人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 墓守 ヨーランダ

夜風に乗って、遠くから声がとどきます。昨夜は幽かに。今夜は響き。きっと明日は……

(0) 2010/09/01(Wed) 01時頃

天のお告げ (村建て人)

 銀の髪を長く垂らした少年は、窓の外の月明かりを見上げて微かなため息をつきました。
夏の終わりの月夜は、密やかな虫の音以外はとても静か。
わずかに涼しくなった夜風が、長い髪を揺らしていきます。

少年はそっと、祈るように両手を組みました。
その細い手首には、赤く染まった棘の痕…。

(#0) 2010/09/01(Wed) 01時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 01時頃


会計士 ディーンが参加しました。


【人】 会計士 ディーン

― 寮/と或る一室 ―

[ランプの仄かな灯が、オーク素材の机の上を照らす。
そこに在るのは、気難しさが窺える細い筆記体の文字連なる紙の束《ノォト》、その文字連ねる為にある筆記用具、参考書、辞書……―――。]

 ……、……―――。

[それらに向かい合って居た、青年には後一歩届かない少年……と謂ってよいだろうか、人影がふと視線を上げる。薄く開けていた窓から入ってきた夜風が、肩口で切りそろえた金糸の髪を揺すった。
鬱陶しげに髪を片手梳く貌には、左眼に片眼鏡《モノクル》。
ランプの灯を受けて、虹色に光を放てば、つっと細まる眼。
細まる両の眼は、葡萄の露にも似た紫水晶。
けれどそれは光りの加減によっては、薄氷のように薄くも、海の底のよに*濃くも見えた*]

(1) 2010/09/01(Wed) 01時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 01時半頃


掃除夫 ラルフが参加しました。


【人】 掃除夫 ラルフ

─ 寮 自室 ─

[寝台の上で、寝転がるともなく背を曲げて、身を気怠げに本のページを捲る。]

──……
鬱陶しい。
前髪、伸び過ぎたかな。

否、ランプの灯に吸い寄せられた虫の羽音の所為かな*。

(2) 2010/09/01(Wed) 01時半頃

薬屋 サイラスが参加しました。


【人】 薬屋 サイラス

―寮の中庭で―
[うろうろとされど静かに探し回っているのは開いている窓
 確か悪友に開けておいて貰えるように頼んだはず]

おっと。見つかった。ここだここだ

[窓の桟に足を掛け、よっとよじ登る。万が一見つかったら大変なので
 静かに静かに。それでもかすかに、とさっと音は響いたか]

ふー。夜間外出もここまで遅くなるとは思わなかったから、
念のため頼んでおいてよかったぜ。
それじゃ、戻りますか

[出来るだけ静かに静かにと自室へと向かう*足取り*]

(3) 2010/09/01(Wed) 02時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時頃


本屋 ベネットが参加しました。


【人】 本屋 ベネット

― 自室 ―

[薄暗い室内の中、机に向かい今日の日記を書き記している。
 最期にピリオドを打つと、
 几帳面な性格を表すかのような日記を閉じ]

 ……もうこんな時間か。

[時計の針を確認し、溜息を一つ零す]

 明日も早い。もう寝なくては。
 神よ。健やかなる一日を与え下さった事を感謝します…。

[両手の指を組み、
 机の前に置いてある神の子の像へと、祈りを捧げる。
 仄かな灯りが燈る一室に、
 聖句を唱える落ちついた声が*響いた*]

(4) 2010/09/01(Wed) 02時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時頃


小悪党 ドナルドが参加しました。


【人】 小悪党 ドナルド

─ 寮・二階の自室 ─
[月明かりが室内へと長く影を落とす。
 開け放たれた窓の枠に足をかけ、行儀悪く座る。
 その様子は傍から見ればとても危なっかしいのだろうけれど…]

(5) 2010/09/01(Wed) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[飛び降りてしまえば愉しかろうと、思ったことが無いとは言い切れない。
 ゆらゆらとぶら下げた足を揺らす時の不安定な感覚は、嫌いではなかった。

 こんな様子を見られたら、また危ないと叱られてしまうだろうか。]

(6) 2010/09/01(Wed) 02時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時半頃


靴磨き トニーが参加しました。


【人】 靴磨き トニー

――寮・廊下――
[窓硝子を抜けて月光の差し込む廊下。
蒼く照らされた区画を横切り、ランプを持った少年が歩いていく]

……こっちで。合ってたかな。

[丁字路の突き当たりで迷うように揺れた灯りはやがて、一方向へと進み始めた]

(7) 2010/09/01(Wed) 02時半頃

【人】 靴磨き トニー

――寮・手洗い場――
[足許に置かれた灯が小柄な影を床に長々と映し出す。
備え付けられた真鍮の洋杯(カップ)を手に少年は蛇口を捻り、喉を潤した]

……んっ……っく……ふぅ。

[口許を拭い、ランプを拾い上げて少年は戻っていく。
ふたたび通りがかった窓から空を見上げ、]

……ユーリィ。君はいま、何処にいるんだろう。

[そう、*呟いた*]

(8) 2010/09/01(Wed) 02時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 02時半頃


執事見習い ロビンが参加しました。


【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[ぼんやりと灯ったランプの明かりが投げかける、きいろい光と伸びた影。時折聞こえる、木の葉ずれに似た頁を繰る音。
机の上に広げた本を一心不乱に読み耽る、その顔はまだ幼く、まるで少女のように小作りで。
夏だと言うのにかっちりと一番上まで止められた襟元と、冷たく光を反射する丸眼鏡が不釣合いな印象を与える。

ふと紙面から顔を上げ、窓の外の暗闇を見晴るかすように目を細める。
細い眉がぎゅっと不機嫌そうに顰められた。]


……もうすぐ消灯時間だと言うのに。
あの人たちはもう少し自覚を持って欲しいものだな。
高等部の先輩なら、下級生の手本にならねばならないと言うのに。

(9) 2010/09/01(Wed) 05時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 05時半頃


【人】 執事見習い ロビン

[ちらりと時計を見遣り、時刻を確かめる。]

 ……そろそろ見回りに行くか。


[ぱたりと本を閉じ、丁寧に机の引き出しの一番奥に仕舞う。
そして立ち上がると、見回りのための準備を始めた。**]

(10) 2010/09/01(Wed) 06時頃

奏者 セシルが参加しました。


【人】 奏者 セシル

んっと……。

(11) 2010/09/01(Wed) 06時頃

【人】 奏者 セシル

[部屋内をごそごそ物色中。]

 確かここらへんにアイツ隠してたと思ったんだけど……。
 ん?

[どうやら、この夏里帰りした同室者の机を勝手に漁っているようだ。
 どうやら思った場所に目的のものがないらしく、しばらくはカサリカサリと音を立てていたが、そのうち、ふと、とまる。]

 ――……あった。

[天然のくしゃくしゃ髪をぽり…っと掻いてから、同室者の本棚から、一冊本を抜く。だがそれは本の箱だけで、中身は……。]

(12) 2010/09/01(Wed) 06時半頃

【人】 奏者 セシル

 ふー

[それからしばらくして、二階のとある一室の隅の窓にぽっと赤い灯火が点る。
 窓の隙間から星を見つつ、腑抜けた顔で煙の輪を吐いた。

 寝台の枕の上には紙巻煙草の箱とイムコが無造作に置かれている。
 夏季休暇に入って、寮母も気が抜けたのかそんなに頻繁に見回りをするわけでもないし。]

(13) 2010/09/01(Wed) 06時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 06時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 07時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 08時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 08時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 09時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[夜風に揺れるのはツヤのない赤毛と、窓から投げ出した長い足。
 だらしなく着崩したシャツの襟元、かろうじて首にはかかったままのタイの間で細い銀の鎖が揺れる。

 中途半端な時期に編入してきた長身の少年は、ただでさえひどく人目を惹いた。
 早熟な体格だけではなく、片目を覆う眼帯姿は生徒たちの中ではひと際浮いて見える。
 二月ほど前の包帯姿からすれば、これでも大分ましになったようなものだが。]


……ん?

[小さく鼻をひくつかせたのは、覚えのある匂いが漂ってきたから。
 窓枠に手をかけたままもう少し身を乗り出すと、夜空に漂う白い煙の輪。]

(14) 2010/09/01(Wed) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ランプの灯りを絞り、窓の方を見詰める。
 危なっかしくも楽しげに自由になった足を躍らせる同室の少年に眸を細めた。
 差し込む月明かりのせいで、
 その表情は影となって、見る事は叶わなかったけれど]

 ……ドナルド。そこは座る場所じゃないよ。
 落ちたら危ない。
 眠れないのなら、ミルクを入れてあげるから。
 此方へおいで?

[穏やかな声がそう声を掛ける]

(15) 2010/09/01(Wed) 09時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…オイオイ、そんなおおっぴらに部屋で吸うとか…
先生たち居ねぇとは言え、大胆過ぎんだろ。

[片手で窓枠にしがみついたまま、覗き込む隣の部屋。
 紫煙の主を見つめる隻眼は、多少の羨ましさを湛えて見えたとしても仕方がない。]

(16) 2010/09/01(Wed) 09時半頃

ベネットは、ドナルドが身を乗り出すのを見て、どうしたんだい?と首を傾ぐ。

2010/09/01(Wed) 09時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[興味本位でねだるように片手を伸ばした瞬間に、背後からかかる声。
 思わずぐらりとバランスを崩しかけて、窓枠が軋むほど強くしがみついた。]

…っと、ぉ……。

いきなり声…かけんなっ。
[反動で、どさりと背中から室内へ転げ落ちる。
 多少物音はしただろうが、悲鳴にならなかっただけ大分マシだ。
 小さく呻きつつ、腰をさすりながら身体を起こす。]

…ミルクってお前、子猫じゃあるまいし。
猫だってんなら別に、落ちたって平気だろ?

[床の上にあぐらをかいたまま、穏やかな呼び声にそう答えた。]

(17) 2010/09/01(Wed) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ……あっ!

[バランスを崩すのを見れば、悲鳴に似た声が一つ漏れる。
 窓枠が軋む音に硬く眸を閉じ、
 掛かる声に恐る恐るそれを開け、ほうっと息を大きく吐き]

 だから危ないって、言っただろう。
 何度言っても、君は忠告に耳を貸してくれない…。

[やや拗ねた響きを声に乗せ、胡坐をかく少年に手を差し出す]

 眠れない子には温めたミルクを飲ませてあげることに、
 うちでは決まってるんだ。
 ……ブランデー入りの特別製だけれど、ね。

(18) 2010/09/01(Wed) 09時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[床に座ったまま、見上げる隻眼の三白眼。
 立ち上がってしまえば、殆どの相手は見下してしまうだろうから、
 差し伸べられた手を、暫く不本意そうに見つめた。

 中身の伴わぬままに勝手に育っていく身体。アンバランスなそれをずっと持て余している。]

…角砂糖か、蜂蜜入れてくれるンなら。
[ボソリと小さくねだり、目を逸らしながらその手を取った。]

(19) 2010/09/01(Wed) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[重なる手をぎゅっと握る。
 不本意そうな顔のリクエストに、微かに微笑み]

 ああ、いいよ。
 特別にハニーミルクにしよう。

[立ち上がる彼の赤い髪へと指先を伸ばし、厭われなければくしゃりと撫でようとするだろう。

 棚に置いてあるマグにミルクと蜂蜜と、
 隠してあったブランデーを一滴落とし、それを手に持って]

 食堂へ行こうか。今なら寮母さんも眠っているだろうし、
 冷たい侭飲んでお腹を壊してもいけないからね。

(20) 2010/09/01(Wed) 10時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ツヤのないパサついた赤毛は、撫でられると野良猫のよう。
 伸ばされる指へと手を上げかけたけれど、寸前で押しとどめた。

 互いの顔が近づけば、アイパッチで隠しきれていない傷跡は、
 月明かりと灯火だけの薄暗い部屋の中でも十分に目を引いてしまうだろう。
 其程古くはないということすら見て取れるほどに。

 食堂へとの促しにこくりと小さくうなづくと、大人しく背中を丸めて付いていく。]

(21) 2010/09/01(Wed) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[指に残る少しぱさついた髪の感触。
 まだそんなにも古くない傷跡を残す年下の少年の、
 此れまでの事を思うと眸に愁いが混じる]

 ……大丈夫だよ。

[部屋を抜け出す事に対してと、
 それからもう、君を傷つける者はここにはいないと二つの意味を込めて言葉を紡ぐ。

 大人しく付いてくる少年に穏やかに笑んで、
 嫌がられなければその手を取り食堂へ向かうだろう]

(22) 2010/09/01(Wed) 10時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[見下ろす先輩の気遣いは、くすぐったいような居心地の悪さ。]

…ガキじゃあるまいし、別に怖くなんか……

それに、暗くてもちゃんと見えてる。

[繋ごうとする手をぺちりと払って、両手をポケットへ突っ込んだ。]

(23) 2010/09/01(Wed) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[手を払われるとおやと片眉を上げ、くすりと小さく零す]

 ドナルドは夜目が利くのかい?
 それはいいな。僕は鳥目だから。

[薄闇の廊下をゆっくりと歩く。
 途中、何度か壁にぶつかりそうになり、
 その度に苦い笑みを浮かべるだろう。

 食堂へつけば、真鍮のマグを其の侭火に掛け、
 ミルクを温めると彼の前へことりと置いた]

 熱いから気を付けるんだよ。

(24) 2010/09/01(Wed) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[手を繋ごうとしたのは同情などではなく、むしろ向こうが助けを求めていただなんて、
 その様子から気づいてしまっても、もう遅い。

 気付かぬふりをして食堂まで行き、甘い香りが漂うのを待つ。]


…なぁ、あんた……
[声をかけようとして、置かれるマグ。
 結局何も言うこともなく、大人しくミルクを吹いて冷ました。]

(25) 2010/09/01(Wed) 11時頃

ドナルドは、戻るときにはきっと、手をつながれても払わない。**

2010/09/01(Wed) 11時頃


【人】 本屋 ベネット

[ミルクを吹くドナルドの正面に座る。
 ミルクの甘い香りと、それから緩やかに訪れる睡魔に、
 欠伸を噛み殺した。]

 ……ん?
 僕がどうかした?

[言い掛けられた言葉に緩く首を傾げるも、その先を彼が口にする事はなかったから。
 彼がマグを空にするまで、黙したままじっと見詰めて*いた*]

(26) 2010/09/01(Wed) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 寮/自室 ―

 ……サイラスは、まだ戻らないか。

[ホツリと零れる独り言。深い溜息も一つ漏れる。
次に、右手に持っていたペンが机の上に置かれた。]

 ……、……―――。

[あいたペンたこのある指先が、つっと己が下肢に伸び]

 んっ、……

[ややあって押し殺した聲。同室者が居ない時だけの秘め事。
机に伏せた貌にあるモノクルが吐息に白く曇った。]

(27) 2010/09/01(Wed) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン






[秘め事は、少なくとも同室者が帰るまでには終わる。
今までも、悟られるようなことはしていない筈であったが……。
気がついていて何も謂わないなら、ディーンには預かり識らない所。]

 誰だ、煙草を吸っている莫迦は……―――。

[何事もなかったように、けれど部屋に籠る青い蜜の匂いを逃がそうと、窓をより開ければどこぞから漂う仄かな香り。
頭痛を耐えるように眉間に皺を寄せる眉の下、両方の眸の色は今は月明かりを受けて薄い色を放つ。]

(28) 2010/09/01(Wed) 11時半頃

ベネットは、払われない手に。そして彼の気遣いに。嬉しそうに微かに笑んだ**

2010/09/01(Wed) 11時半頃


村の設定が変更されました。


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 11時半頃


【人】 会計士 ディーン

[眉間に皺を深く刻みながらも、大声で注意を向けないのは時刻が時刻だからか、それとも別の理由があったからか。

深い溜息を一つ吐くと、指先は片眼鏡へと伸び、それを取り、ゆるゆると柔らかな布で曇ったレンズを磨き始めた。
視力の異なる両眼で月を見上げれば、春の夜でないのに、霞み見える朧月。]

 ……、……―――。

[無言で月より逸らされる紫水晶は、微かに伏せられた瞼、それを縁取る睫毛の影になった所為か深い色を見せた。]

 サイラスが戻ってきたか?
 それとも……―――

[廊下より聴こえる足音に、深い色を湛えていた両眼を上げる。
足音は、サイラスのものか、食堂へと向かう者のものだったか。
磨き終えた片眼鏡を嵌めれば、紫水晶は常の色へと移り変わった*]

(29) 2010/09/01(Wed) 11時半頃

双生児 オスカーが参加しました。


【人】 双生児 オスカー

―寮・自室―
[ベッドの上で丸くなったまま、びくりとも動かない]

……。

ん。

もう、食べらんないよ。

[もごもごと口を動かして、けれども矢張り眠ったまま。見る夢は、寮に入った事で離れてしまった妹との幼い日々のこと。

目覚めるまではまだもう少し――*]

(30) 2010/09/01(Wed) 12時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 12時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

─ 寮 自室 ─

[薄明かりに吸いよせられ、焦げ死んだ羽虫の黒くちいさな屍をみるともなく眺める。
 灯りを最低限まで落とした室内は暗く、濃藍の髪は闇の色に似る。本人が呟いたとおり、たしかにかれ──ラルフ・アイヒベルガーの前髪は伸びすぎているようだった。髪の先が目にはいるのは、寝台に寝転ぶでも座るでもない、中途半端な体勢でうつむき、身体を傾けている所為だ。]


……気怠い。
だるくて、痛ィ

[去年急激に背がのびたばかりのラルフの身体は骨張っていて、今もまだ成長期特有の鈍痛が関節のあたりに留まっているような心地がする。

 去年までのラルフは中等部の生徒と間違えられるほど、小柄だった。先に背と肉がついた運動部の友人たちのしっかりとした身体に比べれば、蒼白く、不格好なそれ。けれども身体というものは重力をもち──例えばそう、今、下敷きになったまま不自然な角度に曲げられて(ゆび先だけで怠惰にページを捲ることにしている)かれの腕は、しびれて感覚がない。]

(31) 2010/09/01(Wed) 13時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[身体の角度をかえれば簡単に回避できるしびれと言う不快さを、開いた分厚い本の中の活字を追うことで耐えている。]


ン…
人恋しいなんて思うわけがない。
──莫迦ばかしい。

[時おり眉はしかめられ、髪と同じ濃藍の睫毛が揺れた。翳る瞳の色は、くすんだ銀灰。嗚呼、不愉快なのは自分自身だとラルフは思う。
 夏休み、バカンスに出掛けた両親と合流することを断わり、寮に残った。少し早い受験勉強と、図書館に入り浸って、読み難い書物の詰まった一番奥の書棚を征服してしまうことを決めたのはかれ自身なのに。]

(32) 2010/09/01(Wed) 13時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ページを捲る手が止まる。
 今、読んでいるのは、宗教哲学だった。
 活字の中に先人の叡智を見出すと言うなら、昨日読みはじめた都市の反映と当時の世相風俗を描いたスノビッシュな長編小説の方がマシかもしれなかった。
 そう、同級生には敬虔な信者もいたが、懺悔ではなく、一日の終わりの祈りの時間すらラルフには年々苦痛になってきていた。]


神学部の受験は止めよう。
──……、

[ふと、開けっ放しにしている窓の外、薔薇園のある方角から、亡霊がざわめくような気配が感じられたような気がして。中庭の方角に細長い首をかたむけ、瞬きをした。揺れているのは、風に煽られるカーテンだけ。]

(33) 2010/09/01(Wed) 13時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

誰か散歩でもしてるのかな。
否、嗚呼、うちと同じ、
灯りがチラ見える窓もあるね……。

[絹張りの装丁の本を放り出して、シーツの上に転がる。顎をつきだした姿勢でうつぶせになり、息を零す。例えば誰かが煙草を吸っていたとして、誰かがベランダから飛び降りそうに見えたとして、ラルフは注意等するような性質でもなかったけれど。
 今日はそれ以前の問題で。無意味な淋しさを感じると同時に、誰とも目を合わせて言葉を交わしたくない様な気がするのだ。]

(34) 2010/09/01(Wed) 13時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

かと言って、眠れない
──のだけどな。

[目を閉じて、数秒。
 ふと思い付いたように目蓋をあげた。
 寝転んだまま、手を伸ばすのは寝台脇のサイドボード。
 数学のノートを取り、無造作にその1ページを千切る。]

……ッ

[重力から解放された右手はジワリと痺れている。その手で、紙飛行機を折る。やや乱暴だが神経質そうな筆跡で、ノートの主が分かる者も寮の中には居るだろうか。それとも誰も気が付かないだろうか。そんな事を。]

(35) 2010/09/01(Wed) 13時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[用心深く灯りを消してから窓辺に寄り、カーテンを少しだけ開いて。
 開いている角向かいの部屋の窓めがけて、紙飛行機を投げ入れた。モノクルを嵌め直した金髪の最上級生の居るその部屋を選んだ理由は、ラルフの部屋の窓からの角度が良かったからと言うのも大きかったかもしれない。

 廊下の足音は、ラルフの耳元にも遅れて届く。
 紙飛行機の軌跡を見届けた後は、カーテンの影に隠れた**。]

(36) 2010/09/01(Wed) 13時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 13時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 15時頃


【人】 奏者 セシル

― 自室 ―

[そのままぼんやり煙を揺らしていると、隣室から気配がする。
 んっと顔を向ければ、隣の赤毛が窓からこちらを覗いてきた。>>16]

 ――……ん、大胆なの、オレって……。

[そんな返事をしに赤毛が手を伸ばしてくるのを見る、
 が、次の瞬間には、その手は宙を舞って、で、何だか微妙な動きをしつつ、そのまま消えてった。
 隣に何か転げる音。>>17]

 ――……

[また無言で煙をぽかりと吐いた。]

(37) 2010/09/01(Wed) 15時頃

セシルは、想像以上に煙草のことがみんなにばれてることには気づいてない。

2010/09/01(Wed) 15時頃


【人】 本屋 ベネット

― 自室 ―

[部屋に戻って後も、ドナルドとは二言三言交わしただけで、
 会話という会話をする事はなかった]

 幾ら休みとはいえ、明日も朝礼拝はある。
 ……寝坊しないように、早く寝るんだよ。

[そう告げて、二段ベッドの下へと潜り込めば彼はどうしただろか。
 素直にベッドに上がるのなら、そのままお休みと声を掛けて。
 未だ窓際にて季節外れの蛍を求めるようであれば、
 ベッドに肘をつく形で横になり、その様子を眺めているだろう]

(38) 2010/09/01(Wed) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

 そーいや、サイラスちゃんと戻ってっかな。

[秘密裏に開けた中庭の窓を思い出しながら、煙草を同室者の机の乳鉢に押し付ける。完全に消えたあとは、その机の下に隠してある花瓶の中に吸殻を捨てた。

紙巻煙草の箱とイムコはまた空の本箱の中に戻し、本棚に納める。
改めて窓を全開で空けて夜空を見上げる。]

(39) 2010/09/01(Wed) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

 何か飲も…。

[そして、ふと、そう呟き、窓を閉めた。
 同室者がいる場合は、彼が機転を利かせて、事前に何か飲み物を運んできていたが……。]

 ――……

[扉を開けて、閉め、ポケットに手を突っ込んで歩く。近づく人物の鼻が利くなら、その匂いはすぐにバレるかもしれない。]

 →食堂へ

(40) 2010/09/01(Wed) 16時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 16時頃


ベネットは、いつしかうとうとと、夢の縁へと…**

2010/09/01(Wed) 16時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 16時頃


【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―

>>25>>26

[食堂につくと、さっき窓際で奇妙なダンス(?)を見せて消えてった赤毛とその同室の同級生がいた。]

 ふぅん、ミルク?あまってるならコーヒーに頂戴。

[同級生とミルクを吹く赤毛にそう声をかけて、自分のマグを棚から出す。ミルクをそれに分けてもらえたならさんきゅ、と礼を言って、キッチンに入り、誰かが沸かしたまんま放っておかれたらしいコーヒーをその上に足した。

 食堂に戻ると、隅っこのほうにかけてこくこくとそれを飲み始める。]

(41) 2010/09/01(Wed) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[同級生と赤毛はミルクを飲み終えると連れ立って帰っていっただろうか。
 実はそれもよくわからないのは、コーヒーを飲んでいたくせにそのまま、食堂のテーブルで肘をついたまま寝ていたからなわけで……。

 茶色のふわふわ頭はゆっくりと舟を漕いでいた。*]

(42) 2010/09/01(Wed) 16時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 16時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[暗い廊下を手に提げたランプで照らしながらゆっくり進む。
閉め忘れた窓に内鍵を掛けたり、戸締りを確かめたりと、本来なら寮母の仕事であろう筈の点検を律儀にこなしつつ「見回り」をやった。
この宿舎に帰省せずに残っている生徒の顔と名前と部屋の配置は一人残らず頭に入っているから、そこも見回るつもりでいる。

元々は夏休みになった直後、生活指導の先生が冗談めかして言いつけたことだが、彼はそんな作業を殆ど毎日自主的にやっていた。]

(43) 2010/09/01(Wed) 17時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 17時半頃


【人】 執事見習い ロビン

……また誰か煙草吸ってたな。

[くん、と鼻を鳴らし、誰かの置き土産の残り香を嗅ぐ。鼻はそれほど悪くない。
やれやれと呆れ返ったふうに首を振る。*]

何故禁止されている上に益のないことをわざわざやりたがるのか、さっぱり分からないな。

(44) 2010/09/01(Wed) 18時半頃

【人】 靴磨き トニー

――深夜/寮・自室――
[パイプベッドが軋む音。
押し殺した吐息とかすかに漏れる声。
断続的に続く物音に、少年の意識は眠りの淵から呼び起こされた]

ん……んん。なに……?

[半ば寝ぼけたまま、物音の方へ寝返りを打つ。キャビネットを挟んで向こうには、同室の少年が眠っている筈だった]

……ユーリィ? どうかしたの?

[呼びかけてみるも、背を向けた同居人に気づく様子は無い。何をしているのかと、暗がりの中で少年は*目を凝らした*]

(45) 2010/09/01(Wed) 19時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 19時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 19時頃


【人】 会計士 ディーン

― 寮/自室 ―

 ん……―――なんだ?

[窓の開きを細めようとしたところで、何かが中庭から吹く風に乗って部屋へと届く。
カサリと音を立てて着地したそれを、ペンたこのある長い指の先がつぃっと拾いあげる。]

 サイラス宛ての戀文……にしては数式が見えるな。

[前半部分は本気か冗談か、判らぬような真顔で呟き、微か見える文字列を見止めれば紙飛行機をそっと崩す。]

 嗚呼……―――

[開き見る数学のノォトの内容は、一年前に習ったもの。
窓辺に立ち、紙飛行機の軌道を考えれば、例えばその筆跡に見覚えがなくとも、持ち主はなんとはなく識れる。
実際その筆跡に見覚えがあるかは……――図書館にお互い入り浸る身故に、意識せずには見かけることもあったか。]

(46) 2010/09/01(Wed) 19時半頃

【人】 会計士 ディーン


 まぁ、ノォトの1頁なくしたところで
 彼ならば問題ないのだろうが……――――

[少しばかり悩むように眉間に皺を寄せる。
眉間に皺が寄る代わりのように、手に持った紙は丁寧に皺が伸ばされて]

 悪戯か、それとも、何か意味があるのかね。

[紙の皺がある程度伸びきった後、ホツリ呟くと、結局その紙を持ち部屋を出た。向かう先はコ型の建物の向かい側。紙の持ち主であろうラルフの部屋へと廊下を歩む。]

(47) 2010/09/01(Wed) 19時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 19時半頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 19時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 20時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 20時頃


セシルは、うたたねの肘が外れて、頭かっくん

2010/09/01(Wed) 20時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 20時頃


【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―

 うわ

[うっかり食堂で居眠りしてたのに、気がつく。マグに額を打ち付ける寸前で目を見開いた。]

 あぶな……。

[そして、頭をぶんぶん振ってから、誰も見てなかったかどうか周りを見回した。]

(48) 2010/09/01(Wed) 20時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[通常であればもう消灯であるから出歩く寮生など居てはならないのだが。

遠くか、近くか。
誰かの声がした気がして、彼はそちらに顔を向けた。
暗闇を追い払うよう、ランプを掲げて廊下の奥をに光を向ける。]

誰かいる、のか?

(49) 2010/09/01(Wed) 21時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 21時半頃


セシルは、食堂には誰もいなかったみたいだけど、廊下には気配があるな…と、コーヒーこくり。

2010/09/01(Wed) 21時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 寮/廊下 ―

[角向かいのラルフの部屋へ向かう途中。
丁度、角を曲がったところか。
ディーンからすれば、幼い声音で誰か居るのかと、問う聲を聴く。]

 ……ん?

[誰に向けられた言葉か判らずに、脚を止める。
相手の掲げるランプの灯が近くに見えるのならば、それは己に向けられたものと判るだろうし、相手にも淡い光を黄金に弾く髪色が識れよう。

もし、ランプの灯が近くに見えないのならば、聲が聴こえた方角……それは、食堂の方であったろうか、戯れに脚を向けた。]

(50) 2010/09/01(Wed) 21時半頃

ロビンは、思いついて食堂の扉を開けてみると、果たして。

2010/09/01(Wed) 21時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―食堂―

またですか。
もう消灯ですよ。

[くしゃくしゃの髪、自分より頭ひとつ分は高そうな先輩をじと目で睨む。]

(51) 2010/09/01(Wed) 21時半頃

セシルは、ロビンの姿に、や、と手をあげた。

2010/09/01(Wed) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―

[そこに現れたのは、呆れた表情でこちらを見る実質寮長な中等部の優等生。]

 んあ?消灯?
 ……つーか、夏季休暇中じゃん。いーのいーの。

[そして、手元の冷めたコーヒーの入ったマグをさしつつ…。]

 ロビン、真面目だなぁ。
 せっかくなんで、何か飲まない?

(52) 2010/09/01(Wed) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

 ああ、なんだ、お前たちか。

[ロビンの少し後を追う形で、食堂へとたどり着く。
見えた2人を視界に収めると、注意を促すというでもなく聲をかけた。注意を促さないのは、2人の片割れがロビンであったから故に。]

 ――……ついでだ、何か飲み物でも持って行ってやるか。

[独り語ちると、紅茶を淹れる段取りを始めた。]

(53) 2010/09/01(Wed) 21時半頃

セシルは、ディーンの姿も見かけると、ロビンに、「消灯?」と笑いかけた。

2010/09/01(Wed) 22時頃


【人】 執事見習い ロビン

や、じゃないですよ。
さっさと寝て下さい。休みで先生が居ないからって不規則な生活を送って良い訳じゃないんだから。

[くい、と眼鏡のブリッジを中指で押し上げる。
レンズの奥の灰色の瞳を縁取る睫毛は、良く出来た少女人形じみて長くて綺麗にカールしている。]

(54) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―

ああ、先輩。どうも。

[後ろから入ってきた何処となく高貴なイメージのある上級生に、軽く会釈をした。
最上級生で自分よりは遥かに年長とは言え、何かセシルとはえらい違いである。]

(55) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 奏者 セシル

>>54

 まぁ、カタイこと言わずにさ。
 先生いないから不規則できるって経験もいいんじゃない?

[入ってきたディーンも目があえば、や、と手をあげる。
 そして、キッチンに入っていく様子を見て、ロビンにやっぱりかければ?といった視線。]

(56) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

[差し出されたマグにじーっと目を細め、]

僕はまだ見回りがあるんですよ。
寮母さんが戸締りをしたのに、誰かが勝手に窓や扉を開けてしまいますからね…!

[厭味たっぷりに眼鏡のレンズを光らせる。]

(57) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 靴磨き トニー

――深夜/寮・自室――
[薄闇の中、ユーリィの背に広がった銀髪が少年の目にはっきりとした形として映り始める。膝を抱えるような姿勢から時には腰を浮かせ、時には長い髪を振り乱して喘ぐ彼の様子に不安そうな声を上げた]

ユーリィ、ねぇ、ユーリィったら。
どうかした、苦しいの?
……誰か、呼んだ方がいい?

[半身を寝台から起こし、それでも囁くように尋ねた。髪の乱れた背に漂うどこか隠微な気配が、少年の声を潜めさせた]

(58) 2010/09/01(Wed) 22時頃

トニーは、ヨーランダの喘ぎが、苦痛ではなく快楽からくるものだとやがて気づく。

2010/09/01(Wed) 22時頃


執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時頃


【人】 靴磨き トニー

――深夜/寮・自室――
[問いかけがその相手に届いた様子は無かった。
銀髪の少年は自らの行為に没入したまま嬌声のオクターヴを上げていく。
まるでかれ一人しか、この部屋には居ないかのように――否、]

……ぇ!?
……誰、って?

[ユーリィの唇から漏れた名前。
それは少年にも聞き覚えのある――寧ろこの休暇に入ってからはほぼ毎日のように出会う――ものだった]

――嘘、そんな、だって。

[聞き違いではないと云うかのように、上擦った声が同じ名を呼ぶ。少年はぎゅっと瞼を閉じ、タオルケットを頭から被った]

(59) 2010/09/01(Wed) 22時頃

トニーは、混乱したまま、枕で*耳を塞いだ。*

2010/09/01(Wed) 22時頃


【人】 執事見習い ロビン

とにかく。
さっさと飲み終えて寝て下さいよ!
また後で寝たかどうか見に来ますからね!

[ぐっと人差し指をセシルに突きつけて念を押すと、入ってきた廊下側の扉から出てて行った。*]

(60) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 奏者 セシル

>>57

[勝手に窓や扉を…の言葉には、目が上向きに泳いだが、すぐに戻して……。]

 ――…ふぅん、勝手に窓や扉が開いてるなんて、奇怪だな……





             何かいんじゃねぇの?

[そう言って口端をあげる。]

 ま、見回りなら手伝ってやるし…代わってもいいぞ?

[そして、一転、またそんな能天気なことを言った。]

(61) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 奏者 セシル

 って、はいはい

[>>60
 ぴしりと言い放って食堂を出て行くロビンは目を丸くしつつ……。]

 せっかくの可愛い顔が、怒ると台無しだぞ?

[余計なことも言って、その背に手を振った。]

(62) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

[挨拶をくれる下級生2人に軽く手を上げ]

 ――……ロビンも、紅茶飲むか?

[キッチンへと入る前、セシルがマグを指し紡いだ言葉を引き継ぐように問いかける。]

 まぁ、飲んでしまえば
 少し寝れなくなってしまうかもしれないがな。

[ふっと両の眼を細める。
微かなランプの光に、紫が淡く色づいた。

セシルとの会話を聴くと、どうやら答えは否なよう。
暫し後2つのマグを手に食堂へ戻ると、既に眼鏡の少年の姿はない。]

 セシル、あまりロビンを困らせてやるなよ。

[残るセシルに、注意としては弱い言の葉をかけた。]

(63) 2010/09/01(Wed) 22時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時頃


鳥使い フィリップが参加しました。


【人】 鳥使い フィリップ

―食堂―
[直ぐ傍の喧騒もなんのその。
窓際風通しの良い場所を陣取り、窓縁に頭を預けて
心地よさそうに寝ている姿が其処にあった。]

(64) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 奏者 セシル

>>63

 ん?

[ディーンがやってくれば、その手にもったものを強請るような視線を向ける。]

 困らせてるのかな。
 もう少し、肩の力抜いてもいいと思うんだけどな。

[そして、ディーンにかけないか?と言った仕草をみせる。]

(65) 2010/09/01(Wed) 22時頃

【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

 なんだ、お前もいるのだったか。
 ラルフにと思ったが……―――
 まぁ佳い、急ぎではないしな。

[強請る視線に、手に持った一つを差し出し、促されるまま席につく。
その段階で、気持ちよさそうに寝ているもう一人に気が付き、呆れたような溜息を一つ吐いた。]

 諦めを識るには、ロビンにはまだ時間が必要ということだ。

[さも、自分は諦めたのだと言いたげな言葉を紡いで、マグに口をつけた。ベルガモットの爽やかな香りが口腔に漂う間に、片眼鏡が湯気に曇った。]

(66) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

セシルは、フィリップの存在には今まで気がついてなくて、ぎょっとしつつ

2010/09/01(Wed) 22時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


フィリップは、肩が揺れる。眼を閉じたまま密やかに笑っているようであった。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

>>66

 さんきゅ、先輩。
 ああ、ラルフのだったのか。ごめんな、ラルフ。

[そこにいない同級生に謝罪しつつ、ディーンからカップを受け取る。
 醒めたカフェオレよりも淹れたての紅茶のほうが美味しいのは当たり前で、嬉しそうな顔をした。]

 諦めかぁ…。
 諦めって問題なのかどーかはわかんないけどさ。

 ――……で、先輩も消灯後になんで食堂に?
 喉渇いた?それともラルフに夜這い?

[そんなことを話しかける。]

(67) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―廊下・自室前→自室―
[そっと扉を開けて部屋に滑り込むと珍しく同室者の姿はなかった。
 が、―しかし―。]

―っ。

[微かな蒼い残り香。屑箱に残る紙くず。開け放された扉]

分かっちまうんだよなー…。ばぁーか。内で閉じこもらずに
外で発散して来いってのー。

[軽く香を嗜むことを趣味にしてる故に少々鼻は人よりは敏感だ。
 酒は飲んでも煙草をやらないのはそのためで。
 もっとも――]

態と遅く帰ってきている俺もだがなー。

[夜遊びから少々早めに帰ってきたときに後姿を見てしまって以来、
 ―もっとも気づかれなかったとは思うが―
 帰りが遅くなっているのは遠慮してか気をつかってか]

(68) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ 自室 ─

[カーテンの影で探るようにして感じるのは、夜にひそむ気配。
 目蓋を閉じて深呼吸。壁にもたれて──口端をわずかに持ち上げる。]


──…

[けれども、少し間を置いて再び向こうの窓を覗き込んで、その静けさに浮きかけた口角を小さなへの字に曲げた。]

(69) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


【人】 薬屋 サイラス

……。ふ。

[吐息を零した後、二段ベッドの上、上るのは自分の居場所。
 ライトの傍の設置した陶器のアロマライトにそっと垂らすのは
 薫衣草の精油。
 心地よい眠りへと誘う香りが部屋に立ち込め始める]

いっそ今度イランイランでも焚いてやろうかな―…

[悪戯めいた呟きは、なんだかんだといって生真面目な相手に
 反目しつつも、気にはしている裏返しみたいなものだ―…。
 まあ、本人が居る所では言いやしないが。]

(70) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

―食堂―
[眠る光景。それは何時もの光景。
気付く人は気付くし、気付かない人もいる。
気付いているけれども何も謂わない人も多い。]

[眠りから身じろいだのは眼鏡の少年が出て行った後。
あたたかな紅茶の香にすんと一度鼻を鳴らして
両手足伸ばしうん、と伸びをすると薄く瞳を開く。]

諦めを識るには、まだ若いのに。

[肩を揺らして笑ったのは、そんな言葉が聞こえたから。]

(71) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

 おい、フィル。寝るなら部屋で寝ろよ。

[聴こえるかどうかは別にして、寝ながら笑っている同級生に一応一度は注意を向ける。それ以上謂わないのは、諦めを識ったが故か。]

 私は、こんな所で寝ているアレや
 未だに部屋に戻ってこない同室者のお陰で
 諦めという言葉を識ったけれどな。

[マグを遠ざければ、片眼鏡の曇りは薄くなる。]

 ――……夜這いと謂えば夜這いかもしれんな。

[けれど少し曇ったままのレンズ越しに、チロっと紫を嬉しそうな貌をしてマグを受け取った後輩に向け、真顔でそう告げた。]

(72) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

セシルは、フィリップの声に振り向いて、おはよう、先輩、夜だけど、と声をかけた。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

>>71

[まだ若いのに、とじじむさい言葉を出したフィリップに声をかけてから、ディーンの言葉に耳を傾ける。]

 ああ、戻ってこない同室者…か。
 まぁ、オレも同室者には、いろいろと勉強になってるかも。

[煙草を教えたのも同室者の仕業であるのは、
 まぁ、同級生の彼らなら、知っているだろう。

 ディーンの曇ったモノクルを見つつ、紅茶を啜る。]

 へぇ、夜這いみたいなこと、か。
 先輩がそんなこと言うとか、なんか、意外。

(73) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 22時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

識ってる?ディーン。
ここで寝る方が俺には都合がいいんだよ。

[こん、こん、からからから…]

[伸びの拍子に何かが落ちて、転がる音がする。
鮮やかな赤と青、二つの色の混じった硝子球。
それはセシルの方へと転がっていった。]

おはよう、後輩。
また直ぐに寝るけれど。

[転がる球を眼で追いながらそう謂って。]

(74) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[暗闇にぼんやりとしろく光る手を見下ろす。
 うつむくとやはり前髪が邪魔で。
 だれか──起きて動いている者の気配があるところへ、出かけたいけれども、出かけたくない。勿論、寝台に横たわり直す気にはなれない。]

俺は何がしたいんだか。
──……人に、



今さっき、聞こえた足音。
独りじゃなかったよ……な。

[思い出すのは、夏休み前に聞いた薔薇園の亡霊の話と。
 夢遊病のように白い夜着のまま、下級生が出歩いていると言う噂。さっきの足音は亡霊ではない、多分。]

(75) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

>>74

[フィリップが伸びをすると同時に転がる硝子球…。
 自分に向かってくるそれを目で追い、カップをテーブルに置くと、椅子に座ったまま手を伸ばした。]

 落ちたよ、先輩。
 それともくれんの?

