226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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―部屋を離れる前―
[少女のか細い声に、はっとする。メルヤは振り返り、寝台に横たわっている少女の元へと近寄った。]
タルト、大丈夫かい? ナナオもケイトもトレイルも、みんないるよ?
体は平気苦しくない?
[労るような柔い声で、穏やかな微笑む。 そっと小さな手を握ろうと手を延ばした。]
(10) つづ@tuduraori 2015/06/15(Mon) 21時半頃
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[病状が悪化しているようだった。無理もない。何人もいなくなった、タルトの病では悪化の一途を辿るのは目に見えていた。
隔離施設でひとりきり。 病院とは名ばかりで少女の命の灯火を消そうとしているようだ、とメルヤは思う。]
…夢じゃないよ、タルト
[酸素吸入器がされている姿は、痛々しさえ覚えた。顔には出さず、穏やかな笑顔を保ったまま。]
僕もケイトも、ナナオもいる ナナオは君に会いたがってたし、僕と会った時より元気に…なってきたよ
タルトも元気になったら、会えるよ [そう口にして、そろり。包帯が巻かれた手で――鱗では傷付けないように――タルトを撫でる]
(12) つづ@tuduraori 2015/06/15(Mon) 21時半頃
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[心の一部は、真冬の空に囚われたまま。 >>13に余り近づいていると体に障るかもしれない。 どうにかしなければ――。そう思っても全身を取り巻く、凍える寒さは止まない。]
うん。ナナオも…いるよ。 絵本読んで貰えるね。
[トレイルのことを口にしなかったのは、この時点で彼がどれ程の状態になっているかわからなかったからだ。 同日に運ばれたため、タルトは知らない。下手に刺激を与えるようなことは、口にしない方がいいと思った。]
おやすみ、タルト。 …どうか現実でも、幸せな夢を
[”家族”に笑顔をくれる末っ子の少女。 労るように、もう一つ撫でて、ベッドの下の猫のぬいぐるみをタルトの横に置いた。 絵本は悩んだ挙げ句にそのままにしてあげた方がいいだろう。
タルトの容態が、少し上向きになったのを見、ほっと一安心してメルヤはタルトの病室から静かに立ち去った。
その後――体力の限界を覚えてどこかの空室で*倒れ伏したのだった*]
(14) つづ@tuduraori 2015/06/15(Mon) 22時頃
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―空室― [蕩けるような微睡みの中、眠りに落ちる前に過ぎったものをメルヤは思い出せなかった。(>>5:+155〜>>5:+159)
人によっては感傷や未練といった類の感情が、鎌首を擡げたのは確かだったろう。 幻覚に取り込まれた一部は未だ、粉雪の中。繋がりが切れないためか、他に要因があるのかメルヤにはわからない。
自分自身の殺すことなど、容易にできる筈がない。
過ぎることすらない思惟は、身震いひとつで掻き消えた。]
……今、何時だろ?
[辺りが騒然としている気がした。 病棟内で何事か起こったのだろうか。不可解に思いつつ、空室で身を潜める。
騒ぎに乗じて一度治療を受けるべきか、タルトやケイト達の様子を見るべきか思案する。 結局のところメルヤが出した結論は、その時々で臨機応変に動こうというものだった*]
(28) つづ@tuduraori 2015/06/16(Tue) 21時頃
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メルヤは、シーシャに「Thiotimoline」と書かれた注射を投与した。
つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 20時頃
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―隔離病棟:廊下―
……――。 [満身創痍の状態で廊下の方へと向かう。 職員の動向が、慌ただしいのをメルヤは感じ取った。注意深く探られれば手錠も足枷も付けてないメルヤは見つかれば、次は寝台に拘束されかねないが、気にする節がない。
怪訝そうに周囲を逡巡しながら廊下を歩く。
今の騒ぎに乗じて――どうにか出来ないか。 ナナオとトレイルが、同室にいないこともわかっていた。 リネン室の場所も把握していた。南京錠のような鍵だけで済ませている辺り、入院患者をなめているとしか思えない。 特別、持っているピンセットをヤスリで削る必要もなく、リネン室の扉を開く。
背後の気配に、はっと息を呑む。>>33の顔にかすかに安堵した。]
なんだケイトか
[むしろ患者仲間で無かったら危機的状況なのだが、メルヤの判断能力は今落ちていた。]
(35) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 21時頃
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[>>34の問い吐いた息は白かっただろうか。凍傷こそ無いが、ある一定気温まで下がっているままだった。]
…何故か病棟内全体が騒がしいからね この騒ぎを利用しない手はないよ
[リネン室からかっ攫うように5着ほど白衣を取る。やや多かったが不足するよりいいだろう。]
はいケイトもこれ着て?
