17 吸血鬼の城
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どうする、ベネット? ……そうだな
お前が其の男にうまく血を分け与えられたなら イアンは逃がしてやっても良いが。
[唆す為の囁きは、酷く甘く]
(*1) Ayame 2010/06/25(Fri) 23時頃
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―最上階― [紅色の月が、淡く城全体を包む霧を染めている。 >>3白き薔薇が朱に染まってゆくさまを 窓辺から見ていた]
――…足りぬと言うが 私はお前にローズマリーと同じだけ、くれてやったぞ?
[じわじわと広がる赤。 黒き薔薇が其処へ突き立てるは、銀]
また……おいていくのか 私を
(7) Ayame 2010/06/25(Fri) 23時半頃
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嗚呼、飲み込みの早い子だ。
[闇の底から湧く虚無 眷族の聲が其れを遮る。 城主は恐ろしくも妖しげな微笑を浮かべ、肯定を返す]
お前のすべきことは一つ。 ……わかるな、ベネット?
ドナルドは永遠の生を得、イアンはここを無事に出る事が出来る。 お前の望みどおりだろう?
[ドナルドは人としての生を失い イアンとは恐らく二度と会う事も叶わなくなるだろうけれど]
(*3) Ayame 2010/06/25(Fri) 23時半頃
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[囁く声音は甘く 惑わせるように優しく語り掛ける]
お前の望みは、二人無事でいきること ……そうではないか?
[まやかしと 何より傍で香る強い血の芳香 狂わせるに足る其れ等を前に、果たして何時まで我慢のきく事か]
(*5) Ayame 2010/06/25(Fri) 23時半頃
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―最上階― [朱に染まり散っていく白薔薇の、気配が遠く薄く消えていく。 哀れな小さいネズミは、そうあのときの少年と同じだ 同じ言葉 同じ――――]
其れは、やがて朽ち逝く魔だろうに
…………何処へなりと、逃げるが良い 幼き子供 ただひとり、その小さな身ひとつを持って
[再びう時、同じ結末が用意されているのか 其れとも ただもう、この城に白い薔薇が咲く事は無い。 新たな墓標が必要だろうと、窓の下へ視線を落とす]
(21) Ayame 2010/06/26(Sat) 00時頃
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―私室― [もぞり 影がざわめく。 扉の向こうから聞こえる靴音を察し、 従者の声がかかった其の直後 内側から其の重厚な扉はゆっくりと開く]
――…何用だ、黒薔薇?
[身を窓縁に預け、振り返る。 淡く届く月明かりを浴びながら、薄く笑った]
(23) Ayame 2010/06/26(Sat) 00時頃
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嗚呼……此処から、視ていた。
[>>26白薔薇と、対なる黒薔薇の口から紡がれる言の葉 城主の口元が僅かに歪む]
この私に お前を、散らせと?
(28) Ayame 2010/06/26(Sat) 00時半頃
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[幾百年生きようとも、ひとの心だけは 恐らくこの先も永遠に解する事は無いのだろう]
其れがお前の望みか、黒き薔薇よ。
[頭を垂れる長身の男を見下ろす。 薄く開いた唇から、鋭い牙を覗かせて]
――…よかろう ならば
[深紅の絨毯の上膝を折り、両肩に手をかける。 銀の髪がヴェールのように広がった]
(33) Ayame 2010/06/26(Sat) 00時半頃
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――…叶えてやろう お前に、この世で至上の悦楽を
[露にされた首筋に、薄い唇を寄せる。 黒薔薇を城へ迎え入れてより初めての行為 脈打つ筋に牙を突きたてた。
ゆっくりと時間をかけて飲み干すのは グラスに注いだ冷えた血ではない 温かな生を感じる濃厚な――――]
(37) Ayame 2010/06/26(Sat) 00時半頃
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[何時もの食事よりも時間をかけた。 終わるのが惜しいと思ったのは、記憶にある限り初めての事で 熱い吐息が耳朶を擽るたび、城主もまた頬を染め 身の内に暴れる愉悦に歓喜の溜息を漏らした]
――…私の……ロビン
[睦言のように名を呼ぶ頃には、彼の意識は薄れ始めていた。 肩を掴んでいた右の手が、存在を誇示する怒張へと伸びる]
(40) Ayame 2010/06/26(Sat) 01時頃
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―最上階―
ずっと……是が欲しかったのだろう?
