291 Fate/Goddamned Omen
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「 ....くそ、痛えんだよ 」
常人なら呻いて立ち竦んでも可笑しくない痛みに、 思いっきり顔を顰めるだけ。 血を溢れさせながらも、蛇が絡んで吐き出すように それでも止めなかった足跡の痕に斧を吐き出した。
(175) 2019/02/12(Tue) 23時半頃
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不死身なんてもんではない。 だが、これしきじゃ死なないし、止まらないくらいには 渋といし、忍耐強いのが一番の取り柄なもんだから、まぁ、 ───あいかわらず。
自分じゃ見ようもない背の蛇鱗ごと食い破られた それなりの深さ疵の出来た背で振り返らないまま
( ...きっとカローンはそろそろ 動いてるだろうか、とは思っちゃいたが。 )
水辺へと足を引き返した。*
(176) 2019/02/12(Tue) 23時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/12(Tue) 23時半頃
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/12(Tue) 23時半頃
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( どうせ次に会ったところで いつかは殺し合うなら名前を教えてもね、 なんて思っちゃいたけど。
『覚えとけ』を斧女に言ったつもりで、 子どもの方に伝わったなら─────>>184
...それを訂正してやることも無かった。 )
(207) 2019/02/13(Wed) 00時半頃
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( ロクに忘れたって構わないような二つ目の約束ごと、 見ないフリをして踵を返す。 )
>>180 その子どもの心なんて見透すことができねえから、 子どもだって何だって利用する為だけなら 情を沸かせたところで、仕方ない話だ。
それが、なぜかまでの理由なんて 足りない頭じゃわからない。 それでも敵対することが確定事項なら─────
>>185むしろ、そんな物言いをされるより 嫌いでいてもらった方がよっぽど楽だった。
(208) 2019/02/13(Wed) 00時半頃
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「 莫迦な子だね。 ...” また ”なんて無い方が、って言ってんのに。 」
子どもらしい純真さだけど。 会ったのは短い時間ながら、そろそろ きっと拾える言葉だけ拾ったんだろうくらいは >>186理解できちゃいたから。
それ以上ともに振り返らないまま背越しに ぽつりと降らせたもの以上には、今度こそ 本当に返さなかった。
(209) 2019/02/13(Wed) 01時頃
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そのまま水辺に戻ってきたなら ここら一帯じゃ他よりも砂風は些かマシだったから フードを一度すとん、と落として 淵に座り込む。
短い時間で悪魔や人魔が寄ってくることもなく、 今度こそ誰もいないその場所で。 はぁ、.........っと、一気にコトが置き過ぎた頭を 冷ますように整理しもしていた。*
(210) 2019/02/13(Wed) 01時頃
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ツヅラは、ヨグラージと会った事もあったかもしれない。◇
2019/02/13(Wed) 01時頃
ツヅラは、ヨグラージが立ち去った方角に向かってるかもしれないことは知らなかったが。
2019/02/13(Wed) 01時頃
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 01時頃
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背からだくだくと命を零したところで、 砂漠じゃ貴重な水分ほどの価値もない。 失血することなんて『考えていないように』 布と人の皮膚、それから黒い蛇鱗の隙間から覗いた 疵痕に処置する真似もしなかった。
染み付いた血の匂いは今更だ。 衣替えするのもこの荒野じゃ難しいから、 文句の一つは言ってやりたかなったけど。
それぐらいだ。
(231) 2019/02/13(Wed) 01時半頃
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ツヅラは、ザーゴの、隠す気もない足音をふと聞いて。◇
2019/02/13(Wed) 01時半頃
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普段は数度くらい低いだけの水辺でも、 さっきまで火に油ならぬ炎を注いだみたいに 温度の上がったあの場所にいたら、 ここにいるだけでも多少は涼めるような気もして。 水面に手を伸ばそうとした瞬間、
( ...別に周囲の警戒を怠ってたわけじゃないから。 )
>>220なおさら、澄ませなくたって聞こえる 何処か悠然としたようにも聞こえる足音に 怪訝そうに顔を上げた。
(233) 2019/02/13(Wed) 01時半頃
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こっちは変わったものも色々あるのに、 そいつに変わったことがあるとしたら >>222白衣の焦げ跡くらいか。
「...久しぶりだね、” センセイ ”。 それとも、アルシュ・ザーゴ ...だっけ。
どうしたの? こんなところまで、砂漠を渡ってまで。 わざわざ会いに来てくれたとか、 そんなロマンのある話じゃ無いんだろ。 」
今は痕の残る潔癖な白衣も。きっちりとしたタイも、 飾りベルトも、何一つ不毛には似合わないから 怪訝は半分くらい、嘲笑に変わった。
(235) 2019/02/13(Wed) 01時半頃
