60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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― 食堂 → ―
[ディーン、ルーカスと擦違い、二人の姿を目端に留める。 余り見た事のない組み合わせ。 少し眉が寄ったのは、恐らく彼を取巻く噂の所為だろう。
何処が出所かは解らないが、其の噂を知ったのは、 同室のフィリップの所に出入りするようになった後。 其の噂に関係が在るのかと興味本位で訊ねられた事による。
(…、まさかね)
二人の事はそう心に留め置いて、フィリップと食事を摂り。 食器の片付けを遣ってくれるらしい彼に、遠慮はしなかった。]
うわ、ありがとうございます はい、また後で
[挨拶をすると、食堂を出て、一端自室に戻ると、 部屋にある洗濯物を抱えシャワールームへと向かう。]
(361) 2011/08/04(Thu) 11時半頃
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― シャワールーム ―
[入り、脱衣所にておきっぱなしに為っている自分の荷物を見ると 安堵して、其れも洗濯物として一緒に抱えた。 水音が聞こえ、また誰かが入っているのが解る。]
…ん
[けれど聞こえたのは、水音だけではなく。 ソプラノの響きに、女!?と少しギクリとするけれど、 そんな訳ない、ないと自己解決で首を振る。]
誰だよ…
[思わず頭を抱えたけれど、 こんな声の響きを出せる人物の心当たりは少ししか居ない。 深く考えようとしてまた首を振って、でも、 女性にも聞こえる其の声を、聞き取ろうとしてしまう。]
(362) 2011/08/04(Thu) 11時半頃
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…
[顔が熱いのは、恐らく シャワーブースから来る熱気だけの所為ではないだろう。]
――…
は、
[少しの間そうして居て、 ハタと気付くと更に顔に熱が昇った。 バツの悪そうな顔をして片手で口元を覆う。
やばいでよう。 荷物を纏めるとランドリーへと向かう。 慌てたので、途中物音を*立てたかも知れなかった*]
(363) 2011/08/04(Thu) 11時半頃
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