249 Digital Devil Survivor
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[そして、地に伏した亡骸へと視線を落とす]
……弔い、を。
[してあげなければならないかと。 湖の方を見やった。
祝詞で鎮められていたとはいえ 身に余る神の抵抗を受けて力は尽きかけている。 気怠げに座り込んだまま、天を見上げた*]
(36) namba 2016/06/26(Sun) 15時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/26(Sun) 15時半頃
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……人の子にしかできない事だよ。 私達では、到底叶わない。
[神は神に祈らない。 神を祀り鎮めるのは人間の特権だ。 祝詞や歌を操る者は神との接し方をよく知っている]
きっと、私達の方があなた達に託すんだ。 今回、荒ぶった神はこれだけじゃない。 彼女も、この湖の主も、慶一のカミサマも。
[マガタマが人の子からマガツヒを吸い上げ、 それが神達を変容させたとするならば。 それはやはり人の子が神を動かしたという事]
怖がらないで、あげてね。 どうか、鎮めて、祀ってあげて。 お願いよ。
[微笑みは優しい人の子に向けて*]
(39) namba 2016/06/26(Sun) 16時半頃
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[神妙な言葉>>40に慌てて首を振る]
そんなに重くならないで。 人の子の影響があったとしても、人の子の責任なんかじゃない。
[マガツヒを生んだのは人の子かもしれないが、 それを掻き集めて害をなそうとしたのはまつろわぬ神だ]
むしろ、後始末を押し付けてしまう事を許して。 私みたいなモノでは神を慰める事はできないから。
[彼女が頭を上げてくれない事に困った様子で。 背中を折って覗き込むように身を低くした]
私の、名前……? 鳴、と今は呼んでもらってる。 ただのしがない付喪神――妖みたいなモノ。
[神様みたいに大それたものじゃないの、と囁いた*]
(41) namba 2016/06/26(Sun) 17時頃
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[>>45、応じるようにかけられた言葉に視線を戻した]
……人の気も乏しい。 嘆きで堕ちる神が出る前に、どうにかなれば良いけれど。
[所詮は神の側の末端の眷属。 本当に、こういう時ばかりは無力に過ぎる。
穢れた湖へと歩み寄る後姿を見守る。 きらりと夕焼けを閉じ込めたような赤が落ちた。 刹那、響いた爆ぜるような>>46に驚いたように肩を揺らす。 紫の光が静かな雷のように湖を走り抜けていく。
そこに現れたのは美しい湖水。 惚けたように丸く開いた目を幾度か瞬いた]
湖が、……。
(47) namba 2016/06/26(Sun) 17時半頃
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[遙の元へと歩み寄る彼>>48に、遙の隣を空けて立ち上がった。 少し覚束ない足取りだが、澄んだ水の気配は心地良い。 天にはまだ結界が残っていただろうか、 空気は未だ晴れてはいないが息苦しいほどではなかった]
(……沈んで、しまいたかったかもしれない、私も)
[ここで魂を散らしていたなら、 土ではなく水に還る事になったのだろう。 それはそれで、この美しさの中に眠れるなら良い気がした。
足許に視線を落とし、首を振る。 まだ街に悪魔の気配がある内は、人の子のために働けるか。 だが、その後となればもう用もないだろう。
しばし、漣に耳を傾けるように目を閉じた]
(50) namba 2016/06/26(Sun) 17時半頃
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あなた、やっぱり優しいね。
[一瞬引きそうになって>>51、それでも留まったらしき様子に こんな末端の妖に畏まる事なんてないのにと首を捻った。 そういう事ではなくて、彼女が人馴れしていないのだと 今の段階ではきっと気付いていない]
揺藍。 生きててくれてありがとう。 御渡の神の事、どうかよろしくね。
[時間は掛かるかもしれないけれど、 きっといつかはここにも人の営みが戻ると信じたかった。
彼女の使役する国津神が 何処かへと送り出されるのを見届ける。 元凶が去った後、外の者達は果たしてどう動くだろうか*]
(54) namba 2016/06/26(Sun) 18時頃
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[靖水の社の狛犬像は600年を生きた。 人の手を離れてからも久しく、 苔生した上に火に巻かれてもう長くはないだろう。
最後に人の世に降りたい。 そう蛟に願ったのはもう随分前の事。 相方の獅子の死因を作ったモノを突き止めたいとも、思った。 結局、それは有耶無耶になってしまったけれど。
悔いはないと、思っている。 残念な事も沢山あったが、優しい人にも出会えた。 変わらず人が愛しく思えて幸せだった。 山に帰ればきっと湿った土が寝床を用意して待っている]
(57) namba 2016/06/26(Sun) 18時半頃
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[だが、その前に1つだけ約束がある]
ニコラス。 あなたに、いつかのお礼をしなくちゃ。 なんだけど。
[湖を背に向き直り、小さく首を傾げた]
あなたが喜ぶモノって、何だろう?
