4 SADISTIC DETH GAME:2nd
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それから――今セオドールに伝達回ってもらったけど、 湖のリーダーに、グレナデンを、俺から奢ることにしたから。
[郵便局員も、少年と同じように不思議そうな顔をした。 グレナデン――"指定人物の保護"を対立派閥のリーダーに対して実行するなんて、どうなっているのか、と。その無言の問いに青年は笑う]
――…だって、可愛いじゃないか。…あの子。 可愛い子の指がなくなるなんて、惜しい…。
[返答は随分と的を得ない]
(158) 2010/03/20(Sat) 12時頃
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執事見習い ロビンは、双生児 オスカーを、可愛い子扱いして、また笑う。
2010/03/20(Sat) 12時頃
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まあ――彼が俺を頼ることなんて万に一つもないと思うけどさ。 もし見つけたら、歓迎してあげて…。
[チョコレートを食みつつ、いつものように部下からの情報収集。 『零』と『烏』、そして『道』の接触、 『幻』が今、雪の管理するバーにいること…
そして、豚の足取り]
――ふうん…目撃情報、ね。 その辺りの地域は……参ったな、俺らの縄張りからは少し遠いね…。
この辺りで力があるのは………。
[暫し、思い出すように考える]
――『<<薬屋 サイラス>>』か。
(160) 2010/03/20(Sat) 12時半頃
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――もう既知かもしれないけど『烏』に伝えてあげて。 "そちらの庭に豚が紛れ込んでますよ"ってね。
[チョコレートの包み紙に火をつけて灰にすると、郵便局員に別れを告げる。 伝達を終えて戻ってきた少年に、どうする?と訊ねた]
『幻』が来ている、というのも気になるし。 『湖』が指取られてないかも気になるし。
他の派閥の動きもなんだか穏やかじゃないようだし。 夜までどこで時間を潰そうか?**
(161) 2010/03/20(Sat) 12時半頃
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― 街道 ―
[適当な建物の壁に寄りかかって何処に向かうか考えながら、街並みを眺めていた]
――…。
[思い出すのは、旧派閥――『静』という名の派閥を乗っ取った時のこと。 あの派閥は派閥内の人間同士が仲がよかった。リーダーと個人的な付き合いを持っている者もいた。 だからこそ、壊しやすかった。 "無血"ではあったが、違う液体は沢山流れたように思う。
派閥としての理性を、個人的な感情のもつれで失った『静』。 誤解から激しく責められようと、リーダーは、それでも、派閥の人間を大切に思っていたから――だから、屈したのだ。
『貴方さえいなくなれば、この無駄な争いは終わります』 『ほんの少し、ほとぼりが冷めるまで安全な場所に避難されては如何でしょう…』
"安全な場所"――現在『雪』が"一番イイ宿"と呼んでいるソコに行かないかという提案。 ろくな場所ではないのだろうと当然最初は拒まれた。結局"俺が一人そこに行けば済むのなら"という言葉が聞けるまで、"たっぷり遊んだ"]
(173) 2010/03/20(Sat) 17時頃
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[あとは、他の派閥も知っての通りだ。
『静』のリーダーは"行方不明"となり、散開しそうだった『静』を『雪』という名前に変えて纏め上げ、青年が新たなリーダーとなった]
[『静』は小さく、争いも交渉も不得意な派閥だった。 それゆえに、壊されてしまう前に他の派閥に相談できなかったのだろう。
――内部での痴情のもつれで派閥が分解しそうです、なんて、恥ずかしくて言えなかっただけかもしれないが]
(174) 2010/03/20(Sat) 17時頃
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セオドール……。
[名を呼ぶ。 『静』のリーダーの側近のうち、唯一、『零』に記憶を渡さなかった、彼。
少年のことも最初は記憶を消して、適当な小間使いにでもするつもりだった。 だけど『静』の中では珍しい、優秀な狙撃手であったこと、そして少年の口から語られた"理想"――。
これは、消してしまうには惜しいと思った。 だから。残したのだ]
(175) 2010/03/20(Sat) 17時半頃
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[余計な感情など、挟んでいないはず――]
(176) 2010/03/20(Sat) 17時半頃
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『……ロビン?』
………、いや、何でもない。 そろそろ食事にしようか。
[ひどく馬鹿げた言葉が口から出かかって、やめた。 "イヌ"は"イヌ"らしく、頭をからっぽにして飼い主の命に従っていればいいのだ。
イヌがひとたび思考を始めてしまえば。主の命令を、己のいいように解釈し始めてしまえば。 そこにはきっと、忠誠という仮面を纏った狂気しか残らない]
君は、俺の、手足であり、武器だ。
[自分自身にも言い聞かせるように、口にした]
(177) 2010/03/20(Sat) 17時半頃
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『ロビン?』
(…本当に、あのガキ。余計なこと言ってくれた……)
『ロビンってば』
[無言で少年を軽く睨む。黙れ、と。 二人で黙れば、――少年は気づいたのだろう。一度、瞳を閉じた。
――誰かが、こちらを探っている]