[こつりと指先で転がし、3つを床でまとめつつ…。]

(76) 2010/09/01(Wed) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―

何が「可愛い顔」だ、全く……
冗談じゃない。

[ぶつぶつと苛立ちを撒き散らし、廊下を足早に歩く。
大きな目と整った小作りの顔は、細身の体躯と相俟って生半な少女より愛らしい。
それが元で上級生や同級生に囃し立てられるのもしばしばで、彼としては苦々しい限りなのだ。
もしこれほど性狷介でなければ、戯れはもっと多かったことだろう。]

(77) 2010/09/01(Wed) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

 ――……冗談という単語も覚えたな。

[セシルに対し、ふっと微かに唇の端を持ち上げる。
己から夜這いをかけることは面倒さが勝ってないのだが、そういう経験がないとは謂わない。自分から動くを厭うが故の行為が、同室者にばれているとは識らないまま。]

 お前の都合でなく、皆の都合故に部屋で寝ろと謂っている。

[フィリップの言葉には呆れたように、そう返し]

 さて、私は夜這いにでも行くかね。
 もしかしたら、ラルフが待っているかもしれないからな。

[転がる硝子玉を見送ると、一度キッチンの方へと消え、ラルフ用に紅茶を用意すると食堂を後にした。]

(78) 2010/09/01(Wed) 23時頃

サイラスは、部屋の扉を微かに開けたままにして薫衣草の香りが廊下へ流れていくのは気にもとめない

2010/09/01(Wed) 23時頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>76
[ふぁ、と小さな欠伸が零れる。
セシルの声に、首を横に二度振り手を伸ばす。]

あげないよ、後輩。
それよりも、ちょうだい。

[伸ばす手は硝子玉を受け取る形ではなく、
カップを受け取る時の形に。]

自分は夜這い、するくせに。

[新たに紅茶の香、すんと鼻を鳴らして。
片眼鏡の同級生に瞳細めてそう謂うと、
夜這いへ向かう姿を見送った。]

(79) 2010/09/01(Wed) 23時頃

【人】 執事見習い ロビン

[深呼吸して心を落ち着けた後。
居残った寮生の部屋、手近な扉のひとつを控え目にノックする。
音は、万一眠っていた時の用心に、起きていればかろうじて聞こえる程度に抑えている。]

……起きてますか?
もう消灯なので寝て下さい。

(80) 2010/09/01(Wed) 23時頃

【人】 奏者 セシル

>>78

 冗談   ね。
 オレは冗談を覚えたのは早かったよ。小等部の頃。

[ディーンの言葉にそんな返事を返しつつ、ラルフの元に行くというのには、ああ、と手をまた振った。]

(81) 2010/09/01(Wed) 23時頃

ロビンは、<<ラルフ>>の扉をノックした。

2010/09/01(Wed) 23時頃


【人】 奏者 セシル

>>79

 くれないか。残念。

[手を伸ばしてくるフィリップにビー玉を拾って渡そうとして、でも、求められているのがそれじゃないとは気づき、淹れたての紅茶を手渡す。]

(82) 2010/09/01(Wed) 23時頃

セシルは、テーブルの上に転がらないように硝子球を乗せていく…。

2010/09/01(Wed) 23時頃


ラルフは、ロビンのノックの音に瞬き──灯りはさっき紙飛行機を投げる時に消したまま。

2010/09/01(Wed) 23時頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室より角向いの部屋 ―

[フィリップより背にかかる言葉には軽く肩を竦めるのみ。

自室より角向いの部屋の前に立てば、薫衣草の香が自室より漂うを識る。]

 たまには、私の帰りを待つもいいだろう。

[部屋に戻っただろう相手に対し、ふんっと鼻を鳴らし、そんな届かぬ言葉を向ける。しかしながら、彼が己を心配するとは心の隅にも思ってはいない。]

 ―――……ラルフ、居るか?

[コンコンコン……リズムを刻んで3つノックを叩いた。]

(83) 2010/09/01(Wed) 23時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/01(Wed) 23時頃


【人】 執事見習い ロビン

―ラルフの部屋の前―
[見たところ室内は暗いようだ。
明かりはもう消してあるのだろう。]

寝てるのかな…?

[しかし見回りをやり過ごしてまた起き出す例も多いことから、いつも暫く耳を澄まして様子を窺うことにしていた。]

(84) 2010/09/01(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>82

気に入ってる色だから、
ただじゃあげられない。
…欲しかったの?

[拾い上げてられる硝子球に嬉しそうに眼を細め、
手渡されるカップ、指先に触れる熱さに
カップを落としてしまわないように両手で包んで啜る。]

(85) 2010/09/01(Wed) 23時頃

ロビンは、中の物音を確認してから次の部屋に行こうとする。

2010/09/01(Wed) 23時頃


【人】 奏者 セシル

>>85

 見れば欲しくなるよ。綺麗だからさ。
 でも、確かにただは、虫がよすぎるね。

[欲しかったの?に答える言葉は正直なもの。
 さっきディーンから欲しがった紅茶はもう、他の人の手に移してしまったくせに。]

 欲しがるぐらいは、いいじゃない。
 欲しくても手に入らないものがあることも知ってるし。

[そして、綺麗に3つの硝子球を並べて、満足そうにした。]

(86) 2010/09/01(Wed) 23時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[手近の窓の鍵をきゅっと締め、]

皆大人しく寝てくれればいいのに。

[ぼそりと零す。
徘徊する幽霊だの薔薇園の呪いだのはてんから信じてなどいない。
閉めた窓や扉が夜中に開いているのは、不心得者の所為だと思い込んでいる。……実際九分九厘その通りなのだが。]

(87) 2010/09/01(Wed) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[控え目なノック。「もう消灯なので寝て下さい。」と言う少年の言葉で、何時も見回りをしているような印象のある下級生の顔が浮かんだ。]

──眠れるなら、
とっくに寝ているよ……。
ご苦労さまだ ね。


[扉へと返す言葉は相手には聞こえない小ささ。
 身じろぎの気配を扉の向こう側に伝えないように、暗闇の中で静止して。相手が行ってしまうまでの短いのに長く感じられる時間をやりすごした。

 二回目のノックが聴こえたのは、ロビンが行ってしまった後の事だ。コンコンコンと規則的に3つ繋がるリズムは、先刻のロビンのものとは異なっていた。
 今度はゆっくりと立ち上がり、扉を開きに行く。]

(88) 2010/09/01(Wed) 23時頃

ラルフは、ディーンに微笑を浮かべ首を傾けた──やあ。

2010/09/01(Wed) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>86

うん、虫のいい話だね。
欲しいならあげてもいいんだけれど…
これは、少し大事なだけだから。

[紅茶を啜りながら手を伸ばす。
綺麗に並べられた3つの硝子、一つ突付けば
から…と音を鳴らしてテーブルの上に散らばり]

俺が大事なものをあげるんだから、
同じように大事なもの、くれなくちゃ。

[それだったら考えると、香る湯気に翡翠を細めた。]

(89) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

【人】 会計士 ディーン

― ラルフ自室 ―

[時間的にディーンの訪れは、ロビンの訪れの後のこと。
開く扉の向こうに見えた人に、一先ずカップを掲げて見せる。]

 ―――……呼ばれたようなので、夜這いに来たのだが?
 ノォトを返す前に、まぁ、とりあえずカップを受け取ってくれ。

[何故訪れたかは、言葉で識れよう。

悪戯……―――彼がそのようなことをする者だろうか?
悪戯でなければ、その理由は?

促されないならば、扉の前で立ったまま、相手の真意を探すように、紫は銀灰を見詰めた。]

(90) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

ロビンは、薫衣草の香りに誘われるように廊下を進む。

2010/09/01(Wed) 23時半頃


【人】 奏者 セシル

>>89

[フィリップがテーブルの上の一つを転がす。
 それをアッシュグレイの眸が追いかけた。]

 少し、大事なだけ?
 でも大事なんだよね。くれるの?

[その転がった一個がグレイの眸に映る。
 それからフィリップの顔をまた見た。

 湯気のあがった向こうの顔は微笑んでいるかのようにも見えて、瞬きをしたあと、その一個を掌に包んだ。]

 大事なものか。何があげられるかな?
 わかんないや。考えて。

[残る二個は照明の灯りを受けて、輝いている。]

(91) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―ディーンとサイラスの部屋の前―
[軽いノックの音。
あまり遠慮のない音なのは、うっすら開いた扉の隙間から香りが漂っていることからも――火の始末をしないままうっかり寝てしまっていなければ――まだ起きていることは明白だからだ。]

サイラス先輩。
まだ起きてますね?

[疑問形なのは形だけで、声音は断定的だ。]

(92) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

…遅いなー…。珍しく外泊かぁ…。
なら最初からそうしろっての。

[どうやら出かけたらしい同室者に悪態を突付きながら
 持ち帰ってきた酒瓶を袋から取り出して栓をあけようとする。
 1本はいつも窓の鍵を開けておいてくれる持つべき後輩への
 お礼用だ。
 寝酒でもするかと栓を抜いた瓶の口に直接口をつけた。]

…かーっ。やっぱりこれだよなー。

[遠慮のない音が響く。二段ベッドのカーテンは閉まっているから
 こちらの手元は見えないはず。中等部の生真面目な後輩の声なのは
 すぐに分かる。やれやれ厄介なと瓶の栓は締めて袋にしまいこむ]

ああ、起きてるがこの香りで分かるだろ。眠るための香だからな。
もうすぐ寝るぞ…。

[ぶっきらぼうにめんどくさそうに声が返った。]

(93) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>91
[紅茶をもう少し啜ると、セシルの傍にカップを置く。
テーブルに頬杖ついて転がった硝子玉の行き先を
翡翠も追いかけながら頷いて]

うん、もっと大事なのがあるから。
これは、それじゃないからあげることもできる。

[掌に包む姿に首を横に振る。
まだ、あげない。そう謂うかのようで。]

俺が考えたって、わからないよ。
後輩の大事なものが何かなんて、知らないし。

[考えて。同じ言葉を反芻してグレイの眼を見た。]

(94) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

──すぐ、気付いたんだ。
部屋が静かだったから、てっきり気付かれないか。
眠ってしまったか。

[首を縦に振るでもなく横に振るでもなく、傾けたまま、カップを受け取る。]

紅茶を……嗚呼、ありがと。
食堂に人──居た?

[それから、扉を開いてディーンを部屋に招き入れた。
 同室者は夏休みで帰省してしまって、不在の部屋は二人少年が居る時よりも、心持ち広く感じられるかもしれない。開きっぱなしの窓を小さくして、寝台の上か、勉強机の椅子か、どちらかをすすめた。
 回りくどい方法で呼んだ理由を、直接的に説明するつもりが今は無いのか、]

──……
少し、幽霊の話でもしない?

[眠れないんだ、とだけ呟いて薄い笑みをディーンに向けた。]

(95) 2010/09/01(Wed) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

>>94

[掌に包んだ感触、その硬質感。開くと、色と光が影に映る。]

 大事なもの   か。
 まだ、見つけてないかも。

[フィリップの言葉に、少し俯いた。
 そして、ポケットに何かあるだろうかと一応探ってみる……が、あるわけもなく……。]

 ああ、そうだ。
 大事なもの。部屋に戻らないとないけれど、あれなら大事だ。

[しばらく考えて、やっと思いついたらしい。
 それが少し嬉しくなったのか。顔をあげてフィリップに笑いかけた。]

(96) 2010/09/02(Thu) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

― ラルフ自室 ―

 気付くのは直ぐに気が付いたのだけれどな。

[急ぐでもなかったのは、真意を計り兼ねていた為に。
未だ計り兼ねて、カップを受け取って尚、傾いたままの相手の貌を見る。]

 嗚呼、今はまだ居るのならセシルとフィルが。

[問いかけにそう答えながら、促されるがまま部屋の中へと。
座るのは勉強机の椅子。他人の寝台に座るのは、少し憚られた。]

 幽霊の話か……―――
 そういえばフィルのやつが食堂で寝入るものだから
 主に中等部の者が新たに会談に加えていたな。

[眠れない……その言葉に、それならば紅茶を勧めて悪かったと、呟きながら、持ってきた自分用のカップから紅茶を啜った。]

(97) 2010/09/02(Thu) 00時頃

【人】 執事見習い ロビン

危ないですから後始末はちゃんとしてから寝て下さいよ。

[二段ベッドはカーテンが降りていて中に居る上級生の姿は見えないけれど、日頃の素行から何となく良からぬものを嗅ぎ取りつつ。
けれども一応は先輩を立てて、明かりのことだけ注意して部屋には入らないでおいた。]

(98) 2010/09/02(Thu) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>96
[ふぁ、濃いめの紅茶を飲んだばかりなのに欠伸をして。]

そう簡単に見つかるものじゃないもの。

[頬杖をついたままそう謂って、笑う。
光源の幾つか落ちた部屋、
硝子玉は光と闇の二つを浴びて不思議な色合いを創り]

…見つかった?
それは、交換してもいいもの?
あげて後悔するようなあまりに大事なものは、
貰ってしまうと俺が困るよ。

[顔をあげるセシルには同じように笑みを返して。]

(99) 2010/09/02(Thu) 00時頃

ロビンは、それじゃ、とまた巡回に戻ろうとした。

2010/09/02(Thu) 00時頃


【人】 奏者 セシル

>>99

[あまりに大事なものは…にまた俯く。]

 ああ、そっか。
 確かに、交換はできないかもしれない。

[しまったといわんばかりの顔を見せる。
 それは交換できるようで、できないもの。
 できないようでいて、できるもの。

 しばし迷ったあと、掌の硝子球をテーブルにまた丁寧に置く。]

 かたち…だと、交換できない。
 先輩に返すね。

[そして、赤と青の混じったそれをフィリップに差し出した。]

(100) 2010/09/02(Thu) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

分かってるって。おやすみ

[巡回に戻るであろう後輩に声だけ掛けて。
 気配が感じられなくなったら、お土産を置きに行くつもりだった]

(101) 2010/09/02(Thu) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[夏休み中の同室者の不在で、話す事が不得手になっているような気がした。多分、自分の言葉は主語や繋がりが分かり難い気がする。言葉が通じてる事に僅かに安堵を見せながら、自分は寝台に腰掛け、香りを味わうように紅茶を口に含んだ。]

セシルとフィルか。
皆、案外寝てないんだね、と言いそうになったけど。
フィルはまた食堂で──寝てたんだ。
亡霊の噂の元凶がかれかもしれないね。

[ディーンの手元の灯りで照らされる、相手の金の髪と額のあたりに視線を向けながら、元々眠れる気はしなかったし、紅茶と珈琲は好きだよと返す。]

──……
でも、本当に幽霊が居たら、愉快だと思わないかな?
夏休みの退屈な日常──と言っても、
君はもう来年は居ないのだけど。

[じっと見上げたままのくすんだ銀灰色は、相手の額から目元に移動する。]

(102) 2010/09/02(Thu) 00時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―

…ったく。

[先輩の部屋を離れてから舌打ちをひとつ。
続いてあくびもひとつ、]

そろそろ僕も寝なきゃな。

[あと二三箇所確認したら自室に戻ろうと、次の扉をノックした。**]

(103) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>100

交換は、無理そう?

[俯く姿に、頬杖のまま緩く首を傾げて。
丁寧に置かれる硝子球は後輩の手の中へ、
その行く先を翡翠が追って]

…そっか。残念。

[笑って、けれども本当に残念そうな響きで。
硝子球を受け取るために広げた掌をセシルに見せる。]

大事なものは、なんだったの?

(104) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

>>104

 オレも残念。
 綺麗だから、それ。

[フィリップの掌にそれを乗せて、名残惜しそうにしばらくみつめた。]

 大事なもの……。
 ずうっと忘れてたんだ。

 ああ、これでも、一応、勉強とか、してるから。
 まぁ、どっちかってぇと問題児って言われてることも知ってっけど……。

[そんな風に前置きが長いのは、少し恥ずかしいからかもしれなくて…。]

(105) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル


 でも、今、先輩のおかげで思い出したよ。
 ちょっと練習再開しようと思う。




 14個、穴のついたハーモニカ

[そう言って、席をたつ。]

(106) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

【人】 会計士 ディーン

― ラルフ自室 ―

 ロビンが聴けば怒るかもしれないが……―――
 夏季休暇故に、夜ふかしをしたくなる気持ちは判る。

[ふっと刹那口元を綻ばせたのは、フィリップに関する件に。
しかし、次はむっつりと口を引き結び、少し心配気に銀灰を紫は見る。
眠れる気はしない……それは、寝ようと思って出来ないのではないかと思わせる言葉選びであったが為。]

 そうだな、居るというのなら逢ってみたい気はする。

[しかし、その心配をどう言葉に乗せて佳いか判らずに、唯紡がれる言葉に肯定を返すも]

 嗚呼、そうだ。肝心な物を返し忘れていたな。

[ふっと思い出して、上着のポケットに丁重に畳んで入れていた元紙飛行機を取り出すと、あえてじっと見上げてくる相手の元、寝台へと近づいた。]

(107) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ―――……一人で暇を持て余しているなら
 私の部屋に寄ってくれても構わないのだぞ?
 サイラスもあんな奴だし、居ても厭いはしないだろう。
 それに、下級生の面倒をみるのも上級生の役割だ。

[ラルフの言動から、紙飛行機の訳をそう結論付けて、叶うならばものを渡した後に、相手の髪をぽふりと撫でようとした。]

(108) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>105
[グレイの瞳に名残惜しまれる赤と青。
そっと握りこめば、手の中に隠れてしまう。]

大事なのに、忘れてたの?

[そう、不思議そうに訊いてから前置きに。
くすりと笑みを零す、うんと頷いて。]

識ってるよ。

[勉強をしてることも。問題児と謂われていることも。
先を促すように待てば、意外な言葉。
翡翠が二度瞬いてから笑みを描いた。]

…いいね。
聴かせてよ。ちゃんと練習してから。

[手の中で擦れあった硝子球が微かな音を鳴らす。]

(109) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

セシルが満足のいく音が吹けるようになって、
その音を俺に聴かせてくれたら―――…


その時は、その音と交換しようよ。

[そう謂って、手の中の3つの硝子玉を見せた。]

(110) 2010/09/02(Thu) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[薄明かりに照らされるディーンの顔、眉間に皺が寄った事に気付いた。
 何時の間にか喉が渇いていたのか、紅茶のカップはすぐに空になる。]

… あ、俺が眠れないのは、多分、
本を読んだり勉強をしたりで、徹夜し過ぎた所為──。
どうせ行くなら、良い学校に行きたい じゃない。
どうせ読むなら、全部読み切ってしまいたいじゃない。
と、

[眠れぬ理由を説明してみるけれど、わざわざ遠回しな手段で呼びつけた事の何の説明にもなっておらず。
 上着のポケットに手を入れながら立ち上がったディーンの影が揺らめく。]


…… 嗚呼 ノート。

[気付いてもらえないと思えば沈んだ癖に、返って来た事に少し残念そうに瞬きをして受け取る。紙片へ伸ばす手は骨張っていて、蒼白い。
 カサと言う乾いた紙の音。触れそうで触れない指。
 それから続いたディーンの言葉に、また薄く微笑んでみせた。
 そのまま、一秒ほどの短い 沈黙を挟む。]

(111) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 奏者 セシル

>>109
 うん、忘れてた。
 少し、大人になった気がして、あと、ちょっとかっこ悪いかとも思って。

[少等部の頃、吹き散らかしていたのを思い出す。
 中等部になって、みんなもうそんなことしないのに、やっぱり吹いてた。

 高等部になって、やっぱり子供みたいだと思って引き出しの奥にしまった。
 せっかく中等部の先生が譲ってくれたのに、奥のほうにしまって……。

 そして、他に何かないかと探し始めた気がする。]

 ――……うん

[短く答えて、マグを二つ抱えた。]

 先輩、ちゃんとベッドで寝るといい。
 顔に変なしわついてる。

[そんな嘘も付け加えて、キッチンへそれを片しにいこうと…。]

(112) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

─ 自室 ─
[傍にいてくれる上級生の気遣いは、ありがたくも些か窮屈だ。
食堂で先程の紫煙の主と再開した時も、その視線があっては一本分けてとも言い出せぬまま戻ってきてしまった。

以前いた所での件もあり、同室に彼を宛てがわれたのも大人たちに考えがあってのことなのだろう。
実際、それが功を奏したか…表立って大きなトラブルは起きていない。

今も結局こうして、半分監視されるような気分で二段ベッドの上段に図体だけは大きくなった長身を持て余している。

背板ごしには、微かな寝息。]

(113) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 奏者 セシル

>>110

 交換、してくれるんだ?

[その言葉には、口端をあげる。]

(114) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[短い沈黙は、髪を子どものようにぽふと撫でられた事に気付くのに掛かった時間。
 一昨年までのラルフは中等部と間違えられる小柄さだったので、頭を撫でられる事が多かったけれど、去年急激に背が伸びてから、丸かった頬の輪郭も変化して、そんな事がなくなっていたのだった。]


…… あ。

[唇を無防備に開いて、何処か安堵に似た声を漏らす。
 それから、微笑を翳りの消えた軽いものに変化させた。]

君が、今日みたいに起きてるなら喜んで行くよ──。
サイラスは夜遊び得意そうだよ ね。
寮を抜け出す技術とか……知ってる中で一番上手いんじゃないかと思う。
嗚呼。そも、昼じゃなきゃ駄目──かな?

[そう言えば、今日は何故、ディーンは起きていたのかと問うように首を傾けながら。]

(115) 2010/09/02(Thu) 01時頃

ベネットは、深い眠りに落ちている。喩えば抜け出す足音にも気付かぬ程に*

2010/09/02(Thu) 01時頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>112

かっこ悪いとか、そんなことないのに。

[そう言葉を返しながら、けれども記憶を思い返せば
ハーモニカなんて触れたのは幼い頃に一度だけで。
カップを抱えて片付けに向かう後輩の姿を翡翠は追って。
嘘の指摘には、頬杖の手を外して頬をこする。
鏡がないからどのようなしわか確かめることもできず]

…だって。
部屋に戻っても、つまらない。
それに…、ここは楽しいから。

[そう謂って窓縁の方へと戻る。
同室だった上級生が卒業して部屋を抜けてから、
人数の都合でフィリップの部屋は一人分空いたまま。
最近は食堂の影なんて怪談話にすらなっているらしい。
ふ、と笑みを零して。]

(116) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>114

交換したくなるくらいに、いい音聴かせてよ。

[セシルには笑って、そう返した。]

(117) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[居心地は悪くないはずなのに息が詰まるような。
 そんな複雑な思いを、同室の相手には感じている。

 一杯の甘いミルクでは、優しい夢には手が届かなくて。
 そっと彼の眠りを妨げぬように、足音を忍ばせて廊下へと向かう。

 ドアを開けて少しだけ室内を振り返ったのは、きっと罪悪感。]

(118) 2010/09/02(Thu) 01時頃

【人】 奏者 セシル

 部屋つまんないんだ。
 先輩は、人好きなんだね。

 オレは一人なのも悪くないと思ってるけど…。
 さすがに少しは、淋しいかな。

[同室者が帰省して、奴が吸うたびにもらってた煙草を少しやめてた。
 だけど、ちょっと我慢できなくなって、さきほど、拝借したというわけだ。]

 じゃ、いい音聴かすよ。
 食堂もつまんなかったらオレんとこにも来てみて?

[窓際に戻るフィリップにそう誘いもかけて、
 食器を片すと、じゃ、と部屋へ戻っていく。]

(119) 2010/09/02(Thu) 01時頃

セシルは、部屋に戻りかけた時、隣室から赤毛を見かけた。

2010/09/02(Thu) 01時頃


ドナルドは、セシルが戻ってきたところに丁度出くわしてしまったか。

2010/09/02(Thu) 01時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 01時頃


【人】 会計士 ディーン

― ラルフ自室 ―

[紙片を渡す時、見えた手は陶器のように仄かに蒼白く見えた。
そこより視線を上げ、撫でた相手の頭。
一瞬の沈黙の後、零れた相手の聲に、眉間の皺を微か解く。

そう謂えば、一昨年程前までは、もう少し頻繁に頭を撫でてやったことも多かったろうかと、大きくなってしまった相手に思う。]

 サイラスはな……もう、注意するのも面倒なくらいだ。
 お陰で私も諦めという言葉を識れたぞ。
 あとは、少しばかりの冒険も覚えたかな。

[僅かにクツリと喉を鳴らして笑う。]

(120) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 会計士 ディーン

 通常時ならともかく、休暇中は今の時刻までは
 お前と同じ理由で起きているが……―――

[起きている理由は勉学の為と謂いながら、傾く相手の首の動きに合わせ頭からゆるりと落ちた指先は、無防備に開かれた唇に伸び]

 昼でなく夜……というと、誘いの言葉に聴こえてしまうぞ。
 特に、夜遊びの得意な奴に謂うと、そのまま勘違いされる。

[本気か冗談か、親指の腹でつっと唇の淵を撫でた。]

(121) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[気配が完全になくなってから一旦ライトは消し。
 一瓶持って二段ベッドから降りる。
 扉を開けて向かう先は勝手知ったる悪友兼後輩の部屋。
 視線の先に赤毛とその向こうに後輩の姿が見えた。]

眠れないのがここにも、ってか?

[酒瓶を軽く振って存在を示すように。セシルはともかくドナルドも
 多分大丈夫だろうと知っての仕草]

(122) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 ドナルド、どこいくんだ?
 こわーい(?)寮長が確か見回りしてるぞ?

[出くわした赤毛にそう助言をする。]

(123) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

セシルは、サイラスの姿も見かけると、何かわかっているかのように笑んだ。

2010/09/02(Thu) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>119

大好きってほどでもないけれど…
でも、ここの方がずっと楽しい。

…淋しいって思えるんなら、
いい部屋に当たったね。

[目が覚めた時は紅茶の香が強くて、
香を感じる程にセシルにも近づかなくて、
だから煙草のことはわからなかったけれども。
誘いの言葉にはまた窓縁に頭を凭れさせて笑い]

遊びに行ってもいいの?
うんじゃあ…今度、行く。

[出て行く姿を見送ると、ふぁとまた欠伸をして。]

(124) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…おぅ。

[隣室の少年に一応形だけは小さく会釈をして、先程の煙草の件を切りだそうとしたところで…もう一人の来訪者。

 その手の酒瓶に気づいて、思わず苦笑い混じりに肩を竦める。]

案外…ゆるいンすね、ココの寮。
こんなにやりたい放題やってるとは、思ってなかった。

(125) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 野郎、無事に戻ってきてる。

[サイラスの様子を見てから、ドナルドにも顎で来いよ、という仕草をする。]

 おばちゃんはとっくに寝てるだろうし、問題ないな。

[そう言って笑うさまはやっぱり問題児だった。]

(126) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ベネさん真面目だから、少しだけ…な?
起きたら居なかった…とか心配そうな顔で探されンのは…ちょっと。

[まるで母親みたいだと評するのが適切なのかもしれないが、
 生憎母と暮らせた期間は短すぎてそんな発想は思い浮かばなかった。

 来いと暗に言われて、こくりと小さくうなづいて部屋へ。]

(127) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[二人の様子を見てにやりと笑って。そちらへと近づく]

ほい、いつもの土産。ありがとな

[セシルには瓶をひょいと手渡してから
 肩を竦める赤毛には、ぽんと肩をたたいて]

慣れれば問題ないってことさ。要領の問題だから、理解ある協力者も
必要だがな。

眠れないなら少し開けるか?寝酒ぐらいにはなるはずだが?

(128) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 ま、廊下でごそごそやってっと、一番マズいからな。とりあえずこいよ。

[そして、自室へとドナルドとサイラスを招きいれる。扉はきっちり閉めて。
 酒瓶は受け取ると、さんきゅ、と礼を言った。それからドナルドに向き直り、]

 了解、ちょっとだけな。
 匂い残るとやっかいだし。

[>>128寝酒にはうんうんと頷いて、すぐにその栓を開ける。
 漂ってくるスコッチの香り。
 すぐに一口含んで、次とばかりにサイラスに渡した。]

(129) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 で、今日はどうだったん?

[サイラスには、今日の遊びはどうだったのか訊きつつ……土産のスコッチをみれば、悪い成果ではないような気がした。]

(130) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[おそらく撫でられる高さに頭があると言うのは、行動を選択する上で大きな要素なのだ。と、背が伸びてからラルフは思った事があった。何時までも庇護される立場ではなく、今は下級生の数の方が圧倒的に多いのに。]

サイラスはウッカリ羽目を外しすぎて
処罰の対象にならなきゃ
…全然、大丈夫だと思うよ。
かれ、大聖堂で反省会と言われても平気そうだけど。

[サイラスは何と言うか素行不良があっても問題児と言う印象ではなく、ラルフには、遊びや悪い事も含めて、色んな事を上手くこなしているように見えていた。
 浮上した何かに亡霊の話題も何処へやら、言葉も軽くなりかけていたはずが。]

(131) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[また、ラルフの動きが止まる。
 唇に触れた指先の感触に、今度は目が丸くなって──。
 ふると僅かに背を震わせた。]

…… ん 

 あ れ
覚えた冒険って、そう言う事 なの?
サイラスと君が──。

[返す言葉は、なるべく冗談に聴こえるように心掛けて。
 けれども、ぱちぱちと何度も何度も瞬く様子は不自然かもしれない。]

(132) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[少し掠れた声になって、]

──……
誘惑するなら、 同室者の居る部屋じゃなく。
此の部屋── 否、此処だって見回りがあるもの。
人気の無い庭を選ぶよ きっと。
俺なら、きっと。
ううん、この寮の生徒だったら誰でも。

[首を横に振りながら囁いた。
 唇に触れた指からそっと距離を取りながら、ディーンの金糸に一瞬だけ骨張った指先を掠めさせた。上級生は気軽に撫でられないけど、と悪戯めいた口調で。]

(133) 2010/09/02(Thu) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[招き入れられた室内。椅子が足りなければ腰をおろすのは床。
無駄に背ばかり伸びて上級生を見下ろすよりは、見上げていたほうがまだ幾分気分がましだった。]

要領…っすか。
[叩かれた肩を竦めて。
 彼の纏う雰囲気は、以前居た地元の知り合いによく似ている。
 サラッと美味しいところだけ掻っ攫って行く鳶のような奴だった。]

(134) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[部屋の扉がきっちりと閉まるのを確認し、セシルから瓶を受け取って
 そのまま一口含んでから、ドナルドに差し出す]

ラッパ飲みで悪いが、な。間接キスがいやだとかそんな事いってる余裕
ないからな?

さっき寮長?がこっちに来てたしここまで来たかどうかは分からんしな。
そういう意味でも余裕がないってことだ。

[今日は―と聞かれてにやりと笑って]

まあ、負け無しって所だな。成果ばっちり。ただ調子乗りすぎたから
暫くほとぼり冷ましたほうがいいかもしれないかもな。

(135) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

>>135

 間接キスぅ?
 つーか、この部屋にそんなショットグラスなんてないっつーの。
 そんなん置いてたらさすがにバレるわ。

[サイラスのドナにかける言葉に、半分くすくす笑いながら。]

 そんなん勝ったんか。そりゃやばくね?しばらくやめとけ。

[サイラスの成果には関心しつつ、そう助言する。
 そして、ドナルドが飲むかどうか、様子を窺った。]

(136) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

― ラルフ自室 ―

[丸くなる灰銀に、同じく丸くなる紫。
驚きに、すとんと、ラルフの唇の端をなどっていた手が落ちる。]

 サイラスと私が、か……―――

[その後、頭痛を耐えるようなしかめっ面に、言葉にせずとも否定だと相手には識れよう。そも、そうであったなら独りで秘め事などはしない。]

 まぁ、私がいう冒険は、この時間に寮内を出歩く可愛いものだ。
 
 ――……嗚呼、そうだな。
 しかし、庭といえば、先程の話ではないが
 幽霊がでるともっぱらの噂だ。

 逢引を幽霊に見られないようにな?

[一瞬だけ己の金糸に触れ離れる指先に、つっと紫を細める。]

(137) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

 私を撫でたいとは、酔狂だな。
 けれど、まぁ、たまには悪くない……―――

[私は冒険とあとは冗談という言葉も覚えたのだと、悪戯めいた相手の口調に合わせ謂い]

 さて、長居をしたな。カップは預かって帰ろう。
 勉学も佳いが、あまり無理はしないように。

[引きとめられないならば、カップを預かり部屋を出ようと。]

(138) 2010/09/02(Thu) 02時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 02時頃


オスカーは、目覚めると帰省のために*準備し始めた*

2010/09/02(Thu) 02時頃


双生児 オスカーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(双生児 オスカーは村を出ました)


セシルは、少し、睡魔が出てきたっぽい…。少し上気して目を伏せ気味。

2010/09/02(Thu) 02時頃


【人】 靴磨き トニー

――夜半/寮・自室――
[時刻は少し巻き戻る。
おそらくはロビンが消灯の見回りを始めようかという頃。
唐突な質問に、少年は間の抜けた声を洩らした]

……ふぇ? 好き、な人?

[うつ伏せで眺めていた雑誌から顔を上げ、大仰に首を傾げてみせる。視線の先には、書き物をしていたらしきもう一人の少年]

それ、ユーリィの日記に書くの?

[ううん、と銀髪の少年は答える。
少し気になっただけ、今書いてたのが丁度そのことだったから。
机上の帳面に目を伏せた彼は、途切れ途切れに言葉を返した]

(139) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 靴磨き トニー

――夜半/寮・自室――
ふーん……うぅん。

[ぱたぱたと両の足を上下させて少年は考える素振りを見せた。
しばらく首を捻って、]

よくわかんないや。
んーん、ユーリィのことは好きだけど。
同じ部屋になれて良かったと思ってるけどさ。
なんだろ。
そういうのじゃ、ない、ん、だ、よね?

[微妙なぎこちなさが混じる口調と共に、改めて机の方を見遣る。
日記を付ける手を止めた儘、ユーリィは小さく頷いたかに見えた]

(140) 2010/09/02(Thu) 02時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―食堂―
[セシルが出て行った後の食堂、
一度窓縁から離れると部屋の明かりを消して。

掌の中に納まっていた3つの硝子玉、
一つを摘むとそっと窓の外へと翳す。
硝子の中を覗き込んで、瞳を細めてそっと微笑み。]

[こん、こん、こん…からから―――…]

[再び床に音が鳴る、それは静かな寝息と共に。
硝子玉はばらばらに散らばって床を転がり、動きを止める。
赤と青が混じる色合いは、先程覗き見た星の形のよう。

硝子の星座が記すのは*今宵見る夢の形*]

(141) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…いただきますっ。
[受け取った酒瓶を口へ運ぼうとして、間接キスとの言葉に思わず噴いた。

 口をつける寸前で止まったので盛大に酒を無駄に噴き散らかさなかったあたりは評価してもらいたいところだけれど。]

…ちょ、なんてこと言うんすか…
そんなこと言われなきゃ、意識しなかった…のに…
[呑む前から耳までカッと赤くなり、暫く瓶とにらめっこ。]

(142) 2010/09/02(Thu) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ちょっぴりの葛藤の後、袖口で瓶の口を軽くぬぐい、グイと一口呷った。

 久しぶりの…其れも現役のままの強い蒸留酒。
 喉を焼く濃い酒精に、ぐ…と小さく呻く。

 ぷはりと一息ついて、口許をぬぐいながら瓶を返した。]

(143) 2010/09/02(Thu) 02時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 02時半頃


【人】 奏者 セシル

>>142

 はぁ?

[そして、見ていると、飲もうとした寸前で止めて真っ赤になるドナルドに据わった目を向ける。]

 何それ?オレと間接キッスが嫌とかそんなとこ?
 ふうん……。

[駄目なことに、少し酔っている。
 じり…とドナルドににじり寄って、やや不満そうな目を向けた。
 だが、そのあと、ぐいっと煽るのを見れば、にっと笑う。]

 何だ、飲めるじゃん。
 飲ませてやらなきゃなんないかと思ったよ。

[そして、もう終わりとばかりに瓶をドナルドからひったくる。
 しっかり栓をしてから、同室者のベッドに向かえば、その足の一本に手をかけた。
 ぱかりと蓋が外れれば、その中は瓶が納まる空洞。そこにスコッチをねじ込むと、また蓋をする。]

(144) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[サイラスとディーンの仲については、勿論、本気で尋ねたのだ。
 驚いて丸くなったディーンの紫水晶の瞳が、ラルフにはとても物珍しかったらしい。上半身を折曲げて クククと零れそうになる笑いを堪えるようにうつむいて震える。金糸に触れた指先も、すぐに落ちてラルフ自身の口元を覆うように。]

──… あ は

うん きっと……
逢引をする生徒達は、誰でも。
誰でも亡霊になれるんだよ。
冒険は 幽霊達の仲間入りへの第一歩……なんて。

[腹筋を震わせながら、顔を上げた。
 幽霊の噂は、この学園の生徒の誰かが自分の知らない秘め事を楽しんでいる。──それが後ろ暗いものなのか、それともただ甘美であるのかはラルフには想像も出来ないのだが、その証拠のような気がしていて。
 「逢引を幽霊に見られないようにな?」と言う言葉に首を横に振りながら、何処か羨むような色を密かに滲ませた。]

(145) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 02時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[カップを預かると言う言葉にくすんだ銀灰を揺らす瞬き。]

カップ、俺が洗うよ?
明日の朝でも大丈夫だろうし……その。

う うん 否。
……遅くまで ありがと う。

[部屋に戻ると言う相手を引き止める言葉は、見当たらず。
 もしもカップを回収されるならそれも無理に引き受ける事はせず。ディーンの背を見送るの事になる。]

(146) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

の、飲ませて…て。
[思わずどぎまぎしてしまうのは、何かを想像してしまったからか。]

いやとか、そんなんじゃ…ねぇっすけど…

[動いていればやんちゃで粗野っぽいが、整った容姿の隣人の姿は何かと目の毒だ。
 隻眼を、思わず伏せる。]

(147) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[にやにやと意地悪く後輩を見つめる眼は見定めようと言うつもりも
 あって視線はドナルドから離れる様子もない]

おや、意識するくらいには?もしかしてファーストキスもまだとか?

