。 少なくとも幻滅する要素はないと伝われば今は十分。 彼女が浮かべた人物と男の考えた者は重なるがそれはわからない。]
今のところそれくらいしか浮かばない。 手掛かりがあればいいんだが――… この部屋にそれらしいものは見当たらないし。
[チラとフィリップの姿を目に留める。 唇を噛み締めるさま>>68からは何を考えるかは知れなかった。]
(107) 2013/12/05(Thu) 23時半頃
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[静かに触れて下ろされる手。 クラリッサの意識は既に別へと向くのが彼女の声>>105で知れる。]
――――。
[案じる言葉は掛けず、一度目を伏せ息を吐く。 扉の向こうへと意識向けるとまだ其処に気配と人影は感じられ]
レディーの部屋に長居してしまったな。 失礼するよ。
[グロリア、とくちびるのみで綴り、男は部屋を出る。]
(108) 2013/12/05(Thu) 23時半頃
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[マドカとジリヤ、サミュエルが話すのが見える。 彼女らの間を通り抜ける際に、ゆるく会釈をして そのまま歩み、玄関の方へと向かう。]
(109) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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[>>107頷かれれば僅かに目を伏せて。 これまでのシーシャの態度にぶれはない。 むしろ豹変した(ように見える)自分の方に違和を感じるかもしれないが、誰かがそれを理由に女に詰め寄る事はなかった。]
手掛かり…そうだね。 そういうのは、人間と違って難しいんじゃないかな。
[吸血鬼の遺体は灰になってしまう。 手掛かりなど、相手が注意していれば出てこないだろう。 同族から聞いたもう一つの異能。存在のみ耳にしたその事を口に出す事はしない。 もしこの中にいれば、それを持つ者は生き残るべきだからだ。
シーシャが誰かに視線を向けるのに気付けば、つられるようにそちらを見て。 温度のない視線をちらとフィリップに向けた。]
(110) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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―回想/マドカとの会話>>80―
いや、見えねぇっていうか……
―――そうか、いたか。
[そう真面目に応えられると、 からかい半分で口を突いただけどは、なんとなく言い辛い。
そんな表情をするなんて予想はしておらず、 返す声が高さを失って、
力なく笑う顔を見ては居た堪れなくなり、少し視線を下へとずれた。
そして、「ソレ」をちらりと垣間見たのだ。
首筋に残る、疵痕のような――]
(111) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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[>>108下ろした手は胸の前で握って。 シーシャが無言のままにため息をつく音は聞こえたが、それを指摘する事はない。 女は招かれざる客の方のどちらが怪しいかを考えていたが。]
―…。
[レディーの部屋に、という言葉にふと目を瞬かせ。 此処がグロリアの寝室である事を思い出した。]
―弔いをしてもいいかな。
[女は目の前のグロリアだったものを見て目を伏せ、場にいた者の許可が得られれば、ワンピースやチョーカーについた灰を丁寧に払う。 そして灰を何処かに安置しようと、室内に適当な容れ物はないか探し始めた。]
(112) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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―グロリアの部屋前―
[――うさぎ呼びは、確かに間違ってはいない。間違ってはいないが。 そんな微かな心の声は心の内だけに留め、マドカに答えるジリヤ>>96の方を見た。 淡々とした答えの中に「私のこと」という言葉を聞いてはたと瞬くも。 この時はただふたりの遣り取りを聞くのみに留めた。
部屋の周辺で誰かを見たか、の問答には口を挟まない。 それはサミュエル自身も、グロリアの部屋近くに誰の姿も見た覚えがなかったからでもあったが。]
(113) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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殺してしまった――、か。
それは無い。 ……とは思いたいけどな。
[ジリヤ>>106が口にした異論に、ほんの少しの間目を伏せ。 その後彼女が続けたことに、再び顔を上げた。]
ああ、そうか――…ってか、あんた、 殺されてもいいとか、それって如何いう……っ、
[言葉伝えきらぬうちに、ジリヤの背は遠ざかっていく。 すぐ戻ってくる、なんて言葉を信じていいかも判らぬまま、 けれど足は直ぐにはその場からは動かなかった。]
(114) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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―1F玄関― [空のワインボトルを揺らしながらやってきたのは、この邸宅で初めて立ち入ったこの場所。]
…………。
[花瓶に飾られていた花に手を伸ばす。 そっと花弁を指でなぞってから1輪花を取り出した。]
全ては海に還る 私たちは……海に還れるのかしら… 人間も吸血鬼もダンピールも……元を辿れば一緒だったろうに…ね…。
……神の前では人類みな平等なんて言葉もあるけど……ホント、神様もクソよね…。
[死へと還った女を思い、せめてもの弔いを――――。 それは、自分が人間でなのだという意識なのか。]
(115) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/06(Fri) 00時頃
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(…………っ、)
[渇きを感じた。
ドクンと動悸を感じた瞬間、視界が一度だけ大きくブレて。
持っていたグラスの中のワインを口に含み、 気を紛らわそうと。
そんなことをしていたから、 「アンタに似てたよ」という言葉は>>80、 男の頭には届いてはいなかった。
顔だけは、なんとか笑みを繕えていただろうか。
せっかくの愉しい夜に、 準備を怠ってしまったなんて、気取られたくはなかったから。]
(116) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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シーシャは、クラリッサ>>112の声が去り際聞こえ、「ああ」と是の響きを返した。
2013/12/06(Fri) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/06(Fri) 00時半頃
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―玄関近く―
[同じ方向に向かうジリヤが立ち止まったのは 男が行こうとしていた場所と同じ。 途中から薄々そんな気はしていたからやはりという顔になる。]
海に還りたいのか?
[声>>115が聞こえて、思わず口を挟んだ。]
――…や、なんでもない。 邪魔をしたな。
[続く声に、ゆると首を振り、踵を返す。]
(117) 2013/12/06(Fri) 00時半頃
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―グロリアの部屋前→グロリアの部屋―
[シーシャ>>109がグロリアの部屋から出る姿を捉えた。 彼からの会釈に、はっと同じ会釈を返してから、少しの間その背を眺めていた。 クラリッサと彼との話は確りと聞き取れていた訳では無いが、 少なくとも幾らかの落ち着きは戻ったのだろうとは察せられた。
クラリッサは未だ部屋に残っており、他の者の気配もあるような気もしていた。 少しの間目を閉じ、長く、息を吐いて]
………マドカさん、俺もちょっと、行ってくる。
[そう断ってから、グロリアの部屋へと踏み入った。]
(118) 2013/12/06(Fri) 00時半頃
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―1階玄関―
………あら? 還して頂けますか?なんて…。
[踵を返す様子を見て、こちらの用事は済んでいることを考える。]
………。 邪魔されましたが、私の用事は済んでいるので。 何かあるならどうぞ?
