人狼議事


52 薔薇恋獄

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【人】 会計士 ディーン

 ……平安時代は、手紙で想いを伝えあうのが主流だったようですね。
 だから、先生に手紙、書いてみました。

[かさりと差し出す、二つ折りのレポート用紙。
そこに書かれている文字列は、一番上の行だけ。


『私は貴方を……――――。』          


まるで謎かけのような言葉。
全てを書かず、行間を読むのが当時の嗜みだったと言う。
今、読むのか、後、読むのか、判らないけれど。
鳴瀬がそこに何を読むかは、彼次第。]

(240) mitsurou 2011/05/28(Sat) 00時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 00時半頃


ディーンは、ぅはゃぅござる。もぐもぐ。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 10時半頃


ディーンは、うん、問題ない。問題があるとしたら、てつ先輩から刺される位だネ★

mitsurou 2011/05/28(Sat) 14時頃


【人】 会計士 ディーン

― かつての別荘跡 ―

[楓馬の蘭香を呼ぶ声を聴きながら、眼を眇めて周囲を視ることに集中した。と、視力より先に訴える感覚は、嗅覚――薔薇の香りがした。

はっと、顔をあげた時は、時既に遅し。
ふらふらっと楓馬が歩くのが視界に入る。
そして、ふっと姿が消える。]

 ――……楓馬っ!!

[咄嗟に伸ばした手は届かない――まるであの時のように。
ざっと、血の気が引いた。
何故、手を繋いでいなかった?後悔が脳裏を過ぎる。]

(285) mitsurou 2011/05/28(Sat) 14時半頃

【人】 会計士 ディーン

 この莫迦っ!!!

[慌てて消えた場所へと近寄れば、大丈夫そうな楓馬の姿が見えた。
思わずそう叫ぶ、顔はまだ青ざめたまま、レンズの底の紫は露に揺らめいている。
眉間に皺を寄せて、ぎりっと唇を噛みしめるも、視界の端に薔薇――想いの残滓を見止めれば、そこに行かざるえまい。]

 楓馬、俺が行くまでそこから動くなよ?

[1つ釘をさして、安全に降りれる場所を探した。
自慢ではないが、楓馬が落ちた場所を下る運動神経は持ち合わせていない。
体育の評価は、5段階中3だ。
母が、あひるちゃん(評価2)でなくて良かったわね?と言う、身長でカバーしてそこそこというレベル。
どうにか、楓馬が佇む場所まで、別所から下った。]

(286) mitsurou 2011/05/28(Sat) 14時半頃

【人】 会計士 ディーン

 楓馬?

[下った先、金色の髪を見止めればまず声をかけた。
無茶させないように、厭だといっても手を繋いでやる……と、幼いころも同じことを思い出すのだけれど。]

 ――……らん、か?

[上からは見えなかった姿が見えた。
繰り返される行動と、言の葉――楓馬と並んで暫く呆然とする。
けれど……―――]

 楓馬も、手伸ばせ。

[物理的に触れられないと判っていても、はっとして手を伸ばした。
楓馬にも促す背後、梢が紅子さんの存在によって揺れたことには、まだ気がついていない*]

(287) mitsurou 2011/05/28(Sat) 14時半頃

【人】 会計士 ディーン

― と或る夏の補講日 ―

 ――……先生、その答えだと三角ですね。

[目の前で付け足される文字に、微かに相好を崩した。
彼のペンを借りると、『だ』の後に付け足す文字2つ――『った』。

彼が付け足した文字が、己の想いの代弁か、彼の想いなのか判らないけれど。
どちらにしても、現在形では間違いな筈。
――……そうでなければならない。]

 国語の先生達は、そういうところも細かいですよ。

[ペンを返しながら言って、ふっと息を吐いた。
その段階で、初めて、視線を彼と合わせた。]

(289) mitsurou 2011/05/28(Sat) 15時頃

【人】 会計士 ディーン

 ――……鳴瀬先生、俺は貴方のことが好きでした。

 貴方自身として好きな部分がちゃんとありました。
 貴方と楓馬は……違う。

 でも、楓馬自身と貴方自身を比べることを赦されるなら、
 恋情は楓馬に強く感じます。
 ――……貴方と楓馬を重ねていると思う程には、
 彼の存在は、俺の中で大きいんです。

