251 【誰歓RP】鬼渡し
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[と、少年に近づいて語る明日香の言葉が聞こえる。]
銅貨を拾うた? て、 これ?
[掌の中にあるコインの感触。 神社に向う林道で見つけたそれ。
自分もまた当事者だという認識が、じわりと訪れた。]
(26) 2016/07/18(Mon) 13時半頃
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[境内から出ようとする晶がこちらを向いている。>>20 力なく笑う様を見る己は眉間に深く皺を寄せ、瞠目。]
銅貨……拾った……。 アッ、十円?!
[曰く付きとか、自販機の下にあった金だぞそんなもん知るか!
と、平素なら即座に言い返すことも出来たろう。 この状況下ではゴクリと唾を飲むだけだった。
周りの者から声が上がればそちらを見ただろう。]
(27) 2016/07/18(Mon) 13時半頃
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[改めて、これまでとは違った真剣さで状況の理解に努める。
神社(?)から逃げ出すことはできず、 刻限が切れたとき鬼面を被っていた誰かひとりが犠牲になるらしい。
これって、武士道的には「大人の男が女子供を逃がすために身を張る」パターンだと思うんだけど、辰次さん、どーでしょう。
チラと男に視線を流すも、面と向って、そう言えないのは、「共同体から外れている者に罪をおっかぶせる」というのも歴史が物語る伝統的な解決法だと認識しているから。魔女狩りとか人狼狩りとかさ。
他の皆が顔見知りな様子からするに、その部外者に該当するのは自分なのである。 目立ったら矛先がこちらに向く可能性が否定できない。]
(28) 2016/07/18(Mon) 13時半頃
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[それに──むしろ、各人の対処法を見てみたいという生物学的興味が湧いてしょうがなかった。
逃げる? 戦う? 隠れる? 協力する?
そして、誰がうまいこと、罠をかいくぐるのか。 まさに実地の”生存戦略”だ。 なんというフィールド調査。
僕ってこんな性格だっけ? それともこの場の異質な雰囲気のせい? なんだか不思議と高揚する。**]
(29) 2016/07/18(Mon) 13時半頃
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晶くん…──
[ 「やってられない」そう言って晶くんが歩いていくのを見て、私の足も思わずついて行ってしまう だって、外に出ていつも通りの日常だったら、何かの冗談だったんだってみんなで笑える気がして
だけど、そんな私の考えとは裏腹に 鳥居をくぐり抜けたはずの晶くんがこっちへ向かって歩いてくる。パチリと瞬きをしてそれを見ると、今度は走って、出て行って、帰ってきて ]
うそ、さっきは出れたのに……
[ お参り、ちゃんとしなかったから神様が怒ったのかな…
銅を拾っただろうって尋ねてくる少女がそばに来れば、避けるように足が下がる。そのまま鳥居から離れて、他のみんなのいる方へ 櫻子ちゃんを見つけたら、すぐ側まで走っていく ]
(30) 2016/07/18(Mon) 14時半頃
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私達、みんなで帰れないの……? あのお面を着けて、他の人を鬼にしちゃうの…?
[ みんなが助かる方法、考えてみても何も思い浮かばなくて
周りには、1人だけ知らないお兄さん。後はみんな知っている人 この中の誰か1人をここに残して帰る?そんなの、絶対に嫌。 じゃあ、私が残れば…?
思いついたものは酷く恐ろしくて、直ぐにそれを否定する
私だって、帰りたいんだもの ]**
(31) 2016/07/18(Mon) 14時半頃
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[ぼろぼろの廃墟のような神社。 夕日と呼ぶにはあまりに赤く染まった空。 どこか異世界めいた空間。 愉しげに笑いながら語られる、少女の言葉。 いきなり訪れた非日常に、思考が追いつかない。 辺りを見渡せば、一人を除いてーー何故か半裸の若い男を除いて>>10見知った顔だ。 この人たちと……鬼渡し?躯を一つ置いていけって、まさか……。]
は、はは……ちょっと、冗談きついでしょ……。
[不意に、あの小説のことを思い出した。まだ一日も経っていないのにひどく昔のことのように感じる。 田舎の小さな村に伝わる言い伝え。神隠し。取り憑かれてしまった小さな女の子。少女は次の獲物を探して彷徨う。そして獲物を見つけた少女は……。 ーー少女は、どうなったんだっけ? パニックを起こしかけた脳味噌に、見知った声が流れ込んできた。]
(32) 2016/07/18(Mon) 16時頃
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……アヤセ、アスカ?それってあの子のこと? 辰次おじちゃん、あの子のこと知ってるの……?
