283 突然キャラソンを歌い出す村2
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こんな、子供騙し…! これしきの事でこの私をやれると思ったら、
大間違いですわよ!!
[麗亜が手を薙ぎ払うと。セイカとナツミに向けてブリザードが吹き付ける。 殺傷力はないが、吹き飛ばすには十分だ。]
もうおしまいかしら? その程度ですの?
ならば今度はこちらの番ね?
[セイカとナツミを刺す、氷の眼差し。 パン!と麗亜にピンスポットが当たると、重厚なパイプオルガンのイントロが流れ始めた…ーーーー♪]
(323) 2018/09/17(Mon) 22時半頃
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♪
主よ我が声が聞こえますか 哀れな魂をどうかお導き下さい
♪
[スポットライトの中、麗亜が祈りを捧げるとパイプオルガンは鳴り止み、激しいドラムビートが刻まれる。 鳴り響くエモロックなエレキギターのサウンドにのせて、麗亜はマイクを握った。]
(325) 2018/09/17(Mon) 22時半頃
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♪
Hi Baby! ごきげんよう 素敵なご挨拶をどうも 懺悔はもう済ませて来たかしら?
覚悟がないなら 触れてはだめよ 身を焦がすのは情熱の炎だけじゃないの
凍てつく寒さで太陽だって 永久凍土にしてあげる
さあ!跪きなさい!
♪
[パチン!と指を鳴らすと、麗亜の眼前にいくつもの小さなつららが出来上がる。 手をセイカとナツミに向けて下ろせば、彼女達に向けてつららが襲いかかる! 勿論傷つけるようなことはしない。 威嚇が目的であるため、すんでのところでつららは逸れ、地面に突き刺さるだろう。]
(326) 2018/09/17(Mon) 22時半頃
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♪
この世界は全て私のもの 全てが私の思うまま
命乞い位は きいてあげてもいいわ だから ほら
セリフ「とびきりいい声で鳴いてごらんなさい?」
Wow wow Wow wow ah-ha- tutu lulu lala
The world is Mine♡
♪
[パ、パン!パパン!パン!パン!と曲終わりのリズムに合わせてピンスポットの色が代わり、最後には麗亜の周りの氷柱が砕けて煌めいて麗亜を彩った。 氷の女王、今の麗亜はそう呼ぶに相応しいだろう。]
(333) 2018/09/17(Mon) 23時頃
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ふふ、うふふふ、っあははは!
哀しいわ…もう少し頑張って下さるかと思いましたが。 そろそろおしまいにしましょうか。
弱いものいじめは趣味では…、ッーーー!
[セイカとナツミに向けて再度つららを作ったが、その時ぐらりと視界がぶれる。 力を使いすぎたか、それとも鉄人を受け止めた時のダメージか? いやもしかしたら、あの時のナツミの拳ーーー掠めただけでも麗亜の怪異の力を少なからず祓っていたのかもしれない。 気がつけば、じわりと額にも微かに汗がにじんでいた。]
(341) 2018/09/17(Mon) 23時頃
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…貴方も、私に挑戦しに来たのかしら?
[降りて来たヤスリに麗亜は視線を遣る。>>346 何がしたいんだと尋ねられれば、ンーとあの時のように考えてみせて。>>255]
楽しい事がしたい。ただそれだけ。 それ以上の理由なんてないわ。
ーーーー…退屈なのはもう、うんざりなの。
[そう告げる最後は先程までの楽しげな麗亜ではなく、何処か表情を曇らせていた。]
(350) 2018/09/17(Mon) 23時半頃
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[遠くの方で何やら騒がしいが、麗亜の意識は今ヤスリに向いていた。>>353 トロフィーは要らないがこの状況も放っておけないと彼は言う。 それこそ、麗亜にはよくわからなかった。 わざわざ危険を冒してまでこうして対峙することに何の意味があるのか。 どうにかしてくれる人に任せて、その他大勢のように逃げたって構わないし、誰も責めやしないのに。]
ふぅん…?
[ゆっくりと、麗亜はヤスリに近寄る。 氷漬けのトロフィーは背後に浮かせたまま。]
(365) 2018/09/18(Tue) 00時頃
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[ヤスリの元に辿り着くと、麗亜は冷えたアイスブルーの瞳で彼を見据えた。 直後、ヤスリの言葉にその瞳は面白いぐらいに丸くなるのだが。>>357]
は…、……はあ?