[にらめっこしている様子にさらに意地悪く口に笑みが浮かぶ]

飲まなきゃ、無理やり飲ましちゃうぞ?
っと飲めるか。男はそうでなきゃな。

[よしよしと飲み終えたドナルドの背中をぽんぽん叩いてから助言には頷いて]

ああ、言われるまでもなくやめとくさ。奴が少々うっとうしいんだが、まあ、庭の散歩か。うーん暇つぶしになるかねー。
暫くこっちに逃げてこようかねー。

[奴が同室のディーンのことを指しているのはその口調からはほぼ明白で。
 スコッチの瓶を慣れた手つきでしまいこむ様子に自分は背伸びするように立ち上がる]

さてと、こっちの奴さんも戻ってくる頃かね……。

(148) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

― ラルフの部屋より自室 ―

[笑われたのは心外ではあったが、来訪時の物憂げなラルフの様を思い起こせば笑う今の方が、心情的には佳いと思うが故に強くは謂わぬまま
。]

 幽霊の正体など、本当はそんなものかもしれん。
 食堂の幽霊の正体はフィルだしな……―――

[ラルフの貌に浮かぶ色に、微か首を傾げるものの]

 いや、私が持ってきたものだから、私が持って帰るさ。
 じゃあ、佳い夢を……―――

[叶うならば、去り際再度相手の髪を撫でてから、ラルフの部屋を後にする。]

(149) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

>>148

 ふうん、まぁ、居難いなら、こっちくれば?
 ああ、庭の散歩ね。そっか庭もあるか…。

[ほろ酔いながら、ふとハーモニカのことを考える。部屋で練習もいいけど、庭のほうがなおいっかな、とか考えつつ…。]

 奴っこさんは、鬱陶しいのか?
 さっきも話したけど、昔に比べたら丸くなった気がするなぁ。

 でも、なんだ、こう諦めたとかなんとかとか言ってたな。

[ちょっと気にしている様子。]
 

(150) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

>>147

 ん?嫌じゃない?
 そっか。ならよかった。

 さすがに嫌がられたら、オレもへこむからなぁ。

[ドナルドの想像を知ってか知らずか、その返事は少し嬉しかったらしく、無邪気に目の前で笑んだ。]

(151) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

トニーは、ヨーランダが呟いた詩のような言葉を耳にするも――

2010/09/02(Thu) 02時半頃


【人】 靴磨き トニー

――夜半/寮・自室――
……うん。やっぱり、オレにゃーよくわかんねぇや。

[全身を寝台に倒し、わざとのような荒っぽい口調で少年は言う。
クスリ、と笑う声に、そうだね、ちびすけトニーにはまだ早いのかな。珍しく、からかうような調子の言葉が続いた]

なんだよー、だってわかんねーものはわかんねーんだもん。
来週分の課題だってさっぱり解けそうにないしさー。
だからユーリィ、助けてよー。

(152) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 靴磨き トニー

――夜半/寮・自室――
[苦笑交じりにはいはい、と答える声が少年に降りかかる。
ぱた、と音を立ててユーリィは日記帳を閉じ、鍵の掛かる引き出しにそれを仕舞い込んだ]

……あれ、もうそろそろ時間? 消灯?

[キャビネットに置かれた時計を見ると、時刻は既に23時近く。
もう暫くすればロビンが見回ってくる足音も聞こえるだろう。
少年が寝台に横たわるのを待って、室内の照明は落ちた]

(153) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

 じゃ、そろそろ眠いから………。





[と、次の瞬間、意識なくしたように、とさ…床に沈みこむ。
 そう寝る時は唐突に寝る人だった。
 きっといつものことで、サイラスは了解済みだろう。**]

(154) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[部屋に戻ったのはサイラスより先になろう。
蛻の殻の寝台の上を見、溜息を吐く。]

 薫衣草《ラベンダー》を焚いていたから
 寝ていると思ったのだがな……―――

[同室者の趣味の知識を、覚えるとはなく覚えてしまったことが窺える言葉をボソリと零す。本人が居る前では、けっして口にださないが。

机の上にカップを2つ並べ、その隣に片眼鏡を外し置いた後、ふっと先程ラルフの唇をなでた指先で己の唇の端をなでる。]

(155) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 靴磨き トニー



――少年という名の鳥、か。


[隣の寝台で眠りに就いたユーリィの呟いた言葉。
ふと小さく繰り返し、暗闇の中*目を閉じた*]

(156) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ポンポン背中を叩かれて、居心地悪そうに大きな身体をを竦めた。]

…いや、べつ…に……

[誰かと恋仲になったことなど無いから、愛を重ねあう意味でのくちづけなどはしたことが無い。

 流石に口には出さなかったが、態度では容易に知れてしまうか。]

(157) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…お、おい…セシ…ル……???

[パタリとネジが切れた自動人形のように眠りに落ちてしまった姿に思わず慌てる。

 おろおろとその顔を覗き込むように近づけると、酒精と共に香る彼の匂い。
 伏せた長いまつげと、無防備に薄く開いた唇に、思わずどきりとなる。]

これ、大丈夫なんすか…?
ベッドまで…運ぶ?

[助けを求めるように、サイラスを見た。]

(158) 2010/09/02(Thu) 02時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

──…
よい夢を ディーン。
俺も 眠らなきゃ。

[寮母の巡回が来ないかを確かめる為、ラルフも扉の側に立ちながら、そう返した。よい夢を。と、言葉をかわしてしまうと、今まで夏休みの自由に任せて放棄していた眠る努力をしなくてはならないような心地にもなる。

 去り際、再び髪を撫でたディーンの手が遠ざかる時、今度は目を丸くする事はなかったけれど、何とも表現しがたい表情をラルフは浮かべたのだった。
 もう一度、自分も金糸を引き返そうか──迷った指先はドアノブに掛かったままピクリ、動いただけ。]

(159) 2010/09/02(Thu) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>150ふとため息をついて。]

 まあ、どうしようもなくなったら来させて貰うわ。
 そうそう幽霊じゃなくても誰かに庭の散歩といわれたら気をつけろよ?
 寮内じゃ、逢引の隠語だというからな?

[にやりと言ってこれも先輩からの受け売りだがなと小さく付け足した]

まあ、昔に比べたらましになったが、それでもあちらさんも少々
気詰まりというか、居ないほうがいいときもあるみたいだしな…。
たまに誘ってみるんだがのってくれそうになくてな。

[気にする様子にやや首を振ると手をひらひらと振って
 大きな体を竦める赤毛の後輩にはにやにやと]

まあ、そういうことにしといてやるか、今度また一緒に
飲むかね。

(160) 2010/09/02(Thu) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス

おっと寝ちまったか、いつものことだがなー。

[助けを求める後輩の視線にはセシルを慣れた手つきで抱きあげると
 ベッドに放り込み腹のあたりにだけ敷布をかけてやってから
 ドナルドに向き直り]

これでよし。じゃ、帰るぞー。隣の部屋だっけか?
おやすみー

[もう一度手をひらひらと振ると自分の部屋に向かって歩き出した]

(161) 2010/09/02(Thu) 03時頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

 誘われているかと思ったんだが
 佳く判らないままだったな。

[自ら誘うことはあまりなくとも、誘われれば余程でなければ乗る。
過去の相手は上級生が多かったのは、一見気難しそうな外見や性格故、下級生からは聲かけにくい事とは自覚はあった。また、それ故に最近は誘われることも、そう頻繁ではないが為、同室者や同級生にも、そう謂う面は気付かれていないのだろう。]

 冒険は、幽霊達の仲間入りの第一歩、か……―――

[ラルフの言葉を鸚鵡返し、窓から中庭の方を見詰める。
あの場所で初めて冒険を犯したのは何時だったか。
抱いたか抱かれたかも、記憶に朧。

自嘲気味に唇の端を持ち上げると、二段ベッドの下へと潜り込む。
セシルの部屋で己の話題が出ているとは露とも識らないまま、薫衣草の香りに誘われ、思うより早く*眠りに堕ちた*]

(162) 2010/09/02(Thu) 03時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 03時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 03時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[手際良く運ばれていく姿を見て、いろんな意味で助かったと思った。
 戻るぞとの言葉に、ぎこちなくうなづく。]

あぁ、おやすみ。

[部屋にいるはずのベネットはまだ眠っているだろうか。
 酒精に火照った頬のまま、そっと部屋へと忍びこむ。]

(163) 2010/09/02(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[行儀よく寝台に身を横たえている年上のルームメイト。
 規則正しい寝息が聞こえ、安堵と共にその寝顔を覗き込む。

 漏らした吐息が熱をはらんでいたのは、本当に酒精だけが理由なのだろうか?
 伸ばしかけた手を押し留め、音をたてぬようにそっと寝台の上の段へ。
 長身には手狭な寝台が、寝付けぬ夜にギシリと軋む音を立てた。*]

(164) 2010/09/02(Thu) 03時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 03時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[音を立てずに閉ざされる扉。
 ディーンが去った後の部屋の中は、またラルフ独り。
 寮の別所ではサイラス達の賑やかな酒宴が行われていたとは、ラルフは知る由もなく。月光だけが射し込む闇の中に、ぼんやりと佇む事になる。]

──…

 俺は、

[絡め、触れる機会を自身で損ねた指先を握りしめる。
 息をひとつ吐いて、うつむくと伸びた前髪がラルフの視界を隠した**。]

(165) 2010/09/02(Thu) 03時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 03時半頃


【人】 薬屋 サイラス

[部屋に戻ると同室者の寝息が聞こえていた]

…ったく…。

[一見気難しそうな相手があんな一面を見せるのを知ってから
 態と避けるように夜遊びするのは意趣返しだ。
 酒でも飲まないか、ぐらいなら誘ったことはあってもそちらの方で
 羽目を外していた覚えはないから
 まさか、いわゆる『庭の散歩』に応じているとは思ったこともない]

…素直じゃないのは俺も同じか…

[ぽつりぼやくと二段ベッドの上に静かに昇り。そっと引き出しから
 取り出す小さな小瓶。
 蓋を開けようとして、微かにその香りが漏れたかもしれないが
 閉めなおして棚の上にそっと置くと薫衣草の香りに包まれて
 *眠りに堕ちた*]

(166) 2010/09/02(Thu) 03時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 03時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 07時頃


【人】 奏者 セシル

― 朝 自室→洗面所→浴室 ―

[起きると自分のベッドでちゃんと寝ていた。
 入った記憶が微妙にないけど、いつものことなので気にしない。
 いや、夏季休暇に入っては、床や机で寝ていることも多かったけど…。]

 やっぱ床で寝ると身体痛いからなぁ。

[自分の息がやや、やはり酒気帯びている感じを自覚する。
 とりあえず、タオルをもって洗面所へ向かい、まずはむぐむぐとうがいをしたけれど、髪の毛にも微妙に今度は煙の匂い。
 しばし考えてから、そのままシャワー室に向かった。
 どうせ洗うなら一緒手繰りがいいと歯ブラシも持ち込んで、浴室で水音を鳴らしている。]

(167) 2010/09/02(Thu) 07時半頃

【人】 奏者 セシル

― 浴室内 ―

[そして、先に歯磨いて口をゆすいでから、髪の毛、顔と泡だらけにしていく。
 ふんわりの猫毛は水に濡れればぺたりとボリュームをなくす。すると、今までは隠れていた額や目元が目立つ。自分の顔はそうやって見ると母親そっくりで、嫌いじゃないのだけど、時々、不可思議だ。

 そして、頭と顔を一旦流してから、身体を洗っていく……。]


 ―――………んッ


[その最中、自分の身体を洗う手がある箇所で微妙な動きになってしまうのは、いわゆるこの年頃では仕方のないことで…。

 つい、浴室の床に座り込んでから、シャワーの水圧をやや高くした…。]

(168) 2010/09/02(Thu) 07時半頃

セシルは、しばらくしてから、口を半開きのまま、目蓋をくっと閉じる。

2010/09/02(Thu) 07時半頃


【人】 奏者 セシル

[おそらくは、そんなことしているのは自分一人じゃないだろう。

 ふっと力が抜けたあと、シャワーのコックを尚ひねって、排水溝に流れるべきものが流れるよう、促した。それは今まで何十人の、いや、もしくはそれ以上のそれを飲み込んでいったかは知るわけもないけれど、想像して、一人で吹く。

 洗い終われば、何事もなかったような顔を取り繕うのだけど。]

(169) 2010/09/02(Thu) 08時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 08時頃


【人】 奏者 セシル

[それから、浴室を出ると、簡単に拭いてから、着替えを持ってきてなかったことに気づき、来てた服はランドリーに放り込んでタオルだけ腰に巻いて自室に戻っていく。]

 あー、そういえば、洗濯当番だった気がするなぁ。

[そういったことをぶつくさつぶやきながら、誰かがいてもその時は気がつかずに、部屋へと戻っていった。**]

→自室方面へ

(170) 2010/09/02(Thu) 08時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 08時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 08時半頃


ドナルドは、ベッドの上でだらだら。朝は弱い方…

2010/09/02(Thu) 09時半頃


【人】 本屋 ベネット

[ベッドが軋む音を遠く聞きながら、
 少年の意識はずっと眠りの縁にあった。

 真夜中の酒宴など知りもせず、神の教えに敬虔に。
 日が昇ると同時に眠りから目を覚ます]

 ……ん。もう朝、か。

[穏やかな声が小さく呟き、寝台から身を起こした]

(171) 2010/09/02(Thu) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

― 朝/自室 ―

[朝はジョギングかウォーキングをし、シャワーを浴び、食事を取るというのが、ディーンの日課であった。]

 ……ちゃんと戻ってきてはいたんだな。

[二段ベッドの上を確認すれば、相手を起こさないように小さく語ちる。薫衣草の香が淡く篭る室内、サイラスが寝る前あけた酒の匂いは、花の匂いに負けたか、もう消えてしまったか……咎めるような残り香はなかった。故にこの段階では同室者には聲をかけない。

いつものように洗面所で貌だけを洗い、軽く汗を流した後、着替えを取りに部屋へと戻る。
この段階になっても寝ているようであれば]

 サイラス、朝だ、起きろよ。

[そう一言だけかける。
起きれば挨拶くらいは交わすだろう。
起きなくとも、夏期休暇中であればそれ以上の言葉なく、着替えを手に浴室へと。]

(172) 2010/09/02(Thu) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[礼拝に向かう前に身を清めようと、着替えを持ち浴室へ。
 ドナルドにも声を掛けようか一瞬迷い、
 彼が朝があまり得意でない事を思い出し、微かに笑んで]

 ……おはよう、ドナルド。
 僕はシャワーを浴びてくるけれども、その間にちゃんと起きておくんだよ。

[穏やかな声で、そう声を掛けた]

(173) 2010/09/02(Thu) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

― 朝/至る浴室 ―

[浴室へと廊下を歩んでいれば、丁度、浴室からタオル一枚で出てきたセシルとすれ違うタイミング。]

 ……、……―――。

[頭痛を耐えるように、眉間に皺を寄せた。
あえて言葉をかけなかったのか、言葉が出なかったのか。
朝の陽光差し込む廊下、光の加減で片眼鏡のレンズ下の紫が常より薄い色で、唯言葉なくセシルのその後姿を見送った。それ故に、相手は目撃者がいると気がついていない様子だった。]

(174) 2010/09/02(Thu) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[浴室へ向かおうとすれば、蜜色の髪の年上の少年が歩いてくるのに気づく。
 モノクルの向こうの眸を思うと、溜息が一つ落ちた]

 やあ、ディーン。
 ジョギングかい? お疲れさま。

[眸を反らす様にしてしまうのは、昔の……告げられなかった想いのせい。
 赤みが差す頬をかくし、浴室の扉を開けた]

(175) 2010/09/02(Thu) 10時頃

ベネットは、部屋を出る前、セシルの部屋の戸がしまったのを訊く。どうやらすれ違う事はなかったようだ。

2010/09/02(Thu) 10時頃


【人】 小悪党 ドナルド

…おはよ…す……

[起きたらしい気配に気づいてもそもそと身じろぐも、まだ頭ははっきりしないまま。
 寝汗でぴったりと背中に張り付いたシャツが気持ち悪くて、シャワーくらいは浴びに行きたいけれど、もう少し布団にしがみついていたくもあったり。

 あとでいく、と掠れた声で返して、くしゃくしゃに乱れたタオルケットを抱き寄せた。]

(176) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

― 少し前のこと ―

[二段ベッドの上から聞こえる声に、やれやれと竦める肩。
 手を伸ばし、見える赤毛を一つ撫ぜて]

 僕が戻るまでには起きておくんだよ。
 一緒に礼拝にいくから、ね。

[年長者らしくそう声を掛け、
 タオルケットの端を伸ばしてから浴室へと向かった]

(177) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―庭―
[皆が目覚め始めた頃だろうか。
皆よりも、セシルよりも少し早く目を覚ました生徒は
ホースを片手に、庭に水を撒いていた。]

…今日も、暑くなりそ。

[ホースの先を指先で緩く潰して作る水飛沫、
太陽の光を受けてきらきらと輝いて。
眩しげに翡翠を細める。]

(178) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ディーンの方を極力意識しないようにしながら、
 着替えをロッカーに置くと汗を吸った夜着を脱いで行く。

 夏でも長袖を着ているせいか、この季節にあっても白い肌と、
 細い腰がいやおうなしに目に着くだろうか。

 ズボンに手を掛けるときは一瞬躊躇するように手が止まるも、
 そのままファスナー下ろし、やはり白い足を露出させて]

 ……お先に。

[一糸まとわぬ姿になれば、そそくさと浴場の方へ]

(179) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[シャワーのコックをひねれば、熱い飛沫が身に掛かる。
 まずは南欧系の色を移す髪に湯を当て、
 それから顔を軽く洗うと、白い首を反らしその身を湯にさらす。

 湯の軌跡を辿る様に白い腕は身体を撫ぜて。
 首、胸、腹、足と滑り落ちて行った]

(180) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…礼拝、かぁ。

めんどくせぇ。
[ドアの閉まる音を聞きつつ、一度は枕にうずめた頭を持ち上げる。
いっそフケて二度寝してやろうかという些細な欲望は、その後に想像されるルームメイトの態度と天秤に掛けた結果、やはり却下されてしまった。

 叱られたり小言を言われるくらいならまだいい。
 困ったように悲しそうな目で見つめる静かな圧力の方がよっぽど堪えるから。

 着替えとタオルを手に、欠伸を噛み殺して風呂場へと向かう。]

(181) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 朝/浴室 ―

 おはよう、ベネット。
 嗚呼、ジョギングの後だな。

[セシルとすれ違っていくらか後か、背後から掛かる後輩の聲に脚を止めた。セシルの一件で、脚が止まってたが故に追いつかれたようだ。]

 ―――……ん?

[直ぐに逸らされる視線に、怪訝そうな聲を上げ、片眼鏡越しに去る背を追う。行く先は同じなのだから、共に行こうと聲をかけるには、相手の行動が早かった。

若干首を傾げつつも、ベネットの後を追う様に浴室の扉を開ける。脱衣室には、既に一糸纏わぬ一歩手前のベネットの姿があった。]

 ベネット、お前、もう少し食べた方が佳いかもな。

[見ようと思って見たわけではないが、眼に止まった細腰にそんな感想を継げ、先にという相手に「嗚呼」と頷いた。]

(182) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

ドナルドは、ベッドから降りるとき、ルームメイトのシーツの残り香をふと意識した。

2010/09/02(Thu) 10時半頃


【人】 本屋 ベネット

[全身に湯を浴びながら、唇を付いて出るのは溜息。

 神に使える身を目指す者として、過去の想いとは決別したはずなのに。
 それでもあの蜜色の髪を見れば胸に去就するのは、
 告げられなかった思いに疼く恋情だった]

 ……こんな思い、主はお許しになんてならないのに。
 どうして……。

[身体を撫ぜていた手を愁うように壁へと。
 その指先はLで始まる五文字を綴った]

(183) 2010/09/02(Thu) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

 食べてるよ、きちんと。
 全ての食べ物は主の恵みだもの。

[浴場へ向かう前、そんな苦笑いを返して]

(184) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

― 朝/浴室 ―

[ベネットから遅れること暫し、片眼鏡無しの世界は歪んで見える。
先に浴室に向かったベネットが何処にいるかは判れども、詳細はよく見えていない。]

 隣、使うぞ?

[あえて隣に陣取ると、シャワーのコックを捻る。
ちなみに、彼が零した独り言は聴こえていないタイミング、壁に綴られた文字列も、ぼやけた視界では判別不能である。]

(185) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ダラダラと廊下を歩いている頃には、先輩たちはもう浴室へと行った後だろう。
 窓の外、庭に水をまく姿はいやに朝から元気に見えて、ちょっとうんざりもしなくもないけれど、
 キラキラと午前の日差しに輝く飛沫と、時折見える小さな虹。
 それくらいは普通に綺麗だなと思えるくらいに、ちょっとはまともな感性を持っている。]

…おはよーす。
[窓越しに掛ける声。
 いっそアレ浴びたらスッキリするんじゃないかとか馬鹿なことを思うくらいに、暑苦しい日ではあった。]

(186) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…何、アンタ…庭当番だっけ?

[だらしなく乱れた夜着のまま、庭へと降りる。
 夏の日差しに咲き誇る見事な薔薇の生垣。
 その花弁が水の飛沫に彩られるのをぼんやりと眺めた。]

(187) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[綴った文字を掌で消し、慌てたように振り返る]

 あ、ああ……。

[なにか言葉を発しようにも、彼の引き締まった身体に目が行ってしまい、上手く言葉が出ない。
 悲しげに眸を伏せ、
 降り注ぐ湯を浴びながら、もう一つため息を零した]

(188) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

― 浴室 ―

[頭からシャワーの湯をかぶり、ざっと汗を流す。
そして一度コックを捻り、湯を止め、シャンプーに手を伸ばしつつ]

 ―――……ベネット、何か相談事などがあるなら
 遠慮せずに謂えば佳いのだぞ?

[俯き溜息を零す後輩に、そう聲をかける。
どうにも、逢う度に物言な、そんな印象を受けていた。
一歩間違えれば厭われているのだろうか、とも思っているが、そちらは表には出さない。
答えを待ちながら、蜜色の髪に泡を立てた。]

(189) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>186
[水撒く姿は夏の制服姿。
直接降る日差しと乾いた温度に
白のワイシャツから覗く肌は薄らと汗ばんで。
既に何人かが浴室へ向かう姿を見送っている。
声を掛けられたのは今日初めてだった、
翡翠がその方向へ。やけに大きな編入生を見つけ]

おはよう、後輩。
…寝起きの顔。

今日も、暑いよ。

[まだ意識覚めやらぬのか、
それとも暑さにうんざりしているのか。
夜着のまま降りてくる後輩に、笑って声を返す。]

(190) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[咲きかけの蕾を、無造作にクシャリと握りつぶす。

 鮮やかな赤。自分の赤毛と似た色の。


 昔は好きだったけど、今は嫌いだ。]

(191) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>187

ううん、違うよ。
当番じゃない。

でも、やるんだ。

[薔薇の生垣に向けて飛沫のアーチを作る。
近づいてくる姿は遠くから見た時よりも大きく、
近づいてきた距離だけ少し見上げる形に。]

後輩は、今何年だっけ?

[背が高くて、学年を何度か間違える。
今もその記憶はあやふやで。
口にしかけた言葉は、>>191潰される花の姿に噤まれて]

…どうして?

[怒るでもなく、不思議そうにそう訊く。]

(192) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

 相談っていう訳じゃないんだ。
 ただ……胸が痛くて。君を見ていると。

[紡ぐ声はシャワーにかき消されてしまいそうなほど小さかった。
 眸は伏せられたまま、苦しげに胸を手で押さえて]

 ……神は同性愛を禁じられているのに。
 いけないことなのに。
 僕はきみが……。

[すきなんだ、と。
 音には出さず唇だけで紡いだ]

(193) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…あちーのは勘弁願いたいとこっすよねぇ…。

[無駄にデカイ背を丸めて肩を竦め、苦笑い。]

まぁ、行軍訓練とか無いだけ…ここのガッコはだいぶマシ。

[手の中で無惨になった蕾の花弁が舞い落ちる。
 自分はこれから風呂だと告げて、ダルそうに庭をあとにした。]

(194) 2010/09/02(Thu) 11時頃

ベネットは、はっとした顔になると、頭を振り。ごめん、忘れて…と続けて。

2010/09/02(Thu) 11時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[問う声に答えなかったのは、自分でもわからなかったから。
 腹いせなのか、八つ当たりなのか、…その蕾を何に見立てていたのかさえ、

 自覚など、無かったから。]

(195) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ただ、ほんの時折…すべてが壊れてしまえと思うほど、
 どす黒いものが心の中を流れるようになったのは、


 きっと、赤が嫌いになってからだ。]

(196) 2010/09/02(Thu) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[翡翠は散る赤に視線を落としながら、
後輩が立ち去っていく音を聴く。
育ちきらなかった花弁に、残念そうに目を伏せて]

……だめだよ、潰しちゃ。
…慈しむ花なんだから…。

[ホースを潰す手を離せば、とぷとぷとその先から
水が溢れる。それを地面に置いて花弁を拾う。
そっと握りこんでも、暑さで直ぐに萎れるだろう。]

(197) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


綺麗な色に…、咲くんだから…。

[そっと、花弁を雫のついた葉に乗せる。
萎れるまでの僅かな時間、太陽の光を浴びれるように。]

(198) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 浴室 ―

[紡がれる言の葉は、相手の手元のシャワーの音にかき消されるほど小さい。ディーンの手元のシャワーが湯を流していれば、聞き取れはしなかっただろう。
けれど、止めていたからこそ――……耳に届いた。]

 私のことが……――――?

[髪を洗う手を止める。
先を促すでもなく、などる言の葉。

暫くの沈黙、ざぁざぁと雨降るような音だけが空間に響く。]

(199) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

小悪党 ドナルドがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(小悪党 ドナルドは村を出ました)


【人】 会計士 ディーン


 聴いてしまったものは、忘れる事は難しいな。

[濡れた所為か、常より濃い紫がベネットを見詰める。
貌にある表情は、唯穏やかな微笑。]

 お前が、敬虔なカトリック信者であることは識っているさ。
 だから、私からどうということはないが……―――
 
[言葉を選ぶ間を開ける。]

(200) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

小悪党 ドナルドが参加しました。


【人】 小悪党 ドナルド

─ 浴室 ─

[ずかずかと入り込んできたタイミングは、最悪だったか否か。

先輩二人の微妙な雰囲気には気づかぬままに、シャワーを浴びる。]

(201) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[一度出してしまった言葉を止める事が出来ないように。
 少年の眸からも、雨が一つ零れ頬を伝った。

 モノクルを付けていない目の前の少年には気付かないだろうと、
 それを指で拭いながらシャワーのコックをひねる]

 ……変な事を言って、ごめん。
 ずっと言う心算なかったのに……。

[穏やかな笑みに、苦しそうな顔で微かに笑んで]

 きみのことが、すき……。
 心の裡でそう思う事だけは、許してくれるだろうか。

(202) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン


 身体だけでもと願うことがあるのならば
 その時は、私は厭う事はないよ。

[心に関しては触れない。
それは、心は神を裏切らぬようにという配慮か。
それとも……―――。

ゆるり動く手はコックに。髪にある泡を洗い落とし始める。
増える水音は、直ぐにの答えは求めていないと示すものだった。]

(203) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

ディーンは、ベネットにかけた言葉は、おそらくはドナルドの入室の前のこと。

2010/09/02(Thu) 11時半頃


【人】 本屋 ベネット

[ディーンからの言葉には、緩く首を振る。
 心で思うだけでも罪深い事なのに、それ以上を求める事は自分にはできないと。
 そう告げるように、悲しげに眸は揺れる]

 ―――…っ!

[急に浴場の扉が開き、弾かれたようにそちらを見やった。
 見慣れた赤い髪に一つ眸を瞬かせ、
 その貌は穏やかな笑みが浮かぶ]

 ……ちゃんと、起きたんだね。善かった。

[ドナルドのシャワーを浴びる姿に、顔を綻ばせた]

(204) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン

 
 人の心の裡のことは、誰にもどうにもできないさ。

[苦しそうな貌に、そう言葉を返したところで、ドナルドの姿が見えたか。漂う雰囲気は変えられないものの、努めて平然と身を清める作業をこなし始めた。]

(205) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


―――…… …

[ドナルドが去った後も、また薔薇に水は撒かれる。
それを見つめる翡翠の色も、何時もと変わらず。
……何時もよりかは、少し憂いの篭った色で。]

(206) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

フィリップは、寮母

2010/09/02(Thu) 11時半頃


フィリップは、寮母に呼ばれると、ホースの水を置いて。寮へと戻っていく。**

2010/09/02(Thu) 11時半頃


【人】 本屋 ベネット

[いつもの癖で、世話を焼こうとしてドナルドの傍へ行き]

 ちゃんと汗は流さないと駄目だよ。
 主、に……朝の祈りを捧げに行くんだからね。

[主と言う言葉を紡ぐときに、詰まったのは先程のやり取りのせいか。
 すぐに穏やかな表情を取り戻すとそう声を掛け、
 ぱさつく赤い髪を撫ぜようと指を伸ばした]

(207) 2010/09/02(Thu) 11時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…今逃したら一日中汗でベタベタのままになりそうだったから…

[ルームメイトに小さく頷き、まじまじ見られる前にと手早く汗を流す。
軽く日に晒された大柄な身体は、一見目立つような傷痕は無い。
痛々しく見えるのはアイパッチを外した横顔だけ。

卑劣で狡猾な奴等は、隠蔽の手段をよく知っている。
葉巻を押し付けた痕が残っているのは、まともな姿勢では見えない内腿と腋の下にだけ。

それでも見つけられてしまわぬよう、手早く身体を清めて服を着る。]

(208) 2010/09/02(Thu) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドの過去を知らない少年は、何も知らずただ穏やかに笑う]

 そう。
 でもちゃんと起きてくれたから、偉いよ。

[礼拝が終われば、僕の朝食のデザートを分けてあげるよと、
 子供に言うように告げて。

 自身も身体を清め終われば持ってきた制服に袖を通した]

(209) 2010/09/02(Thu) 12時頃

【人】 会計士 ディーン

 ドナルドは随分早風呂だな。

[先に来たベネットやディーンよりも早い行水に苦笑を漏らす。
脱衣所に向かったのは3人ほぼ同時か。
ふっと見詰めるのは、ドナルドの横顔。
ぼやける視界では詳細は見えぬものの、眼帯を外したそこに傷跡があるのは識れる。

我知らず、己の左眼をディーンは抑える。
生まれながらや自然にではない視力の差異。
その原因故に、夏期休暇も実家に帰らないでいる。]

(210) 2010/09/02(Thu) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

 僕はこれから礼拝へ向かうけれど、ディーンはどうするの?

[有無を言わさず連れて行く心算だからか、
 ドナルドには問わずにディーンにだけ尋ねて。
 いくらか水気の残る黒髪を指で梳く。

 左目を押さえるしぐさに、首を傾いで]

 ……眼、どうかしたの?

[触れようとして閉じる指先を、もう片方の手で包むように握りしめた]

(211) 2010/09/02(Thu) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


 礼拝か、さて……―――

[常ならば形式だけでも参加するのだが、今朝に限っては行くべきか否か悩むような言の葉を、ベネットの問いかけに返す。]

 いや、少し左眼の視力が下がったかと、そう思っただけだ。

[次の問いに応えながら片眼鏡を付けた左眼は、チラリと先程《主》という言葉を謂い淀んだ少年を視た。心の裡に浮かんだ言葉は、告げることなく]

 私は一度部屋に戻ろうと思う。
 私の同室のアレも起きていると佳いのだがね。

[礼拝に行くにしても、行かぬにしても一度部屋に戻ろうと、ランドリーに服を放りこんだ後、2人がまだ話し込むようであれば、先に失礼する旨を告げて浴室を後にした。
去り際、叶うならば、昨夜ラルフにしたように、まだ水気の残る黒髪をぽんと撫でる。
「ちゃんと乾かせよ」と言葉を添えて。

――……その後、ディーンが礼拝に参加するか否かは、同室者の出次第か*]

(212) 2010/09/02(Thu) 12時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 12時半頃


【人】 本屋 ベネット

 いつも遅くまで根を詰めているから……。

[疑う事を知らない少年は、彼の言葉を其の侭受けて。
 少しの苦言を呟やき、勉強もほどほどにね、と笑う。

 去り際に撫でられた髪。
 返す言葉も見つからないまま、ああ、とも、うん、とも言えずに。
 何処か夏の日差しを想わせる熱を眸に滲ませ、蜜色の髪が見えなくなるのを見詰めた]

(213) 2010/09/02(Thu) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

[撫ぜられた温もりを留める様に、
 彼の指先が触れた場所へと指を伸ばす]

 ―――……。

[芽吹いた恋と言う種は、
 確りとその根を少年の心の裡に伸ばしていた]

(214) 2010/09/02(Thu) 12時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 13時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

ガキじゃ、ねぇんすから…。
[子供か犬っころでもしつけるような態度に思わず機嫌を悪くするあたり、やはり身体のわりに中身は幼い。
渋々ながらも、反抗するという選択肢は今のところ頭の中には無かった。

去っていく上級生を不思議そうに見送るも、今は何も口を挟む事はなく。
ただおとなしく、礼拝へついていく。]

(215) 2010/09/02(Thu) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

 子供、だろう?
 少なくとも僕より年下だもの。

[機嫌を悪くするドナルドにくすくすと笑う。
 大人びた外見に隠された幼さを、純粋に可愛いと思った。

 否、此の時はそう思っていた――]

(216) 2010/09/02(Thu) 14時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 14時半頃


【人】 奏者 セシル

― 自室へ ―

[浴室から出たあと、誰かに見られたような気がしたけど、湯上りと、そういう後でぼんやりしてたのか、そのままふらふらと自室に戻って、そのまま、またベッドに寝転んだ。]

 まだ、眠いのに、なんで起きたんだ?自分。

[そう言いつつもやっぱり起き上がる。
 窓を見ると、キラキラ何かが輝いている、水しぶきだ。誰かが水を撒いているらしい。]

 フィル先輩?

[立ち上がってみると、フィリップの姿が見えた。
 そして、硝子球を思い出して、ハーモニカを思い出す。]

 ――…ええっと、洗濯当番と、ハーモニカと、食事と、それと、礼拝……。
 やること多いな。

[真っ白なシャツかぶって、下着にカーキのズボンを履いた。そして、髪は濡れたまま、ハーモニカを探す。]

(217) 2010/09/02(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

[引き出しの奥、記憶は確かで、出てきたハーモニカは少しだけ前より違う気がした。
 だけど、音をプッと鳴らせば、記憶はすぐに蘇り、そのあと5分で自分の身体の一部になる。鳴らした音jは小さめに遠慮したのだけど、一応隣室ぐらいまでは聞こえたかもしれない。

 そして、ハーモニカをポケットに突っ込むと、部屋を出る。]

 あー、洗濯って、部屋順だから、オレ一人でやんのか……。

[そして、頭をぼりぼり掻いてから、ランドリーに籠をとりに向かう。
 素行不良の問題児であるのだけど、そこまで目をつけられていないのは、日常生活に支障をきたす目立つ行動はしてない。一見素直にみえるからだろう。]

(218) 2010/09/02(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

[礼拝の時間まではややあるので、その時間、洗濯籠をもって部屋を巡回しはじめる。]

 洗濯あるやつはいるかー?
 あおくせーパンツも丁寧に洗ってやっから…。

[もちろん、手洗いではなく洗濯機にぶちこむだけなのだが…一応そんなことを言って部屋巡り中。]

(219) 2010/09/02(Thu) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ 朝/自室 ─

[ラルフが浅い眠りにおちたのは、既に小鳥がさえずりはじめ、空が白む頃になってからだった。
 途切れ途切れの夢見は悪く、目覚めた時は気温の暑さにも関わらず冷たい汗が滴る程。何かを掴もうとした手はむなしく空を彷徨い、]

……ぁ 

どうして、今頃になって──
思い出したんだろう。
……あんな記憶。
中等部の頃の夢と  それから、

[シーツの上で身を強ばらせたまま、ラルフは喪失感と嫌悪に身を震わせ両手で顔を覆う。
 骨張った指の隙間から窓の外へ向けられる銀灰の瞳。夢で感じた苦痛と追い詰められる恐怖が、まだ生々しく残っているにも関わらず、涙のひとつもなくその眼球はかわいている。]

(220) 2010/09/02(Thu) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

嗚呼、もしかして
昔見たいに……背が低かった時みたく
頭を撫でられた 所為 なのかな。
──ディーンに。

[昨日部屋に来てくれた上級生の名を口にする時、唇がわなないた。]

(221) 2010/09/02(Thu) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[頭を撫でられ庇護される立場の記憶は、触れられる安堵や心地良さだけではなく、当時の弱さや無力さと言う別の者たちに付随する負の記憶も甦らせる。

 ──背が伸びてラルフが変わる前の世界。
 中等部で厄災と言っても良い「あの」事件が有って。
 それからラルフは、人目を惹かない目立たない──と言うより、暴力を好む者たちの嗜虐心をそそらないと言うのが正確だろうか、生徒になる事を心掛けたはずだった。気紛れ、神経質、時々毒舌で、他人が読まない本を読みたがり、だけど目立たないよう。]

(222) 2010/09/02(Thu) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……あ は は

今はもう──襲われないどころか。
アレと同じ事を、俺はロビンあたりにする事だって出来るのに。
殴って追い詰めて。
誰かを付け回すような趣味は、俺は無いけど。

嗚呼、

汗、気持ち悪いな。
気持ち 悪い。

[夜着の胸をはだけて、窓の外を見る。キラキラと水飛沫が輝く薔薇園、それから昨日、紙飛行機を投げ入れた部屋を見て、昨日のあの行為はディーンには気持ちが悪かったのではと言う思いがふと過る。
 気持ち悪いのは、自分自身じゃないか──と思った所で、廊下から声が聴こえた。]

(223) 2010/09/02(Thu) 15時頃

ラルフは、セシルに、洗濯物あるよ──とまず声を掛けて、それから立ち上がる。

2010/09/02(Thu) 15時頃


セシルは、ラルフの部屋から声がしたので、がちゃりと開ける。

2010/09/02(Thu) 15時半頃


【人】 奏者 セシル

― ラルフの部屋 ―

 おっす。おはよう。洗濯娘の登場だぞ?

[ラルフの悪夢など知らずに能天気な声とともに扉を開けた。
 そして、ちょっと青白い顔のラルフを見て眉を寄せた。]

 なんだ?お前、具合悪いの?

(224) 2010/09/02(Thu) 15時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……おはよ、セシル。
休暇中は、洗濯当番
すぐ回ってくるから面倒だよ ね。

[気怠げな動作でセシルに──やあと片手をあげる。
 夢の余韻やら後悔は置いて置く。大丈夫、腕は震えていないはず。

 と、まず、部屋の中に放り出してあった昨日の服を相手が持っている洗濯籠に入れて。セシルの目の前で、汗ではり付いていた夜着の胸をはだけ、今着ている服を脱いで行く。上着、それからズボン。廊下の扉を開きっぱなしにしたまま、下着に手を掛けたところで、ぼんやりと首を傾けた。]

……ん、
俺、今 顔色悪い?

(225) 2010/09/02(Thu) 15時半頃

ドナルドは、ベネットと共にラルフ部屋の前を通りすがった。ストリップショーに思わず目を逸らした。

2010/09/02(Thu) 15時半頃


【人】 奏者 セシル

>>225

 だな。すぐやってくんの、洗濯当番。
 でも量もそんなに多いわけじゃないだろうけど。

[目の前でするする脱いでいくラルフをぼんやり眺めつつ、顔色悪い?の問いには、うんうんと頷いた。]

 なんかこう、寝不足?