[歩いてきたのとは違う方向に立ち去ろうと。 わざわざ玄関にまで来たというのだから何かあるからだろうと女なりに気を遣った形である。]
(119) 2013/12/06(Fri) 00時半頃
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―玄関近く―
[後ろ背に答えが返り足が止まる。 背を向けたままジリヤに顔を向けて]
切望するなら善処するが?
[困ったような笑みを薄く刷き、 冗談とも本気ともしれぬ言葉に答えた。]
俺も、此処に用があったわけじゃない。 ちょっと煙草を吸おうと思って、 人の居ない場所を探してただけだから。
[別段この場所に拘ってはいないとゆると首を振り、 去る必要はないと告げる。]
(120) 2013/12/06(Fri) 00時半頃
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―グロリアの部屋―
失礼、するよ。
[その場に居る者の姿を見遣り、それから、黒いワンピースと赤薔薇のチョーカーへと視線を落とした。 目に映るは灰の色――呪詛に掛けられた者の存在を示すいろ。]
………………、
[表情は変えない。感情は滲ませない。滲ませないまま、]
弔いはしてやらないと、な。 ――あの棚の方に、箱があったから、それに。
[掛けた言葉は丁度、彼女が口にしていたこと>>112への是の形にもなり。 先に見舞いに行った時に見たものを思い出しながら、棚の一つに手を掛けた。]
(121) 2013/12/06(Fri) 01時頃
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……クッ
[もう無理だ。限界だ。 自分に向けられた冷えた視線>>110を思い出し、ついに口端が釣り上がる。
その僅かに漏れた声は、弔いを始めた彼らに届いたのか]
(122) 2013/12/06(Fri) 01時頃
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―…。
[部屋の中で綺麗な細工の施された小箱を見つけた。薔薇の花を模した意匠を指でなぞる。 グロリアが以前にこの箱を自分に見せてくれたのを思い出した。けれど彼女はもうこの世に存在しない。
女はきつく唇を噛み締めて、揺れる感情を堪える。 どろどろとした醜い感情を抱えながら彼女を弔いたくはない。 ―せめて今だけは彼女を悼む事だけを考えようと。
女はそれを元に戻して小さく息をつく。華奢な小箱は棺にするには小さすぎる。 >>118其処へ女が小箱に意識を向けていた間に室内に入っていたサミュエルの姿が見え。 部屋の前で交わされていた彼らの話は女にはよく聞こえておらず、それ故に彼が自分を庇うような発言をしていた事も知らない。
表情のない顔をちらと棚の方へと向かうサミュエルに向ける。 ―グロリアの部屋に行っていた彼は信じるに足る者か。 それを見定めようとするように。**]
(123) 2013/12/06(Fri) 01時頃
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―1F玄関―
………意外と悲願かもしれませんよ? ご縁がございましたら是非に……ふふ、ジョーダンです。
[相手の笑みの本意は知れず。 こちらも答える顔は同じような色になる。]
……煙草…ですか…。 ………………。
[もう1輪花を取れば、相手のほうに歩みを進める。 笑みを浮かべたまま男へ1輪の花を差し出した。]
………特に意味はないです。 しいて言うなら海に還った彼女のために貴方もどうぞ。
[そのまま押し付ければグロリアの部屋へと戻っていく。]
(124) 2013/12/06(Fri) 01時頃
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――――…ふ。 冗談ならそれで良い。
[疑いの向く一人ではあるがどちらかといえばそれは未だ薄く。 ジリヤの応え>>124に小さく頷く。 歩んで来た彼女から差し出された一輪の花を見て 再び彼女の双眸を見詰めた。]
弔いの花。 十分に意味があるじゃないか。
[ジリヤへと向き直り花を受け取る。 立ち去る彼女の背を見えなくなるまで眺めていた。]
(125) 2013/12/06(Fri) 01時頃
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フィリップは、笑みを浮かべたまま、壁に身を預けた**
2013/12/06(Fri) 01時頃
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―グロリアの部屋― [少し迷いつつも目的の場所へと到達する。 そしてそのまま部屋に入って彼女の亡骸。 否、正確には彼女であったろう灰の前に立った。]
………思い入れなどはありませんでしたが。 それでも、こうして出会ったことに必然でしょうから。 ゆっくり、休めるといいですね。
[彼女の身体だった上にそっと花を置く。 周囲の視線も状況もまったく省みずであったので、少年の嘲笑(>>122)などには全く気付く由もない。]
………。
[そういえば、空いたボトルを持ちっぱなしであった。 酒が入っていれば弔い酒にでもなったかもしれないと少し思う。]
(126) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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―グロリアの部屋―
[クラリッサ>>123が手を伸ばしていなかった棚の中に、螺鈿細工で彩られた箱を見つけた。 化粧道具を収めるための、幾らか大きめの箱。 灰を全て収めるには少しだけ大きさが足りないかと思いながらも。 その間に彼女から向けられた視線には気付かぬまま、無言のまま、箱に手を伸ばした。
無言のままだったから――その場に僅かに洩れた声>>122にも、辛うじて気づいた。]
――――フィリップ?
[部屋に入って彼の姿を見た時は、具合を損ねているのかくらいに捉えていた。 それはリビングでの出来事もそうだったし、今の現状と照らし合わせても――。 けれど今の彼の面持ちには、どんな色が映っている?]
(127) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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―――――…何、笑ってるんだ?
[壁に身を預けるフィリップを、黒い両目は、じ、と見つめる。**]
(128) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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サミュエルは、ジリヤの訪れる気配>>126は感じていたが、そちらには顔を向けていない。**
2013/12/06(Fri) 01時半頃
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―玄関―
[人の気配が遠くなれば手元の花へと視線を落とした。 茎に指滑らせればくるくると花がまわる。]
花なんて俺には似合わない。 けど、これも、――…
[グロリアが来客の為に選んだ一つなのだろうか。 ちらと過る考え。 花がグロリアを思い出させ微かに胸を苛ませる。]
結局、挨拶くらいしか出来ないまま。 ――…土産も渡せやしない。 言付も、伝えられないまま。
[失って、寂しく思っているのだと、男は漸く自覚した。]
(129) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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[そういえば、マドカへの質問を濁したままであったが。 そのことに関して彼女から問い詰められるかもしれないということも、ここに来て思い出す。]
ああ、…あー…うさぎさん。
[名前を思い出そうとしたが難しかったようだ。]
誰と会ったかは秘密にしておきますが、私はこの部屋の外で気分を悪そうにしていた人と会ったことはお伝えしておきます。 今回の件とは関係ないかもしれませんから。
[その本人は視線を向けず。 彼女が今、その答えを求めているかは分からなかったが。]
(130) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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…………?
