295 突然キャラソンを歌い出す村3
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………………。
[それでも。九生屋が死ぬことには、 攻芸という者のなかには、一抹の後悔もない。 そういう風に育ったのだから。]
………――
[けれど友達は、 おそらくやり足りなかったのだろう。]
(*176) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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ひとがいいにゃ〜あ も〜……。
[そして今度は笑うみたいな声を返す。 宇津木>>539に対しては、いつもの口調で。 八家本>>540に対しても、少し引き摺られた。]
にゃっはっは、 そ〜で〜す、勝ち逃げ、
そこだけはしてやったりだなァ、…。
(541) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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でも、
[さっき聞かれた、今の気分>>535は、]
最悪だ、… しにたくない 勿論キミにも 殺され たくない … [声が泣きそうに震えた。 でも泣けないのだ、オレは。吸血鬼だから。]
(542) 2019/05/02(Thu) 05時頃
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いろいろって、 …そ〜だけどさァ。 オレ死にかけてんですけど。
…うん。 ……―― うん。
… 一緒に?
[続きを促す声は、心なしか優しめで。]
(*177) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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六合もアナタを友達だとか言ってましたケド 相変わらず、ヒトを誑し込むのが 上手いんですね、アナタは
[>>534 名前を呼びながら、空から人間が駆けつけてくる。人が増えるの自体が面倒なのか、男は息を吐いた。]
八家本八丸十のことも、おんなじように口説いたんですか …おかげで、ここまで来るのに何世代かかったんだか。 [──死ぬな。は冗談半分、本気半分だ。
因縁の決着というには人の手を借りたあっけなさ。 これでは、逆に引きずりそうだ。]
(543) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[続きを促されて]
……
あそべたよな。 色々。
[殺し合いはもうおわったので。 殺し合いでも歌でもなく。 攻芸はあまり賢いほうではない。 単に寂しいので、つい話してしまってるだけ。]
(*178) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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見たまま、死にかけです。
[>>539 死んじゃうの? と聞かれて、事実を答える。事情をどこまで知っているのかはわからなかったので、ちらりとそちらを見るのみに留める。]
このままなら。 [そういうことになる。と宇津木には答えた。]
(544) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[もう大分喋るのもつらくなってきた。 このままこの男の首筋に牙を突きたてたなら、延命が出来るのだろうか――、と考えたが、実はもう身体が動かない。
口だけはギリギリまで動かすためにも、目蓋は先に閉じておいた。開けておくのも億劫だったからだ。]
はは… 優秀、でしょ。
八丸十かァ… なあ、八丸十ってさァ… …… いや いーや。
オレは普通に 友達になっただけなのにな、… だめだったのかな…
(545) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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っはは、ほんと。
ほんと。
ほんとにそうだ。
(*179) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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ゴールデンウィークにさ、 ここ、きたかったよな。
(*180) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[このままなら、と、その言葉が聞こえる。
それでも、死にたくなくて。 生きていたくて。
ユキちゃんの表情も見たかったし、 八家本の悔しがる顔は悪くなかったし、 六合とももっと、普通に、友達を… 他にも、他にも…
でも、 でも… 生きていられるなら、
"ここでもない場所"でもよくて。]
(546) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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フツーよ。 友達なんだし。
[人がいいなんて言われて、肩を竦める。 ま、友達認定のなかった状態で血をあげたのは、フツーじゃないかも? けど、時効よ、時効。]
ヤカモト、ヤマト。
[知らない名前。ふたりには、きっと関係があるんでしょう。 アタシにとって大事なのは、そんな誰かのことじゃなくて、震えそうな訴え>>542と、このままなら死んじゃうっていう言葉>>544のほう。]
(547) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[攻芸は、全身の力を込めてはなった杭が、実際吸血鬼の心臓に届いたのかどうかも、九生屋本人に教えてもらうまで、わからずにいた。
観覧車を見上げている。
だからそこまで、次の一手を考えていた。 けれど、ついにその必要もなくなった。
ふっと体から力を抜いた。
見慣れぬ大きな鳥が見えていて、観覧車のことはここからでは遠い。]
(548) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[唯一だった目的が、ついに終わってしまって 攻芸はすっかり、次のことを考えられる頭になく
ただただ、吸血鬼同士で話せる音で なぜか九生屋にかまってもらっている。
これでは、あやされているようなものだった。**]
(549) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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フツーかにゃ? ユキちゃんは、いーやつ だなァ。
[笑って、 笑った後に息を吐いて、緩く止めた。]
(550) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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きたかった。 ……きてるけど。
(*181) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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最悪なのは結構なことです 大変喜ばしいな。
[悪意100%の受け答えだ。震えた声に、同情はしない。九生屋は人を害することができる怪異だと知っている。お互い様ではあるが、八家本の家の人間も殺されている。]
それだけ長く生きてて。 まだ、やりのこしてることがあるんです?
