276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 足音の去る後には、 真赤の香を誘う開かれた窓が
ぽかり、 と** ]
(41) 2018/05/21(Mon) 04時半頃
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[ 未だ髪に薔薇の香り>>1:67は残っていただろうか。 残っていたのならば、残り香を掻き消すつもりで淹れた紅茶の色は濃くなっただろう。 底が浅いカップから立ち昇る煙を相手に向ける。
其れが指先にこびり付いた匂い>>17を有耶無耶にしてくれるかは分からない。 ソファの前、彼の目の前に半身で立ったまま手持ち無沙汰に摘んだタルトの欠片が甘酸っぱい。
甘ったるい砂糖を飲みくだしながら、 身を硬くする相手>>18には笑みを向けた。]
飲みなよ。温かいから。
(42) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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[ 喉から声>>19が絞り出されるまでにどの位の時間が経っただろう。 震える瞳と、苦しそうな呼吸。 相手の動悸が手に取る様に分かる。]
先輩……は、いらないんだろう。
[ 取ってつけた歳上と歳下を区切る記号に一笑。 是とも答えないまま自身のコップを机に置いた。]
どうして あの時泣いていたの。
[ 相変わらず声音は穏やかなまま。]
(43) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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フェルゼに何か言われたのかな。 彼は君の事を……とても気に掛けていた。
[ 相手の頭に伸びる手は優しく、避けないならそっと頭を撫でるだろう。 目線は合わせず、揺れる眼を見下ろしたまま>>1:110。]
マーク、君はとても綺麗だね。
いつも一生懸命で、 懸命に咲こうとする姿は純粋で、 いつも目についていたよ。
(44) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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[ 姿を変えて尚、素直に笑って素直に泣けるこの子はとても綺麗だ。 そんなもの、自分には無い。
結った髪に指を通す。 綺麗に整った髪を止めるものをするりと抜き取ろうとする。]
誇れるものを諦めて大人になろうとする君も とても眩しく見えたんだ。
[ 髪をなでる手が相手の頬に触れる。 完璧に近い、笑みで見下ろした顔は、 きっと相手の胸に絡まったもの>>1:112とは真逆の意味を孕んで、]
(45) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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君はどこまでいっても君でしかないのに。
(46) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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でもそんな君でも、 欲しいものがあるんだろう?
[ 頬を撫でる手が唇に触れようとする。]**
教えてご覧。 手を伸ばすなら、僕が引いてあげる。
(47) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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[ ざわざわと、風もないのに薔薇の木々が囁く。 その声は聖書の一節を落とした相手のもの。
──惑わない、でもない。
ロジェのように、小夜啼鳥のように 囁き返すこともできないで、いる。 ]**
(*14) 2018/05/21(Mon) 08時頃
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── 隣にいても、遠かった ──
[その日も暑かった。 俺が差し入れた飲み物を手に、二人木陰で座り込み なんでもないことばかり話していたと思う。 ××している相手を独占する時間が、甘すぎる程で あの頃には考えられないくらいの喜びがあった。
……でも。 重ならない視線、横目で見た彼の瞳は薔薇を映している 自分とは違う色が混ざる腕に伸びかけた手は ──気づかれる前に引っ込んで、それきり。]*
(48) 2018/05/21(Mon) 12時半頃
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あ、 ……ヴェル、
[緊張感が無い声がすぐ聞こえ、目が開いた>>37 安堵から息を吐いた後、自分が何をしているか気づく ヴェルツに触っている。 ヴェルツに、こんな、姿]
(49) 2018/05/21(Mon) 12時半頃
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っ、 え これ、なに、何のこと……俺、寝てなんていない
[その声も咽返る芳香と発せられる。 放たれる薔薇の香りに乗せて届く音に 具体的な何かを理解出来たわけじゃないが 相手と自分への違和感だけは、認識した。]
(*15) 2018/05/21(Mon) 12時半頃
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……まだ?ふざけんな、ずっと生きろよ!
