18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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流浪者 ペラジー は 水商売 タバサ に投票した。
墓荒らし へクター は 流浪者 ペラジー に投票した。
水商売 タバサ は 流浪者 ペラジー に投票した。
森番 ガストン は 踊り手 フランシスカ に投票した。
踊り手 フランシスカ は 流浪者 ペラジー に投票した。
さすらい人 ヤニク は 踊り手 フランシスカ に投票した。
墓守 ヨーランダ は 踊り手 フランシスカ に投票した。
流浪者 ペラジー は村人の手により処刑された。
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水商売 タバサ! 今日がお前の命日だ!
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、墓荒らし へクター、水商売 タバサ、森番 ガストン、踊り手 フランシスカ、さすらい人 ヤニク、墓守 ヨーランダの6名。
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ごめん…ごめんね……
[姉の腕の中、告げる謝罪は誰に向けてか。
ぎゅ、っと。ぎゅっと。
その腕に、力を込めて。
ちらり、扉へ向けた視線は。
誰かの姿を捉えただろうか。]
(0) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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いいのよ。
[ 何を、踏みにじるの。私は。]
…否定、しないの。
ミッシェルを殺したのは、本当は貴方なの? ――ペラジーなんでしょ?
[ 請うように、祈るように、見つめる。 力のこもる腕をぽんと叩いて、その中から抜けた。]
票、揃ったかしら。
(1) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[問われて。
肯定することも、否定することも出来なくて。
すり抜けた姉の姿を、滲む視界から、見つめて。
彼女がその場後にするならば。 力なく、へたりこむように、姉の座っていた椅子に座り込んだ。]
(2) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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[ 袋を開けたのは、ヨーランダだろうか。 7枚の羊皮紙を見れば、肩を竦めた。]
3、3、1、ね。 ……なら、この無効な票を投じた人に、もう一度投票し直してもらえばいいのかしら。
[ Tabithaと書かれた紙をペラジーの元へ滑らせる。 それが何を意味するのか。
わかっていたけれど。]
選んで。フランシスカかペラジー、どちらを処刑するの。
(3) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[袋を開ける瞬間の手は、震えてはいなかった。 羊皮紙を眺めるタバサの隣で、結果を静かに待つ]
…………。
[途中、そっとキッチンへと目を向けて。 そこにいるであろうフランシスカのことを、思い浮かべたか。 ぺラジーの様子はどうだっただろう]
(4) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[皆の投票用紙が入った紙袋を、ヨーランダが静かに開けた。 >>4 取り出された、七枚の羊皮紙。 一枚一枚、書かれた名前をタバサが確認していく。 >>3]
同数、か。
[唯一『Tabitha』と書かれた紙が、テーブルの上を滑る。 その紙が止まった先――ペラジーの顔を見た。]
(5) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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[選べというタバサの言葉に、自分の名を言うわけがないと思っていたが。 予想と反して、ペラジーが笑い出す。 その笑いは、タバサが彼女に投票すると告げた時と同じもののようで。 >>4:96]
……何がおかしい。
[声をかけるが、暫くその笑いは止まらない。 漸く笑いが落ち着き、その口から出た名前は――**]
(6) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 03時頃
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[響くのは、笑い声。狂ったかのように、長く長く。 ただ動くことが出来ずに立ち尽くしていただろう。 鼓膜を震わすそれは、底知れず恐ろしいものに感じられたか]
そして、彼女の選択。
そんなまさかと思う反面、やはりという気持ちもあって。 ...の表情は冷たいほどに感情を映していない]
……ぺラジー。
[話し合いの時は長く、窓から差し込む陽光は赤みを帯びて。 まだ終わらないと示すように緋に染まる空は、 ゆっくりと、ゆっくりと、藍色に変わってゆくだろう]
(7) 2010/07/07(Wed) 07時頃
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[3対3。割れた票を眺めて。 つまらなそうに酒を空ける。結果は見えた、といわんばかりに。
おそらくは。 じき、姿を見ることがなくなる彼女が。狂ったように笑う、その声を。 部屋に響く、奇妙な響きを、背景に。 冷たい、視線を、降ろす]
ふん。好きにしやがれ。 てめぇの命くらい自分であつかいてぇわな。
[窓から差し込む、傾いた陽光。赤みを帯びたそれが、映し出したペラジーの顔は。 朱を纏って、いままでにないような。
――きっとそれは、異界の美、なのだろう。]
……くだらねぇ。くそったれな夜だぜ。
(8) 2010/07/07(Wed) 09時半頃
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[油断なくキッチンの様子を伺っていれば開票の時間になったらしくヨーランダが袋を開ける音を立て、タバサもこちらへ戻ってきた]
……やッぱり、ミッシェルは人狼の手にかかった訳じゃないのカ?