[時が経ったからこそ、伝えられる想い。
重ねていない部分でも、眼の前の人が好きだった。
けれど、その恋慕の想いは、楓馬を矢張り越えてはあの段階ではなかった、と。]

(290) mitsurou 2011/05/28(Sat) 15時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 15時頃


ディーンは、俺のラ神!!!!ちょwwwおまwww喰われろと!!!

mitsurou 2011/05/28(Sat) 15時半頃


【人】 会計士 ディーン

― と或る夏の補講日 ―

 ――……鳴瀬先生は、困った人だな。

[己が訂正して、訂正された文字を見て呟く。
言葉上手く伝わらないもどかしさ。
当時の彼の彼自身の気持ちを比べた訳ではないから。
彼の言葉に困った顔をした。

ジジジっと蝉の鳴く声がする。少しだけ彼の視線を感じる。
そして紡がれる言の葉を聴いて、少し肩を揺らす。]

 知ってましたよ……と言ったら傲慢と思われますか?
 大事だと言ってくれたから、そうかなとは思ってました。

(297) mitsurou 2011/05/28(Sat) 17時半頃

【人】 会計士 ディーン

 でも、それは、あの時の気持ちですよね?
 そうでなかったら、栖津井先生への今の貴方の気持ちは?

[だから、好きだった、としないと互いに困るのではないかと。
彼の視線が外れた後、視線をあげて言葉にした。

窓から風が吹き込む。
癖のない己の髪は簡単にサラリと揺れるから、
目の前にかかるそれをゆるりとした動作で耳にかけ直した。
その間も、視線は外を見やる鳴瀬へ。
まともに眼は見れないから、目から少し下、言葉を紡ぐ筈の唇に。]

(298) mitsurou 2011/05/28(Sat) 18時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 18時頃


【人】 会計士 ディーン

― ある日の街角 ―

[本屋で探す本は、問題集と進路に関するもの。
あれから、オンラインゲームに費やす時間は大分減った。
2,3冊選んで、次は新書の新刊でも……と思って踵を返した時、己を呼ぶ声がした。]

 ……栖津井先生?

[本屋で問題集の中を改める為もあって、眼鏡をかけていたことが幸いし、振り返った先に声の主を直ぐに見つけることが叶う。]

 先生も、何か探しに来られたんですか?

[此処はこの辺りでは専門書も多く扱っている本屋だったから。
鳴瀬との一件もあり、少し栖津井と2人であることに居心地の悪さを感じつつ、それでも顔には出さぬよう、当たり障りのないことを尋ねた。]

(307) mitsurou 2011/05/28(Sat) 19時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 街角 ―

 嗚呼、暇潰しとかですか?本屋は潰れますよね。

 えぇ、そろそろ真面目に考えないといけない時期なんで。

[ボソボソっと短い会話が幾つか。
その後、沈黙が続く。
沈黙に耐えきれず、用もないのにあると言いかけた時。]

 ――……はい?

         いえ、ない、ですけ、ど。

[突然の誘いに、瞬いて。
つい勢いで、是と答えてしまった。]

(313) mitsurou 2011/05/28(Sat) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

― と或る夏の補講日 ―

 ――……先生、それだと二股ですよ。

[随分、沈黙を作った後、本当に困った声を出す。
呆れたような声を出さないことが、答えではあるのだけれど。]

 ―――………。

[答案の間違い箇所を一応聴くフリをする。
公式を使う順序を少し間違えていた。
たった一か所、順序を間違えただけで答えは変わる。
運命は、もっと複雑に、多分その繰り返し。

         ――……そして、正しい答えはきっとない。]

(321) mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時頃

【人】 会計士 ディーン

 志望校ですか、そうですね、少し迷ってます。
 最初は経済学部に行こうと思ってました、数学好きですし。

[会計士になろうかと思ったけれど、
己の名前が、かい けいし という事実に今更気が付いたのはこの間。
ちょっとそれは……と思い悩んでいる。
両親は何を考えてと小一時間、悩んだのだが、
あの天然な母親ならありえるかと納得してしまった。
非常に残念なことではあるけれど。しょうがない。]