[この人の子ながら異なる力を得たるモノが、 いったい何を尊ぶものか。 想像だにできなくて直接尋ねてみるのだった]
どうも私ではあなたの興味を満たせそうにはない。 それに、世界はまだまだ愉しいものでは、ないかって。 私は思うものだから。
[>>3:22、いつかの言葉を蘇らせるように*]
(59) namba 2016/06/26(Sun) 18時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/26(Sun) 18時半頃
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[マガツヒを糧にする悪魔>>60。 彼の事は遂ぞよく知る事はなかった。 そこいらに湧く悪魔とは質が異なるのだろうし、 その所業は決して"悪"と呼べるものではない]
無理をしたんじゃ、って。問うのも野暮なのだろうね。 私は何も、あなたの事を知らない。
[黒く変貌した彼の外見は戻らないのだろうか。 これからどう生きていくのだろう、"元"市民だと言う彼を見た]
あんどろ、まりうす、と言っていたっけ。
[それは合間>>30に聞いた名前]
そんなつもり、なかったのかもだけど。 あなたがいなければあの光に呑まれてたんだと思う。 ……ありがとう。
[畏怖とそれから感謝を込めて、そう言葉を投げたのだった*]
(62) namba 2016/06/26(Sun) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/26(Sun) 21時半頃
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[知らぬ事、存在を忘れられる事。 それは確かに信仰の力で生きているモノの衰退を招く。 最も、祀る者もいない今の自分にとって これ以上の衰退もなかったはずなのだけれど。 誰かが存在を知ってくれている事は、それだけで糧となる]
私は鳴、今はそう呼ばれてる。
[名前なんて無かったけれど、随分とこの響きにも慣れた]
私の分、っていうのは。 え、っ。 そんなの、全然気付かなかった……。
[今はもう何も入っていない羽織の袂を押さえる]
(65) namba 2016/06/26(Sun) 23時頃
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……ううん、それで助かったのだから。 私が持っててもきっと仕方なかった。 だから、私が怒る事なんてない。
あなたも、ニコラスみたいな事を言うんだね。
[いつぞや感謝されるような事では、と言った彼を引き合いに]
私はあなたがああしてくれたおかげで助かったのだもの。 あなたの意図が何であれ、私はあなたに感謝する。
[感謝してはいけない事はないでしょう? と小さく笑んだ。 戦っている様は怖ろしいとさえ思ったけれど、 口を開けば案外そんな事はないようだと、小さく笑った*]
(66) namba 2016/06/26(Sun) 23時頃
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―渡背山・蛟の呟き―
[蛟は川底に潜めていた意識を持ち上げ空を仰いだ。 やれやれ、と随分と無茶をした狛犬に対して吐いた溜息は 谷間を抜けるせせらぎとなって流れていく。
マガツヒには随分と当てられてしまって、 この騒動の最中も精々身を隠すのが関の山だった。 それでも、山を侵そうとする悪魔にはお帰り頂いたのだけど。 荒御魂に堕ちる事の怖ろしさを私はよく知っている。
随分と人の子が逃げてきていたみたいだけれど。 さて、そろそろ地に帰っても良いのではないか。 ほら、護夜のモノも起き出した。 今ならあそこの子に送って貰えるだろう]
(76) namba 2016/06/27(Mon) 01時頃
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[川辺に隠れていた人の子達を促し、蛟は再び川底に伏せる。 悪い気というのは伝播するもので。 まだもう少し、眠らせておいてはくれまいか。 でないとほら、昔のように暴れてしまいそうになるから。 私は元々気性が荒くて。 マガツヒの誘惑に堪えるのは結構疲れたものなんだよ――**]
(77) namba 2016/06/27(Mon) 01時頃
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―御渡湖―
[>>70、立ち上がれば視線は自然と見上げるように]
終わりに想いを馳せる割りに。 あなたは随分、この浮世を愛しているみたい。 この世に在るモノに興味がある内は あなたもきっと本気で死にたいなんて訳じゃないんでしょう。
[けれど、それが己を指しているとは思わないから。 >>71、浮かんだ弧月の深い色合いに困惑の色を隠さない]
どういう、事……?
