60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[甘えてくれたほうがと言われるけれど、気恥ずかしくて曖昧に笑うだけになってしまう。]
甘えたい、ですか?
[少し首を傾げ返した言葉に、年上なのに?という感情が混じったのは、そういう感情を素直に認められない年頃だからか。]
(112) 2011/08/02(Tue) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/08/02(Tue) 00時頃
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[音が聴こえても、少年は椅子から立ち上がることはしない。 けれど、ボトルシップを作っていた手は止まる。]
――……ココアとか珈琲持ってきてくれたり は、ないか。
[呟いた言葉は、同室者にか、他の誰かにか、定かではない。 んーっと背を伸ばせば、こきっと骨が鳴る音がした。]
(113) 2011/08/02(Tue) 00時半頃
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[ザックはきっと言いふらしているのだろう、ちょろくて馬鹿な後輩のことを。酷いことをしても縋ってくるから楽しいのだとか、武勇伝のように。
そんなことを知らぬ少年は、曖昧に微笑んでココアに集中する。飲みきれば部屋に帰らなければならないけれど、間も保たなくて板挟みになりながら。]
(114) 2011/08/02(Tue) 00時半頃
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[>>109不器用な後輩の呟きは届いていたのか、 口に出すことはないが瞳が細まり口端が緩く上がる。 それは茶化すような笑みではなく、またマグを啜った。 白いマグは新しいものだ、古いマグが不器用な 後輩の被害に遭ったのは少し前のこと。]
――……、
[>>111此処には居ない同級生の名、普段あまり話すこともない。 何やら知っているのかルーカスの曖昧な笑みが気にかかったが、 濁される言葉にジョージをちらりと見ると言及はせずに セピアの瞳を伏せてまたマグを啜った。]
(115) 2011/08/02(Tue) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/02(Tue) 00時半頃
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ばら さくの?
[ふわり]
(@6) 2011/08/02(Tue) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/08/02(Tue) 00時半頃
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[ザックとその後輩についての話は、しっかりと聞いたわけではないのだけれども、噂程度には知っていた。
男同士でどう、などといった類の話についての免疫が無いわけではない。 けれども、やはり、どこか大袈裟に語られるその“武勇伝”には少なからず嫌悪感を覚えるわけで。
フィリパへ向けていた視線を、マグの中の黒い水面に落とし。 それからゆっくりと、唇をその縁に寄せて。]
……―――
[苦々しげな表情で呟いたその言葉は、きっと誰にも聞き取れない。]
(116) 2011/08/02(Tue) 00時半頃
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ざわざわ してる
にぎやか
(@7) 2011/08/02(Tue) 00時半頃
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[それは夢なのだろう。幻なのだろう。 ヒュウヒュウ鳴る風の音を、窓を叩く雨の音を、 遠く近く聞こえる雷鳴を、聞き違えたに違いない。
薄く開けた目には、薄暗い天井がいつもより遠く、グルグルと回るよう。 風に千切れた葉っぱたちが、手をとって踊る輪舞曲。]
(117) 2011/08/02(Tue) 01時頃
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『騒がしいよ。騒がしいね』
『誰かいるね。誰もいないよ』
『知っている? 知らないよ』
『楽しみだね。あぁそうだね』
(@8) 2011/08/02(Tue) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/02(Tue) 01時頃
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[耳障りな声が聞こえたような気がして、ごろりと寝返りをうつ。 いつもならスッと眠りに落ちるはずなのに。 いやもうすでに眠っていて、これは夢の中なのか。
窓の外、嵐はまだ止みそうになかった。]
(118) 2011/08/02(Tue) 01時頃
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ランタン職人 ヴェスパタインがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(ランタン職人 ヴェスパタインは村を出ました)
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…まさか、ね。
[まだ中等部だった頃に、先輩たちから聞いた古い噂話。 どんな学校にもよくあるような、オカルトの類だと思っていたけれど。
何となくそんなことを思い出してしまったのは何故だろう。]
(119) 2011/08/02(Tue) 01時半頃
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記者 イアンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(記者 イアンは村を出ました)
良家の息子 ルーカスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(良家の息子 ルーカスは村を出ました)