[ここにきて部屋の中の違和感に気付くか。 フードを被ったままの姿。 無表情のまま見渡す。]
……………。
[邪魔にならないように、と。 少年のような彼がいる壁とは反対へと背を預けた。**]
(131) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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―玄関―
[扉に背を預け天を仰ぐ。 嵐の激しさを扉ごしに感じた。 風の音が嘆きに聞こえ顔あげたまま目を伏せる。]
いつのまにこんなに絆されてたかな。 ほんと、困ったお嬢さんだ。
[グロリアへと向ける言葉。 彼女が聞けば綻ぶような笑みが見られただろうか。 共に過ごした時間を思い出し、花を握ったまま、俯いた。**]
(132) 2013/12/06(Fri) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/06(Fri) 01時半頃
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―リビング/グロリアの死を伝えた後―
[事実を伝え、詳細を訊ねられたなら、 その者の顔をじっと見据え、淡々と答えただろう。
その様子を訝しげに思った者も、中にはいたかもしれない。
けれどグロリアとは、 死を嘆き悲しむ程の付き合いの長さではない。 もう少し時を共有していたなら、 そういった存在になっていたかもしれないが。
とは言っても、初対面である男に対しても寛容で、 本日の饗宴には感謝もしていて。
ただただ驚きだけが、男の心を占めていた。
もっと親しい仲の灰化を、過去に目の当たりにしていたから。]
(133) 2013/12/06(Fri) 03時頃
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|
[駆け出す者。それを追う者。 皆がグロリアの自室へ向かう中、男は一人リビングに残った。]
……ったく、何でこんな身体に。 ックソ!!
[ワゴンに歩み寄り、持ち主を喪った上質なワインを、 ジリヤよろしく瓶から直接煽った。
渇く、渇く、渇く……。
ワインで満たされない欲求に、 自身の服の腕を捲り、深く歯を立てた。
そんなことをしても、痛みが伴うだけで満たしきれない。]
(134) 2013/12/06(Fri) 03時頃
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[潤してくれるのは「人」の血。
紛らわしてくれるのは「屍人」の血。
忘れさせてくれるのは―――]
(*5) 2013/12/06(Fri) 03時頃
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[無意味な行為をやめ、 椅子に腰を下ろしてそっと瞳を閉じた。
グロリアの部屋の方からは、 栗鼠少女だろうか、……鳴き声が聞こえてきた。
邸の外の轟音にかき消されることもなく、高い声が。
マドカは、どんな顔をしていたのだったか。
発見した状況を説明している間、 どうしてもそちらだけは見れなかった。
また「らしくない」顔をしているのだろう、と。]
(135) 2013/12/06(Fri) 03時半頃
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[一人ふらふらと歩き回っていた者。 直接の招待を受けていない者。
早ければ最初に――。 そうでなくとも、ダンピールの狩りが止まなければ、 早い段階で男へと疑念は向くだろう。
ぱちりと瞼を開けば、本音が洩れる。]
それも、いいかもしれねぇな――。
[諦めでも、自棄でもなく、 ……疲労の色を含んだ声音。
二十代半ばに見える男は、 その見た目以上の年月を過ごしてきたから――。
ポケットからアンティークの懐中時計を取り出して耳に沿え、 歯車の音を聞いて再び瞼を下ろした。**]
(136) 2013/12/06(Fri) 03時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/06(Fri) 03時半頃
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いやあ、天真爛漫なお嬢さんだと思ってたのにそういう顔も出来たんだ――ってね
[>>128肩を揺らしながらサミュエルの問いに答えた。 その様は彼女を嘲っているように見えたかもしれないが。 寧ろその逆。予想を遥かに上回って獰猛で素直な殺意を見せてくれたクラリッサには賞賛を送りたいくらいだ。
フィリップは嘘を好まない。 問いに対して無回答を貫いたり誤魔化したりする事はあっても、事実になかった事、思ってもいない事を口にする行為を是とせず、他者にもこの在り方を求める。
そんな彼にとって、クラリッサその人はこの場で最も好ましいと思えた。
笑みに歪む顔の理由はただひとつ。今のこの状況が、楽しくて仕方ないのだ**]
(137) 2013/12/06(Fri) 10時半頃
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―玄関―
[グロリアに訪れた二度目の死。 ジリヤの言うように海に還ったかは知れない。 けれどある種の呪いのような、二度目の生が終わりを迎えて 人の輪を外れ人ならざる者となった寂しさから解放されていれば せめてもの救いであろうか。
けれど。 ダンピールの噂を口にし部屋に篭ってしまった彼女。 その様子からは二度目の死を微かでも望んでいたようには思えない。 ダンピールの存在を、二度目の死を恐れたゆえの行動に見えたから。]
――怖いなら守ってやる、って。 言ってやれれば良かったかな。
[呪詛から守る術など男は持ちあわせていない。 出来ぬ事を慰めとして言うのも酷だと思えば言えなかった。 花握る手を胸元までもってくれば、微かな甘さが香る。 男は俯いたまま、深い息を吐き出した。]
(138) 2013/12/06(Fri) 10時半頃
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[神に祈ることを忘れて久しい。 祈って救われることなど何一つなかった。 だから、グロリアの為に聖句を紡ぐ事もせず 失われた彼女に思いを馳せていた。]
折角の貰い物だ。 後で手向けに行くか。
[煙草を燻らせる気も失せて 上着のポケットに生花をさし扉を離れる。]
(139) 2013/12/06(Fri) 10時半頃
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|
[貿易商として様々な土地をめぐり 危ない橋もそれなりに渡ってきた。 何も持たぬ交渉の場で役立つ体術を身につけたのは自然の流れ。]
――ああ、けど。 得物はないよりある方が。
[便利だと考えて、荷物の置いてあるリビングへと向かった。**]
(140) 2013/12/06(Fri) 10時半頃
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[>>127サミュエルはこちらの視線に気付かなかったのか、棚から化粧道具を収める少し大きめの箱に手を伸ばす。
あぁ、そんなところに、と女は目を瞬かせた。 女がグロリアの元で下働きをしていたのはもう随分前の事なので、部屋の中の物の位置を全て把握出来ているわけではなく。]
―…?