[混乱が重なる頭は選択肢を導き出さなかった。 良かった、見られたくない、離さなきゃ 汚い、ごめんなさい、汚い。 混濁した感情の激流が制御出来ない 本人にはそんなつもりはないかもしれない そう考えつけず、声を荒げた。]
ごめん、ごめんね……でも、良かった。 君もあんな風になったのかと、思って、
[ぱっと離れ、胸元を抑えて緑の上に座り込み 相手を見つめる表情は笑みはなく、困ったようなもの。]
(50) 2018/05/21(Mon) 12時半頃
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それ、……どうしたの。
[視線が一点に集まり、両目が見開かれた。 相手が隠そうとしていても、無駄なことだった。] 怪我、治さなきゃ……中に戻ろうよ。
[狼狽え、気遣う声を向ける それが誰のせいかも知りもせず。 こんな時も笑っているのだなと、今更思った。]*
(51) 2018/05/21(Mon) 12時半頃
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[傷だらけの手が痛ましい ……でも、いつからそうだった? きっと気づこうともしていなかった。
そうしたのは、誰? 怯えて動けない癖に、晒したくないものを抱えている癖に 見てほしいなどと自分勝手なことを想ったのは。 自分の傷ばかり見つめる奴が 他人のそれを癒せるわけがない。]
(*16) 2018/05/21(Mon) 12時半頃
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誰…………?
[短く混じった囁くような声>>*13 ──いつも聞いていた、ような。
弱った子供のような戸惑いの問いに、返る音はあったかどうか。]**
(*17) 2018/05/21(Mon) 13時頃
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イアンは、オスカーと彼のことは知らない
2018/05/21(Mon) 13時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 13時頃
イアンは、「知らない」「分からない」そればかりの男。**
2018/05/21(Mon) 13時頃
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[未だ髪にある薔薇の残り香。浅い器の中でも色濃く香る紅茶の理由がその所為だったとも気付かず、促されるままに>>42温かなカップを受け取った。 一口飲めば、多少は楽になった。ケヴィン>>39に笑われて体調を気遣われたことをふと思い出した程度には。
そうして二口目を含んで、漸く声を出した後。 オスカー>>43に一笑に付されて目を見開くも「何故判るのか」と聞けなかったのは、直ぐに相手から問われたから。 問うその声はまるで、掬い上げるもののよう。頭を撫でる手の優しさも、張り詰めたものを解かしていく。]
あいつが、僕のところに来て、僕を気に掛けて。 ……嬉しかったから。
[俯きながらも、緩んだ心で零した。]
(52) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[自分がオスカーの眼中に無い訳でないと知ってはいた>>0:93、が。 幼い頃は、単に他者の目線を気にしなかった故に。 大人であろうとしてからは、劣等生という自覚故に。 マークを叱った教師たちが何をオスカーに話していたか>>2:304も、知らずに。]
そう、だったんですか。 先輩は僕のことを、ずっと見てきて。
[掛けられた言葉>>44は、まるで幼い頃から気に留めて>>0:75度々触れに来た誰かのよう>>1:103。 けれどオスカーからのそれを、この時のマークは素直に受け止めた。]
(53) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[濡れた髪にオスカーの指が分け入る。髪紐が髪を擦って外れる。引っ張られる微かな痛みさえも苦痛ではなく。 頬へと移る手の平のなめらかさが、くすぐったくもあたたかい。 見上げた先の笑顔を、二つの瞳を、泣きそうに揺らぐ目で見詰めた。]
今の僕のことも、ずっと、見てくれてたんです、ね。
[過去の綺麗さ、今の眩しさ。そのどちらもの肯定。>>45 美しいポートレイトにも似た、自信を与えるもの。 安堵とも嬉しさともよべるものが、緩んだ笑みという形であらわれた]
(54) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[――のに。
「幼い頃の僕」に拘るが故の長髪が、マークの肩と共に撥ねた。オスカーが触れた頬にも、幼さ残した丸みが未だにある。]
どういう、意味。
[固まった笑みのまま、茫然と目の前のひと>>46を見上げた。 そのまま重ねられる問い>>47は、ああ、まるで、望めば願いを叶えてくれる悪魔のようで]
僕が、欲しいのは。
[今を誇る為のものか。失った筈の姿形か。手に入らない筈の永遠か。それとも――]
(55) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[紅茶は血の匂いをうやむやにしたが、完全には掻き消してくれなかった。その緋色に引きずられるように、紅色の記憶がぶり返す。 それは未だ遠くから、けれどじわりと刺して締め上げる荊のように>>38、「欲しいもの」を認めろとばかりに鼓動を早めた。
そんな、耐えられる筈の衝動に火をつけたのは、唇に触れる指先の甘美さ]
――いらない。
[指に敷かれたままの唇が音を紡ぐ。 そして、どん、とオスカーを突き飛ばそうとする形で、マークは両腕を前に伸ばした。]
いらない。いらない。いらない。 僕は欲しくなんて、ない、……っ、
[もうその顔に笑みは無い。荒く熱っぽい息を吐きながら、]
(56) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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フェルゼなんて、欲しくない!!
