179 仮想現実人狼―Avalon―
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[もう悲鳴も出ないだろうが、彼女はまだ生きていただろうか。 抵抗があっても人狼スキルが発動された今では些細なもので。 構わず彼女の服ごと皮膚を爪で剥ぎ取り、周囲に飛沫と肉を散らせた。 割いた腹から見えるのは、赤く綺麗に並んだ
おいしそうな
おいしそう
内なる声に抗う事なく顔を腹に突っ込んで、箱に綺麗に並んだ菓子を、遠慮なくあちこちからつまんで食い散らかすように、本能の赴くままに食らった。]
(おいしい)
[肌が白い分、赤い色がとてもよく映えて、それが何だか綺麗で楽しくて、獣の口には歪んだ笑みが上る。 そうして彼女の乳房に食らいつき、胸の上から骨ごと一気に噛みついて、一番赤い塊を腹に入れた。]
(*16) 2014/06/04(Wed) 16時頃
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(ああ白い肌だ、きれいな肌だ。 可愛くて可愛くて、まるで の ようで)
[弑逆性を誘うような―――
そう彼女の服に手をかけて、剥ぎ取り、 露わになったその下半身に手を伸ばそうとして…止まった。]
(駄目だ)
(駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ止め―――)
[助けを求めるような胸中の悲鳴に応えて、 脳裏に浮かぶのは、一つの筋肉。]
(*17) 2014/06/04(Wed) 16時半頃
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―――――〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
[と同時に床に頭をゴンと、床が波打つほどに打ち付けた。 くらくらと意識が遠くなり、ほんの僅か本能に理性が打ち勝つ。その間にシロガネの死体から体を剥がした。 はぁはぁと荒い息を吐きながら、]
あ ああ あっっぶ ねー! 流石に これは… これはあかんだろ俺……!
[死んだアバターを凌辱しようとするとか最悪だと、死体の隣で吐き捨てると自己嫌悪に陥った。
なお性衝動は頭の中にトルニトスの筋肉をめいっぱい思い描いたら萎えた。トルニクスの筋肉に、こんな時ながら感謝した。いやもう心底。]
(*18) 2014/06/04(Wed) 16時半頃
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しっかし、……これは…。
[改めて自分がしでかした事の末路を見る。 五体をバラバラにはしなかったものの、割いた割合は大きく血だまりが出来ていた。 その惨状にはただただ嫌悪感が浮かぶのに、脳裏に「もっと」という声が甘く囁いて、振り払うように思い切りかぶりをふる。 両手はまだ獣のそれ。 シロガネの部屋にあった鏡に、月明かりかぼんやり照らされた自分の姿が映って、あまりの見事な狼男の変化に泣きそうになった。]
(*19) 2014/06/04(Wed) 16時半頃
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[飢えに渇きに性衝動。 どこまでコレを続けられるんだろうか、 ついでにいうなら、どこまで続くんだろうか。
諦めない、そう言ったものの、 そんな暗雲たる未来しか見えずに、目を閉じて暫く内側に燻る衝動を抑えていた**]
(*20) 2014/06/04(Wed) 16時半頃
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― シロガネ襲撃前 ―
グレ子……だと…… どっかの菓子会社みたいな女の子は知らねー!
[>>*8アホな会話に調子を取り戻そうと努めて明るくそう返す。 これが文字ならAAでも貼り付けてやる所だったがそうもいかず。
リンダについて、クエスト報酬に魅力を感じていないとの言葉には、ふうんと微妙な顔をした。]
んー…そっか、 オフレコ了解、あんがと。
[すぐに心が軽くなるほど薄情にはなれなかったが、グレッグの気遣いは何となし感じ取れて短い礼を返した。]
(*21) 2014/06/04(Wed) 17時半頃
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死にたい…違うな、消えたい奴か、この場合。 案外、多いのな。
[満足に動けない故に生気が薄くなっているカリュクスが身近にいるから、全く気持ちが解らないとは言えないものの、やはり自分とは遠い感情を十分に理解してるとは言い難く、何とも言えない気分でぽつりとつぶやいた。]
(*22) 2014/06/04(Wed) 17時半頃
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あ、…うん。悪い、頼む。
[自分も見に行かなければ、とは思うものの、 おそらく明日はその報告の原因を自分が用意しなければならず、 その後カリュクスとまともに会って話せるかどうか、 甚だ疑問だったのでグレッグに任せる事にした。]
こっちは――こっちで何とかするさ*
(*23) 2014/06/04(Wed) 17時半頃
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― 二度寝に入る少し前 ―
… おぅ…
[目覚めて気怠く二度寝に入る前、 >>*10グレッグの呟きが聞こえて眠い目が薄く開いた。]
ん…嫌だろうな、 あんなに嘆いてたし、
生きててほしいって、 思うんだろうな…
[疲労感に返答は途切れ途切れで弱かったが、それでも返す。 ワンダの為にと言うグレッグに、うん、とも、うーんとも似た寝息のような返事を、息と共にだしながら。]
(*24) 2014/06/04(Wed) 18時頃
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あんま、他人の顔色ばっかり、 見てても結論、出ないと思うぞ…
[そう呟きを落とした後、すぐさま呼吸は寝息に変わって、 グレッグの声にはしばらく反応できなかっただろう*]
(*25) 2014/06/04(Wed) 18時頃
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― 広間 ―
[広間に最初から居たらしいリンダの方を、深く腰掛けたまま注意深く見る。 >>114細い目で見られても、微妙な顔のまま。]
そーらしいなぁ。
[と告げて、息をついて立ち上がる。気怠さはまだ残っているものの、二度寝のおかげか満足に動けない程ではない。]
なわけで、凄い恨みがあるわけでもないんだけど…
(132) 2014/06/04(Wed) 20時半頃
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ちょっと死んで貰えるか?
