75 サプリカント王国の双子
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 22時頃
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――……一雨、きそうですね。
[どこか離すよりは面倒ないかと、リスザル肩に乗せたまま。
外を見やり、そう独り言のように呟くのは 同じく控えるシメオン>>74の傍。
オリーブの奥、憂うのは、先ほどかけた誘いの返事>>48。]
(95) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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まさか、世辞と思っていらっしゃるわけではありませんよね?
シルヴァーナ様とミッシェル様の前ではいかなる宝石もただの添え物に過ぎません。 …こんなあからさまな言葉、お世辞には使えませんよ。
[>>91妹王女にお上手、と言われて肩をすくめる。 そして首をかしげて伺うように見た]
目利き…ですか? 多少ならば、というところですが、まだまだ修行中です。 私程度の歳では経験が足りません。
[苦笑して首を振った]
(96) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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―応接間―
[ラルフの流れるような口上には、内心感心するばかり。 公園で見かけたときから、立派な御仁だと思ってはいたが。
女性はああやって褒めれば良いのかと、 その態度や仕草を見つめて学びつつ。 自分が真似をしてもあまり様にならないことに思い至り、諦めた]
(97) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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――…ミッシェル様。失礼と存じつつも、一つだけ御礼を。
[対談は30分と刻が定められていたか。 終わってしまわぬ内にと、会話の合間に妹王女へ笑みを向けた]
シメオンさんはとてもお心遣いの細やかな方ですね。 城門で困っている僕を、助けてくださいました。
聡明で御優しい。従者は主の鏡と申します。 この日、貴女方にお会いできたことに感謝いたします。
(98) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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――、はい。
[名を呼ばれ、視線は再びエリアスの方へ。 咳が零れなければ、それが咳き込む前動作であったとは気づかずに]
……え、っ? もしかしてこの短い時間で考えてくださっていたのですか?
[蒼の瞳を丸くする。すなおに、すごいと思った]
月に恋をした蝶の話――……、 是非、聞かせていただけませんか。
[――嗚呼、だが。もしかしたらもう時間が無いのだろうか。 話の続きを聞くためだけに引き止めてよいのだろうか。 それともまた後日、文にして送ってもらうべきか。
迷っているうちに――窓の外は、どんどん暗くなっていく]
(99) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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――そうだな。
[ハンスの言葉に僅か視線を上げ、ついと窓の向こうを見やる。 扉の奥へ通らないよう、声のトーンは落としたままだ。]
先程までは本当によく晴れていたものだが。 こういう時の雨は酷くなるな。花が萎れる。 陛下のお身体にも障りなければいいが。
[黒玉は再び伏せがちに落ちる。 生成同士庭園の約束は知らぬから、口から出たのはミッシェルの楽しみにしていた花のこと。]
(100) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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[曽祖父のいきさつは、小さい頃に聞いたことがあっただけで、 何度か書簡を交わしていたことしかわかっていない。 父親の記憶では、どれも直筆のものだったらしいけれど。
頷く女王を見て、本当だったのかと思った。 ふつり、裡に沸いたのは―]
ええ、出会いは一期一会。 そのどれもが私にとっては大切なものですが… 今この一瞬よりも尊いものなどございません。
これがよいご縁となれば、私の曽祖父も この空の向こうで喜んでくれることでしょう。
[照れたように笑う姉王女>>92に、そう言って窓の外を見た。 午前中は思わず吐息を零してしまうほどだった空の色が、 くすんでいるように見えて、おや?という表情になった]
(101) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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――ぽつ、
ぽつ ぽつ
――ざあああああああ……
(#5) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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[動揺しなかった理由の一つは、世話役の存在もあった。 今でこそ普通にして礼を言えるが、いつからだったろうか、 ずっとストレートに褒めてくれる彼の言葉に赤面したのは、一度や二度ではない。]
(*18) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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何人かの予想通り、雨が降り始める。
しかもその勢いは瞬く間に強く激しいものとなった。
気圧の変化が頭痛となり頭に響くのか、女王はほんの少しの間こめかみを押さえていた。
そして時計を見、時間が迫っていることに気づけば暫く何かを考え、口を開いた。
(#6) 2012/01/10(Tue) 22時頃
そろそろ、予定の時刻となりますが……。
……この雨の中を無理にお帰り願うのも、折角来て戴いた客人に申し訳のないことです。
皆様、お時間に余裕はございますか?