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その長躯も合わさって、 アバターを見た目ごと取っ変えてない限りは 見間違えようもないから、距離を保ったまま ゆっくりと淵に手をついて立ち上がる。
きっとアンタが追放されたなら、 嘲笑よりは歓迎の顔でもしてやったんだろうが その格好を見る限りは、流石に無いんだろう。
「 それとも、” あの時 ”の答えでも。 ...義理堅く持ってきてくれたのかよ? 」
落第にした質問の代わりに出した、 二度と聞くかも分からなかった宿題みたいな 答えを、『理由』を。 強請るように、 真っ直ぐ───その高い位置にある頭を見上げた。*
(237) 2019/02/13(Wed) 01時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 01時半頃
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 01時半頃
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 02時半頃
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同じように砂漠を流離ったって、人魔だっていろいろいる。 不毛の地しか知らない食物連鎖の中で生きてきた二世代目と、 安寧に飼われた輪廻と文明の在り方を見てきた一世代目じゃ 心底から同じ景色は、きっと見れない。
異世界ほどじゃないにしたって、 当然と常識が違うように。
──────>>228故郷と呼ぶには愛着どころか、 ” なにもない ” ただっぴろい自由も今は嵐に妨げられた世界で 『 生き延びるためだけに 』生きる行為に満足できなかった。
(253) 2019/02/13(Wed) 09時半頃
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( そ、 ...だから欲張り ”なんだ。オレは。 )
(254) 2019/02/13(Wed) 09時半頃
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滅多に水を得ることもない血水を含んだ砂が色づくのを 特に興味もなく逸らして、 湿った音を立てる砂を踏み締める。
持ち上げた先にあった、砂漠じゃお目に掛かることもない 触れれば冷たそうな錯覚にすらなる、 氷みてえな色の瞳は随分懐かしささえ感じる。
────あの時なら兎も角、 今はそう、その冷えた目の色が厭わしい、と 変えてやりてえな、 と思うことも無かった。
( 代わりに思うのは、別のことだ。 )
(255) 2019/02/13(Wed) 09時半頃
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「なんだ、あのお転婆斧娘か...。 はッ、じきじきにアンタが顔を見に来てくれたなら 名前くらい、もっと安売りやって良かったのかもね。」
そう喋る間にも、平然と。 よく見れば普通のひとの血よりも濁っているような、 赤黒い液体を滴らせ続けている。 溜まりかけているそれが不自然に凪いでいることも、 砂風の少ない水辺じゃ分かりにくかったかもしれない。
貼り付けた嘲笑と一緒に立ち上がった二本足で、 答え合わせなんか態々しに来たらしいアンタを前にすると >>242まぁ、そんな顔は今だって見たさは... 無いとは言えないんだけど。
(256) 2019/02/13(Wed) 09時半頃
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姿が変わったところで、 その色素が薄い端正な眉一つ動かさず 掠れた声を水のようにも動かさないアンタとは 特段、こっちが低い背だってわけでもないのに。
僅かでも背伸びしねえと 届かない視線の差から見下ろされるのを こちらから顔色を変えることなんかもなくて、 ただ、その問いかけに、────あの日みたいな。
興を確かに宿した、ってことは 隠し立てもしない。 距離を開けたアンタにだって、伝わるだろう。
(257) 2019/02/13(Wed) 10時頃
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「どうだかな。
” クソつまんねえ模範解答 ”よりは、 もう少し面白みがあるかもしれないし 聞いて見なきゃ分かんねえんじゃない。
────だから、 」
(258) 2019/02/13(Wed) 10時頃
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「こう言えばいい? そう勿体ぶらずに教えてくれよ、” センセイ ”。
... ───────── って 」
ド底辺とシュメールの人間ってことの差を抜いたって 放逐の背を押されるあの日より空いた距離の向こう。
悪く言えば余裕っ面に、 この不毛の地に踏み入れた あの日を思い出したみたいにせがんだ声を多少真似て、 暗色の蛇色がじ、───と翳された氷玉の方角を見てた。**
(259) 2019/02/13(Wed) 10時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 10時頃
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>>272 その体まで秩序に縛られたみてえな、 浅く機械的な息遣いのひとつまでは距離の向こうじゃ 感じられもしなかったけれど。
凪いだ鉄臭さを自分でも軽く吸い込んでから 通り抜けた風の気配に襤褸けた外套の裾を揺らした。
「 そうかぁ、...。 にしても、フルネームは生憎捨てたんでね。 この砂漠じゃ、別に必要ともしねえもんだろうし 」
(308) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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( 捨てた割に何でこの名前の半分を 名乗り続けているかと言えば、 きっと、────物凄く短絡的な話。 )