[闇色の夜着に縋る手 肌の色が少しずつ変わっていく。 食いしばった口元から毀れる掠れた悲鳴 ぞくぞくと背筋に走るものを感じた]
構わぬ ……さあ、私に身を任せ――逝くが良い
[再び牙を宛がい、黒い薔薇を散らしていく。 完全に其の身が動きを止め崩れ落ちるまで、 城主は最後の一滴までも貪り尽くすのだった]
(45) Ayame 2010/06/26(Sat) 01時頃
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―最上階― [牙を突きたて皮膚を食い破り 貪る様子は、ひとが言う化け物の姿。 唇を真っ赤に染め、其の色と同じ瞳から雫を零し]
――…あァ……
[食事を終えた城主は 片手についた苦い汁をぺろりと舐めた]
美味かった。
[妖艶な笑みを浮かべ、立ち上がる。 集ってきた影が骸を暖炉へ投げ込もうとしていた。 其の姿を最後まで見ることなく、霧に変じ姿を消す。 向かう先は新たな眷族たちのもとへ]
(49) Ayame 2010/06/26(Sat) 01時半頃
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[城主が彼等の元へ現れるのは、ドナルド達の会話がひと段落ついた頃]
――…ドナルド 共に飲もうと誘いかけた言葉通り、迎えに来た。 目覚めたお前のために 娘ばかりを残しておいたぞ?
さあベネット……お前も 共に、食事に行こうか。
[ひとつは御堂に ひとつは――――… 城主は新たな眷族へと吸血を強いる。 其の様子すら、記者にとっては記述の対象だろうなと思いながら]
(53) Ayame 2010/06/26(Sat) 02時頃
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ローズマリー
[妹と呼び愛でていた娘へかける聲 海の泡と消えてしまうのだろう、そんな予感を胸に抱きながら 名を呼ぶ]
お前も――食事に来るが良い。 よもや、彼女らを逃がそうなどとは、言うまいな?
同族喰いは、避けたい所だが。
[嘗て白薔薇達に迫った選択と、似ている気がした。 万一ひとの娘を助けたいと思うなら 代わりにその身を差し出せと。 さて、その後の話はまた後ほど語る事としよう]
(*6) Ayame 2010/06/26(Sat) 02時頃
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[食事がどのように行われようと 宴は終幕を迎える。 あれほどに招いた客人たちの殆どが、戻らない。 街ではまた、真しなやかに噂が流れ始め
幾人もの名を綴った帳面が 宴の内容を記した書が やがて噂を真実に変える++]
(56) Ayame 2010/06/26(Sat) 02時頃
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[薔薇は枯れ、草木も茂らぬ孤城には 幾多の墓標が聳え立ち 門には深く刻まれた銘が蔦に隠れ潜んでいる。
『ここ過ぎて曲節(メロデア)の悩みのむれに、 ここ過ぎて官能の愉楽のそのに、 ここ過ぎて神経のにがき魔睡に。』
深い霧が覆う其の城を 人間は、確証を込めてこう呼んだ。
――――吸血鬼の城***]
(58) Ayame 2010/06/26(Sat) 02時頃
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ランタン職人 ヴェスパタインは、薬屋 サイラス自爆乙wwと促し含めつつactいれてみるがエピはpt無い罠
Ayame 2010/06/26(Sat) 03時頃
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――…何処へなりと、好きに行くが良い お前は……自由だ。
[低く暗い音 >>*34彼女の聲に漏らした音 興味が無いと 埋められぬと 其れは城主自身にもわからぬ事 答えは其れだけしか返せなかった]
(*37) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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私の愛しいローズは――泡と消えた そう、思う事にしよう。 お前の墓は作らぬ。
[ざわ、と風が森を騒がせる。 何時しか霧は弱く薄く 魔の結界はとけて消えた。 喰らってしまうぞと脅しにも屈する事の無かった彼女は 何処まで行くのだろう もう人には戻れぬ其の姿で。 霧の先を見通す事は、出来ない]
(*38) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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[ひとり、またひとり この手の指の間から逃れていく人間。 歩み寄る>>57>>55同族たちに、視線を向けることもなく 城主はゆっくりと首を振った]
……暫し、休む。
[疲れたような声音。 霧となり身を移した先は城門の前。 妹だった彼女の背はもう、見えなかった。 地に咲く染まった薔薇を、拾い上げる 思った以上に軽く、其れがまた 城主の胸にしこりを生んだ]
(106) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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お前も――…外へ行きたいとでも、言うのか? 愚かな。
[朽ちた薔薇は墓場へと埋葬される。 隣に眠るのは、つかの間の眷族――薬師だった男の墓 墓石の前に立ち、城主は墓石に白のワインを垂れ流した]
永劫其処で暮らすが良い。 私の白き薔薇
[並ぶ墓標は眷族達のもの。 死してなお、城主と共にあるようにと 其れは執着の証 其れは孤独の証]
(107) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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――それから――
[最上階、城主の私室 黒き薔薇の投げ込まれた暖炉 傍らでまどろむのは、先日ベネットが拾ってきた黒毛の子猫。 城のあちらこちらと歩き回る其の姿は、彼の慰めになっているのかもしれないと思う。 血を交えるたび染まる髪はもうすっかり城主と同じ銀に変じていて、地を染めた瞳もまた色素を失ってしまったようだった。
