人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 12時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 街の通り ―

[男が街の通りへ行くと、少女はいつものように街角へ立っていた。小さな籠にとりどりの花をあしらい、儚げにひっそりと立っていた。
まるで、路端に咲く小さな花のように。
人気の少なくなった通りに、ひっそりと、いつものように]

……お嬢さん。
花を売って頂けませんか。

[恭しく一礼する。彼女――メアリーは痛ましげな笑みを浮かべ、そっと籠を差し出した。
どの花でも同じ値段。
恋の花を優しく手折り、彼女の髪に飾った]

――綺麗だ。

(117) 2010/07/05(Mon) 12時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[彼女はいつものように困った表情を浮かべる。
少しだけ頬を赤くして。
もう何度となく同じことを繰り返したのに、それでも慣れたり、驕ったりしないのだ、彼女は。

男は言葉を見失って――曖昧な笑みを浮かべる。
綺羅びやかに装飾された言葉も、彼女を称える情熱の炎も、姿を表すことはなく。

何度か、言葉を口にしようとして、男は弱った笑みを浮かべた]

(118) 2010/07/05(Mon) 13時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>1:235 放ったあの言葉。
あれが、彼女自身にも突き刺さったことが、よく分かっていた。
彼女は村外れの花畑の一角に住んでいる。

花売り――

この時代で妖術使いの一種として、差別を受けている職業を持つ彼女だから]

――

[あの時浮かび上がった男の底意。よく分からないものへの。信仰から外れた者への恐怖。
そう。めぐって、想い人への好意に含まれた恐怖を晒してしまったから。
彼女の傷付いた表情は――今でも男の胸に焼き付いている]

(119) 2010/07/05(Mon) 13時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

『嬉しくないわけじゃ、なかったのよ』

[口火を切ったのは、少女の方だった。
いつも彼女が対応出来ないほどに、男は言葉を、好意を並べ立てていたから。

それは――なぜ?

男の情熱故だろうか。
男の傲慢さ故だろうか。

――男の臆病さ故だろうか]

『あなたと一緒に暮らしていくことを 夢に見ないわけじゃなかったの』

(121) 2010/07/05(Mon) 13時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

『愛し、愛されて。子どもを授かって――』

[彼女と一緒に暮らす――それはきっと困難だ。

偏見も、何もかも飲み込んでこの村で暮らすことも。
稼業も、何もかも捨てて村を出ていくことも。

出来なかったろうから]

『あなたと、子どもと、花と。光の中で』

[何のしがらみもなく、二人だけ。
そうなるには、ふたりは余りに重すぎた。

謳うように、言う彼女。
男を揶揄する遊び心を見せる彼女は、とても魅力的に過ぎて、眩しかった]

(122) 2010/07/05(Mon) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

僕は――僕は!

『――うん』

[そっと、遮られる言葉。
男の言葉が――宙に浮く]

『いつか、本当に私が受け入れられて』

『この村で、あなたと暮らせる日がくればよかった』

[男が滑稽に少女の気を引くたび 村人は彼女への恐怖を忘れたはずだった]

『私たちの子どもも、何の心配もなく暮らせるの』

[花売りとの子だなんて偏見も薄れさせて、幸せに]

『あなたの作った灯りに囲まれて』

[それは、いつかあったかも知れない日々]

(124) 2010/07/05(Mon) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

『でも――ダメだったみたい』

[困ったように笑う彼女。
村を襲った悲劇は――時間というものを尽く奪い去ってしまった]

『罰かも、知れないね』

[何の罪があったというのか。
原初からある人の罪だというのか。
信仰への罰だというのか。

生まれが、門地が。
それすらも神の采配だというのに。

ならば。

"お互いに叶わないと分かっていた恋"

それに溺れた罰なのか]

(128) 2010/07/05(Mon) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[そよそよと風がふく。
爽やかに晴れた空。

小さな村で何が起こっても

天は、いつもと変わらない]

メアリー……。

[彼女の瞳には、涙が浮かんでいた。
深い琥珀の瞳。きらきらと波打っている]

僕と――。
僕と!

(133) 2010/07/05(Mon) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[はしと。

口元を、抑えられる。
彼女の方から触れられるのは、これが初めての経験]

『――ダメだから』

[俯いた彼女の表情は見えない。
細かに震える声で彼女は男を押しとどめた]

『それは、言わないで』

――。

[懸命な、言葉。真摯な、願い。
それは、この世に生まれることを許されなかった]

(135) 2010/07/05(Mon) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

『私、そんなこと言われたら、頷いちゃう。

 でも――そうじゃ、ないでしょう?』

[彼女は、微笑んで。泣きながら微笑んで、そういった。
男は、答えを返すことが出来なかった]

『――かえる、ね。

 ――ありがとう』

[さよなら。

男には、そう声が聞こえた。
去っていく少女の姿が、どんどんと小さくなっていく]

(137) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

メアリー!!

