194 花籠遊里
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[新しい場所で、僕の色んなものが育っていきます。 それは僕だけでじゃなく。 きっと、二人で。]
しゅっじ んっ
[その言葉に、一気に耳が熱くなりました。 おうちに対しての意味だったのかもしれませんが 自意識の過剰な僕は、別の意味へとそれを変換してしまったのです。]
(94) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃
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……待、ちますっ。 お洗濯も、お食事も、お風呂もご用意しますから。
…──寂しがらせないで、くださいね?
[言の葉が一つ一つ、素直に溢れて行きます。 僕はきっと、堪えず灯をともしてこのおうちで帰りを待つでしょう。 だから、寂しくなどさせないでください。 本当はあなたさまに逢えるまで、寂しくて泣いてしまいそうだったのだから。]
(95) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃
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そんっ な… 、ぁ
[幾千とは謂わずとも、何度も夜を越えてきました。 それを主張する声に返せたのは、微かに詰まるような声です。 彼の鼻が頬へと擦れば、香るのは変わらない櫻香。 首筋に触れた指先に、過敏なくらい体が強張ります。 指が肌をなで、着物の袷を解こうとするならば 弱々しくも頭を振るのです。 否定ではなく、射干玉がベッドに広がって行くでしょう。]
っ……は、ず かし
[唇が鳴らす音は、肌理を愛でられた証。 書斎で落とされた額への接吻けが甦るようでありました。]
ばか……っ! ていこ、なん…てっ
[出来ないとわかっている癖に。 本当に、酷い御方です。]
(96) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃
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ん、っ
[足を開かせるよう動く膝に、僕の甘い声が溢れます。 頬が唾液を乾かして、なのに一層仄かな色を灯しておりました。
丘などない胸に指先が滑ります。 その指には鼓動も何もかも、伝わってしまっているのでしょう。 緊張で少し湿った体はすでに熱く、肌を上気させております。 呼ばれたりなどすれば、どきんと鳴ったのも用意にわかることでしょう。]
え、く ぅ …さま ぁ、っ!
[まだ慣れぬ名前を小さくにだけ口にしますが 指が胸にある小さな飾りを愛撫すれば、それも甘き声にて掻き消されてしまいました。 低い声が届けば、ふるりと体が震えます。 あゝ、なんて甘い睦言を囁く御方なのでしょう。]
(97) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃
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や、優しく…… して、くださいませ。 ……はじめて ……なのです。
[既に快楽に潤んだ射干玉が、彼を見上げて小さくおねだりをいたします。]
だい、すきな… 殿方と… 寄り添うのは…──
(98) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃
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あなたさまは『櫻』を買わなかったのだから。 知らなくて、当然です。
ですから──…
[強情が顔を見せては、強がりを申します。 今となっては簡単なこと。 一枚の隔たりは壊して欲しい硝子戸。 逃げるのは追いかけてきて欲しいから。 避けていたのはこれ以上惹かれぬ為。 すべて、判りやすいほどの裏返しでございます。]
……───もう、離さないでくださいね?
[揶揄には揶揄を、本音には本音を。 ですから素直におねだりを返したのでございます。 「生涯を共に」なんて、そんな意味を込めて。]
(120) anbito 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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[肌に降るのは櫻吹雪でありましょう。 一つ一つ、それが彼の所有の証のように色付きます。 その度に洩れ出そうになる声を噛み 代わりのように、体が微弱に震えるのです。]
あっ、 まぃ のは…ぁっ …あなた…さま、で … ──んっ!
[蕩けるような嬌声を織り交ぜて、必死で紡ぐのは 抵抗できぬ声が綴る、せめてもの抵抗でありました。
僕だけが甘いのではありません。
胸の小さな果実に掛けられる愛撫は こんなにも意地悪に、こんなにも優しく。 与えられるものが甘いからこそ、 僕は甘く咲き乱れるのです。 膝に押された部分は既に熱くなっていたことでしょう。]
(121) anbito 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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ひ、ぁっ──!
[細まる眸を見上げていた筈であるのに 気付けば僕の足は開かれ、下着さえ奪われて ちいさな、それでも性を象徴するものが しとどに濡れていたことでしょう。 羞恥に顔が朱へと染まります。 何度として経験してきたはずだと謂うのに ひとつひとつが、恥ずかしくてたまらないのです。]
んっ…く ぁっ、あ、 やぁっ
[彼の舌が、蕾を押し開くように蠢きます。 いやだいやだと首を振りますが、抵抗などではないことを 彼も、僕も判っているのでございます。 その場所で繋がることを、愛されることを知っています。 生々しい水音が、余計にそれを知らしめて 蠢く舌を襞が締め付けておりました。]
(122) anbito 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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っ …、 ……!
