3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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紐 ジェレミーは、マネージャー ピッパの目立つ髪色に気がついて、左手をひらひら振った
2010/03/04(Thu) 23時半頃
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―― 屋上 ――
[闇の中、彼女の口の動きは流石に見えなかった。 けれど、ジェスチャーは何とか読み取れた。 彼女から見えるかなんて分からなかったけれど1つ大きく頷いた]
……元気だな。
[あまり動けなくて、申し訳ないと思う。 柵に寄りかかるようにして座り込みながら、ピッパを待った]
(458) 2010/03/05(Fri) 00時頃
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―― 屋上 ――
[彼女が扉を開けると、また、いつものように手を上げた。 ピッパの邪魔にならないように、足を少し引っ込める]
……好き、というか……多分、一番マシだから。
[空はない。風もない。外もない。 だけど、あるはずのものを思うことは出来る]
さっきは、心配かけて、ごめん。 もう、平気?
[気を失っていたように見えたから。 それが、自分のせいだとは思わなかったけれど]
(472) 2010/03/05(Fri) 00時頃
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―― 屋上 ――
シャワーか。いいね。そろそろ俺も…… ……今、どのくらい時間が経っているんだろうな
[何日も経った様な、日付が全然変わっていないような。 食欲も、睡眠欲も沸かない空間だということに気づいた]
[目の前に、老人の絵を差し出されて]
ああ、懐かしいな。もうどこかに行ったと思ってた。
[受け取ると、丁寧に広げて眺める]
……この人さ、はじめて家出した時にお世話になった人。
(483) 2010/03/05(Fri) 00時半頃
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―― 屋上 ――
……これ、好き?
[出会った地下鉄ホームの雑踏とか、奢ってもらったサンドイッチとか、そんな他愛もない話をぽつぽつしてから、聞いた]
この人の絵、他にもあるから好きならやるよ。
(491) 2010/03/05(Fri) 00時半頃
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―― 屋上 ――
[ミッシェルがやってくれば、また左手を上げる。 手を上げるのは癖。けれど、使うのは左手ばかり]
……スティーブンス先生は、もう行ったよ。
[何をしに、とか、どんな様子だったか、とは、あまり上手く言えない。だから、事実のみ端的に告げた]
(495) 2010/03/05(Fri) 00時半頃
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―― 屋上 ――
……暗闇お化け? あの爺さんに、そんなご利益あるかな……。
[この情況に比べて可愛い言葉に、ははっと笑う。 その後に続いた言葉は、先刻聞いたフィリップの問いかけが頭によぎる。心持ち、姿勢を正した。けれど、そこまでで話題は途切れて]
[ミッシェルの話す、スティーブンス先生のことには]
……成功、するんじゃないかな。多分。 立派な先生だと思う。普通、生徒に命は賭けられない。
ああ、もう少しね。絵、描くなら邪魔しない。 外に居たかったんだ。
[ミッシェルには多分ばれていることを承知で、でもそう告げた]
(516) 2010/03/05(Fri) 01時頃
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―― 屋上 ――
[差し出されたのは、濃いピンクのビー玉。 手の中に押し込まれて、ちょっと1テンポ遅れて力を込めた。 そうでないと、落としてしまいそうで]
ありがとう、ピッパ。
[ビー玉の意味。知ってはいたけれど、すぐには出てこなかった。ケイトの、忌まわしい目的に使われていたから]
でも、これ………
[ふっと、そのピンクの意味を思い出したのは、彼女が出て行った後]
(522) 2010/03/05(Fri) 01時頃
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