[それは、零の手の者だが――そこまではわからない。ただずっと、同じ気配を感じる。一体いつからいたのか]
(178) 2010/03/20(Sat) 18時頃
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[少年の耳にキスするふりをして、素早く耳打ちする。 "グレナデンにサングリアを追加"
シロップにシロップを足す、甘い命令。 つまりそれは"単に匿うだけではなく徹底して守れ"という意。 オスカー狙いの人間が来たら、迎撃してもよいということだ。
それを受けた少年は、まるで本当に耳にキスされたかのように耳を押さえて照れ笑いをする]
(……気に入らない)
[注意は、どこかからこちらを窺っている者に対して]
(………癪だが、あいつらにも連絡を取るか…。 …セオドールも、…予想はしていたけれど少々不安だし。 ――このまま消されるよりは…だ)
[表情だけは、恋人に見せるかのような柔らかい笑みを保ったまま。 食事を取ろうと、*手近なカフェへ*]
(180) 2010/03/20(Sat) 18時頃
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執事見習い ロビンは、双生児 オスカーを保護したという情報が入ってきても、表情ひとつ変えない。
2010/03/20(Sat) 22時半頃
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― カフェ ―
[少年とふたりで昼食だか夕食だかよくわからない食事を終える頃には、太陽は姿を隠し、代わりに月が顔を出し始めていただろうか。 その間に部下がゴミに隠して持ってきた情報は三つ。
傘下の宿でオスカーを保護したということ。 オスカーの指に賞金を懸けているのは『月』だということ。 先程こちらを窺っていたのは『零』の人間だということ。
勿論それは"ゴミ"なので、他の店員やまだどこかに潜んでいるかもしれない他派閥の人間には見られないように速やかに処分する]
(200) 2010/03/20(Sat) 22時半頃
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執事見習い ロビンは、カフェを後にすれば、酒場で狙撃銃を回収し、時刻まで傘下の宿に身を潜めている。
2010/03/20(Sat) 22時半頃
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―→ 『烏』の縄張り ―
[青年がようやく自分の宿から出てきたのは、銃声が聞こえてから。 その歩も別に急いではいない。常通りの足取りで歩いている。
懐には、サイレンサーをつけていない拳銃が、1丁。 傍らに少年の姿は、ない]
(217) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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執事見習い ロビンは、辿りついた時にまだ『烏』の面子がいれば、人数の多さに思わず眉を顰めた。
2010/03/21(Sun) 00時頃
執事見習い ロビンは、双生児 オスカーからの舌打ちは耳に届いていたが、そ知らぬ顔。
2010/03/21(Sun) 00時頃
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[そこには既に複数の派閥の長が顔を見せていただろう。 烏の――確かイアンという青年だったか、彼からの問い>>220は聞こえていなかったかのように無視し、その先、地面に転がっている豚を見る]
――…。
[視線は、『贅』のエンブレムを探している。 それは何処にあるのだろうか]
(223) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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――見つけた。
[はっきりと、そう口にし。 自身の二の腕――ヨアヒムのエンブレムと同じ位置――に静かに手を滑らせる。 一秒、二秒。手を置いて。
三秒目に、眼鏡に手を触れた]
(229) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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[そのエンブレムを掠めるように、どこかから飛んでくる銃弾。
ヨアヒムの上着を僅かに擦るように焦がし、 弾自体は地面に落ちるだろうか]
(230) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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[今ここにいない右腕の少年が優秀な狙撃手であることを知っている者ならば、どこか遠くの建物から少年が狙撃したと判るだろうか]
……これで『雪』の参加表明は終了だけど。 …ルールはどうなっていたっけ……?
長が直接攻撃を加えないとだめ、って言われたら困るから、念のために銃は持ってきたのだけど……。
[淡々と、確認するように、言葉を紡ぐ] [その場にいる人間に必要ないと言われても、念のために撃つつもりではいたが]
(232) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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……。ありがとう。
[礼はイアンに対して。今はサイラスがヨアヒムに構っているので撃てないが、人がはけたら撃とうと、懐から取り出して、撃鉄は起こしておいた]
(241) 2010/03/21(Sun) 01時頃
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