[口にしつつ、メルヤは白衣を羽織った。包帯も隠したかったが頭の鱗を見られるよりはいいだろう、と観念する。]
(36) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 21時頃
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白衣を着てたら、ね。……手錠と足枷はトレイルの部屋に投げたままだし。
[>>38冷帯に慣れたのか。寒さが和らいだのか。今は考えないように彼はしていた。 今出来る最善のことを、尽くす。頭も冷えているが、判断能力として適切かはメルヤには自信がなかった。 近くに寄れば、ケイトを冷やすのではないかと懸念をしつつ、残った白衣を先ほどまで潜んでいた空室へと投げ込んだ。]
[問い掛けるような視線には、小さく頭を振る。 周囲の喧騒は止まない。どころか白衣を着たメルヤ達を同僚と思ったのか、指示に従うよう促す者までいた。 怪我をしているので、こちらの方に残ります。適当な相槌だったが気に留められることはなかった。]
[慌ただしさで怪我で誤魔化そうとすれば包帯を解かなければいいだろう。 小声で、隣にいるケイトに話しかける。]
ケイトも似合ってるよ。元が文学少女だし、真面目そうだしね。
[茶目っ気を帯びた言葉を告げ、更に声を潜めた。]
(39) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 21時半頃
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ケイト……何故かはわからないけど、病棟が騒がしい。 構造をね、考えたのだけど開放されてたあちらの病棟とこちらの病棟では、繋がってるようだ
…この機に乗じたら、行けるかもしれない。 [松葉杖のケイトを、促すように、庇うようにしながら白衣の集団が動く姿を隈無く見る。 以前に病棟内を探ってだいたいの検討が付いていた。
どこかにある、職員専用の通路からあちらの病棟に行けるのではないかと――。]
(40) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 21時半頃
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見つかったとしても看護師の職務怠慢だよ。 まさか隔離患者が鍵開けするとは思ってないみたいだしね
[南京錠はしっかり掛けつつ>>41に肩を竦めた。 職員が多いためか、非常事態でも起きているのか。余り違和を覚えられていないようだ。 白衣を着込んだままの、メルヤとケイトの横を数人の同じ白衣を着た者が走り去る。]
ケイト… [松葉杖を使わずに足を酷使するのは無謀ではないだろうか。眉を顰めたが>>41の紫水晶の双眸を見れば決意が固そうだった。 冷気が、肌を刺すような感触がする。]
[彼の説明を聞けばどうやら病棟とこの施設は繋がっているらしい。 ...も連れてこられた時は裏口からだったので、何となくそんな気はしていた、が。]
僕は眠らされて通ったからね…憶測でしかないけど、あの辺りだと思う あっちとこっちの構造を考えたら丁度いいしね
[メルヤは自らが作った地図と、長年暮らした病棟の位置を頭の中で整理する。 瞑目した。方角ははっきりとわからない。最後は勘だよりだろう]
(44) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 22時頃
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――今は出て来てくれるな。と願って、蹲っている幼い自分の背に語りかける。その幼い子どもが振り向いたことには気付かず] わかった、ケイト”先生” 僕に付いて来て
[覚悟を決めた彼女を見れば為すべきことはひとつ >>42が何よりも誰よりも会いたがっている人の元へ連れて行くのが家族というものだろう。]
ケイト先生、2,3言っておく…よ
まず…何かがあったのは間違いなくあちらの病棟の方だということ 見つかったらどうなるかわからないってこと
[言われずともわかっているであろうことを、メルヤは前を先行しながらケイトに届くぎりぎりの声音で告げる。]
上手く行けたとして……こちらに戻ってくるか、どうするかは、君に任せるよ
[小さく隠れて、と指示をした。白く頑丈な壁になっていた場所が開け広げられている。
患者が逃亡しないためだろう、数人がいるのを見る。]
(45) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 22時頃
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ケイト…… ちょっと口を閉じたままがんばって、走れる?
