14 Digital Devil Spin-Off
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/05/30(Sun) 22時頃
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― シナガワ ―
[パーカーのフードを被り、両手をポケットに突っ込んで、歩道橋を2段飛ばしで駆け上がる]
いかん、遅れる。
[年齢を偽って始めた、工事現場のアルバイト。雇い主は自分が高校生であることに薄々気づいているだろう、だから何かしらの失敗があれば、それが立った一度の遅刻だったとしても、体よく追い払われる、そんな予感で足を速める]
(37) 2010/05/30(Sun) 22時頃
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[遅れそうな理由は、とある掲示板の書き込みを見ていたから――携帯電話の画面はレスを返そうとして
投稿者:829-(07)(02) 投稿日:2012年8月××日
興味深い話です。多数の人間が同じ夢を――
と、書き途中で止まっている]
もっとはっきり覚えてりゃ、書き込んでやるのに。
[おかしな夢の話しだ。普段だったら気にもとめないだろうに、自分も見た、ような気がするのだ。でも良く覚えていない。 むう、と唸りながら頭を掻く]
(38) 2010/05/30(Sun) 22時頃
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[歩道橋の上で、つい、携帯電話を開く。 町並みを見ながら、しばらく指を彷徨わせるが]
いかん、マジで遅れる。
[ぱたん、と勢いよく携帯電話を閉じて、歩道橋の階段を上ったときの倍の勢いで駆け下りた]
(39) 2010/05/30(Sun) 22時頃
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― 麻布・自宅 ―
[携帯電話が、鳴った。 作業の手を中断してディスプレイを確かめると 学友の名前が表示されていた]
アリョー(もしもし)――?
[電話先の友人の開口一番は「教科書貸して!」だった]
――茶をおごれ。 場所は?
[条件を簡潔に述べれば、後輩は大学最寄の喫茶を指定してきた。 仕方ないなとパソコンをスリープモードにすると、 イヤホンを耳にしたまま上着を羽織った。 暑いが、彼女にとって日差しは敵だった]
(40) 2010/05/30(Sun) 22時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/05/30(Sun) 22時頃
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[夏の太陽を避け、建物の影を歩く一人遊びをしながら、きょろきょろと世話しなく首と視線を動かし、歩道を歩いている]
んーっとお…えーっとお… さっきは左に曲がったから。 じゃあ今度は…右っ!
[独り言が次第に多くなるのは、本人は気付いていない無意識な寂しさの表れだろう]
〜♪〜♪
[学校の授業で習った歌を小さく口ずさみながら、冒険を続ける]
(41) 2010/05/30(Sun) 22時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/05/30(Sun) 22時半頃
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撫でるぐらい良いじゃないですかー。 それに、お客さんも今は居ないし…
[ふぅ、とハンカチを取り出すと、額の汗を拭い]
お客さんが居なくなった途端に冷房を切るのはどうかと思うんですよ。 せめて切るなら、冷たいコーヒーを…
給料から天引きとか、ひどっ!
なら、お冷ください。お冷。 脱水症状起こして痙攣起こしても知りませんよ。マスターも。
[飽きれたように言うと、店の主に小さく笑った]
え?新聞でもよく言ってますよ? 室内でも熱中症になる、って。
(42) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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[階段を駆け下りて、駆け出す、掲示板のことを考えながら。だから、>>41なにやら人目をはばからない独り言をつぶやく少女に気づいたのは、本当に寸前のこと]
おっと、ごめんよ。
[寸前で、横にステップして、避ける。片手を上げて、謝罪した]
(43) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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→ 喫茶 ―
[程なくして彼女はその喫茶に現れた。 日よけ帽にサングラスというオプション付きで。
ちりん、戸を開ければベルが鳴る]
――……。
[イヤホンを外しながら軽く店内を見渡したが、 まだ相手は来ていないようだった。 顔馴染みの店主とウェイトレスに声を掛けて]
連れを待ちたい。 二人掛けかカウンター、構わないか?
(44) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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>SIMONさんの短くもタイムリーなメッセージ
-呆れるほど何もない日だ。凪のように。
-DDS-NETを通じてプログラムを配布した。アップデートは継続するが、ひとまず間に合ったようで安堵している。一体どれだけの人間がこれを使いこなせるのかわからないが、何人かがきっとこれを役立ててくれるものと信じている。
-プログラムがひとまず完成した。β版とは言えこれなら携帯端末での作動も期待できるだろう。
-確か、今日であの事故から10年だったと思う。
T市の地下街で起きたあの事件から、何もかも変ってしまった。忘れた事はないが、犠牲者には今一度冥福を祈ろう。
-ブラインドから日差しが差し込んでくる。
頭痛薬が切れた。忌々しい。
-今日も同じ太陽が輝いている。
こうして何事もない日常が続いているという事は、
彼らはいまだに"彼の者"の名を知らぬのだろう。
一体何億回のエミュレートを行ったのだろうか?
