199 Halloween † rose
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―酒場―
アラやだ、ピエロじゃないわよ。 そう、手妻師。簡単に言えばマジシャンね。
[カウンターで女将相手に喋り続けながら、軽食をつつく男。椅子の足元にはバックパッカーのような鞄が置かれている]
町から町へと渡り歩いて、このお店みたいな酒場とか、明日のお祭りみたいな場所で奇術を見せるの。 そんな大がかりな装置は使わないから、お店の片隅でも貸してもらえれば充分よ。
[弁舌さわやかに畳みかけ、同時に皿の上のキッシュは見る間にその姿を消していく。営業モードの押しの強さをしなやかな所作と女言葉に包み、手妻師・沖元華月斎の独壇場]
明日が本番だから、今日はお休みにしてもいいんだけど。 島国の東洋人は勤勉なのよ。聞いたことあるでしょ?
[最初は胡散臭そうに聞いていた女将の顔にも、次第に呆れたような笑顔が見えてきた。あともうひと押し。 紙ナプキンで口元を拭うと、それを指先で半分に裂き、さらにもう半分に。胸ポケットから扇を取り出し、そよと仰げば、先ほどの紙片がひらひらと宙を舞う]
(@0) 2014/10/18(Sat) 16時頃
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[ひらり、ひらり、魂を吹き込まれたように。 一対の蝶がくるくると戯れながら、螺旋を描いて羽ばたいて。
やがてその蝶たちは、そっと女将の手の中にとまり翅を休める]
ね? お願い。
[呆けて見ていた女将に向けて、小さく片目をつむってみせた**]
(@1) 2014/10/18(Sat) 16時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 16時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 19時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 19時半頃
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―表通り―
[酒場の女将に夜の舞台の約束を取り付けて上機嫌。 ふらふらとあてもなく表通りを歩き、街の空気を胸に取り込む。 明日の祭に向けて家々は飾り立てられ、商店も活気を増しているよう]
いいわねぇ、祭の前日の賑わいって。
[老若男女の隔てなく、明日への期待で目を輝かせる。 それは洋の東西を問わず、異邦人である自分をも喧騒の中に抱いてくれる]
……あら?
[ふと、目に止まったのは荷車の傍で声を張り上げる少年>>2]
いいもの売ってるじゃないの。ちょっと見せてちょうだい。
[彼の方へと歩み寄り、荷車の屑南瓜を手に取る。掌に塩梅よく収まり、重さも手ごろ。ぽんぽんと軽く掌で跳ね上げる]
(@2) 2014/10/18(Sat) 20時頃
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『一かけ二かけて三かけて 四かけて五かけて橋をかけ』
[口をついて出るのは故郷の歌。 掌の上でお手玉のように、自在に跳ねる屑南瓜]
『橋のらんかん腰を掛け はるか向こうをながむれば』
[手の上の南瓜がいつのまにやらふたつみっつに。 掌から肩へ、腕をつたって肘から頭に。右腕を大きく回してみっつを掴めばいつのまにやらひとつになって、高く放れば落ちるまでの間にバレリーナのように一回転]
『一七、八の姉さんが 花と線香を手に持って』
[男と少年の周りにはいつしか人の輪ができて、やんややんやの喝采が飛ぶ]
『ねえさんねえさん どこいくの』
[手妻は奇抜さや派手さで度肝を抜くだけのものではない。背骨から指先、足の先、髪の先端にいたるまで、全てに神経を行きわたらせて表現する所作の芸術である]
(@3) 2014/10/18(Sat) 20時頃
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『私は九州鹿児島の』
[左手で投げた南瓜が大きな弧を描き右手のはるか上を行く。ギャラリーから上がる悲鳴。それでも動じず男はすっと腰を落とすと、地面すれすれ、足の甲でちょいと南瓜を跳ね上げる。ばねのような身のこなしですぐさま立ち上がると、片手の中に南瓜をぐっと収めて]
ハイッ!
[投げるような所作で手を開けば、ギャラリーに向けて降り注ぐ蜘蛛の糸。陽光受けて輝く真っ白な糸の雨。ギャラリーに触れる直前に、手首の返しで男の手の中へ戻る]
『……西郷隆盛娘です』 と。
[喝采の中、四方八方へとお辞儀を返す]
ありがとうね坊や。なかなかいい宣伝になったわ。
[南瓜売りの少年に微笑み、彼の手に銀貨を握らせる。使った南瓜はコートのポケットへ]
チャオ。ハッピーハロウィーン!
