199 Halloween † rose
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ジェレミーは、それではおやすみなさいませ。**
nostal-GB 2014/10/31(Fri) 00時半頃
|
[それまでの人生を語ろう。 それはびっくりするほどうすっぺらい。
母親が人狼で、生まれた時から人狼だった。 けれど、人間の中で育って、幼い頃にはそれには気がつかなかった。
それというのも、母親が、魔女に頼んで、人狼としての欲望を出さないように頼んでいたからだということだった。 その魔法は一生続けばよかったんだろうけれど、ある日魔女は突然、ここまでだよ、と言って、母親に代金の支払いを命じ、 母親はその日からいなくなった。
魔女が金色の毛皮を優雅に纏って家に来て、 死にたくないなら、私と契約をするかい?と尋ねてきたが、首を横に振ってそのまま街を出た。]
(*0) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 13時半頃
|
|
[母親がどうなったかはわからない。 けれど、街を出て、しばらくすると、身体はその金色の毛並み、いつのまにか獣になって走っていた。
理解するよりも早く、あとはただ本能で、山に棲み、生きた動物、訪れる人間、迷ってきた人間を食っていきてきた。 生きたもの、それでないと駄目なんだと思ったのは、ハイエナのように動物の死骸に歯を立ててみても、身体はそれを拒否するかのように、必ずそのあと、悶絶して苦しむこととなる。 そして、魔物として理解するのだ。それは、肉を食わなければならないわけではない。 命を食わなければならない存在、それが己なのだと。 それを止めるためには、自らの存在を消すか、もしくは、
母親がしていたように、より強い力に頼るしかないのだと。]
(*1) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 13時半頃
|
|
[そんな時、やはり命をくらおうと、その小さな金色を栗鼠に爪を立てようとした時、 なぜ、その手を振り下ろさなかったのか、そして、牙をかけなかったのか。
その瞬間もわからなかったし、もちろん、今でもしっかりとはわからない。 ただ、そのことをよく考えると、 その金色の栗鼠の色が、あの時、魔女がまとっていた金色の毛皮と同じ色に見えたから、かもしれない。
思い出したのは、小さな頃の生活で、 母親が一生懸命人間の料理を作っていた。 ハロウィンには、かぼちゃが並ぶのが当たり前で、 きっと味としては美味しいなんて感じてなかったけれど、 その形や色、それを食べるのよ、と言われ、食べていた。]
(*2) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 13時半頃
|
|
[その後できた金色の栗鼠の友達は、料理が得意で、しかも綺麗だった。 同じ魔物であると知って、少しほっとしたのをよく覚えている。
それからの旅は、魔女を探す旅だ。 生きていくためには、命を食べるか、それとも魔女と契約をするか、いずれかに思えたから。 途中で、たまらなくなれば、人間や動物を食べながら、やっとこの街についたのはいつだっただろうか。
魔女をみつけて、話をする。 魔女はそれなら、飼ってやろうか、そう、犬になるのなら。
残念なのは、母親と契約した魔女のような術は彼女は使えなかったことだ。 魔女はなるべく人間を食べないようにしてやるが、そのままではいつか死んでしまうと告げた。
だから、そっと、たまに人間を食べても、それがみつからないようにしてあげる、と。 そして、もう飢えていたオレにとって、その提案はもう最上にも思えたのだ。]
(*3) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 13時半頃
|
|
[あの日から、ベネットの犬となって、 でも、喜んで手紙を書いた。
金色の栗鼠、唯一の友達。 綴る文字は、多くはなかったけれど。**]
(*4) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 13時半頃
|
|
― そして街を見下ろす丘で ―
[金色の狼はその日の終わりまで丘から街を見ていた。 朝は騒然とした街も夕方には、びっくりするほどにぎやかさを取り戻し、 それは人間という生き物がいかに強靭であるかを、意味づけるようにも思えた。
またこの繰り返しになったとき、 明日は、この食肉衝動が抑えられるのか、 そう思えば、答えは否に近い。
金色の狼は飢餓に耐えながら、 夜になり、月明かりが周りを包むようになったと同時に、 街がハロウィンの最高潮を迎えるように明るくきらきらと祭りの灯が煌めいた。
それは、赤い眼ごしでもとても美しいと思った。
と同時、その前に魔女はふわりと降り立つだろう。*]
(98) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 13時半頃
|
|
― 魔女の言い分 ―
――……やっとそっちからお出ましか。 で、何をしてほしいんだ?