[涙混じりの、扉の外>>30にも聞こえるほどの怒声**]
(57) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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メアリーは、イアンがいる中庭にまでは、流石にこの怒声は届かないだろう。
2018/05/21(Mon) 14時頃
イアンは、メアリーの声は、当然届くことはなく
2018/05/21(Mon) 14時頃
メアリーは、オスカーがどんな顔をするかも気にせずに、泣きながら吠えた。**
2018/05/21(Mon) 14時頃
ユージンは、イアンの声や顔に少し驚いた顔をして。
2018/05/21(Mon) 15時半頃
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[ そこにあったのは、珍しすぎるほどの焦燥(>>49>>50)。 余裕のある、大人びた、生徒会長の顔はなかった。
最初の頃は(>>0:253)そんな顔を見ていたかもしれないが 幾らか経てば(>>1:19>>2:213)やがて違う反応が増えた。
視線には気付いていた。 隣にいるときも(>>48)、そうでないときも(>>0:282)。 雨の降る日に佇む傘のない時を、可憐な眠り姫のいない時を 見計らっていたのも、───気付いてた。
それに、傲れていたのかもしれない。 ]
(58) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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[ だから、自惚れていたのかもしれない。 ]
(*18) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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ずっと生きろってなに謂ってんの。 大丈夫、俺はいるよ、ここに。
[ 咄嗟に出た声は、きっと本心から来るのだろう。 小さな瞳は薔薇を映すのではなく。 今は、目の前で必死になるいっちゃんを映している。 ]
あんな風に。 あー、……───モリス?
[ 今まで此処に居た癖に、知ったような言葉を溢す。 緩やかにフラッシュバックするのは、ずっとみていた二人の姿。 ]
(59) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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[ 誰も俺なんて見ていない。 この瞳がみていたものだって、きっと。
俺を通した、別のなにかだったんだろう? ]
(*19) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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この声が聴こえるのは、薔薇に呪われた奴だけ。 欲望や、奪ってでも手に入れたい想いがある奴だけ。 モリスもそうだし、……さっきのも。 まあ、誰とはいわねーけどさ。
[ なぁ、と(>>*13)聞こえた声の主の名を謂うことはなかったけれど。 ]
モリスは想いを遂げたからね。 疲れて寝ちゃったんでしょ、きっと。 大丈夫。朝になれば起きるよ。 そんで、きっと、いっちゃんの傍にいてくれる。
[ 来るかもわからない朝は、きっといつか来る。 その時傍にいるのは、咲きもしない薔薇なんかじゃない。 夜が明けたあと、横にいるのはきっと《いつも》の。 ]
(*20) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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[ 自分でもわかるほど、薔薇の匂いが濃く、なる。 ]
(*21) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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[ おかしいな、上手く────笑えない。 ]
(60) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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なんかね。すげー、むしゃくしゃしてさ。 いっちゃんは素直になれる相手、見付けたんだろ? 嬉しいことだと思ってたんだけど。 違うのかもしれん。
ねぇ、いっちゃん。
[ 離れた身体を追いかけるみたいに、隠せない傷だらけの手が動いた。 中に戻ろうと、心配する身体を掴まえて。 弱い力で、払われたらすぐに離してしまうような力で
一人の男を抱き寄せる。 ]*
(61) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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いっちゃんは、 俺のこと好きなんだと思ってた。
(62) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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