人狼議事


158 雪の夜に

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【赤】 さすらい人 ヤニク

 ――だって、生きる理由が欲しいんだろう?

(*16) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

寡婦 パピヨンは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 01時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[理解の範疇を越えた時、人は咄嗟に動けないものなのだと女は思った。
友人である男が、小さな少女を掴む。
腕一本失ったとはいえ海で働いていた男だ。

小さな子供、それも女の子なら片手一本で容易に押さえつけられたことだろう。
けれども女が今見ているのは、ハナがヒューの手を押しのけんばかりの力で抵抗をしている姿。

自分が何をすべきなのかもわからず唖然とその光景を見つめていたが、抵抗をしていた少女の腕が、爪が、目の前で姿を変えてぱっと目の前に赤い血が散ったその瞬間、]

あ?あ…、

[現実に引き戻されたかのように蒼褪めて2人へと駆けよっていく。]

やめ、やめるんだ…!
やめて、ハナ、ハナ…!!

[ヒューの手を引き裂いた、ハナの姿を変えた腕を押さえこむように両手で掴んだ。]

(70) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[見失ってしまっては、昨夜のような事になりかねない。
それは、誰かが危ないという事と同時、この少女が、わけもわからず人を傷つけているのを見逃すことになる。
奥歯を食いしばって、雪にまみれながら、抵抗する少女を押さえつけようとする。]

 ……クソッ、

[小さな体のどこにこれほどの膂力が眠っていたのか、見当もつかない。
それは一年前の晩を、否が応でも彷彿とさせた。
相手は「子供だ」と、わかった。
その時の姿は――どんなだったろうか。けれど、相手の目だけは明確に覚えていた。]

 ハナ!

[声を荒げて名前を呼んだ。
朝凪亭に通う間に、覚えた名前だ。
「とめなければ」と思って、ずっと気にしてきた、女の子の――]

(71) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[伸べられた手を取るまでには少し時間を要したかもしれない。
繋がれた手に、彼の髪から伝い落ちた水滴がはねた。
何とか足に力をこめて、ふらりと立ち上がった。]

…ありがとうございます。

[ヤニクの言葉には、静かに頷いて。]

(72) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【赤】 寡婦 パピヨン


……、そんな風に聞こえていたの。
そうね、わたしにはそれはないものだわ。

[それを求めるには、女の心は老いていた。
失われたものへの怒りも悲しみも、理由にはならない。
ただ朽ちていくことを無為に待つ身であるのなら]

だからきっと、
生きるのも死ぬのも、
おなじようなことね。

(*17) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 どうも。

[そしてこんな時でも、にっこと笑って見せる。]

 さて、どうする?
 どっかで爺さんの行方を知らないか聞きに行くのが先か、
 それとも――っくしッ

[ぶるるっと体を震わせれば、また雪と水滴が散る。
 それに気付いて、跳ねた髪をくしゃりと掻いた。]

 あ、悪い悪い……

 いやー、やっぱ上着貸したまんまはツラいわ。
 ……一旦診療所に戻るかな。

[そろそろセレストも落ち着いている頃合いかと思う。]

(73) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【赤】 さすらい人 ヤニク

 ……それでも、死んでしまうよりは良い、か?

[蒸し返すように口にする。]

 実際、あんたが生きてた事で助かった奴がここにいる訳だしな。

(*18) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

…死んじゃうんですか?あの人。

[静かにソフィアは言うが、何かを堪えるようにその声は震えている。]

いつか、こんな風に。
私が知らないうちに、あの人が危ない目にあったり、もうどうにもならない事にあったりしちゃうんじゃないかって…。
あの、船が、

[視線は遠く、港へと刹那注がれる。]

船がついて、私が迎えに行っても、何処にもあの人がいなくて…、

(74) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ようやくハナを押さえ込もうかという時の事だ。
ヒューは、短く、詰まらせるように息を零した。]

 ――……、?

