249 Digital Devil Survivor
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クシャミは、メルヤ(鳴)が寝てる間に消えてるのに、漸く気づいた。
2016/06/25(Sat) 00時半頃
クシャミは、ニコラスへ返信するのを、忘れていたな…とか。
2016/06/25(Sat) 00時半頃
クシャミは、ヨーランダ(揺籃)を見て、ハッとした。
2016/06/25(Sat) 00時半頃
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[ ふと、苦笑する。 眼前の少女――名前を盗み見るに、めいと呼ぶらしい――と同様、私も見た目通りの年齢ではないのに。今着ている高校の制服のまま、人間だと思っていたころのまま、話している気分になっていた。]
……私の一つ上、っていうと。少し語弊があるかしら。
本来の私、リリスと言うのだけれど。 その私は、世界創造の第六日に生まれたのだもの。
[ つまり、『一つ上の』幼馴染なんて出来るはずもないのである。]
(69) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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[揶揄いの着地点は波紋立つように、 >>58びくりと背を震えさせていたものだから 驚かし過ぎてしまったかな、と、———苦笑いを混ぜる。
それでも反省しているのか、していないのか、 恐らく後者の薄っぺらさを保ったままながら 「冗談だよ」、と、分かったようなフォロー擬を加えた。
(恐らく、ひらひらと躍る手のひらめきにはおそらく、 抗議の声が挟まる余地はなかったことだろう。)]
(70) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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私の、夢……?
[自分でも朧げなもの。 それを明確に見たと言う彼女は、 やはり夢の領域の悪魔だからなのだろうか。 魔とは分かってもその性質が読み難いのは、 類似するモノを見た事がなかったからだろう]
……幼馴染、そう。 本当に独りな訳ではなかったんだね。 良かった。
[一瞬迷ったけれど、口を開いた]
慶一は、一昨日死んでしまった。 これは、知ってる……?
(71) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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リリス。
[それは西洋の者ならば馴染みの深いであろう名。 そして、世界創造という概念も]
私は、外つ国の神代のお話はよくは知らない。 でも、本来のあなたというのがとても永く存在しているモノ、 というのは何となくだけど、分かる。
[見た目だけなら慶一と同じくらいの頃にしか見えない。 とはいえ、今の御渡で生き残っていられる上に これほど落ち着いていられるのは、 やはり彼女も確かに人ならざる者なのだ]
(72) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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[ 初めて見る>>66客人と名前を名乗りあったのは それから、しばらくしての事だっただろう ]
初めまして…俺は、久住遙 名前でも苗字でも好きな方で呼んで欲しい
[ ただし、パラチーノだけは勘弁な、と添えて
ニコに呼ばれるのはもう半ば仕方ないとはいえ 自分の「目が周囲と違う」のだと 嫌でもいわれ責められたのを思い出してしまう
我慢は出来るが出来れば避けたい それで肩身の狭い思いをしたから ]
(73) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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…… そのミカボシさん曰く、 正確には願いも奇跡も起る、但し。 度を過ぎるとがっかりしちゃうらしいけれどね。 ―――― 生死の狭間を超えさせたりだとか。
[>>45ボスもどき、と、いうそれには。 こくこくと、頷いておきもするのだけれども、そう。
>>60傍らの ――― 凪いだ瞳と相対する彼女が、 細糸ごとはらり、と、弱々しくも首を振るうものなら、 気休めにならないような、補足だけは、しておいた。]
( 嘘を吐かないとは言っていたけれども、 それも、まあ、どうだかは分からないとは言え。 )
[それに関しては、本当のことのように思っていた。]
(今更、正体を顕して嘘を吐いて欺く必要性も無い。 奇跡を望む人間を嘲笑う様な趣味もなさそうだったから。)
(74) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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>>71
ええ、知っているわ。 慶一に夢で、私は悪魔だって打ち明けようとしたけれど…… その時にはもう、彼の眠りは地上にはなかったから。
[ 呼びかけるなら私が目覚めた晩にでもすればよかったのに。 けれどそうしなかったのは、ひどく人間的な感情からだった。]
でも、“慶ちゃん”は……そう。 小さな頃の“御名方ゆり”にとっては、憧れのお兄ちゃんだったから。
私が人間ではないことを知られたくない気持ちが、心のどこかにあったのかもしれないわね。
よく懐いていて、そのうち慶ちゃんと結婚するんだって思ってたの。『運命の相手』――だと、感じてたのでしょうね。
[ もっとも、それこそが私をリリスとして規定する最大の本質なのは、皮肉な話だと言えた。それ故に、何も打ち明けることは出来なかったのだから。]
(75) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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( それでも、薄れがちな吃音のなかに 紛れ隠れかけたまっすぐな眼差しを見ると きっと、彼女にはそんな奇跡は ―――― 。
必要なさそうにも、思えた。 )
[>>61然し、西洋の―――。 ジェントルマンシップは置いてきてしまったとは言え。 女の子の顔は沈んでいるよりも、咲いている方がいいものだ。
僅かにでも浮かびあがった喜色に、にっこり応じると、 >>62>>66ここ数日にしては、悪魔も居ない、 そう、案外平和的な道のりを遡ったのである。]*
(76) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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[ 勿論、初対面の彼女に告げたのは 添えた言葉の部分だけである
ニコにすらいっていない事を いきなりいえる程の度胸があるなら 塁やケイイチに自分の「望み」くらい もっと、簡単に告げられていたに違いない
その彼らも今はいない ]
ヨーランは…もしかして、塁の知り合い?