(138) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[背中に、呼びかけた。

彼女が、ゆっくりと振り向く。
彼女の姿が揺らめいて――逆光。
光のなかで、見えなかった]

――好き、だったんだ。
君のことが、好きだったんだ!!

[叫ぶ。

大声で。
普段は出さない声はひび割れて
決して格好のいいものではなかったけれど]

(140) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[少しだけ遠い距離。
少女が息を吸う気配がした]

『私も!
 あなたのことが、好きだった!!』

[叫び。
大きな叫び。

透き通った声。

ふたりの視線が、絡む]

"――でも"

"それだけじゃ ダメだったね"

[お互いに、意思を交し合う。

交歓――。]

(142) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[そして

女は立ち去った。

男は、見送った――]

(144) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――はぁ。

[がくりと膝を落とし、手を付いた]

はあああああああああああ。

[深く、深くため息を吐いて]

ふぅ。

[立ち上がる。手のひらや膝についた土埃を 払った]

(147) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、店番 ソフィアに話の続きを促した。

2010/07/05(Mon) 14時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 15時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[気だるげに髪の毛をかきあげる。
例え彼女がその場にいなくても、染み付いた伊達や酔狂が消えるわけでもなく。
男は相も変わらずにさして周囲を気にせず身を整えた]

――

[女が立ち去る気配。周りに人がいることくらいは知っていたが]

――は。

[兄に気がついたのなら、皮肉げに肩を竦めた]

(159) 2010/07/05(Mon) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

知らないな。
神のみぞ知る――というとこだろ。

[ラルフの言葉に笑い]

最も
自死や他殺が絡めば明日は変わるかも知れないが。

[興味がなさそうに、物騒な言葉をさらりと呟いた]

(160) 2010/07/05(Mon) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

そう、か――爺さんが。

[雑貨屋の主人。何度だって世話になった。
叱られたことも、笑いあったことも――でも、もう、いない]

――そうか。

[現れたミッシェルに、眼で挨拶する。会釈すらも省略して。兄の口からサイモンのことを聞けば不機嫌そうに顔を顰めた]

――サイモンが?

[続けられたラルフの思わせぶりな言葉に、目を細める]

なんだラドルフ。
言いたいことがあるなら、言え。

(169) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[どこにでもありそうな草臥れたぬいぐるみ。
それに表情を綻ばせるラルフに目端をひくりと動かした]

――

[心当たりがあるようすの兄とラルフに交互に視線を動かした]

(170) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

……分かるよ。
分かるさ。

いや、まだ、あったんだなって な。

[ミッシェルも、ラルフも そして兄も、自分も。
それぞれの思いをぬいぐるみひとつに抱いている。
これひとつを取り合ったことだってあったのだ]

そうか。

[言うつもりがないのなら。
その程度の気軽さで、ラルフを追求することはなく>>176]

物騒――ね。
何をどうしろというんだか。
それで、満たされるわけでもないのに。

(182) 2010/07/05(Mon) 16時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――選ぶ、ね。

[卑屈に背を曲げて立ち去るラルフを、静かに見送った。
彼女と同じ琥珀色を暗がりに淀ませて]

――僕も、選んでここにいる。

[独り言のような呟きは、口の中で掠れて]

(188) 2010/07/05(Mon) 16時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

そうだな。
僕も酒の一つでも飲むべきか。

乾杯するための理由なんて――腐るほどある。

[ふたりの誘いに頷く。
肩口に落ちた髪の毛を 払った**]

(198) 2010/07/05(Mon) 17時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 17時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、飾り職 ミッシェルに話の続きを促した。

2010/07/05(Mon) 17時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、奏者 セシルに話の続きを促した。

2010/07/05(Mon) 17時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、やれやれと肩を竦め、酒を呷った。

2010/07/05(Mon) 23時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

なんだよおっさん。
説教か?

[椅子の背もたれに体重を掛けると、ぎしりと椅子は悲鳴を上げた]

――馬鹿みたいに酔いたい時もあるってのに

[呟いて、勝手に酒を継ぎ足した。荒い飲み方。
普段からよくない目付きがより据わって見える]

(275) 2010/07/05(Mon) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

……分かってるよ。

[その言葉はどちらへ返したのか。それとも自らへの確認か。ゴドウィンが厨房に消えるのを見送って、淡々と酒を呷る]

――

[しばし無言。居心地悪そうにこちらを眺めるミッシェルを煩そうに見やり尋ねた]

……飲まないのか?
座ってりゃツマミが来るらしい。

(284) 2010/07/06(Tue) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――怒られたいんじゃないのか?