[丁寧すぎるほどの愛撫に、身も心も蕩けている頃 熱いほどの吐息混ざる声が耳に届きました。
同時、背に感じるものはなんでしょう?
彼が求めてくれている証。 衣を隔てても分かるほどの脈動に 僕は一度息を飲み込んでしまいました。]
(123) anbito 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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と、かして …さしあげ、たいです。 ……ちょこれーと、みたいに。
[きっと融かされてしまうのは、僕なのだと判りながら。 それでも紡いだのは、そんな言葉でありました。 遠まわし、遠まわしなおねだりです。
挿れてください、なんて興が醒めてしまうことは謂えません。 繋がりたい、なんて恥ずかしくて謂えそうもありません。 早く、なんてまるで余裕がないようで。 来てください、なんて余裕もありません。
『蝶』へと強請るのとは確実に違います。 羞恥と、それにより膨らむ甘さが櫻の香となって彼を包みます。
切なげな射干玉の眸を向けましょう。 だって彼は、廻り合えた、特別な御方なのですから。]
(124) anbito 2014/09/26(Fri) 21時半頃
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──【『夢物語』への一頁】──
[不器用な焔花との別れ>>56>>57 返る祈りを背に聞きながら>>*7 揺れる焔に見送られ、僕が射干玉の髪を翻して。
あれからどのくらいの月日がたったことでしょう。
『外』を知らぬ花は、残されたたった一つの手がかりが 海を越えた場所なのだと謂うことを知りました。 本当にとてもとても、遠く。 その遠い海を越えることは、終ぞ叶わなかったのでございます。]
(134) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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ん、…ふぁっ
…あんッ、ん!
[『花』をやめた僕が咲くのは花籠ではありません。 『人』を捉え『人』とも扱わぬ、地獄の奥底でありました。 今は夜でしょうか、それとも朝でしょうか。 窓さえない此処では時間の流れなど判りません。
櫻樹の枝であった白く細い腕には、無数の痕が残ります。 今日もまたひとつ、その痕は増えたのでございます。
おかげで、あの御方に出逢うことが出来るのです。
ほら、四角く切り取ったあの窓の向こうから あの方が気だるそうに、やってくるのです。]
(135) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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あぁっ、やッ…も、っと!
奥、…まで、衝いて ッ、ぇ!
[乱暴に穿たれる体はすべて、彼だけのものです。 僕はもう、こうして何度彼に抱かれ続けているでしょう。
何度も閨を添い遂げております。 何人もの彼と快楽をむさぼっております。
そして今日もまた、今日もまた。 容赦なく身体を何度も重ねるのです。]
(136) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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[僕は彼に逢うために、海を越えようとしておりました。 船を出してくださいませんかと 港でずっと、希っておりました。 やがて一人の殿方が、乗せてあげると謂ってくださったのです。 僕は何も疑わず、その御方について行きました。
世間を知らなさ過ぎたのです。
辿り着いたのは船ではなく、窓もない部屋。 無理やりに、腕には注射の針が刺されました。 身体を廻るのは、再会の運命などではなく麻薬。 徽章(やくそく)は、金目のものと判断され 懐にしまっていたお金も、何もかも共に奪われてしまいました。
──僕は死んでしまうんだと、そう思っておりました。]
(137) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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[ けれど、僕は あの御方に逢うことが出来たのです。 ]
(*48) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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く、んんッ、もぅ …だめっ!
で、る …イっちゃ、 ッあ──!!
[はしたない言の葉が堕ちてゆきます。 あばらまで浮き出た僕の痩躯が、弓のように撓り。 幾度出したかもわからない精を出しつくし 床を微かな白濁で汚しておりました。
震える指先を伸ばしても あの御方は、霞んでいってしまわれます。
僕を置いて、遠い海の向こうへ。
僕を置いて。]
(138) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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おいていかないで。
(*49) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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おかあさんのように ぼくを おいて、おいていかないで。
いいこにするから わらっているから
なかないから。
(*50) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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[最期に、懸命に呼ぼうと唇を動かしましたが
僕は彼の名前を、知りませんでした**]
(139) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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────…、ふふっ。
[僕は珍しいものを見た気がします>>125 表情から窺ったのではなく、揺れた言の葉に。 そして、口ほどにものを謂う視線からでございます。
僕が思うよりも、もしかしたらずっと 僕のことを想ってくださっているのでしょうか。
そんな、自惚れを胸に微笑み返したのでございます。]
(154) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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ばっ、ばか ──あっ!