-2年経った。2年無事に過ぎたのなら、次の2年も無事だろう。どうか、そうであってほしい。足跡が掴めない今はそう祈るしかない。
(#7) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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ひゃっ!?
[>>43後ろからかけられた声にびくりと身体を震わせる。 ひらりと身軽に自分を避けていったのだと、すぐには気付けずに]
…はっ!いえっ!いえいえ!
[ようやく我に返り、首をぶんぶん、音がしそうなほど勢い良く横に振った]
(45) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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― 喫茶「Catwalk」 ―
[水の入ったコップをレジの近くで傾けて。 窓の外をぼんやりと見て居たが…]
!
[店内に響くベルの音。 見れば、店の主も姿勢を正していた]
ええ。どちらでもお好きな方をどうぞー。 日向よりはカウンターの方が涼しいとは思いますけれど…
[外人さん。しかし、日本語が話せるので問題はない。 最初見たときは驚いたものだったのだが。 空調機のスイッチを入れると、お冷とサービスのコーヒービーンズをトレイに乗せる]
あ。コーヒービーンズで良いですか? 一応、氷砂糖もありますよ。
(46) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/05/30(Sun) 22時半頃
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― 喫茶 ―
[涼しい、という単語には勿論即答した]
じゃあ、カウンターで。
[サングラスを外して胸ポケットに仕舞う。 上着を脱げば中はノースリーブで。 それでもやはりまだ少し「暑い」という様相だった]
ありがとう。 氷の砂糖――?
[氷砂糖と言われて氷を思い浮かべたようだった。 多分、見た事がないのだろう。 コーヒービーンズも好きだったが、興味があるようで]
冷たいなら、その氷砂糖を。 あと、アイスミルクティー。
(47) 2010/05/30(Sun) 22時半頃
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[>>45少女がぶんぶんと首を振れば、広がった髪が顔を叩くんだろう。ぱち、と一度瞬きすると]
ならよかった。まあ、少し脅かしちまったみたいだけど。
[言って、歯を見せて笑う]
お嬢ちゃん、はぐれてひとり……じゃないみたいだね。どこ行くのかしらないけど、この辺も人が多いから気をつけて。
(48) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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[カウンターで、との言葉に頷いて。 伝票にカウンター席と記入する。 女性の格好に、自身の格好…猫のプリントが入ったTシャツに、猫の足跡のプリントが入ったエプロン…を見て。 はぁ、と小さくため息。何かを比べた様だった]
あー。と。 残念ながら氷砂糖は冷たくないです。
[冷たいなら。 その言葉に小さく苦笑しながらも、コーヒービーンズと共に氷砂糖を女性に出した]
氷のように見える砂糖、だから氷砂糖、っていうんです。 味はそのまんま砂糖ですけども。
[サービスです、と、小さく笑って。 伝票にアイスミルクティーと書きながら]
アイスミルクティーですね。かしこまりましたー。
(49) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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[カウンターに腰掛けながら、上着からiPhoneを取り出す。 携帯電話代わりの手慰みでもあるそれを弄るのは、 もはや癖のようなものでもあった。 ふと見れば、アプリが新着wispを知らせている。 何気なく見ていたが、その主のIDに気付いて]
――SIMON。
[iPhone用のwispアプリからその内容を見て、 フォローした相手がプログラム開発者であった事を知る]
T市の地下街。 事故――?
[10年前ロシアにいた彼女がその件を知るよしもなく。 ただ、疑問の呟きが零れた]
(50) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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[>>48首を振るのを止めると、振り乱した髪はボサボサデ、結わっていた大きなリボンがずれてしまっている]
えっと、私が勝手に驚いただけだから…
[笑顔を向けられると、自分の驚きを思い出して恥ずかしそうに小さく俯く]
あの、あ…はいっ!気をつけます!
