240 なんかさ、全員が左を目指す村
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[せいやっ、と勢いを付けて吾郎をベッドの上に転がした。 その横に倒れ込むと、まだ湿り気の残る髪を掻き上げる。]
………………、
[なんと言って良いか分からずに、口を開けてから閉じ。 吾郎の腹に手を伸ばし、膨らんでないそこを優しく撫でる。]
あー、妊娠してるだろう、から、 あまり無茶とかは、するなよ。
───…もう、吾郎一人の体じゃないんだから。
[言ってから、実感と羞恥が交互に襲ってきて、 みるみる赤くなった頬は目の錯覚ということにしてくれ。*]
(*118) 鯖 2015/11/16(Mon) 20時頃
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[涙ぐむ姿が嘘泣きだってことくらい、分かっている。>>62 それでも甘やかしてやりたくて、静かに唇を寄せた。
その一方で身重だと気遣う体を放り投げるのだから、 呆れられても、見捨てられても、文句も言えない。>>*119]
いや、その。 ……乗れって言って、その行動はなんだ。
[照れ隠しだ、分かれ馬鹿と緩み切った口を睨み付け。 覆い被さって来た体に心臓が跳ね、肩を震わせた。
もっと屈辱的な想いをすると思っていた。 だが、実際、こうして押し倒されてみると照れ臭さや むず痒さはあっても、嫌な気がするどころか、むしろ。]
(*125) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
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その時は、その時だ。 体だけは頑丈なんだから、手加減せずに来い。
吾郎の全てを受け止めてやろう。
[噛み付かれた鼻に、くく、と喉を鳴らして片目を閉じて。 復讐に燃える吾郎を煽るように、腰を太腿で撫ぜてやる。>>*120
たかが上下が反転しただけだというのに、 頬に落ちる柔らかさと、絡む指の逞しさの落差に眩暈がした。 つい先程までは可愛いと囁いた吾郎に可愛いと囁かれて、 悔しいと思うよりも嬉しさがこみ上げるだなんて。]
互いに産めば、幸せも二倍になる。 政府から養育費をたんまりと毟り取ってやろう。
[くすくすと笑い声を共鳴させながら肌を合わせ、 激しくも甘い蜜の坩堝にただただ、落ちて行くだけ。**]
(*126) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
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[そうして、時は少しだけ流れて。 吾郎の仄かに膨らんだように見える腹に耳を当て、 胎動を聞き取ろうとしつつ、内股を撫で回す男が一人。]
いっそ、うちの一族から離れるのも良いかもしれないな……。
[元々、緩やかな滅びに向かっていたDの一族だ。 その末端が他に移ったとて、誰一人と文句は言えないだろう。 悪魔の名を捨て、ただの人間として、夫婦として生を繋ぐ。
あるはずのない未来をこの手に手繰り寄せて、不可能を可能に してくれた実績があるのだから、何だって出来るとも。 ―――…そう、バライラ因子ならね。]
(76) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
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吾郎はどうする? 俺の名を貰うか、俺をお前に染めてくれるのか。
[五指を絡め合って、問い掛ける声はただひたすらに優しく。 どちらの答えであろうとふ、と髭を撓めて。]
そうか。吾郎が決めるなら、それが最良だな。
子供の名前は既に決めてあるんだ。 ダンテか、お前の名を借りるなら男吾郎。
[ダンテはともかく、男吾郎はダサいと笑うだろうか。 それならそれで、一緒に考える楽しい時間が増えるだけだ。**]
(77) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
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― 数年後 ―
[託児所と化したレーヴで今日も今日とて漂う、甘い匂い。 子供たちにと振舞われるタルトやケーキの端っこをかじり、 嫉妬で渋面を晒す遠戚に行儀悪く指を差しては大笑いをかまし。
御曹司と政治家の二大パトロンの甲斐もあり、 子供の玩具やお菓子、服などには困ることもなく。 付けられなかったという厨二臭い名前候補で呼吸困難に陥り、 蹲ったカウンター内でのキスで平穏を取り戻して。]
……幸せ、だな。
[店内には友人らの談笑に紛れ、自分の血を、 愛しい人の血を分けた元気な子供達の声が響く。 ぽつりと零した独り言が示すのは、目の前の光景と、 譲れない想いを常に持ち続けていることに対して。>>83
夢は形を変え、色を変え、ただそこに在り続ける。*]
(88) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時半頃
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