238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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…仰代の、こえ?
[だが、裏切り者の名として仰代が上がれば流石の男も耳を疑う。>>201 戦闘員と数えぬ柔和な当主を思い浮かべても、あの女が裏切るとはとても思えず。しかし判断材料が揃っていない事もまた確か。 裏切り者が大須賀と紫藤の二人きりとは到底思えず、残った顔触れを数えても、潔白を証明出来ていないのは、 もう、彼女だけ。
裂け血のにじんだワンピースは重傷にもかかわらず、見せられた細い腕をどれだけ観察しても傷は何処にも見当たらない。 それにこれは、自分が過去施された治療と比べて異質その物でしかなく、 こうも綺麗に治る物、なのか?
そもそも、日向は幸々戸との戦闘の後直ぐ此方へ来た。仰代と会ったのは恐らくそれより前。 だというのに、治癒の力がこうも長く、大きく出るとは。
黒革越しの手が少女の細腕に触れても、術に疎い三黒の血では生憎何も理解はできず。 ただその代わり、警告とばかりに太陽≪サイモン≫と繋がった己の聖痕が、熱を帯びた気がした。]
俺は、 …まだ会ってない。
(206) 2015/09/17(Thu) 03時半頃
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けれど――、
[けれど、けれども、これは。 視線を無傷の腕から困惑を浮かべる顔>>202に戻しても、お前は仰代に何か仕込まれたのではなんて、彼女を不安にさせるような事を言える訳はないのだ。 それでも、賢い少女はきっと、全て気付いている。 だからこそ、どう思うと。そう聞いているのだから。]
まだ分からない。
だが、
(207) 2015/09/17(Thu) 03時半頃
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俺が、何とかしてやる。
[怒りを覚えたのは仰代では無く、 護る任せろと言っておきながら、護り切れ無かった自分に対して。
家や血筋なんてどうでも良かった。 天の扉なんて護りたい奴が護ればいいし、身を焼く血脈の呪いなんてものは拷問以外の何物でもない。 どいつもこいつも馬鹿をやる家ばかりで、若く、愚かで、向う見ずで、白に至っては勝手な都合で三黒を裏切るこの始末。 こんなの、やってられるか。
それでも投げ出さなかったのは、彼女と、託された少女が居たから。
目の前の、同じ目線になった忘れ形見を強く抱き締めたのは、少女の不安を拭う為の物では無く、 この場を怒り任せに燃やしてしまわぬように。*]
(208) 2015/09/17(Thu) 03時半頃
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― 昔の話 ―
[龍山と紫藤と、二人に言ったお節介>>2:192は、正確に言えばあの二人に向けた言葉では無い。 それは十年より昔の、更に昔の、古い古い一人の当主に向けて。
聖痕を宿した三黒の若い当主が好いたのは、同じ当主である百洲の若い女だった。 その後の二人の行く末は、決してよく出来たおとぎ話の様なそれでは無く、男が女を諦めると言うつまらぬ結果に幕を引いた事だろう。 気付いた瞬間に終わった恋でも、あったのだ。
アレが自分を好いていてくれたかどうかまでは知らないが、互いに好き合っていたからと言ってどうにかなるような事でも無し。 産まれてから幾度も呪った聖痕を、この時ばかりは本当に切り落としてやろうかと思った。 だがそんな事では家からは逃れられぬとも、知っていたのもまた事実。
百洲の家が内輪で争い、その結果彼女が婿を取ることになっても、三黒は最後まで口を挟まず。 婚儀も、新たな当主の誕生も、葬儀も、三黒の「当主」として出席したとしても「史夏」として顔を出す事は生涯一度もなかった事だろう。
ただ、アレが天の扉の向こうに逝ってしまう少し前。 あの面会が「史夏」として接した最後であると、そう記憶していて。]
(209) 2015/09/17(Thu) 05時半頃
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[初めて会った時からお互い歳も取ってしまったし、何よりアレは大きく変わった。 しかし病床の弱々しい頬笑みは昔と変わらず美しく、聖痕を娘に移した今の彼女であるなら、このまま自分が連れ帰っても何も問題などあるまいと。 …それを行動に移す事は、結局無かったのだが。