でしたら雨脚が弱まるまでどうぞお寛ぎください。
私は、申し訳ありませんが少しの間席を外させていただきます。
シルヴァーナ、ミッシェル、後を頼みましたよ。
(#7) 2012/01/10(Tue) 22時頃
女王はそう言い残すと、席を外した。
客人の前では最後まで笑顔を絶やさなかったが、余程疲労が溜まっていたのか二人の王女の顔は*振り向かないままに*。
(#8) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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[>>96世辞でないといわれれば、くすぐったそうに笑った。 世辞にしては確かにストレート過ぎるかもしれない。]
幼い頃から、修行されているのかと思いまして。 今も、働いておられるのでしょう? 触れ続けても足りないとは… 道のりは、長いのですね。
[自分にない物を持つものには、一目置く。 正当なる評価をというのが、宰相としての教えの一つ。]
(102) 2012/01/10(Tue) 22時頃
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礼、ですか?
[>>98話し始めたエリアスに、首を傾げる。 伝えられた世話役の行動は誇らしく、褒め言葉を聞けば、来てから最も華やかな笑みを見せた。]
ああ…… 此方こそ、ありがとうございます。 シメオンがお役に立てたようで、何よりです。
[彼が自分付きだと名乗ったのだろうか、それとも身に付けたものから知れたか。 世話役の存在の知名度まではわからなかったが。]
[話すうち、雨が降り始めた。]
(103) 2012/01/10(Tue) 22時半頃
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……そんなに言葉を重ねられるとなんだか照れてしまいます。
そうですね、ひいおばあさまもきっと喜ばれることでしょう……。
[ラルフの言葉>>101に、また頬を少し赤らめながら微笑む。 実際、照れていた。 次期女王として、もっと堂々としていなければいけないのだが。
そして彼が見た窓の外、暗い色に眉を下げる。 雨が降り始め、母が退席を告げたのはその少し後だったか]
(104) 2012/01/10(Tue) 22時半頃
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ああ……
[次第に耳につき始める雨音に、ゆらりとまた窓の外を見やった。 対談の終了予定もあと一、二分といったところだったが、雨脚は弱まるどころかそれこそ庭師が総勢でバケツを引っくり返しても足りない、という強まり方だ。]
やっぱり、な。
[強い雨脚に小さく息をつきかけた所で、応接間の扉が開く。 数分であったし切りあげたろうか、と思ったが、そうではないようで。 その扉から顔を出したのが女王陛下その人であったので、慌てて扉を引いた。]
陛下。 お顔の色が優れないようにございます。
差し出がましいようですが――どうか、ご無理なさらず。
(105) 2012/01/10(Tue) 22時半頃
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[地を叩く雨音が、耳先に響く。――…嗚呼、肺が重い]
物語を成すのは生業ですから。 僕の拙いお話で良ければ、是非とも。
嗚呼、ですが、しかし――――…。
[姉王女>>99へ名残惜しそうに、細められるオリーブ色。 刻が迫っているのを示す様に時計へ顔をあげた視線は、 言葉を紡ぎ始めた女王陛下>>#7へと向けられることになる]
本日は素晴らしい機会を与えて下さり、身に余る幸せです。 寛大なるお言葉に甘え、暫しの間、留まらせていただこうかと存じます。
善き日になりますよう。クイーン・グロリア。
[深く礼をして、立ち去るその姿を見送った]
(106) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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― 回想 雨の降りだす前 ―
……すみませ、ん。 大丈夫、です、……。………
[姉王女に次いで、妹王女にも緊張している事を言われれば>>78、尚更頭が白く、白く塗りつぶされていくようで。
そろそろと上げた視線、笑みを深くした妹王女の顔。 白くなった頭の中、何故か浮かんだのは鮮やかな赤の花。
あれ、と、一度瞬くけれど、赤の花弁の髪飾りは妹王女ではなく姉王女のものであった筈、と。]
(107) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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[頭に浮かんだその赤い花に、内心首を傾げていれば妹王女からの問いかけ>>79が聞こえる。 次いでの女王>>81からの質問に、数度目を瞬かせて。]
将来、は、………
……そうですね、家族は、父の様な政治家になれと。 内からこの国を支える様に、と。
……でも、僕には、とても。