[口にしながら辺りを見回す。記憶の中ではこの周辺にあった筈。 次に手にしていたのは消化器だった。]
(46) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 22時頃
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誰の責任になるかは知らないからけどね。
[手を貸して呼び止められても厄介だった。メルヤはなるだけ、>>47が歩きやすいように先を行くことしか出来ない。 あの足で歩くのは辛いだろう。それでも今だけでも、彼女の体が一歩でも動くようにと、祈らずにはいられなかった
傍近くに居ながら手を貸せない状況は歯痒かったが怪しまれては元も子もない。]
(何が起きているのかも…気になるな)
[身震いを起こしつつ、嫌な懸念が過ぎる。開放区域にいるみんなが無事であればいいと、願っていた。]
(50) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 22時半頃
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[彼女の理知的な双眸が、輝きを増した。 宝石を生み出す彼女の奇病。何よりも、ケイト自身が輝いてみえた。]
ケイト。僕にとってもケイトは大切な家族だよ。 迷惑だなんて水臭いよ
…君の前向きさは、きっと…どこかでぐずっている子どもに顔をあげさせた。
ありがとう。
[彼女は幻の中の出来事を知らない。まして、七年前の幼い自分が、真冬の空で蹲っているとは知らない。
目を閉じれば、ほら。――心の一部が具現化した子どもが、泣くのを止めて空を見上げている。]
(51) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 22時半頃
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……僕が合図した後に、走ってね。 なるべく、見張りに掛けるようにするから。
[消化器の安全栓を抜きながら、注意深くうかがう。 一瞬の間隙を見逃してはいけない。彼女は余り早く走れないから。
安全栓を、ケイトと自分がいる方角とは逆方向に投げた。
カツン。リノリウムの白い床に響く固い音に、見張りのふたりが反応する。]
走って!!
[大声を出しながら、ノズルを掴む。レバーを強く握って一度威嚇のように足元だけを見張りの二人に向け顔目掛けて噴射した]
(52) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 22時半頃
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[開放区域にケイトを向かわせることが、得策だったとは言い難い。 この機を逃せば、二度と無いかもしれない。 メルヤは知らなかったが、もしかしたらシーシャが起こしてくれた奇跡のひとつかもしれない。
知りようのない喧騒は、胸騒ぎを呼び起こす。]
――我が儘な子でね。 君でも僕でもダメみたいなんだ。
[ふっと悪戯めいた笑みを浮かべる。 嗚呼。もしかしたら。彼女と顔を合わせ、言葉を交わすのはこれで最期かもしれない――。
それでも、前を向き、希望を語った彼女の手助けをしたことを悔いることはないだろう]
[>>68の声には小さく頭を振る。 メルヤは手を貸しただけ。自ら動いたのは、ケイト自身だった。]
(73) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃
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僕は少しだけ器用で小回りがきくだけだよ、ケイト 君の芯の強さこそ、みんなの希望だった。
――僕の寒さも少し和らいだ。
ありがとう、ケイト。 [嘘を、つかないのは自己欺瞞。 罪悪感など募らせないため、本当のことしか口にしなかった。
希望は、希望でしかなく。叶えられないことばかり。
けれど数日。彼女のひたむきさを見て、最後まで心を砕くケイトを見つめる。]
(74) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃
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ケイト、会えたら”また”ね
[――会えたらと付けるのが彼の精一杯だった]
(75) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃
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[見張りの目眩ましにはなってくれたようだ。白靄の中駆けるケイトになるだけ悟られぬよう、消化器を噴射する。 時間は短い。耳を欹て、距離とケイトの足音で無事に通り過ぎたであろうことをメルヤが巡らせる。