[ぴくり、>>122漏れ聞こえた声に瞳を揺らして。 それが泣き声なのか、それとも笑い声なのかは分からなかったから、女は辺りを見回す。
サミュエルがフィリップの名前を紡ぐのを聞けば其方に視線を向ける。――フィリップは彼の言ったように笑っていた。
場にそぐわぬその表情に女は反感を抱き、向ける視線に鋭さが加わったか。]
(141) 2013/12/06(Fri) 12時半頃
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[>>137笑みを浮かべたフィリップは、サミュエルの問い掛けに答える。 自分の事で笑ったと聞いてもそこに怒りは覚えず。]
――悪いかい? ボクだって吸血鬼だからね。長い間生きてると色々とあるんだよ。
[先刻までの振る舞いも全くの嘘ではない。少なくともグロリアと出会ってからは、感情の表出は素直になったと思う。 口元にうすらと笑みを乗せ、冷たくも険のある視線をフィリップに向けた。**]
(142) 2013/12/06(Fri) 12時半頃
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その綻び、相手方がさっくり出してくれりゃいいけどね。
[>>100サミュエルの言葉には苦く呟いて、そうして続いた言葉には>>102]
ま、だろうね。自分で殺した奴の為にあんなに泣き叫ぶ酔狂、さすがに出来る子じゃないだろうし。
[クラリッサは違う。それは共通の認識として頷いた。
部屋の向こうの嗚咽や殺意に満ちた叫びを上げた彼女は、落ち着きを取り戻しただろうか]
(143) 2013/12/06(Fri) 13時頃
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[ジリヤの話>>104には、はぐらかされてるのか、それとも真実を語っているのか推し量り、どちらともつかずに。 そうしてその場を離れる彼女>>106をただ黙って見送った。
それから間もなくだろうか、部屋から出たシーシャの会釈に>>109気づいて、私もそれを返した]
(144) 2013/12/06(Fri) 13時頃
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ん、いってらっしゃい。私はジリヤを待ってみる。
[シーシャと入れ違いの様にグロリアの部屋に入るサミュエル>>118にはそう答え、やがって戻ってきたジリヤの言葉>>130に、また思考を巡らせて]
名前は諦めるよ、でもありがと。 廊下、なら。
[グロリアの灰を発見したサイラスなら何か聞かせてくれるだろうかと思い、歩みをリビングへと向けた]
(145) 2013/12/06(Fri) 13時頃
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─→リビング─
[シーシャが先か、それとも途中で合流したか、あるいは私が先か。
>>136リビングに1人いるサイラスへとまっすぐ近づき、顔を覗き込む]
訊きたいことあるんだけど、今大丈夫?
[まさか自分が男の飢えを刺激したとは思わず、それは無防備な仕草だっただろう**]
(146) 2013/12/06(Fri) 13時頃
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―リビング―
[廊下を辿りリビングに入ると其処にはサイラスと 彼に話しかけるマドカ>>146の姿がある。]
……。
[一瞥して取り込み中と考え、 男はワゴン近くに置いていた荷物を手に取った。 それから椅子に掛けていた黒のコートを几帳面に畳み 鞄の中へと仕舞い込む。]
嵐が止むまで必要ないだろ。
[コートの代わりに中から取り出したのは繊細な装飾のなされたダガー。 実用品だが観賞用としても価値のあるもの。 一対を腰に携え、荷をリビングの入り口側隅へと下ろす。]
(147) 2013/12/06(Fri) 14時頃
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[人ならざる者でありながら 人の世でいきる為に人のように振舞い紛れていきる闇の眷属。 ある意味、演じるのには慣れているはずと思えば 親密でない者の嘘を見破るのは用意ではないだろう。 拭いきれぬ疑念の中でそれでも信じられる要素を探し選び取るほかない。
マドカはグロリアの知己、 サイラスは人を介してと記憶していた。
グロリアの死を知らせた彼が第一発見者であれば ミステリの常套で注視すべきかもしれぬと思うが、 真っ先にダンピールの存在を知らせた事が グロリアを殺したダンピール像とそぐわぬような気がする。
そんな風に考えて、視線を足元へと落とした。**]
(148) 2013/12/06(Fri) 16時半頃
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―グロリアの部屋―
[「天真爛漫なお嬢さん」の語に一番先に思い当たったのは、快活な話し口の女――この場で泣き叫び、そして殺意を口にしていた女。]
………フィリップさん。 あんた、見た目に依らずガキなだけじゃなくて。 結構な悪趣味の持ち主なんじゃないか。
[棚上の箱から手を離してから、この場に相応しからぬ笑みを浮かべた彼>>137に一歩詰め寄った。 人を欺き人を喰らう吸血鬼の口から「悪趣味」だなんて、と哂う人間もいるだろうが――。 それでも、無表情のまま、言葉のうちには棘が滲んだ。]
誰かの不幸を嘲笑うもんじゃない。
[彼の言葉を賞賛の類だとは捉えずに、付け加えた。]
(149) 2013/12/06(Fri) 20時頃
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[その場のクラリッサにもフィリップの声が届いていると思えば、彼女の方が刺激されないか、という思いも過っていた。 けれど彼女>>142を一瞥した時、冷たい色こそ感じられたが、激昂したという風には見えなかった。 少しだけ安堵が過ったのは、この場で荒事が起こった場合、今の自分にはこの身体しかないとふと気づいたから。
長身からの腕力で、ねじ伏せるくらいのことは譬えできても。 確実に止めを刺せる得物は今、ギターケースに付けられたポケットの中に潜められたまま。]
(150) 2013/12/06(Fri) 20時頃
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[今のクラリッサやフィリップに比べれば、あくまで無表情を取り繕う自分こそがまるで嘘つきのよう。 実際、隠し事は確実に一つだけしている。 「綻び」なんていう先程のマドカ>>143との話は、自分にも突き刺さるものだった。
それでも、憤りにも悲嘆にも耽ることを良しとせずに、今のサミュエルがあった。 そんな男だったから、凶報を届けたサイラス>>133の様子を見た時も、怪訝を示すことはなかった。 自分でもそうしただろう、と何処かで思っていた。]
(151) 2013/12/06(Fri) 20時半頃
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……長い間で色々、か。
[独り言のように繰り返したのち。 クラリッサの瞳へ、ジリヤの後姿へ、それから再びフィリップの笑みへと視線を投げた。
今のフィリップの言動に不愉快さこそ覚えても、それが直ぐに疑いへと繋がる訳では無い。 ただ、彼もまた「見定める」べきひとりだという思考も過ったから。 ジリヤに関しても気に掛かることはあったが、今、心は彼女よりも、目の前の男の方に向いていた。
クラリッサへのキスの感覚は、未だ口の中に僅か残っている。 その「味」が消える頃にならなければ、新たに得たものの色もはっきりとは探れない。 つまり今誰かを見定めても、直ぐには正体を知れない。 そう意識した上で、黒い両目は少年じみた男の顔を映している。**]
(152) 2013/12/06(Fri) 21時半頃
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─リビング─
[>>146声をかけて、サイラスからの反応はあっただろうか。 下から覗き込んだその時、サイラスはまだ懐中時計の音色をまるで子守り歌にしているみたいにその瞼を下ろしているだろうか>>136]
お疲れ?