[ と、問い掛けてみたらどんな返事が来ただろう ]
(77) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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[ 揺籃が、何かこちらへ返したなら 自分が聴いた塁の言葉を伝えたかも知れない
我ながら、野暮な事ことしてんなと思いながら** ]
(78) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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そう……そっか。 知っているなら、良いの。
[彼女が幼馴染の死を既に知っていた事>>75に内心でほっとした。 もし知らなかったら、彼女はどんな顔をしたか。 それを見るのが少し怖かったものだから]
人間でなくても、きっと慶一は変わらないよ。 あの子、私みたいなのを見ても驚かなかった。
でも、小さな頃からの憧れというなら。 知られるのが怖いっていうのは、分かるかもしれない。
[幼い頃の恋心。 魔といえどひどく人間に近しい心の在り方を語る様。 人の子はそういう感情を秘め事のようにしていたなと思う]
どうして、初めて会う私にそんな話を?
(79) 2016/06/25(Sat) 00時半頃
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ー Aqua Vitae―
[自己紹介として馴染みのある方の名前を名乗り、彼女を“揺藍さん”と呼ぶことにした事くらいは決まっただろう。
扉を開け、飛び込んできたのは“元気そう”な遙の姿。>>68 それを咎める事はしない。 “俺”は酒の瓶のようなそれに首を傾げ。 くつくつ。くつくつ。“私”は嗤う。
それを目の前の男が飲めばどうなるものか。 店主の菫はその色を変えるか。
そしてそれは────悪なのか。
それを見ているのは“私”であって、“俺”ではない。 “俺”は一瞬、立ち止まり。椅子に座る。 そのまま何も言わず、何かを考えているようだった。*]
(80) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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>>79 それはね。 あなたの夢、夢というより願い、かな。 それがひどく純粋で無垢に思えて、少し羨ましかったから。
[ めいの問いに返したのはそんな風に迂回した答え。夢魔である私が操る“夢”には遥かに縁遠い、祈りにも似た夢だから。]
人を守護したい、あるじの役に立ちたい。 それから、少しだけ……ほんの少しだけ、褒めて貰えたら嬉しい。
そんな風に私は感じたのだけど、違うかしら、めい。 だとしたら、私は貴女の願いを叶える手伝いをしたいわ。
[ ――だから少し掻き混ぜて、乱してみたかったのだ。深い思惑はない、束の間表に現れた程度の誘惑者としての在りよう。]
(81) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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ゆりは、そしらぬ顔でめいの名前を会話の中に混ぜ込んでいた。
2016/06/25(Sat) 01時頃
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久住、さ、ん……。
[パラチーノという名前が何処から出てきたのかは疑問には思う>>73。 けれど、添えられた言葉の奥に、触れれば壊れてしまいそうな何かがあるような気がして。 更に言えば覚えやすさとしても発音のし易さからも和名の方を口にして、小さく頷く。
それ以上名前に関しては発展する話題もないと思っていたのだが、重ねられた台詞>>77に一つ瞬きを落とした。
流石に、累がサミュエルの事を指すとは理解している。
何故此処に彼の名前が出てきたのか。 まだ押さえつけていた胸の痛みがぶり返して、視線を自らの爪先に落とす。 そうしてからゆっくりと頷いた。*]
(82) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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― → 『Aqua VItae』 ―
[ドアベルを鳴らす、前だ。]
……… ?