[ほぼ全裸状態のラルフをまじまじ見つつ…そう答えた。]

(226) 2010/09/02(Thu) 15時半頃

セシルは、ドナルドおはよー。洗濯ねぇか?と声をかける。

2010/09/02(Thu) 15時半頃


セシルは、一緒のベネットにもひらひら手を振る。

2010/09/02(Thu) 15時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[洗濯を干す量は──確かに楽かなと瞬き。]

嗚呼、あんまり寝てない。
どうせ休みなんだし、昼寝出来れば良いんだけど。
昼間は図書館に行きたいし──ね。

[視線を受けてもまだぼんやりしている。感覚が鈍いような。単純に、はり付いた寝間着を脱いでしまえば、気持ち悪さは消え去るような気がしたのだが。ベネットと共に通りすがられた大柄な転入生に目を背けられて、セシルにはまじまじと見られて、鈍い無感覚が居心地の悪さに変わった。]

えと、部屋にシャワーが有れば良いのにね。

[下着をそのまま脱ぎ切る勇気が無くなる。けれども、手を止めたら本当に着替えにもビクついていた中学校の低学年時代に戻ってしまうような気がする。]

(227) 2010/09/02(Thu) 16時頃

ラルフは、ドナルドとベネットにもぎこちなく、やあと声を掛けて微笑を浮かべようとした。

2010/09/02(Thu) 16時頃


【人】 奏者 セシル

 そっか。まぁ、オレがちゃんと寝ろっていうのもなんだけど、図書館はちょっと休んで寝てたほうがいいんじゃないか?

[と、ふとラルフが脱ぐのをやめると、あ、と後ろを向いた。]

(228) 2010/09/02(Thu) 16時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…あ、あぁ…。洗濯物。
[開けっぴろげなラルフの様子は、大胆なその態度と血色の悪さとのアンバランスさがいやに淫靡で、おもわずどぎまぎと動揺する。
とりあえず、先ほど脱いだ夜着とタオルをセシルに押し付けた。]

部屋にもまだあったかな…ベネさんはあります?
[そう問いつつ足早にそこから離れたのは、きっといろいろ刺激が強過ぎたせい。]

(229) 2010/09/02(Thu) 16時頃

【人】 奏者 セシル

>>229

[後ろ向いたところで、ドナルドから洗濯物を押し付けられて、受け取ってから籠にぎゅうっと詰める。]

 部屋にまだあんなら、もってこいよ。
 っていうか、取りにいってもいいけど。

[ラルフのほうは見ずに、]

 あ、入れといてくれたらいいぞ。早く何か着ろよ。

[後ろに手をひらひらさせて、早く早くとせかす感じ。]

(230) 2010/09/02(Thu) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

[同級生二人にやあ、と声を返す。
 セシルに先程着替えた夜着を渡しながら]

 ラルフ……いくら面倒だからって、その場で脱ぐものじゃないよ。
 僕らは慣れているけれど、ドナルドが困ってるじゃないか。

[苦く笑った後、居心地悪そうな後輩の問いには緩く首を振り]

 僕は此れでお終い。
 まだ洗う物が在るのなら、取りに行こう。
 セシルに二度手間させるのも悪いからね。

[すと、洗濯物を渡し空いた手をドナルドに差し出す。
 早く行こう、と居心地悪げな様子を助ける心算で]

(231) 2010/09/02(Thu) 16時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[とりあえず洗いに出すのは昨日の汗を吸ったシャツとかで。]

今日がセシルって事は…俺らは明日っすか。
じゃ、アレとかそれは明日でいいや…

(232) 2010/09/02(Thu) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

 それなら言葉に甘えて、後で取りに来てくれるかい?
 すぐ渡せるように、用意しておくから。

[セシルにそう告げ、
 ラルフの部屋の前を通り過ぎて*いった*]

(233) 2010/09/02(Thu) 16時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[部屋の扉をわざわざ閉めるのも今更大仰だと思う。
 どうせ夏休み中シャワールームで裸で会っている面子だし、学期中同学年ならプールだってある。最近誰かの嗜虐心をそそって、酷い目にあった記憶も無いはず。
 そそくさと洗濯物を出して、遠ざかってしまう隻眼の少年を、口角をあげそこねた微妙な笑みのまま、無言でじっと見詰めた。相手が今何を考えたのか、推理しようとするように。]

──… ん
遊びの為の夜更かしは楽しいよね。
そう言うのだったら良いのだけど……さ。
実は、眠くなりにくくなってて。

[結局、後ろを向いたセシルの背に自然に隠れるようにして、下着を脱いだ。
 後ろから、覆い被さるようにして腕をのばし、洗濯籠に脱いだばかりのそれを放り込む。喉の奥からよく分からない笑いが込み上げてきて、セシルの背に額をコンとぶつけた。]

でも、寝てみる よ。
食事の後とか、案外、自分の部屋以外だったら眠れるかもしれない。
ほら、食堂で寝てたフィリップみたいに。

(234) 2010/09/02(Thu) 16時頃

ベネットは、ドナルドに頷き、これも決まりだから。二人で頑張ろうと笑んだ**

2010/09/02(Thu) 16時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 16時頃


【人】 奏者 セシル

>>231

 や。今から礼拝だっけ。
 オレも後でいくから、窓際の席とっといてよ。

[ベネットからも洗濯物を受け取りつつ、そう声をかける。]

 っていうか、アレってなんだぁ?

[>>232ドナルドの言葉は聞き逃さず、ベネットにはあいよ、と答えた。]

 ん?

[ラルフの気配には、片眉をあげて、洗濯籠に最後の一枚が放られるのには、思わずちょっと吹きそうになる。それは背後の同級生も同じか、ちょっと笑いが聞こえて、ほほえましい顔になった。]

 そっか。寝れないのか。
 じゃ、環境かえるといいかもな。ええと…。食堂はフィル先輩の根城だから……。

[とふと考えてから。]

(235) 2010/09/02(Thu) 16時半頃

セシルは、背中に全裸のラルフを背後霊にもったまま、考え中。

2010/09/02(Thu) 16時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[ベネットの苦笑には、ドナルドが困る理由が分からないと言う風に反対側に首を傾ける。彼のドナルドへの気遣いがなくとも、ラルフの全裸はセシルの背と大きな洗濯籠に隠れて、二人からは見えなかっただろう。遠ざかる二人を見送るとなく見送りながら、]

……──、ん。
見た目に似合わない よね。
でっかいわんこと飼い主みたい。

[体格の良い生徒は昔のラルフなら怖かったはず。]

あの二人はどうして、寮に残ってるんだっけ。
あ、俺は、今日の礼拝はサボるつもり。

(236) 2010/09/02(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

>>236

 でっかいわんこと飼い主か。
 確かにな……っていうか、ドナルドはベネットのいうことはよく聴くみたいだよな。
 なんで寮にいるかは聴いてないなぁ。あんまり単品で会わないから。

 いや昨日は…

[とそこまで言ってから、酒盛りはやばいかともごもごさせつつ…]

 ええと…

[そして、ちらとラルフのほうを見て、とりあえずこれはマズイかな、と部屋にその裸体を押し込む。]

 礼拝でないのか?よく寝れるのに。

[部屋に押し込んで扉も閉めると、前に回った手を掴んで、ラルフを担ぐようにしつつ…。]

 で、いい方法思いついたんだけど、とりあえず、何か着ない?

(237) 2010/09/02(Thu) 16時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[セシルは──心地良い寝場所 知ってる?と尋ね答えを待とうとした所で、背後霊を止められて部屋に戻る。半ば背負われ、引き摺られるようにして、備え付けの箪笥の前へ移動。]

セシルは、
……礼拝堂で寝るの、流石だね。
セシルが帰省しなかったのは 何でだっけ。

あ、うん。
外に出るなら流石に服を着る。

[箪笥をあける音と、衣擦れの音。
 もう大丈夫だよと言う風に、セシルの肩をぽんぽんと叩くラルフは、ズボンこそ穿いていないものの、襟元以外はボタンの止まった裾の長いシャツを被り終えていた。続いて、ズボンと靴をはく。]

(238) 2010/09/02(Thu) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

>>238

 礼拝堂って寝れるぞ?
 ミサの途中で怒鳴り声出すわけにはいかないだろ?
 だから、最初と最後さえ起きてればカッコつく。

 いや、あとでおこられっけど…。

[ラルフが着替え始めれば、もうちょっと視線を逸らしてから、いいと肩を叩かれればそっちを向いた。]

 オレが帰省しなかった理由?
 ああ、母親が再婚で新婚だから。
 気にしなくていいっていわれてもな。

(239) 2010/09/02(Thu) 17時頃

【人】 奏者 セシル

[そして、また洗濯籠を抱えて、]

 で、さ。
 やっぱよく寝るには、運動や仕事が何よりじゃない?

[そうにやにや笑う。
 つまり、要約すれば、手伝えということになる。]

 いや、ちょっとだけ、ちょっとだけでいいからさ。
 ああ、もちろん、ラルフが当番の時は手伝うよ。
 んで、木陰で休めばすぐにぐっすり寝れるって…。

[果たして説得力はあるのか。]

(240) 2010/09/02(Thu) 17時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 17時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 17時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

──ふう ん、新婚さんなんだ。
俺の両親は新婚でもない癖に、
何時も夏のバカンスに加わると
新婚旅行に付いて行ってるみたいになる。

居場所……無い 生徒も多いのか な。
 
[来年は馴染むと良いねと掛ける言葉は、自分が言ってもあまり説得力が無い気がした。]

(241) 2010/09/02(Thu) 17時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[続いた言葉と、セシルのにやにや笑いには大げさに肩を竦めた。]

あおくさい下着を丁寧に
(洗濯機が)洗うお仕事かい。
それは──…、

[ゆっくりと首を巡らせながら、肩をパキリと鳴らす。僅かに沈黙して、何かを考える風に瞬きをして。日頃のセシルを思い返すに、説得力を感じたわけではなかったのだが。ラルフは何を想うのか、セシルが抱えた洗濯籠を反対側から支えるように、蒼白い手をのばした。]

… ん
手伝っても良いよ。
俺は、ほら、礼拝の時間にシャワーを
浴びれば良いような気がするし。

[今日は礼拝に出ないと言う意思が前面に出過ぎた言葉だったかもしれないが、ラルフは意識していない。
 昨夜から開けっ放しだった窓を閉じて。一瞬、向かいにある部屋の主を想い。それから、セシルと共にランドリールームへ**。]

(242) 2010/09/02(Thu) 17時半頃

ラルフは、セシルの巻き毛を洗濯作業中に、眺めるとも無く眺めたりした。

2010/09/02(Thu) 17時半頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 17時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[ネクタイをきちっと締めた鏡像を見詰めつつ、はしばみ色の髪を綺麗に撫で付ける。
ぴかぴかの眼鏡。歯も磨いた、顔も洗った。
身だしなみには一分の隙もない。
既にベッドの上も片付けて、タオルケットなどはきちんと畳んであった。

当然のことながら、彼の朝は早い。
恐らく寮内で一番早いのではないだろうか。
夏休みに入り、寮規が有名無実と化したこのだらけきった寮内において、唯一いつもと殆ど変わらぬ時刻に起きているのだから、それも当然かも知れない。]

(243) 2010/09/02(Thu) 17時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 17時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―自室・二段ベッド上―

…んんーっ。

[なにか、起きろと声をかけられた>>172気がする。酒精の所為か薫衣草の香
 故か割とぐっすり寝ていたためはっきりと返事をしたか覚えはなく。
 とりあえず背伸びをしてはっきり眼を覚まそうとすると
 下肢の生理現象がはっきりとわかる状態]

…発散してきたはずなのに。仕方がねぇな。

[いつもなら、このまま浴室へ行ってそこで済ましてくるつもりだったが
 ふと、気が変わり、枕元をごそごそと探ると同時に、朝に相応しからぬ
 小瓶の中身を一滴アロマライトに垂らして――]

(244) 2010/09/02(Thu) 17時半頃

セシルは、ラルフにさんきゅ、とやっぱりにやにや笑った。

2010/09/02(Thu) 17時半頃


【人】 薬屋 サイラス

[自室の匂いが青臭くなるのを嫌っていつも外で済ませるのに何故だか
 今日はそうしたい気分で。
 同室者が戻ってきたら閉め切られた部屋の中が
 異様なにおいに包まれているのをどう思うか、寧ろ楽しみにも思える。
 そういう心境になったのはいつ以来だったか――。]

お気に入りの相手でもいれば散歩にでも誘えばいいんだがいないしなぁ。

[この寮内のことだ、お気に入りと称して上級生が下級生を『可愛がる』
 通過儀礼みたいなものは中等部生だった頃比較的あったものだ。
 少なくとも痛い目に合わなかったのはこの香のおかげで、
 寧ろ重宝がられていたし、自分自身もそういうのが嫌いではない性癖だと
 うすうす気がついたのもあの頃だったかもしれない。
 そういう相手がいなくなって、逆の立場になってからそういうことを
 少なくとも寮内でしなかったのは―――…]

…奴さんの所為だよな―――…。

[なまじ近すぎて反目しあって遠い相手には本気の誘いなんて
 かけられるはずもなく。]

(245) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 執事見習い ロビン

服装、よし。
机、よし。
ベッド、よし。

[いちいち声を出して指差し確認。
これも小等部や中等部の1学年くらいまでなら監督の教師に規則と称してやらされているのだが、普通はもう彼くらいの学年ともなるとそんなもの守りはしない。
だが、彼はこれも律儀に守っていた。]

(246) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

>>242

 よかった。助かる。
 やっぱこう、一人でパンツ洗ってるって虚しいよな。

[そう言って手伝ってくれるといったラルフに感謝感謝とつぶやいた。]

 つか、やっぱ礼拝でないんだな、ま、いっか。
 で、ええと、そうだな、一回ランドリーに行くか。少ないと思いつつ結構いっぱいだ。

[ラルフの青白い手も今はとってもありがたいもの。一緒にランドリーに向かうと、とりあえず、一つの洗濯機に放り込めるだけ放り込んで、洗剤を入れた。]

 じゃ、見ててくれる?
 オレ、もっかい回収いってくるわ。

[ラルフがやっぱりまだふらふらしてる感じがして、そのまま、ランドリーでかけているように言う。]

 つか、ここも環境は寝やすいかも。

[洗濯機を操作している自分の髪をラルフがまったり見てるのには、なんかついてる?とか訊きながら、また空の籠をもってランドリーを出る。]

(247) 2010/09/02(Thu) 18時頃

セシルは、サイラスとディーンの部屋の扉もとんとんしてみる。洗濯あるかー?

2010/09/02(Thu) 18時頃


【人】 執事見習い ロビン

よし、完了。

[ん、と満足げに顔を引き締めると、自室の扉を開けた。]

(248) 2010/09/02(Thu) 18時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 18時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 18時頃


【人】 薬屋 サイラス

[最中とあって気だるげな声が返る。少しでも扉が開けばその香りに
 酔うかもしれない]

…入ってくんなよー。後で持って行くからー。

(249) 2010/09/02(Thu) 18時頃

奏者 セシルがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(奏者 セシルは村を出ました)


ロビンは、きびきびと廊下を歩いている。

2010/09/02(Thu) 18時頃


奏者 セシルが参加しました。


【人】 奏者 セシル

― サイラスとディーンの部屋前 ―

>>249
[ノックしてかえってくる声は少し、なんだか調子が違う気もしたが…。]

 入ってくんな?





 あー、了解。

[扉の前で立ち止まる。]

(250) 2010/09/02(Thu) 18時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 18時頃


セシルは、扉の前で佇んでみたけど、なんか予想がついて、じわじわ・・・と扉からは離れつつ・・・。

2010/09/02(Thu) 18時頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室前 ―

[後に出た筈のドナルドとベネットより、ディーンが自室へ戻ったのが遅かったのは、ひとえにフィリップの後に寮母に捕まったからにそういない。]

 セシル、どうした、なにか用か?

[じわじわと扉から離れる後輩の姿を見止め、首を傾げた。]

(251) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[厳密に言えば異教徒の彼には、夏休みで強制参加ではなくなっている以上礼拝堂へ行く理由もないのだが、そこは生真面目で功利的な彼のこと、新学期で教師に報告される面倒を避ける為にある程度は出ることにしていた。]

おや。

[廊下に突っ立っているセシルの姿を見つけると、左眉がきゅっと上がった。]

おはようございます、セシル『先輩』。

(252) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 執事見習い ロビン

[『先輩』のあたり、何か厭味が篭っているニュアンスだが、]

あ、ディーンさん。
おはようございます。

[丁度セシルを挟んで向こう側に姿を現したディーンに対してはきっちりと敬意の篭った挨拶をした。]

(253) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室ー

 あー。進んで可愛がられたいってなら歓迎だけどなー

[多分、別の意味でなら一番可愛がっている後輩に対しての言葉は
 いつもの軽いもので、冗談めかしてだから、当人がその気でもない限り
 無理強いする気もない。
 まあ、部屋の扉を開けない限りはそんなことはないだろうと。
 だいたい奴の顔が、後姿がちらついて――…]

(254) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

>>251

 ん?ああ?ディン…せんぱ  い。
 ええと、ああと

[ふと、焦る。
 いや、サイラスの声の調子とか入ってくるな、とかそれって、…というのが予想がついたからであって……。
 で、そこにディーンが戻ってきたことに対し、サイラスの思惑とは逆に、うわちゃー、と思ったのは、悪友ならではの余計な友人ゴコロであった。]

 あ、いや、ええと、ちょっと、腹、痛くて…。
 ディーン先輩、寮のおばちゃん、薬とかもってるかなぁ、とか。

[何か、咄嗟にベタな嘘をついた。]

(255) 2010/09/02(Thu) 18時頃

サイラスは、後輩やら同室者の声がした気がしたか気にもせず礼拝ふける気満々

2010/09/02(Thu) 18時頃


【人】 奏者 セシル

>>252

 あ、ロビン、おはよう。

[ある意味、優等生コンボにかかった気がして、なぜだか、洗濯回収といういいことをしているのに冷や汗が流れた。]

(256) 2010/09/02(Thu) 18時頃

【人】 奏者 セシル

>>254

 あ?

[サイラスが何か言ってるのは微かに聞こえたのだが、ちょっと余裕がない、

というか、むしろ誰のためにこんなにオレは焦っているのかと、思いつつ、
 余計な友人ゴコロは扉の前を完全に離れることをしなかった。]

 えーっと…。

[なんとなく、口ぱくぱく]

(257) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室前 ―

 嗚呼、ロビンもおはよう。

[セシルを挟んで向こう側の後輩にも手を上げて見せる。
セシルと己との扱いの差には、気付いて気がつかぬ振りをするは、一応は礼儀だったか。]

 ―――……腹が痛い?

[ベタな嘘に、けれど初めは嘘と気が付かずに、心配そうな眼差しを向けるも、扉の向こうより聴こえる聲に、詳細は聞き取れなくとも、ぎゅもっと眉間に皺を寄せた。]

 また、サイラスが何か仕出かしたのか……―――

[頭痛を耐える様な表情をした。]

 まぁ、佳い。腹が痛いなら、確か部屋に薬があった筈だ。
 取りに入って渡そう。

[気を取り直したように、ドアノブに手をかけた。]

(258) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[はっきりしない声>>254と、他にも聞こえた声に一旦その手を止めて]

…んーっと。 誰か他にもそこにいんのかー?

[扉を誰かが開けたらたちまち立ち込める香りに噎せるはず]

(259) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 執事見習い ロビン

>>254
[何かもぞもぞ言っているサイラスの声がするのだが…]

今日は洗濯当番でしょうに。
……ってそんなに腹が痛いんですか。
医務室に行ってみます?

[ちょっと「サボリ?」という疑惑を抱きつつ。
しかしセシルの顔色が優れないのも事実なので一応実際的なアドバイスをしてみた。]

(260) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

ロビンは、ディーンが薬を持ってくるなら、セシルに付き添うように立って待っている。

2010/09/02(Thu) 18時半頃


【人】 奏者 セシル

>>258

いや、サイラスが何かしたわけではって、
 え、

 あ、えっと、うわああ、




 いや、いい、治った、治りました!薬いらないです。

[ドアノブに手をかけようとするディーンを焦って止めようとして、また冷や汗がたらりと流れた。
 と同時に聴こえてきた>>259能天気な声に、扉を反射的に押さえつつ、]

 いや、だから、他にもいるから、いるの!

[それはサイラスに向けていいつつ、>>260ロビンの声かけにももうどう答えていいのか、なお、情けない顔になった。]

(261) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[閉め切られた部屋は魅惑的な香りが立ち込める異質な空間と化している
 何をしていたかははっきりと分かる有様で二段ベッドの閉め切られた
 カーテンの中を覗き込まれたら言い訳できない。
 勿論言い訳する気もなく正直に言うつもりだったのだからだけど
 廊下から聞こえてきた、どうやら心配してたらしい悪友兼後輩の声に
 はたと思い当たって]

あー。お前さんは気にしなくていいからそこのお子様だけ連れてっちゃってー
眼の毒だからー。

[なんか、これからしでかすつもりなことを示唆するような言葉を告げた]

(262) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 18時半頃


【人】 奏者 セシル

 あ、あ、そうなん  だ。

[>>262サイラスの声に、こくりと頷いた。
 どうやら、悪友的に、どこまでがオッケイか察知したらしい。

 お子様だけ連れて行け、という指令に、扉から離れると、ロビンの手を掴もうと伸ばす。]

 ロビン、医務室、連れてって?

[なんでか結果的に妙な真剣な顔でそう実質寮長に告げた。]

(263) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 執事見習い ロビン

>>261
[慌てて扉を押さえるセシルの動顛ぶり、やっぱりもそもそ聞こえてくるサイラスの妙に篭った声……]

…………。

[言葉には出さないが、レンズの奥の灰色の瞳がじとーっと呆れ返った視線で見詰めていた。]

(264) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室前 ―

 
 ―――……私の部屋に、私が入って何が拙いことがある?

[この段階になると、ナニがなされているとは判らずとも、何かあるということは識れる。今は薄い色に見えるだろう紫が、片方はモノクル越しにセシルをじと眼で睨んだ。]

 はっ?サイラスお前は一体何を謂っている。
 開けるぞ?

[サイラスの言葉に何がどうなったか、セシルの手は扉より離れロビンへと移った。チラリとセシルとロビンの2人に視線を投げかけてから、思いっきり扉を開き―――……そして、閉めた。]

(265) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 執事見習い ロビン

>>263
[手を差し出して、妙に真剣な顔で見詰めるセシルに、ふうと溜息ひとつ。]

……分かりましたよ。
僕はここにいない方が良いみたいですね。
それなら医務室に行きましょうか。

[掴もうとする手は避けたが、素直に連れて行かれることにしたようだ。]

(266) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

セシルは、しぃん・・・・・・

2010/09/02(Thu) 18時半頃


【人】 会計士 ディーン

 ―――……異臭騒ぎか。
 なんの香かはしらんが、焚きすぎなのではないか?

[扉の隙間より漂った香りは濃厚で、頭がぐらりとする。
一旦廊下で息を整え、まだセシルとロビンが居るようなら]

 早く行け、この香りは責任を持って寮より追い出しておく。

[香の成す意味をまだ自覚せぬまま、2人に避難を命じた。]

(267) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[とか何とかやってる間に、痺れを切らしたディーンが扉を開けてしまった。
思いっきり開いた扉の奥に、思わず視線をやってしまい、]


あ。


[何が何だか分からないうちに物凄い勢いで扉がまた閉まった。]

(268) 2010/09/02(Thu) 18時半頃

ロビンは、ぽかんと口を開けたまま突っ立っている。

2010/09/02(Thu) 19時頃


【人】 執事見習い ロビン

[噎せ返るような精油の香り。
何の匂いだか全く分からないのだけれど、妙に艶めかしいような……]


ぇえ。あ、はい。

[何が起きたのか全然飲み込めない顔で、ディーンにこくりと頷いた。]

(269) 2010/09/02(Thu) 19時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 19時頃


【人】 奏者 セシル

>>267

 い、異臭って……。

[その香りは、とってもとってもわかりやすいものだったのだが、サイラスの香と混ざってなお、強力なものすぎた。]

 ええと、



              ロビン行こう。

[ディーンの言葉に、もう、あとは自分じゃどうにもならないと、とりあえずはぽかんとしているロビンの肩を押して、その場から退避させる。]

 医務室でいいな?歩けるか?

[ロビンがどれほどに茫然としているか、まだよく量れないため、そんな言葉で誘導した。]

(270) 2010/09/02(Thu) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室・二段ベッドの上―

…さてと。

[虎視眈々と待ち構えるのは多分、入ってくるであろう同室者。
 一瞬だけならともかく、相当吸い込めば通常ではいられなくなる。
 それは身をもって知っている]

(271) 2010/09/02(Thu) 19時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 19時頃


【人】 執事見習い ロビン

>>270
[あまりに呆然としていた所為か、普段なら軽蔑の眼で避ける手も受け入れて、素直に肩を押されるままついて行った。]


そりゃ歩けますけど……。

[腹が痛いと言っていたのはセシルの方なんだけど、と頭の片隅で思うくらいの冷静さはまだちょっぴり残っていた。]

(272) 2010/09/02(Thu) 19時頃

ロビンは、セシルに押されてとことことその場から退避した。**

2010/09/02(Thu) 19時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 19時頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[判りやすい香は―――……しかし、己がサイラスからそう謂う対象に見られていると識らなければ、まだこの段階では異臭である。]

 さて、流石に今回は咎めなければならないな。

[後輩2人の無事を確保すると、深呼吸をし覚悟を決めて部屋へと入る様は、見る者があれば、危険物処理班の態を思い起こさせるだろう。の、割に装備は内に等しかったことを、直ぐに後悔することになるのだが。]

 サイラス、お前っ……――――

[扉を開け、香りが廊下に逃げないように直ぐに閉め、咎めの言葉を放つ為に息を吸い言葉を放つ途中で。]

 ―――……?

[酩酊に近い感覚を覚え、部屋の壁に手をついた。]

(273) 2010/09/02(Thu) 19時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 19時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 19時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[寮母からの報せは実家からの呼び戻しの便りで。
最後の夏は過ごし慣れた薔薇の学び舎ではなく、
家族の待つ実家で過ごすこととなる。

翡翠が気にするのは朝の薔薇の水遣りと、それから]

約束…、
聴けるのは休み明けかな。

[交換は、夏期休暇の間にはできなさそう。
それが少し残念ではあったけれど。

小さなメモ書きに記すのは、後輩への手紙。
実家に帰ること、約束は休み明けになること。
それから手紙に同封するのは一つの硝子玉。]

(274) 2010/09/02(Thu) 19時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


『交換の時まで、預かってて。』

[最後の一行にそう記し、セシルの部屋に手紙を置くと、
必要な荷物を纏め、生徒は静かに寮を後にする。]

[渡した硝子玉は青と赤ではなく、薄い翡翠の色。
その中には小さな紙の鳥が、羽を広げて羽ばたいて…**]

(275) 2010/09/02(Thu) 19時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室―
[扉が一旦開き、閉じられる音の後。同室者の声が途中で途切れたのを
 ゆっくりと確認してから二段ベッドの上のカーテンを少し開いて
 下を覗き込むように体を出して見下ろした]

あ、やっぱり。クるかぁー。これ?

[これと見よがしにナニがついている手すら振ってみて、
 上から手招きすらしてみる。]

(276) 2010/09/02(Thu) 19時半頃

鳥使い フィリップがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(鳥使い フィリップは村を出ました)


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 19時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[ディーンが自室へ戻るが遅かった訳は、寮母より明日からの薔薇の水やりを頼まれたから……――というのは、今は余談になるか。]

 何が、クる、だ……―――。
 お前、何をしているっ!!!

[壁に手をついた体勢で、二段ベッドの上から見下ろしてくる水色を睨む紫は、朝露に濡れた後のように濃い。
と、何をしていると聴いた答えが、振られる手に見えた。カッと貌を朱に染めたのは羞恥からか、怒りからか。

手招きされたとて、怒鳴りに向かうにも力が入らぬ身体は、ずるりとその場にくずおれた。]

(277) 2010/09/02(Thu) 19時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室―
[その場に崩れ落ちる様にしょうがないなとばかりに、
 そのままはしごを降りて
 軽くその場近くにあった拭紙で手を拭いてから崩れた体を起こそうと
 その手に触れようと]

ナニって、生理現象の処理? 処理手伝ってくれるなら終わらせるけど

[相変わらず口は軽いが、やや、香も手伝って紅潮した顔、
 とろりとした水色の眼は艶やかに揺らめいて]

(278) 2010/09/02(Thu) 19時半頃

サイラスは、ディーンの耳元で囁く「お前だってここでしてただろ?」

2010/09/02(Thu) 19時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 20時頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[濃厚な香りへの耐性は、使用頻度の差だろうか。
動けるサイラスに対して、紫の眼を持つ少年は睨みつけるが精一杯の態。]

 ―――……何故、私がお前の生理現象処理を手伝わねばならんっ

[余程出ない限り誘われれば乗るディーンが、拒絶の言葉を紡ぐ。
しかしながら、力の入らぬ身体故、手取られるならば、それを防ぐ手立てはなく]

 なっ……―――!!!

[相手が次に紡いだ言葉に、紫は大きく見開かれた。
サイラスの紅潮に合わすように、更に紅に染まる貌。
二の句が告げずに、先程のセシルのように、口を空気求める魚のように開閉する。]

(279) 2010/09/02(Thu) 20時頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室―

[精一杯睨みつけてくる相手の紫をじっと見つめる]

わかんない? お前が帰ってくるの分かっていてこれ焚いてたんだけど。

[香によって相手がその言葉の真意を理解できるまでにたどり着けるは
 わからない。自分が投げ込んだ爆弾で金魚のように口をぱかつかせる様を
 満足そうに見て、金糸を一房指で掬い取り、巻きつかせて匂いをかぐ。]

ん…っ。少し薔薇の匂いがするな。そうか、ここではいやとか言う?

[よい返事が聞けるかはわからない。相手がそれでも抵抗しなければ
 逃げ場を塞ぐつもりでゆっくりと顔を近づけ、口を塞ごうとする]

(280) 2010/09/02(Thu) 20時頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[落ちつこうと開閉する口で息を深く吸い込めば、体内に毒のように回る濃密な香り。泥沼に嵌るように正常な思考回路は奪われる。]

 なんだ、と?

[辛うじて紡いだ言の葉は、己の為に焚いたという香にかかるのか、此処では厭かという問いにかかったのかも、定かではない。

ただ、髪を掬いあげられた動作ですら、酷く肌が泡立つのは、考えるでなく感じていた。]

 ―――……うっ…あっ

[と、近付くサイラスの貌。苦言を告げる間もなく奪われる唇。
せめてもの抵抗に、軽く相手の下唇に歯を立てるも、深く噛みつかぬは朦朧とする意識の中でも《後》を考えるからか。]

(281) 2010/09/02(Thu) 20時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 20時半頃


【人】 薬屋 サイラス

― 自室 ―

[たやすく唇は塞いだが。下唇を噛まれる。微かな血のにおいすら
 艶かしく一層征服欲を掻き立てるものとなる]

…経験、ないってことはないよな?

[より一層吸い込もうと端から入り込む舌先はちろちろと相手の歯や咥内を
 掠める。その間、指先は相手の衣服に掛かり、外そうと動き回る

 微かに息をつくたびに部屋に立ち込める妖艶な香りがお互いの体を侵し
 逃げられなくなるのは時間の問題かもしれなかった]

(282) 2010/09/02(Thu) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

 お前、いい加減にっ……―――

[噛んだ相手の下唇の血は、口腔を弄る舌と共に裡へと微かに流れ込む。鉄錆の味が、微かに思考回路のスイッチを入れた。]

 くっ……―――

[押し返す努力をするよりも、この妖艶な香を逃がす方が得策かと、衣服を見出されながら、じりじりと後退するのは窓の方へ。
扉に向かわなかった理由は、推して知るべし。

流石に下級生に今の姿を見られて平然と出来るほど、度胸は座ってはいない。]

(283) 2010/09/02(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

― 医務室 ―

[医務室にロビンを誘導してから、廊下を振り返る。]

 あれってやっぱ、なんだろうな。

[ぽそり呟く。
 ロビンはどんな様子だろうか。
 意味はわかっているだろうか。

 とりあえず、訊かれでもしないのなら、自分からわざわざサイラスのおそらくは素行不良と認定される不純交遊をわざわざ自分から言うことはない。]

(284) 2010/09/02(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

 ああ、うん、腹なんて痛くない、悪かった。
 洗濯当番をサボりたいわけでもないから。

 洗濯ある?

[そして、ロビンが口を利いてくれるかどうかはわからないけど、それだけは言い訳をして、医務室から出ようとするだろう。]

 ああ、いつも言うこと訊かなくてゴメンなさい。

[サイラスのことを突っ込まれたくないのもあり、煙たがられるのも散々わかっているのもあって、去り際にはそんな言葉を残した。]

(285) 2010/09/02(Thu) 21時頃

セシルは、医務室から出てランドリーに戻っていく。

2010/09/02(Thu) 21時頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 21時頃


【人】 薬屋 サイラス

― 自室 ―

莫迦やろ……お前が気にならなきゃ、俺だって……

[窓のほうへ後退する様、見て取ってしっかりと体重ごと床へ押し倒そうと
 力がかかる。]

……逃げるほどいや、か…?

[耳元で囁くのは切なく狂おしいもの。香に酔った所為か本気なのかは
 自分でも分からない。服越しに相手の下半身へと指先を伸ばす。
 そこから膨らみは知れたかどうだか]

(286) 2010/09/02(Thu) 21時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 21時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 21時頃


【人】 奏者 セシル

― ランドリー ―

[ランドリーに戻った時、ラルフはどうしていただろうか。
 とりあえず、洗いあがった衣類を脱水機に移していく。
 なんとなく無言になってしまうのは、どうしても今、サイラスとディーンがどうしてるか考えてしまうからか。]

 あー、早くすまそう。

[ラルフには座ってていいよ、といって、脱水作業をはじめる。
 絞りきったものを今度は干すために洗濯籠にいれて、洗濯鋏の箱を取り出した。]

(287) 2010/09/02(Thu) 21時頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

 はっ?
 お前、私のことを厭っていたのではないのか?

[かかった言葉に、後退の手を緩めたのが運の付きだったか。]

 ―――……っぅ

[押し倒された反動で、片眼鏡が床に転がり落ちた。]

(288) 2010/09/02(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

― 中庭、物干し ―

[それから、じっとり重い洗濯籠をラルフと一緒に運んでいく。]

 なんか、いつもより重く感じるなぁ。

[ラルフはどんな様子だろうか。
 とりあえず、きつそうなら、やっぱり座ってていいから、むしろそこで寝ておくといいよ、と原っぱを指差した。
 朝はまだ日差しも柔らかいから、草の上は気持ちいいだろう。

 そして、ロープに洗濯物をぴん、と干しながら、ラルフと話をしたか。]

 どうだ。眠れそう?
 それとも礼拝に行く?

[干しながら訊いて、言葉が返れば、また何か話しかける。そのうち眠くなればいいな、と思いながら。]

(289) 2010/09/02(Thu) 21時頃

【人】 会計士 ディーン

 それは、厭にきまっ…うぁっ……―――

[厭の理由を謂う前に、布越し下肢に触れられて、甘い聲をあげた。香りによって引き出された快感は、触れる手に欲望の欠片を識らせることとなるか。

何かに耐えるように下唇を噛む。ゆるり落ちる抵抗の手。
唯、片眼鏡落ち裸眼の紫は薄い色で、サイラスを睨む。

厭と謂った訳―――……
明日からどんな表情で貌を合わせれば佳いのか?
結局告げぬまま。

どうせ、ここまで来たのならば、辿る途は一緒かと。
いっそ挑むように*]

(290) 2010/09/02(Thu) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

 なぁ、なんで眠れないのか訊いていい?
 悩みでもあんの?

[パンツを綺麗に並べて干しつつ、それは訊いておく。答えるのが嫌そうなら、それ以上は深く訊かずに…。]

(291) 2010/09/02(Thu) 21時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 21時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 21時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―医務室―>>284

なに、って何ですか?

[セシルの呟きに、すらっと問い返しの言葉が零れるのは、分かっていて敢えて聞いているのか、それとも本当に言葉通り、見かけ通りに気付かぬままなのか。
とまれ、眼鏡のレンズ越しに見える灰色の瞳はえらく平静だ。]

(292) 2010/09/02(Thu) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室―

そりゃ、お前、俺がいないときばっかり狙ってしてただろうが…
遠慮してたんだぞ、これでも……。

[珍しく、心の裡を吐き出すのは香の魔力なのか、
 片眼鏡が床へ転がり落ちたのを機に、もう一度息を吸い込むように
 相手の全てを吸い取ろうと顔が、唇を塞ごうとし、下唇を噛むのを
 こじ開けようと舌が揺らめいた。
 その手は相手の腕を押さようと動く。
 下半身に触れた指先は欲望に濡れ、上がる甘い聲に煽り立てられる]

いっそ独りで、吐き出すなら、俺に吐き出せよ。ばぁーか。

[口から零れる本音。相手の気持ちを知ってか知らずか、睨みつける紫を
 見つめ返しその目元に小さく唇を落とす。

 熱く張り詰めた体は醒めることなく、重ねて吐き出されるまで部屋の空気は
 晴れない儘――**]

(293) 2010/09/02(Thu) 21時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―医務室―>>285

洗濯物はもうとっくに洗い場に持っていきました。
多分一番乗りだったんじゃないですか。

[もう毎度の如くに呆れた口調で答え、]

……まあ具合が悪くないならそれで良いですけど。
分かっているなら少しはちゃんとして下さいよ。

不良って訳でもないのに、何でそんなに……

[無断外出や飲酒(まだ現場は押さえていないが)など明らかに不真面目と分かるサイラスやドナルドとは異なり、セシルには何とも言えない微妙な感情があるようだ。]

(294) 2010/09/02(Thu) 21時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 21時半頃


ロビンは、渋面を作り、出て行くセシルを見送った。

2010/09/02(Thu) 22時頃


【人】 靴磨き トニー

――早朝/寮・自室――
[まどろみから徐々に覚醒へと向かう少年の意識。
薄く開いた瞳は普段より薄い色あいの光を受け取る]

んにゃ……もう、朝……? ゆーりぃ……?

[少年の寝起きは存外に悪い。
同居人の名を甘えるような声で呼び、姿を探して頭を巡らせる]

ねー、あれ……べっどめーく、して、る?