[自嘲すらできず、眉を下げて。 そうしていれば、エリアスの口から繰り返される、母の生家のある地名>>90。 “素晴らしい”という言葉には、素直に一つ、頷いて。]
僕は、……あの自然の中で、学んでいる方が、好きなんです。 ……だから、……
[―――言いかけた言葉は胸の裡に閉じ込めて。]
(108) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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[握りしめる、上着の裾。 何時しか足元に移動していた視線はそのままに。 三人目の余裕すら窺える挨拶>>88が始まれば、ゆるりと、恥じる様にその瞼も閉じられる。
ラルフ、と名乗っていた>>86か。グレーアムの名を何処かで聞いた気もしていたのだが、挨拶を聞けば成程、と、納得する。
そうしてじっと、王女達と二人の青年たちの言葉をじっと、耐える様に聞いていれば、
―――耳に届く、雨の音。>>#5]
(109) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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お母様、……、わかりました。
[母の背に、お体の具合はと咄嗟に口にしかけて、寸前で噤んだ。 母が退席の理由を体調不良だと口にしなかったのだから、 自分がそう言ってしまっては母の客人に対する気遣いを無碍にしてしまう。 そう思って、去っていく母へと深く礼をして見送り]
私が、貴方の話を聞いてみたいと我儘を申し上げてしまったせいで 雨が降ってしまったのかもしれませんね。
[エリアスのほうを向き、冗談を言う。 口説かれるのは慣れぬ経験で照れてしまうが、 見慣れた生成りの色は緊張を少し和らげてくれていた]
月に恋をした蝶の話。 聞かせていただけますか?
[彼がハンスと交わした約束のことは知らない。 エリアスに物語を乞う表情は、無邪気な子のようで]
(110) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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萎れても、また咲かせば良いでしょう。 ……陛下のお身体は気になりますけれど。
[>>100花萎れても、「代わり」を探せば良いと言うように。 視線か窓の外に向けていれば伏せる黒玉には気付かない。 ――……寧ろ、気にかける事もない。
雨音と同じくして、零れる声、息>>105が耳に届く。 扉開くのに、振り返れば。]
……グロリア陛下。
[シメオンのように、直ぐには気遣う言葉は出ない。 どこか、戸惑うように口を閉じ、反対側の扉を引いた。
歳は、王女らよりも女王らの方が、近い。 けれど、女王とは殆ど直接会話をした事は無く。 「世話」の相談話などあれば、専ら妹宰相と。 ――……夜遅く部屋に訪れたりする姿もあったのは、 その話の内密さ故か、それとも。]
(111) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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[見咎められれば密やかに、噂の立つ事もあろうか。 流石に王女らの耳に届く事は未だ無かっただろうけれど。]
ご自愛を。
[短く告げれば、深く、ふかく。 その気配、遠くなるまで頭を垂れて。]
(112) 2012/01/10(Tue) 23時頃
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雨、ですか……
[>>#6朝の晴天が嘘のように、激しい雨が降り始めた。 音に誘われるように視線を窓へやる。 真っ先に浮かんだのは、庭の花のことだった。 綺麗に咲いていても、これでは。 会談が終わったら、窓からでも眺めようと思っていたのに。
表情が曇るのは抑えたつもりだったが、笑顔は僅かに陰りを帯びて。]
はい、母様。
[>>#7立ち去るグロリアへ返答するも、絡まぬ視線にやや寂しい想いを抱いた。]
(113) 2012/01/10(Tue) 23時半頃
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[瞼開き、激しい雨の音に瞳を向ける。 先程までの晴天が嘘の様に、激しく落ちる雨の粒。
一瞬全ての音が雨に呑まれてしまった様な錯覚がして、―――それを破ったのは女王の言葉>>#7か。]
はい、…… あの、えぇと、……
[立ち去る女王に何か労わりの言葉でもかけられればよかったのだろうが、そんな咄嗟の言葉すら出てこないで。 結局、その後ろ姿に、深く礼をするだけで。 何故だかそれだけで、どうしようもなく情けなくなり、頭を上げるのに僅か、時間がかかるか。
さらり、金の髪は、揺れた。]
(114) 2012/01/10(Tue) 23時半頃
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――――…さあ、どうでしょう。
貴女様の傍を離れたくない僕の我儘な気持ちを汲んで、 雨が降ったのかもしれませんよ?
