153 unblest blood
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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紳士ならびに淑女の皆様、わたくしの館へようこそ。 世間の噂など唯の噂話、此処でひととき御寛ぎなさいな。
(0) 2013/11/30(Sat) 23時半頃
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なんということだ、彼のこの傷は吸血鬼の牙痕に違いない!
あぁ、呪われた化け物の牙に掛けられてしまうなど――
うちの村にもダンピールが居てくれれば
吸血鬼なんてすぐに見つけ出して退治してくれるのに。
しかし、ダンピールの輩は半死人。あれもまた……
でも、吸血鬼退治をしてくれるのには変わりないじゃない。
……。
兎に角、彼の胸に杭を打とう。彼まで化け物と化さぬように。
吸血鬼は未だ何処かに潜んでいる。警戒は決して怠るな。いいな、…――
(#0) 2013/11/30(Sat) 23時半頃
――…やれやれ、また「吸血鬼の仕業」ってか。
一世紀前から変わってねぇような迷信深い連中の相手は
面倒だ……なんて言ってもられねぇしな。
とにかく、例の村まで行くぞ。
いいか。捜査ってのは、コミックに出てくるダンピールみてぇな
トンデモな能力やらで安易に成果を挙げられるモンとは違う。
着実な捜査、これが基本だからな。忘れるなよ。
(#1) 2013/11/30(Sat) 23時半頃
[こんな時代にも、吸血鬼と、吸血鬼狩りのダンピールは、確かに生きていた。]
(#2) 2013/11/30(Sat) 23時半頃
―― とある冬の日 ――
[長く穏やかな闇の時間が今日も明けていく。
この季節、この港町に、地や海の向こうから太陽が上ることは無く、
けれども幾時間かだけ、柔らかい薄明の色が空を彩る。
ここはその港町から幾らか離れた沖、定住する人のいない小さな小島。
島の灯りといえば、船着き場と灯台、一軒の邸宅から零れる光のみ。]
(#3) 2013/12/01(Sun) 00時頃
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―― 小島の別邸1F/リビング ――
[出窓から雪を被った草地と岩場、静かな海の景色が見える。 部屋隅の白熱灯のスタンドが、テーブルを仄かに照らす。 そのテーブル上にはティーポットに茶葉の缶、クッキーの皿、 それに加えて、何人か分の食器。 それらを見て微笑む、黒いワンピースを着たひとりの女。]
一先ずわたくしの方からは、これだけの準備でいいかしら。
[この邸宅も小島も、その女――グロリアのもの。 そして彼女が抱えるものは、豊かな資産のみではなく 「人間たち」には打ち明けない秘密も、そう。]
生き血の代わりにはならなくても、気晴らしには十分だわ。
[女の首許を飾る薔薇は、血の緋色にも似た深紅。]
(1) 2013/12/01(Sun) 00時頃
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それにしても、あの子ったら心配性よ。 ジョーがふらっと居なくなっていることなんて、 一度や二度じゃないのに。
それにダンピールなんて、そんな滅多にいるものじゃないわ。 世間の噂なんて、唯の噂話よ――…。
[暢気な呟きは、どこまでも穏やかだった。]
今日は好い天気。ラジオで言っていた通り……って、あら、
[ふと見遣った窓硝子に薄らと映る己の姿にグロリアは瞬き、 それから、リビングを出て行った。]
(2) 2013/12/01(Sun) 00時頃
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―― 小島の別邸1F/グロリアの私室 ――
[部屋に入るなり、女の碧い目は小さな机へと赴き――離れた。]
こんなぼさぼさ頭で出迎えちゃダメじゃない。
[ヘアブラシを手に、グロリアは鏡台に向き合う。 髪を整える彼女がリビングに再び向かう気配は、暫くは無い。**]
(3) 2013/12/01(Sun) 00時頃
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良家の娘 グロリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(良家の娘 グロリアは村を出ました)
[さて、グロリアの視線が一度向いた先、机の上には一封の封筒。
その中には、丁寧に折りたたまれた便箋が一枚。
主な内容を抜粋すれば、次の通りになる。]
“最近、近所の人間のあいだで噂が立っているんだ。
君の町近くにダンピールがいた、なんていう噂。
人間の抱くダンピール像なんて、的外れなものも多いけれど――”
“ジョーと連絡が取れなくなってから、もう一ヶ月になる。
まさかとは思うけれど、彼がダンピールに狙われたんじゃないかって。
あんな噂を聞いてしまってから、気に掛かっているんだ。”
[手紙の最後には、グロリアが「あの子」と呼ぶ吸血鬼のサインと2日前の日付。
けれども、今日この日に届いたこの不穏の報せを受けてなお、
グロリアは別邸の玄関扉に鍵を掛けることをしなかった。
彼女は未だ、同類が届けたこの不安を真摯に捉えてはいないのだ。]
(#4) 2013/12/01(Sun) 00時頃
[グロリアと直に会った折に、その誘いを受けた者もいるだろう。
手紙なり電話なりで、その誘いを受けた者もいるだろう。
或いは直接誘われずとも、話は小耳に挟んだ者もいるかもしれない。
或いは、そんな誘いも知らずに小島へ着く者もいるかもしれない。
どんな者が別邸に来たとしても、それが「人でない」と気配で判れば
グロリアという吸血鬼は、然程疑う様子も無く迎え入れるけれども。]
“今宵はわたくしの別邸にいらして。
わたくしたちだけで穏やかな夜を過ごさない?”
[生ける死者の、このささやかな願いの先に、招かれるものは――。]
(#5) 2013/12/01(Sun) 00時頃
[港町の船着き場のひとつには、グロリアの使用人たち
――仕える主人が「人でない」と知らぬ人間たちが、
小島の別邸へ向かう者たちへ舟渡しを行う為に留まっている。
そして小島の別邸の玄関には「ようこそ」の意を示すボードが掛かり、
来客たちが自由に邸内に入れるようになっている。**]
(#6) 2013/12/01(Sun) 00時頃
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―港町/船着場―
[潮風に銀糸が靡く。 男は薄明に彩られる空をなお眩しげに見上げた。]
悪くはないな。
[太陽の昇る事ないこの地に対して軽やかな声を響かせる。 黒の上下に羽織った黒のコートの裾がふわと靡いた。 吸い込んだ冬の空気が鼻孔の奥をツンとさせて 男の手は自然と自身の鼻筋に向かい、撫でる動きをみせる。]
――…この、寒さを除けば。
[付け足した言葉と共にくちびるから漏れるのは白くけぶる吐息。 海の向こうに目的の小島を確認し 寒さを忍ぶように首を竦めながら船渡しの使用人を眺めた。**]
(4) 2013/12/01(Sun) 17時半頃
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―船着き場―
あぁ、……ご苦労さん。
[船渡しをしてくれた人物に礼を述べ、 船を降り、小島へと踏み入る。
船の上から見ていた灯台、次に一軒の邸を視界に映して、
最後に、今しがた越えてきた 冬の色に染められ、厳しく寒い様子の海を振り返り見た。
船に同乗者はあっただろうか。]
(5) 2013/12/01(Sun) 18時半頃
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へぇ、……島に一軒家ってーのは――
[こんな感じなのか、と。
遠く見える、港町のぼんやりとした灯り、 そこに住む人々の視線から解放されたように感じ、
すぅ、と、大きく肺に小島の空気を取り込んだ。]
(6) 2013/12/01(Sun) 18時半頃
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―港町/船着場―
ぐーろーりーあ ぐーろーりーあ
[歌うように、握った便箋に綴られた名をなぞる。 誘いの手紙に記された宛名は女性名。 勿論、自分のものではない]
……美人さんだといいなあ
[呟き、口元を弧に歪める。 足取りははしゃぐ子供そのもので。
潮の香が濃くなってきた。 日の気配のない空を背景に佇む男>>4を見つければ、微笑んで口元の赤い痕を拭った**]
(7) 2013/12/01(Sun) 18時半頃
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――っ、はぁー……。
[満ちた空気を吐き出し、白が流れるのを見送る。
「冷えるな」と独り言を零しつつ、 手を突っ込んだままだったダークブラウンの外套のポケットから、 チャラリ、と、チェーンを鳴らして懐中時計を取り出した。
時間に細かいという性分ではないのだが、 身に着けていないと落ち着かない。
そうでなくとも、この時期は時の把握が難しくなるもので。
カチコチと時を刻む音に囲まれて過ごす時計屋という職業は、 天職にも思えた。**]
(8) 2013/12/01(Sun) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/01(Sun) 19時頃
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くっらーい、さっむーい!