[隣のベッドでは、リネン室から持ち出してきたらしきシーツを広げるユーリィの姿。少年はその経緯が理解できないでいる]

(295) 2010/09/02(Thu) 22時頃

【人】 靴磨き トニー

[と。慌てたような声が掛けられ、ばさりと広げられたタオルケットが少年の身体に覆い被さった]

……ん、ぐ、……まだ? 寝てていいの?
うん……おやすぃ……

[答える言葉も半ばで呂律が怪しくなる。
洗いたてのタオル地の香りに包まれて、少年は再び眠りに落ちた]

(296) 2010/09/02(Thu) 22時頃

トニーは、ヨーランダの狼狽と安堵をよそに、すやすやと寝息を立てている。

2010/09/02(Thu) 22時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 22時頃


【人】 執事見習い ロビン

―医務室―
[閉まった扉を前に、ふうと溜息。
すっかり礼拝に出る気力を殺がれたようだ。]

……どうしようかな。

[他人には滅多に見せない気弱な表情で独りごちた。]

(297) 2010/09/02(Thu) 22時頃

【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・廊下――
[パァン、と小気味よくすらある音が、扉を越えて廊下に響いた]

[数瞬の間を空けて、同じ扉が勢い良く開かれた。
続いて飛び出してくる、銀髪の少年の姿。
扉を閉めることも後ろを振り返ることもせず、一散に走り去っていく]

[開け放たれた扉の向こうには、茫然と立ち尽くすもう一人の少年。左頬に赤く、手の跡が浮き上がっていた]

(298) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

― 回想・医務室 ―

>>294

 ん?いや、オレ、不良だよ。

[不良でもないのに、の言葉にはそう返す。
 中等部の頃までは、普通だった。むしろ真面目だったかもしれない。
 ロビンと同じく、顔が可愛いなど言われて、

 だけど、ラルフのような目にあうことはなかったのは…。


 おそらくは全部、今の同室者の仕業なのか、おかげなのか…。
 高等部になっての同室者は、小狡さではきっての隠れ大不良先輩だったというわけだ。しかも学校内でもそれなりに立ち回っていて、どちらかというと敵に回したくないタイプ。

 結果、その庇護を受けているんじゃないかと勘違いされたセシルは、集団から襲われるようなこともなければ、いわゆるセシルを可愛がりたい先輩が、その同室者以外に現れることもなかった。]

(299) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 つか、不良だけどさ。
 悪い奴じゃないだけ。

 自分でいうことじゃないか。

[呆れた口調のロビンには、ちょっと悲しそうな顔をしつつ…。]

 ――……あと、多分、馬鹿なんだ。

[そしてランドリーに向かった。]

(300) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・自室――
[同室の少年が駆けていく足音も耳に入らないように、部屋の中でただ、じっとしていた。表情は驚愕と衝撃に固まったまま。時計が一分を数えた頃になってようやく、少年の手は自らの頬に伸びた]

……ったた……なんだよ、ユーリィ。いったい……。

[呟き、打擲で熱を帯び始めた頬を押さえる。
大きな黒い瞳にじわりと涙が浮かんだ]

……なにが気に障ったんだろ……あんな、怒るなん、て……っ。

(301) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

ロビンは、それでも医務室を出ててとてとと歩き始めた。

2010/09/02(Thu) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

― 中庭・物干し ―
>>291
[そして、洗濯物が終わると、ラルフの横に座った。]

 えーっと、礼拝、は、


               まぁ、いっか。

[行くつもりだったけど、結局はそのままポッケからハーモニカを取り出した。]

 あ、寝るのにうるさいかな。
 でも、ちょっと練習したいから、いい?

[そう了承を得つつ、久しぶりだからとまずは一音一音確かめていく。
 そのあと、唇を滑らせながら……。何を吹こうかと考えていた。]

 フィル先輩が何の曲が好きかとか知らないよなぁ。

[なんで?と訊かれたら、硝子球と交換してくれんの、名演奏で、とかなんとか言っただろう。]

(302) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

トニーは、ヨーランダを探そうと、とぼとぼと部屋を出て、歩き始めた。

2010/09/02(Thu) 22時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[何となく自分の部屋の方へ戻って来てしまった。
眉根を寄せて歩いていると、走り去るユーリィとすれ違った。(>>301
立ち止まり、怪訝そうな顔で振り返る。
呼び止める間もなく長い銀髪をなびかせた背中があっという間に遠ざかっていった。]

(303) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 22時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 22時半頃


【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・廊下――
[頬は熱を持ったまま、じんじんと痛み出していた。今にも泣き出しそうな表情で、いつもよりも随分重い足取りを進める]

……ロビン。

[目を上げた先に見えた姿。誰かを見送ったらしき様子。小さく鼻をすすって、近づいていった]

……えっと。ね、ユーリィ、見なかった。
何処に居るか、知らない?

(304) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 22時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―廊下―>>304
[頬を腫らした下級生の今にも泣き出しそうな顔に眉を顰める。]

ユーリィならさっき向こうの方に走っていったけど。

……それ、ユーリィがやったの?
一体何があった。

[一応は気遣うような表情を作って見せて尋ねた。]

(305) 2010/09/02(Thu) 22時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 22時半頃


【人】 靴磨き トニー

――寮・廊下――
[同居人の行き先を―とはいえ方角だけでしかないが―耳にして、僅かばかり安堵の表情を取り戻す]

う、え、えっと。
うん、でも、違う、よ。
引っぱたいたのはユーリィだけど、僕のせいだ……多分。

[ぎこちない喋り方で初めの質問に答え、次の問いには逡巡した]

……何が、って……ええっと……話してたら、急に、というか。

(306) 2010/09/02(Thu) 23時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時頃


【人】 執事見習い ロビン

―廊下―

それじゃ何があったのか分からないよ。

[さっぱり要領を得ないトニーの説明に溜息をつく。]

じゃあ何か怒らせることを言ったかやったかしたんだな。
あの大人しいユーリィを怒らすなんてよっぽどのことだよ。

[眼鏡のブリッジを押し上げる仕草も、声音もあまり優しいものではない。
彼から見たユーリィは、ひっそりと万事控え目な下級生という印象だ。]

(307) 2010/09/02(Thu) 23時頃

良家の息子 ルーカスが参加しました。


【人】 良家の息子 ルーカス

─ 明け方・自室 ─

……酷い、夢を見ちまったな。

[起きて動き出すには早すぎるが、眠り直すと寝過ごしてしまいそうな、そんな時間帯。
開いた目は、ぼんやりと薄明るい窓の外に向かっていた。]

(308) 2010/09/02(Thu) 23時頃

セシルは、そのまま物干し近くで、ハーモニカの練習をしはじめる。

2010/09/02(Thu) 23時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時頃


【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・廊下――
[冷静な指摘に、かすかな溜息を吐く。混乱していた事が自覚できるくらいにまでは、少年の感情も収まりつつあった]

う、うん……分かんないよね。
どこか、落ち着いて話せるとこの方がいいな。
できれば……何人か、他の人にも聞いて貰えたほうがいい、……のかも、しれない。食堂か談話室で、どうかな?

[最後は少し迷いつつ、要望を告げる]

(309) 2010/09/02(Thu) 23時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時頃


【人】 小悪党 ドナルド

─ 礼拝堂 ─

[学期中は生徒でびっしりと埋まる長椅子は、いつもよりも余計にがらんと空いて居る。

年老いた寮母以外には監視の大人の居ないこの時期ではよくある事だとは、ここでの夏をはじめて迎える者には分からなかったが。

生徒のほとんどはそれぞれ実家に里帰り。
特に中等部の幼い生徒たちは親恋しさに早々と帰ってしまった。
居残りの生徒に年長者が多いのは、もう親離れの進んだ歳だからか、
それとも…。

兎も角、人の疎らな学内は、いつもより居心地がいい。
ただでさえ目立つ風体の編入生は、奇異の視線が苦手だった。]

…来なかったっすね。
[朝見かけた筈の生徒も礼拝に来なかったのを訝しみつつ、年相応の空腹を埋めようと食堂へ。]

…うわっ!
[廊下の角で、長い髪の下級生とぶつかる。
ころり転げた華奢な身体に手を差し伸べるも、気まずげに逃げられてしまった。

(310) 2010/09/02(Thu) 23時頃

ドナルドは、ヨーランダが泣いていたような気がした。

2010/09/02(Thu) 23時頃


【人】 執事見習い ロビン

>>309
君がそうしたいなら。
でも詮索好きな先輩方に根掘り葉掘り聞かれても知らないよ。
知られて困るようなことじゃなきゃ別に良いだろうけれど。

[率直に現実的な答えを返した後、口元に手をやり少し考える素振り。]

この時間だったら食堂に行けば朝食を食べに来ている人がいるんじゃないかな。

(311) 2010/09/02(Thu) 23時半頃

ロビンは、トニーを促して食堂へと。*

2010/09/02(Thu) 23時半頃


執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・廊下→食堂――
[ロビンに促され、食堂へ向かう。
朝食の準備は出来ているようだったが、人影はまだ殆ど無い]

礼拝? なのかな。
まあ、でも、話というか、相談の方が今はしたいし。
詮索……は、どうなのかな。困るのかな。よく、わからない。
……ここにしよう。

[適当な席を選び、話はじめを考えつつドリンクサーバへ近寄る]

……ミルクか、紅茶か何か。飲む?

[注文があればそれに応じて、選んだ席に*戻っていった*]

(312) 2010/09/02(Thu) 23時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

 お前、はっ……―――!!

[回らぬ思考に、捩じり込まれるのは酷い事実。
サイラスが帰らぬ訳を識れば、羞恥心に火を噴くとはかくもあらんとばかりに貌を緋に染めた。ぎりっと奥歯噛みしめることも赦さぬ相手の動作に、辛うじて止めるを請う仕草を耐える風に紫を鎖す。]

 莫迦は、お前だろうが、莫迦者がっ

[矜持はまだあるまま、噛みしめられぬ変わり、喘ぐを防ぐ為に憎まれ口を叩く。一度塞いだ紫の端に濡れた感触。その感触に再度、眼を見開き睨みつけた――……眸鎖すは負けを認める気がして。

その後のことは、正直、記憶が朧気だ。
されるがまま、身体は上に下に……―――。
途中、裡で出すは避けろと、それだけは願った気もするが、それは叶ったか否か。気が付けば、意識はどろりとした暗闇に。

―――……目覚める時は、あの濃厚な香りは薄くなっているのだろうか。]

(313) 2010/09/02(Thu) 23時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/02(Thu) 23時半頃


【人】 執事見習い ロビン

―食堂―>>312
[がらんとして人気の少ない食堂にトニーと共に入る。
礼拝の話を出されて、一瞬ぴくりと眉を動かした。今日は出る日と決めていたのに、予定を変えてしまったのが気になるらしい。
席に着き、]

ああ、僕は紅茶を。ストレートでお願いするよ。

[眼鏡のブリッジを押さえつつ、トニーに答えた。]

(314) 2010/09/02(Thu) 23時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―
[テーブルに肘を突いて、片手の平に顎を乗せる。]

相談、ねえ。


[興味がないと言えば嘘になるけれど。
彼は他人にあまり興味がない。と言うより、共感とか思い遣りに乏しいのだ。
それは自分でも痛いほど自覚している。]

(315) 2010/09/03(Fri) 00時頃

トニーは、ロビンに頷いて、時間に注意しつつ紅茶を淹れた。

2010/09/03(Fri) 00時頃


【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・食堂――
[カップとグラスにそれぞれの飲み物を注ぎ、席に戻る。
心を落ち着けるように大きく一呼吸すると、口を開いた]

相談――に、なるのかな。
ううん、相談、だ。今、僕の中にも、なんだか分からないものがあるから。そのことも、聞いてほしい。

[グラスから牛乳を一口。そして少年は語り始める]

(316) 2010/09/03(Fri) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

――回想/寮・自室――
[発端は、その一言だった]

――ユーリィ、今朝は随分ひどいよね、寝癖。

[或いは。え、そうかな、と返った声音の中に、昨晩の残り香を嗅ぎ取ってしまったからかもしれない]

――そうだよ、昨夜はどんな寝相してたのさ、一体。
――寝台から落ちたりはしなかったみたいだから、別にいいけど。

[三種類の櫛を使って、長く伸ばしたユーリィの銀髪を梳かすのは、少年の毎朝の役目だった。その代わり、少年にはまだ上手くできないネクタイの結び目を作ってもらう。そういう決め事だった]

――うん、できた。どう、これでいい?

(317) 2010/09/03(Fri) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

――回想/寮・自室――
[別にそれが嫌だと思ったことも、億劫だと感じたことも無かった。
銀髪の艶と質はどこか母親を思わせたし、それを手入れ出来るのはむしろ嬉しくすらあった]

――次、僕の番だよ。……ん。
――でも、そう――

[そう――昨晩の、あの名前を聞くまでは]

(318) 2010/09/03(Fri) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

――回想/寮・自室――
[首元で結ばれるネクタイが擦れあう音。
目を閉じた思考の中で記憶と混じり、変質していく。
昨夜の物音と、光景と、嬌声と、重なっていく]

――寝言も。ずいぶん、言ってた。誰かの名前ばっかり。

[少年の一言で、絹の擦れ合う音が止まる。
一瞬の半分。瞼を開けて、少年はユーリィを見つめる。
紅潮していく表情。蒼氷色の瞳に宿る羞恥と怒りの感情。
振り上げられるかれの右手。
少年はどこか当然のように、その動きを見つめ――]
                            (>>298へ行け)

(319) 2010/09/03(Fri) 00時頃

トニーは、事のあらましを語り終えた。

2010/09/03(Fri) 00時頃


【人】 薬屋 サイラス

― 自室 ―

[叩きつけた言葉に緋に染まる顔をじっと見下ろす]

ああ、莫迦はお互い様だな…。

[憎まれ口にひるむこともなく射抜き返す眼。
 相手を射て幾度なく出したのは外か裡か自分でも分からぬまま。

 事を終えれば、そっと寝台に上がり焚いていた香を消して。
 窓を開け放つ―――…
 
 朝の清浄な空気が部屋に流れ込んで一気に熱を冷ます。
 暗闇に落ちた彼を一旦置いて洗面所へと向かい
 冷たく絞って濡れたタオルを持ってきて、相手の体を、
 そして自分の痕を拭い落とした。

 それから窓枠に座ってじっと眼を覚まさない相手を見つめている]

(320) 2010/09/03(Fri) 00時頃

ロビンは、レンズの奥の灰色の眼を細める。

2010/09/03(Fri) 00時頃


【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・食堂――
[ユーリィが洩らした名前が誰かだけは伏せて、自分たちの部屋で朝に起きた事件――と、前の晩の出来事を語り終えた。
それでも少年の表情はなお暗い。
胸の奥の蟠(わだかま)りを押さえるように、手を胸に当てた]

ね、ロビン。……でも、変なんだ。
ユーリィが僕のこと、ぶったのは当然だと、思う。
寮の規則には――んっ、ロビンの前だけど――目をつぶってほしいくらいだよ。
ユーリィは……とてもいい友達だし、いいルームメイトだから。

(321) 2010/09/03(Fri) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

[視線を一旦テーブルに落とし、そしてロビンを見上げた]

……けど、何だか、もやもやするんだ、すごく。なんでなんだろう。
ユーリィのことも、髪を梳かすのも、好きだったのに。
今は何故か、苛々してしまう。

……何なのかな。この気持ち。

(322) 2010/09/03(Fri) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

 んっ……―――

[紫の眸を覆う瞼が、花咲くように開いたのは、爽やかな風が睫毛を揺する感覚を覚えてのこと。咲きたての花が露を含むように、どこかぼぅとした濡れ濃い紫が室内を見渡す。]

 嗚呼、サイラス、おはよう。
 珍しいな、私より先にお前がおき……―――っ!!

[窓辺に見えた人影に考えるでなく言葉をかける最中に覚醒した。
ぼぅっとした紫は、高い温度の焔が燃えるように薄い色を孕み、きっ、と相手を睨んだ。

行為の最中か後か、ディーンが横たわるは己が寝台。
飛び起きようとして出来ないは、衣服をまとっていないが原因だけではなかった。]

 ―――……申し開きがあるなら、聴こう。

[モノクルのない視界は歪に見え、無意識に左眼を抑えながら、むっつりと、一先ず沸き起こる感情を収め、相手に話を促した。]

(323) 2010/09/03(Fri) 00時頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―

――それだけ?

[事のあらましを語り終えたトニーに向けるのは、冷たいと言ってよいほど憮然とした面持ち。]


本当に全部話した?まだ何か隠してない?

[声に僅かの苛立ちが含まれているのは、無意識に詰らないことを聞かされたという思いが滲んでいるからに他ならない。]

(324) 2010/09/03(Fri) 00時頃

トニーは、ロビンに、それだけって何処まで? と首を傾げた。

2010/09/03(Fri) 00時半頃


【人】 執事見習い ロビン

それは、嫉妬、じゃないの。
ユーリィが誰か自分の他に大事に思う人がいるのが分かってショックだっただけだと思うな。

[椅子の背に身体を預け、投げやりに、しかし一応はトニーの問いに答えるべく言葉を返した。]

(325) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

兄貴がここに叩っ込まれていた頃、か。俺は生まれていたんだっけ?

[横たわったまま一人ごちる口調は、彼の親の属する階級のものとは程遠い、粗野とすらいえるもので、無論の事、普段学友と語り合う時のものとも、異なっていた。]


……幽霊みたいに、薔薇の木の傍なんかに立ってやがって、──ま、幽霊には違いないかもな。

[言うと、身を起こし、窓辺に向かう。

外を見下ろせば、薄明の下、花壇の薔薇は、色もなく佇む。]

(326) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 靴磨き トニー

しっと、って、なに?
……この感情、が?

[そう、ロビンに向けて首を傾げた]

(327) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 執事見習い ロビン

寝言で名前を呼ぶなんてさ、普通だよ。凄く。
物凄く好きならそういうこともあるんじゃないの。

その好きになった相手が厄介だったり、それ以上あれこれしない限りは問題ないと思うし。

[知識でなら山ほど「恋」や「性愛」について知っている彼は酷く一般的な回答を引っ張り出した。]

(328) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ ランドリー>>247>>287

多分、1人で居ると部屋に籠りきりになってしまう。
……ん、俺が当番の日はセシルを起こしに行くから良いんだ。
癖っ毛だよね、セシルって。

[ラルフの手伝いは、動きが緩慢過ぎて腹立たしいほどでは無いけれども、頼りがいがあるとも言い難い。つむじのあたりのくるくるが気になるのか、にぶい銀灰色の目を細めて猫を見るように微笑った。

 洗濯の回収はセシルに任せて、椅子に座ると耳に入ってくるのは、洗濯機が回る規則的なリズム。石鹸の匂いと熱気が満ちた部屋は、確かに送風機の前に陣取れば、この季節でも快適に眠れそうな気はした。
 セシルが居ない間、出来た隙間の待ち時間は、持って来た図書館の本を広げ、やはり眠らぬまま過ごした。その間、サイラスが大変な事をしでかしていたとは、思いもよらない。]

(329) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ 中庭/物干し>>289>>291

朝の礼拝って……
洗濯みたいに、煩わしく無いかな。
毎日、祈りで悔い改めなくては、穢れや罪が蓄積して行く。
汚物を凝視せよ──。
そう責め立てられているようで、何だかたまらない。

夏休みでさえ、毎日毎日祈りを欠かさない
例えばほら、ベネットの気がしれないと思うんだ──俺はね。
だから礼拝には行きたくない。

[洗濯は綺麗になると気持ちが良いと言えば良いけどね、と晴れた空にたなびく干たばかりの衣服を眺める。言葉は少し緩慢になる、眠いような眠く無いような。]

(330) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 執事見習い ロビン

好きな相手に、自分より好きな人がいたら嫌だと思う。
苛々して意地悪なことを言ったり、あたったりしてしまう。
それが嫉妬。

……違うのかい?

[レンズ越しに灰色の瞳でじっとトニーを見詰める。]

(331) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

悩みらしい悩みの自覚があれば、きっと
その問題を突き詰めて解決に持って行ける気がする よ。
問題が何であれ、問題集を解くのと同じ要領で。
要所を突き詰めて行けば……。

[本当はもう少し具体的に話せそうな事も有った。
 心の裡にたまったどろりとした澱のような暗い事柄を、輝く太陽と美しい青空の下で打ち明ける気にはなれなかった。それに傷つくのが怖かったのかもしれない。]

嗚呼、でも論理的に解決出来る事でなければ、だめか。

[口元を手で覆いながら、口角をあげ切らない苦笑。
 話を聞こうとしてくれるセシルを眩しそうに眺める。焦点が合わなくなりそうなぼうっとした目になりながら、規則的に洗濯物を干して行った。
 作業は労働力が増えた分、半分の時間で終わり、それから──。]

(332) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室・窓枠―

[視線は外を見つめたまま、やがて覚醒したらしい相手を一瞬だけ
 見据えたが、すぐに視線をそらすように外に戻した。
 風でプラチナブロンドの髪がさわさわと揺れる]

ん…っ寝ぼけたかっと思ったが覚醒したか?

[窓枠に片足をかけ、頬杖ついて外を見たままゆっくりと言葉を
 口にする]

…申し開きもないけど、事実だし。本音だし。欲求不満が溜まるなら
いっそこっちが引き受けてもっても事なんだが?

[あくまでいつもの軽い口調で零れ落ちる言葉の数々。
 顔をそちらに向けないのは断られた場合も予期してか]

(333) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

ロビンは、トニーの淹れてくれた紅茶を啜る。「ん、美味しいね」

2010/09/03(Fri) 00時半頃


【人】 靴磨き トニー

>>328
[ロビンの言葉に、話が誤って伝わっている可能性に気づく]

ち、違うよ!
寝言で呼んでたんじゃなくて、あれは……ええと。なんだろう?

[その行為に該当する単語は、少年の中に未だ無く。故に、単純に見た様子をそのまま伝えるしか無かった]

……って、そんなの。声、段々大きくなってた。
僕の声も、居ることも、気づいて無いみたいだった。
寝言じゃないよ、絶対。

(334) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[食堂へ付けば、深刻そうに話し込む下級生の姿。
二枚重ねのチーズトーストをパクつきつつ様子を伺った。

先ほどの長い髪の子の事なのだろうか?
]

(335) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 靴磨き トニー

(>>331)
[嫉妬、の解説には素直に聞き入って、頷いた]

うん……でも、ユーリィにあたったり、は、しなかったよ。
好き、なのかな……うーん。や、好きは好き、だけど。

でも、そーなのかー。
これが、嫉妬、か……。

(336) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

トニーは、『好き』と『嫉妬』について、ぐるぐると考えている。

2010/09/03(Fri) 00時半頃


【人】 執事見習い ロビン

>>334
[セックスについて殆ど知識のないらしいトニーの説明では何となくぼやけていて、目を瞑って象を撫でるようなもので、」

ううん?
寝ている間に叫んだってこと?

[あまり察しの良くない彼の想像力ではどうにも状況が掴めないのだった。]

(337) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[聴こえる軽い口調にか、その態度にか、サイラスの言動に眉間に皺を寄せる。]

 何から、話すべきかね……―――。
 私は、己からは交わりは求めない、色々面倒だからな。
 その手順を踏むくらいなら、独りで発散させるさ。

 そのかわり、相手が求めてくるなら、よほどではない限り断らん。
 此処に居る間は、それは変わらない。

[淡々と告げる真実は、サイラスが求めるならば、もう拒みはしないが己からは請わぬということ。ぐっと身体に力をいれて、もう隠すのも億劫なのか裸体を晒したまま、寝台より床に立つ。
探すは落とした片眼鏡。拾いあげて装着する間に、拭いきれなかった白い蜜が内腿を伝った。

相手の反応を伺うように、少し色を先程よりは濃くした紫が、そっぽを向いたままの同室者を見る。]

(338) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[腕組みし、うーんと唸りつつ、ぐるぐる考えていて、

ふとひとつの可能性に思い至り、はっと頬を赤らめた。
何となく無言。]

(339) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[声変わりもまだそうな甲高い話し声が必死で説明する行為の意味するところに気付いて、思わず飲みかけの牛乳を噴きそうになった。

無垢そうな下級生に実技演習をしてやれるほど擦れていれば話も違ったのだろうけれど。
]

(340) 2010/09/03(Fri) 00時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 00時半頃


【人】 靴磨き トニー

(>>337>>339)
うー……何だか、こう。
 いんびな感じ っていうの? かな?

[使い慣れない単語の発音はたどたどしく、何とかロビンに伝わらないかとじっと見つめた]

……??

[微妙に朱を増したようなロビンの変化には気づくものの、少年にはその理由は全く察しがつかない。一方で、はたと思い出した事があった]

(341) 2010/09/03(Fri) 01時頃

トニーは、ヨーランダに頬をぶたれた瞬間の光景を脳裏に思い返す。

2010/09/03(Fri) 01時頃


【人】 執事見習い ロビン

それは……

あんまり追求しない方が、良いんじゃないか……?

[本人はなるべく顔色と声音を平静を保つように努力しているつもりで、何となく空々しい響きになってしまう。
彼が考えていたのは、ユーリィが誰かと既に肉体関係を持っていて、昨夜はその性夢を見た、という解釈なのだけれど。]

(342) 2010/09/03(Fri) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 01時頃


ロビンは、少し離れた席のドナルドにちらりと窺う視線をむけた。

2010/09/03(Fri) 01時頃


【人】 靴磨き トニー

[小柄な少年と同じくらい細い、ユーリィの手首。
身長差はそれなりにあるのに、と比べた事を連想しつつ、だが昨晩のかれの手首には今の誰とも違う点がひとつあった(>>#0)]

あっ、そうだ。
……って、何か意味があるかさっぱりだけど、ユーリィの手首。

何だか茨か棘みたいな、赤い痣がついてた。
ぐるっと手首を一周してたんじゃないかな……それを見て、ぶたれるより先に、痛そうって思ったの、思い出した。

(343) 2010/09/03(Fri) 01時頃

トニーは、学園に伝わる薔薇の伝説なんてさっぱり知らない。

2010/09/03(Fri) 01時頃


【人】 本屋 ベネット

― 回想・礼拝堂 ―

[来なかったと、訝しげに呟くドナルドに苦笑しながら]

 夏季休暇の礼拝は絶対じゃないからね。
 だいたいこんなものだよ。
 最悪、僕と中等部の子たちだけって事もあるから……、
 君がこうして出てきてくれて嬉しいよ。

[主へと十字を切り、改めてありがとうと告げる。
 途中すれ違ったユーリィの様子に緩く首を傾げるも、痕を追う事はせずに。
 そのまま食堂へと向かった]

(344) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

― 自室 ―
[ひょいと窓枠から飛び降りる]

 …面倒ね…ふぅん。じゃ、今度こっちから頼んでも構わないって事か。
 何が面倒だかしらんけどなー。

[相変わらず軽い口調。ああ、苛立っていたのが莫迦らしくなってきた
 気がする。あれだけ心配というか、気にしていたというのに。
 寮内だと、このあたり今までに知っていたのは酒飲み仲間である
 現在並び立つ大不良である同級生の、セシルの同居人くらいかも
 しれないのだが。まあ、酒に酔った勢いで寝たことくらいあるのは
 ご愛嬌だ。
 相手の目の前に立って、その紫をじっと一瞬見つめると]

…シャワー浴びてくる。一緒に行くか?

[そのまま横を通り過ぎる、一瞬だけ唇がディーンの頬を掠めたか
 どうかも分からないくらいに早足で立ち去ると浴場へと向かおうと
 自室の扉を開けた]

(345) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[中等部の子たちの話は、なんとはなしに聞いてはいたものの。
 神職に着くべく、そう云った方面にはとんと無垢な少年には理解しがたいものだったせいか、
 牛乳を吹きそうになるドナルドに、眉を潜める]

 ……そんなに慌てなくても、誰も取ったりしないよ。

[ハンカチを差し出し、口の周りを拭く様に言って。
 ふと此方を伺うロビンに気づき、柔らかく笑んで会釈を送った]

(346) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 執事見習い ロビン

>>343

痣…って。
それは穏やかじゃないな。

[ぎゅっと眉を顰める。
かまびすしく噂話をするような交友に興味のないロビンも、薔薇の幽霊の伝説など小耳に挟んだことはあってもすぐに記憶のごみ箱に放り込んでいたから、知らないも同然だった。
だから、手首を一蹴する痣と聞いて、何かユーリィの身の上に不穏なことが起きていると感じただけだった。

ただ、表面上は気遣うような表情を浮かべつつも。
白い手首をぐるりと彩る赤い色彩……というイメージに一瞬怖いほど心臓が高鳴り、じわりと下肢に快さを伴った痺れが拡がるのを感じずにはいられなかった。]

(347) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ 中庭/物干し>>302

目に見えない 不可視の汚れは
簡単には、落ちない気がする。
それならいっそ……、

[木陰に足を投げ出して座り、日の光に手のひらを透かす。青ざめた皮膚も太陽を透かせば、赤い血の色が見える。]

……礼拝、
サボらせちゃた ね。
ハーモニカ、うん良いよ?

[練習したいと言う言葉に、コクリと頷いて緩く目蓋と閉じた。
 闇の中よりも、眩しい日の光の方が目を閉ざしたくさせるなんて。フィルはどんな気持ちで食堂で眠っているのだろうと思う。それを尋ねる前に、彼は、ラルフが知らない間に、夏期休暇に行ってしまったのだけれど。]

フィルが好きな曲。
──知らないけれど、 ん。
交換なら、セシルが好きな曲をあげれば良いじゃない。
君の持ってるものをフィルにあげれば。

(348) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

嗚呼、この煩わしく思い通りにならない
不様な肉体を喪失して……
旋律になってしまうのも良いかもね。

今まで、いっそ「物」になってしまえば、
肉体だけの存在になってしまえばと思っていたけれど。
良いと思っていたけれど──腐敗するものは腐敗する。
俺は、硬い鉱石のような存在には成れないだろうし。

──旋律は刹那で永遠。

[詩句を読み上げるような呟きは、何処かさめていて自分自身を突き放したように。]

(349) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ん、大丈夫……。

[変なところにでも入ったのかけほけほとちょっとむせたあと、
軽く涙目になった隻眼で、ハンカチを受け取る。

 口の周りを拭いてハンカチをたたみ直しながらも、耳は下級生の話に気を取られたまま。]

…荊棘、の。
[ふと思い出す、中庭の薔薇の生垣。
 あの鮮やかな色彩は狂おしいほどに惹きつけられるようで、嫌いだ。]

そういや、ココのガッコって…随分庭の手入れがしてあるんすね。
男ばっかのムサ苦しいトコなのに、そこだけなんっつーか空気が違うっつーか…。

[なんか、曰くでも?と、自分よりは長く居るだろう上級生に訪ねてみる。]

(350) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 執事見習い ロビン

[「優等生」の名を保つという自制の下、これまで隠してきた暗い欲望。
それを思いがけないところで陽の下に曝されたような気がして、彼はいっそう己自身を冷たく厳しくコントロールした。]

ともかくさ、誰がそれをつけたのか、どうしてついたのか分からないとどうしょうもないよ。

あとで、僕からそれとなくユーリィに聞いてみようか?

[中指で眼鏡のブリッジを押し上げる、その瞳はレンズの反射に隠れてよく見えない。**]

(351) 2010/09/03(Fri) 01時頃

【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・食堂――
(>>347)
[ロビンの言葉に小さく頷いた]

うん……薮とかに軽く引っ掛けた程度じゃならないくらい、はっきりした痕だった。茨の輪で擦ったみたいな痣。ユーリィに一体、何があったんだろう。
薔薇園があるのは……中庭だったっけ。後で行ってみるよ。

[眼前の少年の内心には気づくこともなく、そう答える。
そして辺りを見回し、漸くにして、食堂に来ていた二人の上級生に気づいた]

(352) 2010/09/03(Fri) 01時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 01時頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

 嗚呼、面倒だ。
 此方から動けば、恋情があると思われる可能性が高いからな。

 相手にお前を避けていたのも、
 何かあったとき同室だと修正が利きにくいだろう?

[じっと見据えてくる水色に、努めて冷たい色を紫に湛えて応える。]

 いや、私は朝行ったからな。
 共に行けば怪しまれるだろう。

 ―――……否、既に2人口止めせなばならん相手がいるか。

[思い浮かぶ貌は、セシルとロビンと。
眉間に皺を刻む間に、頬に刹那掠める唇。]

(353) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[木漏れ日があたり薄く開いた目蓋。身体はじんわりと微熱を持ち、眠りの波が訪れる。ランドリールームで気になっていたセシルのつむじに指が伸びそうになる。ディーンの絢爛とした金糸よりは、気安く感じられるセシルのクルクルと巻いた癖っ毛。]

──……

 俺 は、

嗚呼、

[昨夜もそうだったけれど、自分は庇護欲で手を伸ばしている訳では無いのだと思う。また、庇護されたいのではなく。

 ──ひとに ふれたい。
 ──触れられたい。

 髪をやさしく梳くのでは無く、くちびるの輪郭をなぞるだけではなく。もっと、恐ろしい事を。と言う声は呟きに成らず、セシルの髪に触れようとした腕はようやく到着した睡魔の所為で、中途半端な場所に落ちた。
 セシルの上、だけれども髪でも唇でもない、顔の上の邪魔な場所。そしてラルフは、つかの間の夢も見ない眠りの中へ。]

(354) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ―――……だから、お前は莫迦だと謂っている。

[開く扉の音に掻き消えるほど小さく、サイラスに背を向けたまま掠れた聲で言の葉を零した。]

(355) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・食堂――
( >>351)
[ロビンの申し出に微笑んで、ほっとしたように息を吐いた]

そうしてもらえると、助かるな。
僕から訊くのは――たぶんユーリィの方にも、抵抗があるから。

(356) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

 僕も曰くと言うほどの事は知らないな。
 ただ……あそこは……。

[微かに頬を赤く染め、中庭の方へと視線を向ける]

 昔から逢引の場所だと……訊くよ。

[声を潜めて、そう答える。
 それから「そうそう…こんな話もあるよ」と、続けて]
 
 薔薇庭園の中で結ばれた二人は、甘美な薔薇の毒に侵されて永遠の眠りに落ちるなんて、怪談も訊くね。

(357) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 01時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

…逢引…すか。

[薔薇の下で、というのが後暗く甘美な秘密の隠語であることは、文学には疎い少年の知らぬところではあるけれど。]

薔薇の中で眠りにってぇと…まるで御伽話みたいっすね。
百年眠ったのはお姫様だったか。

(358) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

トニーは、ロビンにちょっと御免、と言って席を立ち、上級生たちの方へと移動する。

2010/09/03(Fri) 01時半頃


ラルフは、ディーンのモノクル越しに見る紫水晶の瞳の色を、眠りに落ちる直前に思い出したような気がする。

2010/09/03(Fri) 01時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

 それは茨姫だね。
 でも茨姫は王子が助けに来てくれるだろう?

 此の怪談の二人には、王子は訪れない……。
 だからずっと永遠に眠り続けるんだ。

[くすっと小さく笑って]

 ただの怪談だよ。何処にでもある話だろう、こう云うものは。
 ドナルドが前にいた所にはなかったのかい?

(359) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―自室―

恋情ね。つまりはそういう相手はいないって事か。今は。
で俺だといろいろ問題があると。ふぅん。

[納得したかのように頷いて口止め、との言葉に一瞬だけ眼を見開いた。]
 
セシルは言わずとも分かりきってるだろうし、ロビンなんか、
まだ分かってないと思うが。だから追い払い頼んだわけだし。
そんなの必要ないだろ。まあ、体で口止めしたいというのなら
ご勝手にだが。

[背に聞こえる掠れた言葉。振り向くと一言だけ]

…莫迦で悪かったな。

[それだけ言い放って部屋を出ようとした]

(360) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・食堂――
[内容までは聞き取れないものの、僅かばかりの単語を耳にする。庭園と、薔薇と。ひとまずは措き、直近の気がかりを尋ねた]

ベネット、ドナルド、おはよう。
少し、聞きたい事があるんだ……僕と同室のユーリィ、見なかった? 今朝ちょっと……ええと、ケンカ、かな、しちゃったんだけど。

(361) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

ベネットは、トニーが此方へ来れば、やあと挨拶を交わし、隣の椅子を引いた。

2010/09/03(Fri) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

 ユーリィ?
 礼拝堂から此方へ来る途中すれ違ったよ。
 何処に行ったかまでは判らないけれど……。

[喧嘩という単語を訊けば、ああと頷いて]

 それで彼は泣いていたんだね。
 あとでちゃんと仲直りするんだよ。

(362) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─中庭/物干近くの木陰 ─

[時計を部屋に置いてきたので、何れくらいの時間眠ったのか分からない。
 角度を変えた日光が、青ざめた皮膚を焼く熱で目が覚めた。真っ暗な闇にいきなりスイッチが入り、現実が稼働し始めるそんな錯覚。]

──…ッ

…… あ あ。

[汗ではり付いた長い前髪をかきあげ、滴る汗を拭う。
 熱で身体の重さを感じはしないけれど、熱は熱で心地良さには繋がらない。喉が渇いたと思いながら身を起こした所で、見覚えのある下級生の姿が遠く白い影のよう視界に入った。]

ユーリィ?

(363) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 自室 ―

[サイラスの言葉に返す言葉はなかった。何を謂いたいのか真意を計り兼ねたところもある。扉の締まる音を聴くと、詰めていた息を吐いた。

その後、緩慢な動作で、裡にまだ残る白濁を処理する動作を。]

 どうにも受け手は、何度やってもこれになれん。

[されど、受け手でも感じない訳ではない。
ふっと思い出すのは、ベネットの存在。
結局、礼拝はサボってしまった。]

 神は何故、同性での交わりを禁止しているのだろうな。
 禁止するならば、同性同士で快楽を感じぬ身体を
 作れば良かっただけだろうに。

[その欲に打ち勝つが、神の与えた試練というならばそれまでだが。自嘲に近い苦笑を浮かべ、サイラスが持ってきたらしい濡れたタオルで身を清めると、新しい服に身を包み、部屋を後にした。

サイラスにはああ云われども、2人の存在は気になる。
一先ずはセシルの姿を求めて、向かう先は……―――]

(364) 2010/09/03(Fri) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…いや、俺ンとこはそう言うロマンチックなもんは…

[以前居たところのことはあまり語ろうとはしなかった。
 士官学校に居たという噂も流れているが否定も肯定もしていない。
 
 片目を失った理由も、憶測ばかりが一人歩きをしている状況だ。]

ずっと眠り続ける…か。
…そいつらだけなら案外幸せなのかも…

[考えこむように顎に手をやったところへ、先程の下級生。]

ん?ユーリィって…もしかしてあの髪の長い奴か?
そいつならさっき走って逃げてったトコだけど。

(365) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 靴磨き トニー

(>>362)
[ベネットの言葉を反芻し、頭の中で学内の地図を広げる]

礼拝堂から来る途中、で。泣いてたんだ、ユーリィ。

[入学してから数ヶ月近くが経つというのに、まだあやふやな部分が多い少年の地図ではあったが―大まかな見当はついた]

……うん。仲直りは、するよ、勿論。
大事なルームメイトなんだから。ありがと。

(366) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ユーリィ=ヨーランディア。長い髪と服が昼間でも幽霊のようだ、と思う。大人しい彼は、図書室で時々司書を手伝っている光景を見かけた。内気そうで、快活に外で遊ぶタイプには思えなかったから、不信に思って首を傾けた。
 無言で観察してみるに、どうやらユーリィは、薔薇園の周囲を遠巻きに1人でぐるぐると巡っているらしい。浮かれているのか、苛立っているのか、その様子は此処からはよく分からないのだが、何か平常心では無いように感じられる。]

──…
昼間から、逢引?
それとも。

[あ、と呟いて声が枯れていて顔を顰めた。喉渇きの所為だ。]

変だけど。
ま、……いいか。
それより、俺は図書館の本、ランドリールームに忘れて来たのが不味い。

(367) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

 ロマンチックでないものだったら、あったのかな?
 ……良いよ、無理には訊かないから。

[あまり以前の事を話したがらないドナルドに軽く首を振り、
 その赤い髪を一つ撫ぜようと指を伸ばした]

 幸せ…なのかな。僕には判らないな。
 僕にはまだ、そう思える人が……

[蜜色の髪の上級生を思い出し、微かに眸が揺れる]

 ……いないから。

(368) 2010/09/03(Fri) 02時頃

トニーは、ドナルドの情報を裏づける言葉に、ありがとう、と礼を述べた。

2010/09/03(Fri) 02時頃


【人】 本屋 ベネット

[逃げて行ったと漏らすドナルドに微かに笑って]

 そうだよ。ユーリィって言ってね、中等部の子。
 何度か書庫で逢って話をしたけれど、
 色んな本を読んでいてとても楽しかった記憶が在るよ。

[トニーへと向き直れば、ん…と小さく頷き返し]

 あの先は中庭に繋がっていたんじゃなかったかな。
 早く見つかると良いね。

(369) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭の方面へ ―

 流石にもう洗濯干しは終わっただろうかね。

[今の状況で人が多くいるだろう食堂に出向く気にはなれず。
脚は自然、中庭の方に向かう。

眩しさに細める紫の視界に、くるりくるりと舞うような、ユーリィの姿が収まる。不思議なものをみるように佇む少年の蜜色の髪を、風がさらりと遊んで行った。]

(370) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

―浴場―
[はり付いた汗と青い残り香と全てを石鹸で洗い落とす。
 思い返せば、全く阿呆らしい。ならばいっそ伝説のように
『庭の散歩』にでも誘えば良かったかとすら思いもした。]

 …―結ばれたまま、眠りに堕ちるだっけか。

[洗った髪の水滴を振り落とすようにぶんぶんと頭を振って
 思いを振り払う。
 それでも先ほどまでの会話が頭に浮かぶ。何も知らないであろう
 ロビンはともかく、セシルは――……。
 酒飲み仲間としてその同室である同級生と共にセシルにそんなことを
 しでかそうなんて少々思わなかったことはないが。
 同級生のほうが可愛がっているみたいだから自分は遠慮していた。

 思えば他人に遠慮して本当に欲しいものは―――…
 手に入れ損ねたことは何度もある――…]

(371) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…少なくとも、ココほどユルいとこじゃ無かったのは確かかもな。

[厳しい規律と上下関係。
 体格に恵まれ、目立つ存在だった下級生に課せられた仕打ちは、何代にも渡って繰り返されてきた当然の歴史だったのだろう。

 もみ消された事実は、胸の内に秘めたまま。
 そこに居られなくなってしまったのも、家へ帰ることも出来ないのも、体面と世間体と事なかれ主義の名のもとに。

 いっそ誰かに打ち明けられたら、楽になれたのかも知れないけれど、言えるほどに心を開ける相手などまだ居なかった。]

…そうっすね。
そうとまで思える相手なんて…なかなか居ない。

(372) 2010/09/03(Fri) 02時頃

サイラスは、脱衣所で体を拭き新しい服へ着替えると食堂へと足を*向けた*

2010/09/03(Fri) 02時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 02時頃


【人】 本屋 ベネット

 緩い、かい?

