26 Fairy Tales Ep.4
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炎のせいで幻覚でも見てンのか、フラン姉…
[マグマなのにこんな近距離なのに火傷を負わずで 周囲の炎からも守ってくれているかのようだった。]
―――― フラン姉。 人の死は そう簡単に人の手によって 左右されちゃいけねェもんなんだ。
俺の両親は過ちを犯したのかもしれねェ。 てめェらが言う愚かな人間なのかもしれねェ。
それでも命は等しく与えられるもンなんだ! だから、これ以上は ―――― やめやがれッ!!
[ヒュン――――とマグマの壁を突き破り飛ぶは剣ではなく矢。 その鏃にはマグマも共にあり掠るだけでも火傷では終わらずのもの。]
(167) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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精霊ルシエド……。 欲望は戦乱を巻き起こす負のエネルギー……。 呪いの檻に閉じ込められた者が人狼……。
[目の前に開かれたページに書かれた文字を口にして。 きょとんとしている少女を見る。]
護ろうとしていた君を殺してやったら。 ルーカスがどんな顔をするか、見たいじゃないですか。
……ゾーイが誰なのかは知りませんけど。 俺が少し、爪を立てれば殺せるんですよ。
[また溜息をついて、困ったように眉を下げる。]
(168) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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ふははははっ!! お前たちごときにこの焔を止める事は不可能!
[フランシスカは次々と焔を放っていく。]
(169) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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何故なら、この焔はお前たちの怒りや憎しみでで出来ているからだ!
[フランシスカは高笑いをすると頭上の朱いハイビスカスが仄かに光る。 何かを吸い取る度にハイビスカスの花はどんどん膨らんでいく。]
(170) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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良家の息子 ルーカスは、踊り手 フランシスカの足に向けて一本、続けて心臓目掛けて2本目の矢を放った。
2010/08/12(Thu) 23時半頃
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そいえば指輪があったね わかった、それで道筋を教えるよ
[魔力は回復しても直に助けられる魔法を持ち合わせていなかったりはするのだが、さてどうしたものだろう?]
じゃあ、気を付けて
[多分自分よりは死ににくいだろうな、とも思いながら]
(171) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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人間の感情で燃えるとは 情熱的な炎でやンの。
[負った火傷はじりりと痛みを与えてきていて]
フラン姉。
あんたが言う「おろかなにんげん」の感情を餌にした 焔を使うあんたらは …一体何なんだ?
(172) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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でも…生きたい、とか、何とかしたいって欲望ってさぁ。 諦めたくない『希望』とそんなに変わらない気がするの。 お兄さんも諦めたくないんだよね?
[お兄さんも本読み終わったみたいだからそのまま本を閉じます。 そのまま、もう1度お兄さんを見ました。]
……お兄ちゃんが…。 うーん、悲しんでくれたら…嬉しいけどなぁ…。 お姉ちゃんがいなくなってるとしたら…悲しんでる暇もなかった……………………。
[改めて、さっきまでのこと思い出す。 お姉ちゃん、どこかでまだ生きてるかもしれないって思ったらダメなのかな。]
うん、きっとどこかで生きてるよね! ゾーイちゃんはね、人狼なの。でも友達だから。 あ、でも約束あるから、ゾーイちゃんと会うまで死ねないの!
[なんだか、逆にわたしのほうがわがままになってきたような気がしてきました。 でも死ねないのは本当だから。]
(173) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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…ッ?!
[打ち破られたマグマの分だけ術者へとかえる呪い。 腕を抑えれば足元に更に衝撃を受け片膝をつく。 火災の臭いに紛れじわりと肉の焦げる臭いが周囲に漂う]
長く は…もたない かも なんて―――… 云ってる場合でもないか
[ じゃらん ] [杖を支えに立ち上がりソフィアに向き直り頷く。 マグマはゆらりと震えるも失せずルーカスの傍]
危なくなったら逃げてね ルゥには僕の友達がついてるから
[杖を持つ手の甲でソフィアの頬を擦り踵を返す。 怪我の分だけ遅い歩みで森へと向かった]
(174) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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だから、殺されるのやだけど、殺すのもやだっ!!