[暗いのは陽が隠れたままの地域だから、寒いのは冬だから。 場所は港町、船着場を目指す軽い足取りのまま国の言葉で馬鹿みたいにはしゃいでみる。
この地域の状況も季節もちゃんと理解している。だけど、この少女に見える見た目に見合ったテンションできゃっきゃと笑って私はそこを目指した]
(9) 2013/12/01(Sun) 21時半頃
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― →船着き場―
[船着き場に向かって、歩を進める女が一人。 赤褐色の外套を纏い、枯色の頭には薄桃色を基調としたパッチワークの頭巾。耳の横の木の実で出来た飾りが動くごとに揺れるそれは女が自分で作ったもの。 右手に小さめの革張りのトランクケースを持った女は、緩く三つ編みに結った長い髪の掛かる肩を竦め、白い息を吐き出しながら呟く。]
―あー、寒いっ。 流石にこの季節は冷えるね。
[屋敷の主から貰った手紙を手にしたのは、数日前。 同族に関する噂を耳にして以来、住まいに閉じこもっていたか自分にとっては、友人からの誘いは気分を明るくしてくれて。 鞄の中には久々に会う年長の友人へのささやかな手土産も入っている。 喜んで貰えるだろうか。 グロリアの顔を思い浮かべながらそっと微笑みを浮かべ]
(10) 2013/12/01(Sun) 22時頃
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─船着場─
[きゃっきゃとはしゃぎながら船に乗る。可愛いから何となくという理由で買ったうさぎの顔付き手袋は大いに役立ってくれている。 けど、冬の潮風はそんな装備品などない事にしてくれるから憎たらしい]
寒い。[ボソリ、低く呟いたのと同時に、船は目的地に到着した。 小島に邸。まぁなんとセレブリティな光景。 あの邸の為に島があるのか、島の為に邸があるのか。どちらにせよ、やはりセレブリティだ。 なんて貧困な発想でうんうんと頷けば、同乗者の男が海を振り返る>>5]
おにーさん、何かいいモノ見えるの?
[それまで何となくだんまりだったけど、これも何となくで声をかけてみた]
(11) 2013/12/01(Sun) 22時頃
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―港町/船着き場―
[やがて船着き場に辿りつけば、其処にはシーシャ>>4やフィリップ>>7の姿があっただろうか。 女はにっこりと笑顔を浮かべて挨拶を。]
やぁ、こんにちは! 貴方達もグロリアさんのお屋敷に行くのかな?
[飛び出すのは少年のような口調。 昼の挨拶を口にしたのは、時計で確認したわけではなく単に女の感覚だ。 どんな反応が返って来ても、女は気にしない。**]
(12) 2013/12/01(Sun) 22時頃
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[サイラスからの返答はあっただろうか。 あればいくつか会話をし、もし他の同乗者がいたならばまた声をかけたかもしれない。 取り合えず、見た目通りの頭の足りない少女の振る舞いをしながら。
そうして話を切れば、改めてグロリアのいる邸に冷めた視線を向け、目的地であるそこへ向かう事にする。 うさぎの顔が付いた手袋には、グロリアからの招待状が握られていた**]
(13) 2013/12/01(Sun) 22時頃
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―港町/船着場―
[招待状を受け取ったのは数日前。 グロリアと知己となったのは更に前に遡る。 貿易商である男の顧客から紹介された資産家の一人に彼女が居た。 「人でない」と互いに知れそれから懇意となった。 彼女が喜びそうな品を手に入れれば優先して彼女の元へと運ぶ。 商人を客人のようにもてなした彼女が不思議ではあったが この招待で彼女の本質のようなものが窺い知れたような気がした。]
……、
[口にしかけた招待主の名が聞こえてくる。 視線は船渡しから外れて声の主を求め彷徨った。 そうして見つけたのは口許の赤を拭う男>>7の姿。 グロリアと出会った時と同じように「人でない」と知れて 緩やかに笑み返し、挨拶代わりに軽く手を掲げ、揺らす。]
(14) 2013/12/01(Sun) 22時半頃
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[パッチワークの頭巾からのぞく三つ編みの女>>10の姿から 少年のような口調の挨拶>>12が聞こえるとはたりと柘榴が瞬いた。]
こんにちは。 そうそう、……て事はキミも、かな。
[軽く首を傾げて尋ねる風な仕草。 船着場にいるグロリアの使用人たちとは違う 「人でない」と知れる存在からの声に男は気さくに応じた。]
(15) 2013/12/01(Sun) 22時半頃
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―小島・船着き場―
んー?あぁ……。 いいモン……なのかねぇ、アレは。
[船に乗って来た時にはきゃっきゃと騒がしかった娘が、 いざ船が出たならダンマリで。
気にはなったが、 見た目と生まれてからの年齢に差があるのは、よくあることである。
何かを確かめるかのようにスン、と、 一度鼻をすするに留まった。
鼻に香ったのは潮の香だけ。 それでも男は少しだけ、口元を緩めた。]
(16) 2013/12/01(Sun) 22時半頃
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[その娘が、いよいよ声を掛けてきたので>>11、 クイ、と顎で港町の灯りを示し、]
どう思う?
[可愛らしいうさぎの手袋の娘は、なんと応えただろうか。]
(17) 2013/12/01(Sun) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/01(Sun) 23時頃
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[>>15男の長い前髪の合間から覗く柘榴が瞬いたが、女は気にせずに笑っている。 今宵、グロリアの館に招かれているのは自分と同じ人ならざる者。 だから浮かべるのは親愛の籠った笑み。]
そうだよー。 はじめまして。ボクはクラリッサって言うんだ。 ―貴方は?
[首を傾げながら向けられた問い掛けに答えつつ、ついでに自己紹介を済ませてしまう。 その流れで相手の名前も聞いておこうかと、褐色の瞳を向ける。]
(18) 2013/12/01(Sun) 23時頃
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[ひらりと振られた手>>14に向かい、挨拶をしようと口を開く。 何せ、グロリアと自分は初対面。当然この先出会う人物も初めて見る顔ばかりだろう。
しかし己が声を出すより先に、少年口調の女性声が飛んできた>>12 薄明かり程度の空の下、昼の挨拶を交わす自分達が奇妙に思えて、少し笑い声が漏れる]
はァい、こんにちは そそ、俺も向かうとこだよー あはっ、やっぱ俺たちみたいな奴ら集めてんだねェ、グロリアさん
[グロリアに招待されたと思われる面々を見回して、にんまり笑ったのも束の間。 その場にいる使用人がただの人間である事に気付けば、笑顔は崩さず口をつぐんだ。
幸い、食事をしてきた後だ。使用人を食いたいという欲求は湧いてこない]
(19) 2013/12/01(Sun) 23時頃
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[クラリッサと名乗る彼女からの笑みに篭る情>>18を感じて 男はふっと目を細めた。]
はじめまして、クラリッサ嬢。 俺はシーシャ。よろしく。
[簡素な挨拶が親しみのある声音で綴られる。 褐色の双眸が向かう先にいる男をちらと見遣った。 彼の言葉>>19を聞くと]
どれだけ集まるんだろうなぁ。
[見当がつかないという風に軽く肩を竦めて]
(20) 2013/12/01(Sun) 23時半頃
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あはは、一体、何人がお呼ばれしてるんだろうねー。
[>>19使用人の事を察したらしい青年に対し、呼ばれた者達については触れずに応じ。
微かに吹いた風に誘われるように、すん、と鼻を鳴らす。 そう接近せずとも、金髪の男の纏う真新しい血臭を血を主食とする吸血鬼の鼻が感知していた。]
…へぇ、貴方。
[食事してきたんだね。 ―と、其処までは言わずに女は褐色を細めて微笑む。 自分は数日食事を取っていないが、自制範囲内だ。]
(21) 2013/12/01(Sun) 23時半頃
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[別邸へと向かった船が戻ってくる。 幾度それが繰り返されるかは知らないが その事から先客が居るのだろうことが予想出来た。]
船、来たみたいだね。
[船を見遣り呟いて]
此処に居ても寒いし立ち話もなんだ。 そろそろ行くけど――…
[二人は如何する、と尋ねるように順に視線を向けてから 荷物を持ち、船渡しの使用人の方へと踏み出した。]
(22) 2013/12/01(Sun) 23時半頃
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[>>20目を細めるシーシャからは優しげな雰囲気が感じられて。 この人はいい人そうだ、と頭に留め。]
シーシャだね、宜しく。
[彼の挨拶には満面の笑顔を浮かべて応じる。 グロリアが懇意にしている同族の商人がいる事は知っているが、彼とは知らない。 彼女本人から聞けば分かるだろうが。]
(23) 2013/12/01(Sun) 23時半頃
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あ、本当だー。
[>>22シーシャの言葉で別邸と港町を繋ぐ船が戻って来たのに気付いた。 おーい、と言いながら、此方にやって来る船に向かってひらひらと左手を振ってみせ。 やがてシーシャに如何する、と視線で問われれば。]
僕も特に待ち合わせはしてないから、早くお屋敷に行きたいな!