[御渡を去るつもりらしいという事は解った。 それ自体、元々この地の者ではないのだからおかしくない。 しかし、その続きである]
また、戻って来るの。それは私も嬉しいけれど。 いったい、何年先のお話かな……。
(78) namba 2016/06/27(Mon) 01時頃
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[ただの人の子の言う事なら迷う事もないけれど。 彼は自分と比べてもあまりに永くを生きている。 そんな彼の"また"とはいつの事なのか。 今生ですらない可能性とてありえる訳で。
苦笑は>>72、続いた言葉に凍り付いた]
は。
……もう。 無理を言って、くれるんだから。
[ぎこちなく、動きを止めていた唇を解いて。 堪らない、と片手で目許を覆った]
……寂しいのは、嫌いなの。 だから、ねえ。 そう、人が皆忘れていくのなら。 誰にも見向きもされないなら。 安らかな眠りに恋をしたって、悪くはないと思わない?
(79) namba 2016/06/27(Mon) 01時頃
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[言い訳のように吐き出した想いを噛み締める。
嗚呼、そうだ。 私はずっと寂しかった。 人の目に触れない日々はひどく、ひどく、辛かった。 これ以上、寂しい想いをしたら泣いてしまいそうで。 それなら、いっそもうこの魂を閉じてしまいたかった。 ぽつり、雨だれのように吐き出す躊躇いに乗せて]
……私が朽ちるまでに。 戻ってきてくれると言ってくれるなら。 待っても、良い。
[望まれたならば応えたい、それが本来の性質だ。 それよりも。
それがこの身に向けられた我侭だというのなら。 愚かしくも嬉しいと思ってしまったのだから*]
(80) namba 2016/06/27(Mon) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/27(Mon) 01時半頃
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思い出だけでは生きられない。 鮮やかな出来事ばかりが心を生かす。 ……心のある生き物が欲に生きるのは、自然な事。
そうだね、あなたはとても人らしい。
[けれど、そんな顔で笑うから。 得体が知れなく見えるんだよ?
揺れる月明かりを受けて、濡れた宵闇もまたはらと揺れた。 距離が狭まれば少し顎が上がる。 見上げた三日月の上には綺麗な菫色]
好きだよ。 私は人の子が、好き。 好きでなければ、寂しいなんて思わない。
私は……神様なんかじゃ、ないんだよ。 付喪"神"なんて言うけれど、本当は妖だ。
(90) namba 2016/06/27(Mon) 21時頃
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それでも。 頼って、くれるというの。 数多神のいるこの土地で、私みたいな紛い物を。
[欠けて煤けたみすぼらしい石塊に願いを掛ける者がいると。 でも、それならば……――。
いつぞやのように大きな手が降りてくる。 遠い昔、物心ついたばかりの頃に繰り返し まだ綺麗だった毛並み(いや、石並みだろうか)と角を 優しく撫でてくれた人がいた。
瞼を閉じれば口許が震える。 喉の奥、つんと湿ったものを飲み下して笑みを刷いた]
……私を"神様"にしようというの。 なんて強欲な、人の子。 いいえ、真の神をも畏れぬ人ならざるモノ。
(91) namba 2016/06/27(Mon) 21時頃
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[信仰とは崇めるばかりではないものだ。 "そう在れ"と、願う心が神を育てる。
髪を撫ぜた感触が離れていくのと入れ代わり、 天に向かって手を伸ばす。 叶うならその淡い金糸のひと房にほんの少し触れて、 まるで月を掴まえたと戯れる子供のように無邪気に笑んだ]