藻掻く見張りの二人目掛けて、ほとんど空になった消化器を放り投げた。
その後は騒ぎに乗じて全力で疾走する。ケイトがいる時よりも素早く、不審がないように動きながら白衣を職員専用のルームに脱ぎ捨てて駆け出した。
隔離区域に入っても何箇所かでやり過ごしたり、時には二階の壁に張り付くような、無駄な体力を使ったがどうにか凌げたようだ。]
(76) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃
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(どうか無事で)
[ケイトがどうするかはわからない。そのまま、キルロイと共にどこかへと行ってたとしても、構わなかった。
ケイトの不在を悟られぬように松葉杖を回収して、元の空室へと戻る。
松葉杖が床に落ちる音が遠くに響いた。普段鍛えていようとも、さすがに体力の限界だ。重傷とまではいかない怪我の程度でも酷使し過ぎたが、ここで倒れるわけにはいかない。
鎮痛剤はまだ効いているようだった。体を少し休ませれば、動けるだろう。
白衣を空室に置かれている、薄い毛布の下に隠してメルヤ自身は空室の隅でやり過ごした。自分の部屋に、戻る体力は惜しかった*]
(77) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃
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―どこかの空室―
[――…数十分は休んだだろうか。 まだやることが、あった。 ケイトを逃した以上、隔離施設に何らかの処置が施される恐れがある。 こちらにいるユリやタルト。ナナオやトレイルも杞憂だった。]
……倒れるのは後でいいから もう少し頑張れよ、メルヤ。
[かじかむような手を叱咤する。意識が茫洋としそうになるのを留めているのは、最早気力だけだと言っても良かった。 全身は冬の外に投げ出されたまま、負傷して治療を受けていない。
それでも。治療を受けて”掴まる”前に為すべきことがある。]
……タルト、のとこ行くなら。 もうちょっと、笑わないとね。
[松葉杖は空室のベッドの下へ。白衣は悩んだ挙げ句に一着着込んだ。先ほど見張りに投げ飛ばしたのでここにあったのは有り難い。 そうして今日、何度目になるかわからない。鎮痛剤を口に含んで、噛み潰した。苦味が広がる。味覚があるということはまだ大丈夫だろう。鎮痛剤も、もうほとんど気休めに近いのかもしれないが。]
(94) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 01時頃
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―タルトの部屋― [まだ幼いとはいえ女の子には違いない。妙なとこだけ確りと気にしながら、小さくノックする。]
タルト、起きてるかい?
[呼び掛けに応えはあっただろうか。そっと、ドアを開く。 起きていたなら、白衣を着ているメルヤをどう思うかは、知れなかった。]
(95) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 01時頃
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[>>95タルトは部屋で眠っていただろうか。ナナオの部屋に行くように――そうメッセージを残して置いた。
トレイルとの話は…恐らくそろそろ終わっているだろう。
足取りは覚束ない。熱と寒気が襲っていた。]
……ん?
[>>125壁越しに手をやっている顔見知りを見掛けた。 不思議とどうとも思わない。――ただ、寒さが増したような、奇妙な感覚がした。]
トレイル、君。ナナオと、彼女と話し終わったのかい?
ていうか目も見えないなら部屋まで送るよ。
[溜め息ひとつ。どうやらまだ休めなさそうだ、とひとりごちた*]
(127) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 22時半頃
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[>>131を見て盛大な溜め息が零れた。 ――嫌だな、と思う。何も映さなくなった双眸。ならば探られにくいだろうけれども。 ] …無理して笑わなくても、いいよ
[泣かせた、という言葉にひとりごちる。 ナナオのことも杞憂であったが、盲目のトレイルを残す方が忍びない。]
君じゃなくてメルヤね、メルヤ。 ちなみに君はトレイル。初めましてじゃなくてちょっと振り以上
頼み事? いいけど、なにかな?