[ぽつりと零された言葉>>12に、思わず振り返って問いかける。 そうして返ってきた答えは、>>22私の混乱を何一つ解消してくれなかった。]
……な、によそれ……夢じゃなかったの?
[信じられない。鬼渡しの言い伝えなど祖父たちが見た白昼夢か何かだと思っていた。しかしこれは……。 そこに、従弟から声をかけられた。>>19]
(33) 2016/07/18(Mon) 16時頃
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……そう、だね。私も、早く帰って休みたいし……帰ろ。ね。辰次おじちゃんも。
[どくん、どくん。心臓が煩い。 先にずんずんと行ってしまう従弟を追って歩く。そうだ、こんなのきっと悪い冗談だ。早く帰ろう。早くーー。
ーーしかし、それは叶わなかった。]
……はは……嘘でしょ……?
[目に見えるものが信じられず。 引きつった笑いは、きっと従弟と同じ表情だっただろう。]
(34) 2016/07/18(Mon) 16時頃
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うっわ、わかった、わかったから! あまり近よんなよ……
[怖いから。>>21 とは女の子らの前や逞しい叔父の前では言えず。]
銅貨……お、俺は拾ってねーぞ。 釣り銭とったくらいで……
[そういえば、お釣りの枚数、ちゃんと確認していなかった。 あの中に銅貨とやらが混ざっていたんだとしたら。 信じたくはないし現実逃避したくてたまらないが、今逃避するとやばい、と本能が告げている。]
ふ…ふん。誰か一人、だって? 誰も捕まらなきゃいいんじゃないの? 刻限が切れし時、だっけ?(>>16)
[自分を鼓舞するために、大きな声で宣言した。 最後までこの少女…アスカから逃げ切ればいい。 それは名案に思えた。]
(35) 2016/07/18(Mon) 16時頃
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……よし、やってやる。 逃げ切ってやっかんな!
[怖い。 でもまだ、余裕がある。 知り合いばかりで、誰もまだ欠けていないから。
足に力を込めて、走る準備。**]
(36) 2016/07/18(Mon) 16時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/18(Mon) 18時半頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/18(Mon) 19時頃
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─少し前、宗田家前─
俺馬鹿らっけなー。 夏風邪引くのもしょーがねぇこて。
[はは、と笑うと背伸びする智花の手が額へと伸びる。>>17 ほっそりとした手はヒンヤリとしていて気持ちがいい。 気持ちがいいもんだから、その手が離れた後もご機嫌そうに、口を開こうとして…──
煙草を口に押し当てて深く紫煙を吐き出した。]
いっぺこと食べるってか。 …いーでねぇか。 キンキンに冷やしとくからよ。
[そう言うと差し出される小指に いつもの毒気のない笑みを向けて、ゴツゴツした指を絡ませた。
それは明日が普通にやってくると信じて疑わなかった ほんの数十分前の話。]
(37) 2016/07/18(Mon) 19時頃
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[ちらとこちらを一瞥する男>>28の視線に気づいたけど、その視線以上に男が半裸であるという事実に気づいてしまった。]
お、おさかなくんだっけ? なんで君半裸なの?
[と思わず聞いてしまった。 ほら、俺って昔から分からないことがあるとすぐ質問するタチだから。]
(38) 2016/07/18(Mon) 19時半頃
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[寄り添う少女ら>>30 今にも走ろうとする甥>>36 顔面蒼白の姪>>34 どこか興奮気味の半裸青年>>29 面を被った少女>>21と
ぐると周りを見渡すと 寂れてはいるものの、境内の造りは隠神社と似ている。
近くにいたソフィア[[who]]にこっそりと耳打ちをする。 作戦会議するっけ、社務所に集合な。 と、そんな内容。]
(39) 2016/07/18(Mon) 20時頃
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左様 それよ
[確認する様を見せる二人>>26>>27、拾ってないという一人>>35それぞれへ顔を向ける。]
それを拾うた故に、ここに来たのだ
[クスリ、クスリと嗤う。]
そう急くな 改めて、鬼渡しの禁忌を説明するでな
これはワタシでも守らねばならぬこと 嘘は言わぬ故、安心せよ
[近寄るなという言葉を無視し、今度は指を無遠慮に近付ける>>35。 他に問う者いなくば、此度の禁忌(タブー)を説明しようか。]
(40) 2016/07/18(Mon) 20時頃
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一つ、境内の外へは出ぬ事
[これは出られぬ故に、わからざるを得ぬだろう。]
一つ、他者に大怪我を相手に負わせぬ事 ただし、転んだ時の擦り傷、掠り傷はその限りではない
[逆に言えば、『転ばせてもよい』ということ。]
一つ、捕まえる際に物は使わぬ事
[所持物の定義は曖昧であるため。 更に、道具を持たぬワタシや都人>>29は不利になるが故。]
以上が鬼渡しの禁忌よ それ以外は何をしても許されよう
[例え罠を張ろうと、人を騙そうと構わぬ。 禁忌は言えど、許されることは言わず。 “言わなかったこと”に気付くのは、さて如何ほどいようか。*]
(41) 2016/07/18(Mon) 20時頃
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――異界:廃神社――
[夜、寝間着である着物に着替えた所までは記憶になる。 その後、就寝したはずだったのに、目が覚めると外にいた。 驚いて周りを見ると、どうやら他にも人がいるようだ。]
え?ここ、どこ?