[手袋をしていない―トランクに詰めてしまっていた事に外に出てから気付いた―手に息を吐きかけてからトランクケースを抱え直し、シーシャに続いて船の方へ歩を進めようと。]
(24) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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―小島/船着き場―
[フード付きの白いコートは薄明の空の色に彩られ、船灯の温かな光にもまた照らされる。 広く大きな背に背負った黒いギターケースもまた、淡い光の色を弾く。]
(25) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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顔も広そうだしねェ、グロリアさん
[どれだけ集まるのだろう、と言う彼らの会話に頷きながら口を開き。 何かを察したような彼女の言葉>>21には、肯定の意を込めて微笑み返した。 細められた褐色の瞳を見つめる事しばらく。 シーシャの声>>22を聞いて、戻ってきた船の存在に気付く]
俺も行く行く、行きますよっと
――そうだ、俺はフィリップ よろしくね、お二人さん
[ようやく名乗ると、また船の方へ向き直り、使用人の方へ駆け出した。 小島へ一番乗り、は叶わなかったようだが、せめて船には一番乗りでありたい**]
(26) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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[丁度同じ船に乗り合わせていた、「人ならぬ」気配の者たち>>5>>13。 そんな同乗者たちの姿を見た時に軽く挨拶はした。 しかしそれっきり自ずから口を開くことはなく、寒いなどと零すことさえしなかった。
少女じみて見える女>>11の声、その男>>17が港町の方を指して問い返す様。 そのふたりを横目に見ながら、この青年は漸く口を小さく開いた。]
心地良くは思わないな。俺は。
[港町の船着き場に来た時から、この島に辿り着いた今まで、ずっと保ってきていた無表情のまま。]
(27) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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[職業柄、人と接する事は多い。 血への欲求とも折り合いをつける術は備えているから 血の色や匂いに対しても公の場で反応を示す事は少なくある。 お呼ばれの前に腹ごしらえするのも 招待主に手間を掛けさせぬ為に必要な事と思っていたから 貿易商である男が空腹を感じるのも、まだ先の話だろう。]
類は友を呼ぶ、か。 グロリア嬢にこんな美人の知り合いが居るとは知らなかった。 紹介してくれてもいいのにね。
[軽い口調で悪戯に人懐こい笑みをクラリッサへと向けた。 隠す事でもないからグロリアとの関係や生業については 彼女に尋ねれば容易に知れること。]
(28) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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[もう一人の同乗者にも話は聞こえていたらしく、 青年が無表情に小さく零すのには>>27、]
奇遇だねぇ、……俺もだ。
[ため息のように吐きながら、苦笑いを湛えた。]
(29) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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[クラリッサとフィリップの反応>>24>>26に小さく笑う。]
じゃ、一緒に行こうか。 ――…、ん、よろしく、フィリップ。
[名乗りを受けて声を返した。 歩みを向けた先にいる使用人にみせるのはグロリアからの招待状。 見せずとも問題はないのだろうが手っ取り早く済ませる為の行為。]
そっちの二人も招待されたクチだ。 よろしく頼むよ。
[船渡しの使用人に声を掛けて船に乗り込む。 揺れる船の入り口で振り返り後に続く者へと手を差し出した。]
段差、気をつけて。
(30) 2013/12/02(Mon) 00時頃
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[話がひと段落着いたなら、 自宅兼店舗とは比べ物にならない、質の高そうな邸へと足を向ける。
荷物は使い込まれた小さめのドクターズバッグ一つ。 隣町へ柱時計の修繕にでも呼ばれたような風体である。
娘が先か男が先か、青年が先だったかもしれない。 男は玄関の前に立ち、ドアノックハンドルに手を伸ばして、 コンコン、と客の来訪を報せた。
男はこの邸の主・グロリアとの直接の面識はなかった。
同類伝にこの夜の事を聴き、 「そう」であるなら歓迎されると聞いて。]
(31) 2013/12/02(Mon) 00時半頃
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[>>28女は吸血し、人間を死に至らしめる事に罪悪感は感じないので滅多に飢えた事がない。 けれど噂を聞いてからは暫く家に籠っていたので、自然と吸血する機会も失われて。 グロリアの手紙を受けた後にようやく喉の渇きを覚え、久方ぶりに吸血を行ってからは食事をしていなかった。 ―燃費は良い方だから大丈夫だろう、という楽観。]
…あはは、口が上手いなぁ。 褒めても何も出ないよー。
[軽い口調で話すシーシャにけらけらと笑い声を立てる。 言われ慣れない言葉に少しだけ声が揺れたが、紛れる範囲だろう。]
(32) 2013/12/02(Mon) 00時半頃
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[横目に捉えたその男>>29の面持ちからは、何かを堪えるような色が伺えた。 その返答も聞けば、彼がどんな顔をしかけていたか幾らか想像はつく。 青年はこの時無表情を崩し、苦笑い気味に僅かに口許を歪めてみせながら、頷いた。
それから、もう一人の同乗者である女の方も一瞥して――頭の悪そうな素振りにも、特段眉を潜めたりもせず――屋敷の灯りが見える方に、足を向けた。]
(33) 2013/12/02(Mon) 00時半頃
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そうだねぇ、楽しい会になると良いなー。
[>>26肯定を含んだフィリップの笑みに向ける顔は同族に向ける屈託のないもの。それにささやかな悪戯を見つけたような無邪気さを孕み。
グロリアとは互いの家を何度か行き来しているが、こうして大勢の同族と会う経験はそうなかった。 だからそれなりに緊張はしているが、出会った二人はいい人そうだ、と判断していた。 やがてシーシャの言葉で意識は船の方へ向いて。>>24]
フィリップ、だね。 ん、よろし…。
[名乗った彼の名前を復唱している内に、船の方へと駆けだしていく彼の姿を見ればその目的は知れ。]
あー、ずるいよ…!