[だから、聞き方は呆れたようになった。]
(551) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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今はそーいうんじゃないじゃん。 … あ〜ぁあ…。
(*182) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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スズちゃん。 ちょっと、脚、借りていい?
[確認の形にしたけど、返事があるないに関わらず、アタシは彼女の爪先に左手の親指を引っ掛けて、皮膚を裂いた。]
ッ、……!
[痛いのは、数瞬。あとは、血がぽつぽつと落ちるばかり。]
これなら、どう?
(552) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[――――ところで、
この場に居る人間のほとんどが知らなかった事だが 今、この時、とある条件が"揃ってしまった"。
キャラソニアからの来訪者、 世界間の壁の緩み、
死に瀕した誰か、 "吸血鬼"、 バタフライエフェクト、
そうして更に誰もが知らない事だが、 こちらではなく、"向こう側"に それを呼ぶ"何か"の存在があったのかもしれない。]
(553) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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[拒否されてしまえば、それで終わりの数雫。 ただ、しにたくないという願いに、少しでも手を伸ばしたかった、知る限りの小さな抵抗。]
(554) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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うん。……そういうのできたかったよな。 ………。 なんか、あらためて、観覧車、でかいな。
(*183) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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そ〜いうとおもった。
[>>551だけど、素直に伝えてやった。 最悪な気分をそのまま持ってくのも嫌だった。 でも殺しにかかって来なければ殺す事はあんまり、たぶん、いや、そんなに、…まあそんな感じだ。 結局は人殺しに躊躇いがない怪異なのは間違いはない。]
やりのこした ことォ? そんなの 生きてたら ふえるじゃん、…
(555) 2019/05/02(Thu) 05時半頃
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……天気いいから。 こういう日がいいよな。
[相変わらず、大きな金の月が出ていた。]
(*184) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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――――…
[血の匂いに少し目を開け、]
怪我、なおせないじゃん、 [宇津木は人間だから。 それと、オレはそれを飲んでもきっと意味は無いから、でも、]
ありがと にゃ
(556) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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わかる〜、 オレも来た時観覧車の上ではしゃいじゃった。 ※マジである。
…明日も 晴れるといいな。
(*185) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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[ ―――…「逆」は、有り得る?>>1:484 ]
[ 或いは神隠しのように この世界から、>>2:222 ]
(557) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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[以前にもあったのだ、 八家本八丸十が消息を絶つ少し前に、 キャラソニアからの来訪者が。
その来訪者は無事にキャラソニアへと帰還したのだが、 それは九生屋が眷属を欲した最大の理由であり、 最も親しくしたであろう友人の一人だった。
八家本八丸十は追い詰められ、 この世界での消息を絶った。
似ているのだ、あの時の状況と、 今のこの状況は――――… ]
(558) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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( しにたくないな、… )
[再度目を伏せて、思う、 時間切れが迫っている。
視界が白く染まる ]
(559) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/05/02(Thu) 06時頃
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♪♪
黄金色の導きが見えた 命の危機 死を覚悟した その瞬間に
何かに誘われるような感覚 焦燥感 藁をもつかむような それ
夢なのか 幻なのか そう思うと怖くもなるけれど 今この状況 死ぬより怖いものなどなくて
── 本当に? そう囁く声は 胸の内確かにあるけど
誰かと離れる事になっても もう二度と会えなくなっても オレは オレは 死にたくなくて…
(560) 2019/05/02(Thu) 06時頃
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