[ひらひらと少年に手を振って、人の輪の中を抜けだした]
(@4) 2014/10/18(Sat) 20時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 20時頃
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―観光案内所前 ベンチ―
[南瓜を調達した後、街の観光案内所へ。明日のショーの場所を確認し、祭りのパンフレットをもらって外に出た]
んー、なかなかいい街ねー。大き過ぎず小さ過ぎず。
[ベンチに座り、屋台で買った焼き栗をもぐもぐ。やはり故郷とは味が違う、気がする]
あら、あんたも食べる?
[足元に擦り寄ってきた猫に目を細める。栗の皮を剥いてやって、足元にひとつふたつ転がした]
仲良く食べるのよ。あんたたち。
[足元で栗をがっつく猫は一匹。けれどその側には、―――]
(@5) 2014/10/18(Sat) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 23時半頃
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[――カラン]
(@6) 2014/10/19(Sun) 00時頃
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[酒場の近くの大きな十字路を左に曲がって、変わり者のピエロが佇む角の更に奥の、細い横道。 少し薄暗い道を歩き、突き当りを右。
街の奥の奥。深い裏路地。 深い緑色の扉は木製で、少々くすんでささくれている。 真鍮製のドアノブを引けば、カランと、ぶら下がった鐘が鳴いた。]
…いらっしゃい。
[扉を開ければ、薬草の香りが君の鼻孔をくすぐるだろう。 書き物をする店主はダルそうに客を一瞥し、また手元に視線を落とす。 どうやら客商売をする気は無いようだ。
古びた大きな棚と、大量の瓶と、偶にノイズの混じるラジオ。 時代から置いて行かれたような店内はやや薄暗い。 店員は顔色の悪い店主一人。]
(@7) 2014/10/19(Sun) 00時頃
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…で、注文、何。 はやく。 冷やかしなら、さっさと帰れ。 立ち話は、喫茶店行け。
[一際強い薬草の香りは、店主である彼の物。 しかし店に置いてある薬とは、少々系統の違う香のようだ]
…ハロウィンは菓子の食べ過ぎで、皆腹を壊しやすい。 こっちは虫歯の子供用。 そっちは、アンタには言えない薬。 ――欲しかったら、ちゃんと別口でアポ取って来い。 今日はダメだ。売れん。
………風邪気味? なら、適当に調合する。 毎食後に服用。分量間違える奴は死ね。 早死にしろ。
(@8) 2014/10/19(Sun) 00時頃
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[カウンターの奥。彼が調合する手元は見えない。企業秘密だ。 じき黄ばんだ袋が手渡され、金銭のやり取りの後、客は追い出されただろう。 見送って居ない。追い出した。
一人になった店内、ノイズの増えたラジオを強めに叩くと再び書き物を――の手を止め煙草を取り出し、店内にもかかわらずそのまま吸い始めた。 そのままぼぅと呆けていたが、思い出したようにカウンターを立ち、]
≪CLOSE≫
[閉店の看板を引っ張り出す。商売する気は、完全に無い。]
(@9) 2014/10/19(Sun) 00時頃
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―薬屋―
[男の吐く煙は、薬の香が強い。 それを嗜む男の眼は先程より頼りなく、 まあ、つまり、≪アンタには言えない薬≫とはこう言う物の事で。]
[腐敗防止兼趣味の煙を纏い、薬屋の店主は店の奥に引っ込んだ。 死体の身には防腐剤が必需品なのだ。それがちょーっと、世間的にはアレなだけで。**]
(@10) 2014/10/19(Sun) 00時頃
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あっ、ちょっと、落ち着きなさい!
[不穏な気配を感じて足元を睨む。けれどそこには栗をゆっくりと食む野良猫がいるだけで、男の視線はそこから少しズレている。 分けてやった分の焼き栗を食べ終え、“その子”が狙ったのは男の手元。新聞紙を折って作られた包みに、残りの栗がたんまりと]
いい子にしてなきゃあげないわよ、……って、ああっ!
[包みがひとりでにガサガサ暴れ出したと思うと、突然、中の焼き栗が地面にぶちまけられた]
もう!イタズラっ子にも程が有るわよ!