[思わず気の抜けた声を出してしまい、ハッとして咳払いをした。 きっと動揺を誘って隙を作る作戦だろう。 あちらには小賢しい狐の怪異の端くれがいるのだ。 平常心、冷静に、と呼吸を整えて元の調子に戻す。 それから人差し指を、つい、と彼の顎に添えた。]
そうねえ…じゃあ、それでもいいわよ。 私に、恋のひとつでも教えて下さらない?
[なんて、笑ってふっかけてみる。怪異相手にキスだなんてそんなこと、出来やしないだろうに。 見たか狐の尾よ。動揺なんてしてやらない、ハッタリの作戦はこれで完封だとばかりに麗亜はおもんに勝ち誇った視線を送った。]
(370) 2018/09/18(Tue) 00時頃
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/* 絶賛どうしてこうなったで緑のふさふさが喉に詰まっていますが、吊り麗亜の襲撃ヨスガくんで大丈夫かしら?
(*49) 2018/09/18(Tue) 00時半頃
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>>*50 ちくしょうwwwwwwwwwwwww 了解しましたわ!吊り縄くださいしておきますわね…。
(*51) 2018/09/18(Tue) 00時半頃
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[そら見たことか。 怪異相手に口付けだなんて、そんなことをしようと思うトンチキ野郎は居やしない。 返って来た言葉だって、これこの通りーーーー。>>376]
へ、…?
[先程出た声よりも、もっと間の抜けた声が出た。 その後はもう、言葉を発することも、考える事も叶わない。 みるみるうちにヤスリとの距離は近づき、手を取られる。 手の甲に降る芝居めいたキスに心臓が飛び出るかと思った。
心臓が飛び出る代わりにショックは怪異の力に出た。 麗亜の背後に浮かせていた氷漬けのトロフィーの制御がバカになり、ぽいーんと大きく弓なりに飛んで行った。 丁度眠るおもんのあたりにそれは落ちるだろう。>>380 凍ったトロフィーが彼の頭上に落ちようが、トロフィーを追いかけていった誰かに彼が踏まれようが、麗亜のせいではない。]
(387) 2018/09/18(Tue) 01時頃
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[しかし彼の行動はそれだけには終わらず。 ぐっと、彼の元へ引き寄せられる。 感じる。ヤスリの鼓動、ぬくもり。 あの日ヨスガの胸にこうして寄りかかった時も、胸は高鳴った。 しかし、あれは彼の持つ怪異の力に呼応した高鳴りだ。 なら、これは…?
信じられないほどうるさい心臓。 信じられないほど顔が熱い。
だってこんなの仕方がない。 こんなに情熱的に抱き寄せられたのは初めてなのだから。]
(390) 2018/09/18(Tue) 01時頃
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あ…、…。
[歌い終わったヤスリと目が合い、顔が近寄る。 吐息が触れてしまいそうな距離。
自然と、麗亜は目を瞑った。
いや、この場合は気を失ったと言った方が正しいだろう。 麗亜はヤスリの腕の中で赤い顔のままくったりと意識を手放していた。 予測不可能な刺激に耐えられなかったようだ。 命に別条はなく、暫くすれば元の真堂麗亜として目を覚ます事だろう。
こうして雪女との力比べは、二人の女子生徒との激闘の末、一人の男子生徒(etc…)の手により終止符が打たれたのであった。]
(393) 2018/09/18(Tue) 01時半頃
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/* みなさん鼻歌などありがとうございました。お話振れず申し訳ありませんの…一足お先に青い世界に行ってまいりますわね。
(*61) 2018/09/18(Tue) 01時半頃
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[麗亜が気を失ったことで、会場の氷柱もじわじわと溶けていくことだろう。 数分もしないうちに元どおりの会場には戻るだろうが、大量の氷が溶けて会場の地面はべちゃべちゃである。]
(404) 2018/09/18(Tue) 01時半頃
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[お荷物になっていることなど眠る麗亜は露知らず。>>418 ヤスリに身を預け、規則正しい安らかな寝息を立てていた。 その姿は先程の惨事を引き起こしたとは到底思えない。 どこか幸せそうな顔で眠る、普通の少女だった。
麗亜が目覚めるのはもう少し後の事。 そして、全ての記憶を持っていて、目覚めた後に頭を抱える事になるのもまた、もう少し後の事である。**]
(437) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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/* 弱まってるがあるとわかりやすくていいですわね。 寝落ちるまでは覗いていますのよ。 (がんばれがんばれのチアしつつ)
(*67) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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