30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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― 医務室 ―
[閉じ切ったその部屋は、濃い消毒薬の香りで満たされていた。 青薔薇の馨も届かない、ある意味聖域と言えるその部屋で、 少年は血の跡が残る机で課題の続きに集中している]
(26) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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[一区切り、切の良いところまで終えれば、 性格を表す様な細かくびっしりと書き込まれたノートから視線を外し、此処に戻ってくるまでの事に想いを馳せる。
あんなにディーンと二人で話したのは初めてだったから、 正直上の空で。 何を口にしたのか自分自身でも覚えていなかった。
ただ……。 ドナルドの話題の時だけは、長い睫毛を震わせて眸を伏せると、 曖昧に言葉を濁した事だけは……覚えてる]
(28) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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[開いた扉に、翠を其方へ向ける]
あ、ディーン。それからサイラスも。 急患……?
[ゆるりと首を傾ぐと、抱きかかえられているロビンに気づき]
え? ロビン、どうしたの? とりあえず、あっちのベッドに……。
[カーテンで仕切られた簡易ベッドへと彼らを促すだろう]
(35) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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ベネットは、立ち上がり、ぱたりとノートを閉じる。机の紅い染みは、その下に隠れて。
2010/09/06(Mon) 02時半頃
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[タオルを水に浸して絞ると、ベッドに寝かせたロビンの額に乗せる。
その時苦しげに呻く声が聴こえ、紅い唇へと耳を寄せて]
どうしたのロビン。 どこか苦しいの…?
[尋ねる声は、心配を含んで。 苦しげに呻く彼の髪を優しく撫でた]
(42) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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お昼にずっと水遊びなんかしてるから……。
[ディーンの説明を訊き、溜息と共にそう零して。 苦しげに呻くロビンに]
だから無理しちゃだめだって言ったのに。 ロビンもドナルドも……僕の忠告に耳を貸してくれない。
[廊下でロビンに掛けた言葉と、 いつぞやの部屋でのドナルドとのやり取りを思い出し、呟く]
香……?
[ディーンの言葉にサイラスの方へ、翠を移す。 ああ、そう言えば。 消毒薬の匂いの下に隠れるように、甘い薔薇の香りを感じるのはその”香”のせいなのだろうか]
(46) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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ベネットは、ロビンが目覚めれば、ほっとしたように微笑んだ。
2010/09/06(Mon) 02時半頃
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[ちらりと、サイラスの服の裾を握るロビンを見詰め、少しだけ困ったように]
……僕、席を外した方が良いのかな。 サイラスに、お任せしてもいい?
[微妙な空気を感じない訳でもないけれど、 薔薇の香りに毒されていない少年は、常の侭。 少しだけ気を利かせた心算で、席を辞そうと]
(53) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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[足を止めたディーンの脇を抜け、少年は医務室から外へ。 三者を残し、後ろ手で扉を閉めた。 消毒薬の匂いに慣れていたせいか、甘ったるい青薔薇の香りにむっとした様に眉根を寄せる]
なに……、この香り。 さっき、ディーンたちが言っていた香って、此れの事?
[ハンカチで口元を覆い、首を僅かに傾いだ]
(74) 2010/09/06(Mon) 03時半頃
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[自覚すれば、馨はまるで身体に絡みつく様に。 鼻と口元をハンカチで覆っていても尚、軽い酩酊を誘うそれ]
……頭がくらくらする。
[こめかみを指で押さえて、ぽつりと呟いた]
(77) 2010/09/06(Mon) 04時頃
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ベネットは、暫く何処で時間をつぶそうか考えて、礼拝堂の方へ向かった*
2010/09/06(Mon) 04時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 04時頃
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[部屋には、戻れない。 今日は帰らないと言ってしまったから。
医務室にも、今は戻れない。 三人の邪魔にしか、ならないだろうから]
……どこに行こう。
[此の強い芳香の中、中庭にいくのは躊躇われた。 図書館はもう閉まっているだろうし、友人の部屋を訪ねるのも、 この時間では不謹慎かと……二の足が踏めずにいる。
結局向かった先は……礼拝堂。
自分でも整理のつかない胸の裡を正すためにも、 一時でも主に縋りつきたかった]