[プリプリと何かに怒りながら、焼き栗を拾いだした]
(@11) 2014/10/19(Sun) 00時半頃
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まったくもう、反省してるの?
[説教めかして呟いても、ぶちまけた張本人は地面の栗をむしむしと美味しそうに食べている。これだからコボルトは]
……あら、ありがとう。御親切に。
[声をかけられ、しゃがんだまま顔を上げる。 まず眼帯が目を惹いた。なかなかの強面だが、物腰はずいぶん丁寧に感じる]
お祭りになると、浮かれるのは人間だけじゃないみたい。 まーあ、がっついちゃって……。
[元凶の方へ、チラと視線を遣る。 眼帯さんの眺める方向と、いくらか位置はズレてはいるが]
お礼……といってもぶちまけた栗じゃ失礼ね。 なにかなかったかしら。
[片手に栗を持ったまま、もう片手でパタパタと自分の上着を叩いて探った]
(@12) 2014/10/19(Sun) 01時頃
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活気があってとてもいいわ。人が多いほど稼げるしね。
[そう言ってようやく立ち上がる。相手の背は自分より少し高いくらいだろうか。東洋人にしては高いつもりではあるが]
半分正解。観光がてらお仕事に来たの。 さて何のお仕事でしょう。
[上着をたたく手が左のポケットの上で止まる。 そのままてのひらをスッと目の高さまで持ち上げて、拳を握り]
ワン、ツー、スリー
[花開くように開けた手に、鎮座ましますは小さな南瓜]
お気にいりましたらおひとつどうぞ。
(@13) 2014/10/19(Sun) 01時半頃
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―それなりに時間がたってからの、薬屋―
――あー…
[ぱちり。目を開ける。 大口を開けて寝ていたようだ。
適当な所で寝コケて居たからと言って風邪をひくような体ではなく、…というかそもそも、自分の薬に世話になるような事は一切ない訳なのだが。 未だ靄のかかった頭で日付と時間を確認し、ハロウィンを寝て過ごした訳ではない事を知る。
ハロウィン。夜と昼とが交わる日。 別に待ち遠しい訳ではないが、この時期にしか会えぬ知り合いも、手に入らない珍しい品もある。外出は億劫だが、期を逃せば来年までお預け、だ。 それに、去年は前夜祭もハロウィン当日も、その次の日も、そのその次の日も。計四日ほど寝て過ごした。今年もお預けを食らってはたまらない。 今日はまだ前夜祭。それでも、顔馴染みは既に出てきている頃だろうと、
8日ほど着っぱなしの服を、やっと着替えた。]
(@14) 2014/10/19(Sun) 02時頃
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[レパートリーの少ない服を適当に引っ掛け、店の看板はCLOSEのまま。 そもそも、開いていることの方が珍しいのだけれど。
店を構える細い路地は民家が多く、店から一歩出れば、それぞれの玄関先にカボチャの生首が転がっていた。 向かいの家も、隣の家も、反対隣りの家も、 自分の店を振りかえる。
…無い。
買い出しより先にカボチャか。別にそんな物飾らなくともよいのだが、ウチだけ無いのも、こう、気分が悪い。 銀貨を多めにポケットにねじ込むと、顔色の悪い薬屋は、久しぶりに人混みに紛れて行った。]
(@15) 2014/10/19(Sun) 02時半頃
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―表通り―
…よぉ、ガキ。 カボチャ一個、俺に売りやがれ。
[荷車に摘まれたオレンジの山に目を止めると、何やら見覚えのある人間の元へ。 この街への滞在はそれなりに長い。故に、顔見知りの数もそれなりに。 …そろそろ住居を変えなければ、歳を取らぬどころか髪すら伸びない自分は、怪しまれてしまうだろう。
話しかけたのは、鮮やかな手品師の宣伝が終わった後か。 無駄に偉そうな態度で売り子のリーに近づくと、値段分の硬貨をちらつかせた。**]
(@16) 2014/10/19(Sun) 02時半頃
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フフッ
[素直なリアクションが心をくすぐる。たまには損得なし、誰かのための奇術も悪くない]
喜んでもらえて光栄だわ。 元から住んでる人にも非日常を提供できたら手妻師冥利に尽きるわね。
[彼の口ぶりからして、おそらく元からの住人なのだろう。 祭は観光客だけでなく、元からの住人をも非日常へと誘う。その一助となれば光栄の至り。
彼に名前を教えてもらって、自分も明日のことを伝えようとした矢先]
あら、大変。
[血相変えたドナルドが、ある方向へと走り出す]
アタシは華月斎。見つけてもらえるよう、派手にやるから楽しみにしててね!