[髪の奥、緑の瞳が細められる。 今はまだ―――死ぬ気は更々無い。
帰したいと、言ってくれた人の声が蘇る。 口をふさがれて何も言えなかったが、 言いたくても言えない物が腹の中にあった。
ぎりぎりまで足掻いていたかったから。 人殺しなんて好んでやる物ではないが、PKK(返り討ち)とは違う覚悟をもって、両腰の双剣に手を当てた。]
(133) 2014/06/04(Wed) 20時半頃
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― 広間 ―
そら、そっちからしてみりゃそうだろうな。
[>>127リンダを人狼と断じたなら、フランシスカは仲間、という図式になるのは当然だ。 彼女の呟きが聞こえたなら、彼女を見ないままそう言った。]
よートルにー、 今ちょい取り込み中だけど、まぁ見たまま。
[>>143説明をはしょりもしない返答に、理解を示したトルニトスの方もまた見ることはなかった。]
(146) 2014/06/04(Wed) 21時頃
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― 広間 ―
うん。
[>>144チアキには短く肯定を。 >>145フランシスカがリンダの隣に立ち視界に入ると、ふっと息を吐いた。]
しょーじき、俺としちゃどっちも敵らしいんで、 どっち相手にしてもいいっちゃいいけど… …いや、やっぱリンダかなぁ。
[人狼だって出てたしと、言いながら両手に双剣を構える。 何時でも踏み込める覚悟と準備を抱きながら、 だが二人の動きには注視して。]
(148) 2014/06/04(Wed) 21時頃
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グレッグー、もし、リンダを 殺せたら…。 一緒にフランシスカも送ってやるつもりだ。
[その方がいいだろう?と、 思いながらも一人で決めるのは少し怖くて、 そっと内側の声でつぶやいた。]
(*26) 2014/06/04(Wed) 21時頃
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[集中しすぎていたからか、隣に馴染みの影が立つまで、トルニトスが居た事には気づかなかった。 気づけば一瞬視線を上げそうになるが、今は我慢した。]
……さんきゅ。
[信じてくれたことが有難くて、 だけど――感傷は払うように、前を向く。]
(170) 2014/06/04(Wed) 21時半頃
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筋って言われてもなぁー。
[>>149納得したような顔のリンダには、つい苦笑になった。]
俺はやる事やってるだけだよ、 生き残りたいから。
[とはいえそんな台詞は平行線だろう。 解っているから、返事はそれだけにしておいて。 >>162俺に死んで貰わなきゃ、という台詞には、何だか少し笑った。]
おう、正直死んで下さいってよりは、 その方が俺もやりがいあるし。
普段の俺だったら、 ふはははチャンスをやろう〜とか、ゆんだけど…。
(171) 2014/06/04(Wed) 21時半頃
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今日はちょっと、ほんとに、 色んな意味で、負けられないからさ。
[剣呑な目でリンダを見据え、踏み込む前の初動作のように、軽くその場でとっとっと飛んで。
大きくリンダの方へと踏み込み、両剣で一気に狙いにかかった。]
(172) 2014/06/04(Wed) 21時半頃
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なもん あるかぁぁ!!
[>>173踏み込むのとほぼ同時に得た合図に、口端が楽しそうに上がるったが、>>175やけに耳に良く届いたチアキの声には、酷く強く叫んだ。
その勢いのまま、リンダの首を狙いにかかるも、チアキの声に揺さぶられたのか、またスカートの中にそんなもの>>174仕込んでいるなんて考えていなかったという両方でか。 なるべく苦しまないように一撃で、首を狙ったつもりが逸れ、彼女の腕か胸のあたりをざくりと割いた。]
っ チッ!
