25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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― 食堂 ― [相手が答える前に席について、静かに食べすすめる。 こちらから返るのは食器の音だけ。 食事中に少年が会話に混じる事は無い**]
(490) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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いえ、此方こそ命に従わず申し訳ございません。
[何処かで誰かが自分の包帯姿を 思い浮かべていることは知らず 邦夜の>>483には緩く首を振る]
……家を…ですか。 薬の件といい邦夜殿は謎めいたお方なのですね そんな邦夜殿には見聞の広い花が 無聊を慰めましょう
[主というよりも、極一人の青年然とした邦夜に 青年はそう言って笑う]
……花主同士お話もございましょうし 私は稽古もありますしこれにて
[ただ、これ以上は本来は青年も堅苦しいのは苦手で 花主2人がいる場は気を紛らわしに出た身には 気疲れするから、丁寧に頭をさげ場を辞そうと]
(491) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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さて。 どちらでもお好きなように。 普段は名前で呼ばれておりますが、姓で呼ばれても問題なく。
[チャールズ、という名に考える素振り。視線を動かしたところで、開いた窓に気づいた]
名は、伺っております。 父の話に幾度か出てまいりましたから。 亡くなられたのですか…。
[目を伏せて頭を下げる]
(492) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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>>487 似たようなもの、ですか? [とてもではないが自分とは比べ物にならないと、そう感じるのだけれど。] そう在ろうと思う、ですか。 ……そう、ですね。ありがとうございます。 [小さく頷いた]
(493) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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[空を見上げれば開いている窓。 あれは恐らく自分が部屋を出た時に開けっぱなしにしてきたものだとも思う。 部屋の中が熱くなっているのは嫌だったので、開ける様に行ったのを覚えている。
扉に鍵さえかかっていれば、こんな時に窓から入ってくる酔狂など 自分から体を売り込みに来る花ぐらいしか想定が出来ない。 勿論、そんな事をされたところで買う以前の問題であるように思うが。
小さく息を吐き出して、また扇を一つパチンと鳴らした]
(494) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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[顔を上げるともう一度開いた窓のほうを見た。感じた視線はあちらから。 どちらのものか、と考えたが、顔だけではわかるはずもない。
会釈だけをして辞そうとするイアンの方を見た]
良い花主に、めぐり合うと良いですね。
[それだけ声をかけて見送る]
(495) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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[逸らされた視線の先を追うようなことはない。 捨て犬との表現にはまた笑ってしまったが、]
今は花も多く屋敷内を歩いている。 主を待つばかりでは退屈にもなるだろう、 暇つぶしに他の花と戯れていれば時間も早く過ぎよう。
[まんまるに興味を持つ様子には瞳を細め]
会う機会もあるだろう。
[あまり説明はしたくないのか、それだけ。 儚き花の言葉にはうんと、一つ頷いて]
知っている。 ――…よく、似ていると言われる。
[言われていた、というのが正しいのだろうか。 先代がそう口にしていたのは幼い頃の話だから。 懐かしむように瞳を細めて]
(496) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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[売り込まれたところで、そう簡単に食指など動かないし そもそも明らかに法律と言う者を逸脱している。 尤も、主が法律であり、その侵入を主が認めたと言うのであれば話は別だが]
…やりかねん。
[あの主であれば、ありえないことではない。 何せ、彼の脂大福である。 商売も、結構強引なところがあると風の噂で聞いているし 一説には金の茶菓子を積むことも多いと聞く]
(497) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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(とんでもない所に来たものだ)
[思えば思う程、今すぐ荷物をまとめて帰りたい]
(498) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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本屋 ベネットがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(本屋 ベネットは村を出ました)
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[言葉がその後に続いたのは、 目の前の儚き姿が主持ちの花だったからで、 下駄の音に懐かしき過去を思い出したからで]
―――…花は。花であることは…、 …幸せか…?お前にとって
主に、仕えることは。
[こたえは返るだろうか。返らずとも。 その反応を見れば、そうかと頷いて。 また屋敷の中を宛てもなく歩き始めるだろう。**]
(499) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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…三日か。
[長い、と思う。 気持ちだけなら今すぐ家に飛んで帰ってあの場所で昼寝をしたい。
それだけは間違いないけれど]
(500) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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では、法泉殿とお呼び致します。 何かの折に乾殿と法泉殿、 お二人に合間見えた時た違えずにすみます。
[遠慮があるのかないのか、青年は言葉の端に なつっこい気配を漂わせながら笑うけれど]
……ええ、一年程前…夏が巡る直前に…… [主のこと、亡くなったことをさらに述べれば 沈む犬のように気配からも塞ぐものが漂う そんな様子では窓からの視線には気づかぬまま 場を辞す挨拶の後、素足で踵を返す]
……良い主ならば、もう、会いました。
[>>495に返す言葉は振り返りゆると笑って。 ……自分の主はあの人だけなのだと そう、言外に含む意図は伝わるだろうか?]
