人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 逃亡者 メルヤ

タルト、そっか。

[幼気な笑顔。
まだ、この病院の醜悪さを知らないような。
非情な現実を知らないような、幼子に彼は笑顔を保つのが精一杯だった。

息を呑む。蜃気楼のような影がタルトの横に浮かぶ。浮かんだのは、同じ年頃の男の子。
その隣には気遣うような、薔薇の香りがする女性。白い影でしかない、幻だが判別がつく。

彼はタルトと目線を合わせるべく、屈み込んだ。鳶色の双眸が、細められる。]

その絵本は、そうだね。
ヒナコおねえちゃんに読んで貰うといいよ。

(142) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[息を吸う。言葉を選ぶ。
頭の中を捲るように、捲るようにして。

タルトの頭を、そっと壊れ物のように撫でながら。]

ナナオはね、もうここには帰って来ないんだ。
僕は、それを、タルトに教えに来たんだよ。

[どんな顔をしても、タルトは傷付くだろう。
悲しい笑顔を浮かべながら、彼は思う。悲しませない術なんて、無い。

伝えないという選択肢は、現実に待ち人がいた彼には無かった。*]

(143) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

メルヤは、ヒナコが大丈夫かふと気に掛かった。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 01時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[>>167見て、ゆっくりとした手つきで撫でながら、微笑んだ。]
ごめんね?
きっと、タルトは…明日も明後日も、しあさっても、ナナオを待つんだろうなって思ったら

ナナオがいなくなったことを、タルトにも言わなくちゃって思ったんだ。
[かつての彼がそうであったように。
蹲って泣き続けて、どこかの誰かに見つけて貰うまで泣いていたように。]

タルト。僕たちは大丈夫。
だから、笑って?

タルトの笑顔が、ナナオはきっと。とても好きだったから。

[にっこりと、笑う。
握手を求めるように、包帯をしている右手を差し出した。]

(170) 2015/06/10(Wed) 07時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[>>169の優しい嘘は、彼には吐けなかっただろう。
幻に取り込まれないように、現実を直視する。嘘は吐けない。
彼自身が、奈落の底に落ち掛けない。甘い夢は見ないようにする。]

[どこか。淡い笑みを浮かべながら>>169にそっと視線を送る。
(笑って。安心させれば、治まるんで)

小さく声に出さず、伝わればいいと思ってオスカーに伝えようとした。
あまり酷くなるようだったら、医者を呼んだほうがいいのかもしれない。

彼はひどく気が進まなかった。
朝のやり取り。張り付いたような笑顔を思い出せば、タルトを医者に診せるのも考えものだ*]

(171) 2015/06/10(Wed) 07時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[>>173(何でそうなった?!)

合ってるけど、少し違う。合ってると言えば合っているので、唐突に始まった百面相に、堪えきれずに噴き出す。]

ぶはっ!
お、オスカーさん、そうだけど、違う。
いや、合ってるけど…合ってるけど…

[大真面目にはじめるものだから、つい状況を忘れて肩を震わせ笑う。

そもそも、どうして笑いだけで百面相をつくれるのか。
亀の甲より年の功なのか。メルヤはツボに入った。見事なまでに。**]

(174) 2015/06/10(Wed) 08時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 08時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[唐突に>>180に噛み付かれた。予想外過ぎてトレイルと鉢合わせた時のような奇妙な声が出そうになって堪える。]

タルト、鼻に指突っ込んだら、めっ、て言われなかった?!
[彼自身何を言ってるのかよくわからない。
ちょっと、どうしてこうなった状態である。]

ははっ!
あー…だめだな、二人には敵わないよ。
[励ましに来て励まされたような気分だった。

改めて、と言わんばかりにタルトに向けて包帯の巻かれた手の平を向ける。]

はい。ワン、ツー、スリー!
[ポンッ。と小気味良い音とともにタルトの周りに紙吹雪が舞う。
朝仕掛けていた手品のひとつ]

どうぞ。小さなレディ?

