217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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ジェニファー! 今日がお前の命日だ!
2015/02/16(Mon) 01時頃
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『この小娘……!』
[焦っていたのか、知らぬ間に巳としての行動を誤ったらしい。]
『すまぬな同輩 吾はどうやら誤ったらしい』
[力なく笑う。 いや、まだ終わってはおらぬ。]
『汝を独りにはさせぬ』
[決意は固く。]
(*0) 2015/02/16(Mon) 01時頃
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『ふむ……』
[眠りし酉へ視線を向け、呪いが掛かりし刻に現れる僅かな気を読み取る。]
『……此者は心の底から【吾等の呪いに掛かることを望んだ】ようだ』
(*1) 2015/02/16(Mon) 01時半頃
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『ほう、彼の者は吾等に与する者か』
[丑を指し、呪いの元凶だと申す午>>70に黒蛇は、愉快そうにくつくつと嘲う。]
『愉快よの 実に愉快』
[さて、見付けし駒を如何とするや。]
(*2) 2015/02/16(Mon) 16時頃
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『……吾も汝も、かなり危のお橋を渡っておるの』
[やはり先に子を落とすべきだったか。]
『今、子を落とせば、汝の居場所を教えると同じ、か』
[ならば落とせぬ。するならば。]
『吾を睨みし、小娘か翁を落とすべきか』
[どちらか落とせれば、多少は交わせようか。 そう、思考を巡らす。]
(*3) 2015/02/16(Mon) 23時半頃
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『存在するだけで、善ならば。』 『存在するだけで、悪ならば。』
『――そんなもの。己で決めるしかなかろう?』
[示すのだ。存在を。>>2:*21]
(*4) 2015/02/17(Tue) 00時頃
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『……随分と、寅に疑われているではないか。』 『好かれているではないか。』
『――助ける、と。』
[それは白巳の事を差し。 黒蛇ではないこと等自明なれど。
白と黒の狭間にあったものを引き剥がすよう促したのは黒亥。 奪ったのは黒亥。]
(*5) 2015/02/17(Tue) 00時半頃
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『…―――』
[嗚呼。アァ。 何度聴いてもその言葉は、己に遠く感じるもの。>>*0]
『それは………』
[独りにしないと言われ。 独りにされてきた。
独りにしないと言って。 独りにしてきた。]
(*6) 2015/02/17(Tue) 00時半頃
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[言葉を途切らせ。 かりと神光を恐れず齧り。>>*3]
『子が落とせぬなら、 独りにさせれば良かろう。』
『辰でも、寅でも。』
『……白蛇を、 呑み込むのが黒蛇のではないか。』
(*7) 2015/02/17(Tue) 00時半頃
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『助けるなどと、愚かなことを>>*5』
[くつりと笑い、途切れたことに気付かず>>*6。 呑み込むのが黒蛇だと言われれば、にたりと笑い。]
『応 必ず此奴の総てを飲み干してやろうぞ』
[吾等の報復の為に。]
(*8) 2015/02/17(Tue) 01時頃
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[既に殆どを呑み込み、後はこの邪魔な矜持を呑み込むだけのみとなっており。]
『さすがに陰の気を持つ者よ 負の力が強いこと』
[それが己には、とても心地好く。 邪気に男の陰の気を含んだ負の思いは、とても良く馴染む。]
(*9) 2015/02/17(Tue) 01時頃
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