 法学部も考えてはいます。
 父さんに随分迷惑かけたから、跡継ぎたいとも思います。

 あとは……―――
 高校の数学の教師になろうか、悩んでますよ。

[チラリと向けられた視線を、今回は真っ直ぐに受け止めた。
それが答えだと。貴方自身を好きだという答えだと。]

(322) mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時頃

【人】 会計士 ディーン

 ……鳴瀬先生、キスしましょうか。

[ふっと思いたったように言う。]

               それで最後にしませんか。
               それで最後にしたい。

[3という数字は難しいから。
赦されるなら2つでも3つでも愛したいけれど。
人の気持ちは複雑だからこそ
――……1つを選ぶことを誠意と示したい。

楓馬に、蘭香に、鳴瀬に、栖津井に……―――。]

(323) mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時頃

ディーンは、って、文先生、マジ鬼畜把握した!!!

mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時頃


【人】 会計士 ディーン

― 薔薇の園にて ―

 紅子さん……―――?

[相手が同族嫌悪を抱いているとは、流石に思っていないのだが。
楓馬に叱咤激励をする姿に、少しキョトンとして、それでもやはりそうなのか……と思うのは彼の蘭香に対する想いに。
眼差しを送って見れば、なんだか厭そうな顔をされた、かもしれない。

そうこうしてる間に、少しだけ蘭香の紡ぐ言葉が変わった。
まるで、自分たちの存在を認識しているように。
戸惑う楓馬を尻目に、己は手を刺し伸ばしたままだけれど、それだけでは足りない。
蘭香が求めるのは2つの手だから。]

(327) mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

 楓馬、迷う暇なんてない。伸ばせよ手。
 伸ばさないで後悔するくらいなら、伸ばした後、後悔したほうがマシだ。
 だいたい、伸ばしても後悔はしないだろっ。

[蘭香の姿が霞む様子に焦って叫ぶ。
それは、実体験だから、嘘ではない。
あいた片方の手を伸ばして、楓馬の片手を取った。]

 3人で……帰るんだろう?

[紅子さんを入れる余裕が今はなかった。
後で紅子さんに叱られようと思いつつ、掴めたなら楓馬の手を握る力を強めた。]

(328) mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時半頃

ディーンは、ひそかに、ちまセシル[[who]]を愛でている。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 21時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 喫茶 ハルシオン ―

 ……いえ、自分の分は自分で払いますよ。
 他の生徒に見つかって、ひいきとか言われたら拙くないですか?
 此処まで来るウチの生徒って、物好きだとは思いますが。

[栖津井の言葉に、問題児の集まりと言われるゲーム部であっても、基本的に真面目な態度を崩さない蛍紫は、此処でも生真面目に言う。
それを聴き入れられるかは、さて……――。]

 此処、前から気にはなってましたが、
 流石に1人で入る気にはなれなかったんですよね。

[栖津井に連れられて、
心持重い足取りで本屋の前にある喫茶店に入る。
そこが楓馬のバイト先とはしらない。

――……今まで、あえて聴こうとしなかった。
彼が己のオンラインの姿を知らないのと一緒で、
多分引かないといけないラインだと思っていたから。]

(331) mitsurou 2011/05/28(Sat) 22時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 22時頃


【人】 会計士 ディーン

― かつての……(以下略 ―

[手を伸ばして後悔したと……碧の眼が物語れば、ひょいっと片方の眉をあげた。
確かに付属することに後悔がないといえば、自身も否だけれど。

――……蘭香が助かることを、後悔することはない。
そういう意味合いの言葉だったから。

それでも、繋いだ手に力を込めれば、差し出される手。
そのことに、後悔はしていないと思いこむ。
2人だから、こうして、蘭香に手を伸ばせるから。]

(345) mitsurou 2011/05/28(Sat) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

 蘭香っ……―――!!

[呼ぶ声も重なっただろうか。
伸ばした3つの手が交差する。
――……その時、紫の眼は、ほころびる薔薇の世界を視る。]

 ……夢では、ないよ。

[ほぅっと息を吐いて、すとんっと膝を落とした。
汗ばむ額を撫でる風、薔薇の香りは……――それでもきっとある。
蘭香に安堵の表情を見せながらも、視線は無意識に、本来の薔薇恋獄の主を探していた。]

(346) mitsurou 2011/05/28(Sat) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 喫茶 ハルシオン ―

 ……ふう、ま?