(501) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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…蝶のように飛べる羽根があればよかったものを。
[呟いて溜息を一つ。
暫くしないうちに、その姿は庭から消えて 宛がわれた部屋へと消えていった**]
(502) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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ええ、私はただの住職ですから。 父に言わせればまだ見習いの域を出ないのだとか。
花を選ぶ選ばないは別として、この世界に触れさせたかったのではないか、という気もいたします。
[父が外でどのように振舞っているかなど、耳には届いていたが、実際に目にしたわけではなく。 けれど目にしていたなら呆れた視線を向けるだけだろう]
(503) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 03時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 03時半頃
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>>503 世界に触れさせる……たしかに、そうかもしれません。
[今まで外の世界に接する機会などほとんど無い自分だ。父がそう考えるのもおかしくはないだろう。]
……帰るまでに花主の先輩方からも学ぶことが沢山、かな。
[そういう意味でも、父は此処へ来ることを勧めたのだろうか。ため息がもれる。]
お話、ありがとうございました。私もそろそろ部屋へもどりますので。
[乾に会釈をするともと来た道を引き返す**]
(504) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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チャールズ様は、貴方にとって良い主だったのですね。
[イアンの言葉をそう受け取って見送る。 自分も部屋に戻ろうと邦夜のほうを見て]
では、私も失礼いたします。 荷物の整理が途中でしたので。
[会釈をして部屋の方へと*歩いていく*]
(505) 2010/08/02(Mon) 03時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 04時頃
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[視界を白い布で封じ閉ざしたままのイアンに、声を掛けることが出来なかった。
かつては共に技を磨き肩を並べた友人であったというのに、今はあまりにも距離は遠く離れてしまった気がして。 心通う主と出会って共に生きた彼と、幾人もの主を踏み台としてのし上がって来た己とでは、あまりに住む世界が違いすぎて。
口をひらかねば、目を開けぬ彼が己に気づくこともおそらくあるまい。]
(506) 2010/08/02(Mon) 04時頃
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― 庭の隅 ― [2人の花主から離れ静かに庭を歩いて。 ……水の気配に気を配りながら 舞えそうな箇所を探す。
……既に屋敷へ戻る道筋は会話や驚きで 途絶えてしまったから、稽古場へいけなかった。]
[見つけた空間は庭の何処だろうか?]
チャールズ……
[亡き主][その事実を口にするたび痛む] [その現実から眼を背けるように 青年は主が好んだ舞を始める 武舞 散手破陣楽……将兵を指揮した姿を舞うもの 本来は太刀をおび鉾を持ち舞うが かわりに持つは拾った木の枝で*]
(507) 2010/08/02(Mon) 04時頃
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記者 イアンは、古き友の視線と心には*気付かぬまま*
2010/08/02(Mon) 04時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 04時頃
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[笑われた意味もわからないまま、にこやかに笑み返す]
お気遣い痛み入ります。 そうですね、多くの方がいらしているようで、花も花主の方も―― 一見、どちらと区別のつかない方も……
花祭りとは、本当に華やかなものですね。 舞を披露するのが、楽しみになってしまいます
[その主催が豚に並んで、まんまるとの呼び名を頂戴していることには、思いも及ばず。ただ、その可愛らしい響きに和むものを想像し、会う機会があるとの言葉に、楽しみです、と返してしまった。]
……お知り合いの方なのですか。
[懐かしむようなその表情は、ただの知己とは違う気がしたが。 よき間柄なのだろうと思われて、なんとなく自分も表情をほころばせてしまう]
(@51) 2010/08/02(Mon) 04時頃
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[けれど、続いた言葉には一瞬の空白。 黒紅色は、その間を埋めるように、ゆっくりと微笑む]
すこし、難しい問いです。 花は、花としてしか生きられぬがゆえに、花でありますれば。