昔馴染みの「史夏」が話した言葉は酷く少ない。 面会の時間は随分短く、用件は残された小さな当主についての物が殆どだっただろう。 先に生まれた少女の兄弟は痣を持たず、子供たちの行く末も行きつく先も、部外者たる三黒が知る事は叶わない。 ただ、この先当主としてやっていく幼い娘に関しては、部外者の余所者にも関わる権利は幾つかあって。
長老の爺共の手からは逃れられん。 良い操り人形にされて終わるかも。 この生活の中で幼さを失っていく。
それでも、 出来る限り、外の世界を教えよう。 反抗の手段の存在に気付かせよう。 いつまでも、すこやかであれ、と。 俺の手の届く範囲であるのなら、護り見守っておいてやる。 そう、静かな盟約を誓ったのは、幼い娘の「母親」と。]
(210) 2015/09/17(Thu) 05時半頃
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――それにしても、日向か。
[さて、あの時の娘の歳の頃は、いったい幾つだっただろう。 聖痕刻まれた当主を見やり、
ひむかとふみか。
俺とよく似た名だと、黒い男は小さく笑った。]
(211) 2015/09/17(Thu) 05時半頃
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[アレの肩に、腕に、手に触れたのは全て「当主」として。 「史夏」が触れた事は一度もなく、口付けさえも結局叶わず。
嗚呼、けれど、 今この少女を抱く>>208己は「当主」としての立場を越え、アレを愛した「史夏」として。 何故なら約束をしたあの日から、自分の心は何一つ変わりはしないのだから。**]
(212) 2015/09/17(Thu) 05時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 05時半頃
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ドーナツ片手に カフェで納得いくまで討論会! …とかさ、ダメ?
[ビルの陰から一歩一歩、二人に近づきつつ提案してみる。 自分で言っておきながら苦笑が溢れる。 こんなの、ダメ元以下の冗談だ。 納得してもらえるなんて思っちゃいない。
射出された盾のエネルギーは風で呼び寄せた標識やら看板やらの寄せ集めを盾と龍山の間に割り込ませて防がせようと収集をかける。 全体を防ぐには至らないかも知れないけれど、龍山ならうまく避けるだろうとそちらの結果は確認せず、目線は仰代へ]
じゃあさ、あっきー…大須賀クンが怪しいかも? って言ったら、麗亞チャンは信じる?
[確証はないけれど、言ってみるだけならかまわないよね**]
(213) 2015/09/17(Thu) 06時頃
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………………………貴方様には、あれが見えないのですか? あの音すらも聞こえないのですか? 耳はよろしいのではありませんでしたか?
それで、よくもまぁそのような事が言えたものですね。
[少々対象がでか過ぎて、土御門の屋敷の方角、くらいとしか言いようがないのだが。 ロボットアニメが勃発しているのが明らかな状況で、何を言うのやら。 そもそも、カフェなど一般人が退避した今開いているわけがない。]
大須賀様か? ………証左は? 貴方はそれを信じるに足る証拠を見たのですか? 私が今疑わしいと思っている彼を差し置いてまで、そちらに行くだけの理由が何処にあるのですか?
(214) 2015/09/17(Thu) 12時半頃
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今は悠長な事を言っている暇はありませんっ!
[看板の障壁など、破ればいい。 寧ろ、それごと打ち砕けばいい。
障壁を柱状にし、それを叩きつける。]
(215) 2015/09/17(Thu) 12時半頃
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― 幕間 ―
[古い記憶も翼>>2:116も無き今の両家に、白と黒の太陽融合≪リ・ガーレ=サンライト≫を作り出す事は奇跡でも無い限り不可能と思われた。 だが家や血に刻まれた記憶だけは、幾ら記録が途絶えようとも決して消えさる事は無く。 それはまるで、 雨が大地にしみ込み、再び水として流れ落ちる様に。 炎が全てを焼きつつも再び養分として灰を落とすかのように。
決められた世の節理の内に、巡り続ける事の一つ。 全ては今は神聖たる黒が嘗て悪魔>>0:119と呼ばれて居た古き時から、何一つとして変わりはしない。
混じり合う事は許されぬ。混色が生むうのは裏切りと、それに繋がる滅びの道。 けれど寄り添い対となり、互いが互いのままであるならば?