[くしゃりと赤い髪を撫ぜて。
 その言葉から彼の以前を想う。

 眼帯とそこから覗く傷跡と。
 時々酷く怯えた様な顔をする此の年下の少年を、
 何かと気に掛けてしまうのは、きっと同室だから。

 ……勤めてそう思うようにしている事に、少年は未だ気付かない]

 同じだね。
 でもいつか……ドナルドにそう想える人が出来たら、
 その人の手を離しちゃいけないよ。

(373) 2010/09/03(Fri) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[歩くとき、座るとき、背中を丸める癖。
 無駄に大きくなった身体を持て余し厭うような。

 髪にその手が触れる瞬間、思わず身を固くして片目を閉じるのもよく出る癖。

 先輩の忠告に、こく…と小さくうなずく。]

(374) 2010/09/03(Fri) 02時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[樹木にもたれかかるようにして、まずは立ち上がる。
 少しだけ目眩がして、自分の身体が面倒くさいなとラルフは思った。

 ユーリィの姿はラルフからは木立に隠れて見えない角度になる。
 まあいいか、と呟いた癖に、見えなくなると気になり、どうせ生徒は少ないのだから紛失の可能性の低い本は後回しにして、薔薇園へ行ってみようか、少し迷う。
 薔薇園は、水やりの当番で無ければ、逢引の類いとはあらゆる意味で関わらないようにしてきたラルフは昼間ですらあまり近付かない場所。ぼんやりどちらにとも無く歩きはじめた所で、]


──… あ れ
ディーン。
誰か探して もしかして、ユーリィを。

[金糸が太陽に煌めいているのが見える。]

(375) 2010/09/03(Fri) 02時半頃

ラルフは、ディーンに首を傾ける──。太陽の熱と少しの睡眠の所為か、顔色は昨夜よりは良くなっていた。

2010/09/03(Fri) 02時半頃


【人】 本屋 ベネット

[撫ぜようと伸ばした指先が触れる瞬間、
 彼の眸が閉じられるのに気づく。

 ドナルドにだけ聞こえる様に、穏やかな声は低く囁いて]

 大丈夫だよ。
 此処に、君を打つものはいない。
 君は胸を張って、良いんだ。

[忠告に頷くのを見れば、柔らかく笑みを浮かべて、
 深い色の眸を細めた]

(376) 2010/09/03(Fri) 02時半頃

【人】 靴磨き トニー

――朝/寮・食堂――
[ベネットがドナルドの髪を撫ぜるのを見て少し首を傾げ、ぱちぱちと目ばたく。ふぅん、と呟いた]

……でも、ユーリィにはしないでほしいな。

[知らず、思考のままに唇が動いた。
あの髪の手入れは――と考えた瞬間、『あの名前』が同時に思い浮かぶ。何か苦く熱い感情が少年の胸を焼き、息を呑ませた]

……ああ、いや。すみません、それじゃ。僕は戻りますね。

[表情だけは取り繕って、硬い声で二人に告げる。席へ戻ったなら、手短に朝食を済ませ、食堂を*出て行くだろう*]

(377) 2010/09/03(Fri) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭 ―

 嗚呼、ラルフか。
 ――……今日は顔色が佳いようだな。

[ぼぅとユーリィを見ていた紫は、灰銀の眸に映る。
先程までの情事の跡は見せぬよう、努めて平然と立ち、質問には否と首を振る。]

 いや、ユーリィを探していた訳ではないさ。
 探し人といえば、セシルかな?
 そう急ぎではないのだが……―――

[ラルフと話す会話もユーリィは気が付いていないのか、くるりくるりと踊り続けている。それに少し訝しい眼差しを向けると、再び風が金糸を攫う。同じようにラルフの伸びた前髪が揺れれば、つぃっと指先を伸ばす。]

 お前、前髪切った方が佳いのではないか?
 眼、悪くするぞ?

(378) 2010/09/03(Fri) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ユーリィに?

[トニーの言葉に、一度だけ。
 ユーリィの銀の髪を撫ぜた事を思い出す。

 まるで少女の様に顔を赤く染めてはにかむ幼い顔。
 あれは何時の事だったか……そう追想していると、
 戻ると言う声が耳に届く]

 あまり役に立てなくてすまないね。

[席に戻る小柄な背中にそう声を掛け、見送った]

(379) 2010/09/03(Fri) 02時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 02時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

─ 中庭 ─

太陽の光のお陰で、少し、眠ったよ。
セシルは、洗濯が終わった後も、
さっきまで此処に居たはずなんだけど。

[正確には居てくれたと言いたいような心地。何処へ行ったのだろう。ディーンが口止めを気にしてセシルを探してるとは知らず、近くに来たディーンに答える。「何かあったの──一緒に探そうか?」と言い掛けて、]

… あ

[前髪は汗で湿り気を帯びているはず。湿度をともなったそれに触れられた事に少し動揺して、びくんと一瞬目を閉じた。
 頬が熱いのは、日光に当たっていた所為だけではなくて。昨日の自分も含めて、そんな問いをディーンに返してしまった。言うなれば、もっと気持ちの悪い事をディーンが部屋でしてきた事を、知らない故に。]

──… ん と、
気持ち悪く な い?

(380) 2010/09/03(Fri) 03時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

やっぱり、長いかな。
確かに、うつむくと邪魔で。

[問うてからその質問自体が奇妙だった気がして、何かを誤摩化すように付けたした。
 前髪は邪魔だけれども、視界が悪くなる事で楽でもあると思う。例えば、不躾に相手を凝視してしまい兼ねない時、今のような時に。]

(381) 2010/09/03(Fri) 03時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時頃


【人】 会計士 ディーン

― 中庭 ―

 人も植物と同じように、陽に適度に当たることは必要なのだそうだ。お前に足りなかったのは、陽の光なのかもな。

[クツリと喉を鳴らし、微か笑む。
その間に、ユーリィの姿はディーンの視界からは入らなくなったか。
そのことに、何処かほっとしたのは何故か。]

 いや、少し頼みごとをしようと思っただけだ。
 急ぎではないから佳いよ。

[謂いながら触れたラルフの前髪は、少し湿り気を帯びていたものの、それに対する嫌悪感はない。
むしろ、それだけの触れ合いに、反応を示す後輩がどことなく微笑ましく思うは……―――蜜色の髪の少年が穢れすぎているからか。]

(382) 2010/09/03(Fri) 03時頃

【人】 会計士 ディーン

 何が、気持ち悪いんだ?

[大きくなってしまった後輩との目線はいかほどになるか。
首を傾げ、切るならば切ってやっても佳いと告げ]

 嗚呼、そうだ。
 ラルフが佳ければなのだが、今宵部屋の隅を貸して貰えないだろうか?
 若干、部屋に居辛い理由が出来てしまったのでな。

[ふっと思い出したように、願いごとを告げた。
その間も、手遊びのように、指先に長い相手の前髪を絡めては解いて――……故に、灰銀と紫は常より視線が合っていたやもしれない。]

(383) 2010/09/03(Fri) 03時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時頃


【人】 本屋 ベネット

[トニーを見送った後、
 コト…と、ヨーグルトソースのかかったフルーツをドナルドの前へ]

 ちゃんと礼拝に出てくれたご褒美。
 明日も、一緒に行こう。……厭だと言っても、多分連れて行くけれど。

[最後は冗談めかして続けて。
 空になったトレイを手に持ち席を立った]

(384) 2010/09/03(Fri) 03時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時頃


【人】 本屋 ベネット

[トレイを返却し、食堂を出る。
 なんとなく中庭へと足が向いたのは、先程交した会話のせいか]

 ……眩し。

[残暑と言えど、照りつける日差しは未だ強い。
 手で目元を覆うと、見覚えのある人影が二つ見えた]

(385) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…う ん?
セシルは急ぎじゃないなら。
食事の時間か、取り入れた洗濯物を配る時あたりには会える か な。
えっと、

[紫水晶の色を、ラルフはやはりじっと見詰めている。
 170cmを少し越えたばかりのラルフの視線は、以前に比べるとディーンと近い。今は、首をそらして見上げる必要が無かった。
 モノクルを使用していると言う事は、左右で視力が違うんだろうな等、取り留めの無い事を想い。指先がまだ髪から離れない事をいぶかしく思う。心地良いような、そわそわとして心地が悪いような。ふらとそのまま、ディーンの方へ吸い寄せられそうになって、ラルフはまた驚いた。]

髪 を切る のは、 良い よ……。
まだもうちょっと我慢出来る 気がするから。

その──汗が、気持ち悪く無いなら、
良いん だ。

[ぎゅと、目を閉じる事で目を逸らす。足元の平衡感覚は多分、大丈夫だと思う。目を見開いたり閉じたり、その合間にも吹き抜けて行く風は心地良い。]

(386) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

他人の体液って ── 厭かなと思って。

[汗と言う具体的な言葉が生々しい気がすると回避して、広義な意味にとらえらる単語を選ぶ。]

部屋は、うん……あれ。
サイラスと喧嘩でもした?

ベットの上の段──空いて る よ。
同室者の彼は、実家が遠いから列車の都合で、
夏休み最終日まで帰らないって。

[足元がふらついたり、自分の鼓動の音が聴こえるのは、やはり太陽にあたりすぎた所為なのかなとぼんやり。]

(387) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

【人】 本屋 ベネット

[大きな影が、もう一つの影へとその手を伸ばすのが見てとれた。
 何を話しているのかは此処からは聞き取れない。
 でも、絡む二つの視線と、離れる事のないその指先に、
 少年は無意識の内にシャツの胸元をきつく握りしめていた]

(388) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

鳥使い フィリップが参加しました。


【人】 鳥使い フィリップ

[その生徒は、便りを受けて静かに出て行った。
そしてその後静かに戻ってきた。礼拝の少し後のこと。

まず見つけたのは寮母で、酷く驚いていた。
翡翠を細めて、綺麗なままの便りを寮母に返す。]

うん。
戻れって謂われたけれど…

薔薇の水やりとか、
やっぱり気になるから。

[やはりここで過ごすことにしたと、そう謂って笑う。
水やりは片眼鏡の同級生に引き継いだ旨を聞けば
後で断りに行かなくては、そんなことを呟いて。]

(389) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 中庭 ―

 そうか、まぁ、切るのに人の手がいるなら遠慮するなよ。

[ついっと前髪から指先を離したのは、どこか落ちつきの無いラルフを慮ってだけではなく、ベネットの姿を視界にとらえたからもある。
ベネットが気が付くようならば、ラルフの髪を弄っていた手を上げて挨拶を向けた。]

(390) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時半頃


【人】 会計士 ディーン


 体液、な……―――

[おそらくは気遣っての言葉選びなのだろうが、聴こえた単語に微かに乾いた苦笑を浮かべてしまうのは、今の状況では致し方ない。

少しばかり下の灰銀に、モノクルの奥の紫を細めて見せ、これくらいの汗ならば、忌むべき所ではないと、首を横に振る。
次に縦に振るは、サイラスの件の肯定。]

 私もたまには家出したくなる時もあるんだ。
 家出先が、同じ建物内というのが、なんだがな。

 ラルフの相方には申し訳ないが、ありがたく借りることにする。

[どうやら本日の家出事項は、ディーンの中では確定事項らしい。
と、ラルフがふらつくようならば、日射病か?と慌てて支えに手を差し伸べた。]

(391) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

【人】 本屋 ベネット

[暫くは撫ぜるその手から眸を離せなくて。
 ディーンが此方をそのモノクルの奥の眸に捉えた事に気は気付かなかった。
 撫ぜる手が離れ、挨拶するように上げられてから。
 まるで呪縛から解き放たれた様に、少年の意識は現実へと戻る]

 ……やあ、二人とも。
 邪魔をしてしまったみたいで、ごめん。

[声は微かに震えていただろうか。
 眸は愁いを宿し、二人を真っ直ぐ見据えられないまま伏せられて……]

(392) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[翡翠の眼の生徒が一度出て行ったことを
知らない生徒の方が多いだろう。
だから荷を持って廊下を歩く姿も何時ものまま、
何変わりなくその風景に溶け込んでいく。

廊下から咲き誇る薔薇の花を見ようと窓を覗くと、
中庭に人影が見えた。恐らくは三人。
眩しくてそれが誰かなのかまではよくわからない。]

(393) 2010/09/03(Fri) 03時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 03時半頃


【人】 鳥使い フィリップ


……薔薇の木の下で逢うには、まだ明るいのに。

[傍に添う二人と、離れた場所に佇む一人。
まだ明るい刻に零れたのはそんな言葉。
窓に照りつける日差しの所為で人影の正体は
その中の1人しかわからなかった。]

…ディーン…。

[仕事の引継ぎ手、けれどもそれは断らねば。
探していた主の姿を呟いて、しかし先にやることがある。
使い込んで薄茶色に剥げた遠出用の鞄を手に、
向かうのは1人きりの自室ではなく後輩の部屋に。]

(394) 2010/09/03(Fri) 04時頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭 ―

 邪魔ということはないさ。

[ラルフに差し出した手の行方はどうなったか。
支えが必要ならば支え、そうでなければ気を向けつつも、近寄るベネットの言葉に応える。]
 
 嗚呼、ベネットすまないね。
 今朝はサイラスと一悶着あってな、礼拝には出席できなかった。

[聲が微か震えているを、此方を真っ直ぐに視れない訳を、なんとはなく今朝の事があれば察するも、ラルフが傍に在れば素知らぬ貌をする。]

 ―――……少し日陰に入った方がいいかもしれんな。

[呟き促した先に、寮母から実家に帰ったのだという相手の姿が見えたなら、おやっとした貌を浮かべ、*挨拶を向けた*]

(395) 2010/09/03(Fri) 04時頃

ディーンは、フィリップが挨拶に気付かずにどこかに行ってしまっても、取り立てて*気にはしない*

2010/09/03(Fri) 04時頃


フィリップは、セシルの部屋に行くと、まだ見られていないメモ書きと硝子玉を回収して。

2010/09/03(Fri) 04時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

じゃあ、前髪を切るときはディーンに頼むよ。
手先も、 器用そう……だよね、何となく。

[色んな事に無頓着なラルフが自分で切ると惨事が起きそうな自覚位はある。]

…ん。
寮で家出──って面白い言い方だね。
サイラスもきっとすぐに反省してくれる よ。

[気持ち悪く無いと言われた事に安堵して、少しだけ腕に寄りかかる。地面に視線を落として、顔を上げたら小さな目眩はおさまった。
 ディーンの腕にそっと触れた手を話して、昨日よりは、幾分無防備なゆるい笑みを浮かべて瞬きをした。]

目眩がしたけど、大丈夫。
水を飲んで、顔を洗えば……

[前髪からディーン手が離れた理由にベネットが含まれていた事に気付くのは、ディーンが手を上げてからツーテンポほど遅れての事。庭にある散水ホースの水を使えば良いかなと思って、声を掛けてくるベネットの様子がおかしい事に気付いて止めた。]

(396) 2010/09/03(Fri) 04時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 04時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 04時頃


【人】 鳥使い フィリップ


…戻ったから預からなくていいよ。
それにこれは、とびきり大事だから。

[そう謂って、
セシルの部屋から回収した硝子玉を
大切そうに掌の中に仕舞う。

フィリップがディーンに気付いたのと、
ディーンがフィリップに気付いたのは入れ違い。
同級生からの挨拶には、気付かずにいて。]

(397) 2010/09/03(Fri) 04時頃

ラルフは、フィリップが戻って来た事には気付かないまま、一度出て行った事も知らないから、会えば普通に話すのだろう。

2010/09/03(Fri) 04時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

──…
ベネット?

[ラルフに思い付くのは、サイラスとの悶着にベネットが関わっていて、真面目な彼が憂いているとか、そんな的の外れた事だ。
 移動すると日陰は心地良い。]

あ。

[ユーリィが薔薇園の周囲をぐるぐると回って探してる相手がベネット、と言う事をふと思い付いたけれど。人の心が絡まりあう柔らかな場所に口を挟む事の億劫さから、薔薇園の方角にユーリィも居るよ、とだけ婉曲に伝えた。]

(398) 2010/09/03(Fri) 04時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[メモ書きを回収すれば、そこには何時もの風景だけ。
セシルの部屋から離れて、自室に荷を置きに行く前に
向かうのはまた違う後輩の部屋。
寮母から、未だ今日は朝食に姿を見せていない。
そう謂われて使いを頼まれたのだ。]

[こん、こんこん]

…ルーカス、ルーカス。
まだ寝てる…?
朝食食べに来てほしいって。

[控えめなノックがその部屋の前で響いた後、
部屋の中に呼びかける声もまた控えめなもの。
こん、反応が聴こえないならもう一度ノックして。
姿が見えないなら、その扉をゆっくりと開いただろう。**]

(399) 2010/09/03(Fri) 04時頃

【人】 本屋 ベネット

 ……いえ。僕に謝る必要は……。

[ないよと続けようとして、掠れた声が唇から洩れた。
 ラルフを支える様子に、眸はますます揺れて二人とは合わせる事が出来ない]

 …………っ。

[酷く落ちつかない。心に根差した恋の種は、
 少年の愁いを吸って更にその根を伸ばしていて]

 ユーリィ……ああ、トニーに教えてあげなくちゃ。
 彼が、そう探していたから。

[シャツの胸元をぎゅっと握ったまま、苦しげに呟く。
 視線は未だ、二人には合わせられないまま。地面に落ちた]

(400) 2010/09/03(Fri) 04時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 04時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 04時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

トニーは、ええとユーリィの同室だっけ。
もし、先に会ったら伝える よ。

[今度は首を傾けたまま、苦しげなベネットをじっと見詰めた。
 相手の様子の理由が分からず、ディーンにも一度だけ視線を向けるが、彼の表情からは今は何も読み取れない。ベネットが肉体的な苦痛に耐えているのか、精神的な苦痛を味わっているのか。嗚呼、逆に快楽もそうだろうか。]

──…嗚呼、
個々が感じている 苦しさとか痛みって、
他人には実感出来ないものだよね。

[唇から零れた淡々とした言葉は、独白に近い。ラルフのにぶい銀灰の瞳から表情が消えている。客体として、今の自分自身を見詰めたらどうなるのだろう等そんな思考がよぎっている。もし、ラルフがベネットの恋情を知ったら──何か新しい感情が芽生える事はあるのだろうか。
 と、また小さな目眩い。ディーンに心配される通り、軽い日射病は有り得そうだったので、ラルフは散水ホースよりも、食堂へ水と氷をもらいに行く事にする**。]

(401) 2010/09/03(Fri) 04時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―>>356
[ああ、といかにも生真面目そうに頷くけれど。
本気で請合った訳ではなく。単に対人関係の常套句として口にしただけだった。
が、それでも、理と利を重んずる自分は、機会があればユーリィと話をしてみようとするのだろうし、探すフリをするくらいはするのだろうな、とぼんやりと考えていた。

と、トニーはやっと上級生二人組がこちらを見ているのに気付いたらしい。
ユーリィのことを相談してみたくてうずうずしているらしい様子に、]

いいよ、行っといでよ。
僕は先に朝ご飯食べてるから。


[鷹揚に手を振り、自分も立ち上がると、用意された料理を取りにいった。]

(402) 2010/09/03(Fri) 05時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 05時半頃


セシルは、ラルフが起きるまでは確かに傍に横にいた。

2010/09/03(Fri) 06時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 06時頃


【人】 執事見習い ロビン

―食堂―
[朝食を乗せたトレーを持って席に戻り、トニーを待つでもなく、悠然と食事を始めた。

遅くもなく、早くもなく。マナーに従ってきびきびと、好き嫌いも殆どせずに。
あまりに手本通りなので、一度教師に皆の前で名指しで褒められたこともあった。
流石にあれは誇らしいより、何もこんなふうに大勢の前で言わなくても、と気恥ずかしかったが。

戻ってきたトニーが手早く食事を済まそうとするのを尻目に、最後に優雅にナプキンで口を拭って席を立った。]

(403) 2010/09/03(Fri) 06時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―

……やれやれ。

[廊下に出ると、溜息と共に何となくそんな独り言が口を付いて出てくる。
先程の手首をめぐる赤のイメージから誘われた重い熱の所為で、何となく息苦しい。
喉の辺りが落ち着かなくて、唾を飲み込んだ。]

(404) 2010/09/03(Fri) 06時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[こんな時助かるのは、一人部屋だということ。
この贅沢を思う様利用させて貰っている。主にささやかだが人に知られたくないあれこれに……。

今日は何の当番でもないし、同級生のいない今、生意気で煙たいだけの優等生を尋ねてくる者も殆どいない。
胸の中で渦巻いて、下腹のあたりを疼かせるものに気付かれないよう、足早に自室へと向かった。]

(405) 2010/09/03(Fri) 06時頃

ロビンは、途中すれ違った先輩たちに会釈だけして自室へ。**

2010/09/03(Fri) 06時半頃


執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 06時半頃


【人】 奏者 セシル

― 物干し ―
>>330

 なるほど、礼拝に行かない理由はそれか。
 ラルフは真面目なんだな。

 神様は人を責め立てるためにいるわけじゃないと思うけど…。
 悔い改めるって、実は、ほら、きいたからもういいじゃん、かと思ってた。
 でも、ラルフは違うんだな。
 そう考えてしまうなら、無理はよくないカモ?

[行動的には悔い改めばかりをしなくちゃならないセシルにとってみれば、ラルフの考えは、ややこしいな、とも感じるものだったけれど。]

(406) 2010/09/03(Fri) 06時半頃

【人】 奏者 セシル

>>332
 悩みらしい悩みか。
 でも悩みの問題集は手にしたくないなぁ。

[ラルフが訴えたい意図とは違う方向に受け取りつつ、論理的、にはふと「ろんりてき…」とか呟きつつ……。ラルフを見ると、何だかすごく眠くなってるようにも見えた。]

 目に見えない汚れか…オレなんて、自分の自覚もないうちに汚れまくってるけど。
 いや、汚れが模様になってるかも。
 っていうか、そんなにラルフ、汚くないよ。

[そして、ハーモニカを手にとって洗濯物を見つつ、練習をしはじめる。]

 フィル先輩、やっぱ子守唄のほうがいいんだろうか?
 ラルフもそう?

[それだけまた呟くと、あとは声じゃなくて音だけが響いていく。
 >>349 ラルフが横で何か呟くけれど、今は聞くだけにして、聴くだけでも多分、何か違うんじゃないかと思ったり。


                               だけど…]

(407) 2010/09/03(Fri) 06時半頃

【人】 奏者 セシル

>>354

[はっきりと願いを口にすれば、ふと、ハーモニカは止めた。]

 ――……そう

[サイラスの時のようにやっぱり意味あいがすぐにわかるのは、やっぱり経験があるからなわけで…。触れ合うことによって高まるいろんな感情とか現象とか…。
 一人では確かに感じられないものだから…。

 伸びてきた手を避けることはないけれど、顔にぱさりとかかったラルフの手を手にとって、意識を落ちた身体を抱きとめる。]

 おやすみ

[その顔は、ただの不良児のはずなのに、何か慈愛にも満ちてるように。
 そして、そのままラルフの頭を膝に乗せて空を見上げる。]

(408) 2010/09/03(Fri) 06時半頃

セシルは、そのまま、ラルフが起きるまでじっとしていたけれど。

2010/09/03(Fri) 06時半頃


【人】 奏者 セシル

>>363

[ラルフが覚醒したとき、ふと、よぎる影。
 ユーリィの姿がそこにあって、目を凝らした。

 起こしてしまうかもしれないけど、そっとラルフを横たえる。
 いや、多分、それもあってラルフは起きたのかもしれない。
 ともかく、ラルフの横から立ち上がって、ユーリィに話しかけようととして…。]

 ――……あ

[でもその姿は踵を返していくけど、ふと、顔がとても悲しそうに見えて…。]

(409) 2010/09/03(Fri) 06時半頃

【人】 奏者 セシル

[それから、ユーリィが駆けていくのを見送るだけ。
 追いかけはしないのは、きっと、自分が人と欲を分けることを覚えた時、
 やっぱり彼のように一時どうしようもなく、駆けていた時があったからで。

 でも同時にそれを思い出せば、自分が既に穢いこととか再自覚するけれど…。
 そう、たまに…ごく稀に、それが悲しくなることもある。



 もう自分は汚れていいんだと思って吸う煙草も、酒も・・・・・・。
 最初からうまいなんて思ってるわけでもなくて、ただの虚勢だったのだけど。]

(410) 2010/09/03(Fri) 06時半頃

【人】 奏者 セシル

― 何処か ―


 ――……触れられたいってよくわかるよ。
 誰かにキスしてほしいよね。


[それから、一人向かうのは、昔同室人に一緒に散歩に連れてかれた場所。
 もちろん、先に誰かが散歩にきてたならば、踵を返すのだけど、そうでなければ、そこに、とある時期しか咲かないという青い薔薇が咲いてないかどうか見に行く。]

 って、青い薔薇って、存在しないってうのにな。

[なんでそんな言い伝えがあるかはわからないけど、
 興味だけで、時々、そこを覗いているのだった。



 そして、ついでに誰もいなかったので、ちょうどよいや、とそこでハーモニカの練習をしはじめる。*]

(411) 2010/09/03(Fri) 07時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 07時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[分けてもらったデザートを受け取り、素直にうなづく。
 すっかり餌付けされてしまっているあたり、やはりしつけ中の子犬(ただし大型犬)という評は否定出来ないわけで。

 神様になんざ興味もなかったし、どうせ助けてなんかくれないってわかってる。
 それでも、呼ばれるなら渋々付いていくわけで。

 先に戻るルームメイトを見送ると、食堂はがらんと広い。
 学期中の、われ先にと奪い合っていた喧騒とは大違いだ。]

(412) 2010/09/03(Fri) 09時頃

【人】 本屋 ベネット

 う、うん……。
 喧嘩したって言ってたから、早く会いたいだろうし。
 そうしてあげて。

[苦しくて、自分が何を喋っているのかも、善く判らなかった。
 言葉が滑り出て行くのを何処か遠く感じながら、
 ラルフにはそう返していた]

 ……それでも、理解しようと努めることが、
 主の教えだよ。
 最初から理解し合う事を諦めていたら、きっと誰も救えない、から……。

[淡々とした言葉に、眸はますます揺れる。
 苦しげに紡ぐ言葉。主の教えを説いていると言うのに、
 時折苦しげに吐き出される吐息は、どこか艶めいて見えたかもしれない]

(413) 2010/09/03(Fri) 09時頃

【人】 本屋 ベネット

[ラルフが食堂へと戻るならば、
 ディーンと二人きりになる気まずさから少年もその場を辞そうと踵を返した]

[苦しい、
 苦しい、
 苦しい……。

 息が出来ない。
 心が落ち着かない。

 自分が自分でなくなってしまいそうな、不安。

 そんなものが綯交ぜとなって、変な焦燥感となって少年の胸の裡で踊る]

(414) 2010/09/03(Fri) 09時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 09時頃


【人】 奏者 セシル

― 中庭・青い薔薇が咲くといわれている場所 ―

[ふと、練習をやめる。]

腹減った・・・。

[そういえば、飯を食っていない。
 そう思い、ポッケにハーモニカをいれて、寮へ戻っていく。

 途中、遠目ディーンとベネットの姿が映った。
 なんだか、雰囲気が変な気もするし、ディーンの服装がさっきと変わっていることにも気づかないわけにはいかなかった。]

 ――……

[さっきのサイラスとの一件に、洗濯。
 とりあえず飯を食いたいのが最優先事項だったので、遠回りをして、寮に帰っていく。]

(415) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[こんな不安定な状態の自分が、凄く厭で仕方なかった。
 ディーンを想うと、酷く自分が感情的になってしまう事を、漸く理解する]

 ……こんな、自分は厭だ。

[中庭から建物の中まで戻ると、壁に手を付き眸を閉じた]

(416) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 09時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 09時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[途中編入の関係上、学業は順調に遅れている。
 夏休みの課題も、身長と同じくらい抜きん出て詰まれていた。

 さすがに少しは進めなくてはと図書室へ向かおうとして、窓から漏れ聞こえるハーモニカの音色。
 胸の奥に沁みるようなその音色に惹かれて窓の下へ目をやれば、薔薇の茂みに隠れて、一人音色を紡ぐ姿。

 隻眼の視界は平坦で、見るものすべてが絵本のよう。
 薔薇に隠れて楽器を奏でる姿も御伽話のようにみえて、思わず呆然と見とれていた。]

(417) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…お、おぅ。
洗濯ご苦労さん。

[奏者が居なくなっていたことにも気づかず、薔薇園にちらほら見える姿ぼぼんやり眺めていて。

 食堂前に歩いてきたセシルの足音で漸く我に返ったようだった。]

(418) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

セシルは、ドナルドに気がつくと、にやりと笑った。

2010/09/03(Fri) 09時半頃


ベネットは、苦しげに呟いた後、ずるずるとその場に蹲った。

2010/09/03(Fri) 09時半頃


【人】 奏者 セシル

>>418

おう、洗濯大変だったよ。
 とくに誰かさんのパンツはしみが酷くてさぁ。

[もちろん、嘘である、とそれよりも、とばかりに肘でその腹を小突く。耳を貸せといわんばかりに。]

(419) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[生々しい冗談にうわぁって顔をしつつ、促されるままに身を屈めて顔を寄せる。

 巻き毛からふわりと漂うのは朝のシャワーの香りと洗濯のシャボンの香りと、夏の朝のひと仕事後の匂い。
 距離が近づけば否が応にも其れを意識してしまって、こくりと小さくつばを飲み込んだ。]

(420) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭 ―

 1人で大丈夫か?

[食堂へと向かうようならば、少し今はそこに向かうは気が引けるが故。ラルフを近くの入口まで送るものの、共に入ろうとはしない。]

 喧嘩な。
 もしかしたら、ユーリィの方は少し
 トニーに会うのに間をあけたいのではないか?

[ラルフとベネットと交わされた会話に、サイラスと一悶着あり、少しばかり避ける態を取る少年は小さく呟く。

―――……どこからともなくハーモニカの音が聴こえる、密かに少しばかり荒んだ心が癒されるのを感じながら、ラルフの背を見送り振り替えれば、既に踵を返そうとするベネットの姿があった。

心の僅かな時の平穏の終わりを告げるように、ハーモニカの音は、もう聴こえない。その音の主が、探し人のうちの1人だと、姿見られていたことを識らぬまま]

 ―――……ベネット

[まるで己から逃げるように、建物へと入る彼の人の愛称を風に音として乗せた。]

(421) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

【人】 奏者 セシル

>>420

[高く赤毛が近づけば、その耳に手を宛がって、囁くように……。]

 昨日の件、ベネットにも黙っとけよ?
 おまえ、あいつの言うことならなんでもききそ。

[そういいつつ、まぁ、大丈夫だと思うけど、とくすくす笑い声も付け足す。]

(422) 2010/09/03(Fri) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[建物に入ろうとした時、ディーンの唇が自分の名を紡ぐのを訊いて。
 苦しげに潤む眸が一瞬振り返る。

 彼の紫水晶と絡む事はあったのか、それは判らないけれど…。

 今はただ苦しさに。
 立つ事も侭ならないまま、青く顔色を染めた]

(423) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[伸ばされる手にぴくりと身を強ばらせる。
 指が触れた耳たぶはきっと熱を帯びていた。]

 …わぁってるって。
 バレたらあの人、切々と数時間説教コースだろうしな。

[クスクスとわらう声が耳元にくすぐったくて、割とそれどころではなかった。
 うっかり肩へと伸ばしかけた手を、なんとか理性で押しとどめる。]

(424) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭近く廊下 ―

[果たして己が追いかけて佳いものか悩みながら。
けれど、捨て置くことも出来ずに、結局ベネットの後を追う様に建物の中へと入る。

見かける姿は、壁際に蹲る姿。]

 ―――……ベネット

[もう一度、名を呼んで手を差し出す。
と、近くか遠くか、感じる人の気配。
ディーンの探し人の1人と、手差し伸べた少年の同室者のものだろうか。ただ、姿はセシルが遠回りして入った分、見えない位置に。]

(425) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[こん、こん]

[控えめなノックは響いて。
ルーカスの部屋に入るかは、まだ少し悩むよう。
遠くから聴き馴染みのない音が聞こえて翡翠を細める。
―――…どこかで練習でもしているのだろうか。
音の方を見て、誰かが蹲った姿が目に入ったのも同時。]

―――…っ ベネット…?

[声を掛けようとして、僅かな躊躇い。
誰かを振り向いたようだったから。
誰か、来るのか…窺うように見てから
ひどく苦しそうだったから、名前を呼ぶ。

ディーンが来たようなら、それ以上は近づかず]

(426) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 奏者 セシル

>>424

 いい子だな。
 そしたら、また飲みにこいよ。

 今、先輩いないからさ。サイラスはよく来るけど、他の上級生はあんまり来ないし。
 夏季休暇内に飲み終えてないと、マズいからさ。

 それと、煙草も欲しかったか?

[ベネットの躾をフイにするようなことをまた続ける。肩に手が回りかけてたとは気づかず、耳から口を離す時は、悪戯のように息を吹きかけた。]

(427) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[差し出される手を潤んだ眸で見上げる]

 ディーン……。

[蜜色の髪を窓から入る風が浚うのを、ぼんやりと見て]

 僕……おかしいんだ。
 胸が痛くて、苦しくて。
 君が誰かに触れているのが、厭だなんて……
 そんな事を想ってしまうんだ……。

[罪の告解をするように、言葉を紡ぐ。
 ディーンとはもう一人、自分の名を呼ぶ声を訊いて。
 深い翠の眸を、其方――フィリップへと向けた]

(428) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[些細な悪さへの誘惑は、言葉だけじゃなく彼の佇まいそのもの。
 彼の同室者をあまり知らないことも、保護者然としたその人が不在だということもあって。

 仕草の一つ一つがいやに意識させる。奥底の青く若い衝動を煽られる。
 穢らわしく酷い行為であることなど知っているはずなのに。]

 煙草は…あんまし吸ったこと無いから。
 みんな隠れて吸うくらいならどんなもんなのかな、って。

[違う。煙草のあの香りが思い出させるのは、この体に教え込まれた……]

(429) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[耳元に吹き付けられた吐息は、衝動を押しとどめていた堤防にヒビをいれた。

 気がつけば、自分より小柄なその魅惑的な隣人を壁へと押さえ付け強引に唇を奪う。

 重なった人影は廊下の向こうからも見えてしまうか。
 誰かに止めてもらえなければ、きっと正気には戻れそうにない。]

(430) 2010/09/03(Fri) 10時頃

【人】 奏者 セシル

>>429

 へぇ、そうなんだ。吸いなれてるかと思った。
 じゃ、ちゃんと吸ってみるか?