[困ってる様子だったけど、そこは譲れないのですっ。]
(175) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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ポー。ごめんな。 約束は守れそうにねェ…
[マグマに守られているにしても炎に包まれた 診療所の内部に留まるは危険しか伴わない。]
手加減してたら俺がやられちまう。 ――― 大切な人の未来を 守れねェ。
(176) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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そこは心配ないよ 危なくなった時に逃げるのは得意だから
[さて、胡椒の粉末は少しでも効くのかどうか。 蓋を開け、ぽんとフランシスカの方に投げてみた]
ルゥ!鼻塞ぐといいんだよ!
[咄嗟に出来るかどうかはあまり考慮していない]
(177) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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『希望』なんて、俺にはない。 ただ生きたいと願うだけです。 前を見ろと言う奴らは、何も分かっちゃ居ない。
[眉を下げたまま、じっと少女の目を見詰める。]
……悲しんで、後悔して。 何処まで、奇麗事言っていられるんでしょうね。
その人狼の友達だという子とも友達居られますかね。 きっと殺されますよ。 君か、友達か、どちらかが。
[鋭い爪の指先で、少女の頬に触れる。]
(178) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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[ヒュヒュ、とその後も炎の矢を何本か放っていたが]
は、鼻?
[変な口調のソフィの声にぱちりと瞬くが 焔の中では姿を見つけることは適わずのまま
とりあえず数秒息を止めてみる事にした。]
(179) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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双生児 オスカーは、店番 ソフィアの言葉を背に受けども、もう振り返らず―――…
2010/08/13(Fri) 00時頃
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調子が、狂うな……。
(*8) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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嗚呼、オスカーの身体なのに… また傷を増やしちゃった
[杖を頼りに片足を引き歩きながら呟き眉を下げる。 不意に想い出すのは何時も杖の助けを借りていた人]
…歩くのも楽じゃないな 想ってはいても実際になってみるとまた違うや
[服を脱いで薬を塗る時間は惜しくて足は諦め、 腕だけは万能薬を塗り森の中へと歩を進める]
どっちにいけばいいのかな…
(180) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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殺さずに解決したかった… だけど ―――― フラン姉は多くの人の未来を奪いすぎた。
そしてそれに気付いてねェ…。
[ ビュッ ―――― 炎の矢の一つが彼女の髪飾りを狙う。 ]
俺はその奪われてしまった未来さえ 守りてェんだ!
(181) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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………じゃあ、前見る方法一緒に探せばいーい? 言ってくんないと、わかんないよ?
[ きれいごと って確かにそうかもしれない。 誰かをどこかで傷つけているのかもしれない。 本を両手で抱くようにしてお兄さんを見上げます。]
わたしの言うことがきれいごとなら。 わたしがわたしじゃなくなるまで言うよ。 死んだって譲らないと思う、多分!
[ゾーイちゃんのこと言われたら地面に視線を落としました。 一緒に探す道、確かに難しいのかもしれないけれど。 ゾーイちゃんが幸せなら別の道を探すほうがいいのかなって思うけど。]
それでも、わたしはゾーイちゃんの友達だから逃げる必要なんてない。
[頬が痛いけど…、もう1度、お兄さんの顔を見上げました。]
(182) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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良家の息子 ルーカスは、良家の末娘 ポーチュラカは無事だろうかと心の端で気に留めつつ
2010/08/13(Fri) 00時頃
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あはははは!どこをねらっ・・・
[頭上を掠める炎の矢の行き先を見て嘲笑うが−]
(183) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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俺の弓矢の腕は剣より良いって評判なんだぜ?