[奢りの件や、こういう雰囲気の所は互いに1人では矢張り入り難いとか、話しながら入ったものだから、一瞬気が付くのは此方の方が遅かった。紫の眼を丸く見開いて、少しの間呆けて彼の姿を見詰めた。]

 ああ……―――。

[やがてぎこちなく去って行くのを、見送って、こちらもギギっと栖津井の後を着けて席につく。
以外と冷静な栖津井に、普通はそのような反応なのだろうか、と思う。確かに、他の知り合いに出先であっても、ここまでは動揺しないだろう。動揺してしまったのは、多分相手が楓馬だから。

――……なんだ、あんな可愛い格好、他人に晒してるのか。

そんな風に、少しだけ嫉妬の心が擡げたりもする。]

 あっ、では、同じもので。

[取り立てて飲み物にこだわりはないから、栖津井にオーダーを尋ねられれば、そう返す。
まさか、オーダーを楓馬が取りに来ることはないよな?と、それを望むような、望まないような……相変わらず腰の座りが少し悪かった。]

(349) mitsurou 2011/05/28(Sat) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

― と或る夏の補講日 ―

 ………鳴瀬先生は、残酷ですね。

[提案に否と返ってくれば、ゆるく首を振った。
困った顔をするのは、仕方ないだろう。
その答えは、彼はこの想いを抱えて生きて行けと、
言っているに等しいのだから。]

 多分、俺は、貴方が思っているより、
 貴方のこと好きですよ。

[区切りをつけたいと思うくらいに――好きなのに。
区切りをつけないと、箇所箇所できっと引っかかってしまうから。それでいて、逸らされる視線のように、どこまでも噛み合わない歯車。
諦めたように、窓際の席に戻り、鞄を手に取り]

(360) mitsurou 2011/05/28(Sat) 23時半頃

【人】 会計士 ディーン


 ――……続けますよ。
 まだ、貴方にハンデなしで、勝ってないですから。

[先に教室を後にする人の問いかけに、そう答えた。

            ほら、こうして引っかかり続けるのだ。
            きっとずっと、死ぬまで、死んでも。

その背に向ける表情は、少し苦しむような笑み。
手を伸ばすには、遠い背中だった。
そして、今自分は、楓馬に手を伸ばすことに、躊躇いはないから。]

(361) mitsurou 2011/05/28(Sat) 23時半頃

ディーンは、よし、ちょっとお風呂。

mitsurou 2011/05/28(Sat) 23時半頃


【人】 会計士 ディーン

─ 喫茶 ハルシオン ─

 ――……ええ。

[楓馬が去って後、オーダー後に尋ねられた問いかけに、少し戸惑って頷く。
栖津井は、色々知っているとはいえ、基本的に色恋沙汰には疎い故に。

もし、別れたりなんだりしていれば、先程とは少し違う反応になっていただろう。
あそこまで、お互い動揺はしなかったのではないだろうか。]

 栖津井先生も、その後は?

[聴かれたなら問わねばなるまい。
どこまでも律儀に尋ねる。

もちろん、2人の幸せを願っていないわけはないのだけれど。
どうしても、特に栖津井に対しては後ろめたい部分も、ないわけではなくて。]

(370) mitsurou 2011/05/29(Sun) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

― 喫茶 ハルシオン ―

 ……ですよね。

[どことなく愉しそうな相手の様子に、ほうっと息を吐く。
今が、補講日より後ならば、脳裏に掠める記憶があるから。

運ばれ来た紅茶には、レモンを1枚に角砂糖を1つ。
やはり取り立てて拘りはないから、普通の人がするであろう分量を護る。]

 はい……――?

[カップに口をつけた当たりで、また鳴瀬の名が栖津井の口からでる。
もう少しタイミングが遅かったら、少し噎せていたかもしれない。

……この人は何を言う気だろうと、窺うように視線を向けた。
万が一を考えて、カップを受け皿に戻す。
これだから、後ろめたいことがあるのは、辛い。]

(377) mitsurou 2011/05/29(Sun) 00時半頃

ディーンは、ラ神様wwwwwwwwwwリアルで紅茶噴いたwwwwwwww

mitsurou 2011/05/29(Sun) 00時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 喫茶 ハルシオン ―

 ――……そうですか、泣いて。

[カツっと小さな音が、カップを置く際に鳴る。
その中で聴く事柄に、微かに軋む心の音を具現化するように。]

 必要、ない訳ではなかったんですけれどね。

[少しの間、瞑目する。
言葉を選ぶ間をつくるように、一度置いたカップを再び手にとって口につけた。
こくっと一口紅茶を啜った。]

 先生は、俺に何か仰りたいのでしょうか?
 それとも、何か聴きたいのでしょうか?