[おどけた調子で、笑いつつ差し出す。彼の手には、紙吹雪と一緒に出した小さな白い花。
タルトが興味を持って手に取れば、花弁が舞い、苺ミルクのキャンディーになる仕掛けだった*]

(181) 2015/06/10(Wed) 10時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[タルトはその時笑っていただろうか。渡した飴玉は受け取って貰えただろうか。
>>210姿を見掛ければ、穏やかな笑顔で振り返る。]

ああ。キルロイ。……それにケイト。

頼まれてきたもの、持ってきてくれたんだね。ありがと。

[近づいてきただろう。キルロイにお礼を言う。
バナナとサンドイッチを受け取るべく、包帯の巻かれた手を広げた。

中天にかかっている、空はどこまでも青く眩しかった*]

(211) 2015/06/10(Wed) 20時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

え? バナナほど栄養価が高くて素晴らしい果物ないよ?

[>>212には至極大真面目な顔で、彼は返答した。
実は彼は知らなかったが、彼のバナナへのこだわりはピエロの男の影響だった。
バナナのたたき売りなどと言った真似を、この中庭でやってのけた道化は、バナナをよく食べていた。頻繁に食べていた。

中にはバナナの皮で滑っていた者もいたが、彼もつられて一緒に食べていたのは、良い思い出である。
あくまで彼の中で、でだ。その頃既に、入所していた。ヒナコやシーシャやトレイルがどう思っていたかは知らない。]

うん。何だか凄いね。ほんとうにピクニックみたいだ。

[共に来ていたケイトはどんな顔をしていただろう。
彼は既に、彼の処遇を知っている。それが今日であるかまでは知らないが。確信を得ている。

いつも通りを装っているのではなく、彼はいつも通りだった。当に心は決まっていたのだろう*]

(214) 2015/06/10(Wed) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

ケイト。僕はサンドイッチとバナナを、キルロイに頼んだだけだよ。

[>>218に応える。追い風が少し増して肌寒さを覚えた。
彼は、弁当が広げられた場所より少し離れて、風向きを考慮して樹の枝へと、身軽に登る。

少し不健康そうに、最近は軽業をしなかったが今一度ぐらいは良いだろう。]

(220) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

さて、と。
種も仕掛けも ご ざ い ま す♪

[おどけたような高らかな声は、手品をする時だけの彼の声。
白い布を捲れば、雪のように小さな白い紙吹雪と、七色の小さな造花が空に舞う。追い風が運び、3階ぐらいの窓ぐらいにはかすかに届いたぐらいだろうか。

一陣の風がさらっても、高い掘の上には超えられない。

彼は眩しそうに、眺める。掘の上には、ピエロの格好をした男がひとり。

見上げるほどの掘の上に、彼の視界にしか映らないピエロが立って、彼の手品の助力をするように帽子から白い鳩を出してみせた]

(221) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[白い鳩は、遠く、遠く。

青空の向こうへと、羽ばたいていった。
力強く、雄大に。

彼の視界のしか、映っていない。

甘やかな幻想を、振り仰ぎ、思う。想う。]

(222) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[――喪失は、恐怖だ。
二度と会えないことの悲嘆はひとり、ひとり刻み込んで。時折ひっそりと涙を浮かべる。

――消失は、救済だ。
別れの刻には僕自身の存在が消えるか、みんな一緒に消えられれば良かったのに。

救いがない。救いようがない、この白の世界で。
僕はいつもそれだけを願っていた]

諦念に充ち満ちた僕がそれでも想い続けるよ。
 (例え、閉じこめられ体の自由を奪われようとも。
                心は想いは、自由だ。)

――歌を詩を好んだ明るい、ひと
 (ナナオ、辛い病なのに他人を労る優しくて強かった)

  穏やかさの中で、情熱を秘めた、ひと
 (ヒナコ、自由な心を忘れない君が眩しかった)