[に、と炎越しに笑みを浮かべてみるけれど 本当は強がりも混じり、恐怖を誤魔化すでもある。
それでも、――― 守るためには今は 退く訳にはいかない。]
(184) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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双生児 オスカーは、森の入り口に立つと辺りを見回し、ソフィアの声を待つ。
2010/08/13(Fri) 00時半頃
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前を見る方法なんて俺にはわかりませんよ。 前を見るのが怖いだけ……。
きっと『希望』に溢れた君にも分からない。
[少女の強い目から、ふっと俯き遁れる。]
頑固ですね。 一生言い続けても方法なんてないのに。
少し――――に似ている……。
[頬を触る指は滑り、少女の首元へ。]
(185) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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真っ直ぐ、道なりに行けばいいよ
[記述を見る限り、曲がりくねった道を通ってはいないようだから]
また迷ったら連絡よろしくね
(186) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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けど、剣の腕が悪いわけじゃァ ねェんだぜ。
[焔の中をマグマに包まれた体で駆け一気に距離を縮め]
――――― 俺…フラン姉の事、絶対忘れねェからな。
[勢いを増した剣は彼女の体を貫こうと――――**]
(187) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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……方法って言われると…頑張るしかないのかなぁ…。
[一生懸命考えるけど、どうやって、って言われると分かりませんでした。 なんとか答えたいと思ってもやっぱり答えはわかりません。 いつも、そう。 ゾーイちゃんの時だって結局答え見つかってないし。]
……諦めたらダメだもんっ! なんか方法あると信じて言い続けるのっ。
[似てる、って聞こえたけど、よく聞き取れませんでした。 首元にきた指は、さすがに緊張したけど、お兄さんからゼッタイに視線逸らしません。]
(188) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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ぎゃあああああああ!!!
[頭上の髪飾りが矢で撃ち抜かれると、髪飾りが勢い良く爆発し、火の手が上がる。]
(189) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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ぐ・・・ぎぎぎ・・・
[炎に包まれたまま、転げ回るフランシスカの元に、ルーカスが間合いを詰め、剣を振りかざす−]
(190) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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ありがと、ミミック
[友達はルーカスを護っているから届く声は細い。 此方の声とて殆ど届かないと知りながらも囁いた]
真っ直ぐ道なり…
[息をのんで辺りを見回すと口許を引き結んで、 杖をつき片足を引き摺りながらも二人の元へ向かう]
テッド―――… 如何か早まらないで
(191) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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双生児 オスカーは、呟き森の深くへと進んでいく。
2010/08/13(Fri) 01時頃
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―――――っ!!!
[銀の剣が振りかざされるのが見える。 欲望と憎悪に取り憑かれた哀れな狼の終末はすぐそこに*やってきていて―*]
(192) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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答えがないなら、奇麗事ですよ。 誰も何も救えはしない。
只の自己満足。
[言葉は常と同じ、突き放すように冷たい。 けれど、その声に冷たさは殆どなくなっている。]
……………ッ! 爆発音?
[診療所の方から何か音がした。 思わず少女の首に触れる指に力が入る。]
(193) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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…ッ?!
[マグマはルーカスへの爆風を>>189防ぐも術者へ、 かえされる呪いはまたオスカーの身を焦がす]
ごめんね、オスカー ルゥもポーチュも僕たちが出来る限り護るから
[脇腹から背にかけて広範囲の火傷をおったらしく、 手の届く範囲に塗れば万能薬も底をついた]
伝えなくちゃ テッドは―――生きられるんだって
[歩みは遅くともソフィアの導きにしたがい、 ポーチュラカとテッドの直ぐ近くまでは*来ている筈で*]
(194) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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ま、そこそこいい感じに盛り上がってきたのかな しっかし派手に爆発したね
[少し離れた位置から、物見遊山といった風情で]
爆発原因は何なんだろうね 道具が失敗作だった?それとも使用者の問題? …後から記述が増えないものかな
(195) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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