[船への一番乗りを目指す彼の背中を小走りに追ったが、荷物を気にしてのものなので船に乗るのは結局一番最後。]
(34) 2013/12/02(Mon) 00時半頃
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[グロリアが姿を現したなら、恭しく一礼を。]
サイラス・ブローバーです。 初めまして。
……いや、以前あそこの港町でお見かけしたことが。 住まいはあそこではないんですがね。 ――貴女が、グロリアさんだったんですね。
[普段は口の悪い男も、邸の主にはそのような口をきかず。 ここを訪れた経緯などを話した。
証明など必要ないだろう、男が「人」ではないという事の。 彼女を一目見て「そう」だと認識したのと同じように。
案内されたなら、一階のリビングで紅茶でも頂戴したか>>1。
同じく茶器を傾ける者が在れば、他愛も無い世間話でも。 用意されたクッキーにも手を伸ばして、寛ぎながら過ごした。**]
(35) 2013/12/02(Mon) 00時半頃
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[フィリップを追いかけたのは何となくだ。 けれど差をつけられれば、僅かに頬を膨らませ。 そうしている間に、>>30シーシャが船渡しの使用人に紹介状を見せていた。 顔に見覚えはある。多分、以前にも船に乗せてくれた人間だろう。 追従する形で使用人に笑顔を向けて。]
宜しくねー。
[波に揺られてゆらりと動く船の入り口。 シーシャに手を差し出されたなら、荷物を持っていない方の手を出してその厚意に甘える事にする。]
あ、ありがとー! ふふ、紳士だねっ。
[感謝の言葉と共に、ふらつく事もなく船上へ。**]
(36) 2013/12/02(Mon) 00時半頃
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サイラスは、サミュエルが頷くのを見て>>33また一つ、島の空気を大きく肺に入れた。**
2013/12/02(Mon) 00時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/02(Mon) 01時頃
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[笑うクラリッサの声>>32に眼差しが緩む。]
本心なんだけどなぁ。 はは、クラリッサ嬢の笑顔が一番のご褒美だ。
[さらと言い遣りからりと声をたてて笑った。 一番乗りしたいという欲はないから フィリップの望み>>26は叶う事だろう。 差し出した手にクラリッサの手>>36が重なる。]
どう致しまして。 淑女を前にすれば自然と、ね。
[危なげない足取りに安堵して 船上に下り立つ彼女の手が滑るように離れるを儘にする。]
(37) 2013/12/02(Mon) 01時頃
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―邸宅前―
[邸宅の主に向けて来訪を知らせる同行者>>31。 彼より後に玄関前に着いた青年は、その後ろから様子を見遣る。 やがて、ぎぃ、と扉が開く音。ふわり舞いこんでくる微かな暖気。 そして姿を現した、黒いワンピースと金髪の女性>>35。]
この前はどうも、グロリアさん。
[サイラスと名乗った男の後から、小さな笑みと共に向けた挨拶。 コートのポケットの中に入れていた招待状も示さずに告げたそれは、知り合いであると示すような言葉。 けれど具体的にどんな関係があったかを、この場で告げることは無く ただ足早に――寒さから逃れるかのように、邸内へと足を踏み入れた。]
(38) 2013/12/02(Mon) 01時頃
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―邸宅1F/リビング―
[玄関口のハンガーに白いコートを掛けてから、グロリアの案内を受けリビングへと。 背負っていたギターケースを壁に立て掛けてから、その近くの席に腰を下ろした。 やがて用意された紅茶のカップに小さく口をつけ、その香りと温度を味わいながら、サイラス>>35が語る世間話に、相槌を打ったり短く言葉を交わしたりしたものだった。]
そういえば、まだ名乗っていなかったな。 俺は、サミュエル・ウィグナス。 呼びにくかったら、適当にサミーとでも呼んでくれれば。
[少しだけ口数が増えたのは、邸内の空気の温度に加え紅茶の温もりをも得られたから。 温まった喉から発せられる低い声は、よく通る響きの声だった。 この名乗りはサイラスだけでなく、場を同じくする者が他にも居るならば、その者にも聞こえるように向けたものだった。**]
(39) 2013/12/02(Mon) 01時半頃
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[船から船着場を眺める。 招かれた者が他にいないか確認するようにしてから 船内へと引っ込み船の出立を待つ。]
穏やかな夜、か。
[招待状に記された誘いの言葉を口遊む。 穏やかでない噂はグロリアの耳にも届いている事だろう。 だからこその誘い文句かと思えば少しばかり眉尻が下がった。]
こういう時は大人しくして遣り過すもんだろうに しょうのないお嬢さんだよな。
[独り言ちて息を吐く。 ゆるゆると首を左右に振って]
こんな時だからこそ、なのかな。
[彼女にとってはそうなのだろうか、と零しながら 案じるだろう者の存在を思い苦笑した。]
(40) 2013/12/02(Mon) 02時半頃
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[船で辿り着いた先は小島。 海を渡った向こうの船着場からは灯台とグロリアの別邸が見える。 揺れぬ地を踏みしめて、はぁ、と大きく息を吐いた。]
送ってくれてありがと。
[振り返り、渡しの使用人に礼を言って 男はコートの裾を翻した。**]
(41) 2013/12/02(Mon) 03時半頃
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―船着場―
灰色の水面 広がる波紋
私たちはこの海からやってきた そして私たちはこの海にやがて還る
身体を巡る緋色もいつかは海の青に消えていく
[仄暗い世界を進んだその先。 灯台の焔――――。 光の示された先で女の息は闇に溶けていく。]
………え?あ、はい?意味が分からない? あー…趣味です、趣味…ポエマーなんです、私、はい。 そんな私に恋してもいんですよ、おにーさん。 ………ジョーダンです、あはは。ところでおにーさん。
[手元の地図で自分の行くべきところを指し示す。]
(42) 2013/12/02(Mon) 06時頃
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[この島には灯台と邸宅が一軒。 明らかに描かれているものとは違っている。]
私、お仕事でこちらに立ち寄る必要があったのですが。 ……え?詩人の仕事ですか?違いますけど。 ほら、私の素晴らしい詩は趣味ですから、趣味。
[得意気に女が喋った後に船に乗せてくれた男が申し訳なさそうに自分の主人の話はじめた。]
うーん…つまりは…私は招待客と人違い…といったところですか。 困りましたね……私、今回の企画から外されてしまうかもしれないですね。 責任とって頂けますか?
[困った表情をする男に女は笑みを浮かべて詰め寄る。]
寒いですしお腹すきましたし荷物重いですし暗いですし仕事クビになりましたしつまるところ無職なので行くアテも失ったわけですからやさしいおにーさんはこんな私のため一体何をしてくれるというんでしょうか、あ、私は何も支払いませんよ、当然ですよね。
[ほぼノンブレスで言い切る。]
(43) 2013/12/02(Mon) 06時半頃
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おにーさんの身体で支払って頂いても結構ですよ?
[満面の笑みを浮かべた女。 灯台の光が差し込めばそれはなおのこと妖しく男の瞳に映っただろう。 女が求める"それ"は勿論食欲を満たすための"それ"であるわけだが。]
あはは、ジョーダンですよ。 招待客と間違われたというならせっかくですから、お邪魔させてもらってもいいでしょうか? さすがに電話はあるでしょう? それをお借りできて、先方と連絡が取れればそれで結構ですから………ああ、でも。
[女はゆっくりと視線を動かす。 まだ船着場にいる者がいたろうか。]
(44) 2013/12/02(Mon) 06時半頃
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ここに滞在するのも悪くはないかもしれないですね。
偶然とは全て必然 ここに降り立つは神が用意したシナリオ通り
……イマイチですねー今のは…。
[息を大きく吐きだす。 それは、落胆とも――――期待とも。 そのどちらともとれるものであり。]
……挨拶、させてもらいますか。 後、人違いのお詫びを要求させてもらいましょう。
[気まずそうにしている使用人の男に、女は笑み向けた。**]
(45) 2013/12/02(Mon) 06時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/02(Mon) 06時半頃
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[>>37どうやら一瞬の動揺は気付かれずに済んだらしい。 グロリアがいたなら、悪戯っぽい笑みを浮かべたかもしれないが。]
へぇ、それはお得だな。
[笑顔で済むなんて安いものだ、とこちらもからりと笑う。 男のものだと分かる自分のものよりも節の太い手に支えられて船に上れば、一歩踏み出してからするりと手を引いて。]
淑女ぉ? ボクを捕まえて”淑女”だなんて、シーシャって変わった人だなー。
[褐色を丸くすると、ころころと笑う。 この物言いを聞いた上で淑女扱いされたのは初めてだ。]
(46) 2013/12/02(Mon) 12時頃
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[やがて船からの眺めを楽しんだ後に軽い足取りで船内に入る。 適当な場所を見つけて腰を下ろすと、膝の上にトランクケースを載せて抱え。]
―…。
[きっと楽しい一夜になる筈だ。―だってグロリアが主催する会なのだから。 噂を聞いて胸に芽吹いた不安なんてすっかり消えてしまうくらいの、グロリア自身のように優しく包み込んでくれるような…そんな一夜になる。 トランクに掛けた指先が僅かに震えた。 女は瞠目した後に一度深呼吸をして、]
あー、早く着かないかなぁ! ねぇねぇ、二人は普段何をしている人なんだい?
[空元気を出して女は笑う。 そして好奇心に満ちた瞳を向けて、船に相乗りする事になった男達にあれこれ話し掛けるだろう。**]
(47) 2013/12/02(Mon) 12時半頃
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─船着場での会話─
質問に質問を返すのは感心しないな。
[小島の船着き場にて、何となく同族なんだと思っていた男。彼に何となく問いかけた言葉の返答に>>17眉を寄せて鼻で笑った。
肌に感じる寒さを込めた様な声は、少女の見た目で止まった自分にはそぐわないだろう]
(48) 2013/12/02(Mon) 15時半頃
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なるほど、人の居場所に心地よさはないってコト?