(223) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[都合の良い幻なんて、僕にはいらない。
 過酷な現実でいい。僕が見ていた、みんなを憶え続けるよ]


――感情《きおく》の篭もった宝石を流す、ひと
 (ケイト、君の心は何時だって雄弁だった)

  苦痛の中でも人を労り、絵を描いていた、ひと
(キルロイ、君の絵が君の心そのもののようで素敵だった)

[幻覚が現実を侵していく。
  ……感触まで、現実感を伴ってきた。

喪われていく。
 定義が違えど、誰もがそれを恐れている]

(224) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

――空の青さを、喜ぶ幼い少女
(タルト。君の笑顔はみんなの宝物だった)

   人生の素晴らしさを説く、少年姿の老人。
(オスカーさん、あなたの朗らかさがみんなを和ませた)

[歌を作る約束。
本を読む約束。
手紙を交わし続ける関係。
本を読み合って感想を言い合う。
絵本を描き、絵を描き、補い合う。
創作を、讃え合う。

この牢獄のような箱庭で、皆が皆、だれかを大切に想う。
僕にとっては外の世界より、ずっと綺麗で。


腐敗した場所で、挫けずに優しく強く生きる人達が誇らしかった]

(225) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

――桃の花を好きだと言って柔らかく笑っていた人。
(ユリ。喪っていく君を見守っていたけど、君の笑顔が好きだった)

        痛みを記憶として、病と戦い続ける人。
 (シーシャ。君が思うよりずっと優しくて、勇敢だった)

[長閑な光景の中に何時だって僕達の中に翳りがあった。
みんなの、喜び。悲しみ。
僕が見つけたものは、すべて。大事に、大事に、していく]

――…宛名の無い手紙を綴り続ける、ひと。
(トレイル。君に伝えることは何も無い)

[僕の大事な、大事なひとたち。
 みんなのことが、大好きだった]

(226) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[万感の想いは言葉のすべては託せない。
 青空から目を反らす。目を閉じる。幻覚には囚われない。目を奪われてはならない。

高い掘の向こうには、彼らは羽ばたけない

それが、残酷な現実。


――手品の名残を終えれば、彼は登った時と同様に身軽に木から下りた*]

お粗末さまでした、と
[久々に、手品を終えた彼は、そうおどけて笑ってみせた*]

(228) 2015/06/10(Wed) 21時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 21時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

ありがとう。
[心からの簡単を述べる>>233には、やや照れ臭そうにして彼はお礼を述べた。
物憂い表情の>>230には視線でだけ。

(僕の心は、もう決まっているよ)と告げた。]

[>>236にも少しだけ照れたような、彼は名残をみせた。]

ええ。ちょっと、最近触ってたら懐かしくなって。
本当に、お粗末だけどね。

[彼の基準には大いなるピエロの男が立ち塞がっている。ピエロの男は手品じゃなくて最早、常軌を逸していたが少年だったメルヤが知る由もない。]

[タルトは喜んでくれただろうか。少しだけ顔を覗かせた後に、空を仰ぐ。]

(239) 2015/06/10(Wed) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

じゃあ、ちょっと。僕バナナ届けに行くとこあるから。
バナナと、サンドイッチいくつか貰っていくね。

じゃあね。

[彼は広げられた>>213の中で、比較的手づかみで食べられそうなものを選別して、空いていたバスケットに詰める。
タルトのこと、よろしく。
そう、オスカーに目線で告げた。

”また”とは口にせず、バナナを、届けに行くために彼は中庭を去って行った。*]

(241) 2015/06/10(Wed) 22時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 22時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

―中庭→自室―
[中庭を辞した後、彼は自室へと一旦戻った。
包帯を一度解いて巻き直す。鱗の広がっている部分に、ピンセットと折り畳んだ紙ヤスリを仕込む。

病院関係者は、彼の鱗を気味悪がった。運ばれる時に包帯を巻き直すとも、思えない。
鱗ばかりが生えている背中は、彼が見ても鳥肌が立つほど気味が悪い。

ほんの一部分しか見ていなくても>>0:295「きれい」だと純粋な気持ちが伝わった、ヒナコの言葉が嬉しかった。傷付けたくなかったから、包帯をし出した、増えて気味が悪いから、包帯を厚くしたとは、伝えない。