[しびれるような、奇妙な違和感。
次いで、すごい熱を感じた。
そして、外気が水を冷やす、温度。]

(75) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 まだ解らん。

[容態についての返答は簡潔だ。
 人間いつかは死ぬ――という自己の認識が、
 この場に求められてはいないと言う事は知っている。]

 …………

[吐露される感情は、ついて回るだろう喪失の不安。]

 あの兄ちゃんのことが大事かい。

(76) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[少女の顔を見ていたが、彼女の頬に点々と紅い水玉模様ができている。
視界に、奇妙な形になった、少女の腕や爪が入る。
そして、切り裂かれた自分の、残りひとつの手。
驚きにか、痛みにか、息が短くこぼれた。]

 ……――は、

[セレストがハナの腕を押さえ込もうとしている。
だから、手に構っている余裕は、なくなった。
血まみれの片手が先についた腕で、逃がすまいとハナの胴を抱え込む。
なぜか、掠れた笑い声を漏れていた。
やけくそだったのだろう。]

 ハナ、
 聞いてくれ。

(77) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[言い知れぬ不安を覚え始めたのは何時の頃からだったか、ソフィアは覚えてはいない。
嵐がくる度、ベッドの中で吹き荒れる風の音と岸壁に打ち付けられては消える波の音に眠れぬ夜を過ごした。]

…そんなの、いやだ。

[ヤニクに言ったところで仕方のない言葉だという事はソフィアにもわかっているが、堪えきれずに小さく呟いた。]

(78) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[ヤニクの言葉 >>76 に、ソフィアはゆっくりだがしっかりと頷いた。
服の袖で、濡れた顔を拭った。]

(79) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 お使い ハナ

[脂で汚れためがねが、雪の中に落ちていきました。
氷色の少女の瞳がまるく、自らの腕に注がれています。
雑貨屋でもらったばかりの手袋は裂け、ぎんいろの毛並みに覆われた腕にわずかな抵抗を残すのみでした。

そう。爪のみならず腕さえも。
狼のものへと変わっていたのです。]

ひ、あ、う。
ちが、ちがっ……

[血が。違う。
どちらとも取れるような言葉が口からこぼれ落ちていきました。
男と、血相を変えた女。
ふたりの大人が自失したハナの身体を押さえつけます。
男に腰まで組み付かれ、ハナは荒い息を吐きました。]

(80) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 それなら、どうする?

[こてりと首を傾げた。
 自分はもう言ったから。]

(81) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ハナが荒い息を吐いているのが、聞こえてくる。]

 おまえは、悪くない。

[落ち着かせなければと思って言った言葉だったから、内容は、酷く単純だった。けれど、そうであって欲しいと、ずっと思っていた事でもある。
傷を見てしまったが最後、痛みがどんどん強くなってきているのがわかって、息を詰まらせた。
指が、奇妙に外れて、ぐらついているのが見えたので、大分、よくないと言えるだろう。]

(82) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

私も、行きます。診療所。

[祖父の事も気になるが、闇雲に探すよりは何かあれば診療所には早く連絡が来るだろう。]

ぁ…、早く戻らないと、風邪引いちゃいますね。

[ヤニクがひどく寒そうな格好をしている事にようやく気づいたらしい少女は慌てて言った。**]

(83) 2013/12/27(Fri) 02時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 02時頃


【人】 お使い ハナ

[くぐもった声で言われたそれを、ハナはぽかんとしながら聞いていました。
やがてその言葉を理解したのか、爆発したような声をあげます。]

う、うそだ!!
うそだ! うそだうそだうそだ!!

わたしが襲ったんだ!
わたしが、わたしがおかーさんを!
きっと、きっとおとーさんだって!

[母親の言葉は、確かにハナを追い詰めていました。>>3:163
母のみならず、父すらも殺したのは自分だと、ハナはそう思っていたのです。]

あ、ああああああああ!!

[母の惨劇を思い出したのか、少女は悲痛な声を上げました。
それは高く長く、あたりに響いたのです。**]

(84) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[ハナの獣の腕を押さえつけたまま聞こえてきた
>>82ヒューの言葉に俯いて歯を食いしばった。
小さな子供を落ちつかせようとする友人の声、
獣のような小さな唸りを上げたのは誰でもない女で、]

―――…ごめん。

[零れた謝罪は、どちらに向けたものか。
だって、女が押さえている少女の腕の先は赤く染まっていて、
少女を押さえつけている友人の下の白い雪はどんどん赤く染まっていって、

このままでは、

だから、]

(85) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

―――――っ誰かあ!!!

怪我人がいる…!!!
早く来てくれ!!!誰か…!!!