[ぼそりとひとつ呟いて、また酒を呷る]

無理して付き合わなくていい。
お前が飯食わずに逃げたらまた兄貴がめんどくさいと思っただけだ。

[ミッシェルに眼を向けること無く、空になったカップを指先で弄ぶ]

(290) 2010/07/06(Tue) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ミッシェルの言葉をは、と鼻で笑い、空のカップに酒を注いだ]

じゃ、どうぞ。
――乾杯の理由には事欠かないしな。

[ミッシェルの分を継ぎ足したあと、されどカップを合わせることもなく、一人で続きをやり始めてしまった]

(299) 2010/07/06(Tue) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[聞こえたのか、聞こえなかったのか。男は返事をしようとしなかった。
ただ、すうと目を細め、瞑目し、ぼそりと呟いた]

……分からないな。
何でこんなところで酒を飲んでる。

昼間から……いい気なことだ。

(307) 2010/07/06(Tue) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ああ――貰うよ。

[手で掴めるものから適当に。もそもそとつまみを飲み込んでいく。

いいじゃない、たまには。

そういったミッシェルの顔にちらりと視線を向け、すぐに興味を失ったように外した]

……それでいいなら、いいけどな。

[男は黙々と飲み続けた。やがて、つまみが切れれば適当に腰を上げただろう。
それこそ、いつものように**]

(316) 2010/07/06(Tue) 01時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 01時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ゴドウィンの酒屋を出て、村を歩く。
しかめ面をして、まるで幽鬼のよう。

誰が死んだ。誰が死にそう。誰が出ていった。
くだらない話ばかりが耳に入ってくる。
どれもこれも――知った名前ばかりだ]

……地獄か。

[慌しくこの村から逃げようとするもの、嘆くもの、泣くもの、腐るもの。誰しもが切迫した眼をしている。
この村をこんな風に表現するときが来るなんて、夢にも思わなかった]

やがては土に還る。
廃されて、骨となって。

その先が――

["み国"?

身体に染み付いた祈りのことば。そのあまりのつまらなさに唇を歪めた]

(421) 2010/07/06(Tue) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[『――薬屋の親父が消えたらしい』

『アイリスが探してたとか――』

壁に拳を叩きつけた。
浮かぶのは兄妹の顔。身近な者もどんどんと消えて行く。分かっていたつもりだが、それでも、胸の焦燥はどんどんと重たくなっていくのを感じていた。
叩きつけた拳が震えている。手のひらで覆うと、こぼれた血で汚れた]

怖いのか……

[呟く。頬を引きつらせ、歪んだ笑みを浮かべた]

このまま……僕も死ぬ。

[村の者の名前をひとりひとり挙げていく。意外と憶えているもので、男はおかしみを交えた表情すら浮かんできた]

は、は。
はははは、はははははは!!

[引きつった笑い声を上げた。物狂いか。そう思われるような笑い声を、上げ続けた]

(430) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ふ……くく……
いや、ちょっとな。
少しおかしくなっただけだ。

[怪我したほうをだらりと垂れて、血を拭われるままに。壁に背を預けて、うざったそうに髪を掻き上げた]

この村が――やがて、人を埋葬する余力もなくなって。
静かに死んでいって。
みんなみんな死んじまって、腐って、蝿が集って、蛆が涌いて、疫病が発生して、放棄されて、地図から消える。
そう思ったら――

なんだか、おかしくなっただけさ。

(440) 2010/07/07(Wed) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

僕らしく、ね。

――は。

[その言葉を鼻で嗤い、呟いた]

分かってるさ。
ただ……どうしようもなくて――
どうしようもなさすぎて笑えてきたんだ。

こんな時でも、まだ仕事残ってたとか思ってる。
死ぬ前にはあのゴミ溜めみたいな仕事場を片付けなきゃなぁとか思ってる。
生きてる限りは、死んだやつをちゃんと送ってやんなきゃなぁって、思ってる。

結局――出来ることをするしかないのさ。
誰しも、な。

[包帯の巻かれた手のひらを、開いて、閉じた。手の甲で口元を抑える。
視線はミッシェルへと向かない。目付きの悪い視線の先は、何か別の誰かがいるようで]

(449) 2010/07/07(Wed) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――お互い、な。

[口元を歪めて、ミッシェルの背中を見送る。
視線を、一度だけ向けて。
気怠そうに身を起こして髪の毛を掻き上げた]

――

[無言で、墓地の方へと歩みを向ける]

(455) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…………

[墓地へと歩みをすすめると、目元を真っ赤にした妹と、歯を食いしばった兄の姿を見た]

タイミングが悪かったか。
いい。
祈りくらいはあげていく。

[手には何も持っていない。墓地には、幾つか新しい花が飾られていた。つまり――それが、新たに死んだ者。
それを見て男は頬を引きつらせ――不機嫌そうに眉根を寄せた。
もしも彼らが帰ろうとするのなら、そのまましかめ面を貼りつけて、すれ違っただろう]

(462) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 01時頃


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