彼の記憶にある手品よりはずっと稚拙なものを凄いと称賛をくれたキルロイの姿>>2:212も思い起こした]

(251) 2015/06/10(Wed) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―自室→―
[[彼は、彼自身を臆病な諦観者で傍観者気取りだと揶揄している。心の底では、彼らの幸せを願うからこそ、諦観した。気づいている者は、おそらくいないと彼は思う。

ポケットに新しい包帯を入れる。
自室を辞去する際に、>>2:130>>2:131で貰ったシーシャのノートも手に持って運んだ。色々あってまだ中身を読んでいなかったからだ

転がっていた、ベニトライト>>2:279を拾って内ポケットに入れて自室を後にした*]

(252) 2015/06/10(Wed) 22時頃

メルヤは、キルロイの絵がもう一度見たかったかもなあ、などとぼんやり思った

2015/06/10(Wed) 22時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

―シーシャの自室―
[シーシャの自室のドアに、袋に入れたバナナを三本程。

白いメッセージカードには素っ気無く。
『これで貸し二つ返したよ』それだけを、書き置きした。

何もメッセージを残さずに置いていくことも考えたが、誰が渡したかわからないだろうと、思って彼は書き記した。]

さて、と。

[次に行く場所はひとつだけ。
気が進まない。とても気が進まないが。仕方ない。自ら蒔いてしまった種でもある。

彼が移動している姿は、渋々といった態を露わにした様子で、トレイルの自室の方へと足を向けた*]

(261) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 23時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

―シーシャの自室前→トレイルの自室前―
……――。

[ドアの前まで来て彼は往生際が悪かった。
彼のほうから、トレイルを尋ねるのは、何時ぶりか。見掛けたら避けはしないが、歓迎しない。最早、刻み込まれた、拒否反応なのだ]

(……。明日がないといつも思ってるのに、油断するんだよね)

[コン、コン。コココココココン。と奇妙なリズムでノックする。
最終手段には、ピエロ直伝の鍵開けマジックがあったが、する気は起きなかった。]

[いないなら、いないで仕方ないと思っている。
ただ、彼は。どれひとつとして、未練を、約束を残したくなかった。
>>98昼に、だとか。>>1:294『後で』だとか。言わないように気をつけていたのに、相手が悪いとしか思えない。ペースを乱される自覚が彼にはあった。
彼の我が儘でしかないのは承知だ。トレイルの部屋の前のドアの横で、バナナが房半分ほど入った袋を持って、待ってみた。*]

(277) 2015/06/11(Thu) 00時頃

メルヤは、シーシャは、バナナ喜んでくれるだろうか、とふと思った。

2015/06/11(Thu) 00時頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 00時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[(聞こえない振りして帰ろうかな。)

一瞬そんな思考に駆られた。何だろう。尋ねたのは、彼の方なのに、凄く入りたくない。
渦巻く欲望に理性を働かせた。]

入るよ。

[>>280気怠そうな姿を見て、彼はげんなりとした。諸に。愛想もなにもない。]

うん。トレイル何してるのかな?
[サンドイッチとバナナの差し入れをしながら、白と紫の部屋を見る。
ドアの前にいるのは、反発心のせいだったろう。]

(281) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[腑抜けた顔晒して何やってんだ。
>>286何故か。酷く、苛立つような思いがしたが飲み込んだ。
机の上。花の鉢。視線を逡巡させた。]

そう。
……そうだね、どうなんだい?

君が、あの医者に向かうぐらいには悪いんじゃない?