私も…自分がどこへ行くのか分らないけれど…
[最後の言葉は、目の前の相手に聞こえるかはわからない小さな呟きだった]
(51) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/05/30(Sun) 23時頃
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[溜息を吐くウェイトレスの様子に小さく首を傾げた]
冷たくないのか。 そうか……。
[ちょっと残念そうな声音が零れた。 サービスです、との言葉には少し瞬いて。 そばかすの浮かぶ顔が少し微笑んだ]
ありがとう。 これが氷砂糖――。
[手に取ってみる、確かに冷たくなかった。 口に含んでみる]
――甘い。
[けれど悪くない、と面白そうに口の中で転がして遊んでいる]
(52) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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―古書店 孟書房― [店を開けて昼近くなるというのに、静かなピアノ曲が流れる店内には1人の冷やかしすらなかった。確かに人が来る事はさほどない店だが、こういうことはちょっと今までにない事だった。 夏休みが終わればきっとまた学生が戻ってくるのだろうが]
…腹も減ったな。少し外に出るか。何がいいか……
[答えは割とすぐに出た。クラブハウスサンド。それもコーヒー付きの。そう思い、外に出る準備を始める]
(53) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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[>>51気をつける、その後の呟きはよく聞こえなかったけれど。俯いたままつぶやく様子に首を傾け]
あれ、やっぱり迷子?
[と、わずかにからかうような口調。くすりと笑うのはぼさぼさの髪の毛へ。ずり落ちそうなリボンをつつきながら]
脅かしたお詫びに、交番案内くらいなら出来るけど?
[急ぐ理由もすっかり忘れた様子で聞いてみた]
(54) 2010/05/30(Sun) 23時頃
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[女性の残念そうな様子が、やわらかい雰囲気に変わるのを見ると、嬉しそうに店の主を見る]
あ、マスター。聞いてた通りアイスミルクティー、で、す…? え?熱いの嫌?氷触るでしょ。
…ダメだ、このマスター。
[コーヒー以外だとやる気を出さないマスターだった。 結局、お前作って、ということで、ウェイトレスが何故かアイスミルクティーを作っている]
え?良いじゃないですか。 なじみのお客さんなんですし、少しは良いところみせとかなきゃ、残念がられますよ?
[お茶請けのことにだらけながら小言を言う店主には、時間を計りながら言って。 (何時ものことなので)手際よく作り終えると、コースターとガムシロップ、ストローと共にカウンターへと]
お待たせいたしましたー。アイスミルクティーです。
(55) 2010/05/30(Sun) 23時半頃
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―図書館― [――その少年は、独り窓際に座っている。
青は白を浮き立たせて眼を焼く。 黄金(こがね)色の陽射しの残り火が じりじりと照り付けるが 彼の黒髪の深さを褪せさせるには至らない。]
――汝は定められし者
[呟き、ノートの数式の下、走り書き。 年齢にそぐわないほどの達筆。]
…くだらない
[頬杖をついて、外を、見た。 夏休みももうすぐ終わる。そうすれば、また。 ――否。胸の奥に予感がある。 くだらない、で打ち消そうとすればするほどに あの白い雲に落ちた飛行機の影のように、鮮やかに浮きたつ、其れは―――]
(56) 2010/05/30(Sun) 23時半頃
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― 喫茶「Catwalk」 ―
[自転車でしばらく走ったところにその店はあった。距離も遠すぎる事もないし、この周辺は大学にも近い。立地としては申し分なく、時々利用していた。ベルを鳴らして入る]
こんにちは。 ああ、クラブハウスサンドと…アイスコーヒー。 お願いします。
[カウンター席に座り、アルバイトと思しき子にそう告げた]
(57) 2010/05/30(Sun) 23時半頃
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[夢を。
夢を見たのだ。
――其れは、随分と鮮明で 忌々しいほどに記憶に残る、 夢ではないような 夢。
あの影の名を知らぬ。 名前を聞く前に、眼が覚めた。 ]
…――、…
[からん。
――万年筆を手放せば転がる。 時代錯誤にも思える其れを、少年は気に入っていた。 祖母から贈られたそれは、 空の青を映し尚も深い黒であった――(06)(03)]
(58) 2010/05/30(Sun) 23時半頃
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[朝が来る。 まだまだ手を緩めない晩夏の日差しに直接顔をいぶられて、 しぶしぶ起きはじめた。蝉がもう、全力を出している]
あっちーよ……はぁああ夏休みだってのに 何でガッコ行かねーとダメなわけ
[大きな家の中に、彼以外の家族は見えない。 重いまぶたをこすって身支度をしながら、 片手でアクティブにした携帯からwispbirdを開く。 ざっと新着をフリックしてみても、特に新しいネタはない。 制服のシャツを着ながらNY市場の終値と各チャートを 確かめ、2,3メールを済ませてから、ブラウザを閉じる。 鏡を覗き込んで、制服のネクタイをゆるく締めた]
よし、出るか
(59) 2010/05/30(Sun) 23時半頃
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