(309) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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(...あの斧娘がどんな伝え方をしたのかなんて ツッコミ役にもさらさら伝わるもんでも 無かったにせよ。)
そっちに興を咲かせるにしては、 >>274思い出話にすら花も湧かないだろうくらいに。 相変わらずにこりともしないまま、 柔らかい口調の割りには愛想もへったくれもねえような。
白金に隠された氷石に、 ─────今は意識を手向けていた。
(317) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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水鏡にしては磨き過ぎた鏡にも似ている 氷鏡とかち合えば、暗色はそれを飲み込もうとさえする。 踏み出された足が砂を踏み締めたところで、 こっちからは一歩も退きはしないかわりに詰めもしない。
同じ世界に居たって、 同じに映る世界とはイコールにならない証左じみた ” 差 ”が間を取り続けた。
(318) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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( ...守るものがあるとすれば、きっと、 ───二つきりだ。 )
(320) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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( >>275それでも、 アンタが『 つまらない理由 』と評したそれを 聞き置いた後で。
微動だにしない中で、 一度重なった視線をはたく中で瞬きはしたって 笑わずには、居てやったさ。 )
「 ...、 そうか? 」
(322) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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「少なくとも、アンタの規範的で 貼り付けたよーなテンプレートよりは幾らもマシだし 利己的ぐらいな方がアンタもちゃんと人だったんだな、 ─────くらいは思えたよ。」
雑に、背疵よりも、熱で頰に引っついてた髪を 気にするみたいに掻き上げる。
それでも花丸満点とは言わないのは、 アンタが自分でつまらない理由だとこき下ろしたからだ。 余りにも機械的過ぎて血の通いさえ信じられなかった男を 見る目はパッと見変わったわけではないにせよ。
さして迫るわけでもなく止まった距離の先で 呼ばれた名前の問いかけに答えてやろうと 思えるくらいには、 ...” 気は向いた ”。
(324) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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「 ───────” 部分的にね ” 」
(325) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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別に自殺志願者なんかじゃない。 だけど、正義のヒーローでも英雄なんかでもねえ。 どころか、放っぽり出された悪人だ。
気取った問いかけを前に眉を軽く上げた様は 確かめるような色に、 ひどく端的に返した声ごとどう映ったか。
──────多少は気になりはしても。 どう取られようとも、知ったこっちゃなかった。
(328) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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(だけどまぁ、...守りたい” 世界 ”の範囲は 同じ光景を見ないのは オレには、アンタの答えで─────明白で、 それでも、”今すぐには”噛みつきなんかはしない。 じ、ッと堪えるような忍耐力だけはあったから。
今は凪いだ血と同じくらい 厭に閑かな首の蛇の頭を軽く 髪から手を滑らせると手持ち無沙汰げに撫でちゃいた。 )*
(329) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 22時半頃
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( >>302>>303 神都の監視ドローン宛らの、 盗撮ならぬ盗見趣味に気付けるくらい 首元の蛇だって目が良いわけじゃない。
────あの子どもが何を言ったのかも、 知りっこなんてなかったさ。 )
(409) 2019/02/14(Thu) 00時頃
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蛇を突く程ほど舌も長くなけりゃ、 お喋りでもないらしいアンタに捨てた名を 態々拾い上げるような行為なんかしもしない。
下ろしたままの腕に錘みたいに制されて、 広がる前に几帳面に抑えられるカタチになった 白衣裾を見やりながら
オレからすれば───アンドロイドと言われたって ちっともアンタのことを疑わなかったかもしれない。
いっそ、むしろ。 アンタに『見送られた』あの日、 多少でも興味のタネを宿さなければ そうと言われた方が納得できたのかもしれねえけど。
(411) 2019/02/14(Thu) 00時頃
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( 今は、───── 多少評価ってやつは変わってる。 子どものよーに律儀に待ってた...ってわけじゃあないにしたって マルはつけられない部分点の答えごと息を吸い込んだなら、)
(417) 2019/02/14(Thu) 00時頃
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