[もう1人の同乗者の言葉>>27には、わずかに興味がそそられて片眉を上げる。 サミュエルの言葉に応じたサイラスの苦笑>>29を見れば、頷きをひとつこぼした] 別に居心地の良さとか覚える必要はないんじゃない? ただ人が住んでるだけで、10年も経てば簡単に変わるかも知れない光景になんて、何かを思う必要はないんだし。
(49) 2013/12/02(Mon) 15時半頃
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私達は世界から切り離されているんだから、何かを感じるだけ無駄でしょ。
(50) 2013/12/02(Mon) 15時半頃
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[2人の男にはそう自分の見解を投げて、それから潮風よりも冷えた表情をにふんと気の抜けた笑顔に変えた]
あ、あたしマドカ! グロリアちゃんのお邸にお呼ばれしてるの。おにーさん達もでしょ、同じ夜を過ごすオナカマってコトだ。
[冷めた声からはしゃぐ甲高い声にトーンをシフトチェンジ。オナカマという言葉には、少し意味深なニュアンスをスパイスとしてブレンドする。 それからにふんと笑ったまま、手袋についたうさぎを男達の前に突き出してみた]
ヨロシクネ♪
[2人の男に、二羽の顔だけのうさぎをまるで腹話術用のパペットの様に動かし、ぺこりとうさぎの頭を下げてみた]
(51) 2013/12/02(Mon) 15時半頃
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―邸宅前へ― [女が乗ってきた船には女1人であったらしい。 完成度の低い詩やら、女のマシンガンともいうべ愚痴を聞かされた使用人である男から道案内は断られた。 邸宅までの道を躊躇いなく歩いていく。]
なるほど………。 ウェルカムボード、というやつですかね…これ。
[玄関のボードを暫く眺める。 無用心とも取れる玄関の様子を怪訝そうに窺がう。]
……さてはて。 こういうときに己が人生を振り返るのはよくないですね、はい。
[邸宅をゆっくりと見上げる。]
(52) 2013/12/02(Mon) 16時半頃
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[フードを目深に被った女は再び躊躇うことなく、 邸内を早足で歩き出した。 向かう先は一番気配が濃厚である場所。 ゆるく結った髪は少し乱れてはいたが、どうやら気にする素振りもなく、その部屋に足を踏み入れた。]
………ごきげんよう。 ええっと……少し趣味が悪いようにも思えるこの邸宅の主人というのは貴方のことでしょうか?
[取り繕うことなど一切しないまま詰め寄ったのは、 部屋の中にいた2人の男のうちの1人。 身長は低い方、年齢は上に見える方、という勝手な偏見により主人と定められたのは時計屋であったわけだが否定する間も与えず喋る。]
(53) 2013/12/02(Mon) 17時頃
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私、おたくの使用人のおにーさんのおかげ様で人違いにあいまして、ええ、はい、仕事に間に合わないっていうか、サボりとかに思われてもうクビになっちゃってるかもしれないんですよね、責任とってくれます?とってくれますよね?別に新しい雇用先とかは言わないので電話貸してくれて、1晩宿を貸してくれればそれでいいですし、お腹満たしてくれればそれでいいですし。
[笑みを浮かべたまま告げた言葉に対する返答が返ってきたのは己の背後から。 しかも女性の声であったから、振り返ってその声の主にゆるりと自然を向けた。]
……あら。 貴女のほうがご主人でしたか、これは失礼致しました。 泊めて頂けますよね……?同類のよしみで…ね? あ、お騒がせ致しました、ご歓談の続きをどうぞ。 貴方も人違いされた人に人違いされたなんて気分を害してしまったなら申し訳ありません。 この中で一番……………そう、立派…?に見えましたので。
[リビングにいた面々をはじめ、誤って詰め寄った時計屋の男に謝罪をする。 言葉を濁しながら紅茶を手に取れば、椅子に静かに腰かけた。 歓迎ということで、"グロリア"という主人の名前を聞けばフードを初めて取って呟いた。]
(54) 2013/12/02(Mon) 17時頃
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………髪、ちょっとはねてますよ、グロリアさん。
[どう見てもお前に言われたくないだろう、という髪の乱し方をした女は邸宅の主人にそう告げた。 口元にカップを寄せればそのまま一口含む。 香りと味を楽しみながらも、物足りなさに溜め息をついた。]
……………。
[あえて名乗らず――――女は紅茶を楽しむ。**]
(55) 2013/12/02(Mon) 17時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/02(Mon) 17時頃
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[クラリッサの声の揺らぎ>>32を感じ取りはしていたが シーシャはそれを表に出さない。 相手がそれとしれぬように紛らわす素振りを感じると 触れぬように気付いたとさえ知れぬようにふるまうのが癖。
――といっても、状況次第では、 あえてそれに触れ、反応を愉しむ事もあるのだが。 笑い告げられた「お得」の声>>46には小首を傾げて]
……そ?
[と不思議そうにするものの 彼女がそう言うのならそうなのだろうと納得する。]
俺の目には立派なレディーに見えるけど。
[物言いからは少年らしさを感じる彼女にさらとそう返して、 変わった人と言われても 楽しげにクラリッサの表情が変わるさまを見ていた。]
(56) 2013/12/02(Mon) 17時頃
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[船内では何するでもなく景色を眺めていた。 薄明に煌めく波間とその向こうに見える小島。 大海にあれば景色の流れもささやかに感じられるのだが。 深呼吸の気配にふと視線がはずれる。 早く、とクラリッサの声聞けば頷きみせて]
再会が待ち遠しいみたいだね。
[向けられた問い掛け>>47には瞬き一つ挟み]
普段? ああ、貿易商をしてる。
――クラリッサ嬢は、普段何を?
[答えてから、同じ問いをクラリッサに返した。**]
(57) 2013/12/02(Mon) 17時頃
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─>>51続─
[頭のゆるい少女の様に名乗りを上げた私に、同乗者達はどう反応を示しただろう。 2人からの名乗りがなくても気にはしないのだけど。 そうしてグロリアの邸へと向かう>>13]
[ウェルカムボードが重厚なドアの前に置かれる様に、わずかに溜め息をこぼす。 さすが人から弾かれてもセレブリティな人は違うと、目の前にした邸を見上げて苦く思う]
(大違いね)
[その日暮らしでちまちま生き続けている私と、この邸の主との生活水準の差にひっそりと眉を寄せる。 そうしている合間に、同乗者の男2人が先に邸へと入っていった]
(58) 2013/12/02(Mon) 20時頃
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─グロリアの邸、玄関─
[その後に遅れて邸の扉をくぐれば、この邸の女主人が姿を現しただろうか。 現さなければ内心の苦味を掻き消すくらいの能天気な声を張り上げ、『ぐっろりあちゃーん、マドカ来たよー!!』と彼女に来客の存在を知らしめた事だろう]
[そうして現れたグロリアと同乗した縁でこの邸までの同行者だった男達の挨拶が終えた頃を、私は自分のターンとした]
(59) 2013/12/02(Mon) 20時頃
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やっほ、グロリアちゃんお久しぶり。招待状あんがとね。 海風さっむいねー。外の雪が視覚的にも寒さ増し増しで、イヤになっちゃうー。 あったかい紅茶が飲めたら嬉しいにゃー。勿論タダとは言いませんよ、オレンジとチョコチップのスコーンを作ったのです、それで手を打ちましょうぜ?
[他愛のない話をしながら、ひらひらとグロリアからの招待状をかざし。そうして言葉の最後には、数少ない荷物を纏めた橙色の生地に水色のドット模様がプリントされた大きめな手提げバッグ(手提げだけど肩にかけていたりする)から手製のスコーンを取り出して。 茶目っ気たっぷりに笑えば、グロリアはリビングに案内してくれただろうか]
(60) 2013/12/02(Mon) 20時頃
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[背後からの声>>34に笑い声を上げながら、無事一番乗りと相成った。 一番船に近い位置にいたのはシーシャだが、彼は順番には興味がないらしい。遠慮なく先に乗りこませて頂く。 招待状を提示するシーシャ>>30を見て自分も出しておくべきかと思ったが、幸いこちらも客であるという事は彼が説明してくれたようだ。
船に乗りこめば、景色には視線を向けず手元の便箋を弄んだ。 拘ったのは順位。船にも景色にも然程興味は無いのだ。
ただ、ひとつ。震えたように見えた指>47には興味をそそられたが、追究する事はしなかった]
へえ、シーシャさん貿易商なんだ? 振る舞いが紳士そのものだし、どっかの高級なお店の従業員さんかと思ったよ
[会話>>57に横から割入り、彼の口から出た問いを重ねるようにクラリッサに視線を向ける。 自分が何をしているのか。それを語る事はしなかった]
(61) 2013/12/02(Mon) 20時半頃
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─→邸1F/リビング─
あったかい。暖炉のおかげでぽかぽかー。
[はにゅんという擬音をわざとらしく意識して、だらしなく緩めた表情。そしてたゆませた身体。 そのまま一人がけのソファを陣取り、ぽいぽいっとほどいたマフラーとうさぎ手袋をバッグに放り込んだ]
良ければスコーン食べなよ。景色は時が経てば変わるけど、甘いものの美味しさだけは変わらないもんだよねぇ。
[なんてその場にいた者にスコーンを勧めつつ紅茶をちびちびすすり、クッキーを頬張る。口の中に広がるクッキーの甘味は、どんな時でも私を幸せにしてくれる。 ……血の味なんかよりも、ずっと]
[同行した男達の世間話>>35や自己紹介>>39なんかを聞いたりしながら、ゆったりとしたあったかい時間を噛み締める。 それを破ったのは、一人の女の来訪だった>>53 邸の主を間違えるという盛大な間違いをしながらも、彼女が抱えたトラブルはグロリアの取りなしで落ち着きを見せただろう。
そうして落ち着いたのかティーカップに口をつける女に、私はスコーンを勧めながら訊ねてみる]
間違いのおねーさん、アナタのお名前は?