[何か、 異質な気配を感じたような気がして―――。 >>29そう、或の明けの明星を背後に飛去っていった、 暁の子と呼ばれた彼の天使にも似た、それ。
……扉に嵌め込まれた擦り硝子の窓の奥を、 怪訝そうに菫を細めて、二、三秒ほど、何時もよりも ゆっくりと時間をかけて、戸を捻る。]
( 全部を開き切る前から、変な音は聞こえていた。 )
(83) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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羨ましい?
[意外な答えに目をきょとりと丸くした。
とはいえ、彼女が続けて口にしたのは確かに 己の想ってきた事を言い当てていたから。 何処か戸惑うように視線を泳がせる]
そんな事、まで、見えてしまうの。 それは……違わない、けど。
私は。 私が好きで、した事で。 もしも誰かが喜んでくれたなら、それで幸せ。 それで十分、生きた甲斐がある。
(84) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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[多少の同様は、 呼ばれた名前を見過ごした事からも知れるだろう。
御伽草子の付喪神は、捨てられ嘆き人の子を祟った。 大切にされた器物は決して人を祟らず、 それどころかいたく愛するとさえ言う。
大事にされればそれで満足できる。 存在意義を果たせたなら、それで良い。
もはや大事になどされる事などないからせめて。 誰か人の子を少しでも守れれば、それで満足できるはずだった]
(85) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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そうかそうか、 僕の店は、君の家だったのか。 とっても初耳だなあ!
[>>68天板の跳ねる音に併せて、 肩まで撥ねたことはそっと>>62呑気な声に 被せて、喉をころころ鳴らした、のだけれども、]
(さらりと靡いた視線は、胡乱気に音のほうへ。 カウンターのほうを睨めつけるように眺めると、 悪戯好きな黒猫が一匹、低い位置で見つかった。)
パラチーノさん、何して ―――― …… 。
[>>66適当に座ってもらおうと思う声を掛ける間もなく、 何かを説明する間もなく、その手のものに釘付けになる。
>>80これまでをやり返されたような笑い声が 聞こえてくるような気さえして、頭を気まずげに掻いた。]
(86) 2016/06/25(Sat) 01時頃
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えーっと、パラチーノさん。 いい子だからそれを下ろそうか。
そう、とっても…、とっても高価なものだから 割ったら、うん、「いろいろ」後が大変になりますよ。
[びーくーる、びーくーる。
指先を上下に動かして、 置いてくれと頼むモーションを繰り返しながら。
落ち着く為の呪文を心内で唱えてはいたけれども、 思わず自然と敬語になってしまったあたりは 笑顔を通り超した苦笑も、引き攣っていたかもしれない。]
(87) 2016/06/25(Sat) 01時半頃
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[それがどうなったか、は、兎も角。 彼らの自己紹介のようなもの、を聞きながら、 冷蔵庫に残っていた卵やベーコンの類を取り出して キッチンに立つのだけれど、
( その間に合間に見るのは、 家探していた猫さんだ。 )]
(88) 2016/06/25(Sat) 01時半頃
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[彼の言う軽食が出るまで端の方で大人しく待つつもりだったのだ。
このBARに足を踏み入れた時から、 家探ししていた彼の手に何かが握られているのには気が付いていた。
お酒の瓶のようなそれに、何ら違和感を覚えることはなかったし、飲みたくなることもあるのかもしれないと疑問を覚えることもなかった。
けれど、それにしてはニコラスの対応が常の彼ならぬもので>>87、 驚いた表情で二人の会話の行く末と、何処か傍観の体の彼>>60を見比べていた。*]
(89) 2016/06/25(Sat) 01時半頃
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[>>73彼とは結局、 今生や永いリイン・カーネーションの狭間から見ると 短いとは云え、御渡市では長い方の付き合いにはなる。
それでも、 戯れに呼び続ける源氏名が何かを彷彿とさせることや、 僕は綺麗だと思う湖の色を隠す理由、"願いごと"には 何ひとつ知ることは無い。
そして、 ―――― それを、改めて、話す機会も、 この喧噪のなかでさえ、願いごとの話の片鱗に触れて。 そのまま、掠めもせずに終わって、そのままだった。]
( けれども、それでさえ深追いしよう、なんて。 飽くなき探究心が顔を出さなかったのは恐らく、 それなりの距離、それなりの信頼というものを、 時の中で覚えてしまっていたからかもしれない。 )
(90) 2016/06/25(Sat) 01時半頃
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[ さて、時計の針を巻き戻そう
頭を掻いてるニコという珍しい事態に遭遇し 黒猫フードの両耳がピクン、口元の三日月は ニィッとチシャ猫の如く釣り上がる 気まずさは瞬時に消え失せた ]