[月明かりの下、その向こうにはハロウィンに輝く街が見える。 ただ、音楽まではここには届かず、丘の上は、時にひゅるりと風が吹き抜けるばかり。 魔女はきらり、時計を揺らして、にこり笑う。 魔女の唇は、ハロウィンヴァイオレット、口はしをあげて優雅に笑んで、 それから、ゆるり金色狼に近寄れば、金色の毛を撫でながら、風にのせて声を紡がせる。]
[嘘だと、いう。食べてほしいなんて、そんなことは嘘だという。 それより、このハロウィンは貴方へのプレゼントなのよと。
時が繰り返せば、死んでいた人間もまた巻き戻るかもしれない。 もし、巻き戻らないとしても、それを狼の仕業と知るものもいない。 だから、このハロウィンで貴方はお腹いっぱい食べればよかったのに、と。]
(99) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 14時頃
|
|
――……
[そして、時計を揺らし、また笑う。 この時計を壊せば、その楽しい時間もおしまい。 ハロウィンは終わって、明日からは木枯らしの十一月となる。 寒い冬支度に人は忙しくなるから、 そこで幾人かが消えてても、問題になんかしないのだと。
そして、魔女は金色の狼の首に手を回して呟く。
時計を壊すのか?それとも、繰り返して食事をするのか? そう、ハロウィンは楽しいお祭りだもの。 終わるのをまっている人なんていない。
あの人間たちも、魔物も悪魔も、ハロウィンが永遠に続くのを本当は楽しみにしているのよ、と。]
(ハロウィンを終わらせなくてもいいじゃない?**)
(100) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 14時頃
|
|
[それから、どういった話が狼と魔女の間であったのか。 ともかく、翌朝にハロウィンは来ない。
いや、ハロウィンは終わった。
そして、街は木枯らしの十一月。**]
(101) nostal-GB 2014/11/01(Sat) 14時頃
|
|
― 木枯らしの11月から ―
[街のはずれの魔女の屋敷は、それから灯が点かなくなった。 住んでいた魔女はどうやら留守のようだが、元々、灯もついたり消えたり、 そして一緒に住まいしていた紐の男のことも、話題には登れど、また旅にでも出たのだろうと、あれは一所に居座れる種類の人間ではないよ、などと知っていたものはいう。]
[やがて、その屋敷に灯が点った時、 また魔女はその街に帰ってきていた。
だが、一緒に住まう誰かはいない。 魔女に聞けば、ぽつり彼女は言うだろう。
出て行ったよ、と小さく。]
(173) nostal-GB 2014/11/02(Sun) 09時半頃
|
|
>>167 [そして、繰り返しのハロウィンを憶えている者が それでも、忘れるかもしれないと、
いや、もしかすると、忘れた頃、本当に短い手紙が届く。 まだ、店をやっていいるのか?と。
しかし、返信の宛先はなく、 その居所は、友人の吸血鬼も知らない。*]
(174) nostal-GB 2014/11/02(Sun) 09時半頃
|
ジェレミーは、ピュアルートってきこえた?あれ?
nostal-GB 2014/11/02(Sun) 21時頃
|
― ある日 ― >>281>>282 [唐突にその男は喫茶店の扉を開ける。 昔とは違う様相。その身なりは、ごく普通の旅人。 何気ない街の訪問者として、店に入るとテーブルにかけた。
注文をとりにくる者には、その顔を見上げ、食事をと頼む。]
――……
[そこにいるのは誰だっただろう。 金色の狼は、その眉をあげて、店主の顔をじっとみた。*]
(287) nostal-GB 2014/11/03(Mon) 05時頃
|
|
>>288>>289>>290
[店主は困った顔を、そして、泣きそうな顔をしていた。 しばらくそれを見つめてからメニューを受け取ると、一見してからそのまま返す。]
――……この店のおまかせで。
[そう注文をして、小さく笑う。]
(296) nostal-GB 2014/11/03(Mon) 16時頃
|
|
ハロウィンが終わったら、来るって決めてたから、 ハロウィンを終わらせた。 ――……でも、すぐには来れなかった。
露蝶は、あれから、変わりはないか?
(297) nostal-GB 2014/11/03(Mon) 16時頃
|
|
[帽子をとれば、金糸は溢れ、肩に落ちる。 その肌の色は、前よりだいぶ浅黒く、そして、あきらかに野性味がついていた。]
街には久しぶりにくるんだ。 この街は、いい街だからな。
[ただ、それでも、時が流れれば、様相は変わる。 薬屋はなくなっているし、広場の看板は古ぼけた。 魔女の屋敷には行っていない。 きっと、魔女は来ていることなど感じているだろうけれど。]
ってことで、美味しい食事を頼むよ。
[やはり顔を見つめたまま、首を傾ける。*]
(298) nostal-GB 2014/11/03(Mon) 16時頃
|
|
― ハロウィンが終わったときのこと ―
[露蝶の店に行くすがら、 友人のことも思い出す。そこにもハロウィン後にいくと言ったのだけど、
でも、ハロウィン後は、そのまま、金色の狼は魔女の手から時計を奪うと噛み潰し、その身を翻して走り去った。 町外れで鳴いた遠吠えは、ベネットへの感謝は込められていたが、彼女はどうだったかは知らない。 ただ、ベネットの力をもてば、狼を逃さないこともできただろうけれど、それはなかった。
そして、母親の魔女の時と同じように金色の狼は駆け、 今度は金色の栗鼠に会うこともなく、そのまま。]
(302) nostal-GB 2014/11/03(Mon) 19時半頃
|
|
[あの時、もう友人の声は聞こえなかった。 探してもみつからないその姿に、少し、あきらめも思っていた。
大切な何かが友人を囲んでいる。 その寂しさは、もう、伝えるべきものではないと思ったし、 もし、それが永遠に近しいものではないともいえないから。
彼は、自分を心配してくれた。 その事実だけで十分だと思う。
そうだ。己は、魔物だ。 別れの言葉は、己には美しすぎる。*]
(303) nostal-GB 2014/11/03(Mon) 19時半頃
|
|
[露蝶にそう、と笑いかけて、 指を伸ばし、その髪を少しいじった。]
(358) nostal-GB 2014/11/04(Tue) 05時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る