[警戒は解かないけれど、曲刀の柄から手を離して壁を背に開票の様子を伺う]
フランシスカ3票、ペラジー3票、タバサ1票ネ。
同票の場合について決めてなかッたナ。
[タバサがペラジーへ再投票するよう促す] そンなのフランシスカに投票するに決まってるダロ。
[呆れたようにやり取りを見るしかして結末は――]
(9) 2010/07/07(Wed) 12時半頃
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[告げられたのは、自らの名。 彼女は人間だろう。でもこれは、覆すことの出来ない絶対]
……狂信、者。
[誰にも聞こえないだろう音で呟く。 もしかしたら、彼女は最後に人狼を庇ったのかもしれない。 文献では、狂信者は人狼を知っている場合が多かったから。 それでも...は何も聞くことはなかった。 ガストンへの答え>>4:169で、ミッシェルを殺したのではないと 思っていても、彼女はその問いに返してくれないだろうと]
……処刑方法、は。
[押し殺したような冷たい声で、そう問う。 長い前髪に遮られ表情は見えない。誰かは答えてくれるだろうか]
(10) 2010/07/07(Wed) 19時半頃
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[ヨーランダの冷たい声>>10 。それに応えるように。ことりと。 懐から、小さな瓶を。取り出して。 ペラジーの前に、そっと、置いた。]
……トリカブトの、毒だ。 使うなら、一気に飲み込め。中途半端だと、余計に苦しむ。
[せめてもの。 狂った矜持なのかもしれないけれど、彼女の矜持への、返礼として。 その骸を、汚さぬようにと。
そっと、目を伏せた]
(11) 2010/07/07(Wed) 20時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 21時頃
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[ {4}分は続いただろうか、ペラジーの笑い声を苦痛をこらえるように俯いて聞いていた。 時折むせながら一頻り笑うと、女は元のつまらなさそうな顔に戻る。 そして面倒くさそうに名を。]
(……どうして)
[ 唇を噛みしめる。とてつもない過ちを犯しているのだと、深淵から笑って囁かれているような気がした。
ヨーランダの冷たい声。ヘクターの取り出した瓶。 ペラジーはそれを投げやりに見て、けれどなかなか手に取ろうとはしなかった。]
(12) 2010/07/07(Wed) 21時頃
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[ 唾を飲み込み、震える指を握る。ここで優しい腕に頼ることは赦されないと、奮い立たせ、心を殺して。 事件を、終わらせようと。]
毒じゃ不満なの。 ……その目で人殺しの顔が見たいなら、望み通りにしてあげる。
ナイフでも、猟銃でも、斧でも、貴方の欲しい物を――
[ 静かに言いながら、耐えきれずに俯いた。前髪を直す振りで目を覆う。
ペラジーはどんな顔をしたのか。 たぶん、またおかしげにくすりと笑ったのだろうと、強く瞼を閉じてもその表情が見えるようで。
やがて、一つ欠伸をして、ペラジーが瓶を取り集会所を出て行くまで。目を開けることは出来なかった。]
(13) 2010/07/07(Wed) 21時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 21時半頃
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 22時半頃
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[己の名を告げたペラジーを、冷めた目で見つめる。 ヘクターが取り出した瓶 >>11を見た彼女は、どんな表情だっただろうか。]
……お前が勝手に死ぬというなら、構わん。 だが、ここにいる誰にもお前を殺させるつもりはない。 殺意を持った奴に殺されたいというのなら、その望みは叶えさせない。 俺の銃も、ヤニクの刀も、ヘクターのナイフも、お前を殺すためには使わせん。
[俯くタバサ >>13の言葉。それを実行させないという意思を示す。 それ以上声をかける事もなく、集会場を出て行くペラジーを見送った。]
(14) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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― 深夜・自室 ―
[はたして、その寝床に眠っている人はいたのだろうか。 そっと、音をさせずに、窓際の机に。 そして、取り出した酒盃。
ふと、ため息をつく。]
これ以上、やる意味があるのかは、しらねぇけどな。 ……いるんなら、逃げやがれとしか、いえねぇよ。
[少しばかり、陰鬱な気分を、首を振って振り捨てて。 いつものように、腕を撫ぜてから、一言二言、呟く]
白、いんだろうよ、どうせ。
[酒盃に注いだ酒を飲み干し、期待もせずに見た、その石の色は。
――漆黒に染まって、闇のように。 光を放たぬ、そのしるしを、示す]
(15) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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[へクターの差し出した毒。タバサとガストンの言葉。 ぺラジーが瓶を手に取り、集会所を出て姿が見えなくなるまで、 ...はずっと目で追い続けた。手をきつく握り締めて]
――――。
[ドアの閉まる音が響けば、すとんと椅子に座り込む。 力が全て抜けてしまったように、しばらくは俯いているだろう。 他の者が何を言おうと返すことはなく]
……もう、夜。
[ゆらりと顔を上げ、窓外の空を眺める。 これで終わるのだろうか。欠けた月は哂っているように]
(16) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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―夜・1階―
[ヤニク、フランシスカの様子はどうだったか。 ...は立ち上がると、そっとヤニクに近付いて]
包帯、巻き変えたほうが……いいと思う。
[そうして赤く、血の滲む背を示す。 ただ声を掛けてから、今更自分がすることに躊躇ったのか、 近くにガストンの姿があれば手伝いを求めるだろう]
