266 呑花臥酒―盤楽遊嬉・春の乱―
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付き合え、って言われても……! だ、大体、藤之は毎度毎度無茶振りが過ぎるよ!!
[>>44躱されれば、その勢いのまま踏み出して。 二手、三手、四手。風を切り、扇を袈裟懸けに振り翳し追い。 言葉の割に、乗った様子で攻撃を仕掛けた。]
(46) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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[>>45(きゅーん。)
(この人寝てくれないよぉ。あったかいからこっちがねちゃいそうだよぉ。)
(きゅうぅーん……)
……と、途方に暮れる白狐Bの姿がそこにあった。]
(47) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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/* ありうる。 (現に今バトルの二人一組ないし三人組作ってーにあぶれてしまってゲンドウポーズ)
(*11) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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呵呵、何を今更。 俺が無茶を振るのはいつものことだろう?
[笑いながらゆらゆらと舞うように扇を避ける。 ひらり、ひらり。 手遊びのように指は空を滑る。]
そぉら、小手調べだ。 躱しきれるか?
[藤色の瞳が緋く煌くは刹那。 周囲を舞っていた桜の花びらが、怖気の走るような意思を帯びる。]
(48) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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―――千々に乱れろ。桜華爛漫
[片手の合図一つ。 それだけで、細かい刃――とはいえ、所詮は花びらだが――となったそれらが一斉に白路へと吹きすさぶ。]
呵呵、神通力ってやつだ。 驚いたか?
(49) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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そうだけど! そうだけどさぁ!?
[>>48確かに、何百年単位の付き合いで、無茶を振らなかった藤之など居なかったが。 空滑る指を斬ろうとして、ぞわりと。眼光に怯んだ一瞬。]
(50) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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ははは、少しは頭も冷やしつつやらないと。 またやり過ぎたら今度こそ本気の蛇退治されてしまうからね!
[濡れ犬>>43に向かい全く悪びれず言い返し。]
なんだなんだ、2対1か。 いいとも!
今度はきついぞ!
[水蛇の頭を潰さんと飛び上がる犬に向け、白蛇本体の周囲に浮いていた酒の玉が発射される。 ひとつ、ふたつ、間を置いてみっつ。 当たれば吹き飛び、外れても酒気を振り撒くだろう。]
(51) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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――――……………………………………っ!!!!!
[>>49躱しきれぬ。と悟れば、被る被衣をばさりと翻し。 大半は布で絡め取り。けれども、払いきれず頬や腕や脚を掠めた花弁は、数十枚で済むかどうか。]
……驚きはしたけど!
[驚きはしたが、それは、突然の桜の舞であり。 藤之の力自体は、納得の範疇で。]
(52) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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……っ、それなら! こっちも!
いこう、か、な!
[ぶわり、膨れる尾が一つ。 地を打つ勢いで、高く跳び。空でくるりと廻りながら、長く膨れた尻尾を藤之の脳天目掛け鞭のように打ち付ける。]
(53) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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呵呵!力比べか? いいじゃねぇか、受けてやろう。
[片腕を翳し、打ち付けられる尻尾を真正面から受け止める。 に、と唇を歪め隙間より見据える]
だが、打ったあとのことは考えたか?
[尾を掴み、鬼の怪力そのままに投げ飛ばした。]
(54) 2017/04/28(Fri) 02時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/04/28(Fri) 02時頃
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………………っち、ろん、想定済みだよ!
[掴まれた尾、投げ飛ばされて揺らぐ平衡感覚。 だが。そのまま、尾で触れた地から体勢変えて、バランス整え着地して。
幾分か、派手に土に引き摺られた靴跡も、長々と残しつつも。]
(55) 2017/04/28(Fri) 02時頃
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…………本体真如住空理、寂静安楽無為者、鏡智慈悲利生故、運動去来名荒神、今此三界皆是我、有其中衆生悉是、吾子是法住法位、世間相常住貪瞋癡之、三毒煩悩皆得解脱、即得解脱………………
[口早に真言を唱えながら。 距離をくれた事に感謝すらしながら、手印を切る。 母と違って。自分の腕前では、真言を省略出来ないのだから。]
(56) 2017/04/28(Fri) 02時半頃
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掲諦掲諦
波羅掲諦
[唐国の狐と違い、昇格に筆記こそ必要は無いが。]
波羅僧掲帝
菩提薩婆訶
[この位、百年越えた頃合には、空んじられるが狐の教養。]
(57) 2017/04/28(Fri) 02時半頃
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――――…………多呪即説呪曰
[尤も。
母が唱えれば、山一つ容易に吹き飛ぶ故に。 藤之がそれを直に見た事があったか迄は、知らないが。]
(58) 2017/04/28(Fri) 02時半頃
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オン キリカク ソワカ
[振り翳した、閉じた扇で。]
オン キリカク ソワカ
[手印を締めつつ、地を打てば。]
(59) 2017/04/28(Fri) 02時半頃
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――――……オン キリカク ソワカぁ!!
[土煙と花弁を、盛大に巻き上げながら。 幾重にも絡まる鎌鼬が地を走り、藤之助の元へと襲い掛かる。]
(60) 2017/04/28(Fri) 02時半頃
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……ほう。
[切る手印と言霊。 目を細め、腕を組みあえてそれを見守る。]
さてさて、和泉は一息で山を消し飛ばして見せたが、お前はどうだ―――?