[鳶色の双眸を、真っ直ぐぶつける。かすかな、彼にも気づかない苛立ちが灯っていただろう。それは、トレイルの方が看過するかもしれない。]

(288) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

あと。……ナナオとユリのことだけど。

[かすかに息を詰めて、サンドイッチに手を伸ばす。
誰もトレイルの分だけだとは言ってない。]

ヒナコは、ケイトが見てくれてたし大丈夫だと思う。
タルト…にも言って来た。

オスカーさんが、フォローしてくれたから、何とか…もう会えないことはわかってくれたと思う。

シーシャには言ってないけど…まあ、キルロイにも伝えてるからいずれ伝わると思う

[妙に饒舌だな、と彼はぼんやり思う。
立場が逆な気がしている。何だろう。何かが、朝から引っ掛かっていた。
さっきの青空の下にいた、爽やかな気分は霧散してしまっている。*]

(289) 2015/06/11(Thu) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

……そう。

[彼は知っていた。彼の願望。彼とは少し尺度が違うこと、気づいていた。]

望んでも叶うかは、知らないけど。

[>>292の諦めと、厭世を帯びた響きにサンドイッチを粗食しながら、ぽつり。
嗚呼。感情か。妙に得心した。]

[淡紫の花の鉢に、目を向ける。]

(297) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ケイトの声が、ふと甦る。

――……不安定さが急速しているトレイルを
          残していくのが少しだけ、少しだけ。

続く言葉が、彼にもわからず。自らに胸の内で歯噛みした。]

(298) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

……矛盾してるよ、トレイル

”そろそろ”がいいなら、僕のことも落とす。
僕のことを落とした君を、僕は毎日”初めまして”って言うぐらいしか出来ないよ。

[諦観と退廃に身を寄せようとする。

だけど、この感覚は彼には喪失だ。
彼が一番恐れる喪失。それを望むトレイル。]

せめて…

あー、いいや、何でもないよ。
[続く言葉は、喉奥へと呑み込んだ*]

(299) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

(背中合わせの意地っ張り。鏡の先を見つめれば、分かり合えるようで分かり合えない、彼がいるようだと、僕は思っていた。)

―裏返しの終わりと始まり―

Since brass, nor stone, nor earth, nor boundless sea,
     《真鍮も、石も、大地も、無辺の海も》
      But sad mortality o'ersways their power
《重々しい死の支配をまぬがれることができないとなれば》


七年前。僕は、ピエロの格好をした彼にしか懐いていなかった。
その時には既に、トレイルもシーシャもヒナコも居たのに。他の人とは関わろうとせずに、医者や看護師の前でだけ愛想笑い。
ピエロの彼にだけ。笑顔を浮かべていたと思う。

どんな風に周りが思っていたか、その頃周囲を気にしていなかった僕にはわからない。
時折、視線が合ったのはトレイルだった。辛辣な、とでも言う視線。
僕は、ピエロの彼にぶつけられている気がして庇うように前に出たりもした。

だからこそ。
――――…最初の喪失は、空虚さを膿んだ。

(302) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―裏返しの終わりと始まり―

外の世界への酷薄さ。それを忘れさせてくれた、道化の格好をした男のひと。
もう会えない。もう会えない。世界が白くて見ていたくなかった。
蹲って泣いていたのを、見つけたのは他ならぬトレイルだった。
冬の寒空の下だった。
ただ、黙って僕の頭を撫でていた彼が何を想っていたかは、僕にわかる筈もない。
粉雪舞う中、喪うことの恐怖を僕が憶えた。

彼が先に僕の幻覚に勘付いたから、偶然部屋を覗いた時に見た薄紫の花に触れた。
僕の不調にすぐに勘付くから、こちらも辛辣に指摘した。

僕たちは、どこまでも相容れなくて。とても気があった。
         僕たちはきっと、似ていて。似ていなかった。
僕にとっての喪失は(恐怖は)、誰かが喪われていくこと。
 君にとっての喪失は(恐怖は)、自らが喪われていくことだったように思う。

今更だから。
 《答え合わせ》なんてしないけれど、さ。

(303) 2015/06/11(Thu) 01時頃

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