194 花籠遊里
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ニコラスは、ヘクターに話の続きを促した。
2014/09/21(Sun) 21時頃
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[「いつも墓守代わり」だの>>39 何も謂わず、肩を竦めて見せたりする>>40 そんな意地悪な御方です。 こめかみを掻く指先は、甘いお菓子を受け取らずに居られました。 そしてその唇がまた意地悪な語ばかりを紡ぎます。 射干玉の眸は一度、秋色の方へと移ります。
じ、と見詰めている間はほんの数秒だったでしょう。 けれど明確に、少しだけの間を置きました。
何を告げるか、開いた薄い櫻色の唇は言の葉を添えます。]
───あれば、入れて差し上げましたのに。
[そしてきっと、酷く哀しい顔で微笑みました。]
(45) 2014/09/21(Sun) 21時頃
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櫻子は、ニコラスさまに向き直ります。
2014/09/21(Sun) 21時頃
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好きなもの、ですか? ええ、っと。
[問われて振り返る頃>>43には哀しげな色は薄まり 何が好きだろうと、数多くある好きなものを思い返しておりました。]
んーと…、珈琲…ちょこれーと…お花… 我儘なので、たくさん思い浮かんでしまいます。
[少し困ったような顔をして微笑んでから ふと、思いついたように手を打ちました。 折角美味しいお菓子を持って来て下さったのですから。]
朧さんや丁助さんにも、分けて差し上げてもよろしいですか?
[それともお茶に誘ったほうがいいのでしょうか。 甘い物を誰かと一緒に食べるのは、僕の『しあわせ』のひとつです。 今はもう消えてしまった藤色と、数日前ここでそうしたように。
(46) 2014/09/21(Sun) 21時半頃
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[不謹慎ながら僕は櫻子の放った冷たい一言>>45に噴き出しそうになってしまった。 真面目な場面でもにこにこしているものだから怒られるのは僕にはよくあることだったが、流石にここで笑ってしまってはいけないだろうと櫻子の儚げな表情に思う。
なので、僕は頬をぴくぴくと引きつらせて耐えた。]
へえ、珈琲も好きなんだ。意外。
[子供らしい姿をした櫻子には珈琲は苦すぎないだろうかとつい思ってしまう。>>46 実際櫻子はいくつなんだろうか。まさか僕より年上ではなかろうと思うが。]
ああ、元々そのためにたくさん持ってきてあるよ。
[と僕はクッキーの包みを次々取り出してみせる。]
(47) 2014/09/21(Sun) 21時半頃
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―――…だらしねぇ顔をしやがんなよ。 誑かされているようだぜ。
[悪い夜蛾は彼の善意を打って算え、皮肉な笑みを乗せる。>>43 甘味は櫻樹が重ねる小さなしあわせの素の一つ。 それを与えるニコラスは良き蝶だろう。
ふむ、と吐息を一つ漏らすと、続いた言葉には首肯を浅く。>>44]
お前さんとはこの先、そんな巡り合せもあろうかね。 ―――…最後の晩餐には程遠いが……、
[そんな夜も悪くない、と、珍しく殊勝な心地で、相席を申し出ようとしたその時。差し挟まれる声が己の思考を止めた。]
(48) 2014/09/21(Sun) 22時頃
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――――…、
[不意に飛び出た彼の告げる架空の毒害計画。>>45 企てる花は毒を持ち得ぬ種だが、男は重い半分ほど降ろし。
口から出てこなかった言葉と、彼の告げなかった言葉が水面下でぶつかった気がした。]
……いや、やはり止めておこうや。 何処に隠し持っているか知れねぇ。
[興が削げたとばかりに、片腕に下げたコートを揺らめかせ、中庭を覗いていた窓辺より別離。嬉々として仲睦まじい彼ら二人を残し、夜蛾の鱗粉撒き散らしつつ。
ただ、スーツに包まれた片腕を持ち上げれば、櫻子へと「枕を借りるぜ。」と端的な言葉を届けた。 謎かけめいたその言葉を彼が理解するのは、花主に召喚される時か。
今宵、夜蛾に櫻梢が買われたと、伝わるその時か。**]
(49) 2014/09/21(Sun) 22時頃
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……?