コントラストの差が明白であればある程その力は強く、それでも互いに打ち消し合う事は無い。 互いの中に、それぞれの色を持つからだ。 シロは白の中に黒を持ち、クロは黒の中に白を見る。]
(216) 2015/09/17(Thu) 13時半頃
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[同じ様で、同じではない。 対の様で、対では無い。 背中合わせの二つは決して混じり合う事は無く、けれど心の内に、互いを感じて。
何処に居ようが何をして居ようが、 互いの銃声は、耳に届く。**]
(217) 2015/09/17(Thu) 13時半頃
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[秋津の思わぬ援護に、思わず驚きの表情を見せる。 その援護も有りながら、躱していったが……]
く、数が多すぎ……
――うぁああ!! [盾の一個が、自身を貫き。 俺は、落下し、地面に叩きつけられた……]
(218) 2015/09/17(Thu) 14時頃
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[……十数秒後。 むくり、と立ち上がる。 腹、脚、そこら中血まみれで。 もはや戦える状態では無いのは分かってて。 ゆらり、と左手を差し出す。]
……悪ぃな、お前。 お前、これが、欲しいんだろ? あんたの正体が、何にしても。
[『味方』ならば、護るために。 『仲間』ならば、集めるために。 最後まで戦う道も、考えたが。
そのような事を口走ってしまうのは、菖蒲のいない今。心に穴が開いたからか。]
だが……。
(219) 2015/09/17(Thu) 14時頃
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ただでやるわけには、いかねぇ。 駄賃は頂こうか、仰代麗亞。
[桃色の龍の聖痕が、異様に眩しく光り、 快流の体も、桃色のオーラに包まれる。 先程の『気』とは明らかに違うのが、見て取れるだろう。
それは――龍山家門外不出の、禁術**]
(220) 2015/09/17(Thu) 14時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 14時頃
カイルは、エフにも、遺言。残したかったな。
2015/09/17(Thu) 14時頃
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ほしい、というよりは…… 疑わしいと思っている貴方様に渡しておくわけにはいかない、ですね。
[ため息を吐く。 まぁ、そのために来たのだが。 こんなところで思考を晒すつもりはない。]
さぁ、それはどうでしょう。
(221) 2015/09/17(Thu) 14時頃
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させませんよ。
[そうして、透明ではない、荘厳な装飾の施された盾が出現する。]
七緒様を巻き込むつもりでおられますか? やはり、そういう方なのですね。
(222) 2015/09/17(Thu) 14時頃
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― 龍山の血族 ―
[龍山の家は天使の一人であるにもかかわらず、代々ヒトに術を分け与える事を喜びとしてきた。 それ故ヒトに近く、誰よりヒトの傍にあり、そして多くの愛や慈しみを知ってきた家でもある。
道場とは、強い術を教えるのが全てでは無い。 その流派の心の強さ、思いやり、伝わる全てを注ぎこみ、強めるのは見せかけでは無い、内面を支える本当の強さ。 優しき天使たる龍山の当主がそれを率いるのは、当然の事と言っても過言ではなかっただろう。
だがその優しさが、時には残酷な現実を産み出す事もある。 優しき一族はその優しさ故、記憶の消去>>2:185の道を選び、ヒトを傷つけぬように、己が傷つかぬように、いつの時代もその優しさは知る物を人知れず傷つけて行く。 生きて居る限り、傷つくことは避けられないのだと言わんばかりに。 世界を守るべき当主としての使命。今のヒトの世への強い執着。 だが、板挟みであり支え合うその二つが龍山の一族を更なる高みへと強めて行った。]
(223) 2015/09/17(Thu) 15時頃
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[そして――、 龍とは、何も鱗に包まれた蛇の様な物がその全ての種類では無い。
あるものは、全身を毛に覆われ、 あるものは、黄金の虫の様に光り輝き、 あるものは、羽を生やし羽毛を纏い、 名や姿に幾つかのブレはあるものの、ありとあらゆる国や時代にその姿は書き記されて。
龍山の本質は、その名の指し示す通り、]
(224) 2015/09/17(Thu) 15時頃
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[本物の龍その物である。 長い血の流れの中でそれは天上を護る天使と姿や形を変え、しかしその一族の根本は、結局の所何一つ変わっては居ないのだ。 神獣であり、霊獣でもあり、天の覇王足るそのその力。 二重聖痕《デュアルースティグマ》となった今の彼ならば、使いこなせるに違いない。
龍山流拳法の奥義その全てに、古の根源へと繋がる道がある――!!**]