忘れられるとは思わない。 あなたの生んだ神なのだから。
[己より永きを生きる"人の子"がこの存在を知っていてくれるなら。 生涯、もう、寂しいと思う事はないのだろう]
きっと、御渡はまた人の暮らす土地となる。 神と暮らす、人の世が。 この後も続くように……――。
[まだ私は頑張る事ができる。 そう囁く声音は何処か晴れやかだった*]
(92) namba 2016/06/27(Mon) 21時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/27(Mon) 21時半頃
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―夕暮れの頃・御渡湖―
[渡背山から人が少しずつ降りてきたのは、 きっと幾分時が過ぎてからの事。 悪魔はその数を大分減らしていただろうが、 まだ人の子が安心して出歩くには遠い。
先導してきた中に護夜の者の姿があれば、声を掛ける]
こんなに、無事で……。
山の方々がお守り下さった、のかな。 こちらは、とても惨い事になったけれど。
[今は清らかさを取り戻した湖だが、 その奥底には多くの無念が沈んでいる。 マガツヒの名残は浄化されても、 鎮まる事のない魂が残っている]
(101) namba 2016/06/27(Mon) 23時頃
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私も……結局、救えなかった人がいる。 殺めた人すらいる。
[瞳を閉ざされた遙>>48の亡骸。 抱え上げる事はできなかったから、小さな波を湖に起こした。 遙の元まで届いたそれに、そっとその身を預ける]
……――。
[静かに引いていく波。 湖の底へと消えていく黒を見送って、 淡く集まり始めた霧が夕映えに蛍のように煌めいた。
野に、山に、花がいずれ咲いたなら。 きっと手向けに戻って来よう。 無論、慶一が眠り小鈴の鬼が消えたあの社にも。
何の慰めにも救いにもならないかもしれない。 それでも、この地で神の末席を汚すと決めたから。 これはその始まりだった*]
(102) namba 2016/06/27(Mon) 23時半頃
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―やがて季節は巡り巡って―
[悪魔の気配が全て消えたのは、何日後だったろう。 天津神の結界が解けたのは。 国が封鎖を解いたのは。 御渡での出来事はどのような"災害"として処理されたのか。
靖水へ戻った後、幾度も山を降りては神の眠る地を巡った。 水脈を通して平地を見通す術も覚え始めた。 人々は被害の少なかった地域を中心に寄り集まり、 その営みを再開させ、荒れた瓦礫を少しずつ片付けていった]
ぬしさま。 今年の梅雨ももう終わりですね。
(103) namba 2016/06/27(Mon) 23時半頃
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[新緑から深緑へ、木々の色が深まる頃。 しとしとと降る雨の下、木立の影に佇む姿]
もう、人里はほとんど綺麗になりました。 雨で崩れる瓦礫もありません。 むしろ、これからは恵みの方が必要でしょう。
[かつて住宅地や繁華街があった場所。 瓦礫を退けたその後にまだ新しく建つ施設はない。 どうせ使わぬなら田畑にしよう。 そんな話が進められたのはどういう経緯だったか]
豊穣の神にはこれから頑張って貰わないと。 勿論、水の神にも、ですけれども。
……面倒臭いなんて言わずに、お願いします。 いえ、お前がやれと言われても。
[ぱしゃん、水音がひとつ遠ざかる]
(104) namba 2016/06/27(Mon) 23時半頃
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ちょっと、ぬしさま!