[ショー仕込みのよく通る声で彼の背に告げ、大きく大きく腕を振る。彼の背が人波にまぎれてから、満ち足りた吐息とともに笑みを刷いた**]
(@17) 2014/10/19(Sun) 03時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/19(Sun) 03時頃
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……失礼な。 俺ァ、まだ新鮮な部類だぞ。
[>>88生きていたのか。との問いには、若干返答しづらい物がある。 なんせ最初っから死体だ。でも、完全に死んでる訳じゃない。
故に返答不可。アンサーに適当なぼかしを入れると、小振りの南瓜に目を落とす。 …南瓜の周りに光る羽虫が見える。 思いっきり薬による幻影を見ていた。そもそも脳味噌も腐りかけで、使用期限もとうの昔に切れている。
失礼な店員に生返事を返し、視線は存在しない物を居っているのだが、さて彼の反応はどうだったか。]
(@18) 2014/10/19(Sun) 15時頃
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ンー…? …あー、具合は悪くねえ。 いつも通り。
[>>89いつも通りに、若干トんでる。]
俺が祭りにはしゃいで、仮装するとでも?
大人で仮装してる奴は、なんつーか、 ……バカだけだろ。
[そう言えば先の人混みの中、ひときわ騒がしい男>>16を見かけた気もする。迷惑極まりない。 顔見知りだったかどうかまでは――、思い出せん。思い出すのも面倒くさい。]
(@19) 2014/10/19(Sun) 15時頃
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[薬屋の店主は、この街に来た何年も昔から、特に服の種類を増やす訳でも、髪を切る訳でも、歳をとる訳でも無い。 彼の店と同じく、いつまでも時代に置いて行かれたまま。
ただ、節の目立った細い手だけには、些細な切り傷等が完治もせず増えて行くのだけれど。
元々の年齢不詳顔が幸いして不振がられる事はあまり無いが、それでもこの街には些か居座り過ぎている。]
(@20) 2014/10/19(Sun) 15時頃
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――きょねん、は。 体調悪かった訳じゃあ、ねーけど、
…そーだな。 それなりに、楽しんどく。
[>>90心配の所申し訳ないが、去年は寝てただけだ。 馬鹿正直に言うのも癪に触るので、黙ったままだが。
手渡された色のいい南瓜を受け取れば、その日限りの飾りにしておくのは勿体無いように思えた。 だからと言って他の使用方法が思いつくほど博識でも無い。 彼には値段ぴったりの金額を手渡して、これにて買い物終了。
嘘をつく。誤魔化す。ゴマすり。全部全部好きじゃない。 というより面倒くさい。 まさか気に入られているとは、そんな事夢にも思って居ない。]
(@21) 2014/10/19(Sun) 15時頃
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じゃーなァ。 …ハッピーハロウィン。
[無愛想でも社交辞令ぐらいは言えるのだと。ついでにチップを投げ渡し、南瓜の荷台を離れて人混みの奥へ、奥へ――…*]
(@22) 2014/10/19(Sun) 15時頃
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[どうやら、この店員も仮装をする予定らしい。 シーツとは大変子供臭いが、まあ彼の金銭面を考えると妥当と言った所か。 俺は遠慮すると、馬鹿の誘いはきっぱり断ったのだが。
…それよりこいつ、ウチに来る>>95のか。面倒な事になったな。 肝試しと称し薬屋に菓子を強請りに来る子供は、毎年居るには居る。 数年前、腹下しの薬を飴と称し与えた時は各方面から叱られたのだが、それからは居留守で誤魔化していた。 今年も居留守を決め込んでもいいのだが、相手が知り合いではハロウィン後に文句を言われそうで面倒くさい。
来るな。の返答を返す前に菓子の予約>>96を取り付けられれば、何も言えなくなる。 仕方ない。今年はまともな菓子を揃えておこう。 幸い金は余分に持って来ていて、前夜祭に彩られた街は甘い香りで満ち溢れていた。
食物など自分は摂取しないが、さて、どういった味を生きた人間は好むのだろう。 甘味を味わった記憶など、遠い遠い昔の、靄の彼方。
背後から聞こえた声>>97に少し眉をひそめると、今度こそ人混みに紛れた。]
(@23) 2014/10/19(Sun) 16時半頃