[ドナルドがどんな心情であるかなど、気づいてない。その無防備さはやはり、力あるものに庇護されてきたゆえの能天気さか。

 やはりくすくす笑ってドナルドを見上げた時、
>>430いきなり世界がぐるりと回った。]

 ――……ッ

[口唇に口唇を押し付けられる感触は久しぶり、
 しかもいつもと違って、煙草の味はしない。

 瞬時目を見開いたけど、
 初心なわけではない。

 体格差も、同室者と似ているからか。最初引き剥がそうとした手もそのまま止まる。]

(431) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭近く廊下 ―

[風が蜜色の髪を揺すった。
ベネットより告げられる罪の告白に、表情は常のまま紫を濃くして揺らす。]

 …、……――――

[何かを謂おうと口を開きかけ、けれどフィリップの存在を識り鎖す。
唯、手はベネットに差し伸べたまま、むしろ今はベネットだけに触れていると示すように自ら翠の眼もつ少年の手に触れた。

少し離れたところで、ドナルドとセシルが接吻けを交わしてるとは識らずに。]

(432) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[貪る唇は獣じみた衝動。
 おそらくは彼の馴染んだものよりも拙く、其れ以上に遠慮のない。

 触れ合う体温。わずかに香る煙草の味。
 密着すれば彼の香りは濃厚に、理性を侵し狂わせていく。]

(433) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[それ以上は近づかない、否、近づけない。
そう思ったから、近づかなかった。
邪魔をしてはいけないと、頭のどこかがそう謂う。
振り向く後輩の苦しげな深い翠と
その傍の同級生の紫、二つの色を見つめた後に
翡翠は少し居心地悪そうに、一歩後ろへと引いた。]

……ごめん。

[少しばつが悪そうに謝ると、踵を返して駆ける。
ルーカスの部屋の前に、二人の視界に留まる訳には
行かないと、そう思ったから。

駆けた方向で、二人の後輩が何かをしていることも知らず]

(434) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[触れた指先に、どくん…と心臓が一つ高鳴る]

 ディー…ン……。

[今だけは自分にのみ与えられる温もりに、艶めくと息が零れ落ちた。

 ディーンの手に捕まる様に立ち、年上のフィリップへと会釈を一つ。
 フィリップの存在を気にして、ディーンが言葉を鎖した事には気づいていたけれど、
 繋いだ手はそのまま、離せずにいる]
 

(435) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

ベネットは、ディーンの手を取った侭、走り出すフィリップの背をどこかぼんやりと見送った。

2010/09/03(Fri) 10時半頃


【人】 奏者 セシル

>>433

[抵抗しても敵わない、そんなことを本能で感じて、壁に押し付けられたまま、舌が口腔内に入ってくるのも受け入れる。
 だけど、慣れてるわけではない口付けは、こちらの息も止めんばかりで、鼻から必死で空気を求めるけど、上向きにさせられた顔、自身の身体を支えるのも必死で、苦しさが増してきた。

 少し抗うように口唇をずらして…]

 ――……ッ…ちょ…くる……

[苦しいといおうとしたけど、理性を失ったドナルドの動きはきっと止まらなくて……やがて頭がぼんやりとしてくる。]

(436) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

フィリップは、駆けていた足は重なる人影を見つけてしまうと、留まり。

2010/09/03(Fri) 10時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 中庭近く廊下 ―

 謝る必要が何処にあるか、聴きたいのだが……―――。
 そういえば、結局、帰省はしなかったんだな。

[謝り去り行く級友の背に、深い溜息を吐きながら呟きを零す。]

 さて、どうする?
 気分が優れないようなら、部屋に送るか、医務室に送るが。

[紫は深い翠に向き直り、問いをかけた。
相手が滲ます無意識の痴態に、何かを想わないわけではないが、浴室で告げたまま、努めてそのような色は自らは出さす。唯、握られたままの手はベネットが離さずにいるのならば、離さないままに。]

(437) 2010/09/03(Fri) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ……ごめん。謝るのはむしろ僕の方なのに。

[フィリップに変な誤解をさせてしまったと、申し訳なさそうに口にして。
 触れていた指先をそっと離した]

 もう、大丈夫……だから。
 ごめん……、本当に。

[送るという言葉には首を振り、やんわりと断りを入れる。
 この侭一緒にいたら、主の教えに背いてしまいそうな衝動に身を任せてしまいそうだったから。
 それを自制するためにも、一人で帰ると告げた]

(438) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[暗がりならその人影もわからなかっただろう、
けれどもこの時間帯ならば見えてしまう。
片方は、朝に薔薇を潰した後輩の姿だった。
そしてその下に組み敷かれるのは―――…]

…… …

[そっと、翡翠の色を伏せる。
声を掛ける場面ではないことくらいわかっていて。
長い溜息を零すと、またそこからも一歩引く。
隻眼の後輩には、その影くらいは気付かれたかもしれないが。]

(439) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

 きっと、こんなにも暑いから――…

[理性も溶けてしまいそうになるのだろうか。
 そんな事を想う。

 頬を伝う汗が唇に触れる。
 それを手の甲で拭うと、よろりとしつつも歩き出した]

(440) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[息をすることすら忘れた口づけは、愛の交歓などではなくいわば一方的で暴力的な搾取。
 酸欠と、其れ以上に昂った衝動とが抑え切れぬ熱として脳髄を火照らせる。
 思考能力を奪うような目眩。

 強く抱き寄せれば服ごしに、固く滾った若さがごりと押し付けられるのを相手は感じてしまうだろう。]

(441) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[背後からの足音と、足元に落ちる影。

 ビクリと身を竦ませて振り向いたときには急激に熱は醒めていき…]

…ぁ。

[罪悪感に揺れる隻眼。青ざめた顔は叱られた犬のように。]

(442) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭近く廊下 ―

 お前も謝る必要は、何も無い。

[離れていく温もりに、すっと眼が細くなる。
片眼鏡のレンズに陽の光が反射すれば、眸に宿る感情をかき消し]

 ―――……そうか。
 だが、大丈夫でなくなる前に謂えよ。

[言葉は唯、体調を案ずるものに摩り替わる。
温もりはなれた指先が、まるで名残惜しげに、先程ラルフにしたようにベネットの前髪を戯れに一度遊び、そっと離した。

よろりと去る後姿を、光の加減で濃く見える右眼の紫が見守るように追う。]

(443) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ごめ、ん……

[放した手はだらりと肩から力を失ってぶら下げ、
 へたりと、その場に座り込んでうなだれる。

 酷い罪悪感と自己嫌悪に、顔を上げることも出来ぬ。]

(444) 2010/09/03(Fri) 11時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 11時頃


【人】 奏者 セシル

>>439>>441

[少し、朦朧としてくる中、微かに誰かの気配を感じたけれど、また目は閉じてしまったのでわからない。

 終わらない拘束と、押し付けられる欲の形。

 思い出すのは、最初もこんな感じだったと……。
 いいから、所有されろと……そう言われて、無理やりに、でも、今思えば優しく抱かれた時のこと。

 駄目だ…このままでは、本当に……。



                息が止まってしまう。]

 あ……ゃ………

[漏れた声は行為を拒否するものではなく、むしろ、命を乞うような響き……。]

(445) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[駆けて浅く零れてしまう呼吸を殺すように、
汗を拭う仕草で手の甲を口許が覆う。

重なる影にも背を向けようとすると、振り向く影。
蒼ざめていく後輩の姿に少し眉を寄せた翡翠は、
先程と同じく居心地悪そうにまた一歩引いて。]

(446) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[名残惜しげに前髪で遊ぶ指先に、深い色の翠を向けた後、
 ふわりと笑んだ。

 この温もりだけで十分だと、自分に言い聞かせるように。

 歩いて行くのは、奇しくもフィリップが去って行った方。
 部屋へ戻るにはそちらが近かったから。

 ふらつく足取りで向かう先に、フィリップと。
 座り込む後輩や同い年の友人がいる事は未だ知らずに]

(447) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 奏者 セシル

>>442>>444

[その時、長い拘束が解かれる。
 息がずっと脳みそに入ってくるような感覚。

 思わず長く息を吸い、それから、息せき切ったように堰が続けて出た。

 身体は壁に凭れたまま、長い堰が終わると、口から垂れた唾液を拭う。
 声はまだでない。ただ、肩はまだ空気を求め、上下に波打つ。]

(448) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ごめん。

[咳き込む様子をみることも出来ず、消え入るような声で繰り返す。]

こんなこと…するつもりじゃ、


…なんか、…も……わけ、わかんな……
[アイパッチの奥が滲みて痛む。
 声にうまくならない、支離滅裂の、嗚咽混じりの弁明。]

(449) 2010/09/03(Fri) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ここも、また――…邪魔をしてはいけないのだ。
こういう時は、邪魔をするなと。
そう、今は居ない同室者にそう謂われた。
そう、教えられているから二人に声は掛けない。

二人に背を向ける形で踵を返すと、居場所がなくなる。
こういう時は部屋に戻ってはいけない…、
そう思ってから、その杞憂はもうなくなったことに気付く。

ゆっくりと息を吐いて。そっと、その場から離れる。
足音立てぬように向かうのは一人きりの部屋だった。]

(450) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

【人】 奏者 セシル

[そして、しばらく深呼吸をしたあと、
 ようやく、目の前で赤毛が蹲っているのに、ふうっと息をついた。]

 や……大丈夫。

[自分より小さくなって、震えた声を出すドナルドを見ると、怒る気など、なれるわけがなくて…。

 その肩に手を伸ばし、ぽんっと叩いた。]

(451) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[よろりとしつつも歩いて行くと、離れるフィリップの姿が見えた。
 それを目で追いながら進むと、
 座り込むドナルドと咳きこむセシルの姿も捉えて]

 ……二人とも、どうし、たの?

[声を掛けるべきか一瞬迷ったものの、
 泣いているように見えるドナルドを放っておく事も出来ずに、その傍へと歩みを進めた]

(452) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 中庭近く廊下より至る食堂 ―

 ―――……今日は、私の人生の中で
 2,3を争う破天荒な日だな。

[ベネットが去った方向から、それはフィリップが去った方向でもあったが、噎せるような咳が聴こえれば心配そうな眼差しを向けるも、脚は動かない。黒髪を遊んだ指先を握り締め、瞼を伏せれば、瞼裏焼きつき見えるは去り際のベネットの淡い笑み。

もしや厭われているのかと思った後輩から想いを告げられ
確実に厭われているだろうと思っていた同室者からは襲われ

たかが数時間、まだ長いとは謂えない人生においても、小指の先ほどにも満たない時間が、酷く長いものに思えてならなかった。しかし、過ぎ去れば一瞬のようにも思える、不思議な感覚。

ゆるりと持ち上がる瞼。歩みだす方向は食堂の方。
もしかすればもう昼といって良い時間か。
一先ずは空腹を満たすために向かう場所に、未だ誰か在るやなしや*]

(453) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 11時半頃


【人】 奏者 セシル

>>452

[その時、声がして、向くと、ドナルドのいわゆる保護者がいた。]

 ああ…いや、何でもないんだけど、
 ドナルドがちょっと気分悪いみたいだ。

[咳き込んでたのは自分だということはしれっと流す。そして、ベネットに向かい、ドナルドを介抱してくれといった仕草を見せた。]

 今日は日差しが少し、強いからな。
 部屋に戻って休むといい。

[もちろん、気まずさも先にたち、ベネットにそう託すと、自分はふらりと壁から離れる。]

 オレ、まだ、飯食ってないから行ってくる。

[そして、頭を抑え、軽く振ってから、その場を辞そうと歩みはじめた。]

(454) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[3人の居る場所から離れていく姿は、
寮の中へ、その風景へと溶け込んでいくよう。
離れた場所から食堂寄りの部屋に戻る姿は
セシルにも見えたかもしれないが、
声を掛けられることがなければ振り返ることもなく。

そういえば、ルーカスはちゃんと起きることができただろうか。
朝食をと、そう謂ったので目が覚めたのなら
食堂へと向かうはずではあるのだけれど。]

(455) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ドナルドが……?

[肩眉を上げて、そちらを見やる。
 隻眼が滲んでいるのが見てとれて、少年は常の顔へと戻った]

 うん。判った。
 部屋へ、連れて行くよ。セシルも暑いから……気を付けて。

[何が在ったのかは問わずに、食堂へと向かう友人を見送った。
 それから座り込むドナルドの視線に合わせるように、膝を付いて]

 具合悪いの、気づいてあげられなくてごめん。

[眸に浮かぶ涙を拭おうと指先を伸ばした]

(456) 2010/09/03(Fri) 11時半頃

【人】 奏者 セシル

>>455

[そのままふらりと食堂方面へ歩いていく。
 いきなりのドナルドからの口付けは、驚きが大きく、ちょっと混乱しているのは無理もなかった。
 ただ、冷静に考えれば、少し、挑発したかもしれない。今まで、そんな挑発をしても、誰もがまずは同室者を思い、何かしらしてくることなどなかった。なので、行為としては十分に経験済みでも、はじめてといえばはじめての経験でもあった。]

 はぁ……

[正直、食べても飲んでもいなかったのに朝から何かいろいろあったような気がする。]

 ――…先輩?

[その時、フィリップの姿が見えて、思わず手をあげた。
 フィリップがさっきいたことも、ましてや一回帰省しかけて戻ってきたことも彼は知らない。
 むしろ昨晩の約束が思い出されて、あげた手をポケットに突っ込む。

 そこにちゃんと大事なものがあれば、なんとなくほっとして…。]

(457) 2010/09/03(Fri) 12時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[へたり込んだまま見上げた顔は、とても情けない捨て犬のよう。
差し出された手を払って心を鎧い、立ち上がると足早に逃げようとする。]

…平気。
ひとりで戻れる。
[罪悪感と気まずさと。
気遣いが居心地が悪くて、自分のベッドに逃げ込んだ。*]

(458) 2010/09/03(Fri) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[逃げるように去って行く背。
 それを追う事も出来ずに、呆然と見詰めて。

 眸に焼きつくのは、傷ついたような色を隻眼に滲ませた、
 まるで捨て犬の様なドナルドの顔。

 ぎゅっと、手を握る]

 ドナルド……。

[名を呼ぶ声は届かない。
 ゆらり立ち上がり、重い足取りで部屋へと戻る。

 カーテンの閉じられた二段ベッドを見て、溜息を一つ]

(459) 2010/09/03(Fri) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

 何が在ったのか知らないけれど……
 君が不安に思う事が在るのならば、僕にも話して欲しい。

 また昨日みたいに、ミルクを入れてあげるから。だから――…

[ドナルドが彼への干渉を、居心地悪いと感じている事など露にも知らずにそう告げ、
 先程の傷ついた様な表情を思い出し、眸を閉じた。

 二段ベッドの下段をぎしりと軋ませて座る。
 返事が有っても無くても。
 暫くは其の侭、彼の傍にいる*心算*]

(460) 2010/09/03(Fri) 12時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>457
[部屋へと戻っていると、後ろから声を掛けられる。
先程少し聴こえた乞うような響きとも違うもの。
振り返った翡翠は、硝子玉と同じ無機質な色を宿して、
けれどもそれは直ぐに浮かべる笑みに隠される。]

…おはよう。
……練習してたの、聴こえてたよ。

[何も見ず、聴かなかったかのように謂って笑う。
そう、教えられてきたものに忠実に、従って。]

朝食は、まだ食べてないの…?

[謂いながら思い出す。
そういえば、ルーカスの部屋の前に荷を置いたままだ。]

(461) 2010/09/03(Fri) 12時頃

【人】 奏者 セシル

>>461

 聴こえてた?
 そっか……。うん、久しぶりだけど、なんか身体が覚えてるみたい。
 前の調子に戻るまでにそんなに時間はかからないと思う。

[振り返った瞬間の顔がなぜか少し気になったけど、すぐに笑ってくれたので、安心したように笑い返した。]

 うん、まだ食べてない。昨夜紅茶を飲んだきり…。

[そう答えてから、ポッケからハーモニカを出してフィリップに見せる。]

 これ、結構高いらしいから、あげられない。
 だから、フィル先輩の好きな曲、教えてくれないかな。

[それは、躊躇った口調だったけど、理由は久しぶりのハーモニカであることと、考えれば、吹いてあげる、といった行為が改めて恥ずかしいことかも、とも考えたもの。



 でも、忘れていた存在は、少し日常にほんのり色がついたから、その切欠になったその交換の約束は、彼にとって、とても大事な秘め事になっていた。]

(462) 2010/09/03(Fri) 12時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 12時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

うん、少しだけ。
…そっか、じゃあ交換できるのは早いかな。
サボるのは、ちゃんと聴こえてわかるからダメだよ?

[>>462翡翠はもう、何時もの色。何も変わりなく。
見せられるハーモニカにうんと、頷いて。]

それは高そうだから、貰えない。
…俺の好きな曲…?

[謂われてから少し目を瞬かせて首をかしぐ。
薄く開いた口がわなないて、それから緩く首を振る。
眉を下げて微苦笑を浮かべてからこめかみに指を当て]

…少し、調べさせて。
俺そういうの疎いから…曲名が思い出せない。
それまでは、後輩の好きな曲を練習して聴かせてよ。

[歌に自信がないから、歌ってみせることもできなかった。
けれどもセシルからの言葉は嬉しかったから、はにかむように笑ってから何かに気付いてセシルへと手を伸ばす。]

(463) 2010/09/03(Fri) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

>>463

 サボらないよ。好きなことだから。
 うん、夏季休暇中には必ず…。

[頷くフィリップにやっぱり笑んだ。]

 そっか、じゃ、今度教えて。
 それまでは、自分の好きな曲を弾くよ。

[またハーモニカをポッケに戻す。
 ふと伸びてきた手には、何だろうといった顔。]

(464) 2010/09/03(Fri) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>464

―――……

[そっと撫ぜたのは、少し乱れたセシルの髪。]

…髪くらい、梳かしてから出ておいでよ。

[その乱れは何が原因で作られたものなのか。
知っているけれども、知らないような口ぶりで。
触れた手は、すぐに離れて]

早く食べに行っておいで。
ああ…ルーカスが起きてるか、
食堂に行ったら確認しておいてくれる?

あと、俺の荷物…
ルーカスのところに置いてきちゃったから。
それもあとで届けるように、謂っておいて。

(465) 2010/09/03(Fri) 13時頃

【人】 奏者 セシル

>>465

[そっと髪にフィルの指が絡む。
 なぜか、瞬時、目を閉じた。]

 ああ、
               うん

[元々きっちりとした髪ではないけれど、それが気になるくらい乱れてたのなら、
 原因はさっきのことしか思いつかない。

 それを思い出して、微かに眉が寄った。もちろん、それをフィリップに告げるわけはない。]

 ありがとう。そうする。

[梳かしてから出るよ、と言った答えをして、食堂に促されれば、また頷いた。ルーカスには、普通にわかった、と答えてから…。]

 荷物?

[それはなんのことかわからない。]

(466) 2010/09/03(Fri) 13時頃

【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[今の時間なら殆どが食堂に居て、誰も自分のところには来ないだろう。
そう確信はしていても日中のこと、いつ何時何が起こるか知れない。その緊張感がいっそうを官能を煽った。

まずは窓を閉め切り、カーテンも下ろして。
扉の前に本の山を置いて、扉を開けてもすぐには入って来れないように。
入り口からは見えない位置の床にタオルを敷いて。
クローゼットの中から、いくつかの小道具を出して。
入念な下準備のあと、ようやく薄闇の中、ネクタイを毟り取る。

息苦しさは最早耐え難いほど。
はあ、と幼い唇から不釣合いな酷く濡れた溜息を零す。
急く手でかっちりと着込んだ制服を乱暴に脱いでいった。]

(467) 2010/09/03(Fri) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[――それから暫しの間。

じっとりと汗ばむような薄闇のなか。
くぐもった呻き声と衣擦れの音、何かを掻き混ぜるような濡れた響き。
やがて、それが途絶えて押し殺した呼吸音に変わる頃には、室内には濃密なかおりが満ちていた。]

(468) 2010/09/03(Fri) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>466

[目を閉じる姿には、ふ…と 吐息にも似た笑みが零れて。
微かに眉が寄る姿に、先程のことを問いはしない。
セシルが食堂へと向かうようならば引き止めずに、
翡翠が部屋へと戻ろうとすることに変わりはなく。]

うん、ルーカスの部屋に忘れてきてた。
あれがないと、……俺が困るから。

[使う日用品は全てそこに入っている。
荷のことを多くは謂わずに、そうとだけ謂うと
先程までセシルに触れていた指先が宙で遊ぶ。
小さく手を振って、見送る態だった。]

(469) 2010/09/03(Fri) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[準備にはあれだけ時間がかかるのに、終わるのはいつもあっという間だ。
しかもとても空しい気分になる。

息が整うとすぐにネクタイを足首から解いて、床から立ち上がった。
官能の夢から覚めるたびに襲われる倦怠感と戦いながら、そそくさと身仕舞いをする。
毎度のことなので手馴れたものだ。
まだタイは締めず、第一ボタンを外したまま窓辺に行って、カーテンを開いて大きく窓を開ける。
眩しい夏の日差しと新鮮な空気が一気に室内に入ってきて、白けた気分が余計に募った。
そのまま窓枠に両手をついて、ぼんやりと明るく光る夏の雲と白々しいほど真っ青な空を眺めた。]

(470) 2010/09/03(Fri) 14時頃

ロビンは、「あーあ」と呟いた。陽光を反射して光る眼鏡に隠れて表情は見えない。

2010/09/03(Fri) 14時頃


【人】 奏者 セシル

>>469

 ルーカスの部屋に?困るもの?

[ますますわからないけど、
 それはルーカスとフィルの秘め事なんだろうか。
 そう考えた時、どこかが少し冷たくなった気もしたけど、自分でもよくわからない。]

 うん、わかった、ルーカスに会ったら伝える。

[でもそれ以上訊くのも憚られたので、そのまま、じゃ、と踵を返し、食堂に向かう。]

(471) 2010/09/03(Fri) 14時頃

【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―


[食堂の席につけば、おなかがくぅ、と鳴った。
 寮のおばちゃんが、その音を聞いたのか、苦笑い。それに苦笑いを返す。

 出てきた料理は文句を言わず食べていた。*]

(472) 2010/09/03(Fri) 14時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 14時頃


【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[どのくらいそうしていたのか。
ふと室内を振り返って、]

……洗い物増えちゃったな。

[長い溜息をつくと、床に散らばって落ちている布を拾い上げに戻った。
汚れたタオルと唾液で湿ったハンカチを、一度下洗いしようと洗面所に向かった。]

(473) 2010/09/03(Fri) 14時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 14時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―――… ……

[セシルの姿を見送ると、翡翠から笑みは消えて。
その姿はまた寮へと溶け込んでいく。
あまりに自然で、声を掛けるのも忘れるくらいに。

ぽけっとに手を入れればから…と小さな音。
大事な硝子玉は部屋でも荷でもなく、其処に納まっている。
部屋に戻るまでに、誰かとすれ違うことはあっただろうか。
普段と違う様に、翡翠は気付いてしまったかもしれず…。**]

(474) 2010/09/03(Fri) 14時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 14時頃


【人】 本屋 ベネット

― 自室 ―

[ベッドの下段に座ったまま、彼の返事を待っている。
 暫しそのまま待っていたけれど、酷く心が疲れていた事もあってか、
 ぎし…とベッドのスプリングの音を鳴らして、いつの間にかその身体は横になっていた]

 ……ドナ、ル…ド……。

[途切れがちに名前を呼ぶも、意識はすでに眠りの中に。

 無防備に制服のシャツの少し乱れた襟元から白い首を覗かせ、
 少年は規則正しい呼吸を繰り返している**]

(475) 2010/09/03(Fri) 14時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 14時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

[そこに誰が居たとしても、寄ることなく。
独り席に座り、中途半端な時間の食事を取る。
食事を受け取る際、食堂員の年配のご婦人には「あら、珍しいわね」などと、謂われもしたか。

物憂げに半眼に閉じられた紫の下。
食事が減るスピードは常になく遅い。

と、聴こえた音に視線が上がる。]

 ―――……セシル、相席佳いか?

[尋ねながらも有無を謂わさない調子で、真正面の席へと移った。
用件は語らずとも識れようか……―――今朝方己の部屋の前でのことと。セシル本人への口止めと、ロビンがどこまで悟っているか、それができれば席を立つ気で。

とりあえずは、彼が食事を終えるのを待とうと、ディーンも己の食事を進めた*]

(476) 2010/09/03(Fri) 14時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 14時半頃


小悪党 ドナルドがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(小悪党 ドナルドは村を出ました)


小悪党 ドナルドが参加しました。


【人】 小悪党 ドナルド

─ 自室 ─
[狭い寝台に小さく小さく身を丸めて、本当にこのまま縮んで消えてしまえたら良いのに。
胸の中に秘めた、どす黒く凶暴なケダモノ。
それを飼い慣らす術を発展途上の魂は知らない。

自分もあいつらと同じ汚らわしい生き物なのだと気付くたび酷く惨めで。
高潔で慈愛に満ちた同室の彼に、気遣われるたびに胸が痛む。

歳不相応に育った体躯と共に持て余す衝動。
慎ましく抑える術も知らず、高潔な彼の傍では、こっそり発散させて捨てるなんてできない。
気まずい自己嫌悪は日増しに募るばかりだ。]

(477) 2010/09/03(Fri) 15時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

>>408>>409

[木漏れ日の下での眠りがラルフに取ってつかの間の安息であったのは、零れるように落ちた手を、受け止める他者の手があり、そして、セシルの膝に抱かれて眠った所為だったかもしれない。

 「フィル先輩、やっぱ子守唄のほうがいいんだろうか?
  ラルフもそう?」

 「子守唄は好きじゃない、よ。
  あくまで……俺はだけ、ども。」

 フィリップは分からない。その時のラルフが思い浮かべた旋律は、子守唄ではなく何故か、賛美歌312番。眠りが意識を混濁させていた。

  いつくしみ深き 友なるイエスは
  罪とが憂いを 取り去り給う
  心の嘆きを 包まず述べて
  などかは下ろさぬ 負える重荷を。

 与えられた慈しみには気付かぬまま、意識の無いままそれを食んだ。
 ラルフは目を醒まして。──それから。]

(478) 2010/09/03(Fri) 16時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

>>413

[目の前には主の教えを口にするベネットが居た。
 「個々が感じている 苦しさとか痛みは他人には実感出来ない>>401」ラルフがベネットに言った言葉を要約するならば、目の前の苦しげなベネットを見てもラルフは何も痛みはしないと言う事だ。

 「最初から理解し合う事を諦めていたら、きっと誰も救えない、から……。>>413」それがベネットの答え。ラルフのベネットへ向けた淡々とした眼差しは、侮蔑を孕んだものに変化する。透ける情欲を感じ取りながら、]

──ふうん。
君は、そう言う姿を人に見せて
誰かに救ってもらいたいの?
そう言う都合の良い救済があると思ってるなら──

思ってるならだけど、


 醜 い よね。

(479) 2010/09/03(Fri) 16時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[顰められるラルフの眉。
 弱った態度を見せて同情を引く、憐れみや愛情を乞う、やさしさや庇護をくれそうな相手を嗅ぎ分けて甘えると言うのは、ラルフにとっては許せない事柄だった。これだけ不幸だから愛してくれと言うのは、とてもとても、気持ちが悪い。

 そして、その言葉は自分自身にも向けられるべきナイフの切っ先。]

(480) 2010/09/03(Fri) 16時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

>>421
1人で、倒れたりしないし、
水を取りに行くだけだし。

[歩きはじめると、赤と緑のインクが染みて混じりあう奇妙な模様が視界に混じる。ロールシャッハーテストを受けているかのよう。つまり、まだフラついていると言う事だったが、付き添ってくれているディーンに状態を悟られるのが嫌で、何でもない表情を浮かべる。真っ直ぐ歩く努力はおそらく成功する。
 身長だけではない、脆弱でない肉体が欲しい。自分は足りない。
 それから、弱さに甘えない精神が。]

じゃあ。
ユーリィの話をするかは、
トニーの様子を見てからが良いかな。

── 嗚呼、
中等部の彼等は兎も角、
ディーンみたいな人が同室者と揉めるなんて少し意外だった。

[トラブルとは言え、一晩の同室が嬉しいと言う事は後ろめたくて言えない。サイラスと上手く行かないなら、俺で良ければ彼と話をするとも、生真面目な調子で言って別れた。]

(481) 2010/09/03(Fri) 16時頃

ラルフは、ディーンと別れる時、自然を装ってディーンの腕をぽんと叩いた。

2010/09/03(Fri) 16時頃


【人】 小悪党 ドナルド

…ほっといてくれよ。頼むから…

[小さく漏らす拒絶の声は届いたか否か。

情けをかけられるたびに、自分の惨めさに気付いてしまうから。

半端で萎えてしまった欲望はただただ自分を苦しめるだけ。]

(482) 2010/09/03(Fri) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

― 自室 ―

[規則正しい呼吸を繰り返しながら、少年は夢を見ていた。
 中庭でのやり取りを夢は辿る。

 心まで溶かしてしまう様な夏の日差しのせいか、ラルフの銀灰の眸は影になってよく見えない。
 だけどその声は、痛いほどに耳に届いた]

 ……そう言う姿?

[緩く首を傾ぐ。そして続く言葉には……微かに笑んで]

(483) 2010/09/03(Fri) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

 そうだね……僕は、とても、醜い。

[すれ違う瞬間に呟いた声はラルフに届いただろうか]

 だからこそ……忠実なしもべで在り続けたかったのに。
 それももう、出来そうに……ないよ。

[音に出さず、唇だけが言葉を紡ぐ。
 苦しげに俯いていたから、それは誰にも届かずに。
 中庭の地面に落ちて溶けて行った]

(484) 2010/09/03(Fri) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

― 自室 ―

[ドナルドの拒絶する言葉すら知らずに、
 少年は自分の罪を夢に見、その柳眉を苦しげに僅かに潜めていた。

 潔癖だと彼が思っている自分が、その実一番欲深いのだと。
 彼は未だ知らないから―――**]

(485) 2010/09/03(Fri) 16時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ 水場 ─

[台所で食堂の人間と口をきくのが億劫に思えて、まずは1人で水場へ向かう。
 淡々と水道の蛇口を捻り、ぬるい水をむさぼり飲む。喉に水がつかえる。唾液まじりの透明な液体を吐き出すと心地良さを感じる。熱された頭を冷やすように顔を洗い、それでも足らず頭から水を被った。]


──…ッ く 

 厭 だ。

[何がそれほどまでに受け入れ難いのか、よく分からなかった。

 廊下を歩いていて縺れた頼りない脚だろうか。
 それとも、簡単に頭痛を感じだした頭だろうか。
 空腹による小さな吐き気だろうか。
 ディーンが前髪に触れた時のあの──浮遊するような感覚だろうか。
 何故だか分からない、ベネットの姿をみて何も分からないにも関わらず、鏡を見ているような心地がした事だろうか。ベネットがラルフの言葉に「そうだね」と微笑と肯定を返した事だろうか。]

(486) 2010/09/03(Fri) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―
>>476
[食事を摂っていると、声をかけられて、見ると瞬く。]

 ――…ディーン先輩
 ええと、ああ、どぞ。

[答えた言葉は食べながらだったので、小さかったけど、
 正面に座って丁寧に食事をするディーンをまじまじと見ることになる。

 というか少し、既視感を覚えたのは、昨夜紅茶を飲んだのが同じ席だったからか。]

 ええと、さっきと服、違いますね。

[それからしばらく無言で食事をしたあと、粗方食べ終えれば、そんなことを言って、
 それはさっきのその後がどうなったかわかっている、という暗喩だったけど…。]

 コーヒー、ブラックでよかったです?

[注いできますよと、席を立つ。**]

(487) 2010/09/03(Fri) 16時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[頭から水をぽたぽたと滴らせながら、洗面所の壁にもたれかかる。
 頭を空白にするために何を考えようか。と、何故か食事の時間に、タオルとハンカチを持って洗面所にやってきたロビンに気付いて、眼差しを向けた。]

──……
今日の洗濯、もうとっくに終わってるけど**。

(488) 2010/09/03(Fri) 16時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 16時半頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 17時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[聞こえてきた寝息に、そっと様子を伺う。
苦しげに眉を寄せた無防備な寝顔にどきりとする。
いっそ、襲って穢してしまえばこんな後ろめたい気持ちに成らずに済むだろうか?

そんな思いを押しとどめ、ナップサックに詰め込む水着とタオル。
今ならすいているだろう校庭のプールへと、逃げるように向かった。

いまは、どうにかしてその火照る身体を冷やしたかったから。]

(489) 2010/09/03(Fri) 17時頃

【人】 会計士 ディーン

― 食堂 ―

[食事を取る最中、水を口にしたところで、ふっと思い出すのはラルフ。彼は無事に水を得れただろうかと思い馳せることで、思考の流れはラルフとベネットの会話へと移行する。

ラルフのベネットに向ける口調は、ディーンにとって意外なものだった。そのような一面があると噂で聴く事はあったとしても、ディーンの前のラルフにそれを感じたことは無い。密やかに丸くした紫は2人に気取られることはなかったか。

何も口を挟めないまま、すれ違い様にベネットからラルフに囁かれた言葉も拾えぬまま]

 ―――……諦めという言葉が使えぬ時も、あるということさ。

[ラルフと別れ際の会話、トニーの件には是と、サイラスの件には是とも否とも応えずに。
そして、別れ前、ラルフから腕に触れられたことに、再びの驚きを感じた事は悟られずに在れただろうか。]

(490) 2010/09/03(Fri) 17時頃

【人】 会計士 ディーン


 救い、か……―――

[ベネットへと振り返る前、小さく零した言の葉に篭る感情は、痛みにも似ていた。
と、セシルより掛かる声に、思考が今に戻る。]

 嗚呼、珈琲ならブラックだな。
 ―――……飲むならお前の部屋に行かないか?

[暗に判ってると告げた相手に、片方の眉を上げ此方も暗に2人きりで話がしたいと告げる。
セシルが珈琲を注ぐ間に、2人分の食べ終わった食器を片した*]

(491) 2010/09/03(Fri) 17時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[汚れ物を腕に抱えて、ランドリーに向かってとてとてと。
途中フィリップとすれ違ったので、遅い朝の挨拶をした。(>>474
フィリップが急に帰省を取り止めた事も、中庭だの廊下だのでの先輩方のあれこれも知らないから、至極平和なものだ。
いつものことながら、一人遊びの痕跡を悟られないかと少しだけ緊張したけれど。]

(492) 2010/09/03(Fri) 17時頃

【人】 執事見習い ロビン

―洗面所―>>488
[入っていきなり目に飛び込んできた、頭から水滴を滴らせつつ壁に凭れかかるラルフの姿にギョッとして、一瞬立ち竦む。
こちらに向けられたラルフの視線、掛けられた声に篭った色。
何とか気を取り直して、平静を装い、少し離れてタオルを洗い始めた。]

――汚れ物、忘れてたのが見つかったんで。
明日の洗濯に回します。

[ラルフの方は見ずに答えた。
緊張を押し隠した横顔と平板な声。]

(493) 2010/09/03(Fri) 17時頃

ロビンは、ラルフに話の続きを促した。

2010/09/03(Fri) 17時頃


ロビンは、ラルフに話の続きを促した。

2010/09/03(Fri) 17時頃


ロビンは、ラルフに話の続きを促した。

2010/09/03(Fri) 17時頃


ドナルドは、プール独り占め。ざぶざぶ。*

2010/09/03(Fri) 17時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―廊下―

…洗濯?

[帰省するはずだったことを、多くに謂うつもりもなく。
荷物もまだ後輩の部屋の前に置き去りのまま、
だから部屋へ向かう姿は何時もと変わらない。
ロビンにそう声を掛けた時に気付いた訳ではなく]

随分と、少ないね?

[夏場にしては。そう思ったから口にして。
ラルフに向けたものと同じ返事が返ってくるのだろうか。]

(494) 2010/09/03(Fri) 17時頃

【人】 執事見習い ロビン

>>494
[意外なところからの詮索に一瞬言葉を詰まらせたけれども]

……殆どもう朝のうちに出しちゃってますから。
これは出し忘れてた分。

[つらつらと言葉が出てくるのは、こういうことは初めてではないから。
立ち止まったら不味いと判断し、振り返らずにまっすぐ洗面所に向かったのだった。]

(495) 2010/09/03(Fri) 17時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―洗面所―
[…ということがあった後での再びの詮索は、予期していなかったところからだから、結構心臓が踊る。
ラルフがただならぬ様子なのも気懸かりでしょうがない。
とにかく早く済まそうと、無言でせっせと水洗いしている。]

(496) 2010/09/03(Fri) 17時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ふうん、相槌を打つ間にも後輩は真っ直ぐと振り返りもせず。
何時ものようでいて、逃げているようにも見える姿。
翡翠は少しだけ、細められて。]

…今は夏だから、さ。
もっと、タオル使うといいよ。

…汗拭くのとかにさ。

[去る背中に、潜むように控えめな声。
何かを教えてあげるかのような、そんな声。
きっと振り返らないのだろう後輩の姿を見送ると部屋へと戻る。]

(497) 2010/09/03(Fri) 18時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

におうよ。

[手洗いの洗濯をはじめたロビンに向かって、淡々とした声で言う。それは手洗いした洗濯物を仮干しせず、そのまま洗濯籠に入れた場合の話だったが、補足説明をするには、平常な親切心が今のラルフには欠けていた。]

(498) 2010/09/03(Fri) 18時頃

【人】 執事見習い ロビン

―洗面所―
[別にバレても恥ずかしいことはない、と思う。多分。
それが、よくある類の生理現象とごく一般的な欲求の発散なら。

――そうでないから問題なのだけれど。


まあでも多分、現場を見られない限りきっと気付かれはしない。]

(499) 2010/09/03(Fri) 18時頃

【人】 執事見習い ロビン

―洗面所―>>498
[うっと息を詰まらせる。
そんなに分かるほど臭うものなのか?
思わず臭いを嗅ごうと鼻を鳴らしてしまうが、分かる筈もない。]

(500) 2010/09/03(Fri) 18時頃

【人】 執事見習い ロビン

[恐る恐る目を向け、ラルフの顔色を窺う。
蛇口から流しっぱなしの水音が洗面所にこだまする。]

(501) 2010/09/03(Fri) 18時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 18時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―自室―
[むわっと、扉を開けた途端に蒸し暑い空気が流れる。
一人いない分隙間の空いた部屋に入るとまずは窓を開ける。

あまり暑さは変わらない、
けれども入り込む新鮮な空気と僅かばかりの風。
裏庭の草の青臭さと、照りつける太陽の香を大きく吸い込む。
ゆっくりと、息を吐いて身体の空気の循環をさせる。
部屋の場所から薔薇の花の色は見えない、広がる蒼。
窓縁に凭れて外を見ると取り出すのは硝子玉。
翡翠の鳥の球ではなく、赤と青の混じるセシルに見せた球]

……どうしてだろうね。

[その中を覗き込むと見える色は赤。
思い出すのはセシルではなく、泣きそうだったもう一人の後輩。
きらきらと光に反射する色は硝子玉の色よりもう少し暗い。
あの手が潰したのは、彼の髪の色と同じ赤。]

(502) 2010/09/03(Fri) 18時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ロビンに首を傾ける。洗濯当番では無いのだがと思いながら、絞り方を伝えるべく、流れっぱなしの水道の方へ近付いて行く。ラルフが歩くと、水滴が落ちた。]

今じゃ無くて、絞らなかったり、仮干しせず洗濯籠に入れたらだよ。皆、良くやる。

俺の顔に何か付いてる?
それとも……、

[何か後ろめたい事でもあるの、と濡れた洗濯物に手を伸ばしながら、冗談にしては沈んだままの声で尋ねた。]

(503) 2010/09/03(Fri) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―
>>491

 部屋?
 ――……いいですよ。

[コーヒーを注ぐ前に、部屋にといわれて了承する。
 考えれば、人がいないといえども、食堂でする話でもないと思ったし…。

 食器を片してくれるディーンに礼をしつつ、自分もブラックのコーヒーをマグに入れて、そのまま食堂の出口に向かう。]


→自室へ

(504) 2010/09/03(Fri) 18時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 18時半頃


【人】 執事見習い ロビン

>>503
[ああ、と少し安堵して頷いた。
しかし、やっぱり陰鬱な調子の先輩は気味が悪い。
しかも洗濯物に手を伸ばされて、いっそう慌てた。]

あ、自分のですから!
先輩にそんなことさせられないです!!

[「後ろめたい」云々は敢えて触れず、隠すように遠ざける。
もし心拍音が他人に聞こえるなら、さっきから急ピッチで鳴りっ放しだ。]

……何で濡れたままなのかな、と思って。
頭、拭かなくていいんですか?

[話題を変えようと取ってつけたように問うた。]

(505) 2010/09/03(Fri) 18時半頃

執事見習い ロビンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(執事見習い ロビンは村を出ました)


【人】 鳥使い フィリップ

[きらきらと日の光を浴びる硝子玉をつまんで空に翳す。
赤と青混じるその中を覗き込んで、そっと翡翠を細め。

…誰にも謂っていないから、誰にも気付かれていない。
ぽっかりと空いた大きな空洞がある。
それはこの部屋に、硝子玉の中に、翡翠の心の中に。

赤と青が混じる世界は、無機質の世界。
蒼い空の下へ、夜の星空へ翳すことで違う世界が現れる。]


…調べに行かなきゃ。


[本を調べれば見つかるだろうか、それとも楽譜か。
どうやればあの曲の名前を探すことができるのか。
さっき後輩に訊いておくべきだった。
翡翠には今何が映っているのか。
硝子越しに映る蒼はきらきらと輝いて…少しだけ、歪んで。*]

(506) 2010/09/03(Fri) 19時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 19時頃


執事見習い ロビンが参加しました。


【人】 執事見習い ロビン

―洗面所―
[恐怖、と言うよりは不安、だと思う。
一刻も早くここから抜け出したい気持ちが高まるのだが、不自然にならないように…と思うと身動きが取れない。
ラルフに手出しされるないようにと、焦りつつタオルを一枚ずつ絞って洗面台の端に乗せていく。*]

(507) 2010/09/03(Fri) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

―食堂―

[端のほうにいたため話す二人にはその存在を気づかれなかったのは
 幸いか、不幸か。朝食をぱくつきながら二人が立ち去った後
 思わず、頭に手をやり呟いた]



    ま  ぢ  い  …



[なにがって、この場合、自分の悪友であるセシルの同室者件保護者だ。
 頼まれていたことを思い出し、癖のあるプラチナブロンドをくしゃくしゃと掻く]

(508) 2010/09/03(Fri) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

あいつ、怒り狂うぞ…よりによって俺が原因だから拳の一つ二つは覚悟か…。
奴さんも殴られるだろうけど…。

頼むからせめて痕は残すなよ…おい…。

ああ、もう、いざとなったら俺が口止めやるからお前は余計なことスンナと
はっきり牽制しておくんだったー…。

何のために俺だけが許可というか監視役頼まれたかわかりゃしねー…。

[さらにまずいことにちょっとした親切心が思わぬところで火種になっている
 なんて当人はまだ預かり知らぬ所なのだった]

(509) 2010/09/03(Fri) 19時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 19時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 19時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 19時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時頃


【人】 会計士 ディーン

― 食堂からセシルの部屋へ ―

 嗚呼、私の分は自分で持とう。

[食堂の出口でセシルと合流すると、自分の分のマグを受け取る。
出口から外へ出る際、チラリとモノクルのレンズで彩度の下がった紫が食堂の端にいたサイラスをねめつけた。

相手は気が付いていないと思っていたようだが、人少ない食堂で隠れていられると思う方が間違いだろう。]

 ―――……あの莫迦が。

[ボソリと呟く言の葉は、まるで去った後のサイラスの独り語とをきいていたかのよう。サイラスの心配は見当違いだということは、今までのディーンの動向がバレていなかったことに起因する。

―――……所謂住み分けというもの。
少なくとも、ディーンの方から彼らのテリトリーに手を伸ばすことは今までない。そも、自ら誘うということはディーンはしない。
セシルは彼らの領域にあると把握している。万が一がなければ間違いは起こらないだろう―――……万が一が起こらなければ。]

(510) 2010/09/03(Fri) 20時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時半頃


【人】 奏者 セシル

― 自室・セシルの部屋 ―

[部屋に戻ると、開けっ放しの窓にカーテンが踊っている。夏季休暇に入って一人きりの部屋。どことなく散れてはいるが同室者がいるときよりは綺麗なほうだ。]

 床でいい?