[あたりを見回すと、隠神社に良くにたそこは、しかし隠神社ではないらしい。 どこが違うと問われても答えられないが、何かが違う。 それに、何かがおかしい。 不安げに様子をうかがっていると、一人の少女?が目の前に現れ言葉を綴る。>>1>>2>>3>>4
それを聞く人の姿は六つ。 鬼を入れれば七つ。]
(42) 2016/07/18(Mon) 20時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/18(Mon) 20時半頃
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[辰次が話している少女の名は、綾瀬明日香と言うらしい。 櫻子には覚えがない。 だが、少女の口から出た鬼渡しは祖母から聞いた話と一致する。 もう一度見た少女は、しかしもう綾瀬明日香ではないのだと言う。>>15 ただそれが、空恐ろしく、櫻子はただただ少女と他の人の会話を聞いていた。]
あ、晶くん。
[そんな中、動く姿が。 鳥居に向かった晶の姿は、鳥居の向こうに消えたように見えたのにすぐに現れる。>>20 そして、その晶に近付く白装束。>>21 その言葉に、駄菓子屋で拾った十円玉を思い出した。]
(43) 2016/07/18(Mon) 21時頃
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[懐を探ると出てくる小銭入れ。 どうして持っていたのか、過去を後悔してももう遅い。 綾瀬明日香だった頃には可愛らしかっただろう少女はもう鬼になっている。 そうして、自分たちは集められてしまった。 それでもそれを認めてしまうのは恐ろし過ぎる。]
ねぇ、皆で戻る方法はないの? [だからそう綾瀬明日香に尋ねた。 何か、そう何か、皆が助かる方法があるはずだ。]
ここ、隠神社じゃなさそうだけど、神社よね? 私、戻ったらお供えするわ。 だから、皆を助けて。
[何の神を祭っているのかわからないが、元の世界に戻してくれるのであれば大事にしようと。 この目の前の白装束がもう鬼に成り果てていることなど、この少しのやり取りの間にわかったのに。 それでも一縷の望みをかけて問うた。]*
(44) 2016/07/18(Mon) 21時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/18(Mon) 21時頃
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[ 少女が鬼渡しの話をするのを私はただ聞くしかできなかった。他の人がする質問をきて、それに対する答えを聞いて 鬼渡しの禁忌の話し。>>41ただ聞くだけではほんとうにおにごっこと変わらない そんなに難しくはない項目が3つ並ぶ ]
っもし……もし、その禁忌をやぶったら…?
[ 恐る恐る尋ねていれば、いつの間にか辰次さんが私のそばに来ていた>>39
「作戦会議するっけ、社務所に集合な」
作戦会議……口の中で一度転がしてから、こくこくと数度首を動かす。どんな作戦がでてくるかはわからないけれど、みんなで一緒に帰ろうって言われてる気がして。きつく握りしめた手がほんの少し緩むのを感じる 横から櫻子ちゃんの声が聞こえる>>44。こんなに怖いところなのに、怖い人を前にしてるのに、ちゃんと解決策を考えようとしていて。凄なぁって、その横顔をこっそり覗き見ていた ]*
(45) 2016/07/18(Mon) 21時半頃
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皆で戻る方法?
[ぐるりと娘>>44の方へ顔を回らせる。]
あるならば、綾瀬明日香はカミ隠しにあっておらぬ
[それぐらいわかろうよ。 ひたひたと、今度は娘の方に近寄る。]
また“困ったときの神頼み”とやらか? 普段は信仰心の欠片もないくせに、都合のいいときのみ崇める
何とも虫が良い話よ なあ?