[もしそうであっても、そうじゃなくても、ふと先ほどとは違う色が男から感じられて。 問いかけとも、私自身のサイラスの様相の認識ともつかない呟きを吐き出す。 そうしてその男を見てみれば、リビングを離れる前との違いに気づいた]
自傷趣味でもあったの?
[>>134捲くられた腕に気づき、そこに歯型を発見した。思いついたままに、言葉に出してみる]
(153) 2013/12/06(Fri) 21時半頃
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[サイラスから反応はあっただろうか。 何となく周囲に視線を巡らせ、そうしてワゴンの上の様子が変わっていた事に気づいた。 わずかに透けるワインのボトル。その中身が、グラスに注いだ時とは違う減り方をしている。 もしかしたら、サイラスの口許がワインの雫で濡れているかもしれない]
口飲みは感心出来ないな。こんなにいい物を作った人達に失礼でしょう。
[なんて言いながら、ふと酒瓶を片手に歩いていた女の姿、そして言葉を思い出して、ついでに自分の目的も思い出した。いや、ついでにしちゃ駄目なんだけど]
(154) 2013/12/06(Fri) 21時半頃
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サイラス。君、グロリアの部屋周辺の廊下で誰か見た? 気分を悪そうにしていた『誰か』を見たってジリヤが言ってた。誰かまでは、何でか教えてくれなかったけど。
[そこもきな臭いと言えばきな臭い。だが、まだ他にも知る者がいるかも知れないと思えたからこそ、ジリヤの秘密主義みたいな姿勢は黙認した。
黙った意図は、後で確認すればいいと。私にその『後』の時間があればだが]
(155) 2013/12/06(Fri) 21時半頃
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[サイラスに訊ねながら、そういえばリビングを離れてから見ていない顔があると思い出す。
少年の様な姿をした男を]
(そういえばフィリップ)
[どこにいるのだろうなと、わずかな疑念を抱きながらサイラスを見ている]
(156) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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―リビング―
[カチコチという心地よい音の他、 二つの足音が聴こえてくる。
正確には、靴音など聴こえていなかったかもしれない。
気配が二つ……。 それと歯車の音が、男に幻聴をもたらしたのだ。
「第一発見者を疑え」とあったのは、 誰の作のミステリー小説だったか――。
無実の男を殺しに、 死刑執行人が来たのか……。
或いは、弔いを終えて、 身体を休めに来ただけかもしれない。]
(157) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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[おおよそ好意的とは呼べない彼女の笑顔>>142には、反して友好的に笑う]
まさか、悪いだなんて微塵も
そうだよねェ、アンタ達は大なり小なり何かを背負って此処にいるんだから 一時一緒にいただけじゃ見えない部分を覗くのが――あー、なんて言ったらいいのかな。趣味……なんか違う気がするけど、まァそんなもんだね
ご機嫌を損ねたなら謝るよ
それから――目の前で疑いをかけるくらいなら、本人に直接聞けばいいのに
[軽く首を傾げて微笑む仕草で指すのは、シーシャとクラリッサの会話>>97>>103>>105
クラリッサの様子から、先程初めてこちらに気付いたのだろう、とは察していたが、敢えて反感を買うように口に出した]
(158) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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[扉が開く音がしたなら、 ポケットに時計をしまい込み、ゆっくりと瞼を開いた。
穿った見方をすれば、 何かを隠したようにも見えたかもしれない。
扉から真っ直ぐとこちらへ>>146。
近付いて来るマドカの足元が見え、 俯けていた顔をパッと上げた。
こちらを覗き込んだマドカの顔が間近に、ある。]
……あぁ。時間ならいくらでもあるさ。
この嵐じゃ、 ダンピールに殺されねぇよう逃げるなんて、無理だからな。
(159) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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[首筋に、チラと視線が行く。
男の物言いは、 グロリアの知人であった彼女に、薄情なものと取られるだろうか。
マドカ越しにもう一つの気配、シーシャの姿も>>147。 コートを鞄に仕舞う様、鞄の中から何か―― 恐らく、刃物か銃といった物騒な物だろう。 それを手にする様を見た。]
疲れ……。 まぁ、……人見知りの俺には、 ――ンんッ 中々……ハードなパーティーだな。
[問われて>>153、そう返す。
先程からずっと感じている渇きのせいか、 物理的な問題でか、声が少し掠れた。]
(160) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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んな高尚な趣味なんざ、持ってねぇよ。
「大丈夫?誰かにやられたの?」とかよぉ……、
もしくはアレだ。 ――見て見ぬフリってのができねぇのかよ、マドカ嬢は。
[そそくさと服の袖を下ろし、はは、と笑った。]
(161) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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悪趣味、ね。それは否定しないよ
この場に相応しくない振る舞いだってのも分かってる けど、俺はなるべく自分に正直に生きたいんだよね
知ってるだろ?俺にも、アンタ達にも『この次』なんてない事 そのせいで地獄に堕ちたとしても、後悔は残したくないんだよ
[詰め寄ったサミュエル>>149には、相変わらずの笑みを浮かべてそう言った。 この行動理念が『見た目に依らずガキくさい』部分を演出しているのだろう]
それから……嘲ってたと思われたんなら少し心外かなァ じゃあ何なんだ、って言われても上手く返せないけどさ
[彼女の慟哭で、或いは母の遺灰で胸をくすぐられた感情。 得られる方法は分かっていても、それが『何』かまではまだ判別出来ていないフィリップは曖昧にそう言葉を並べた。
壁に触れさせた足に力を込めて、一歩前に出る]
此処で『犯人探し』を続けるなら、俺に出来る事はないし他所へ行く、けど……
(162) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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[ふと足を止める。 見つめてくる黒の双眸>>152から単純な疑いや嫌悪以外の何かを見た気がして]
……どしたの?
[視線の意図を問うように首を傾げた。 特に回答を得られなければ、その場を去っただろう]
(163) 2013/12/06(Fri) 22時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/06(Fri) 22時半頃
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[更にはワインのラッパ飲みが何故かバレ、 説教を受ける羽目になった>>154。]
へぃへぃ、そりゃどーも申し訳ねぇー。 皆の前で喋ったんで、緊張して喉渇いたんだよ。
(ぜんっぜん潤わなかったけどな!!)