[生まれた頃より知っている子狐。 その成長が如何程の物かと。]
(61) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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ク、呵呵!大したもんだ!! でかくなったもんだ、坊主!!
[巻き起こる鎌鼬。 それを見据えながら、袂に手を差し入れる。 緩やかに抜き出せば、その手には水でできたようなひと振りの剣。]
俺がこれを抜くのは何百年ぶりだかな。 まぁ、どうでもいいか。
(62) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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―――九頭の龍よ。
[ぶわり、と刀身が膨れ上がる。 九つの頭を持つ龍が、顕れ出で]
(63) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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八雲立て。
[その言葉と共に鋼色と化した剣を地面に突き立てる。 荒れすさぶ九頭竜は鎌鼬とぶつかり、喰らい、相殺し、爆風を起こした。]
(64) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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やーれやれ。 坊もなかなかどうして、いつまでも"和泉の倅"ではおらんもんだ。
[土煙の中、楽しげな声だけが響く。 ゆらり、とその姿は揺らぎ]
力は申し分ねぇなぁ。俺も安心だ。
――――だがなぁ
[先程の軽やかな男の声とは裏腹。 届くのは涼やかな―――]
(65) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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やっぱ、こっちの懸念は残ってなァ。
[艶やかな女の姿。]
狐七化け、ってか? お前さんらほど得手じゃねぇが、鬼も変化の心得は多少あってな。 ま、本分じゃねぇから、精々てめぇの基本の見てくれを弄るだけだがよ。
[元がそれなりにはだけた格好故に、かなり刺激的なことにはなっている。 至近距離まで近づき、他を酔わせる甘い果実の香りの吐息を吹きかけ]
(66) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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さ、今まで通りに戦えるか? なぁ、"小僧"?
[蛇のような目を細め、舌舐り。 挑発的に哂った。**]
(67) 2017/04/28(Fri) 03時頃
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――へえ。
[水が龍となり、その爪牙が迫る。 それをぎりぎりで回避して、再度距離を詰めようと試みていた。
その合間にも、火柱を上げて相手を牽制しつつ**]
(68) 2017/04/28(Fri) 07時半頃
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[爆風の後、晴れた視界の先。
藤之ならば、鎌鼬自体はどうにかするとは思っていたら。 >>65手にした、まさかの得物に目を見開いた。]
――――………………。
……う、わぁ……………………。 何処から持ってきたのさ、そんなの……。
[引き攣る頬。 >>62口振りが正しければ、抜かせた事を誇るべきか。
本科か写しか、定かではないし、考えぬ方が良さそうだが。 人智及ばぬこの世の至宝。あれは恐らく、熱田の…………。]
(69) 2017/04/28(Fri) 11時半頃
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[だが、>>65揺らぐ気配に瞬きして。]
……うぁ。
…………藤之、それ……。
[>>66>>67現れた姿は、成程。 元が良いとかくや、と、言わんばかりの艶姿。 漂う芳香に、小さく呻き。]
(70) 2017/04/28(Fri) 11時半頃
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[……ややあって。 触る……のは一応失礼だろうから、正面から、手を幅に広げ。 脚、腰、胸筋、肩幅。大まかな形を取ってから。
ふむ、と。考え込んで。]
(71) 2017/04/28(Fri) 11時半頃
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――――…………肉、盛りすぎ……。
[思わず、真顔で呟いた。]
(72) 2017/04/28(Fri) 11時半頃
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……うん、男なら肉感的な方が好きなんだろうし、誘惑するなら確かに肉盛った方が性癖の幅も楽に補ってくれるけどさ。 藤之の骨格を女に変えるなら、もっとこう。盛るにしても脚のしなやかさの方を強調させて、そっちを見せて……あーでもその服のまま化けるなら、やむを得ないっちゃやむを得ないのか。まあ、短時間なら垂れないしね。
[そもそも、何故女に化けるのを嫌がったかと言えば。 なまじ母やら己の姉妹やらで研鑽された美人を見慣れてるせいか、自然な骨格と肉付きに拘ってしまうせいで、素直に肉付けする結果が母曰くの『つるぺた幼女』にしかならないからだ。 理想の肢体にも成れなくもないが、今のご時世、美女にならずとも精気を獲られる方法は……
……いや、話が逸れた。 ふむ、と顎に手をやり小首を傾げ、状況忘れて考え込んで。 大真面目に変化を語る白路は。多少、酔いは回り始めていたのかもしれない**]
(73) 2017/04/28(Fri) 11時半頃
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おおっと、危ない危ない!
[牽制だろうか近くに噴きあがる火柱>>68を、地から新たに吹き出る水柱が押し止める。 その為、水球による攻撃は一時中断を余儀なくされて。]
流石に手が足りなくなるなあ。 元々は手とかないんだけれど。 まあその分。
尾は長いがね!
[回避を続けながらも土蜘蛛が距離を詰めたと見るや。 長い蛇の尾がその足元を薙ぎ払う。**]
(74) 2017/04/28(Fri) 13時頃
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