290 ある冬の終わり、微睡みの世界にて
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変わらねぇと嘘つきになっちまうからな。
[いつものように皮肉な笑みを浮かべ、くわえた煙草に火をつける。 安物のライターがカチリと音を鳴らした。]
戻ったら会いに行くさ。
[長い間、心の奥底に沈めた僅かな希望のかけら、酷く澱んで腐りかけそれが、漸く溶けて無くなった。]
(91) 2019/02/12(Tue) 20時頃
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[そして─── フぅと吐いた白い煙に桜の花びらがパっと散っていった。]
(92) 2019/02/12(Tue) 20時半頃
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─ ホーム ─
[桜の舞うベンチに腰をかけている。 紫煙を燻らせながらぼうと線路を眺めているが、電車が入ってくる気配は全然ない。]
あぁ……胸糞悪ぃ街だったぜ
[きっとこのまま目を閉じて眠ってしまえば、次に目を覚ましたときはきっとベッドの上。確証なんか何もないけれで、妙に確信めいたものがあった。]
神様はお気に召してくれたかよ。 なぁ、辰巳とかいうの、聞いてるんだろ?
[姿は見えないが、きっとこっちの声は届いているはずだ。 返答が欲しいわけではない、だからたとえ届いてなかったとしても気に留めることもない。]
桜……か。 ま、どうでもいいことだな。
[ペっと煙草を吐き捨てると目を閉じて上を向いた。 ───そういえば、腹減ったな。]*
(93) 2019/02/12(Tue) 21時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2019/02/12(Tue) 21時頃
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