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―ナタリアの菓子屋―
…ババァ、菓子。
[リーにしたのと同じように偉そうな態度での訪問。 食物を扱う店には普段立ち寄らない。それでも、この老人の事はよく知っている。 無愛想な薬屋にも常連客という物はそれなりに存在するのだ。
珍しい来客にも老婆は普段通りで、特に驚く事はなく。 それでも、楽しそうに注文や、薬屋から語られる先の南瓜売りとの約束を聞いていただろう。]
…そうだ。 あの、派手な色と形のクッキーとか。 ああいうのはアンタの店で扱ってんの。
[ウチには無いと答えられれば飴玉をいくつか購入し、 代わりに教えられた異人の喫茶店――ぜんぜん、行った事は、無いのだが。其方の方面に足を向けた。 片手に南瓜。もう片手に飴の袋を提げて。]
(@24) 2014/10/19(Sun) 17時頃
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―喫茶店―
[鮮やかな店、鮮やかな店員。 …やっぱり、慣れない外出や買い物なんて、するもんじゃない。
求める菓子が明日用とも知らず、明らかに場違い率100%な男は入り口付近で立ち尽くしていた。 話しかけられれば来店の目的が菓子であることを離すだろうが、些か視線は泳いでいる。 薬のせいではない。居心地が悪いのだ。**]
(@25) 2014/10/19(Sun) 17時頃
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…――あー? 知るか。ビビる方が悪ィ。
[>>106最近の悪魔はタマが付いて無いと見える。 驚く男(今日はそう言う形をしているらしい)を尻目、魔の物には少し強すぎるであろう香りと共にやっと人の輪の中に入って行った。決してぼっちと言う訳ではない。決して。
どうやら本日の販売は無いようで、ならばどこで菓子を購入したものか。 先の老婆の菓子屋とここ以外、自分は甘味を扱う店を知らない。]
誰がてめぇなんかと同行するか。
…さっき広場ではしゃいでたろ。 馬鹿の巻き添えだけは、死んでも嫌だね。
[まあ、死んでいるのだが。
試食の菓子を進められれば俺は喰わんと遠慮して、それでも渡されればだいぶ迷った後、ちびりとかじっただろう。 感想は、あまり期待できない。]
(@26) 2014/10/19(Sun) 20時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/19(Sun) 20時半頃
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…どう見ても、 アホのパフォーマーにしか見えなかったけどな。
[>>114もしくはハイになってる馬鹿とか。こいつに薬を売った覚えはないが――、まあいい。 腐れ脳味噌や中指には流石に顔をしかめたが、喧嘩するのも面倒くさい。
此方の生活に過度な干渉をしてこないのであれば、特に気にするような存在でも無し。
他の菓子屋の場所位聞けばよかったかもしれないが、それは別に奴でなくともいいかと、 歯を剥くハイな馬鹿を一瞥して、後はもう、知らんぷり。 次会ったら、魔よけのハーブでもすり込んでやろう。]
(@27) 2014/10/19(Sun) 20時半頃
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[旅行者だろうか。見慣れぬ衣服の男>>115に目を止める。 こんな辺鄙な場所に来たってなにも面白い物などありはしないだろうに。 それとも、異国の魔の物だろうか。]
おい。
[ズイと近づき顔を寄せる。 目つきがいいとは言えない顔。丁度メンチでも切っているかのような。]
…――何でも無い。 人違いだった。
[香ったのは生きた人間の物。 珍しい勘違いに自分の頭もとうとう腐ったかとため息を零して、距離を取った。]
(@28) 2014/10/19(Sun) 21時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/19(Sun) 21時頃
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しかし飴玉のひとつも持ってなかったのは失敗ねぇ。
[カボチャで喜んでもらえたからよかったものの、この時期に菓子の持ち合わせがないのは都合が悪い]
さっそく買い出しに行きましょうか。
[焼き栗の包みを上着のポケットに押し込み、ふらりと通りを歩き出す。 特にアテがあるわけでもなく、自分の嗅覚を頼りにして]
(@29) 2014/10/19(Sun) 21時頃