…取り合えず部屋、案内するよ
[(――あれ?) ぶっきらぼうな口振りに目を瞬く。]
(134) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 23時頃
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……――ネイサンが、死んでたんだ
[ぽろり。隣を歩いていたのを一歩先に歩いて。零したのは、必要のないものを、切り捨てたからかもしれない。勝手に口が開いていた。そんな、感覚]
(135) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 23時頃
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[真冬の情景が、視界に浮かんだ。ここは病棟の筈なのに。少し、気を緩めたら――どこかに意識を持って行かれそうだった。]
[呟かれた名。返すのは、やや荒い息。瞳がかちあったのは、気配が鋭いのか。 なにももう見えていない筈の、彼の水晶の瞳を見つめる。 落ちつかせるように。もう何も映していない、双眸を。]
花、ね。 ……いいよ、君はあの花が好きだからね。
[どことなく、無感情に呟きつつ、部屋へと誘導させた。]
[>>142が頭を撫ぜる。驚いたように目を見開く。]
(152) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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――……”トレイル”
[真冬の空の下の子どもが――いなくなった。視界に映っていた、風花が、消え失せる。
わかっていた。知っていた。だから、置いてきたのに。 余計なことをしないように、置いてきたのに。
あの時、メルヤはピエロの彼の名を呼んでいたけれど ”いま”待っていたのはトレイルだった。
……――ネイサンが、死んでいたんだ。
それを、どうしても彼以外に、言えなくて。傷付いた心を隠していたかった。]
(153) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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………〜〜〜〜〜〜ッ [涙を、堪えるので精一杯だった。何時だって、そう。 いつも、敵わない。叶えられない。望みに添うことも出来ない。]
嫌だよ。 そんなに気になるなら君が、見に行けばいいよ。
……――まだ平気なら、出来るだろ。
連れてってやるから、行けばいい。
[眦に、涙が溜まってきた。熱を帯びた体が、急激に、冷え込む。 ああ。こんな時に――余計な”心”が邪魔をする。
いつだって望みは、叶わない。 静かに。静かに見届けたかったその望みも、もう叶わない。]
(154) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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あー、もう。最後までこの、格好つけようとするんだ!
黙って消えたい?何も遺したくない? どっちか知らない。知るもんか。
でも、トレイル。君には…誰もいなかったなんて。 憶えて無くても僕が言わさない。
……言わさない。
僕は…… 君の最期を、見届けるってずっと
ずっと決めてた、んだ…… [声は、不格好なぐらい震えていた。
その感情《こころ》は最後の名残? それとも繕い? どうでも良かった、どうとでも、良かった。]
(155) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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――――……泣いてない。
[>>165目が見えない相手に、強がってみせる。普段の、普段通り過ぎて膨れ上がる怪訝さがあった。 開放区域に居た時には、彼は感情を落としているかのようで。
……泣いてない。
[声が震えないように意識した。心が、溢れるような感情が、堰を切ってしまって止まらない。 嗚呼。嫌だな。いつだって自分の心は儘ならない。
いつだって――。 僕は、こいつの近くでないと泣くことすら出来なかった。(>>5:+144)]
いつもだよ! 僕以外の前で、いつも、格好つけて苦しくない振りしてどうでもいい振りして 少しぐらい……何でもいいから、みっともないぐらい求めれば良かったんだ
[空中を切った手を、涙を溜めた瞳で追う。勝手に撫でてくる、その手は暖かった。 滲むものを乱暴に拭った。包帯が緩んでいたのか、目尻が少し鱗で疵を付ける。 つ、と伝う血が目の前を赤く染める。]
(181) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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バカはどっちだい。 ……そんなことわかってるよ。わかってるんだ。
[喪失は、恐怖だ。想いを遺すひとも、想いを汲み取ったひとも喪われていく。 何の気負いもなく慕ったピエロの彼も、喪われていく。
いつまでも、いまだって、恐ろしい。喪う痛みになど、慣れやしない。]
(みんな一緒に消えられたら、良かったのにな。)
[――退廃に包まれた望みが叶わないことなど、わかっていた。]
(182) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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