[子供が不貞腐れるようにぷい、と顔を背けた。
次いで出て来た質問……、 唐突に話題が変わるのには>>155、ガクッと項垂れる。]
(164) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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廊下ぁ? あぁ、フィリップがぐったりしてんの見つけたんだ。 おーかた、酒の匂いにダウンしたんだろ。 強がってたけどな。
その傍らにジリヤが居たから、それのことじゃねぇの? 別に、隠すことなんかねぇだろ。 ほんっと変な女。
アイツをどっかで休ませようとして、 グロリア嬢の部屋に入っちまったんだよ。
[こちらを見てくる目は、疑念の目>>156。
フィリップに対するものかジリヤに対するものか、 ……男自身に対するものかもしれない。]
(165) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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―グロリアの部屋―
…………この次、ですか。 生きるという旅路は沈めば終わりですからね。 後悔したくないっていうのは一理あるかもですね。
[少年のような男が話す様子を淡々と見つめる。 そうして、立ち去ろうとするその前に。]
私からも1ついいでしょうか。 坊やの悪趣味からの想像で結構です。 グロリアさんを殺したダンピールの嗜好なんて、どうんな風に想像されます? 本能に従って、なんていいつつこんな吸血鬼だらけの中選びたい放題なのに、なんで彼女だったのでしょうか、というのがありまして。 嫌いじゃないでしょう?そんな他人の嗜好の想像も。
[部屋の前に座っていた理由を直接は尋ねず。 彼がグロリアの遺灰を見て気分を悪くしていた様子ではないことはなんとく悟れた。]
(166) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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――知ってるか?
ダンピールってヤツぁ、素知らぬ顔で近付いて、 そこそこ長い期間、仲間の振りをすることもあるらしいぜ?
タチ悪ぃよなぁ……ほんっと。
だから何だって言われるのぁ、承知の上だ。 ただの、可能性の話。
疑いを他に向けようとするこんな話、――俺を、殺すか?
[マドカと、その背後にはまだシーシャはいただろうか。
他にもそこに人が在れば、 全員に向かってくしゃ、と顔をしかめて苦笑した。]
(167) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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間違ってないよ。そ、私達は逃げられない。このままだと、嵐が去る頃にはダンピールに灰にさせられて終わるだけ。 私はそんなの、嫌よ。
[>>159ポケットに何かをしまう仕種には気づきつつも、今は黙認する。多分どこかで気が緩んでいるのかもしれない。 ワインを片手に話していたせいか、目の前の男に、『人のいい男』という認識をしていたか、もしくは喪った人をわずかに重ねたままでいたか。
喪った者の印の為に生きているくせに、サイラスの物言いは薄情とは取れなかった。 それは自分が薄情なのか、あるいは現状の解決に目がいっているせいか。どちらも正解と言ったところだろう]
人見知りって。もー、時計屋さんなんでしょ。それで人見知りって……。 商売人なんだからこんな事で滅入らないの。
[ああ、やっぱり似てるななんて少し微笑ましさと切なさがこみ上げて来そうになり、それを飲み込む為にわざとらしく口を尖らせてみる]
(168) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/06(Fri) 22時半頃
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[>>149目の前で、サミュエルがフィリップに悪趣味だ、と詰め寄っていた。 女は二人の間には入らずに黙したままそれを見ていた。
けれど、その棘滲む言葉が自分の事を笑った事を窘めるものだと分かれば僅かに目を瞬かせ。]
――ボクは平気だよ。
[そう、ぽつりと零す。 自分はどう思われたって平気だ。 グロリアの事を侮辱するのであれば許さないけれど。*]
(169) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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[やはり疲れた様子のサイラスの頭に、つい片手が伸びて、そうして続いた言葉を黙って聞きながら]
緊張して喉、ねぇ。ほんとにそれだけの渇きなのかね。
[>>164のサイラスには、疲労の色を見てつい余計な心配をしてしまう。 渇きといえば、自分も人の事は言えないのだが。 ……クラリッサの指、かじっとけば良かったよね。なんて今更思いつつ]
ん、そうか。やっぱりフィリップか。ジリヤがそれを隠してたって、どういう事だと思う? 名前を覚えてないから誰とは言えない、じゃなくて。隠す様な言動なのが気になるんだよな……。
[呟き、サイラスの意見を窺う様にその顔を見つめ。 未だに男に伸ばしていた片腕の存在を思い出す]
(170) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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―リビング―
[一先ず用事は済んだ。 それでも直ぐに動かずにいるのは弔いが済んだか否かを気にしての事。 弔いの場に商人である自分は似つかわしくないと思っていた。]
嵐、いつまで続くんだろうなぁ。
[ぽつと独り言ちる。 この程度の声量なら、何やら話す二人にははっきりと届かぬだろう。 その程度の距離と認識するのは こちらからもあちらの会話内容までははっきりとは届かないから。]
(171) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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[>>152サミュエルの、独り言のように繰り返された言葉には答えない。 もう擬態は無くしてしまったから、取り繕う必要もないのだけれど。
女には死んだ者しか判別出来ないから、最悪、殺して判別すればいいとも思っていて。 まだ目立った動きをする者はいないから、反感を感じた相手をその候補にしようかと考えていた。
対峙するもう一人の男に関しては、暫くは様子を見ていいだろうと。*]
(172) 2013/12/06(Fri) 22時半頃
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[別に庇い立てする義理もないけれど、 人生で初めて出会った「オナカマ」なのだ。
ジリヤが話したのは恐らく彼のことだろう。 何故、名前を出さなかったのか、本当に理解し難い。
理解し難いと言えば、 現場となったグロリアの自室の前で座り込んでいた「オナカマ」も。]
(おめぇも、……死にてぇのか?)
[チロリ、唇に残ったワインを舌で舐め取った。]
(*6) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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どっちがいい? 見て見ぬふりするのと、誰かにやられたのって訊くのと。
[質問ついでに先ほど吐かれた言葉>>161への問いも投げ、そうして引っ込めるのも面倒になったのでそのままサイラスの頭を撫でた]
アンタがダンピールなら殺す。それだけよ。ま、私にはアンタがそうじゃないかどうかなんて判らないからなー……。
疑ってほしいの、それとも疑ってほしくないの。どっちなのよ。
[>>167くしゃりと笑って言われれば、それだけ返して。 どこかあやす様に、サイラスの頭を撫でた**]
(173) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[>>>158友好的な笑みが返って来れば、眉間に皺が寄った。]
別に、ボクは怒ってないよ。 随分素敵な趣味だとは思うけどね。
[ゆるりと首を傾げてみせ。 取り繕う必要はないが、自分から暗部を見せてやるつもりはない。]
フィリップがいつからそこにいたかなんてボクには分からないよ。 そんな場合じゃなかったからね。
[グロリアの死を認識して慟哭し、激しい憎悪を晒した事を恥じるつもりはない。 煽るような言葉には肩を竦めてみせ。]
―…本人に聞いて素直に真実を答えてくれたら、こんなに楽な事はないよね?