おかえり、ニコ…ちょっとミルク探してた 「こいつら」が寄越せって騒いでたからな
[ 指を指すのは、店の窓辺の出窓の出っ張り 採光するのにうってつけの窓があり 外に張り出す部分は何か飾る空間があった
「妖精」をもてなす為のミルクを入れた コップや小皿を置くのにちょうど良さそうな ]
(91) 2016/06/25(Sat) 01時半頃
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[>>89 騒ぎの途中、 視線を感じて辿ってみたのなら何処か、 驚いたような色を浮べる瞳硝子があったものだから、 悩ましげに菫色の水面のひかりを揺らす。
金眉は、やや、情けなげにも下がり気味だった。]
お騒がせして、ごめんね。
[はは、……、空笑いを虚しく響かせてから、まだなんとか辛うじて通っているのか、繋がり放しなのか、ライフラインを頼りに、下準備を済ませて、フライパンの前に立つ。
>>91聞こえる声に気分は宛ら、 すっかり居着いてしまった野良猫でも飼ってるようだ、 ……とでも、言えばいいのかな。]
(92) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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[ 指し示す先には、ふわりふわり 仄かな灯火を纏って浮かび、 透き通る羽根からは星屑めいた光を零す 小さな小さな「妖精」がちらほら舞っている
自分には物事ついた時から見えていた とても馴染みのある存在だったが
それが彼らに見えたとするなら えらい事には違いない ]
…で、こども扱いとかされて 俺が素直にいうこと聞くとか思ってる? だって、こどもだろ?
[ ならば逆手に取って聞く訳ない ]
(93) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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[ こどもじゃないんだからといわれたら 当然の様に清々しい笑顔になって
『なら、大人の話をしようじゃないか?』
と、いう手筈を整えて素直に返す事はない
返して欲しいといわれたなら話は別である
何にしてもそれが一体、何なのかを 訊いたのは違いないけれど** ]
(94) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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[夢魔の彼女との会話の中、少しずつ日が高くなり。 やがて時は訪れる。
荒れ狂う龍蛇は嵐のように周囲を巻き込んでいく。 湖の畔で赤い屋根の建物>>57が風に煽られていた]
……慶一の時と、似てる。
[大穴牟遅が現れたのも唐突だった。 そして、何より悪魔達とは明らかに規模が違う]
もう、御渡に生きている人も少ないだろうけど。 それでも、これ以上、 ここを荒ぶる神の世にはしたくない。
[人に恐怖を与える神は、嫌いだ。 顔色を窺う為の生贄や貢物より、 身近に愛される祭りやお供え物の方が良い。 神を怖れる世ではどれほど神妙にしていても、 愛でられる事などないのだから]
(95) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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…… 「 こいつら 」?
[>>93 ふわり、] [出窓のほうを差しているところこそ、 指先の方角でわかった、のだけれども。
台所を漁っていたヴァイオレットは、 螢燈のごとく浮いた明かりを潜らせたのなら、 ものすごく、俗に、有り体に表現しようとすれば、 「何故此処に」―――そう言いたげな変な目を、した。]
(……下手な悪魔、なら入れないだろうし、 害はない…… のかなあ。)
代わりに、冷蔵庫から引き抜いた牛乳パックを カウンターの上に置いて、物々交換を試みる、が、扠、]
(96) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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もし、これもあの石の所為なら。 それを持ってる人がいるはず。
[はたと半ば破れた羽織の右の袂を探る。 そこにマガタマはなかった。 昨日、何処かで零れ落ちたのだろうが、 付近にそれらしい穢れの気配はなかった。
累はあちらに送れたと、思う。 揺藍はどうしただろう]
……――。
[龍蛇に真っ向から挑んでもきっと勝ち目はない。 >>@12、吹き荒ぶ風音の向こうに いつぞやの気配を*感じた*]
(97) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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[以前会った時には想像しづらい表情>>92にもう一度驚きつつ、流石に顔には出さない。 ただお邪魔をしているのは此方なのだからと、軽く首を振るに留める。
それから流れるように久住の指し示す先に目を向ければ、 ぼう、と淡い光を放つ彼らが居た>>93。
修行の際に書で見た事はあったけれど、自分にはなじみがない。 彼が何をするのか、ミルクを供えると何が起こるのか>>91。
彼らの言葉の応酬>>94>>96そっちのけで、光を零しながら舞う彼らを眺めていた。*]
(98) 2016/06/25(Sat) 02時頃
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