[近づくこと叶えばつ、と責めるように胸元へと指さしてみようか。]
(46) 2016/07/18(Mon) 21時半頃
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それに知らぬか? 祈りを聞いてくだされ、願を叶えてくだされと祀るだけに非ず 恨んでくださるな、祟ってくださるなと祀ることもあるわ
隠神社におわすカミも、災禍恐れて祀られたモノよ
[故にぬしの願いは届かぬよ、と。*]
(47) 2016/07/18(Mon) 21時半頃
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[隣の娘に方を見>>45]
それはぬしが試してみるがよい ――――どうなろうとも知らぬがな
[そう、鬼面の下でニィと嗤う。 相手が気配で察しようと、全く気付かぬであろうとオニには興味なく。 また、娘>>44へと顔を向けた。*]
(48) 2016/07/18(Mon) 21時半頃
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他に何かあるか? なければ始めようぞ
[そう、周りを見渡して。**]
(49) 2016/07/18(Mon) 21時半頃
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――ひっ
[近付いてくる綾瀬明日香の姿に声が漏れた。 白装束の言う言葉>>46は尤もだ。 綾瀬明日香がいつカミ隠しにあったのか櫻子は知らないが、その時も同じような状況だったのならば、同じように皆で戻る方法を探したのだろう。 けれど、綾瀬明日香も被害者ならば、協力してくれるのではないかとちらりと思ったのだ。]
違う…、違う…!
[責めるような声には首を横に振ることしか出来なかった。 綾瀬明日香がカミ隠しにあった事を、櫻子は知らなかった。 それは、綾瀬明日香を贄として助かった人が畏れて、綾瀬明日香の事を伝えなかったからではないのか。 そして、鬼渡しは風化してしまった。 この鬼は、それを責めているのだろうか。]
(50) 2016/07/18(Mon) 21時半頃
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[自分を除けば唯一の成人男子である辰次──先刻、村長宅の門前でボディタッチ的スキンシップを仕掛けてきた相手だ──に、妙な呼称で呼ばれた。>>38]
魚介ナニそれ、畑違いだ。 ボクは刑部慶一! たぶん試験に出ないけど! 専攻はカタツムリだ。
[全員に聞こえるような声でアピール。]
(51) 2016/07/18(Mon) 22時頃
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智花ちゃん…!
[そして、気が付けば横には智花の姿があった。 それに安堵して駆け寄る。 思わずその手を握ってしまったのは恐怖から。 一瞬智花へと視線を送った白装束>>48の視線が再度櫻子に戻った>>49から。]
――それでも私は。
[少女の開始の言葉に是を返せずとも。 この状況を覆せるほど、櫻子は長けていなかった。 開始の合図があれば、ただ櫻子も鬼渡しの一員として逃げるのみ。
ああ、だけど。]
どこに逃げればいいの…?
[広そうなこの場所で、各々逃げるべきなのだろうか。 智花が凄いなんて思ってくれている>>45のは知らず、混乱したまま櫻子はまだ動けずにいた。]*
(52) 2016/07/18(Mon) 22時頃
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──半裸っ?!
[あ、そうだった。 改めて我と我が身を顧みる。 100%オーガニックコットンのカーキ色ハーフパンツだけしか着てない。]
だって、風呂を出たタイミングでココに喚ばれたし。 もう5分早かったら全裸だったぞ!
[明日香ちゃんが狙ってやったワケではないと思うけど。 さすがに全裸で子女を追いかけ回したら、別の意味で犯罪者だな。 それはさておき、裸足なのは鬼ごっこには不利だよねえホント。]
(53) 2016/07/18(Mon) 22時頃
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[それはそれとして、疑問を率先して口にしてくれる辰次のスタンスは評価されるべきだと思う。 ルールが明確になれば、対処法も考えられるというもの。
と、都会少年がいいことを言った。>>35 明日香のいう「刻限」まで、全員が逃げ延びれば、状況的には何も変わらず帰れるのだと。]
ブラボー、 理論的に正しい対策だ。
君は理系に進むか推理小説家になるといいぞ。
(54) 2016/07/18(Mon) 22時頃
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──皆、逃げ切れ!
[煽るような声を上げて、駆け出した。 折しも、明日香鬼が周囲を見渡す頃。>>49
走り出す先、いまだ躊躇う様子の櫻子に手を差し伸べる。]
さあ、僕と一緒に!
[今は、情に訴えるより、相手のルールに則った上で全員が生還する道──刻限までの逃走が最善だと訴えて。 振り切られなければ、手を引いて駆け出すつもりだ。
とりあえず向うは拝殿の裏手。*]
(55) 2016/07/18(Mon) 22時頃
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