[舌先が舐めるような場所ではない部分を攻め立てていきます>>126 その上感じている、などと触られてしまうそこは 身体につりあう程度の小振りなものでありました。 糸が伝うのを目の当たりにして視線を逸らしたのは 羞恥と、それから──…
『蝶』として『花』を抱いた御方には 満足できるものではないような、気がしてしまったのです。
いままで一度として、そんなことは考えたこともありません。 誰かと自分を比べるなんて、初めての感情に 戸惑いが視線を彷徨わせたのでございます。]
(155) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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[優しい愛撫は執拗に続きます。 手順の全てに、胸が締め付けられるようでありました。 嬌声を堪えるのに唇をきゅっと噛んでおりました。
見えたのは、片眉を顰めるお顔です>>127
とたん鼓動は、切ない音色を奏でました。 徽章(やくそく)を頂いた日に鳴り響いたものと 同じ音色を聞いていました。
腕を、伸ばします。 触れること、きっと赦して下さるでしょう。 細い身体を持ち上げて、接吻けを落とそうとする刹那。]
(156) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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っ ……──ン、ぁ!!
[何よりも甘い囁きが舞い降りました>>128 まるで蝶がひらひらと、花に寄りそうような声で。
「僕も、だいすきです。」
そう紡ぐことは叶わず。 接吻けをすることも出来ぬままに、蕾を押し開く大きな熱。 感じた事のない感覚が身も心も襲いくるのです。
痛みを感じるのは身体ではなく心。 喜びに耐え切れず、切なさが増してしまうのです。
熱を感じるのは心でなく身体。 肉塊に穿たれ揺さぶられ、悦に熟れた身体が応えます。]
(157) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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さ、まっ ──えく、…ぅる さまあっ!
[呂律の廻らぬ舌先が、確かに彼の名を呼びました。 唯一、僕にだけ許された名前を呼びました。 堪えることなくしがみ付いた指先が、その背に爪痕を残します。
溢れくる想いに、はじめて涙が落ちました。
生涯、お慕い申しておりますと。 だいすきですと。 逢いたかったと、寂しかったと。 射干玉が見詰め、囁くのでございます*]
(158) anbito 2014/09/27(Sat) 00時半頃
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―― 花蝶の幻 ――
[所詮は蝶と花、それ以上にも以下にもなれず 呼ばれ、覚悟していた通りに
───僕はあの晩、彼に抱かれました>>142
背には爪を立てられ、何度も腹を満たされて。 擦れる場所は熟れて切れ、白濁の中に朱を混ぜても。 厭だと叫んでも、首を振っても涙など流れませんでした。
枯れた可愛げのない『櫻』にございます。]
(174) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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[射干玉の髪は精液に犯されました。 痛みに体を捩れば、涙の代わりに白が溢れます。
そうして容赦なく捨てられた身に降り注ぐのは 僕が捨てられたということと>>145]
……咲かせて、下さるの、ですか?
[傷付いた『櫻』を拾う>>146 そんな言葉にございます。]
(175) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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あゝ。 煩わしさなんて、滅相もありません。
『花』でいられると謂うのなら。
僕はなんでもいたしましょう。
[その時の僕はどんな顔をしていたのでしょう。]
(*55) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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[抗いもせず、『櫻』は海の向こうへと連れ去られ 地下にて、その『せい』を許される存在となりました。 頭の上には荒れ果てた庭があることも知らず。 まるで、僕自身が埋められた亡骸のようでした。
体を火照らせるものがあるのに 嵌められたそれは、熱を放つことを許しません。 帰りを待てと躾けられているかのごとく。 ただただ、薄汚い欲ばかりが募るのです。
地下へと響く足音は、待ちわびた唯一つだけのもの。
光の消えた眸を向けて、僕はこう返すのです。]
(176) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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おかえりなさいませ、───…僕の『蝶』。
(177) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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[声はもう掠れて、潰れています。 それでも僕は返すのです。
耳に飾る徽章(そくばく)を光らせて。 僕は久しぶりに、ふっと微笑みました。
これが施されたときに、震えていた指先なんて知りません。 判りません、判らないのです。
判っては、ならないのです。]
(178) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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