122 BAR: a returnee
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[>>*86絶対に、逃げてなんかやらない。 全てをトレイルに見られてしまったとしても、 だからこそ余計に他の誰にだって こんな姿見せられない。]
――ァ、……っふ。
[>>*86口がやっと開放されて、息を吐きだす。 きっと指には歯の跡がついているだろう、 それなのにトレイルは気にもとめないようだ。]
なに、……っ ぅあ、まっ! トレイル、 ん、ぁあ!!
(*88) 2013/05/04(Sat) 01時頃
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[>>*87見ていてと言われて視線で追いかける先、 下着を押し上げている所に顔が近づいて 恥ずかしい予感しかなかったのに、 やはり逃げなかった。 それはされたらどうなるかという好奇心と、 もう開放されたいという溢れる欲情から。]
ぅあ、トレイル、――は、 ああ!
[シャワーを浴びていないとか、そんなことも構わず 敏感な先端に熱い唇を感じて、鳴き声が止められない。 髪に手を伸ばして引っ張るつもりが腰を揺らして押し付け もっとつよくして欲しいと身体が強請る。]
(*89) 2013/05/04(Sat) 01時頃
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トレ、ぃ るっ!
[>>*90ものすごく恥ずかしいことを上書きされている。 そんなトレイルの咥内へと飲み込まれる自分のものを 思わずしっかりと見てしまって、 余計に熱が集まって震えた。 舐められているというよりは、食べられている。 そういえば、アリスを食べようとしたのは誰だったか。]
お、れ…… それ初めてだ、――ッあ。
[童貞には刺激が強すぎると涙を溢れさせながら ゆるゆる首を振った。]
(*92) 2013/05/04(Sat) 01時半頃
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ぅあ、っ、あ。とれ、 っふ、アア!
[>>*91名前を呼ぶのもままならないほどだから もう自分でもなんて言っているのかわからず、 ただその刺激を受けて喜ぶ声は耐えること無く 初めて感じる粘膜の熱さと舌の強さ、 括れをかすめる歯にさえ悦んで先走りを溢れさせ 徐々に早く強くなってゆく動きに翻弄される。]
――まっ、て。 も、もう俺…… い、
[出そう、と髪を引っ張って訴えるが 果たして間に合うだろうか。]
(*95) 2013/05/04(Sat) 02時頃
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[>>*94取り繕うことなんて出来ないから、 とんでもないことを口走った自覚もあまりない。 一応セックスの経験だって、ある。一応。]
ぅあ、んっ! トレイル、トレイル……!
[あとは自分に出来そうなのは、 必死に名前を呼ぶくらい。]
(*99) 2013/05/04(Sat) 02時頃
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[>>*97腰を揺すると咥内に擦れてそれがまた 絶妙な刺激となって腰が揺れる、 そんなループに陥ってしまいそう。 ここで出してしまったら、という後のことまで 考える余裕もなにもないまま睾丸を震わせて。]
――ッ、ああァ!!
[>>*98促されるままに強く吸われて絶頂に達し、 甲高く鳴くと咥内へと白濁を吐き出した。]
(*101) 2013/05/04(Sat) 02時頃
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[>>*102飲まれてしまった。 口へ出してしまったことよりもそちらに驚いて トレイルの顔をじっと見つめる。]
ごめ、ん。
[もう少し我慢できていたら、対処もできたかもしれない。 腰全体がしびれる様に気持ちよかっただけに 申し訳なさが勝って、しゅんとした。]
(*104) 2013/05/04(Sat) 02時半頃
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[>>*105何事もなかったような顔で後始末までされて 慌てる間もなく元通りになる。 その慣れていそうな動作にちり、と胸が焦げる。]
…………悪くはなかった。 でも。
[腰が抜けそうなまま引き上げられて、 腕の中に収まった。 今は顔が見えないほうが落ち着く。]
(*107) 2013/05/04(Sat) 02時半頃
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不味いの、飲ませた。 顔、離してよかったのに。
[>>*106まさか飲むとは思わなかった。 犬ならここで俺もする、という処だろうけれど。 猫は耳が真っ赤なまま肩に額をくっつけて 顔を隠している、つもり。]
(*110) 2013/05/04(Sat) 02時半頃
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[>>*109過去に嫉妬しても仕方がない、 わかっているのに嫌な気持ちが出てしまって そんな自分も嫌になる。]
慣れてた。
[ぼそりと言うと、腕の中に潜り込むように隠れた。]
……可愛くない。
[嬉しかったのに、素直にそう言えない。 自分のどこが可愛いのかもわからない。 もう、わけがわからなくて泣いてしまいたい。]
なんで、こんなこと……した。
(*112) 2013/05/04(Sat) 02時半頃
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俺の、ならなんで……?
[>>*111いきなり飲め、と言われても多分ムリだ。 そんな機会も、実際試したことも無いけれど。]
気にするだろ、あんなん。 初めて……、だったし。
[顔を埋めたままもそもそ話す。 酷い顔をしてそうだから見せられない。]
(*113) 2013/05/04(Sat) 03時頃
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変なこと、言った。 忘れていい、でも俺は可愛くないから。
[>>*114抱きしめる腕が強くなって、身体は強張った。 失敗した、慣れている風を装っておけば 一晩の戯れで済んだのに。 重くてうっとおしい、厄介な感情が抑えられない。 これではただの客に戻れない。]
(*117) 2013/05/04(Sat) 03時頃
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飼われたい。 トレイルがいい。
俺の、―――になって。
[>>*115それはとても小さくて自信のない声。 感じるのは、トレイルなら大丈夫かもしれないという期待。 それでも怖いものは、怖くて。]
(*119) 2013/05/04(Sat) 03時頃
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可愛いなんて言われても……嬉しくない。
[>>*121柄にもなさすぎて照れる。 言われ慣れていないから、どんな反応がいいのか そこからわからない。 素直に喜ぶにはやはり可愛げは足りない気がする。]
わすれて。
[もう少しマシな物で上書きもできる。 こうして猫は箱庭の迷路で遊んでいる。]
(*124) 2013/05/04(Sat) 03時半頃
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トレイルと、ふたりっきりで?
[>>*121想像してしてみたら、悪くない。 いいや、とても良い。]
トレイルでないと、やだな。
[他の誰にも触らせない猫は、するりと身体をくねらせて入り込む。 ついでに鍵も内側からかけてしまおうか。 そうしたらもう、トレイルは捕まったまま出られない**]
(*125) 2013/05/04(Sat) 03時半頃
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だって、俺トレイルより年上だもん。 ――――、恥ずかしいだろ。
[>>*133思わずぷい、と顔を背けた。 出来れば心の中だけにしておいてほしい。 ……恥ずかしがる姿を毎回見たいのなら 言えばいいのだけど、きっと悶えてしまう。]
(*147) 2013/05/04(Sat) 23時半頃
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……嬉しいな。 ずっと二人がいい。
[>>*134願わくばこの関係が続きますように。
このままシートでゆったり過ごすのかと思ったが ワンダーランドは閉じるようだ。 甘いキスを受け取って、あぐっと優しく食む。 すっかり慣れたキスは何度しても気持ちいい。]
戻る?
[少し名残惜しそうに席を経つと、 先ほどとは別の意味でふらつきそうになる。 自分だけ気持ちよくなってしまったが、 トレイルは……どうなんだろう。 しかし猫なので自分からは聞かない。]
(*148) 2013/05/04(Sat) 23時半頃
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―カウンター―
んー。
[手を引かれてカウンターに戻ると席に戻り、 眠そうな顔のままくってりと座る。]
(42) 2013/05/05(Sun) 00時頃
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