(62) 2013/12/02(Mon) 20時半頃
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[>>56相手が気付いていないものとばかり思っているので、女は無邪気に笑っている。]
お得だよー。 だって、僕は褒められて嬉しいし。 そのお礼が笑顔で済んじゃうなんてさっ。
[首を傾げ、不思議そうなシーシャに笑いながら告げ。]
えー、そうかなぁ。
[船の床面を二、三歩歩き、くるりと回る。 動きに合わせて外套の裾とその下から覗くスカートが揺れた。 衣類は女らしいものを着ているけれど、自分が淑女だとはとても思えない。]
(63) 2013/12/02(Mon) 20時半頃
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[景色を見た後は船内に座り、潮の香りを感じながら屋敷の主に会えばきっとこの不安も溶けて消える、と自分に念じていた。 人間とは違う身は、薄明りの世界を怖いとは思わないが…噂の事がある。]
あぁ、最近は忙しくて会えていなかったからね。
[>>57問われれば、小さく頷きながら外に視線を向ける。小島が段々と近づいてくるのが見えた。 電話で何度か話はしていたが、基本は街に暮らす身だ。孤島に暮らすグロリアと気軽に会えるわけではない。 自分の職業を告げる言葉には僅かに目を瞬かせ、フィリップから向けられた視線に頷きながら。]
へぇ、そうなんだ。 ボクももっとお堅いところで働いてる人かと…あ、でも上の人達と取引をしてるなら礼儀作法も必要なのかなぁ。
―ふふ。 何をしてる人に見える?
[フィリップが答えないのを指摘する事はせず。 悪戯を思いついた子供のような笑みを浮かべながら聞き返す。 別に隠すつもりはないけれど、ちょっとした悪戯心が沸いて。 さて、何という答えが返ってくるだろう、と女は褐色を細めながら首を傾げた。**]
(64) 2013/12/02(Mon) 20時半頃
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ああ、そっかあ、グロリアさんと付き合いがあるくらいだもんねェ そりゃ礼儀作法も必要かァ
[>>64上の人達と、と言う彼女の言葉に同調するように頷いた。 聞き返す言葉には頭を捻り]
……お針子サン?
[完全に服装からの安直なイメージなのだが。
雑談を交わす内に小島は見えてきただろうか。 上陸の際は順番に拘らず、シーシャの後を追って船を降りた]
(65) 2013/12/02(Mon) 21時頃
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[島にただひとつ佇む屋敷。歓迎する看板と、その下に集う客。 それらがグロリアという人物を表しているようで、密やかに笑う。 これで期待した通りの美人であれば言う事はないのだが。
先に降り立った人物がコートを翻す様>>41に倣って歩き出す]
……楽しみだなァ
[漏れる気持ちを隠さず、ただひたすら屋敷への道を辿った]
(66) 2013/12/02(Mon) 21時半頃
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―船着き場での会話>>48―
……そいつぁ、失礼した。 「いいモンでも」という問いに、どう答えたもんか困ったんでな。
[騒がしかった娘がすっと温度を下げたので>>48、 「おっと」と、上辺だけの謝罪を。
無表情な青年の答えに頷いたように、 あそこのような場所で男が生活する事自体は、心地よいとは思えない。
けれど、あの灯りの元で、 「人として生きられたなら」という……
憧れのような、 捨てきれない思いも身の内にあるような気もして。]
(67) 2013/12/02(Mon) 22時頃
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[「切り離されている」、「何かを感じるだけ無駄」と 言い切る娘が笑えば>>50>>51、]
どれだけ年を重ねたら、あぁなるのかねぇ。
[ぼそり、と。 余程の地獄耳なら、聞こえていたかもしれないけれど。
声のトーンを切り替え、 「マドカ」と名乗る騒々しさが戻った娘に>>51]
あぁ、よろしく頼むよ。 オナカマのマドカちゃん。 俺はサイラスだ。
[コミカルに動くうさぎの手袋に向けて、紳士ぶったお辞儀を一つ。]
(68) 2013/12/02(Mon) 22時頃
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―邸前→1Fリビング―
[自分の挨拶を済ませると、 同行者の青年がグロリアと言葉を交わすのを聞いていた>>38。
その様から二人が既知の仲、さらには親しい間柄と見受けられた。
二人の話が切り上げられると、 青年と共に案内されたリビングへと。
暖かい空気に包まれながらも、 すぐには身体の芯まではあたたまらず、 僅かにぶるり、と身を震わせた後に外套の上から腕を摩った。
青年が楽器のケースを立てかけるのを見て、 彼が着ていた外套を既に脱いでいた事に気付き、男もダークブラウンのそれを脱いだ。
特に質のいいものでもないので、 席の背もたれに軽く引っ掛けて腰を下ろす。]
(69) 2013/12/02(Mon) 22時頃
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[リビングには、少し遅れて入って来たマドカの姿もあったか。
この時期の前は時計屋は書き入れ時で忙しく過ごした事に始まり、 青年には興味もないかもしれない話をだらりと。
彼から自己紹介を受けたなら>>39、 立てかけられた楽器ケースに、チラリを視線を投げた。]
あれはギター……かな? サミーは音楽家、なのか? こりゃ一曲披露ねがいた――
[披露を乞おうとした時、突然女が入ってきて、 主が聞いたらなら気を悪くしかねない言葉を発した>>53。男に詰め寄って。
驚いているうちに、 ほぼ間を置かずにペラペラとまくし立てられて>>54
口はあんぐりと開いたまま。]
(70) 2013/12/02(Mon) 22時頃
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[本物の主・グロリアの声に漸く誤解が解け、謝罪を受けて>>54、]
あっははははは……! こんな大きな邸の主と間違われるなんて、 俺も捨てたモンじゃないのかねぇ。
[大して悪いとも思ってなさそうな女から、 視線をサミュエルに戻して、「なぁ?」と。
彼女の立派という言葉を、素直に褒め言葉と取る者はいないだろう。
見た目の年齢が一番上であったか、一番寛いで見えただけか。 後者の色が濃厚かもしれない、と思いながら、 温かい紅茶を一口含んで飲み下した。**]
(71) 2013/12/02(Mon) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/02(Mon) 22時頃
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うん。かなぁって。
[>>65実際はどうだか知らないが。 シーシャの方をちらりと見ながら頷いて。]
おぉ。正解だよー。 家事手伝い、とか言われたりする事が多いんだけどね。
[フィリップの言葉にぱちぱちと拍手をする。 針仕事は趣味と仕事を兼ねている。女が着ている衣類は大抵縫ったものだ。 それからも雑談は続いただろうか。 その間、女が船内に入ってすぐのように震えるような事はなく。 船が孤島に着けば、女はシーシャ達の後に続いて船から降りる。]
(72) 2013/12/02(Mon) 22時半頃
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ありがとうねー!