(97) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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[救いを求める者を拒絶しないよう、 礼拝堂の扉は何時も鍵を掛けず、開かれている。
ぎぃっと軋む音を立てて、重い扉を開けた]
……主よ。 こんな遅い時間に……失礼します。
[入り口の水盆の聖水で指先を清め、壇上の神の子の像に十字を切った後指を組む。 開けたままの扉から差し込む月光を背に浴びて、 少年は聖句を一つ一つ丁寧に口にし、祈りを捧げている]
(99) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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ベネットは、ドナルドが自分を探している事を知らず。ただ、彼に謝りたいと言う想いも、祈りの中に。
2010/09/06(Mon) 09時頃
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[祈りを捧げている間。 開け放ったままの扉から、流れ込む薔薇の香り。
それは静謐で在るべき礼拝堂すら、穢す様に浸透して行き、 いつしか神への祈りは、年下のルームメイトへの想いへとすり替わって行く]
……ドナルド。
[逢いたい…との想いを込めて呼ぶ名前。 その声は艶を含むように、熱を纏っていた]
(101) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[薄く眸を開けると、月光を遮る影が見えた。 ゆっくりと振り返る。
月明かりを背に立つ、長身の赤毛を翠は認めて]
――――…ドナルド。
[熱を纏ったままの声が、彼の名を紡ぐ。
少年はふわりと。 神の子の像を背に、ドナルドへと微笑んだ]
(103) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[微かな声で捧げられた祈りは、少年の耳には届かない。 だからふわり笑んだまま、自分を見詰める隻眼に翠を絡める]
――此れも、主のお導きなのかな。 今、ね。君の事を考えていたよ。
……子供みたいに拗ねて、酷い事を言ってしまったから。 謝りたくて……ごめん。
[立ち上がり、彼の元へ。歩みを進めて]
(106) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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ベネットは、ドナルドから香る甘い薔薇の香気のせいか、僅かに潤む眸で見詰めている。
2010/09/06(Mon) 09時頃
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ドナルドは酷くないよ…?
[彼の劣情に気付かず、伸ばされた腕の中抱き寄せられる]
ドナル、ド……?
[きょとんと見上げた唇に温もりが触れて、 何が起こったのか判らずに、眸を瞬かせた]
(108) 2010/09/06(Mon) 09時半頃
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[禁忌だと知りつつも、ずっと求めていた人の温もり。 だから払う事も受け入れる事も出来なくて。
抱きしめられた腕の中、微動だに出来ない。
とさり、と足元で音が聞えて。途端にはっとする心。
とん、と彼の胸を一つ、叩く]
だめ、だよ……。 此処じゃ、だめ……。主が、見てる…から……。
[そう口にしつつ、強く拒めないのは。 少年自身も彼を求めていたから。
腰をなぞる手に、熱い吐息が零れて。 甘く混じる唾液に溶けた――]
(110) 2010/09/06(Mon) 09時半頃
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…………は、ぁ。
[走って行く背をぼんやり見詰めながら、自由になった唇は大きく、息を吐いた。 立っている事が侭ならなくて、ぺたりと床に座り込んでしまう]
(112) 2010/09/06(Mon) 10時頃
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[唇を指先がなぞる。 齎された温もりを少しでも留めて置きたいかのように。
此れは禁忌だ、と。 微かに残った理性が警鐘を発している。
だけど――。 あの一瞬、神よりもドナルドを選んでしまった自分がいた事は間違いなくて]
…………ドナルドの、莫迦。
[呟く声は、静かに床に落ちた]
(113) 2010/09/06(Mon) 10時頃
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ベネットは、床に落ちている弁当を拾うと、彼の背に抱き返せなかった代わりに、ぎゅっと*抱きしめた*
2010/09/06(Mon) 10時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 10時頃
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[弁当の包みを抱いたまま、よろりと立ち上がる。 まるでイケナイ事をしてしまった子供の様に怯えた顔をしたドナルドを想うと、なぜか口端に浮かぶ笑み]
ドナルドの、莫迦……。 あんな顔をさせたい訳じゃなかったのに。
[駄目だと告げたのは行為そのものじゃなくて。 後ろを振り返り、見下ろす神の子の像を見詰める]
……ごめんなさい。僕は穢れない仔羊にはなれそうにありません。
[貪り合うように溶け合った唇が切なくて、 あの温もりが傍にない事が……とても哀しかった]
(127) 2010/09/06(Mon) 16時半頃
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[包みを抱いたまま、よろよろと歩き出す。 この薔薇の香りを辿って行けば、そこに彼がいるだろうと信じて]
……ドナルド、何処?