[バッと地を蹴って、距離を置く。 こちら側に傷はないが、改めての切っ掛けもつかみにくい。 連撃のスキルが無い為に、連続攻撃はやりにくい。 何より既知が相手という心情が、僅かに躊躇いを生んでいた。]
(193) 2014/06/04(Wed) 22時頃
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ガチのPKってこんな感じか…。
[こんなクエストの世界に飛ばされる前に受けたPKを、今度はこっちが仕掛けているような気分ではある。
やりにくい。 だがやらないといけない。
そう思ってニレンカムイを握り直し、手負いになっただろう彼女を見据えて、また隙を狙うべく、今度はじわじわと距離を詰めていく。]
(196) 2014/06/04(Wed) 22時半頃
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クシャミは、リンダへの攻撃タイミングを、狙いながら思案する。
2014/06/04(Wed) 22時半頃
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あー、そうなる?そうなるかなぁ。
[何とかなるかーとか思っていたが、 いろいろ甘いかもしれないと思い直す。
それでもいい――昨日の衝動を思い出せば、 そんな気持ちに傾きかけもするものの、まだ決めかねて。]
んー、じゃ誰が良いんだろうなぁ…。
[最善手、という物がよくわからず、かりと頭を掻いた。]
(*31) 2014/06/04(Wed) 22時半頃
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トルにーはあんま殺る気ねーなぁ。
[とにかくそこと、カリュクスだけは、 きっと衝動に負け切るまでは無理だろうと思っていた。]
まぁ生き残りたいのはガチなんだけど…。
なんての、最善、てのが、 どうなのか…やっぱり良くわかってなくてさ。
[声の向こうで頭を悩ませるグレッグ同様、こちらもうんうん唸っていた。]
(*33) 2014/06/04(Wed) 22時半頃
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ならチアキか、ワンダ
うーん、俺からはそっち良くわかんねーから、 グレッグがワンダがよさそうって言うなら言ってくれな。
[手が空けば、スキルの設定をしなきゃなと、忘れないように心に刻み込みながら。]
(*34) 2014/06/04(Wed) 23時頃
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カリュ、 …ん、だった。
[>>197カリュクス相手にもそう返す。 危ない事あんますんなよと、言う事も出来ずにいたのが少し前。
>>200チアキの声には苛立ちを隠そうともせずに。]
俺は……あーもう、 出来ることしか出来ねーんだよ!
[頭の中がぐちゃぐちゃになりそうで、一瞬チアキに殺意が沸いたが、今その余裕はまるでない。]
(218) 2014/06/04(Wed) 23時頃
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[>>201敵はリンダばかりではないらしいものの、かといって他のすべてに気が払えるほど、リアルまでが戦闘に特化しているわけではい。
だが解りやすい誘いには――少し笑った。]
じゃ、お言葉に甘えますか
(222) 2014/06/04(Wed) 23時頃
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ねっ!
[言うが早いが、二振りある片方の剣を、リンダへ向けて飛ばすのと、彼女に大きな隙が生まれるのとどっちが早かったか。
投擲に適した武器ではないため、彼女に致命傷を与える事は出来ないだろうが、ひるませるには十分だろうか。 同時に、片方だけの剣を手に、再び間合いへと踏み込む。
背中を預けている事に安堵していたから、チアキやフランシスカが何をしているか、今は意識から無かった。
ただ一点、自らに誓った「諦めない」それだけを胸に身を任せて。]
(223) 2014/06/04(Wed) 23時頃
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[そうして今度こそ、彼女の喉元目がけて
ニレンカムイの片方を――――突き立てた。]
(224) 2014/06/04(Wed) 23時頃
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[>>228こっちに集中していたから、フランシスカの投げた武器には気を払えずに、ナイフは額を霞めて髪を切り、こめかみを割いた。それでも、剣は止まる事なくリンダへと襲い掛かり―――。
彼女の喉を潰した後で、息を吐いた。 早鐘が鳴るように、心臓が音を立てて、全身から汗が流れて落ちた。]
(238) 2014/06/04(Wed) 23時半頃
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(だから……足掻いてんじゃねーか。)
[リンダに踏み込む前だったろうか。 >>225投げつけられた言葉への返事を チアキに向けることはせずに、喉に突き立てた剣を抜こうと、 踏み込みより更に一歩、リンダに近づいて。 そっと耳元に顔を寄せると、誰にも聞かれないよう囁いた。]
……ひとつだけ、安心しろよ、 明日で終わりにゃ…多分、なんないからさ。
[もう潰れた喉では、誰にも何も語れないだろうから、 そんな言葉がつい零れた。]
(240) 2014/06/04(Wed) 23時半頃
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[言うだけ言えばすぐにリンダから離れて、彼女がどこかに行こうとするなら行かせるままにした。]
ってぇ…。
[痛みの走るこめかみに手を当てると、視界が少しクリアになっていた。 フードもなく、分厚い前髪の一部が切り落とされて、中から緑色の目が見えれば周りが前よりよく見える。 ようやく周囲の人間の――カリュクスやトルニトスの無事を確認すると安堵したが、その分気が抜けて、痛みに耐えるように首を振った。]
は ……しんど。
[一気に疲労が押し寄せてきて、傾ぐ体を自力で支えるので精いっぱいで動くことも出来なかった。]
(244) 2014/06/04(Wed) 23時半頃
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