あれが父上と呼ぶようになったのは、大分前。 嫌がらせの心算だったのかもしれないが ひとの家族の真似事でもする気かと、軽く受け流した。 そのうち改める機会もなく、今ではすっかり定着しているよう]
(108) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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[喉の渇きを覚え、時を止めた同族の元へと向かう。 父上と呼ぶ彼に微笑みを浮かべながら、 影にワインを持ち寄らせた。 この城に白のワインはもう無い。 紅い液体がグラスの中で揺れるのを目を細めて見遣る。 時は移り逝く。 ひとの従者はもう居らず、薔薇は散り 妹と呼んだ同胞は泡と消え、同属にした男は去っていった。 新たに迎えた息子は日々仇だった己と共に有ることに馴染んでいく。 変わらないのは、城主だけ]
(109) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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この黄昏の向こうは……別世界 あの者とて、数十年か数百年もすれば戻ってくるだろう
此処より先に ひとの住処には我等は立ち入れぬ。 我等が城に、人が足を踏み入れられぬと同じように
永遠を願うひとと、終幕を求める魔と 決して双方が相容れることなど、無いのだ
(*39) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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ベネット 私の大事な息子よ
外を眺めるのは、止めてしまえ。 黄昏の色も周囲を再び閉ざす霧も 我が力続く限り、永遠に変わる事など無いのだから
この城にいる限りは お前を怯えさせている魔物狩人も 獣たちも 誰もお前を傷つけることは出来ぬ。
――そう、私以外には……な
(*40) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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さあ、食事にしよう。 ――――…喉が、渇いただろう?
[グラスを傾けると、唇の端を朱が流れる。 首筋を伝い鎖骨に溜まる其れを見せつけながら城主は 彼等を招き入れた時と変わらぬ 妖艶な笑みを浮かべてみせるのだった**]
(110) Ayame 2010/06/28(Mon) 14時半頃
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―黒猫―
[>>122黒猫は実に自由奔放であった。 閉ざされた城のなか、乱された書を片付けに行くのも 倒れた置物を直しにいくのも、吸血鬼の仕事 可笑しな話である]
……また、私に……か? 狩りの仕方くらいは、知っていると言うのに 嗚呼しかし、感謝するぞ。
[蛇を咥えて戻った猫を褒めて以来其れが習慣となった様子で 目前でつまみ上げ、喰らっては頭を撫でるのが城主の常となった。 広間には相変わらず白い薔薇の香りがする。 染み付いてしまったのだろう この城に薔薇はもう存在しないと言うのに]
(138) Ayame 2010/06/28(Mon) 21時頃
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[銀の首輪がしゃら、と鳴る 其れは黒猫に誂えなおしたもの。 死闘の果てに漸く首に輪をつけた時のことを思い出す。 酷く憤慨した様子で、暫くは傍に近づくのを警戒していた。
其れも今となっては昔の話。 猫は気まぐれに傍へ近づき、足元にまとわりつく]
……構ってほしかったのだろう、ロビン 散々放っておいたからな……おもうさま貪るが良い 誰もお前を咎めはせぬぞ。
[ただ数年しかもたぬ生き物だと、知っている。 言葉のわからぬ獣 黒猫の添えた彩に、其れでも今は穏やかな時が流れていた**]
(141) Ayame 2010/06/28(Mon) 21時半頃
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[あれから10年。 ぬるま湯の中に居た城主はまた、宴を始めると傍らのベネットに告げた]
もう、あれに招待状を出した。 ……今更止められぬぞ?
[薄笑いを浮かべて、闇色の魔物は窓へ手をかける。 城を覆う深い霧は、再び開かれた。 招待状は一通。 さて、招かれし客は幾人か。 窓辺で転寝をしていた黒猫が、ぴくりと耳を尖らせ視線を上げた]
(147) Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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嗚呼――…お前も気付いたか? しかし、心配はいらぬ。
あれは、私の招待客だからな。
[護衛でもする心算なのか 其れとも単純に己のテリトリーに入り込んだ異物に反応しただけか。 未だ森の中にあるひとの身に気付き、口元が弧を描く]
……随分と……様変わりした ヘクターも、そうだったが……
(148) Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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[にゃあと小さな声で猫が鳴いた。 城主は同属へ向けて首を振る]
いや、出迎えは私が行こう。 あれは、硝煙の臭いを纏ってきたようだ。
[姿の変わった彼に、成長した子供が気付かぬ可能性もある。 出来ることならば優雅に美しくことを進めたい]
猟銃は最初に効かぬと教えてやろう。 其れから眷族を紹介して――…嗚呼、其の時の反応が楽しみだ
[血の色をした瞳を細め 城主は久方ぶりに血が滾るのを感じていた**]
(149) Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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ランタン職人 ヴェスパタインは、小悪党 ドナルド気にするな。誠意は身体で示してくれれば問題ないぞー
Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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