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そういえばあの子、どんなお菓子が好きかしらね。
[ふと思い出すのは、カボチャを売ってたあの少年。子どもというほど幼くもなかったが、あの屈託無い喜び方はつい構いたくなってしまう]
見に来てくれたら、お礼にお菓子のひとつやふたつ、振舞ったっていいわよねぇ。
[ふんふんと鼻歌まじり、イタズラを計画するような上機嫌]
(@30) 2014/10/19(Sun) 21時半頃
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…変わってるのは、 お前の方だと思うがな。
[>>116ハロウィンの仮装と思えば良いだろうが、今日の前夜祭には些か浮き気味。 布を巻いただけと見える衣装に、アレは寒くはないのかと妙な心配までしてしまう。
顔を離した後は興味なさげに視線を店や人込みに投げて、そもそも人間は完全に興味の外側。 今日の己の買い出しミッションは別の異邦人達と、彼等のもたらす珍しい品と恩恵と、…後なんか、菓子。]
あー、そーだな、 休憩。少し疲れたし。そうだなぁ。
[飲み物のくだりは完全に聞き逃して、 久しぶりの外出で疲れた引き籠りは、視線を多方向に走らせながら「休憩」のワードだけを拾って生返事をしていた。]
(@31) 2014/10/19(Sun) 21時半頃
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[>>126齧る菓子は何か、妙な感じがする。 食物の摂取などとうの昔に止めた身体には、近年薬の煙しか入れて居ない。 味覚を請負う舌は、久しぶりの刺激にすっかり神経を怯えさせていた。
つまりは、ようわからん。
隠しきれないひきつった顔で美味いと言う感想を吐き、残りは帰ってから食べると、紙に包んで懐にしまい込んだ。 多分失礼には当たらないはず。多分。]
(@32) 2014/10/19(Sun) 21時半頃
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―大通り―
む、この匂いは。
[ふと足を留めたのは、規模は大きくないながらも小洒落たショコラ専門店]
ハロウィン限定、ジュエル・ド・ショコラ……
[ドライフルーツをチョココーティングしたらしい一押し商品]
いいわねコレ。
[ショーウィンドウの前で小さく唸った]
(@33) 2014/10/19(Sun) 22時頃
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…出身。 それ、東洋の、島国の――、 ……………死体を燃やす国だろ。
[>>132一歩距離を取った。確かあっちの方には、土葬の習慣は、無い。 火葬なんて身の毛がよだつ。信じられん文化だ。恐ろしい。 こいつにだけは正体バレたくないなと、強く思った。]
…別に、構わんが。 どこで。どこに。
[自身の立つ場所が喫茶店前と言うのも忘れ、先に答えを出してしまった。 その後は多分、店内に引きずられていく。後悔を抱えて。]
(@34) 2014/10/19(Sun) 22時頃
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[飛んできたようにショーウィンドウに張りつく青年。その横顔にくすくすと笑みを零して]
あらオニーサン、お耳が早いわね。 全12種類、1番人気は青リンゴですってよ。
[同じものに同時に興味を持った仲間意識]
こういうのって全種類揃えたくなっちゃうわよねー。 えー、なになに、数量限定……
[ショーウィンドウの中の注釈に目を留めると、急に真顔になって、隣の青年をちらりと見、]
……さーて、
[さりげなく早足で入店を試みる]
(@35) 2014/10/19(Sun) 22時頃
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くっ、やっぱりそう甘くはないか……!
[仁義なき甘味戦争。横滑りしながら距離を詰める青年におとなげない闘志を燃やし>>147]
あぁらオニーサン、コイン落としたわよ!
[チャリン、と音立てて床に転がる硬貨。先行く背へと手を伸ばし、ポンと青年のポケットに触れれば、そこから溢れ出るように11枚のコインが散らばる。 手妻師としての誇り?まったくもって無問題!]
ジュエル・ド・ショコラください!
[さて虚仮おどしはどれだけ効果があっただろう。注文の声は青年の速度に追いつけたか否か]
(@36) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
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勝てば官軍よぉ!