[ディーンも入れば扉は閉める。
 コーヒーは机に置くのではなく、椅子にマグはおいて座り込んだ。
 敷いてあるラグの上には、いろんな染みが残っている。昨日のスコッチは零れなかったので香ってはこないが…。]

(511) 2010/09/03(Fri) 20時半頃

【人】 奏者 セシル

 で、何?



 サイラスとのことなら、何も言わないよ。
 むしろ、そんなことしたら、自分の首絞めかねないし…。

[そして、コーヒーを飲んだ。]

(512) 2010/09/03(Fri) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―食堂―

[ころ、ころ、からり]

[ポケットの中で硝子玉が音を鳴らす。
曲を調べに行く前に、向かったのは食堂だった。
朝は呼ばれて直ぐに出て行ったから何も食べておらず、
セシルやディーンとは入れ違いになるのだろうか。]

――…朝からなんて顔してるの。

[そう呟いたのは、残る同級生の顔を見て。]

なんか、とんでもないこと
やらかした時みたいな顔してる。

[くしゃくしゃになったプラチナブロンドへと
そう呟くと、飲み物を取りに行く。]

(513) 2010/09/03(Fri) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

 嗚呼、床で構わんよ。

[辿り着いた場所、促されるままラグの上に座る。
なんとなく幾多あるシミを追いながら、一口珈琲を啜った。
そうしながら思い浮かべるのは、セシルの相方のこと。
彼とは属するグループが違うこともあり、サイラスという接点がなければ取り立てて話す仲ではない。]

 ―――……お前、判っていたなら止めてくれ。
 私が仮初、初めてであったら、トラウマになるところだぞ。

[セシルの言葉に視線を上げ、苦言を一つ吐く位は赦されるだろうか。何も謂わないということに、安堵の息を吐き、眉間に皺を寄せる。]

 ロビンの方は大丈夫だろうか。
 さすがに、アレに白い眼で見られるのは堪える。

[一番問いたかったのはそこだと、言の葉を紡いだ。]

(514) 2010/09/03(Fri) 20時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 20時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―食堂―

[声だけは気づいたか、いつもならここの主と化している同級生に
 気だるげに言葉を返す]

……ああ、そんなところ…。いまさらながら別の問題を
引き起こさないかと心配しているところだ……。

まあ、あいつのことだし妙なことでもなければ、大丈夫だと思うんだがー。

[気を落ち着かせようと麦茶をごくんと一口飲んでごまかそうとした]

(515) 2010/09/03(Fri) 20時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

─ 自室前廊下 ─

ん?何だ、これは?

[結局二度寝をしたら、案の定寝坊してしまった。
あわて気味に身支度をして部屋を出ようとして、何かが足に当たる。]

……鞄、か。誰のだろう?

[手にとって、首を傾げる。]

(516) 2010/09/03(Fri) 21時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 21時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―食堂―
>>515
[朝飲むものはここに入ったときから変わらない。
ミルク多めのカフェオレ、砂糖抜き。
冷たいミルクで少しぬるくなったまぐを啜る。
気だるげな同級生に、緩く首を傾げて]

…別の問題?
何かやらかしたのは、サイラスじゃないんだ?

[トーストが焼けるのを今は待っている。
椅子二つ分、離れた席に座ってマグを啜り]

サイラスが焦るような奴って誰だろね…、珍しい。
…何をしでかしたのかって、訊いていいの?

[同級生とは裏腹、そう慌てた様子でもなく翡翠が見て。]

(517) 2010/09/03(Fri) 21時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 21時頃


【人】 奏者 セシル

>>514

 だから、止めた  よ。

[ドアを開けないように、あれでも止めていたことは確か。]

 でも、多分、何やっても、先輩入っていったよね。あれだけ不審なのに、怖がってなかった。


            だから、もう、いいんだって思ったのもある。

[そう答えて、また啜る。]

 トラウマになってないの?
 じゃ、経験あるんだ。

[ぽそ…と続けて…]

 ――…

(518) 2010/09/03(Fri) 21時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 21時頃


【人】 奏者 セシル

 ロビンは、どうだろう。
 大丈夫だと思うけど……あのあと、すぐに別れたからよくわからない。

 でも、ロビンは先輩のことは、そんなんじゃないと思っているし。
 下手に聞くより、何事もなかったように振舞ったほうがいいんじゃないかな。

[と、ロビンのことはそう述べて、
 また、黙り込む……。]

 ……そう考えると、
 やっぱり、先輩とサイラスに変な噂がたつとしたら、オレからになるのかな。

[何気なく、でも、少し悪戯っぽく笑いかける。]

(519) 2010/09/03(Fri) 21時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

ここでぼけっと突っ立っていても意味はないな。

[正直、あまり食欲はないのだが、食堂にでも行って、誰か持ち主を知っている者を見つけに行った方が良いだろう。

やれやれ、と肩を竦めると、再び歩き出す。]


─ →食堂 ─

(520) 2010/09/03(Fri) 21時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

>>505>>507
[自身の濡れた髪を摘む。]

──……
日射病になりそうだったから、水で冷やしただけ。
タオルを取りに部屋に戻った方が良いんだろうね。

[タオルを絞る手伝いはロビンに拒まれ、ラルフは僅かに不審そうに首を傾ける。
 絞り終えて並べられるタオルは至って普通の品だと思うのだが。どうして、今、洗い忘れていたタオルの洗濯なのだろうと、違和感が残った。
 それ以上、追求する事は無いけれど*。]

(521) 2010/09/03(Fri) 21時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 21時頃


会計士 ディーンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(会計士 ディーンは村を出ました)


会計士 ディーンが参加しました。


【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

 確かに不審だったが
 サイラスが不審なのは、いつもの事だろう。

[酷い謂いようで、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ]

 それに、だ。
 私は、アレにそういう対象として見られてるなど
 露とも思っていなかった。

 嗚呼、一言、襲われると謂ってくれたなら
 ―――……否、それでも入ったろうな。

[結局は、結果は一緒だったかと、深い溜息を吐く。
ふと、もしかして、己はそう謂う面に関して、思いの外鈍いのだろうかと、驚愕の事実を発見してしまったことで、トラウマ云々には、沈黙しか返せなかった。]

(522) 2010/09/03(Fri) 21時頃

【人】 会計士 ディーン

 そうか、ではロビンに関してはそのように振る舞おう。
 
 ―――……噂にならんことを祈っているよ。
 私は後数か月を滞りなく過ごして、此処を出たい。

[悪戯な笑みに、疲れ切ったような貌で言の葉を返した。]

(523) 2010/09/03(Fri) 21時頃

【人】 奏者 セシル

>>523

 滞りなく、か。
 ……にしては、

[疲れきった様子をカップのふちに口をつけたまま見上げる。]

 アンタ、もう、手遅れじゃない?

[先輩…の呼び名が、気安いものに変わった。
 それは、親しげになったともいうけど、己と同格に落ちたね、という意味あい…。]

 ねぇ、



           いろいろ諦めたってそういうこと?

[昨晩の会話を思い出しながら。]

(524) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

─ →食堂 ─

すみません、どなたかこれの持ち主が誰なのか知ってる人はいませんか?


[ただでさえ長期休暇中で、寮に残る学生は少ない。ましてや、朝食の時間ぎりぎりともなると、ポツリポツリとしか人影がなく。]

「……こいつは、知ってる奴が見つからなかったら、早めに小母さんに預けた方がいいだろうな」

(525) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

ルーカスは、手にした鞄を目の上の高さまで掲げた。

2010/09/03(Fri) 21時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―食堂―

あ、たいしたことない。おれが少々やらかしたもんで。
それがらみで悪友に頼まれてたことが少々まずくなったってこと。

まあ、万が一、ひょっとしたら、で責任問題になりそうでなー。
大丈夫だとは思うんだがー。

[サイラスと悪友のこの寮内での裏権力は同級生なら知ってるはず。
 下級生に対して妙な「可愛がり」をしでかす様な奴は
 大概寮内、不良の双璧といわれるこの二人には勝てないのだ。
 サイラスのアレな趣味もあって頭も上がらないのが普通なので、
 この二人の保護下にある奴(つまりはセシルとか)が安心保障されて
 いるのは寮内では有名な話。こいつと悪友が絡む話と聞けば寮内大方は
 引き下がる―――はずである。]

(526) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

[気安くなった呼び名を注意することはない。
見上げてくる様子を紫に収めながら、珈琲を啜る。
湯気で曇るモノクルの硝子レンズは、まるで己の心のようだと思う。]

 滞りなく終えれるはずだったんだかな。
 火遊びにしても、サイラスにも
 今までばれぬ範囲でしかしていない。

 しかし
 ―――……火遊びを識れば、識らなかった頃には戻れない。

 諦めとは、結局はそういうことなのだろうな。

[マグを置き、湯気でなく曇る紫を相手の眼に合わせた。]

(527) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―食堂―

……何やらかしたの…?
たいしたことないんなら、話せると思うけれど。

[ある程度までは話すのに肝心の部分を
はぐらかそうとする同級生に臆面もなくそう訊く。
裏権力を知らないわけではなく、サイラスのことも
もう一人の同級生のことも知っているけれども。
同室の生徒が卒業してからはどこにも属することなく、
一人でいることの多くなった翡翠の色は、
話すのならきちんと話せと謂わんばかりにサイラスを見て。]

(528) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―洗面所―>>521

いくら暑いからって、濡れっぱなしで歩いたら廊下が水浸しになりますよ……

[受け答えのどこが不味かったのか。そもそもタオルを洗っていること自体がいけなかったのか。
何とはなしに不審の眼差しで見られていることだけは感じる。
腋の下に厭ーな汗をかきつつ、心臓の踊る時間が過ぎ。
最後にハンカチを洗い終えてやっと下洗いが完了した時にはホッとした。]

じゃあ干してきますね。
また後で……

[逃げたと見られないように、敢えてゆっくりと絞ったタオル類を抱えて洗面所を出た。]

(529) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

>>527

 そっか。火遊び……嫌じゃないんだ。
 でも、サイラスの件は、こうやって心配してるんだな。



 優等生って呼ばれなくなるのは、やっぱり困る?

[コーヒーは椅子に置く。
 そして、手短にあったハンカチを持つと、ディーンの貌ににじり寄った。]

 ねぇ、アレのあと、世界はどう見えた?

[手を伸ばして、モノクルの曇りを拭き取った。]

(530) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>525

…あ、俺の。

[食堂に現れた後輩は、先程起こしに行った生徒。
見覚えのある鞄を掲げられると小さく手を挙げる。
こくり、白に色の近いカフェオレを飲むと喉が鳴って。]

……まさか今起きてきたの?
あれだけ起こしたのに。

なんか、夜遊びでもしてた?

[翡翠を細めて、ルーカスにそう笑ってから
傍に居るサイラスをちらりと見る。
人が増えたので、無理に話さなくてもいいというしるし。
それがなくとも、話したかはわからないけれど。]

(531) 2010/09/03(Fri) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

 今回の件は、サイラスが悪いだろう。
 少なくとも、お前にバレるようなことをした。

 ―――……火遊びは秘め事だから、佳い。

 それに、確かに《優等生》でなくなるのは困る。

[困ると謂った時に、左眼を気にする仕草を。
優等生であるのも、火遊びを覚えてしまったのも、この左眼に理由があると識っているのは、ディーン本人のみ。

と、曇る視界に近寄る影。一瞬身を引きかけて、けれど怪訝な表情を浮かべてセシルがするに任せ]

 ―――……何も変わらないさ。おそらくな。
 ただ、徐々に曇って見えて行くだけ。
 そして、それを望まないのに、望んでしまうだけだ。

[根本的なものは何も変わらないと、質問に薄く微笑んだ。]

(532) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

―食堂―
[あーと天井を仰ぎ見る仕草。ちょっと口を滑らせたなと思うのは
 言うまでもなく]

…皆まで言うと余計まずいことになりそうなんでな。察してくれ。

>>531にうん、と軽く頷いた]

(533) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

―廊下―
[洗濯物を抱えてとてててと廊下を早足で歩くのは、少しでも遠ざかりたかったから。

……ラルフとふたりきりだったあの空間、自分が懼れていたのは、彼に良からぬことをされはしまいかという被害妄想、

そして何より、

自分の妄想が妄想と知りつつ、現実になってしまうこと。]

(534) 2010/09/03(Fri) 22時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 22時頃


【人】 鳥使い フィリップ


……、
…これ、貸しにしとくね。

[>>533同級生の姿に何も思い浮かばないわけではないけれど。
そう謂って、それ以上をこの場所では詮索はしない。]

(535) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

『(>>531)あ、俺の』

[声のした方を見ると、上級生が二人。手を挙げているところをみると、この忘れ物の持ち主はフィリップのようだ。]

先輩の鞄なんですか、これ。

何でまた、僕の部屋の前なんかに?

[歩み寄って、鞄を本来の所有者に手渡す。問いかけは、自分への問いで返された。]


夜遊びって……。変な時間に目が覚めたもんだから、寝坊しただけですよ。

[苦笑いしつつ答える。]

(536) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

>>536

うん、俺の。

一度家に帰ろうと思ってさ、
荷物まとめてたんだけれど…、…
ちょっと色々あって…戻ってあそこに置き忘れてた。
ごめん。ありがと…
…また、一度部屋に戻らなきゃ。

[戻ってから後のことは少し説明が面倒で、
色々という便利な言葉を使って省く。
手渡された鞄は少し重みがあって。
また一度あの部屋に戻ることを考えると
少しだけうんざりしてしまって小さな溜息が出た。]

随分と眠り込んでたみたいだから。
変な時間、幽霊の気配でも感じた?

[苦笑いには翡翠を細めて。マグの中を空にする。]

(537) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 奏者 セシル

>>532

 そう

 そうだね。望まないけど…触れられたら、反応しちゃう?
 だって、触れられるのは、気持ちいいからね。
 でも、だから、

 そんなに簡単に触れちゃいけないこともわかる。

[モノクルを拭いた布はまた椅子に戻して…。]

 一方的に秘密握ってるのって、結局はあまりよくないよね。
 それとも、オレのこと、そんなに信じられる?

(538) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[フィリップの連れにチラリと視線を投げると]

……お邪魔なようなら外しますよ。

[どちらにともなく、訊ねてみる。]

(539) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>535同級生の言葉に、ごくりと麦茶を飲み干す。微かに喉に、額に汗が伝う。
 もう一度首をかくりと振って]

ああ、そうして貰えると助かる。
何か、頼み事、困り事あるなら引き受けるけどな。

(540) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

[これ以上余計な詮索を受けたくなかったから、物干し場ではなく自分の部屋の窓辺で乾かすことにした。
今日も天気が良いから、夕方までには粗方乾いていることだろう。

窓枠に掛けたり、風で飛ばないよう重石を置いたり。
何とか数枚のタオルを干し終わると、妙な疲労感が溜まっているのを感じる。
喉が渇いたことでもあるし、気分転換も兼ねて、飲み物を取りに食堂に向かった。]

(541) 2010/09/03(Fri) 22時頃

ロビンは、とっててとっててとまた移動。

2010/09/03(Fri) 22時頃


【人】 鳥使い フィリップ

…そういえばさ。
サイラスは、あの編入生と仲良いの?
……どんな奴とか、わかる?
あんまり話したこと、ないからさ。

[>>540空になったマグを片付けようと席を立つと、
同級生に問いかけるのは隻眼の後輩のこと。
ルーカスではなくサイラスに訊いたのは、
単純に見た目的にも合いそうだったから。
不良っぽそうという、ただそれだけの理由で。]

…うん。
頼みごととかはないから、代わりの何かは考えとく。
本当に珍しいね、そんな姿…。

[>>539ルーカスの言葉には不思議そうに瞬いてから、
その必要はないと緩く首を横に振る。]

(542) 2010/09/03(Fri) 22時頃

【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

 さてね……―――

[言葉の前半には軽く肩を竦めて見せた。
もう、感情を読ませないほどに、視線合わす紫の色は薄い。]

 そうは謂っても、セシルも簡単に
 私に秘密を教えようとは思わないのだろう?

 ―――……与えてくれると謂うならば別だが。

[合わしていた視線は外れ、モノクルを拭いた布を見る。]

 しかし、識るということは、識らない時には戻れないということ。
 火遊びに同じだな……―――。

 識らぬは罪というが、さて。

[視線を戻せば、サイラスにそうしたようにモノクル越し、いっそ挑むような眼差しを投げかけた。]

(543) 2010/09/03(Fri) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[ルーカスにはフィリップ同様にゆるく首を振って
 フィリップから別の言葉を投げかけられたのにほっとして。
 尤も一瞬首を傾げたがそれもすぐに思い当たる仕草で手を打った]

編入生?ああ、あいつかぁ…。
そうだなぁ。昨日少々話したが、見かけによらず可愛い奴だよ。
ちょっと可愛がってやってもいいかなと思うくらいには。

ちょっとからかったら反応が初心だったからなー。

[にやりと笑って、勿論可愛がるの意味がいわゆるそういう意味でも
 冗談ぽいのはその軽口から分かるであろう]

(544) 2010/09/03(Fri) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

>>543
 そうだね。簡単に秘密は教えたりしない。

[与えてくれるなら、というのには答えず…。]

 ――……最初に言ったとおりだよ。
 人にいう気はない。

 アンタが優等生であろうとなかろうと、今のオレには関係ないし。
 アンタはさておき、サイラスは友達だからな。

[そして、合った視線に笑みを返す。]

 ああ、そうだ。もう一つ方法があった。絶対言わないでいられる方法。



 オレと友達になってよ。

[そして、残りのコーヒーをまた飲み時はじめる。]

(545) 2010/09/03(Fri) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―
[入ってすぐ、先輩諸氏が集まっているのが目に入る。(まあ今はこの寮内は先輩の方が遥かに多いのだが)
そちらの方に軽く会釈して、紅茶を淹れに奥へ行った。]

(546) 2010/09/03(Fri) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

 ―――……はっ?

[挑むように投げかけた眼差しは、虚を衝かれ丸くなる。]

 おかしなことを謂う奴だな。
 先輩後輩でなく……―――ということか。

[真意を計る様に、残りの珈琲を呑むセシルを見詰める。]

 友人になるのは構わないが、私は酒やら煙草やらはやらんぞ?
 勉学を語る友になら、いくらでも。

[暫し考えるも答えは出ず。
己の思う悪いことに加担しない友ならば……と是と答えた。]

(547) 2010/09/03(Fri) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

>>547

 わかってるよ。友達ってそんなん関係ないし。
 勉学を語る友達も欲しかったんだ。

 だって、オレ、勉強、してるもの。

[ふと、机を指差す。そこには、教科書とノートが噛みあっておかれてた。]

 ロビンとか一部、すごくオレのこと、ただのバカだと思ってるみたいだけど、まぁ、正解なんだけど。
 でも、そこまで学生の領分、捨ててるわけじゃないから。


 じゃ、ともかく、それで決まりね。
 今度からディーンって呼ぶから。

[虚を衝いたなどとは本人は思っていない。
 基本的にイノセントなのだ。

 だから、ここの同室者にも気に入られているわけなのだが…。]

(548) 2010/09/03(Fri) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ふんわりと、トーストの焼ける匂い。
サイラスがほっとする姿が見えたから。
翡翠を細めてからマグを片付けながら
焼きたてのトーストにハムと炒った卵を乗せて、
もう片手には麦茶の入った大容器を持って。

トーストは、ルーカスの前へ。
麦茶の追加は、サイラスの前へ。]

…可愛い奴なんだ?
それは…ちょっと意外…

[冗談交じりの言葉に、そう呟く。
思い出すのはそれよりも気に掛かる姿ばかりだったから。
少し思案するように目を伏せながら、サイラスのコップに麦茶を新たに注いでいって]

…ちょっと見てて…、…ん、やっぱりなんでもない。
これ以上しでかしを重ねるのはまずいんじゃないの?

[そう謂って、サイラスに翡翠を細めて薄く笑い]

(549) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

……最後の年に、なったね……。

[そう呟く。]

なんか、不思議だね。
来年にはもう、ここに居ないって思うと。

サイラスはさ、小さい時に
早く大人になりたいって思うタイプだった?
それとも、大人になりたくないって思うタイプだった?

[から、ころころ…ポケットの中で音が鳴る。
焼きたてのトーストを後輩に譲ると朝食がなくなった。
カフェオレが飲めたからそれでいいのだけれど。

新たに食堂に入るロビンの姿には翡翠を瞬かせて。]

洗濯は間に合った?

[回収した荷を持って、そんなことを訊いた。]

(550) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[上級生同士の会話は、混み入った話という訳でもなかったらしく、ならば気遣い無用という事で。

少しくらいは食べておいた方がよいだろうと、厨房の方へ向かう]

オートミールのポリッジ、まだありますか?あったなら、卵を入れて下さい。

[食堂の老女に、そう声をかけて、ソーセージ4本皿に取った。]

(551) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

――午前・中庭→学内――
[食堂を出た後、少年はまず中庭へと向かった。
物干し場になっている区画には洗濯物がはためいている。
すでにセシルの姿はそこには無い(>>410>>411)。
木立の近くにはラルフとディーン。会話に割って入ろうか逡巡する間に、反対側から新たに現れる人影(>>385)]

うぅん……いいや。話、長くなりそう。

[高等科の生徒。ベネット。先刻の続きとなれば、表向きの説明だけで済むかは怪しかった。それに――]

なんか、面倒臭そな気配。

[あからさまに棒立ちなベネットの様子(>>388>>392)。
少年には遠目でさえ動揺した気配を纏っているように感じられた。
足音を忍ばせて、その場を立ち去っていく]

……しょうがないなぁ。別に、ユーリィと隠れんぼしてるわけじゃないのに。

(552) 2010/09/03(Fri) 23時頃

トニーは、それから当分の間、学内を探し回った。

2010/09/03(Fri) 23時頃


【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋 ―

 ―――……そうか、セシルも頑張っているのだな。

[指された机の上を一度見れば、眼差しは柔らかくなる。
眸の色も穏やかな色に落ちつき、クツリと喉を鳴らす。]

 好きに呼べば佳いさ。
 しかし、初めてかな、面と向かって友達になってと謂われたのは。

[なんだか無性におかしくなって、クツクツと喉を鳴らして笑いながら、肩の力を抜いた。]

(553) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

 さて、長居をした。私は今から家出の準備をせねばならんのだ。
 勉強で判らないことがあったら、気楽に謂ってくれれば佳い。
 《友達》……だからな。

 嗚呼、それと……―――

[立ちあがりながら、ふっと思い出したことを告げる。]

 湯上りにタオル一枚で廊下は歩くなよ。
 《友達》だから謂っておこう。

[《友達》という単語が気にいったように、何度も繰り返し、また笑った。]

(554) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―
[茶葉に湯を注ぎ、蒸らし中のポットごと持って行こうとして、突然フィリップに話しかけられて一寸虚を突かれた表情になる。(>>550)]

……いや、明日の分に回すつもりなんで。

[一拍間を置いてそう答えた。]

(555) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

>>554
 ――…家出?
 ああ、部屋から?

[くつくつ笑うディーンの言葉に、一瞬考えてから、噴出す。]

 ああ、家出か。奥さん出てっちゃうのか。
 そりゃ、ダンナさん大変だわ。

[一気に茶化すようにそう言ってから、廊下にタオル一枚を指摘されて、…うぁ…とちょっと失敗したような貌をした。]

 ……あ、うん、気をつける。
 ええと、そう…わかんないところ、あんだ。結構。今度、教えて?

[頭をぽり…と掻きつつ、そうお願いして…それじゃ、と立ち上がる。]

 そろそろ、洗濯物みてくる。天気よすぎだから、もう乾いてると思うし…。早く当番は済ませたいしな。

[そして、ディーンと一緒に部屋は出るだろう。
 飲みおえたカップは一緒に食堂にもってくよ、と手を出して。]

(556) 2010/09/03(Fri) 23時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時頃


【人】 鳥使い フィリップ

ああ、頼んだんだ?
じゃあこっちは俺食べちゃうね…。

[トーストを置くのと入れ違いで、
寮母に朝食を求めに行くルーカスの姿にそう呟いて。
ならば、用意したトーストは自分で食べてしまえばいいか。
パンの角を食むと、乗る卵の形が崩れる。

零して落としてないように支える指の上に乗せて、
はくりと指の上の黄金色も口の中に納めると
少し塩気の残る指先をちろりと舐めた。]

そっか。
休暇中は洗濯の時間早いから…
次からは気をつけた方がいいよ。

[虚を突かれた様子のロビンには、そう謂って。]

(557) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

あれ?

[お里の知れる朝食を持って席に戻ると、狐色の四角いものが芳香を放って、自分を待っていた。]

いただいていいんですか?

[トーストを置いたのは、恐らくフィリップだろう。彼は中等科の生徒のところに今は行っているようなんで、サイラスに尋ねてみた。]

(558) 2010/09/03(Fri) 23時頃

ルーカスは、フィリップがトーストを食べるのを見て苦笑した。

2010/09/03(Fri) 23時頃


【人】 薬屋 サイラス

結構意外だろ?

[目の前に注がれる麦茶>>549にあ、すまんと礼を言いながら]

そうだなー。これ以上しでかしても同じ事な気がするなら寧ろ
とことん暴れるのもありかもなー

[冗談めかして水色が笑う。ただ、呟かれた言葉>>550には眼を細めて
 質問には一瞬考えた後]

うーん、どうだったかな。とにかく息苦しくて逃げ出したいと思ったのは
確かだから、どちらかといったら早く大人になりたいのほうかねー。

(559) 2010/09/03(Fri) 23時頃

フィリップは、ごめん、欲しかった?とはトーストを咥えたままルーカスへ。

2010/09/03(Fri) 23時頃


【人】 靴磨き トニー

――午前・学内敷地――
[ふう、と汗をぬぐって近場の影に身を凭せかける。
まだユーリィの姿どころか、その場に居たらしき様子さえ、少年には見つけられないでいた]

……おっかしいなぁ。どこ、行っちゃったんだろ。

[玄関、正門、寮の裏手と探してみた。トイレも一通り見回った。
校舎へと足を伸ばして、図書室に自習室に保健室。職員室は施錠されていた。行き交った相手はとりあえず無視することにした。
少年の中ではすでに、半ばルールが変更されていたから]

(560) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

僕……と、ロビンだけで探し出すのって、難しい、かも。
本当、どこなんだろう。
……どこかで入れ違いになってる?

[一番最後に目撃情報を聞いてから、かなりの時間が経っていた。
普段から物静かなユーリィのことだ。自分がやって来たのに気づいて、身を潜めてやり過ごしていたのかもしれない]

あーあ。困ったなー……あ、もしかして?
もう戻ってる、とか。

[そうして、必死に探し回っている自分を見て面白がっているのかもしれない。それならそれで良いのだけど――と、思いつつ、視線を寮の壁面になぞらせた]

(561) 2010/09/03(Fri) 23時頃

サイラスは、ルーカスに、遅かったようだなと笑った。

2010/09/03(Fri) 23時頃


【人】 執事見習い ロビン

[いちいち訂正するのもヘンなので、フィリップの忠告には素直に頷いておいた。(>>557)]

皆さん、朝食遅いんですね。

[テーブルの上に並んだ皿をじーっと見詰めつつ零した言葉は、夜遊びして夜更かししたので起きられなかったのだろうというニュアンスが篭っていた。]

(562) 2010/09/03(Fri) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

空いてる窓。
んーと……あれ、あ。ロビン?

[日陰に座り込んで見上げた先には、カーテンを開けて窓から身を乗り出したロビンの姿(>>470)。どこか気だるげな、なにかを覚った賢者めいた表情]

……?
……あれ? 見つかったのかな。ユーリィ。
でも珍しいな、ロビン、ネクタイ外してる?

[ロビンは少年の側を見る様子さえない。影になっているのだからそれも、当然といえば当然ではあったが。駆けずり回って火照った身体を冷まそうと、少年はそのまま暫く休んでいた]

(563) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

─ プール ─
[息が上がるくらいしばらく必死で泳いで、心地よく疲れた身体を水面に任せてぼんやりとする。

気まぐれに潜れば、頭上の波に砕ける太陽はキラキラと蒼く染まって、隻眼の平坦な視界にはあまりに現実味のない光景。

しばらく、浮かび上がることすら忘れて呆然と見惚れる。

このまま、あがらなければきっと…]

(564) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 会計士 ディーン

― セシルの部屋から自室へ ―

 誰が奥さんだ、誰がっ

[セシルの一気に茶化すような言の葉に、ひょいっと片眉を上げる。コツリと酷くでなく軽く、やわらかな頭髪を湛える後頭部を小突いた。タオル一枚出歩きの罰も込めて。]

 しかし、理系はともかく、文系は
 私よりラルフの方が教えを請うには佳いかもしれないぞ?
 ラルフの読書量には、私も叶わない。

[そう謂えば、同学年であるラルフとセシルの中はどのようであったかと、ふと思いつつ]

 嗚呼、では宜しく頼む。
 洗濯物の取り込みは、家出の準備がなければ手伝ったのだがな。

[カップの件は甘え、廊下に出ると方向を分かれた。
行く先が真っ直ぐに自室だったことから、家出の件が冗談ではないと、新たな友人となった相手には識れることだろう。]

(565) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ぷはぁっ!!

[あまりの苦しさに思わず浮かび上がる。
幾度か咳き込み、血の中に酸素が流れ込むのを感じた。

あの感触と、ほんの少し似ている。]

(566) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

…意外、かな。
次に会った時に俺がそう思えるかはわからないけれど。

[>>559サイラスにはそう謂って、冗談めかす姿には
少しだけ同級として呆れたような視線も向けるだろうか。
その後の質問の答えには、緩く首を傾げてから]

…焦らすような言葉使うのはわざと…?
それとも無意識…?

[翡翠を細めて、そう謂って軽く笑ってから]

…そっか。
逃げ出したいと思えて…、逃げ出せた?
……これの答え…また訊くから、
その時にさっきの貸しの分使っていい?

[それだけ謂うと、今はそれに対しても言及はしない。]

(567) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

― 自室から食堂へ ―

 てっ……

[奥さん呼ばわりでこつりと小突かれたけど、もちろん、そこまでいたいわけではない。]

 ああ、ラルフは本ばっかり読んでるもんなぁ。
 わかった、文系はラルフに訊くことにする。

[そして、ディーンのカップを受け取って、それじゃ、と食堂へ。その後ろ姿が自室にまっすぐ向かうのを見て、ああ、サイラスは今夜どう過ごすのかな、とか余計なことを考えつつ…。]

 あ、どこに家出すんだろ?

[訊こうと思ったときには、その姿は室内に消えていた。
 ま、いいや、と食堂へ向かう。]

(568) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

セシルは、食堂につくと、カップを流しに持っていく。いる、面子には片手をあげた。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

……夜遊び、ねえ。僕も。

[堅物の下級生からの胡散臭さげなものを見る視線を、何故か自分も受けているのに気がついたが、訂正するのもなんとなしに面倒臭い。]

まあ、明け方頃に、目を開けていたのは確かだけどね。

(569) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

― 食堂 ―

[食堂でマグを片した後は、またまっすぐ出口に向かう。
 とにかく手っ取り早く洗濯当番は終わらす心算だ。]

(570) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

薬屋 サイラスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(薬屋 サイラスは村を出ました)


【人】 鳥使い フィリップ

――…うん。
少し外に出てたから、食べそびれてた。

[ロビンのニュアンスには気付いたのだろうか。
はくりと少し行儀悪く、立ったままトーストを咥えて。
瞳細めてそう笑う傍では ころ、から、歩くたびに
ポケットの硝子玉が音を鳴らす。

食堂の主は、一日中其処にいるわけではなく。
朝は薔薇園に夜は食堂にと居る場所は時間によって違う。
しゃくり、音を立ててパンを半分まで減らすと
全てを食べ終える前に食堂を出ようとして。

まぐを片付けにきたセシルとは入れ違う形になったか。]

(571) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

薬屋 サイラスが参加しました。


【人】 薬屋 サイラス

夏休みなんだから、これぐらいの怠惰構わんだろ

[にやりと笑いかけるのは嫌味すらきにしない証拠。
 尤もつい冗談のつもりで口を滑らせかけたのでそれ以上は言わずに
 フィリップに向き直る]

性分みたいなもんだよ…。

[呟いて、遠くを見るように、もう一度麦茶を口にすると]

いいけど、まだ答えは出せそうにないぞ……。

(572) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

>>529

[廊下が水浸しになるとロビンに言われて、じゃあそのタオルみたいに絞れば良いねと言って、いかにも関心がなさそうな態度で濡れた自身の濃藍色の髪をひっぱる。
 最後はラルフが近距離でロビンを覗き込んでいた所為で、水滴は下級生の秀麗な額にも無神経に滴り落ちた。
 去って行くロビンの動作は、相手のルックス(小柄で、少女のように愛らしい顔に、眼鏡と言う小道具も付いて。)もあって、何故かよく出来たばね仕掛けの人形のように見えた。何時もと違うと感じた箇所が何処かまで、想い至るにはラルフは自分自身の事にとらわれていた。]

…ん。
また後で?

[ラルフ自身も緩慢な動作で洗い場から離れながら、1人で呟く。]

ロビン…──あのお人形みたいな寮長は、
何を考えて生きてるんだろう、ね。

(573) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 自室から図書館へ至る途中/プール傍 ―

[亭主居ぬ間に……ではないが、セシルと別れて後]

 一先ず2日分着替えはあれば大丈夫かね。

[さっくりと家出の準備を済ませると、物を詰めた肩下げ鞄を抱え、寮の外にある図書館へと向かう。]

 しかし、暑いな……―――

[夏の日差しに紫を細め、蜜色の髪で陽光を弾きながら歩んでいれば]

 ―――……おや?

[プールに人影を見て立ち止まり、そちらを見た。
目立つ赤毛を捉えれば]

 嗚呼、ドナルドか。

[名を呼ぶ。]

(574) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―
[聞くとはなしに先輩諸氏の話を耳にしながら、自分のカップに紅茶を注ぐ。

そう言えば、いつもきっちりとした服装のロビンにしては珍しく、今はネクタイをしていない。一番上のボタンも外れたままだ。]

(575) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

……その謂い方、学生っぽくないよ。

[少し親父臭くも感じるサイラスの言葉には、
そう謂って笑い。その後の言葉に笑みは消える。
笑みの消えた翡翠は、硝子玉のよう。
ひとつ、頷いて。]

…わかってるんだ、自分でも。
いいよ…、それでも。

[そう謂うと、荷物を持って食堂を出て行く。]

(576) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[そして、特に呼び止められなければ、そのまま中庭の物干しへと向かった。]

(577) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

セシルは、フィリップとすれ違う時には、笑んで手を振る。

2010/09/03(Fri) 23時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[名を呼ばれて振り向いた顔は、人目を考慮していなかったからか、あまりに無防備だ。
アイパッチもつけていない横顔は、何か無数の鋭い爪に襲われたかのような痛々しい傷痕に潰され、白濁して使い物にならぬ眼球が覗く。
例えば、顔で酒瓶でも叩き割れば、こんな風になるだろうか?]

…あ、ども。
[水から上がらぬまま、首だけで会釈。]

(578) 2010/09/03(Fri) 23時半頃

フィリップは、セシルに手を振り替えした後、曲を調べるのは何処で調べたらいいのかそれだけ訊いて。

2010/09/04(Sat) 00時頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/09/04(Sat) 00時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

─ 食堂 ─

[ロビンが何時もと違っていた点に気付いたのは、食堂で再びロビンを見かけた時だった。]

──…
そうか、ネクタイ。

[無言で見渡す食堂。
 ラルフ自身はよく冷えた炭酸水と檸檬を右手に、パンやベーコン、卵、薫製の類と言った固形物は食べる気がしないと言ったら渡された大きなスープカップを左手に持っている。]

(579) 2010/09/04(Sat) 00時頃

ロビンは、カップを持ち上げ、こくりと一口啜る。

2010/09/04(Sat) 00時頃


【人】 会計士 ディーン

― プール傍 ―

[炎天下、浴室とは違いモノクルを付け視力がそれなりにバランス取れてる中、見えたドナルドの無防備な素顔に、流石のディーンも僅かばかり眼を見開いた。

つっと思わず、己の左眼に手をやる。]

 ―――……嗚呼。暑いから涼んでるのか?

[問うべきか悩みながら、しかし、同じ眼に障害がある者だから聴けるかと結局は続けて問いを重ねた。]

 お前は片目が見えなくなってから長いのだろうか。
 私は片方の視力を落とした直後は、遠近感が掴めなかったものだが

(580) 2010/09/04(Sat) 00時頃

【人】 奏者 セシル

― 食堂出口 ―

 曲の調べ方?
 ええと、メロディがわからないと、だけど、


 どこで聴いたことあるかとか、教えてくれれば…。

[そうフィリップに助言をした。]

(581) 2010/09/04(Sat) 00時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

大人になりたかったか、なりたくなかったか──

[フィリップとサイラスのやり取りに、考え込むような表情をしながら、ポリッジを口に運ぶ。]


「……俺は……」

(582) 2010/09/04(Sat) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

――自室――
[それから一度、自分の部屋に戻ってみたものの、結局ユーリィが入っていた様子は無かった。室内をざっと見回しても何も手がかりになりそうな物は見当たらない]

……はーぁ。陽のあるうちには、仲直りしたいんだけどな。

[どさりと倒れこんだのは自分のではなくユーリィのベッド。
新品のシーツが心地良かった]

――あ、じゃああれ夢じゃなかったのか。でも、なんで?

[あんな時間に交換していたんだろう。
目覚める前の光景を思い出しつつ、いぶかしんだ]

(583) 2010/09/04(Sat) 00時頃

【人】 執事見習い ロビン

―食堂―
[もう一口紅茶を含んだところで、ラルフが現れたのに気付き噎せそうになった。
さっき別れたばかりなのに、間をおかずに再会してしまった。少し気まずい。

他に人のいる食堂で見る分には――何がどうということは無いのだけれど――今のラルフにはそれほど圧迫感を感じないのに気付いて、ちょっとホッとしたりもした。]

(584) 2010/09/04(Sat) 00時頃

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