[すん、と。 鼻を鳴らして香りを追う。
今度は僕が、彼を探す番だから]
(129) 2010/09/06(Mon) 16時半頃
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[薔薇の香りを辿る。 濃密に、中庭から漂うそれじゃなくて。
抱きしめられた時に感じた、ドナルドのそれを]
――――…見つけた。
[自室の扉を開けると机に突っ伏すドナルドの姿が見えて]
そんな所で眠ると、風邪をひいてしまうよ。
[常と変らぬ声と口調で、眠る彼に自分のベッドからタオルケットを取り、その肩に掛ける]
(131) 2010/09/06(Mon) 17時頃
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[隣り合う机のもう一つの椅子に腰を下ろし、 年相応にあどけない寝顔の紅い髪をそっと撫ぜた。
彼が目を覚ましたら、まずはミルクを入れてあげよう。 甘い甘い蜂蜜を落としたハニーミルクを彼は喜んで呉れるだろうか。 それを飲みながら、このお弁当を食べるんだ。二人で。
それからいろんな話をして、そして――
そんな事を想像しながら、 少年は夢想に笑みを浮かべ、赤い髪を撫ぜ続けている]
(132) 2010/09/06(Mon) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 17時半頃
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― 自室 ―
[赤い髪を一つ撫ぜ、二つ撫ぜ。 ドナルドの目覚めを待つまでの間、うとうとと睡魔が降りてくる]
――……ん。
[霞む目元を軽く擦るも、晴れぬ眠りへの誘い。 机に突っ伏したドナルドの横、寄り添うように顔寄せて。 穏やかに寝息を立て始める]
(170) 2010/09/06(Mon) 21時頃
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ベネットは、ロビンたちが医務室で繰り広げる痴態など、知りもせずに。
2010/09/06(Mon) 21時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 21時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
ベネットは、うなじに咲いた鬱血の花弁に、小さく身じろぎを一つ。
2010/09/06(Mon) 23時頃
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― 自室・夜 ―
[うなじに鬱血の花弁を覗かせながら、 何も知らない少年は幸せな夢を見ていた。
傍に居て欲しいと、願った相手が傍に居て。 一緒の時間を穏やかに過ごす、そんな幸せな夢を]
……ん。
[ぱたんと扉が閉まった音が聞こえた気がして、 閉じた瞼が薄らと開く]
あれ、僕……。また、眠って、居た?
[微かに残る薔薇の香りの残滓。 そこに残った痕に気づかずとも、手はいつの間にかうなじへと]
(231) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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なんでだろう……。うなじが酷く……。
[じわりと広がる熱に、はぅ…と、唇から溜息が洩れる。 薔薇の香気と相まって、全身――特にその細い腰から繋がる下肢に感じる、痺れにも似た甘い疼き]
僕……変だ。身体が、熱い……。
[それでも神のしもべになるべく自慰も知らない聖童で在り続けたせいか、裡に籠る熱を放出する術を知らず。 ぐったりと机に身体を預けたまま、火照る熱を持てあまして溜息を何度も繰り返して]
(238) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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[持て余した熱をどうにかしたくて。 ぎりっと、机に爪を立てる。
怪我した指先がずきりと痛んで、白い包帯に滲む朱]
……っ。
[痛みに、先程とは色の違う溜息が口を付いた]
(245) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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血……止まってたのに。
[包帯に滲むそれに魅入られたように、翠を向ける。 包帯を解き、ぱっくりと開いた傷口から湧き出る朱に唇を寄せて]
…………消毒しないと。
[食堂でのディーンの言葉を思い出して、 朱が滴りだした傷口に、ゆっくりと舌を這わせた]
(255) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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ベネットは、口内に広がる鉄錆に似た味に眉根を寄せた。
2010/09/07(Tue) 01時頃
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[傷口から滲む血が、指を赤く染める。 消毒と称してダイブ舐め取りはしたものの、綺麗には拭いとれずにいて]
……手を洗わないと。
[血を失ってくらりとしながらも、部屋を出て此処から一番近い洗面所へと移動する]
(266) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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― 洗面所 ―
[蛇口を捻り、そこから流れる水に指先を浸した。 赤い血が水で薄まり、洗面台を薄桃色に染める。
まるで淡い色の薔薇の様に、それはとても綺麗に見えて。 暫く手を洗いに来た事を忘れたように、見入っていた]
(269) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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やっぱり、綺麗……。
[水音に遮られそうなくらいに微かな声で]
醜い僕でも……血だけは、こんなに赤い、綺麗な色……。
[呟きながら、洗面台を染める赤にうっとりと微笑んだ]
(271) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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[声が聞える方へと笑み浮べた顔を向けて]
綺麗だな、って思って。
[傷口から溢れる赤を翳して見せる]
フィリップこそ、こんな時間にシャワー? ジョギングでも、してきたの。
[ゆらり、首を傾いだ]
(274) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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[翡翠を丸くするフィリップに、くすりと笑って]
僕も今日、初めて気づいたんだ。 赤い色が好きだって。
僕の中で、数少ない綺麗なもの……。
[言いながら水にもう一度怪我した指を浸し、 血を洗い流すとハンカチで押さえながら場所を譲る]
ん、どうぞ。 見られたくないのなら、後ろ、向いてた方が良い?