[ひらひらと使用人に手を振って、荷物を持ち直すと二人の男の後についてグロリアの屋敷までの道を辿る。 編上げのブーツは女の使い慣れたもの。多少足場が悪くても転んだりはしまい。 途中、振り返って船が港街の方へと戻るのを見た。]
―…。
[繋ぐ船がなければこの地は孤立した島。 …などという考えが浮かべば、女は黙って首を振ると踵を返して再び道を辿った。 私達だけで、とグロリアの手紙には書かれていた。それはつまり同族達と水入らず、という事だ。人間の使用人たちにあれこれ気兼ねしなくていい。 ―そう、考えればいいのだ。
吐き出す息は白い。 温かい家に、グロリアの待つあの屋敷に早く入りたかった。]
(73) 2013/12/02(Mon) 22時半頃
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―船着き場にて―
[その女>>49から向けられた疑問符交じりの言葉には、 サイラスにしたのと同様に、黙って頷き返したのだが――]
――――… …解ってる、無駄なことくらい。
[冷たさ帯びて見える顔の女の前で、「でも」の語は発さないまま。 彼女が続けた見解>>49>>50に、大分間を置いてから、表情無くごちた。]
(74) 2013/12/02(Mon) 22時半頃
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[先程とは異なる笑顔と名乗り>>51、それから目の前に突き出された手袋。 その時は軽く瞬いたものの、船に乗る時のはしゃいだ様子>>11も既に見ていたから、ゆるい態度に対して然程大きな驚きの色は示さなかった。 「オナカマ」なんて言い回しに含まれたものは察せられたから、やはり、首を傾げることはせず。]
マドカ、か。 ああ、招待客……「仲間」同士、宜しくな。
[彼女と二羽のうさぎに向ける形で、小さく口角を上げてみせた。 そしてこの時、自分からの名乗りは忘れてしまっていた。]
―→グロリア邸―
(75) 2013/12/02(Mon) 22時半頃
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―それから、邸内リビングにて―
[ソファに陣取ったマドカ>>62からの勧めが聞こえ、一度席を立った。]
じゃあ、お言葉に甘えて。 ――変わらない美味さを味わえるっていうのは良いものだな。
[そう小さく笑ってみせてから、スコーンを手に元の席へと戻り。 一口含み、舌でその感触を確かめながら、噛み砕いた。
紅茶もクッキーもスコーンも、その中に練り込まれたオレンジやチョコレートも。 その何れもが己の「糧」にならないことはとうに知っている。 それでも、血への渇きを紛らわせるだけのモノにはなるとも知っている。 今は特別渇きを覚えていないものの、それでも、拒む理由は無かった。]
(76) 2013/12/02(Mon) 22時半頃
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[他愛ない話に対して退屈は見せずとも、強く興味を示すでもない。 そんな青年の黒い両目は、サイラス>>70の口からギターの語が出てきた時にぱちりと瞬いた。
――ケース内のギターはまだ室温に慣れきっていないだろう。 そう考えた故に、この時サミュエルが首を縦に振ることはなかったが――。 それ以上にある意味での一大事によって、この場での演奏は妨げられることとなる。]
…………
[その来客>>53が纏う気配が、やはり「人でない」ことは解った。 だがそれ以前に、その女がサイラスに詰め寄る様に、目を丸くしてしまった。 勘違いを質すこともできず、女が続ける口上を一度に全て聞き取ることもできず、ただ両者を唖然と見つめるばかり。]
(77) 2013/12/02(Mon) 22時半頃
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―回想/船内―
[クラリッサの無邪気な笑み>>63を微笑ましげに見詰める。]
嬉しいと思って貰えたなら幸いだね。 笑顔で済む、って…… キミの笑顔にはそれだけの価値があると思うよ。
[くるり、まわる彼女の動きに合わせて揺れる外套とスカートの裾。 ふわりと空気をはらむ柔らかな曲線の流れに一瞬細まる双眸。]
――…ん。
[納得していないような響きを感じ短い一音をのせるが 続くはずの言葉は吐息とともにのみこまれた。]
(78) 2013/12/02(Mon) 23時頃
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[フィリップの反応>>61に驚いたように瞬く。]
この仕事も板についたと思ってたんだけどなぁ。 ああ、でも振る舞いを褒められたんなら喜んでおくべきか。
[何処か愉しげにクツと喉が鳴った。 彼の口から自身の事は語られないが、 会って間もない事もあり語られる時ではないのだと思い追求はしない。 最近は会えていなかったとクラリッサから聞く>>64と頷き]
そうなんだ。 俺も、直接会うのは久しぶりなんだよね。
[グロリアとは仕事上の付き合いで個人的なものは薄い。 口振りからクラリッサの方が招待主とは親しいだろうと思う。]
お堅そうに見えるのかな? ん、商売を生業にしているから振る舞いにはちょっと気をつけてるね。
[フィリップからの言葉>>65にも小さく笑い相槌のような頷きをみせる。]
(79) 2013/12/02(Mon) 23時頃
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[同船者の素性は問われるまで考えもしなかった。 クラリッサの問い>>64に首を捻って考えていれば フィリップの答え>>65が聞こえて、ふむ、と音を漏らす。 グロリアの知己ならばお忍びの資産家令嬢。などとも思ったが 言葉にする前に答えが当人>>72の口から語られた。]
――…へぇ、そうなんだ。 じゃあキミが今身につけているものも手作り?
[手先が器用なのだとクラリッサに対するイメージがまた一つ増える。 そんな話をして船旅の時間は過ぎていった。]
―回想了―
(80) 2013/12/02(Mon) 23時頃
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[やがてグロリアの執り成しと、件の女の謝罪>>54に、ほぅと安堵したように息を吐いた。 自分が「一番」「立派」に見えない身分なのは自覚していない訳ではなかったから、そのことについては何も言い返さなかったのだが]
……あんたが言うな。
[それだけは>>55、グロリアの反応を待つことなく、ぼそりと、けれど確りと口に出して言った。]
(81) 2013/12/02(Mon) 23時頃
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[やがて席に着いた例の女が、自ずから名乗る様子も無いことを気にするより前に。 笑い声上げるサイラス>>71からの同意に、本心というにしては些か適当な調子で呟いた。]
時計屋なんて職業の所為かは知らないが――。 まあ、俺よりは、何かしらの品格でも身についてるんじゃないか。
[そうして再び紅茶に口を付け、間を置いてから。 先程の問い>>70に遅れて答える形で口を開いた。]
音楽家っていうか、流しの弾き語りっていうか。 そういう身分の俺に比べれば。
(82) 2013/12/02(Mon) 23時頃
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[今から然程遠くない日、サミュエルはこの港町まで足を伸ばし、街の一角の喫茶店で弾き語りをしていた。 何処の街でもそうするように拍手とコインを求め、時には客の中から「獲物」を見定める為に。 けれどその日は少し違っていた。 演奏の後、己の近くまで来て賞賛を伝えてきたのは「人ならぬ」気配持つ女。 ――それが、グロリアと知り合った切欠だった。
その後「同類のよしみ」としてグロリアに住所のメモを渡し、やがてあの招待状が送られて、今に至る。]
俺からの手土産っていえば歌とギターくらいしかないし――。 もう少し後になったら、弾かせて頂くさ。 ささやかなものだけど、気に入って貰えたら嬉しい。
[今告げるこの言葉は、グロリア、それに披露を乞おうとしていたサイラスに対しても向けたもの。]
(83) 2013/12/02(Mon) 23時頃
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―回想・船内―
[>>78シーシャの言葉に大きく頷いてみせる]
そりゃあ、嬉しいよ。 誉められて嬉しくないヒトはいないと思うよー?
ふぅん、そんなものかな。
[回った後も危なげなく止まり。 女は自分の笑顔の価値など、考えた事もなく。 呑み込まれた言葉にも気付かない。
やがて景色を見に、軽やかな足取りで船首の方へと歩いて行ったか。]
(84) 2013/12/02(Mon) 23時半頃
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[迷うことなくまっすぐにグロリアの別邸へと向かう。 玄関先へと辿りつけば其処には「ようこそ」の意のボード>>#6]
――…ああ。
[自由に出入りできるようになっているらしい別邸の在り方に 微か眉を寄せて渋い表情を過ぎらせた。]
さすがに、不用心過ぎやしないか。
[困ったような気配が吐息と共に零れる。]
(85) 2013/12/02(Mon) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/02(Mon) 23時半頃
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[>>79驚いたようなシーシャの様子に首を捻りながら答え。]
うーん、貿易商っていうと、もっと恰幅良いおじさんのイメージが強いっていうか。 貴方は物腰が柔らかいから、接客向きだと思うよ。 お堅いというか、洗練されてるから良家の執事なんかも勤まっちゃいそうだよね。
[まぁ、同族であれば容姿は吸血鬼になった頃から変化しないものだが。 自分も久々だと言うシーシャの言葉は、彼の職業を聞いた後なのでうんうんと頷き。]
そうなんだー。 やっぱりお仕事忙しいとそうなるよね。
[使用人に見せた招待状のように、手紙などでやり取りをしていたのだろうか、などと考え。 グロリアが懇意にしている同族の商人がいると聞いた事を思い出すが、本人に尋ねる事はしない。]
(86) 2013/12/02(Mon) 23時半頃
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[>>80シーシャの答えを待たずに種明かしをしてしまった。 ちょっと早かったかな、と舌をちらりと出し。 彼が自分がグロリアと同じ令嬢という可能性を考えていたとは知らず。]
そうだよー。 作れるものは大体作ってしまうかな。 これとか、気に入ってるんだー。
[グロリアにもまだ見せていないワンピースと揃いの頭巾を指差して見せながら、屈託なく笑う。]
―回想了―
(87) 2013/12/02(Mon) 23時半頃
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―グロリア邸―
お邪魔しまーす。
[やがて別邸に至り、玄関先に置かれたグロリアの書いたと思われる看板>>#6を見れば唇を緩ませ。 女は不用心と考える事はなく、軽い足取りで屋敷の中へと入っていく。
外と違って、やはり屋敷の中は温かい。女の表情はほっとしたように緩む。 迷う事なく客間へと向かい、既に到着していた客人たちの姿が見えればワンピースの裾を左手で軽く持ち上げてみせながら笑顔で挨拶をし。]
どうもこんにちは! ボクはクラリッサ。今晩は宜しくね。
(88) 2013/12/02(Mon) 23時半頃
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グロリアさんはお久しぶりー! お招きどうもありがとうっ!