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― 自室・暗室 ―
[そして、暗室の作業が終われば、そっと中から出て、薬臭い手を洗おうと部屋から出て行く。]
(120) 2011/08/02(Tue) 01時半頃
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[呟く名前は、遠くに失った、愛しい人の名前。]
(121) 2011/08/02(Tue) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/02(Tue) 01時半頃
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― ランドリー兼洗面所 ―
[洗面所につくと、洗濯機が動いていた。 こんな雨の中、干せないから、乾燥までするんだろうな、と思いつつ、手を洗っている。
洗い終われば、腹が減った感じもするので、 食堂にいってみようと考えている。]
(122) 2011/08/02(Tue) 01時半頃
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イアンは、廊下に出ると誰かの姿がみえたかなぁ。
2011/08/02(Tue) 01時半頃
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[廊下に出て、その壁のしみに手を当てる。]
――…この建物、やっぱ味わいがあるよなぁ。 大分撮ったんだけど、まだ違う顔がありそうだ。
[そうぽつりと漏らす。]
嵐が止んだら、外観、また撮らなくちゃ。
[声は弾んで、時折うっとりとしたようにも。 そう、彼は年月の感じるものに憧憬をもっていた。 長く生きた、使い込んだ、それによって負った傷や傷みをもった道具や建物、風景。 人にいたっても、老人の深い皺などに、悠久を感じ、茫洋たる浪漫を抱いてしまうのだ。]
(123) 2011/08/02(Tue) 01時半頃
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[ザック本人の口より語られる武勇伝は或いは噂としては聞いたことがあるのかもしれない。 けれどもそれが目の前の下級生のことだとは ルーカスの反応を見ても気付かない。 神の教えには背くべからずと、己を律し続けてきた生徒は その手の話にはどちらかというと疎いこともあるのかもしれず]
…雨、止みそうにないな。
[目を伏せていたから同級生の苦々しい表情には気付かない。 口を開いたのは間を繋ぐ為だけの言葉だ。 気付けばマグの中は空になっていた。]
(124) 2011/08/02(Tue) 01時半頃
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― 食堂 ―
[そして、食堂に訪れた時、誰がいただろうか。]
あー、ども。 なんか いい匂い?
[この夏の寄宿舎居残り組は高等部が多い。 なので、少しだけ、遠慮がちに入った。
背はひょろりと高く、何かとカメラを持ち歩いて、学校やら寄宿舎やら、時には近隣の、廃墟やほったて小屋、農作業の老人たちを撮影する姿はよく見かけられてるだろうと思う。
少し、変人にみられているかもしれないけど、あまり気にはしていない。]
(125) 2011/08/02(Tue) 02時頃
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……そうだな。
[顔を上げ、再び窓を叩く雨を見て。 中身を半分ほどを残すマグを片手に、そして手帳をもう片手に。 席を立ち、食堂の扉に手をかけて。]
すまない、少々やる事があるから。 ……先に部屋に戻らせてもらおう。
[そう、食堂の面子に笑いかけ、廊下へ出る。 歩きながら開く手帳。小さな文字の書きこまれたフリースペース。
その紙面を睨みつけるようにしながら、手紙の返事を頭の中で組み立てる。]
→廊下―
(126) 2011/08/02(Tue) 02時頃
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イアンは、ルーカスとは食堂の出入り口ですれ違ったかな?ども、みたいな感じ。
2011/08/02(Tue) 02時頃
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[思い出され笑われ>>111して、少しばつの悪そうな顔になる。 そう、この先輩の前でもいくつか目撃されている失態というか割ともう日常。
少し恥ずかしくなって、ぐいっとココアを飲み干すと微妙な空気にはウワサも知らないから気づかないままカップを洗いに席を立ち、今度こそ割らないようにそーっと洗いはじめる。 本当ならステンレスマグを買えば良いのだが、なんとなく陶器が好きなので仕方ない]
(127) 2011/08/02(Tue) 02時頃
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ルーカスは、イアンにはすれ違いざまに、小さく微笑みかけて。
2011/08/02(Tue) 02時頃
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[自分のカップが新しくなった頃にやらかした被害者先輩へは、呟きは届いたのだろうか? ちらりと申し訳無さそうに新しいマグに視線を流しつつ、しかしもう高等部。上級生に甘えるだけではなく下級生も増えたからと本人なりに気合を入れなおして―それがまた余計な行動だったりする―洗ったカップをごちんとシンクの角でぶつけたりして]
……ッ!!!
[急いで手を引いたから、大事には至らなかったようだ。 ヒビもカケも無さそうでほっと胸を撫で下ろすが嫌なドキドキが心臓を鳴らし、もう泣きそうになっていたり。
食堂にまだ残る人へ挨拶をしてから、既に先人が戻っている自室へ**]
(128) 2011/08/02(Tue) 02時頃
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