[勝者の高笑い。限定ショコラ全種類コンプリート。加えてばら撒き用のチョコをセレクトして包んでもらい]
……あー、
[青リンゴを買い損ねた青年の消沈した様子に、今更湧き上がる罪悪感。注文の仕方からも察するに、よほど甘味が好きなのだろう]
奇術師……そうねぇ、そんなとこかしら。 でももしかしたら、ハロウィンに乗じて紛れ込んだ魔法使いかもしれないわよ?
[買い物を終えた青年からの問い。にんまりと笑うと、目の高さで手を開き、握ったり開いたり返したり、指さばきに合わせてコインを自在に出し入れしてみせる]
(@37) 2014/10/19(Sun) 23時頃
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そう。この辺は埋めンだ。 …お前んとこ、悪趣味。
[>>154アレだろ。キャンプファイヤーとか、鉄板焼きとか。そんな風にされんだろ。怖い。
指された先をしまったと言う顔で見て、それでも一度返事をしてしまった物だからきちんとついて行った。そう言う所は律義なのだ。 こう言った店を訪れた経験など、生前は兎も角、死んで腐り始めてからは一度もない。椅子にかけても、ソワソワと居心地悪くしていただろう。
メニューは自分も同じ物をと適当に店員に告げて、目の前の男に燃やされぬ為にも必死で人間を装おうと心に決めた。 みてくれは、いつも通りの顔なのだが。]
(@38) 2014/10/19(Sun) 23時頃
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[堂々たる悪魔宣言に、楽しげに笑みを零す]
ふふっ、食いしん坊な悪魔もいたものねぇ。 ……って、ヤダ、あんた同業者!?
[これは正直予想外。出し物との言葉に目を丸くする]
そりゃ避けさせてもらうわよ、悪魔と魔法で張り合うなんて割りに合わないったら。 ま、偵察くらいはさせてもらおうかしら。
[大袈裟に肩を竦めてから笑ってみせる]
(@39) 2014/10/19(Sun) 23時半頃
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ドアを開けた彼がこちらを待つ様子に、ぱちりと目を瞬いた後]
悪魔なのに、紳士ね。
[ありがと、と微笑むと、厚意に甘えてドアをくぐる。 彼の横を通り際、パチンと両手でコインを叩くと、そこには影も形もなく。定石どおり、青年悪魔のポケットには小さな重みが感じられるだろう]
……あらちょっと失敗しちゃった。
[楽しげに小さく呟いて。悪魔のポケットには、宝石のように包まれた青いリンゴのチョコレート*]
(@40) 2014/10/19(Sun) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/19(Sun) 23時半頃
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[街を彩る鮮やかなハロウィン飾り。 気の早い行商人や子供。 並ぶ南瓜の生首は皆目の中にぽっかりと空洞を抱え、夜になれば蝋燭の炎が灯るのだろう。
風景は、喫茶店の硝子の外も中もそう変わらない。 祭りに浮かれた店内は少し騒がしく、飲料と食料の香りが強く香った。
向かう異国の男>>173の口調は大人らしいものの、外見は些か子供っぽく感じる。]
…観光。 もの好きだな、お前。
俺は、此処、住んで、店やってる。 薬屋。
……来るなよ
(@41) 2014/10/20(Mon) 00時頃
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[男の滞在が何時までかは知らないが、そう悪戯に客が増えては困るのだ。接客は面倒くさい。 店の場所など教える気はさらさらないが、この街の住人に聞けば一発だろう。 念のためと釘を刺し、発音しづらい名前を何度も繰り返す。]
アケ、アケ、ノ、 ノシーン?