(280) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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うん、ドナルドの髪。綺麗だよね。 でも嫌いなんだ? どうしてだろう。僕は…ドナルドとは本当に嗜好が合わないな。
[苦笑しながらそう言うと、ハンカチごと、指をぎゅっと握る。 白いハンカチに滲む赤い色が、徐々に濃くなるが少年は気付かない]
そう……?
[なら、と。一歩譲っただけの場所で、白い何かが着いた手を洗うさまを、翠はじっと見詰めている。 それを見ながらふと思い出したように]
……そう言えば、今日はなんだか薔薇の香りが、あちこりからするんだね。 どこかでお香とか、焚いてるのかな。
(285) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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あの髪を撫ぜると、彼はいつも少しだけ嬉しそうにして。 それから凄く辛そうな顔をするんだ。 それでも…触れたいって思うのは、きっとそうなんだと思う。 [翠を伏せて、ぽつりと呟く]
大丈夫だよ。大した事ないし。
[伸ばされた指から香る薔薇の香りに、 血を流し過ぎた事もあって、くらりとフィリップの胸にしがみ付く様に凭れてしまいそうになる]
ごめん。少し眩暈が……。
サイラス……ああ、そうか。そんな事、医務室で言ってたよう、な……。
(287) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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ベネットは、きがする…と、ふらつく頭で呟いた。
2010/09/07(Tue) 02時半頃
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[大事なんだねと言われて、はにかむように頷いた。 ドナルドが大事……。 大事にしたい、大事にされたい。そんな想いが笑みを作る]
……ごめん。やっぱり少し血を流し過ぎたみたい。 貧血、かな。
[苦く笑うも、しがみ付く力は弱く。 はぁと。大きく…傍目には切なくも見える溜息を付いた。
フィリップから香る薔薇の香りに、心臓が痛いほど早鐘を打ち、先程部屋で感じていた甘い痺れが戻ってくる]
(290) 2010/09/07(Tue) 03時頃
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なにしてたって……手を、洗っていたんでしょう?
[囁きに答える声は、震えてしまって。 濡れた響きを纏う。
違うの…?と逆に問う眸は、熱を帯びつつも、まだ無垢な色を残している]
(291) 2010/09/07(Tue) 03時頃
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[優しい声の響きにこくり。小さく頷いた。 純粋に好意からものだと思っているから、 疑う事もなく、フィリップの身体にくたりと身を寄せて]
ありがと……。 今度このお礼は、ちゃんとするから……。
[弱々しくも浮かぶ笑み。 薔薇の香気のせいか、意識はだんだんぼうっと薄らぎ、 甘い誘いに絡め取られて行く]
(296) 2010/09/07(Tue) 03時半頃
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手を洗う前……?
