171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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光流、無理をするな!この状況なら持ちこたえれば加勢が…くうっ?!
[強烈な熱と凍えるような痛み。松葉杖に支えられていない方の右足に食い込む痛み。それが唄声《コワイア》に共鳴した雪白の赤憑き躍るエフェドラの"凍灼の鋼荊―ブラウ・フラウ・ヘルガ―">>218であるとは知る由もないが。 思わず膝をつきかけて、光流とAllscarletを見上げた]
無理を、するな…私の事は構わなくていい!
[もっとも、この状況では説得力のない言葉だ。自分が異能を発動するよりも、彼に庇われていたのでは。]
待て、アレって……やめなさい!良くは分からないが! それなら、私の方こそ…!
[光流の言う”アレ>>251”が何か良くは分からない。しかし、ひどく嫌な予感に、松葉杖を軸に立ち上がりながら、そう叫んだ]
(306) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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――――――……
闘いの最中にしては、 随分気の抜けた声だな、光流。
[押し上げる眼鏡は、もうないけれど。
癖か、目頭に中指を当てて、目を細める。]
(307) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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単刀直入に聞く。
お前は、裏切り者《新生派》か?
[それは友に向けて。 誤魔化し効かぬといった口調で、問う。]
(308) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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[降伏勧告に嘲笑の様な表情を浮かべたらしい、泰山峰。 近接の王者、その印象に相応しき音速の拳撃が>>303]
――敵性確認 迎撃
[命中の瞬間、緋色の残像が揺れた。さわめく緋髪のひとふさが虚空に舞う。 拳闘の部長《エイジェント》の真横から、彼を見もせずに脇腹狙い銃撃を放つ]
(309) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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――屋上――
[予想に反して、魔皇を滅した過半数が集まっていた。 一番目立つ緋色のそれを一瞥して、一瞬、渋面を作るも]
……あれはわたしが止める。
[顔を見ぬまま皇とロビンに言って、降伏宣告を行うオスカーに、一歩、二歩、近づく。 同胞の力に共鳴するように、黒いドレスが生き物のように波立つ。 蒼き瞳が輝きを増し、首筋の黒き傷痕から、タールのような黒い液体がどろり、こぼれる。 大きく、息を吸った]
(310) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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[―――戦わない理由にはならない>>268]
それは、どういう……
[光流に向けて叫んだその時、
風が吹いた。二度吹いた。>>258>>295
床が、割れた。>>267]
泰山峰!皇……!それに…バスキンスか。
[その姿は、少なくとも今は希望に見えた。予断を許さぬとはいえ、心に少しばかりの余裕が戻る。]
バカな、密会などと……言ってる場合か!
[泰山峰から少し顔を背けつつ、少しだけ表情が綻ぶ。彼は良い部長《エイジェント》だ。人好きがする。そう思ったのは本当だ。
『折角だけれど、私はそういった事には興味がない』と、その一言で無下に蹴ってしまった事もあったけれど…昔の話だ]
(311) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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[全速力の拳を躱される。 これには流石に目を細めて、ほぅと嗤う。 同時、反撃の銃撃に反応を示すものの、攻撃体制から反撃されれば、流石に回避は不可能で…。]
くっ……。
[銃撃はナックルガードの拳で弾くように防いだ。]
素手だったら拳がイカれていたな。 なるほど、多少は目がいいみたいだが、連撃にはついてこれるか?
[そう告げて、今度は亜音速の右拳、左拳、右脚の連続攻撃を繰り出してみる。]
(312) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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――――任せる。
[>>310無事に屋上に舞い降りれば、彼女から手を離す。 止める、と宣言した女にくれる視線はもう無く。
彼女に背は預けたように、 男は、オスカーと対峙していた三人の方へ顔を向けた。]
(313) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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生憎、あたしの武器はこのカメラしかなくって。 ほらあたし、しがない写真部だから♡
[>>298 七枷さんの言葉に、あたしは片目を瞑って応えた。 無用な闘いを避けて来たのは、戦闘能力が皆無なせいだ。 狙い撃ち《スナイプ》ならともかく、直接対決で叶うわけがない。 でもまあ、ここは逃げるわけにはいかなかった。]
(314) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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この程度、命令《コマンド》もいらん。
[ぐ、と足を踏み込むと、薄く白煙が漂う。 本棚に向けて飛び込み、そのまま本棚を足場に、蹴り倒して飛び上がる。 自身であけた穴の縁を掴むと、屋上へと躍り出た。]
は――酷い有り様だな。 僕にやられたい奴はどいつだ?
(315) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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マスター命令? ……まさか。
[意志を感じさせぬ鮮血《オスカー》>>302の返答にやや眉を顰める。]
(316) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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ラブ。 お前、オスカーのマスターか?
[心当たりに尋ねる。]
(*21) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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被検体 L-XI。
"仮想"クラス《 "冥族会"の契約者-ウォーロック-》
《革冥喪悲禁書に於ける情報収奪兼入出力特務人型装置》 ―ミディアンアカシックハックヒューマンプロトコル―
第41711の 雪白の赤憑き躍るエフェドラ-エフェドラ・スェニア・ハタ・ベルアナイア-が
緊急管理者権限《アドミニスタ》を用いて命ずる。
(317) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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止まりなさい馬鹿。
[刹那。その周囲に、無数の黒き手が現出する。 掌の大きさも指の本数もばらばらの、けれどその腕だけは細木程度の太さを持つ。 ただ拘束するだけの力を持つ黒き檻は、オスカーの紅い紋章を狙って一斉に伸びた]
(318) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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そう、それなら。
[dreadnoughtは投入せず。 2本の剣のみを持って彼女と向かい合う。
いつの間にか、背中には機械で作られた天使の翼が生えてきており。]
あたしが駆け抜けるのが早いか。 貴女のカメラの一撃が早いか。
単純でしょう?