(174) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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―グロリアの部屋―
[フィリップ>>158がクラリッサへと話したことはただ黙って聞いていた。 具体的に彼女とシーシャが何を話していたか知らぬ故もあって、その話は全て理解できるものではない。
ただ、「アンタ達は」と続けた言葉に、はたと瞬いた。 まるで彼自身は何も背負っていないというような。 彼自身は、クラリッサたちとは別物だと言っているような。 尤も、これらはフィリップの真意とは異なるかもしれなかったが――。]
(175) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[ふと聞こえた声に顔を向けた>>166 廊下で声をかけたにも関わらずサイラスに全てを投げた奴]
あれ、この状況で同意が頂けるなんて思ってなかったなァ
[ひとつ、と言われれば足を止め。 彼女の言葉を聞けば意味深に笑う]
……今の状況を見ての通り、空気が読める質じゃなくてね 他人の嗜好を追う、なんてそんなのは俺には出来ない
ただ、俺がダンピールだったとしたら――
(176) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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あんたにも、俺たちにも、……。
[同じようなことは、己自身に掛けられた言葉>>162からも思われた。 けれどそのことははっきりとは口にしないまま。]
次なんてないことは、俺だってとうに知ってる。 でもだからって、慎むべきモンってのはあるだろ。 ……本当にガキだな、あんたってやつは。
[ほんの少しだけ視線に嫌悪の色が籠ったのは、自らが「正直に」生きられぬ故。 その後、心外と返したフィリップにはぱちりと瞬き、小さく唸りを上げた。]
………悪かったな。勘違いして。
[嘲りではないなら何なのか。 その見当はつかなかったし、想像したい類のものでも無かった。]
(177) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[そう言った上で]
―貴方は、怪しい奴の目星はついてるのかい?
[首を傾げながら、フィリップに問い掛けてみる。
どんな返答が返ってくるだろうか。或いは何も語られないか。*]
(178) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[フィリップに対して抱かれたのは、確かな嫌悪と、確かな不可解さと――ひとつの可能性と。
一歩前に出て、その場を去る旨を告げた彼からの問い>>163に]
いや、………そのさ。
[言葉という形で答えは告げぬまま。 黒い瞳を伏せ、口をちいさく開いて。 自分より少し背の低いフィリップの頬を引き寄せようと、右手を伸ばした。]
(179) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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――今のこの現場がそのまま答えなんじゃない?
俺みたいな例外もいるけど……基本的に招待客はグロリアさんに声をかけられて此処にいる 半数以上がグロリアさんと何らかの繋がりを持ってる
対して、その招待客同士の繋がりは薄い おおよそが初対面だ マドカさんとクラリッサさんは面識があったみたいだけど……
――『祭り』を引き起こすのに、これ以上の適任はいないよね?
(180) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[吸血鬼の母も、「人」の父も、 子が欲しいと言った女吸血鬼も……。
皆死にたがりで、男の前で死んでいった。
男の気を惹くだけ惹いて、心に深く刻み込んでおいて。
少しずつ、男の人格は歪み始めた。
特に、 本能が囃し立ててくる時には、別人のように。]
(脅える友人に、終焉を。 愛する人に、 ――解放を。)
[「死にたくない」と声高に泣き叫ぶ者もあっただろう。 けれどそれすら、男に助けを乞う声に聞こえたのだ。]
(*7) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[玄関を飾っていた花ではあるが 手向けとして受け取った花をちらと見る。 土産の品は鞄の奥底に大事にしまわれたまま。]
――――。
[天然石で作られた青薔薇の指輪と時を遡る懐中時計。 針が反時計回りに刻まれるだけの、職人の遊び心が篭る品。 非業の最期を辿り未練で蘇った存在が願うのは――。]
(181) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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そりゃ失敬 ま、長年のご友人の存在感に勝てるなんて思っちゃいないけど
[>>174クラリッサの言葉に肩を竦める。 似た動作を繰り返す彼女にそっと目を細めて]
……そりゃァ、此処で『私はダンピールです』なんて言ったらまず間違いなく殺されるからねェ
でも……望む答えを返す奴もいるかもしれないよ
[怪しい奴の目星、の言葉>>178は首を傾げて]
俺が怪しむとしたら……俺に害意を向けてくる奴、かな
(182) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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そう。なかなか理に適った推察です。 では、繋がりが多かった彼女が死んだ後のお祭りを愉しむダンピールさん像が浮かびあがりますね。
ふふ、"悪趣味"。
["疑っている"という色は言葉に滲ませるが。 それをはっきりとは言葉にしない。]
…………。 あ、坊や、ありがとうございました。
[いつ殺されてもいいと思うがゆえ。 護身用などの武器は持ち合わせていないため、今この手にあるワインボトルしかないわけであるが。 これ以上、引き止めるつもりは女にはない。]
(183) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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『ガキだ』って言葉はあんまり好きじゃないけど
それが俺は俺の在りたいように此処にいるって認める言葉なら ……それは褒め言葉にしかならないな
[>>177続いた謝罪の言葉には目を丸くして。 恐らく上辺のものだろう、とは思ったけれど。
つい、吹き出してしまう]
誰に理解されるとも思っちゃいないよ 謝りたくなんかないだろ?こんな奴に
[立ち去る旨を告げれば、ふと手が伸びた>>179]
……え、何……
[そのまま何をされたとしても、呆気にとられて抵抗する間もなかっただろう]
(184) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[部屋に残してきた「オナカマ」の様子では、 一人灰に返したところで満足などしなそうだったが――。
下手に複数人の前で呪詛を使ったなら、 次に呪詛を使うよりも早く、殺されてしまうかもしれないな、と。
思い切りのいい彼と比べ、 男は未だ、最初の獲物を決めかねていた。]
(*8) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[>>182肩竦めるフィリップに対して、女の視線が緩む事はない。 似た動作をしている事など気付いておらず。]
まぁね、流石に皆が嘘をつくとは思ってないよ。その可能性を考えた上で話を聞いた方がいいと思っているだけさ。 言っている事が嘘か誠か、分かったら楽なのにね?