[姉王女>>110へと軽口を返し、 けれど穏やかに細められた瞳には本心であるという色を滲ませて]
…………。
その蝶は満月の夜に蛹から返り、艶やかな姿を得たのです。 暗く閉じられた世界から、開けた視界。 同じ闇でも、其処は今まで居た場所とは全く違う。 満天の星空を見守る様に、優しく柔らかな光を放つ満月。
蝶は一目で、月に恋をしたのです。
[無邪気に笑う姉王女は、実際の歳よりも幾許か幼く映った。 愛らしいその姿へ向けるのは、唯、慈しむような眼差し]
(115) 2012/01/10(Tue) 23時半頃
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[ふ、と不意に口元に描かれた弧]
シルヴァーナ様。
"月に恋をした蝶の話"
続きは文にしたためて、貴女様だけに贈りましょう。
―――――…想いが形に残りますように。 [微笑んで立ち上がり、恭しく頭を下げる。 深い礼の後、あげた顔は些か子供のように悪戯っぽい表情]
(116) 2012/01/10(Tue) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/01/10(Tue) 23時半頃
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―応接間→―
…ひとが最も"美しさ"を魅せるのは、どのような時でしょうか。
[独り言のように、誰へともなく呟いて。 例えば世話役を褒められた妹王女の笑顔は、華に満ちていたが]
失礼。
滞在が伸びることを、連絡して参ります。 席を外す非礼、お許しくださいね。
では、後ほど。
[頭を下げ、緩やかな足取りは応接間の外へと]
(117) 2012/01/10(Tue) 23時半頃
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[世辞ではないのは、本当だ。 しかし、くすぐったそうに笑う妹王女>>102を見ると、 もう少しくすぐってみたくなるのが男の本音…。 そしてそれは、姉王女に対しても思うことではあったけれど]
ええ、まあ。 もう教育は一通り受けたはずなのに、 それでも学ばなければいけないことが多くて、大変ですよ。 求める気持ちに終わりなんてありませんからね。 美しいもの、すばらしいものは…どれだけ見ても飽きない。
[そう言ってくすりと笑った]
(118) 2012/01/10(Tue) 23時半頃
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[それから。
強い雨音、窓を見やれば生成りの奥、思案気に目を細める。 この雨の元、あのベンチを使うのも戸惑われたが。]
――……。
[さてどうしたものか。余り、人目には付かぬが好ましいけれど。 思案の答えも出ないうち、中の様子を伺えば、 弟の出てくる気配>>117。]
……お疲れ様です。 お足もとの悪い場所もありましょう。 充分に、お気をつけ下さい。
[王女を置いて、そのまま共に行く訳にもいかない。 すれ違うなら、他人行儀にそれだけ声をかけた。]
(119) 2012/01/11(Wed) 00時頃
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