[そうして、ポケットに手を入れるとコインを一枚取り出して。]
合図代わりだわ。
[空に向かって弾いた。 それが地に着くと同時に彼女は天を駆ける――]
(319) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2014/04/07(Mon) 22時頃
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しかし、妙だ。
[光流>>316とほぼ同時に、鮮血と闇の権化と化したようなその姿に違和感を口にした]
さっきから、全く機械的な様子しか受けない。 皇だったか、O-scarletとか呼んだ時はもう少し違ったように見えていた。私にはそう思えた。
[Ark因子というものについて詳しくは知らない。ただそれは、『機関』の研究の中でもとりわけ機密性の高いものだったと理解している。何しろ、十三血流である自分ですら全貌を理解できていないほどなのだから。]
もしかすると。彼は…… かもしれない。
(320) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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− 1人中庭にて −
[メインの戦闘は屋上へと移ったようだ。 緋色の戦士の遺した軌跡を見つめていると、 まるで追いかけるように荊が御伽噺の様に伸びて。 溢れる彩の乱舞を、 それこそ花火大会の様に見上げて感嘆の声をあげた]
何だか凄い事になってて、面白いわね。
……それにしても…ここがゾーンだからって、皆無茶しすぎよね。
[校内でもズズズゥンッと震えながら破裂音が聴こえた>>265 地上からは判らないが、位置的には図書館か]
もしかしてばれたかな。
[大して隠蔽工作もしていなかったのだ。 ばれても仕方ないだろう]
(321) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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そんな冗談言うかよ。
[オスカーとの戦いへ赴く泰山峰>>303の背へと呟く。 そして、黒鴉の弓は構えたまま、視線は別の場所を向く。]
…………。
お前の相変わらずの鉄面皮見たら気が抜けてな。 これでも安堵してるんだ。
[軽く肩を竦め。 統>>307の細まる目をまっすぐに見つめ返した。]
(322) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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そうだ、俺は裏切り者《新生派》だ。
[迷いなど微塵もなく断言した。]
(323) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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結果的にそうなったみたいね。 可哀想に、オスカーは……失敗作よ…。
[一瞬流れ込んだ負>>188を思い出して、 光流へ返す口調は少し悲しげだった]
(*22) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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………私は十三血流《リネッジサーティーン》が一、 生徒会執行部《エグゼキュショナーズ》にして聖ジャキディス學園副会長《ロードオブジャキディス》、
神宮院 檀、だ。
それがどうかしたのか。
[全てを緋色に染めようとするAllscarletからの要請>>282に対して、静かにそう口を開く。それが何を意味するのか、知る由もなかったし無駄ではないかと思う心は多分にあったが]
(324) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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-保健室-
[副会長が来て、ラブが去って。 遙夏は未だ保健室に留まっていた。不動門戦での消耗を回復したいようだ。]
本来、私は「澪標」に過ぎないものなのに。 ……ふう、アツくなりすぎちゃったわ。
[七人委員会《ジャキディス セブン》の中でも、掴み所なく いろんなところをうろうろしている進路委員《ガイド》。 本来は戦闘向きでない能力を、使い方次第で なんとかした今回の戦い。正直しんどかったらしい。]
(325) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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失敗作……ね。
[まあ、確かにその通りなのだろうけれど。 聞こえてくる会話には少しだけ微妙な感情を見せた。]
(*23) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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――それが同胞のさだめなら。
[止める、そう言ったエフェドラ>>310に目を向け。 しかし、ならば少々手持ち無沙汰か。 率直な問いを投げる皇>>308に、溜め息を零す。]
そんなに派閥が重要か? 七人委員会《セブンス》は。 価値と真実は、肩書では決まらんぞ。
[新生派であることを宣言した一ノ門へ、未だ拳を叩き込もうとはしないまま。]
(326) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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オスカー…あなたは失敗作じゃないわ。
[力を載せた時に流れ込んだ負>>188を想い、1人呟く]
(327) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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あは。西部劇みたいね。
[>>319 笑うと、もう一度カメラを覗きこむ。 蒼色の視界《スコープ》に、天使の翼を生やした彼女の姿が映る。]
―― いつでも、どうぞ。
[そして、賽《コイン》は投げられた。 それが地に落ちた瞬間、こちらへ向かって駆ける彼女の姿を捕らえ、シャッターを切る。]
――"見敵必殺《Search&Destroy》"!!!
(328) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[――――ドンッ! 花火のような音が中庭に響く。
……そしてあたしは地面に膝をついた。]
(329) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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……ふん。
相変わらず、だな。
[>>322冗談なのか、掴めぬ男の態度。 再び眼鏡を押し上げる所作だけをして―――]
(330) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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――――そうか。
[>>323返答を聞いても、男の表情に濁りはない。
雪白に可能性を仄めかされて その“覚悟”が既に出来ていたのかも知れない。]
――――……それは、誰かの命令か?
それとも、お前自身の意思か?
[問い返す。 眸は、静かに紅の炎を宿し 揺らめく。]
(331) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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残念だったわね。
狙いは悪くなかったわ。
[機械の左腕は吹き飛んでいた。 だがそれでも、残った右腕には――魔剣グラムが残っていた。]
(332) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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