[彼女の手が空いていれば、トランクを置いて近寄り、抱擁を仕掛ける。 柔く抱き返してくれたグロリアの纏う上品な香水の香が女の鼻を柔らかく擽った。]
ふふっ、お土産を持って来たんだよ。 後で渡すから、楽しみにしていてね?
[屈託なく笑う女をグロリアは笑顔で歓迎してくれた。 やがて抱擁を終えて外套を脱ぐ事を勧められれば、女は頷いて。 赤褐色の外套を脱げば、手製のワンピースドレスが見えるだろうか。]
(89) 2013/12/02(Mon) 23時半頃
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ふふ、人を見る目がないことには自信があります。 …………最近、耳も遠くていけませんね、私。
[人違いしてしまった男の言葉をそのまま受け取った女はそんな風に呟く。 そして、もう1人の男がぼそりと呟いた言葉はしっかりと耳に届いていたが、聞こえなかったふりをした。 差し出されたスコーンに1つ瞬いてから、それを受け取った。]
おいしそう。いただきます、うさぎさん。 …………名前ですか……そうですねぇ。
ジリヤとでも呼んで頂ければ。 私を私と表現する最適なものかと思いますから。 人生の旅人といったところですね。
[尋ねられなければ言葉少なく、その場に佇む。 招待を受けている者の邪魔をするつもりはないが、女が動くと邪魔になることは理解しているようである。 そうして、増えた来客に静かに視線を向けた。]
(90) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 00時頃
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―別邸―
[考える間にクラリッサは屋敷の中に>>88。 気に入っていると言っていた>>87パッチワークの頭巾から覗く編まれた髪が、後ろ背に揺れるのが見えた。 形ばかりのノックをして]
失礼するよ。
[言葉を発してから男もそれに続く。 クラリッサから遅れること暫し。 客間へと姿を表した貿易商は クラリッサと抱擁交わしたグロリアへと歩み寄り]
グロリア嬢。 此の度は素敵な集いへのお招き感謝します。
[す、と手を伸ばしグロリアの手を掬うようにして 流れるような所作で腰を折り、たおやかな手の甲に唇を寄せた。]
(91) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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…うん、これは新作だよ。 頭巾と合わせて作ってみたんだ。
[服について触れられれば、にこやかに笑って答え。 脱いだ外套は軽く畳んで鞄の上に乗せる。 主にお茶を勧められれば、空いた椅子に腰を下ろして]
わー、ありがとう。 それじゃあ早速ご相伴に預かっちゃおうかなっ。
[嬉しげにクッキーを取って口に運ぶ姿は見かけ相応。]
(92) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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―グロリア邸―
どーかん これじゃあ、あんまりにも、ねェ?
[不用心だ、との声に>>85同調しながらくつくつ笑う。
先を行くクラリッサの後を追うように客間に足を踏み入れると、当りを見回した。集まっている面子は老若男女(吸血鬼にこの表現は不適切か?)様々だ]
楽しい夜になりそうだねェ
[久方ぶり――おそらく――の抱擁を交わしているご婦人は期待通りの美人であったし。 グロリアその人は招かれざる客であっても同類であるならば、と拒む気配は見せなかった。
事情の説明は後々で良さそうだ。 今はただ、再会を喜び挨拶を交わす人々を遠目から眺める事にした]
(93) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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―邸1F・リビング―
品格? 俺に? ――んなモン俺には……
[サミュエルが呟くのを>>82、カラカラと笑って聞いていた。
「俺よりは」「俺と比べれば」と、 自身を卑下するような言葉を重ねるのには、 「んー」と唸り声のような声をあげて首を捻って。]
流しの弾き語りっつってもなぁ、 それ一本で宿代だの、飲み代だの稼げる訳だろ?
酒はやらないにしても、まぁさか、野宿って訳でもなし。
人様から演奏の対価を貰える、 ……そう「俺なんか」と言ってやるなよ。 相方のギターが泣くぞ。
(94) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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[「ギターくらいしか」と言うのには>>83、 くどくなるので何も言わず、]
あぁ、楽しみにしてる。
[そう言って、マドカのスコーンに手を伸ばした>>62。]
(95) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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[ペラペラとよく喋る女が茶器に口を付けただけで>>55、 室内が静かになったような気がする。
一人掛けソファを占領しているマドカ>>62といい、 この女といい……。
あの海を渡っている時には、 このような賑やかな集いになるとは思っていなかった。
大声で笑い声を上げた自分の事は棚上げして、 先程手に取ったスコーンを口元に運び、いただく。
マドカの問いに、女が「ジリヤ」と名乗るのを聞けば>>90 男も名乗りくらいはしただろう。]
(96) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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美味いな。
[口の中に広がるチョコレートの甘味に、 久しくそれを食していなかったな、という思いもあって、驚いたような声に。
次いで口にする紅茶との相性も悪くない。
普段はそう言った食事に重きを置かない男だったが、 「人」の存在を排されたこの場に於いてはリラックスし、 愉しむ余裕が出てきたのだろうか。
今は、喉と腹を最も潤い満たすものを忘れて、 後から来た「オナカマ」がリビングへ入室してくるまで、 のんびりとティータイムを満喫していた。]
(97) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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[>>91シーシャがグロリアに対して行った、紳士のする如く流れるような所作で行われた挨拶が目に入れば、褐色の瞳を瞬かせて感心したように息をつく。]
(―やっぱり、凄く様になってるよねぇ。)
[もしシーシャと視線が合ったなら、女はにこりと笑って済ます。]
(98) 2013/12/03(Tue) 00時頃
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[挨拶を交わせば静かにグロリアから離れる。 きちんとした格好で資産家である彼女の傍らに控えていれば クラリッサの言ったよう>>86)に執事にみえるだろうかと ちらとそんな考えが過ぎり口の端があがる。
先客の視線>>90を感じれば視線はそちらへと移ろい ゆると会釈を向ける。
あたたかな室内にコートは不要だろう。 襟元を緩めるため己の首元に手を遣った。 もう一つ、視線を感じ>>98そちらを見ると クラリッサの褐色と重なる。 瞬きの間に笑みが移り、ふっと柔い笑みを浮かべた。]
(99) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
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んー、おいしー。
[クッキーを一口齧り、温かな紅茶が喉を過ぎれば、女ははふりと息を吐いて幸せそうに目を細める。 来客に静かな視線を向けるジリヤ>>90には会釈をし、遠巻きにしているフィリップ>>93には紅茶を勧めてみる。]
ねぇ、フィリップも身体が冷えたでしょう。 紅茶を頂いたらどうだい?
[女はまるで彼らよりも先にいた者の如く、ちゃっかりと場にその身を落ち着けていた。]
(100) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
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…………パーティーでもするのでしょうか。 私、電話を借りるだけでいい気がしてきました、ほら、場違いだろ、って思われてるかもしれないですし。
[卑屈になりながらもスコーンはしっかり頂いていた。 新たなやってきた客の気配も自分とどうやら同じものを纏うようであり、ほんの少しの違和感を抱いた。 主人である女を中心に派閥や団体でもあるのだろうか。 しかしながら、余所余所しい印象というのも拭えないのだが。]
ワイン飲みたくなってきましたね。
[紳士淑女の挨拶を眺めながらぼやいた。]
(101) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 00時半頃
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