[見上げたベルさまのお顔は、なにやら耐えておられるようで>>47 僕は何か変なことでも謂ってしまったのでしょうか。 判らずに見上げることしか出来ません。]
はい、牛乳をたっぷりといれたものが。
[勿論入れずとも飲めはします。 外見のおかげで、まさか苦すぎるだなんて心配されているとは露知りません。 二七の歳月を、どこかで止めてしまったような僕の顔は 次々取り出されるくっきーの包みに それこそ幼子のように微笑みました。
くるりと辺りを見回したのなら こちらを見ていた『花』を 見つけられることは出来たでしょうか?>>41]
(50) 2014/09/21(Sun) 22時頃
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["丁"という花の名を借りたのは、己の全てを掌握するあの男が好ましく思えなかったからだ。
花籠の主。 誰よりも高みから眺めるあの男に、己は居場所を決められたのだから。
もう二度と聞きたくも無い名前でしょう? 其の意味を込めて、嫌がらせに、己は"丁助"に成った。]
(*9) 2014/09/21(Sun) 22時頃
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[白に含ませる沈丁花の香も、以前の"丁"を真似た。
赤い蕾をつける花だから。 理由は後から追いかける。]
(*10) 2014/09/21(Sun) 22時頃
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[花として生きる花たちを、自らと同じ立場だとい言うのに、何処か遠くに感じることがある。
馴染んで居るのか、居ないのか。
花らしく微笑みながら、世界は薄い膜の中。]
(*11) 2014/09/21(Sun) 22時頃
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[ふと、耳が言葉を掬い上げました。 水鉢の中に泳ぐ魚を白く細い指先が掬い上げるように それは静かに、僕の心の裡へと ひとつの違和感となって残ったのです。
僕の、毒の言の葉は お茶会の席をひとつ、奪ってしまいました。 断る声には、まるで興が削げたとばかり>>49]
……───。
[秋の深まりを知らせるコートが、はたりと揺らめいて 四角く切り取られた窓辺から離れて行かれます。 此処は籠の『中』、そしてあちらは籠の『外』。
謎掛けにこの時はまだ、小首を軽く傾げましたが 僕の表情は、寂しげなものであったでしょう。]
(51) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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[踵を返し、赤は程なく、櫻の視界から消えた事だろう。>>50
一人を望むなら部屋に篭ればいいものの、じっと夜を待たずにいた染み付いた習性で、歩く。]
(52) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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……お気を、悪くされてしまったようです。
[櫻に毒など在りはしないのに。
物騒な発言をしたのは僕自身です。 櫻にも毒が在ればいいと、どこかで思ってしまったのです。 『 』という毒があれば、いいと。]
お茶、したかったんですけれど。 僕はあの方に、嫌われているみたいです。
[彼の『蝶』の姿が見えなくなってしまってから 言葉とは裏腹に落ちるのは微笑みでした。 眉尻を下げ、しゅんとした表情でありました。]
(53) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 22時半頃
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[視線に捉えた焔の色も、どこかへ消えてしまわれました>>52 射干玉を一つ二つ、伏せ。 ベルさまへと向き直るのでございます。]
行きましょうか。
[広間に行けば、お茶をお出しすることも出来るでしょう。 ベルさまをお誘いしては 呪詛に、種にと、植えた中庭を後にするのです。]
(54) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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誑かされて?
[小首を傾げて言葉>>48を繰り返してみるが、割かしどうでもよくてすぐに気にならなくなった。
ヘクターさんと一緒にお茶ができる…!と彼の台詞にわくわくするが、それは途中で断たれてしまいその代わり告げられるのは心変わりの意。>>49
そうか、ヘクターさんといえど自分を嫌っている相手と一緒に茶はしたくないのかと納得し、その背を見送った。]
(55) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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そっか、牛乳入れるんだ。 僕、カフェオレにクロワッサン浸すの好きだよ。
[櫻子との歓談を再開させる。 別にヘクターさんとの時間に拘るほどのことはない…と思う。]
あはは、そうだね。 僕もお茶したかったなあ。
[けれども次の言葉にはおや?と違和感を覚える。]
それほんと? ヘクターさんは櫻子さんに 愛着があるって言ってたけど。 櫻子さんが嫌ってるんじゃなくて。
[あるいは嫌うから嫌われるのかしらなんて、櫻子の不思議な微笑みを眺めながら考える。]
(56) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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うん、いこっか。
[手繋ご?と僕は手を差し出して、櫻子と共に広間に向かった。>>54]
(57) 2014/09/21(Sun) 22時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 22時半頃
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ちょう。
[男の声は“丁”の名を綴る。 在るのは普段変わらぬ一階の奥。 揺り籠に揺れる宵闇の色。]
丁。
[花が何かに心奪われ。 根腐れ起こすなどよくあるお話。 “丁”も変わらず、その一人。]
(*12) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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[“丁”は替わらず、ただ独り。]