[鸚鵡返しに呟く。 ああそう言えば。どうして彼の手はあんなに濡れていたんだろう。 ぼんやりとそんな事を想っていると、下肢へと滑り降りてくるフィリップの手]
し、しらない……。
[常なら払いのけるそれも、蒼薔薇の香りが心をとろけさせて。 布越しに触れれば、ぎゅっと眸を閉じた]
(297) 2010/09/07(Tue) 03時半頃
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[ちかちかと明滅するシグナルの様に、 これ以上はいけないと、警鐘を発する理性。
だけどそれすらも、預けた身体を支えくれる温もりが。 布越しに触れる手から齎される、甘い疼きが。 薔薇の香りを零す彼の吐息が奪い、溶かしていく]
……ふ、ぁ。 ふぃりっぷ、だ、め……。 [弱々しく紡ぐ言葉に、制止の力があるはずもなく。 誘われる手に連れられるまま、ぱたりと、シャワー室の扉が閉まる音が響いた**]
(300) 2010/09/07(Tue) 04時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 04時頃
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― 朝・シャワー室 ―
[フィリップからのレッスンが終わるころには、すっかり外は白み始めていた。 寮内で行われている淫らな宴も一旦は形を潜め、 中庭の薔薇たちは満足げに、太陽の光を朝露を反射させて、きらきらと輝いている]
……僕、本当に穢れて、しまったんだ。
[白く汚れた掌を見詰めて、ぽつりと呟く。 初めて見る自分のそれはとても穢らしく見え、 酷く自己嫌悪に陥ってしまいそうになる]
(310) 2010/09/07(Tue) 10時頃
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[目的を果たしたフィリップは未だそこに居ただろうか? 気だるげに身を起こしながら]
手、洗わなきゃ……。
[粘つく白濁に眉根を寄せて呟き、手を洗おうと個室を出る。 昨晩と同じように、蛇口をひねり、水を出して。 その手に着いたものと洗い流していく。
そうして何もなかったように綺麗になれば、 力の入らない足取りでふらふらと自分の部屋へと戻って行った]
(312) 2010/09/07(Tue) 10時頃
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― 朝・自室 ―
[覚束無い足取りで部屋に戻ると、床に座り込んで寝ているドナルド>>299を見つけて、 触れようと指先を伸ばす。
だけど伸ばしたその手に先程の白濁が重なって見え、触れる瞬間ぎゅっと。その指先を閉じてしまう]
こんな手じゃ、僕……ドナルドに触れられない。
[じわりと翠に涙が滲む。 欲している人は目の前に居るのに、 触れたくて、触れられたくて仕方がないのに。
自分の精で穢れてしまった手では、触れる事は叶わない――]
(313) 2010/09/07(Tue) 10時頃
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[まるで逃げだすかのように、部屋を飛び出た。 普段の穏やかな様が嘘のように、廊下を走る。
何処へ、という目的はなかった。 ただ、部屋から離れたかった。こんな穢れた自分を見られたくなかった]
……わっ。
[あまりに慌てて走っていたから、大荷物を持つディーンの姿にぎりぎりまで気づけなかった。 気づいた時にはすでにもう、ぶつかる寸前の距離。
小さな悲鳴を一つ、上げた]
(315) 2010/09/07(Tue) 10時半頃
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[ぶつかる――
そう思った時には、ディーンの腕の中に抱きとめられていた。 痛くない、と恐る恐る眸を開けると覗きこむ紫水晶が見えて]
ディーン……、僕、僕……。
[じわりと浮かぶ涙に、翠が滲む。 彼のシャツをぎゅっと握って、涙声でとぎれとぎれに]
僕、穢れて……しまった……
(317) 2010/09/07(Tue) 11時頃
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[ディーンのペンだこのある中指に涙を拭われると、少しだけ心が落ち着いてくる。 こくり、と頷き、それでもその腕の中から離れられずしがみ付いたまま。 うなじに残る鬱血の花弁から、仄かに薔薇の香りが舞う]
ディーンの目には、僕は…僕はどう見える? 穢く、汚れて……いない……?
[精通も性交も、禁忌だと教えられていた少年は、 縋る様な目で肩眼鏡の奥の紫水晶を見上げ尋ねた]
(319) 2010/09/07(Tue) 11時頃
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|
[あやす様に撫でる指が心地よくて、 しがみ付く手から少しだけ力が抜ける。
ディーンが紡ぐ赦しに、ようやくほっとしたのか、吐息を漏らして]
……ディーンは汚くなんか、ないよ。 いつも清廉で、優しくて……綺麗だ。
僕……その……。
[シャワー室での事を思い出し、頬に微かに朱を差して]
神父さまから駄目だと教えられていたのに。 自分の手で、あんな……。
[白濁に塗れた手を思い出し、ぎゅっと痛みを堪えるように眸を閉じた]
(321) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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[眸を閉じていたから、彼の眉間に皺が刻まれるのには気付かない。 ただ背中を撫ぜる手や、穏やかな声が心地よくて。 初めての精通に穢れたと思いこんでいる少年には、神の手にも近く感じる。
頭に移動する手が、黒髪を優しく撫でるのを幼い子供の様に見詰めながら]
主の御許に、清らかなまま召すのが……きっと最終的な目的なのだと、思う。 でも……僕はもう、その道を外れてしまった。 どうすればいいんだろう。 ……ディーン。僕は、どうしたら、いいんだろう?