[結局、単刀直入に尋ねることにした。
声音は、努めて穏やかに。
少し哀しげで低い相手の声音を聴いてしまえば、そこには拒否できない力があった。]

(394) mitsurou 2011/05/29(Sun) 01時頃

【赤】 会計士 ディーン

/*
なぁ、ところで、日向って木のうろにいるんけ?
見つけたらやばいのかな……。

日向ぁあああああああああああああ。
(ロール返そうとしてたらしい。)

(*9) mitsurou 2011/05/29(Sun) 10時半頃

ディーンは、栖津井先生のはげしさに(*ノノ)ってなってる(

mitsurou 2011/05/29(Sun) 10時半頃


【人】 会計士 ディーン

 ―――……彼女が、居ないかと、思ってな。

[2人の再会を視界の端でみつつ、声をかけられたならそう応える。
蘭香が楔から外れたことで薔薇恋獄の世界は綻んではいるけれど、
消え去った訳ではないと――紫の眼には映るから。]

 あとは、他の3人も居ないかな……とか、な。

[ぼそっと呟いて背後を振り返れば、
紅子さんがギリギリした顔で此方を見ていた。
ふっと顔を綻ばせて、楓馬に言う。]

 なぁ、蘭香に紅子さん紹介しないでいいのか?

[すごい顔してる……とは、紅子さんのプライド上言うことは控え、
彼が紹介をするようであれば、先程とは逆にふらっと1人脚を進めて行く。
薔薇の香りに誘われるように、少し時間の感覚は曖昧。]

(441) mitsurou 2011/05/29(Sun) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

 おや、此処は……―――。

[随分歩いたという感覚は薄い。
目覚めた木のうろに良く似た――実際同じ場所であるが、に辿り着く。
あの時は、ゆっくり見て回る余裕はなかったけれど。]

 ……薔薇?

[そこに薔薇の苗があることに気が付く、つっと細める眼。
嗚呼、その根元には……―――]

 日向(ひなた)、日向(ひゅうが)……。

[見つけた彼女の想いの残滓――躯。]

(442) mitsurou 2011/05/29(Sun) 11時頃

【赤】 会計士 ディーン

[指先を伸ばす。薔薇の棘に刺されても気にしない。]

 俺はお前を忘れないといった。
 今は、全て持って行くのは難しいけど
 お前の想いを1欠片連れて行ってもいいか?

 ――……もう、此処に囚われなくてもいいだろう。

 暁様しか愛せないというならこそ。
 生まれ変わりがあるのなら、
 もしかすれば外に出れば会えるかもしれない。
 此処にいるより、会える可能性は上がるさ。

[骨の欠片拾いあげて、そんな風に囁いた。
なによりも、もう誰も此処で悲しい想いをしないように。
彼女が、もうそのことで苦しまずにすむように。]

(*14) mitsurou 2011/05/29(Sun) 11時頃

【赤】 会計士 ディーン

/*
とりあえず、この段階で全部掘り返すのは無理かなぁと。
ので、骨の欠片もらってみた。

(*15) mitsurou 2011/05/29(Sun) 11時頃

【人】 会計士 ディーン

― 喫茶 ハルシオン ―

[「キスして欲しい」という行で、少しはっとした顔をする。
思い出す、補講日の出来事。
キスをして終わらせようとしていた。
でも、それは自分のことしか考えていない行動だった。

――……だから、矢張り眼の前の人には叶わないと思う。]

 ――……好きには、色々形があって。
 鳴瀬先生と俺は、その形があわなかった……んだと思います。

[真っ直ぐに見据える眸を、すこし揺らいで見詰め返す紫は、
おそらく歳相応に見える筈だ。

日頃は、歳より老けて見られることが多いけれど、
そういうところは、むしろ若すぎる。]

(446) mitsurou 2011/05/29(Sun) 11時半頃

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