(*13) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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[男は思い出していた。 あれはいつの頃だっただろう。
雨の日か、 或いは雪の日か、 或いは曇り、 或いは月夜、
覚えてなどいないが 蕾の色と同じ色をした ぬるつく“紅”に濡れていた。
沈丁花の香など掻き消えて。 淀んだ空気が満ちていた。]
(*14) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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丁、飛べぬ花。 飛ばぬ花。
[数多、花を刈り取る命下しても。]
飛ぶことなど、赦しはしない。
[男が直に刈り取ったのは“丁”一人。]
(*15) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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[同じ名を持つ焔花。 それが蒲公英であるというのなら。
男は、 綿毛のひとつ、 籠から飛ぶを、
赦さない。]
(*16) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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── 広間 ──
[広間まで、繋ごうと手を差し出されました>>57 断る理由は何一つなく、喩えそれが誑かしているのだとしても>>48>>55 僕はベルさまの指に指を添わせ 広間へとやってきておりました。
朧さんほどお茶をご用意するのも上手くはありませんし 幾日と前に此処でもてなした『花』とは また違ったものを用意するでしょう。]
くろわっさん! でも、びちゃびちゃになってしまいませんか?
[話を続けていれば>>56、笑みも元に戻りましょう。 気になる言の葉からは、一時眸を背けておりました。]
(58) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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[一つ、不意に浮かんだ疑問を胸に、朧の姿を探す事にする。
姿を消したのが彼ではないとは、花見習いから聞くことが出来ただろう。 普段とは様子の違う己を心配する声には、大丈夫と作り笑いを見せた。
それだけは、得意だった。]
(59) 2014/09/21(Sun) 23時頃
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[それはまだ、雨が止んだ頃であったか。 珍しく一階奥の部屋にて、蝶以外の来客が通された。 一輪の花の迎えに、醜い肉塊が現れた>>3:*1>>3:*2
金は払った! 何処へ隠した!
そんな風な叫び声が部屋中に響く刹那。]
(*17) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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知らないねえ。
花は、人でも犬でもなんでもない。 首輪もなければ自由に咲き、自由に枯れる。
あれは元々、根を張る花とは違ったのさ。 水面に揺れる、蓮の如く。
波間に浚われてしまったんだろうよ。
(*18) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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しかしだ。 そんなことはどうでもいい。 金は払ったというが、どうも勘定があわなくてねえ。
お客人、利子というものをご存知かな?
他から金を借りるということは、そういうことなのだよ。
払わずして消えた花の数年の利子、 払えるのなら全て揃えて頂こうか。
無くとも、払って頂こう。 言うだろう?
―――“人間外見じゃなく、中身だ”と。
(*19) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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え?びちゃびちゃになるのがいいんだよ?
[広間まで櫻子と手を繋いでやってきた僕は、彼の驚いたような声に何がおかしいのかと続ける。>>58 悉く湿った感触のものが好きな僕には、サクサクの生地の良さなど分からなかった。
チョコレートクッキーと、櫻子の用意してくれたお茶が卓上に並ぶ。 僕はやはりそのお茶をふうふうと吹いてから口にする。]
ん。おいし。 甘いものも落ち着く味だけど、お茶の味もいいね。
[なんてにっこりと隣に座る櫻子に笑ってみせた。
櫻子が先ほどの問いに答えないようなら、僕は追及しないで忘れた振りをした。]
(60) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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[その後、その肉塊がどうなったか。 嗚呼さっぱりと覚えてなど居ない。 蛇から逃げ遂せたかもしれないし。 そうでないかも知れぬ。
今は揺り椅子に揺られ揺られて。 男は籠の中の 花の名を口にする。]
(*20) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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藤は今頃、どうしているのかねえ?
[罅割れた鏡花。 朧月を泣かす藤。
下町の空きを、しっかりと埋めていることだろう。 下方の孔も、しっかりと埋められていることだろう。 花籠がどれ程幸福な場所であったか、知らしめられていることだろう。
下卑た冗句。 きいきいと揺り籠は揺れる。]
(*21) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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……しかし、花も幾分と減ったものだ。
[ゆうら、ゆうら。 揺れる宵闇は *何想う*]
(*22) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
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