[害意を向けて来る奴が…という言葉には目を伏せて。]
――そう。
[ならば彼にとっては自分は怪しい者になるか、などと考えながら。]
(185) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[>>180ジリヤの問い掛けに答えるフィリップの言葉には黙って耳を傾けていたが、 『祭り』という表現には僅かに眉を吊り上げた。
ダンピール側の立場に立ってみた意見といえ、同族の死を、友人の死を宴の始まりのように言われるのは不愉快だった。*]
(186) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[熱に浮かされた身体に少しずつ現実味が戻ってくる。 恐らく、もう少しも時間が経てばまた次の呪詛を放てるだろう。
逃走も可能な狩場であれば、呪詛を放てない状況でも武器を使って続行しただろうが。 今のこの状況で相棒を振りまわす訳にもいかないだろう]
(……サイラスさんはどうすんのかな)
[数少ない同類の姿を思い浮かべ。 そういえばろくに言葉も交わしていない。
彼が何を想い、此処にいるのか。 それは未だに掴めないでいた]
(*9) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[ジリヤの持つ花が目に入れば、僅かに目を瞬かせ。 手向けの花だろうか、とぼんやりと思う。
そしてグロリアに渡すつもりだったお土産の事を思い出し。 一針一針縫い上げたローズマリーとレモンを入れたサシェは、まだ開いてもいない女のトランクの中に今も入っている。]
(187) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[クラリッサ>>169が零した声は聞いていた。 本当に彼女が平気なのかどうか、サミュエルには覚れなかったが――。 一先ずこの時は、上辺だけの「大丈夫」ではない、と思うことにした。
そのクラリッサが、ジリヤが、フィリップに問うのが聞こえる。 その応酬を漠然と耳にしながら、けれどこうして直接言葉にならぬ行為に移るのは、直に「見定める」術を持ってしまった故だろう。]
―――…、
[褒め言葉だなんてさっきの言葉も、噴き出されたことにも、今は構わず。 抵抗の素振りの無いフィリップ>>184の左頬を手で取り、引き寄せ――。 彼のくちびるに、自分のくちびるを、触れる程度に重ねた。]
(188) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[フィリップが出ていくというのなら、女は止めない。
それよりも、早くグロリアを弔ってやらねば、という思いが勝っていた。 彼女の弔いに戻ろうとしたが、サミュエルがその場を去ろうとするフィリップに手を伸ばす>>179のが見えて。]
――…。
[その所作に既視感を覚え、昴とそれを眺めていた。]
(189) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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…………俺も大概、悪趣味だわ。
[くちびるを離し、なお顔が近い状態でそう呟いた。 その後はフィリップを解放する形で、手を離し、さらに一歩離れた。]
(190) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[灰となってしまった彼女が土産の装飾品を身につける事はない。 主となるはずの者をなくした品に新たな主を見つけてやらねばと ぼんやりと思うがそれもまだ先の話。 足元にある鞄から視線を外し、男は廊下へと出る。]
―→廊下―
(191) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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………悪趣味ですね……ホント。
[謎の行動に出た男とそれを受け入れた男をこのボトルで叩き殺すべきなのかと一瞬考えたが、趣味嗜好は人それぞれといったところなので。 軽く素振りする程度にしておいた。]
(192) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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――……
[わずかに唇に触れる感触>>188 終始笑みを崩さなかったフィリップも、さすがにこの行為には表情を消すしかなかった]
……ちょっと 自己完結してないで説明してくれる?
[>>190呟かれた言葉に眉を寄せて、視線を突き刺して]
(193) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[口の中に、ふたつの「味」が混じる。 初めに得たいろ――クラリッサからのそれの名残が未だある今は、フィリップから得たもののいろをはっきり覚ることができない。
けれどその「味」をはっきり知り、見定める前に 他の誰かが彼を手に掛けるなら、それを止めるだけの力は 今のサミュエルには、無かった。]
(194) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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――…。
…っ…。
[サミュエルがフィリップと唇を重ねるのを目にすれば、流石に今の女にも動揺が走り。 けれど女はジリヤのように振るう瓶は持ち合わせておらず。]
……サミーは男女構わずにそういう事をするんだね。
[よく分かったよ、と薄く笑う。]
(195) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[「そんなのは嫌」と言う言葉を聞いて>>168、 ピクリと眉が動く。]
マドカは……、 このままずっと永遠に生きたいって思ってるんだな。
ダンピールの存在を気にしながら、 ずっと……。 俺は……、少し疲れたよ。
[恐らく、目の前の女より短い時しか重ねていないだろうに。 マドカがどうしてそう思うのか、興味を惹かれた。]
何の為に……
[ぼそり、素直にこぼれ落ちた。]
(196) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[口を尖らせて宥める様を>>168、 男の頭に手が伸びる様を>>170、眺めていた。
見た目では男より幼い姿のマドカ。
「触れたい」という思いが、 言語とならないまま胸の内で燻る。
男が語ったの目撃証言を、 素直に呑み込み、男にジリヤの心理について訊ねてくる。
「どっちがいい」と訊ねてくる。
男がダンピールだったなら「殺す」と、 まだ理性の残る男ならば甘美ととる言葉を、紡ぐ唇>>173。
あやすような手は一度死を迎えているのに、温かい。]
(197) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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……貴方たち、グロリアさんの前で何してるんですか? 別に構わないですが、場所は選んだほうがいいかと思いますよ。
[溜め息交じりにそう呟いた。]
…………。
[少年のような男を疑う女は視線をそちらへ向ける。 別に己が生きるため殺すつもりはないが、グロリアへのほんの少しの手向けの意味はあるのかもしれない。]
(198) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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[後ろの方から何かの素振りの音が聞こえてきた気がしたが、振り向くことはしなかった。 自分が何をしでかしたかは判っていたが、その言い訳をすることもなかった。 既に同じ行為をしていたクラリッサならば何かを察するかも、という考えは、この時は抱いていなかった。]
説明、って言われてもな。 「何なんだ、って言われても」上手く返せねぇんだわ。
強いて言うなら、 ………嫌がらせ?
[さっき曖昧に答えてきたフィリップのことば>>162を、今、彼>>193にそっくりそのまま返す形で、ぼそりと答えた。 視線が刺さるのはよくよく感じていたが、それでも言葉を濁すしか、できなかった。]
(199) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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[視界の端、シーシャが出て行くのが見えた>>191。 彼には、男の証言や讒言と取れるような話は届いていただろうか。
頭を撫でられて意識をマドカに戻す。
疑って欲しいか欲しくないか問われれば>>173、]
(あぁ、……そんなこと、どうだっていいから……。)
……喉、渇いた、 ――マドカ嬢。
[熱を帯びた瞳でじぃっと見上げ、手を伸ばす。 疵痕があるその、首筋に触れようと。]
(200) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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おい俺は巻き込まれただけだ
[>>198貴方『たち』の言葉に聞き捨てならず鋭く言葉を返す。 そういう性癖の者を相手にした事がない訳ではないが、自身も『そちら側』と判断されれば否定する]
…………
[気付いているなら口に出せばいいものを。 見つめてくる女の意図は読めないが、『気付いている』という事は分かった。
武器はリビングの鞄の中。 未熟な身体、しかも殺しの熱と同性の口付けに動揺した状態では立て続けに呪詛は放てない。
この場で荒事に持ち込まれるなら、フィリップに抵抗する術はない]
(201) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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−そうだよ。
[>>198女は笑顔を湛えたままジリヤに賛同する。
何故という問い掛けに、サミュエルは嫌がらせという返答はしていたが、場所は弁えるべきだと。]
(202) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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[渇きが、
あの時と同じように熱を促進する――。]
(*10) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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