[女は、あらん限りの声を上げて叫んだ。
少女の腕を押さえつけたまま。
少女をその場から逃がさないように手を離さないまま。**]

(86) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 02時半頃


お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 02時半頃


洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 02時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 うるせえよ。
 ……セレスト、黙らせてくれ。

[ハナの大声をききながら、誰もきかないでくれと、祈る。
もう、残りの腕も使いきってしまったのだから、口を塞ぐこともかなわない。]

(87) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ハナの腕が、金色の毛並みに覆われている。
見覚えのある色だった。] 

 手、早く隠せよ。
 違うんだろ。

[震える声で、そう頼む。
なんとか、隠さなければ。
余計なことをしなければよかった。
空回りばかりだ、と、わが身を呪う。
後悔しても、しても、したりない。]

(88) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[隠さなければならないのは、自分の手も、また同じだ。
手のひらや指だけでなく、手の甲からも血が溢れているという事は、貫通している箇所があるのかもしれない。]
 
 はは。

[笑ってしまった。
鼻を、すする。]

 なんだよ。どうにもできねえのかな。

[涙声になってしまった。
人狼をかばう、という事にそもそも無理があったとは、思いたくはなかった。
ハナの泣き声は、止まらない。]

(89) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 診療所へ ―

[雪道を急ぎ足で、ソフィアと共に戻る。
 急いでいるのは薄着の所為もあるものの、怪我人の事を
 心配しているだろうから、というのもあった。]

 ――っ

[途中で、はっと顔を上げ、それから反射的に髪を掻いた。
 同行する娘が不思議そうな顔でこちらを見ている。
 立ち止まり、顔を顰めた。]

 あー……いや。

[こちらが言い淀んでいる間にも、彼女は歩を進めようと促す。
 その時、恐らく雑貨屋の状況確認に行くつもりなのだろう、
 自警団らしき数人の集団が遠目に見えた。]

 ……そうだな、急ぐか。

(90) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストが、謝った。
ヒューの頬がこわばる。]

 ――……

[次の瞬間、だれか、とセレストが大声をあげていた。
唖然として、その顔を見上げる。
腕が、ハナの胴から外れた。
雪のなかに、真っ赤に染まっている手を、力無くたらした。]

(91) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 あ、……あぁ……

[言葉を失って、意味を成さない掠れ声が、口から漏れていた。
失意。ハナに逃げろとは、言えなかった。
ヒューには、逃げたハナが人を襲わないとは思えなかった。]

 ……ごめんな。

[呆けたように、ハナに、謝った。
子供は、嘘では、納得してくれなかった。]

 許してくれとは、いえねえな。

(92) 2013/12/27(Fri) 03時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[やがて悲鳴も、助けを求める声も、明瞭になる。>>84>>86
 横のソフィアに強い声を向けた。]

 ……先に診療所行ってろ!

[怪我人がいる、という叫びに沿った形の指示を飛ばして、
 旅人は声のする方に走って行く。
 雪道の滑りすら、姿勢ひとつで推進力に変えてしまえば、
 吐く息の白さを置き去りに、足は飛ぶように速い。]

(93) 2013/12/27(Fri) 03時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 03時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[そうして行き着いた先の光景に、小さく息を呑んで、
 それから]

 ……、――――

[唇引き結んで近付く。**]

(94) 2013/12/27(Fri) 03時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 03時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 03時頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[目の前で、怪我をした男が力を失う。
その表情が失意に満ちていくのを見ながら女はハナを押さえて獣のように唸り声を上げ続けていた。
まだ失われていない、けれども確かに今失った。
目の前の友人は、男は、獣の手を持つ小さな少女を庇おうとしていたのだ。ずっと、庇っていたのだ。辻褄の合わなくなっていく嘘をつき続けてでも。諦めずに。

打ち砕いたのは女だった。
諦めなければなんとかなると、ヒューに笑って告げた女自身がヒューの望みを壊してしまった。

俯いて、押さえるハナの銀毛の獣の手を見つめる。
唸り声は止まない。
ハナの、獣の腕がなければ女の方がよほど獣らしかった。]

(95) 2013/12/27(Fri) 21時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 21時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 22時頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[やがて人の近付いてくる気配、>>94
その人影を見上げて歯を食いしばりながら
唸っていた唇が解かれた。]

…ヤニク、
ヒューが怪我をした。
医者に診せないと。

[掠れた声だ。
息継ぎの間に零れる唸りの方がよほど大きい。]

…血が出てるんだ。
早く連れていかなきゃ。
医者に…。

[自分が押さえつけている、
少女の腕のことは口にはしなかった。]

(96) 2013/12/27(Fri) 22時頃

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