[嫌だね嫌だね、と追おうとした鳴の頭に バケツをひっくり返したような雨が直撃する]
もう、もう……。
[最近水の扱いが頓に上手くなったからと、 あれこれ押し付けるのはやめて下さらないか。 と言っても、それはお前が焼きたいお節介だろうと 言われてしまっては返す言葉もない]
良いんですか。 私が好きにやったらぬしさまのお立場が。
[構わぬ、好きにやれやれ。 お前が私をぬしと仰いでいる内は別に良い。 それにお前は人の恨みを買うようにはせんだろう。
元より自由を好む蛟はどうやら更に自由になったようだった]
(105) namba 2016/06/27(Mon) 23時半頃
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[御渡の里は実りの良い里である。 毎年良い雨が降り、川も湖も水質が良く魚が美味い。
そんな評判が立つようになったのは、 あの事件からどれくらいの月日が流れた後の事だっただろう。
渡背山には水の神がいらっしゃる。 お供え物は甘いお菓子がお気に入り。 たまに里に降りて来るとか来ないとか。 湖に霧が立つ日はきっと その神様がお祈りをしにいらっしゃっている時なのだと。
少しの誤解を交えた噂が、囁かれている**]
(106) namba 2016/06/28(Tue) 00時頃
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―御渡靖水神社跡地―
[社はもはや原型を留めてはいなかった。 荒れ果て方は歳月を思わせるが、 本殿があったと思しき場所は随分と開けている。 柱の類は跡形もないが、 そこには小さな台座と空のお皿が供えられている。
本殿の入り口があったと思しき場所には石の台座が2つ。 参詣者から向かって右にはひび割れ焼け焦げた狛犬が。 左には、酷く損傷し首から先のない何某かの像の成れの果て。 どちらもかなり古く、そして脆くなった石像のようだ。
その狛犬の像に寄り掛かるようにして、 人の姿をしたモノが転寝をしている。 膝の上には食べかけの餡子餅。
今にも朽ちて壊れそうな像の傍ら。 眠ってしまう事が増えたけれど、まだ水の気配は瑞々しく。 どうやら何か、夢を見ているようだった――**]
(108) namba 2016/06/28(Tue) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/28(Tue) 00時頃
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[いつからだろう、夢がひどく苦いものになったのは。 それは炎、怨嗟、憎悪の夢。 かつて失った大事なものが、 手の届かない所でまた壊れていく――悪夢。
目覚めればその内容は波のようにさっと引いてしまう。 最初に気付いたのは、目覚めた時に頬を濡らした涙。 おかしな事だと、その時は思っただけだったが。
今日もあの夢が喉を締め上げる。
これは、何。 どうして、 が。 いやだ、やめて、こんなこと。
そんな己のうわ言だけが記憶に残る。 何を忘れてしまっているのだろう。 思い出せぬ夢の中身は未だ遠いまま――*]
(113) namba 2016/06/28(Tue) 00時半頃
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―御渡靖水神社跡地―
[>>108、うとりと微睡みから浮上する。 木漏れ日の如く月影が木々の葉をすり抜けてくる夜半は静かに。 細かな雨粒を纏って瞬かれた睫毛は、雨でもなく濡れていた]
……、ゆめ。
[指の腹で下瞼をなぞるように拭った一滴。 そっと口許に宛てれば潮の味がした。
首を巡らせ、寄り掛かっていた己の本体を見上げる。 苔に抱かれ今尚形を保つ古びた狛犬。 手を伸ばし、その眼が彫られた石の窪みを撫でてみた。
そうして境内を振り返る。 ただ雑草が生えるばかりだったその場所に、 今見えているのは花の叢]
(142) namba 2016/06/29(Wed) 00時頃
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[あの日、渡背の山に帰った鳴を待っていた、人の痕跡。 亡き片割れに捧げられた一輪の淡紫。 その得難さを片時とて忘られた事はない。
木陰を抜けて、かつて社のあった場所を埋める叢へ。 遮る物なく天を仰げるこの場所からは、 今宵も月がよく見える。 柔らかな草の上に腰を下ろし、咲きそよぐ花々を見下ろした。
白金の月明かりに開いた菫の群。 埋もれるように、決してその根を潰さぬように、 注意深く身体を折ると叢に付いた手の上へ頬を寄せた。 爽やかでいて仄かに甘い花の香は。 悪い夢を見た後の、眠れぬ夜を慰めてくれる。
遥かに遠し、月の光は麗らかに。 今日も夜色の髪を優しく梳いてくれるから。
私は今もあの人の事を待っている――**]
(143) namba 2016/06/29(Wed) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/29(Wed) 00時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/29(Wed) 21時頃
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[菫に紫陽花、露草、竜胆。 花の色は移りにけりないたづらに。 されど季節は再び巡る。 今年は去ったあの花も、翌年にはまた開くもの。
御渡から禍事は去っても、神も妖も生きている。 社へ菓子を供えてくれる人の子が、 初めて小さな命を連れ添って来たのはもう幾らか前。 そして、それが何処か懐かしい仲魔を伴うようになったのは 極々最近の事であった。
羊羹が供えられたのは、最初はきっと偶然]
……累のくれた羊羹の味、とても、とても、甘かった。
[懐かしさにぽつりと零したその言葉があったからか。 羊羹はいつしか定番のお供え物と化すらしいのだが。 実際のところは真月の母子と 悪魔ばかりが知っているのに違いない*]
(189) namba 2016/06/30(Thu) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
namba 2016/06/30(Thu) 00時頃
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