…変な名前だな。
[変な名前に仕立て上げているのは、自分の方なのだが。]
俺ァ、キリシマ。 こっちじゃ浮いた名前だよ。 お前と同じ。
[自分の出身地なぞ覚えていないし、きっと此方の地方に住み始めてからの方が長い。生の時より。 もしかしたら彼と同じ出身地だったかもしれないと思いもしたが、土葬文化が無いなら、その可能性は薄そうだ。…火葬じゃなくて良かった。]
(@42) 2014/10/20(Mon) 00時頃
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[白く湯気の立ち上る茶を、まるで親の敵のように睨んで居た頃。 投げられた挨拶は別の誰か宛ての物だろうと思っていたのだが、アケ…ノ、シンが返して居る>>187所を見ると、向けられているのは此方のようで。 顔を上げれば、何やら見覚えのあるようなないような人間の顔。 物覚えはそんないい方じゃないし、対人関係での記憶力など、その更に下を行く。 あちら>>182が馴れ馴れしく話しかけてきたらきっと顔見知りなんだろうなと言う心構えで、軽く会釈をした。]
(@43) 2014/10/20(Mon) 00時頃
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[良かった>>190という安堵の言葉に僅か首をかしげ、まさか体の心配をされていたとは思考が及ばず、その理由は結局わからずじまい。 それと、何やらポジティブ解釈をされているようで――とまあ、こっちは店に来ないなら解釈はどうでもいい。何でもいい。]
…フゥン。 じゃあ、親がそっちのクニの出身とかだったのかもな。
[親の記憶など、一切無いが。
レモングラスに似た香りの茶をチロリ舐めると、案の定何とも言えない顔をした。 食べ物は苦手だ。だが、香りはまあ、いい方だな。]
普通ねえ。 でも、お前の国行ったら、変な名前の奴ばっかなんだろ。 …名前覚えられずで、脳味噌が溶けッちまう。
(@44) 2014/10/20(Mon) 01時頃
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[>>198どうやら知り合いでは無かったらしい。よかった。 人の顔を覚えられず、知り合いに会ってポカンと呆けて叱られる…と言う事も一度や二度では無い。]
…いんや、俺はこの街のモンだ。 来客じぁ、ねぇよ。
[悪趣味のクニと一緒にされたくない。と言うのは失礼だが、内心はほぼそんな感じ。 ちびりちびりと紅茶を啜って、腹に水分が溜まる久しい感覚に眉をひそめた。]
(@45) 2014/10/20(Mon) 01時頃
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[その後は彼等といくつか話をしただろうか。 菓子がこれ以上入手不可なのであれば特に長居する理由もなし。他の買い出しは―― …腹、変な感じする。
顔色は普段通り。特に痛がるようなそぶりも体調が悪いようなそぶりも見せぬまま、真っ直ぐ自分の店まで帰って行った。 看板はCLOSEのまま。 少し早いが、今日はもう寝る。やはり飲食は苦手だった。
購入したカボチャは特に加工もせぬまま玄関先に転がして、それを咎められれば「素材の味が〜」等と、適当な逃げを並べただろう。 更に問い詰めれば、めんどくさかったからと、正直な理由を話すのだが。**]
(@46) 2014/10/20(Mon) 01時頃
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[>>180 悪魔が紳士の仮装。 なるほどね?なんて訳知り顔で笑って見せつつ]
そんな無粋言わないわよ。それに悪魔から二度も好物取り上げる方がよっぽどじゃなくて?
[呆れたような悪魔の表情に、愉快そうに肩を揺らすが。差し出された半分に、今度はこちらが瞬く番]
……ふふ、
[いいの?なんて問う無粋もしない。欠片を受け取ると丁寧に口へと運びぶ。優しく素朴な甘味が口に広がった]
うん、美味し。
[彼ほどの甘党ではないはずだが、これはクセになりそうだ]
(@47) 2014/10/20(Mon) 02時頃
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あら、それは名案ね。悪魔と組んでのステージだなんて、それはもう無敵じゃないの。
[>>188 そこで目当てが「菓子」な辺りが、なんともブレずに好もしい。 客から飴やクッキーの飛ぶステージというのはなかなか夢があるものだ]
あんたお菓子に埋まって身動き取れなくなるかもよ?
[いたずらめかして言う言葉には、己の腕への自信も含む。そして、]
……あんたの腕もなかなかね。
[受け取った青いバラ。「不可能」の言葉を冠する奇跡の花]
アタシは華月斎。東洋の言葉で花と月。 またね、シーシャ。
[立ち去る背を見送れば、振り返る彼の手元に棒付きチョコ。きょとりとした後、持った薔薇とを見比べて。やられたわね、と呟くと、晴れやかに笑って手を振った]
(@48) 2014/10/20(Mon) 02時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/20(Mon) 02時半頃
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さて……そろそろ夜のショーの準備をしないとね。
[ショーといっても酒場の片隅、けれどそれを忘れるほどに客を惹き込むのも醍醐味のうち。 青いバラ2本を内ポケットにそうっと差して、夕焼け迫る空の下、己のあるべき場所へと向かう**]
(@49) 2014/10/20(Mon) 03時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/20(Mon) 03時頃
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