今日はもう、寝ましょう。
[その後は夕食も、誰かと用意したかもしれない。 フランシスカとは目を合わせずに、でも拒絶もせずに。 夕食は殆ど喉を通ることはなく、 眠気もなかなか訪れなくて、長椅子から窓外に視線を。 それぞれはどのようにしていただろうか**]
(17) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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―夜・集会所前―
[ 扉の横の壁に寄りかかるように座って、欠けた月の色を見ていた。 もしも狂人が戻ってくれば、一番にその前に立てるように。冷たい風の中で膝を抱える。きっと二度と生きた姿を見ることはないだろうと、思いながら。
集会所を出ようとした時、ガストンは止めただろうか。 追いかけてまで殺したりしないわよ、と精一杯の虚勢は、言えただろうか。たとえ手にかけずとも、ペラジーが死ねば自分は人殺しなのに。]
終わって…お願いよ。終わりに、して。
[ 手の中の白く光る石が、滑って地面に落ちた。ころりと転がって離れて行く。]
(18) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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[ペラジーは毒瓶を手に耳に残る笑い声と共に扉の向こうへと去って行った]
……信じ、られンネ。
[再投票を迫られたペラジーは自らの死を選んだらしかった、最期までペラジーという存在は理解が出来なかった]
……コレで、ホントに終わるのかネ。 結局ペラジーの口からは自白も自供もなかッたケド。 犯人だッたとも思えないナ。
……ペラジー自身何を考えてるのか分からなかッたケドネ。
[面倒臭そうに頭を掻いて壁から背を離すと外から何かが倒れた音が聴こえただろうか]
それじゃ今夜は解散しますかネ?
(19) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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ミッシェル……
[ 石のなくなった手の平。 指を開けば、僅かに歪んだ、古い花の髪留め。 壊れた留め金を直せる職人は死んだ。死なせたのは――]
ミッシェル、ごめんね…
[ 確信したと、思った。 ペラジーが、”殺されるため”に”襲撃”を続けたのだと。だからこれで終わりにできると。]
(どうしてこんなに、息が苦しいの)
[ フランシスカの涙の理由を、想像してしまうから。 ミッシェルを殺していないと、ついに言わなかった理由を、考えてしまうから。
『私はやっていないんだよね』 自ら死を選んだ女が、あの場で嘘をつく理由を、見つけられないから。]
(20) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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[ 震える指で、白い花の留め金を開こうとして、小さく声を上げる。
壊れた金具が割れて、弾けた。 指先に微かな痛みが走り、同時に髪留めが飛んで、草むらへ落ちる。]
――ぁ
[ 立ち上がることは出来なかった。 白い花の消えた草むらに目を凝らす。弱い月の光の下で、壊れた髪留めは草に隠れて見つからなかった。]
(21) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
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[集会場の外に出ようとするタバサに声をかける。 >>18]
……見届けなくても良いだろう。 あいつは……ミッシェルを殺していないんだからな。
[渡された毒で、他の村人を殺すかもしれない。だが、その心配はしていなかった。 それでも無理に止めることはしない。すぐに戻れとだけ告げ、小さく溜息を吐いた。]
(22) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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[部屋の中に視線を向け、椅子に座り込んだヨーランダ >>17に気付く。]
大丈夫か? ……疲れただろう。
[声をかけたが、返事はあっただろうか。 つられる様に窓の外へと視線を向け、欠けた月を見た。]
(23) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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[ヤニクの包帯を変えるというヨーランダを >>17手伝いながら、呟く。]
まだ、終わっていない。 ……ペラジーは“人狼”じゃないからな。
[人間だと分かっていながら、見殺しにした。 はっきりとは言わない。しかし、それは事実。]
もし、今日また誰かが襲われるとしたら、タバサが危ない。 あいつは、あいつだけが、ペラジーを“人狼”だと信じて――信じたいと思っているからな。 まあ、襲われたとしても……ヘクターがいるから大丈夫だとは思うがな。
[そう言って、この話は終わりだと言うように包帯を巻いたばかりのヤニクの背を叩いた。]
(24) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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[ 白い石も白い花もなくなった。 手の平を、見る。指の腹が避けて血玉が浮き上がっていた。
紅い血――]
……
[ 声が聞こえた気がした。琥珀の眸に、若草が映る。 手の平に触れて重みを伝えたのは――なんだっただろう。
赤い血の玉の上に、記憶が幻の像を重ねる。 艶やかな蜜を孕んだ、真っ紅な林檎。]
……テッド…?
[ 見知らぬ、懐かしい、小柄な少年。 この場所で、別れる前に囁かれた言葉をが甦った。 『――また、アナタの手で抱きしめて貰えるって、信じてる』と。]
(25) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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