(225) 2015/09/17(Thu) 15時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 15時頃
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— 移動クレープ屋 【ねこのくしゃみ】 —
命短し恋せよ乙女、にゃあ。 ひとのゆめと書いて儚い、だにゃあ。
[二つの黒い影は笑みを崩さず囁きあった。]
蝶の思いは届くかにゃあ。 菖蒲の願いは叶うかにゃあ。
[それはそれは愉しそうにくるくると猫が喉を鳴らすような声を出す。]
(@0) 2015/09/17(Thu) 16時半頃
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聞こえるにゃあ。 聞こえるにゃあ。 死者の声、遺した思い 焦がれ続けた恋、乙女の祈り
[唱うように影たちは囁くとうっとりとため息をついた。]
どれも震えるほど甘美な味にゃあ。 どんなに甘いクレープでもこれほど酔わせることはできないにゃあ。 『“彼”には生きてほしい』 その思いが叶うか否か…… 想像しただけで震えるにゃあ。
[そうしてふたつは、ロボットを従える斎と翼を背負った快流を眺める。 物語は流転していた**]
(@1) 2015/09/17(Thu) 16時半頃
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[迫りくる小型核ミサイル。
それを意外にも滑らかな動きで回避する。 背後にあったビルがミサイルの直撃で倒壊していくのを横目に見ながら。]
おいおい、俺はともかく。 正義の味方が良いのかい?
[まあ、特撮の光の巨人はビルとかなぎ倒してるし。 正義の行動ならば誰も文句言わないのかもしれないが。]
(226) 2015/09/17(Thu) 17時半頃
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On Fire!
[機械仕掛けの破壊獣の肩に乗って。 指示を下していく。 別に肩に乗る必要は無いのだが、そこは見映えって物だ。
破壊獣のフィンガーミサイルが目の前のロボットを襲うがそれは迎撃されてしまうだろう。]
ははっ、やるじゃないか!
(227) 2015/09/17(Thu) 17時半頃
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超電磁砲《レールガン》用意!
[そもそも、何を撃つか言ってから攻撃する必要も無いのだが。 これもほら、様式美ってやつである。
見た目は古の破壊獣を模してはいるが。 内実は近代兵器のオンパレードである。]
(228) 2015/09/17(Thu) 17時半頃
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―上空へ―
[空の海を光差す方向を目指し泳ぐ。 泡のような光はとても美しいのに、風切る音に混じる破壊音がすべてを台無しにしている。]
やっぱりロボットだよなあ。
[空中で静止して何度見ても現実とは思えない光景を眺める。]
アレ、すっごい勢いで穢れが広がっていってるんだが。 両方敵、って事は無いよな。
[まさか街中で核>>149までぶっ放されているとは。 知っている場所が破壊され続けているとなると、男の浪漫の戦いだと暢気に観戦してもいられない。 ため息をつき、近くにいるだろう悪友の姿を振り返る。]
(229) 2015/09/17(Thu) 18時半頃
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[幸々戸の祖は天から降りた人だという。 地の人と交わり、地に生きて今の成すのだと幸々戸に伝わる伝承は語る。]
……さっきは、悪い。 声荒げて。
[だからだろうか。 翼なくとも空を駆ける友が昔からとても眩しく映る。]
(230) 2015/09/17(Thu) 18時半頃
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カムイ。オマエさ、何の為に戦う?
[ぽつり、独り言のように小さく問うて。]
(231) 2015/09/17(Thu) 18時半頃
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……。 ボクはアレを止めに行く。
[すぐにロボット達を正面に見据える。]
あんなんに家を狙われたら長くは持ち堪えられないだろ。
無茶はするけどな。 死ぬ気なんかないから。
[に、と作った笑顔を残し。 鮫の式は一気に加速し、戦場へと泳いでいく。*]
(232) 2015/09/17(Thu) 18時半頃
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―土御門研究所 上空―
[巻き添え、誤爆に崩壊していくビル群。 破片や二次爆発の合間を縫って高速で接近していく。]
――……水式・穿
[速度を緩めず海神-ワダツミ-が口を大きく開く。 鋭い鮫の牙のような水の錐が1本作り出され、大きい方のロボット――機械獣の肩の上の人影>>227へと射出される。]
(233) 2015/09/17(Thu) 19時半頃
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