(323) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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[優しく諭す言葉に、塗り替えられて行く心。 ディーンの言葉は雨の様に、少年の心に降りそそぐ。
見詰める眸に浮かぶ色は、ある種崇拝にも似た、それ]
人の道に外れていないのなら、いいの…? ディーンは……神父さまみたいだ。迷う僕に、いつも答えを呉れる。 僕……ディーンを、信じる……。
[漸くほっとした様に息を吐いて笑みを浮かべる。 黒髪を撫ぜる手にうっとりと翠を細めた]
(327) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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医務室には、行っていないよ。 ディーンこそ、一緒じゃ……なかったの?
[ゆるりと首を振る。 まさか昨晩ロビンを玩具にした饗宴が繰り広げられていたなど夢にも思わず、 素直にそう答えて]
(328) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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[聖者の如し微笑に返すのは、神の慈悲を請う信者の笑み。 微塵も疑いを持つ事もなく、潤む眸はその微笑に嗚呼…と吐息を洩らす。 許された禁忌を想わせる、そんな何処か切なげな吐息を]
ごめん……。 すっかり、わすれていて……。
[撫でていた手を翠が追う。 ロビンを心配する言葉も、なにもかも、まるで夢の世界の言葉の様に耳には届かない。 ただ、中指が彼の唇を撫ぜるしぐさに、とくん、と。 胸が一つなって、初めて知った味をなぜか思い出し、ごくりと喉を鳴らした]
僕も…洗濯手伝うよ。 シャワーも浴びたいし……一緒にいても、いいかな?
[聞えた独り言に、おねだりをする様に言葉を返した]
(331) 2010/09/07(Tue) 13時頃
|
|
[ディーンの腕の中のそれらの端をちょこんと握って、 構わないと言う言葉に子供の様に笑う。
薔薇の香りにも煽られて、眸だけは艶を滲ませたまま。 彼の唇や大きな手。それから胸や腰に落ち、 薄く開いた唇から赤い舌がちらりと顔を覗かせ、乾いた唇を湿らせた]
うん、行こう……。 まずは洗濯物を片づけないと、ね……。
[寄り添うように、隣に並んで歩く。 その姿はまるで娼婦の様でもあり。 此れまでの敬虔な信者としての姿からは遠く*かけ離れていた*]
(335) 2010/09/07(Tue) 13時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 13時半頃
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― ランドリールーム ―
[ディーンと二人向かったランドリールーム。 ディーンがシーツやらを洗濯機に放り込み洗剤を入れるのを横目で見詰めている。 洗濯を始めるスイッチを押そうとすれば、その手に自分の手をそっと重ね]
……洗濯が終わるまで、隣に居てもいい?
[媚を売る様に、下から見上げ薄く笑う。 ディーンが断らないと判っていて、誘うそれは娼婦の笑み。 重ねた手のその甲をゆるゆると撫ぜながら、指先を絡め取り口元へと誘う。
中指のペンだこへと口接けながら]
僕……ディーンの手、好き……。 図書館で勉強する君を見ながら、いつもあのペンになりたいって思ってたんだ。 君の手に、何時も包まれて……善いなって。
[他の部分とは違う、硬くなったその部分をチロ…と赤い舌が触れる]
(343) 2010/09/07(Tue) 16時頃
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――莫迦だって、笑う?
[ちゅ…と一度吸ってから指を離し、笑う。 見下ろすディーンはどんな顔をしていただろうか。
ふわりと顔だけは清らかに笑んだまま、彼の胸の中に身を寄せて。 胸板に頬を寄せ、嗚呼…と一つ吐息を洩らし]
胸が、どきどきしてる……。 痛いぐらいに早鐘を打って……苦しいんだ、ディーン。
[彼の手を取り、己が胸へと誘う。 シャツ越しにも判る胸の二つの尖り。不意にそこへ手が触れて]
助けて、ディーン――……。
[言葉とは裏腹に、声には酷くなにかを強請る色が混じる。 少年は紫水晶を見上げ、薔薇の吐息を零しながら、眸を*閉じた*]
(344) 2010/09/07(Tue) 16時頃
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ベネットは、ディーンに話の続きを促した。
2010/09/07(Tue) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 16時頃
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