ええ、けれど。 望むように咲かせていただける花主様に仕えることが出来れば、 それは花の幸せだと、そのように 思われます。
[教科書のような解答かもしれない、と思った。 自分の想いは少し違う気がしたのだけれど、 それはうまく言葉にならず、頷いて去る人をただ見送る]
(@52) 2010/08/02(Mon) 04時頃
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[紅の枝を手にした陽炎は、やがて眩暈に襲われて、 その姿は、ふたたび裏庭の日陰の椿のもとに還る**]
(@53) 2010/08/02(Mon) 04時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 04時半頃
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―母屋前― >>429 [当てもなく散策していると、ふと声をかけられて、ゆっくり振り返った。 そこにあるのは、かつて数々の花祭を彩った君。
長い銀糸を少し眩しそうに見る。]
霞月夜…… ああ、すまん、霞さんだな、今では。
[花が咲いたような笑みは、彼が花時代だったものと変わらず、 まだ、己も花主としてこれでも緊張していた頃だった、しかも、結構恥ずかしながら、華やかな世界に見蕩れてた時代でもあった。
なので、当時花形の彼に、ほのかな好意を抱いてたことも、嘘ではない。]
(508) 2010/08/02(Mon) 07時頃
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>>459
ああ、そういえば最近ご無沙汰だな。 父君に、近いうち、検分に行ければとお伝えしてくれ。
[慣れた風に甘えてくる霞月夜に強面でも笑いかけながら、その義父に託を頼んだ。 花か花主たる立場へと、見事に成功したといえる彼は、 今ではこんな媚をとる必要はないだろう。
なので、また少し、期待もするわけだが、さすがに心得る、つもりではいる。
髪を指に絡め、笑みとともに外す仕草など、またいちいち憎らしいが…。]
(509) 2010/08/02(Mon) 07時頃
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始末屋 ズリエルは、霞月夜の姿をまた見送ったあと、庭のほうをぼんやり眺めた。
2010/08/02(Mon) 07時頃
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― 庭の隅 ― [窓の先、旧き友の視線も 白布に浮かぶ幻の見手のみを思う青年に届かないまま 時折低木の葉に触れ舞う。 手に持つ枝の葉も振られる度揺れて。]
[一通り舞終えれば幻は微かな笑顔を浮かべ また、視界に広がるのは何もない白布]
(510) 2010/08/02(Mon) 07時半頃
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始末屋 ズリエルは、記者 イアンの姿を見かけたが、声をかけるかどうかは様子見。
2010/08/02(Mon) 07時半頃
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[庭を見ると、真剣を所望した盲目の花が舞っている。 先にも思ったが、舞う時に何かがこめられているようには思った。]
ああ、そうだな。貸してやる約束だった。
[だが、舞いを邪魔するつもりはない…。]
(511) 2010/08/02(Mon) 07時半頃
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懐刀 朧は、歩く先にでかい体の男が見える。見覚えのある姿だった。
2010/08/02(Mon) 08時頃
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―食堂―
――――誰も彼ものことだ。 無論“見聞き能わず”そちらも。
[芸を見せることのないくせに 噂ばかりで肥大化したかれ、冷たい色の花を指してのこと。 答え聞くや聞かずや、 ロビンは食事を取りに行ってしまう。]
噂ばかりであればこそ、 真実どうだかわかりはしない。
[聞かせるか独白か、 曖昧に言葉紡いで、 玻璃の器に花の香りがする水を注いで、飲み干した。]
(512) 2010/08/02(Mon) 08時頃
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― 庭の隅 ― [舞終えれば、枝は持ったまま芝に腰をおろして 直ぐにそのまま、仰向けに寝転がる。 掛かる陽射しは些か強かったが、 塞ぐ気持ちがじめりとするより心地よく。 ここ一年、夜の眠りが浅い青年は 仰向けばすぐにうとうとと。 昼寝をするなら部屋に戻るべきだが、 戻る道筋を無くしたから そのまま、誰の視線にも気づけぬまま*緩やかに昼寝*]
(513) 2010/08/02(Mon) 08時頃
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[相も変わらず首が痛くなるほど見上げなければ 眼を合わすことも苦労する背丈の男。 呼び辛いと感じたのか、高嶺はその男を まんまる同様ちゃんとした名で呼んだことはなかった。]
―――…、
[声を掛けるか悩んで、男が違う場所を見ていることに 気付くとその視線の先を追う。一人の花の姿があった。]
(514) 2010/08/02(Mon) 08時頃
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